• 検索結果がありません。

コンクリート用化学混和剤の新しい利用法に関する研究 : 遅れ添加したコンクリートの性質について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "コンクリート用化学混和剤の新しい利用法に関する研究 : 遅れ添加したコンクリートの性質について"

Copied!
10
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

コンクリー ト用化学混和剤の新 しい利用法 に関する研究

一 ― 遅 れ 添 加 した コン ク リー トの性質 につ いて 一一

西 林

新 蔵

*・

井 上

正一

*・

植 田

純 一

*。

重 広

正 治

*

(1977年 5月 31日 受 理)

The NOw Application of Concrctc Admixturc

The propertics of toncrctc relaycd addition of

adH工

xturc and fiowing concretc―

Shinzo NIsHIBAYASHI*, ShOiChi INOUE*, JuniChi UEDA* and Masaharu SHIGEHIRO*

(Received May 31,1977)

The chemical admixture for concrete(abbre ated is admixture)are usualy added to the concrete mix i4 0rder to improve the work2bility of fresh con― crete,increase the compressive strength and durability of hardened concrete, and to improve other Physical properties.

In general, these admixture are dissolved in water first, then added to the concrete materials prior to the beginning of the concrete mixing.

As the results oだ many tests, it was found that the wttter reducing action and efFectiveness of the admixture can be greatly enhanced by purposely changing the ti■ling of admixture addition to the concrete mix.

In this study, 三ollo鞘′ing three concrete are considered.

(1)Original concrete : Concrete without adH xture(Plain COncrete)and COn_ crete m′ith admュxture、vhich are added to concrete mュ x at the ordinary mixing period (ad■ ェiXture concrete). (2)COncrete delayed addition ol admixture : Concrete produced by t“ e delay―

ed addition oE admixture, Dosage o£ admixlure addPd at 60 min. delayed time into the plain base concrete mix.

(3)Flowing toncrete : Dosage of adHiixture added at 60 min. delayed time into the admlxture concrete being used as the base. For threc kinds of concrete mentioned above, slumP, bleeding, setting time (penetration resistance), entraind air content, bulk density, compressive strength and dynamic modulus of elasticity are studied experimentally,

Fol1647ing advantages can be expected when the suitable admixture is used ヽ7ith the appropriate chice of concrete deScribed above ;

(1)Retempering of admixture(recOVery of slumP,retardation oF setting time, reducing of bleeding, etc,)

(2)TO prOduce llowing concrete

(3)TO imprOve the water reducing actiOn of adェ lixture

These advantages can be achieved economically without any derogatory eFects on the final ProduCtS・

(2)

1.

え が き 最近

,河

川の維持管理や環境保全の立場か ら河川産骨 材の採取に対する規制が一段 と厳 しくな り, コンク リー ト用骨材に最も適する河川産骨材 の入手がほとんど不可 能にな った。そのため

,砕

,砕

,山

,海

,人

工 軽量骨材

:高

炉スラグ等を コンク リー ト用骨材 として使 用される機会力歩 くな り,さ らに,コ ンクリー トの打設 に新 しい施工方法 (ポンプエ法

)が

導入され

,あ

らゆる 施工現場で盛んに利用され るようにな った。また一方, コンクリー ト構造物の設計上の要請か ら

,鉄

筋量が多 く かつ断面の薄い部材が多 くな り,このような部材ではコ ンクリー トをかな り軟練 りにしない と完全な打設が期待 できない。 これ らの問題点はいずれ もフレッシュコンクリー トの ワーカビリチーと関連することであって

,最

近,フレッ シュコンクリー トの性質を根本的に見直そうとする気運 が非常に盛んになってきた背景の一端はまさにここにあ ると云えるのである。 一般にコンクリー トは

,練

混ぜ後

,時

間の経過 ととも にコンシステ ンシーが低下す る。とくに高温時に施工さ れる暑中コンク リー トにおいては

,温

度の影響を強 く受 けるためにコンシステ ンシーの低下が著 しく,さ らにコ ール ドジ ョイ ン トやひびわれの発生

,強

度の低下などの 種 々の悪影響が硬化 コンク リー トにおいても現われる。 暑中コンクリー トに対 しては

,水

分の急激な蒸発や コン システ ンシーの低下などを考慮 して

,配

合設計の段階で 単位水量をやや増加 させた り

,化

学混和剤 (高性能 の凝 結遅延型減水剤

)を

使用 して減水 と凝結時間の遅延を図 った り

,養

生を厳 しく管理 した りす るなど種 々の対策が 講ぜ られている。 しか し

,前

述 した暑中 コンク リー トに対す る種 々の対 策の中で最 も効果的な方法 と考え られている化学混和剤 の使用の場合においても

,運

搬中のコンクリ… 卜性状の 経時変化,とくに コンシステ ンシーの低下の問題を完全 に解消することはできない1)。 このため

,高

温時に製造 し施工す るコンクリー トに有効な化学混和剤の開発ない しは混和剤の合理的な使用法に関す る研究が実用上極め て重要 とな ってくるのである。 化学混和剤は一般に混合用水 とともに使用されている が

,

剤 の添加の時期を コン トロール (いわゆる遅れ添 加

)す

ることによって, コンシステ ンシーの低下をある 程度まで回復・ 復元できることが知 られ ている。このこ とは建築用の軟練 リコンクリー トを対象 とした研究で確 認されているが2),3),4), _般 の土木工事に用い られてい るような硬練 リコンク リー トの場合に

,剤

の遅れ添加に よって

,ど

のような効果が期待できるかは明確にさ浄て いない。 硬練 リコンク リー トにおいても

,水

セメ ン ト比を変え ることな く現場で適当な軟かさのコンクリー トが施工で きれば,また凝結遅延作用を有する減水剤を遅れ添加す ることによって

,ベ

ース コンクリー ト(遅れ添加前のコ ンクリー ト

)の

凝結時間を コン トロール し,コ ンクリー トのワーカビリチーを長時間にわたって維持することが できれば

,施

工性の見地か ら多大のメ リットが期待でき るのである。これ はまた

,混

和剤 の特性の一つであるワ ーカビリチーの改善をよ り効果的に発揮させる有効な手 段の一つであ り,さ らに減水剤を遅れ添加 した コンク リ ー トの特性を十分に究明することによって

,剤

の減水作 用のメカニズムをより明確にす る糸口を捉む ことも期待 できるのである。 本研究は

,混

和剤 (主として減水剤

)の

遅れ添加の問 題を採 り上 げ

,

コンシステンシーの低下の 防止及 び復 元

,硬

練 リコンク リー トの高流動化

,減

水剤の減水効果 の向上などについて実験的に検討 し

,化

学混和剤の新 し い利用法の確立を目的 としたものである。

2,実

)使

用材料 セメン トは学部輿産社製の普通 ポル トランドセメント を

,粗

骨材は砕石を

,細

骨材 は海砂 と砕砂を混合 し土木 学会標準粒度範囲内に入 るように粒度調整 したものをそ れぞれ使用 した。 混和剤には, リグニ ンスル フォン酸塩系遅延型減水剤 (標準 タイプ (ポブ リス

No.8,

略号

WR―

N)と

空 気連行タイプ (ポゾ リス

No.8A,

略号

WR―A),

ポ リオール系高強度用減水剤 (ポブ リス

NL 4000,略

NL)及

AE剤

(ビンブール

,略

AE)を

使用 した。 121 コンクリー トの配合 原 コンクリー ト及び遅れ添加用のベースコンクリー ト の示方配合を

Table r,Hに

示す。 配合条件は

,土

木用 コンク リー トとして最 も使用頻度 が高いと考 え られるものを想定 し

,

単位 セメン ト量を 350k9/だ と一定に選んだ。原 コンクリー トおいては,ス

(3)

鳥 取 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第

8巻

Table I Mix proportions of oridinal concrete

179 241 P﹂ 一 WR・N 一 WR・A 一 AE 一 NL For AE, VR―

N

andWR―A

4〇 一 38 一 38 一 38 一 42 1089 1132

CxO,25%

1134 1104 c×0.25%

20∝

/ぜ 1120 1300「Gc/

I C=100k9

Remarks,PL:Plain concrOte(WithOut admixture),WR―

N:Water reducing admixture― normal type,WR―A : ヽVater reducing admixture― air type, AE : Air entraining agent, NL i Superplasticizer

Table II Mix proPortions of base conCrete for delayed addition of admixture

Fine IVateri Cemen Aggregate(19/雷)

ず見

舒う

)│

イ弱

1斑

7.5±1

For NL

1歩5±11 ランプは7.5± l cm,細 骨材率

(S/,)は

プ レー ンコン ク リー ト(混和剤無添加のコンクリー ト)の 40%を基準 とし

,混

和剤を添加 した コンク リー トでは空気量の増減 に伴 って S/,の 補正を施 した。また,ベースコンク リ… 卜においては,Sル を 38%と し,スランプは7.5± l cm と2.5± l cmに選んだ。なお

,NLを

遅れ添加す る場合 のベースコンク リー トは,S/′ を

42%,ス

ランプを2.5 ± l Cm に選んで配合を設計 した。これ らの配合におけ る単位水量は

,上

記 の条件を満足す るように試 し練 りに よって決定 した。

6)試

験項目 本試験においては,Table IIIに 示す3種類 のコンク リー トに対 して

, Table lvに

表示 した試験 を 実施 し た。なお

,3種

類のコンクリー トは次のように 定義 す る。

a)原

コンクリー ト

プ レー ンコンクリー トお よび 混和剤を練混ぜ時に添加 した コンク リー ト

b)遅

れ添加 コンクリー ト

練混ぜ後60分経過 した

(%)│(19/4f)│(19/

ル ー ンのベースコンク リー ト(単位水量を 2種 類に設 定

)に

混和剤を遅れ添加 した コンク リー ト

C)高

流動化 コンクリー ト

練混ぜ時に混和剤々添 加 したベースコンクリー トに

,異

種 の混和剤を遅れ添加 した コンク リー ト 試験項 目お よび 測定時間 を一括 して Table ttVに 示 す。これ らの試験はいずれ も JISあ るいは

ASTM(凝

結試験のみ

)に

規定されている試験方法に準拠 し,さ ら に全ての配合についてそれぞれ 2回 づつ試験を繰 り返 し 行な った。 14)試験方法 コンクリー トの練混ぜには容量 100ゼの強制撹伴式 ミ キサーを用い

,練

混ぜ時間は 3分 間 とした。練混ぜを完 了 した コンクリー トは

,表

面か らの水分の蒸発を防 ぐた めに湿布で覆い

,Table Wに

示 した試験を練混ぜ水が 材料 と接触 した瞬間か ら3時 間経過す るまで行な った。 2.5±1

(4)

Table III Combとations of admixture in COncrete Classifications oだ Concrete OttginaI ConCrete Concrete produced by the delaycd additiOn of admixtu

躍留器

addttbn

Flowing concrete Symbols

PL

AE

WR―

N

WR―A

NL

PL―

AE

PL―

WR―N

PL―ヽヽたR―

A

PL―

NL

WR―

N―

AE

AE― ,VR―

N

Admixture for the base concrete*

Non

AE

WR―N

WR―

A

NL

Non(PL) VR―嶼

AE

AE

ヽVR―

N

ヽΥR―

A

NL

AE

ヽヽアR―

N

* An admixture is added into the mixer at

器 An admlxture ls added into the mェ xer at

initial mixing

delayed time(60 min.after initial mixing)

Table IV Pians of test

Classifi― cations of concrete Items of test O ginal concrete Base and Elowing Concrete Compressive ―――――――――I strettgth*

Elapsed time aFter admixture

added(min.)

二十

〇一 〇

│○

三十

│―

― 一 ― ― │ 〇 一 〇 〇 一 〇 一   一 〇 一 〇 一 〇

Properties of original cOncrete Elapsed time after mixing(min・ )

* :Inclided dynamic ttodulus Of elasticity

(5)

3.実

験結果および考察 (1)ス ランプ (コ ンシステンシー) 原 コンクリー ト

,遅

れ添加 コンクリー トおよび高流動 化 コンクリー トそれぞれにおけるス ランプの経時変化を Fig.1∼

3に

示す。 1)原コンクリー ト (Fig.1) 練混ぜ後 1時 間および2時間経過 した コンクリー トの スランプ低下率は

,PLで

35%(ス

ランロプスで約2.5

Fig. 1 Relationships between slump

psed time(original cOncrete)

鳥 取 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第

8巻

Fig。

3 Slump

crete) and elapsed ime(fiOWing con― clll)と65%(5 cII)であるのに対し

,混

和剤を用いたコ ンクリー トでは

,そ

れぞれ50∼60%(3.5∼4.5 cm)と

75-90%(5.5∼

7 cm)とな り

,後

者の低下率の方がやや 大きい。しか し

,練

混ぜ後 3時 間経過すると,スランプ の低下率は85∼

90%(ス

ランプロス :約 6.5∼7 cm)と なり,コ ンクリー トの種類による差はほとんど認められ なくなる。

and ela- 2)遅

れ添加 コンクリー ト

(Hg.2)

セ Ю 8 6 ︵ E じ ︶   d E P ∽

Eはpsed tinc(min)

Fig,2融

m盟

置電

鞭藩錠押

e

ω

dayed

ベース コンクリー トにおける単位水量の多少

,す

なわ ちスランプの相違のいかんにかかわ らず

,混

和剤を遅れ 添加す ることによってスランプが大 巾に回復す る。この スランプの回復の程度は

,Table vに

示す 混和剤の減 水率によってうかが うことができる。すなわち

,剤

その ものが有 している減水率 とスランプの回復か ら換算 した 減水率 とを比較すると

, AEと

NLは

ほぼ同 じ減水率 と なるのに対 して

, WR系

統は遅れ添加時の減水率 の方 がやや小 さ くな っている。 これは

,WRは

主 としてセ メン ト粒子 の分散作用によって減水性が発揮され

,そ

の 効果はセメン トが水 と接 した瞬間か ら始 まるので

,あ

る 程度水和が進行 した後での分散効果が低下するためと考 え られる。また

,WR一

Aの

方がWR―

Nょ

りもスラン プが大 きく現れ るのは

,前

者では空気が連行され るか ら である。さ らに

,単

位水量が少ない場合の方が空気連行 によるスランプ増大の効果が大きいことを示 している。 いずれの遅浄添加 コンクリー トにおいても

,混

和剤添 加後のスランプ低下率 は

,原

コンクリー トのそれよりも ― │・ri 176 X9′耐 _ _wi 167短′m' Ю nc   N A ∞ E R . R . ﹂ 麟 PL. A PL. W 四 欄

(6)

Table V Kinds of concrete and chemical admixtures used Original concrete water content HP) (k9/ぜつ 176 1 167 mated by slump recovery

0 1 0 小さく

,し

か も添加後2時間経過 した時のスランプは, 原 コンクリー トにおける 3時 間経過後のスランプと同じ かやや大きく

,混

和剤の遅れ添加 の効果が明確に現われ ている。

NLは

遅れ添加後に約 13cmの スランプ増 とな り

,そ

の後は2時間経過 してもスランプロスぃ僅か l Cm程 度 である。これは

,NLの

減水率が非常に大きい ことと非 空気連行性 (スランプロスには空気量の減少によるもの も合まれる

)で

あるためと考え られ る。なお

,NLを

混 和 したコンクリー トの特徴 として

,撹

伴を停止すると端 極な偽凝結を呈 し

,数

分後に組骨材 と水 とが完全に分離 す るが

,撹

伴を再開するとこのような現象が消失 し再び ヮーカブルな コンクリー トとなる。しか し

,遅

れ添加後 30分以降ではこのような現象が現われな くなるので

, N

Lを

用いた コンクリー トを長時間運搬する場合には少な くとも添加後30分間はアジテー トすることが望ましい。 3)高流動化 コンクリー ト

AE斉

1を用いたベースコンク リー トに減水剤を遅れ添 加 したもの (AE―WR―

N)と

減水剤を用いたベースコ ンクリー トに

AE剤

を遅れ添加 したもの (WR―N―

AE

)に

おけるスランプの経時変化を

ng,3に

示す。 AE―WR―

Nは

WR―N―

AEに

比 して コンシステンシ ーの改善の程度が著 しいが, これは遅れ添加に用いた混 和剤の減水率 の差によるものである。従 って

,空

気量が 減少 したときにそれを回復することを目的 として

AE剤

を遅れ添加する場合を除き

,AE斉

よを遅れ添加 してもコ ンシステンシーの回復・ 復元はあま り期待できない。す なわち,コ ンシステ ンシーの回復・ 復元を 目的 とする遅 れ添力Π用混和剤には

,

減水剤あるいは

AE減

水剤の使 用が望ましい。 12)凝結試験 凝結試験の結果を Table ttVに 示す。 1)原コンクリー ト 原 コンク リー トの始発時間 は

,練

混ぜ後60分経過後に 採取 した試料の方がやや遅 くなる傾 向が見 られる。この 始発時間の遅れの程度は

,遅

延型減水剤

(WR系

)で

大きく(約1時間となる

),他

の混和剤では約30分程度 である。この遅れは

,混

和剤そのものの遅延効果による 以外に

,試

験の方法 (ブリージング水を除去 してか ら試 験するように規定されている

)に

も起因す ると考えられ る。 終結時間は

,

遅延型減水剤を 用 いた コンク リー トで は

,採

取時間が遅 くな った時間だけ終結 も遅 くなってい る (遅延効果が継続 してい ることを示す

)が

,他

の混和 剤

(PLを

合む

)で

は練混ぜ直後に採取 した試料の終結 時間とほとん ど変 らない。 始発 と終結 との時間差で比較すると

,練

混ぜ直後に採 取 した試料では

PLと

AEは

ほとん ど変 らず約120分 であるのに対 して

,減

水剤では160∼ 170分とかな り長 く なる。一方

,練

混ぜ後60分経過後に採取 した試料では,

PL,WRは

それぞれ120分,165分 で練混ぜ直後の試料 のそれ と変 らないのに対 し

,AEで

は約 100分

,NLで

は約 120分とな り

, AE,NLで

時間差がやや短 くな っ てヤヽることがわか る。

2)遅

れ添加 コンク リー ト 遅れ添加 コンク リー トの凝結時間を

PLの

それ との比 で表わす と

,AEで

約1・

4,NL,WRで

約 2.2とな り,

(7)

鳥 取 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第

8巻

Table VI Satthg ti14e

CIassifications oE concrete ヽVater content (k9/∬)

1舗

輔 給

Original concrete Delayed addition adm. concrete 179 167 150 150 148 PL(none)

AE

NL

WR―N

WR―A

5--12 6--15

8-27

11--44 11--38 7--12 8--18 11--18 14--27 14--07 7--14 5--30

6コ

8

9-04

12--44 12--32 6--57 10--20 11--15 11--56

7-32

8--26 11--00 15--26 15--15 9--00 13--21 13--57 14--22 7--33 AE NL

WR N

WR―

A

AE

WR―N

WR―A

6--52 11--12 11--56 8--46 13--57 14--28 Flowing ConCrete 167 150

AE

WR―

N

WR―N

AE

│ ::電

: │ 19--20 16--33 これは混和剤を遅れ添加することによって, コンク リー トの打設可能な時間を延長できることを示唆するもので ある。なお

,遅

れ添加 コンク リー トの凝結時間 と60分 過後に採取 した原 コンクリー トのそれ とを比較すると, 前者の方が

,NL,AEで

は遅 くな り

,WRで

は速 くな る傾向が見 られた。

3)高

流動 コンク リー ト

WR N―

AEと

AE―WR―

Nと

の凝結時間には2∼3 時間の差が認められた。これ らのコンク リー トは本質的 には同 じであるにもかかわ らず

,混

和剤の添加順序によ って凝結時間が著 しく異なる。すなわち, コンクリー ト を練 り混ぜ る際に添加する混和剤 と遅れ添加剤 との組合 わせが適当で

,異

常凝結や硬化 コンクリー トの性質に悪 影響を及ぼさない限 り

,遅

延型減水剤を遅れ添加剤 とし て使用する方がその効果をより発揮できることを示唆す るものである。 (5)プリ…ジング ブ リージングと経過時間 との関係 の一例を

Fig.4に

最終 ブ リージングと採取時間 との 関係 を Fig.5∼

7に

示す。 原 コンク リー トの場合

,混

和剤を添加することによっ てブリージングはかな り小さくな り

,特

に練混ぜ直後を

Fig. 4 Re】 ationships between bleeding and

sampling Or elaPsed time (original

concrete) 測定 の基点に採ると

,AE剤

よりも減水率 の大 きい減水 剤の方がブ リージングを小 さ くす る効果が大きい。しか し

,練

混ぜ後2時間あるいはそれ以降を基点に採 った場 合には

,添

加 した混和剤による差 がほ とん ど認められな くなる。 遅れ添加コンクリートの場合は

,AE斉

Jの効果

,す

な わち空気の速行による効果が大きく現われ,AE ttJの方 が減水剤を遅れ添加したコンクリー トよりもブリージン グがかなりだヽさくなる。 ︵ o , ︶ 9 E O ● o 一 n 勁 n︲ 獅 m 弾 ∞ 亜 2。 ing ∞

(8)

Hま

5酢

挺ぬ縄 耀

e酢

同様 の ことが高流動化 コンク リー トについ て もい え,

AE剤

を遅 れ 添加 した コンク リー ト(WR―N―

AE)の

方 が AE―

WR―

Nよ

りもブ リージ ングを 小 さ くす る こ とができる。従 って

,ブ

リージングをガヽさ くす るとい う 観点か ら遅れ添加に用いる混和剤を考える場合には

,減

水剤 よりも

AE剤

の方が

,

減水剤の場合には空気連行 バイプ (Aタ イプの方が効果が大きい。しか し

,表

面仕 上 げのし易さ (フィニ ッシャビリテー

)の

点か ら考える と許容され る範囲でブ リージングが存在す ることが望 ま しいので

,凝

結時間の遅延 とブ リージングとの関連にお いて遅浄添加剤を選定する必要がある。 (4)圧縮強度 (動弾性係数を含む) 材令28日における圧縮強度試験 の結果お よび動弾性係 数の測定結果を ■

g.8,9に

示す。なお

,圧

縮強度 と動 弾性係数 との間には直線関係が認めら浄てい るので, こ こでは主 として圧縮強度について考察を加えることにす る。 1)原コンクリー ト (Fig.8) 全般的に

,試

料採取時間が遅 くなるとともに圧縮強度 が大きくなる傾 向が認められ

,練

混ぜ直後に採取 した試 料の圧縮強度に比 して

PL,AEで

10%; WRで

約 20%の強度増が見 られた。 なお

,NLで

は約 70%の強 度増 とな っているが

,動

弾性係数の変化か らは この傾 向 が見 られない。

2)遅

れ添加 コンクリー ト(Hg・ 9) 遅れ添加直後に採取 した コンクリー トの圧縮強度は,

WR―

Nを

除 き

,

ベースコンクリー トのそれ よりも低 く

,そ

れ以降に採取 したものは遅れ添加剤 の種類のいか んにかかわ らずほぼ一定の増加割合で強度が発現する。 この強度増は

,遅

れ添加後2時間で採取 した コンク リー トで約20%でぁるが

,PLょ

りも大きい強度が得 られた のは

WRシ

リーズのコンクリー トだけである。WR―

N

における強度の発現が著 しいのは

, AEゃ

WR―

Aで

は遅れ添加直後の連行空気量が大きいのに対 して

WR―

Nで

は空気量がほとんど変ち ない ことか ら

,

空気 の連 行による強度減が現われなか ったためであろ う。なお,

NLを

遅れ添加 したコンク リー トの強度減は著 しいが, 動弾性係数の測定結果ではこの傾向が見 られない。この ように

NLの

増合

,

圧縮強度 と動弾性係数 の傾向が必 ず しも一致 しないが,こ の原因の一つに

,異

常凝結が著 しく供試体の製作上なんらかの不備があった ことが考え ら身tる。 ︵ o手 ︶ の C 一0 し o 一m ︵ o卜 ︶   ⑭ C 一O ф ф 一m bleeding concrete)

さ屯. 6 Fhal bleeding and sampung tiェ ne(dO― layed addition admo concrete)

Samping tirre(min )

3解

nCrde_w.

△PいWR―N ____w. ▲PとWR_A △AE―WR―N O WttNム E 鼠 bebre dOsage of ad m t after dosage of ad m 0 60 120 180 Sampttng time (min )

Final bleedhg and sampling thne

(110Wing concrete) Fig. 7

(9)

160

140 鳥 取 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第

8巻

247

O PL

WR―

A

AE

NL

WR―

N

0 60 120 180

5ampting time(min)

知       00 0 5 “ ﹂     〓 ︺ ⊂ o ﹂ 中の 0 0

Ш

O 〓 “ 匡

9o

9o

80b

60 120 180

Sampting time(min,)

60 120 180

5ampting time(min,)

0 60 120 180

Sampting time(min,)

Hg.8 Ret8た

宿Ч録ニ

Sl Strengh raio or DoMoE.ra柱

鳥巌蹴

t鍵

rig五

1 28 days,D.M.E. :dynamic鷲

o PL

● PL―

AE

oAE―

WR―

N

eWR―

N―

AE

XWR・ N

・N ・A R R L W W N し L し E P P P A △ ▲ □ ■ 20 ∞ 80 60 ︵ c 予 ︶ ︵ 面 よ ∪ ヽ P h ︶ ︶ O 〓 硝 ﹂   至 中 C O ﹂ ギ め ︲0           00

×

o r 可 匡 40も

Hい

9辮

報 慧燃 穂 留 畿撤

,猛

乳鶏 記 辞

i!尋

躍 輩

奨 蝶

:

1協

苦辞鴛無

t巳:ず

City・

B:base concrettt D:α

'fユowing cOncrete)

(10)

3)高

流動化 コンクリー ト (Fig.9) 高流動化 コンク リー トにおいても

,遅

れ添加 コンクリ ー トと同様に

,遅

れ添加直後に採取 した コンク リー トの 強度はベースコンクリー トの強度 よりも小 さいが

,採

取 時間が経過するとともに強度が増進す る。さらに

,AE

を遅れ添加 した高流動化 コンクリー トの強度は

,WR―

N

を遅れ 添加 した コンク リー トよりも強度 の発現が小さ ヤヽ。

6)そ

の他 本試験では

,空

気量の変化 と単位容積重量の変化につ いても測定を行な ったが, ここでは結果のみを簡単に記 す。 1)ス ランプと同様に空気量も時間の経過 とともに減少 し

,そ

の絶対値が大 きいものほど減少の程度が大きい。 さらに空気の連行性は

,AE斉

」を練混ぜ時に添加す るよ りも遅れ添加 した方が良好であることが認められた。 つ 単位容積重量は時間の経過 とともに増加す る。遅れ 添加直後における単位容積重量の減少の程度は

,混

和剤 の空気連行性が大きい ものほど大きく

,遅

れ添加後にお いては空気量の変化 (減少

)が

大きい ものほど単位容積 重量の増加は大きい ことが認め られた。

4.結

び 本研究によって

,一

般に使用されている良質 の減水剤 を遅れ添加することによって

,ス

ランプの回復・ 復元, 凝結時間の遅延

,高

流動化などが容易に達成できること が確め られた。遅れ添加 コンクリー トや高流動化 コンク リー トの単位水量は

,ベ

ースコンクリー トのそれ と変 ら ないか ら

,強

,N入

性な どの配合条件は完全に満足 さ れ

,か

つ材料分離が少な く

,施

工性の良好な コンクリー トが得 られ ることになる。 しか し

,AE剤

あるい は凝結遅延型減水剤を使用 した コンクリー トの場合

,遅

れ添加剤 として使用する減水剤 との組合せいかんによっては

,過

大な空気の連行による 強度の低下

,あ

るいは過度の凝結遅延による脱枠時間の 延長などの幣害が起 るおそれ もある。このことは

,遅

れ 添加に用いる減水剤は高性能であることは勿論のこと, 過大な空気が連行 しない,また過度の凝結遅延を起 さな い混和剤が望ましい ことを示唆しているS)。 高流動化 コンクリー トにおいては

,べ

…スコンクリー トと混和剤の遅れ添加によって最終的に得 られるコンク リー トとは,ヮーカ ビリテーの点でかな り相違する。従 って

,高

流動化 コンク リー トの配合は

,最

終点に得ん と す るコンク リー トを 目標 に 設計 されなければな らない が,この点がまた非常に難か しい課題でもある。 今回の研究は基礎的な域を出ていないので

,今

後は実 験条件を種 々変えた試験を行ない

,高

流動化 コンク リー トや遅れ添加 コンクリー トの性状を究明するため努力 し て行き度い。 参 考 文 献 1)日 本材料学会編:コンク リー ト用化学混和剤

,朝

倉 書店

2)岸

谷孝一 :暑 中 コンク リー トのスランプ低下防上方 法に関す る研究

,

セメン ト・ コンクリー トNo. 340, June 1975

3)服

,山

,東 ,飯

塚 :流 動 コンク リー ト,セメン ト・ コンク リー ト

,No.357,Nov.1976

4)嵩 ,池

田 :高 性能減水剤の遅延添加による高流動 コ ンク リー ト

,セ

メ トン・ コンク リー ト

,No.359,

Jan.1977

5)児

,中

,御

所窪 :減 水剤 の新 しい使用方法につ いて一― コンク リー トのスランプ低下の防止

,復

元 と高流動化および減水性 の向上について一一 材料

,(投

稿中)

Table II  Mix proPortions of base conCrete for delayed addition of admixture
Table III Combと ations of admixture in COncrete Classifications oだ Concrete OttginaI ConCrete Concrete produced by the delaycd additiOn of admixtu 〔 躍留器 addttbn Flowing concrete SymbolsPLAEWR―NWR―ANLPL―AEPL― WR―NPL―ヽヽたR―APL―NLWR―N―AE AE― ,VR― N Admixture f
Table V Kinds of concrete and chemical admixtures used Original concrete water content HP) (k9/ぜ つ 176 1        167mated by slump recovery 0        1         0 小さく ,し か も添加後 2時 間経過 した時のスランプは , 原 コンクリー トにおける 3時 間経過後のスランプと同じ かやや大きく ,混 和剤の遅れ添加 の効果が明確に現われ ている。

参照

関連したドキュメント

に関して言 えば, は つのリー群の組 によって等質空間として表すこと はできないが, つのリー群の組 を用いればクリフォード・クラ イン形

(ページ 3)3 ページ目をご覧ください。これまでの委員会における河川環境への影響予測、評

児童について一緒に考えることが解決への糸口 になるのではないか。④保護者への対応も難し

新設される危険物の規制に関する規則第 39 条の 3 の 2 には「ガソリンを販売するために容器に詰め 替えること」が規定されています。しかし、令和元年

工場等に対するばい煙規制やディーゼル車排 出ガス規制等の実施により、多くの大気汚染物 質の濃度が低下傾向にあります。しかし、光化

第1条

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3