H25年度東京都VOC対策セミナー
印刷職場のVOC排出抑制
東京都VOCアドバイザー
P&E
マネジメント 代表VOC排出抑制 化学物質管理
作業環境改善
化学物質管理
化学物質による連鎖汚染
大気汚染 PM
VOC
悪臭化学物質
作業者の安全衛生 危険物/有機則/特化則
がん原性指針 周辺住民
悪臭/VOC
インキ、湿し水、洗浄剤 揮発性有機溶剤 廃油 廃液
印刷で使用する化学物質
●印刷工場の主要な資材であるインキ、湿し水、洗浄剤には化 学物質が使用されている。
●液体やゼル状で使用される化学物質は、一般的に有機溶 剤と言われ、「乾燥性」や「ぬれ性」や「溶解性」等の役割を持 ち、印刷被膜の性能や使い易さを左右する重要な物質である。
●反面、印刷機械や廃ウエス等からは有機溶剤がガスやミス トとなり職場に拡散するので、換気などの適正な管理を怠ると 作業者への健康障害や悪臭、大気汚染の原因物質となる。
●化学物質よっては有害性の強度が異なるので、必ず
SDS
で法規制や有害性の情報を把握し、適性な管理に努めること が必要。印刷工場の有機溶剤
AFソルベント 固形分
エーテル
キシレン
50ppm
エチレングリコールモ ノエチルエーテル
5ppm
141b非
ジクロロメタン50Ppm
IPA
200ppm
ブタノール
25ppm
ミスト
顔料
×塩素系
×フロン系
炭化水素系
オフセット印刷工場
ミネラルスピリット 石油ナフサ 未
△芳香族系
×代替 IPA
H
液>5%
高沸点溶剤
水系 植物油
有機溶剤の混合蒸気
VOC
悪臭
廃油
・
廃化学物質と関連する法規制
化学物質
作業環境
・安衛法(有機則、特化則、がん原指針)
・毒劇法
・消防法
消費者
・食品衛生法・薬事法
・有害家庭用品規正法
・農薬取締法・建築基準法
有害物質
・PRTR法
・化審法
・ダイ特法
・毒劇法
排 出
・水濁法
・下水道法
・大防法・VOC
・自動車NOX・PM法
・オゾン層保護法
土壌・地下水
・土壌汚染法
・農用地土壌法
廃 棄
・廃棄法
・廃PCB法
・フロン回収法 環境保全
= SDS
化学物質の管理
EU指令
Rohs/REACH
外資企業やグローバル企業との取引の場合は有害物質の基準として要求されることが多い
PRTR法
職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3
PRTRとは、有害性のある化学物質が、どの発生源から、環境中に
排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出された かを把握し、公表する仕組み。常用雇用者21人以上の事業者で第一種 指定化学物質のいずれかを1年間に1t以上取り扱う事業所が規制対象。第一種指定化学物質(PRTR制度、MSDS制度の対象物質)
462物質。自治体により規制の上乗せあり東京都(59物質)
100kg/年水濁/下水道/土壌法 大気汚染防止法
VOC規制
○
各法規制により対象とするリスクが異なる⇒化学物質管理体制の確立!安衛法有機則/特化則
悪臭防止法/オゾン 悪臭物質規制から臭気指数での規制へ
水質汚濁/土壌汚染対策 貯蔵タンクの特定施設申請 ガス状で排出される有機化合物をVOCとしている。多くは、
塗料、接着剤、インキ等に溶剤として含有しているため、塗装、
接着、印刷関係施設からのVOCの排出が多い。
SDS 安全データシート
2012/6
(純物質)
2015/6
(混合物)購入資材
国連:
GHS
化学品の分類 および 表示に関する 世界調和システム
MSDS
Material Safety Data Sheet
製品安全データシート
2001/1
PRTR
法毒物及び劇物取締法 労働安全衛生法
(製品)安全データシート(M)SDS
(M)SDSの読み方
GHS分類
物理化学的危険性 健康に対する有害性 環境に対する有害性 ラベル要素
絵表示又はシンボル 注意喚起語
※GHS分類にある区分は、おおよ そ次の見方になります。
・区分1 区分5
(有害性 大 (有害性 小)
・区分外 … 有害性がさらに小
・分類できない…データなし
・分類対象外 …該当しない
更新日確認
物質:
2009/10/1
、GHS:2012/6
組成・成分
発がん性確認
適用法規制
化学物質管理表の作成
分類 タ イプ メーカー名 銘柄名 購入量kg 化学物質 % PRTR 使用量kg 有機則 特化則 がん原性指針 VOC 排出量kg
植物油 Dインキ 1000 AFソルベント 30 1000 ー ー ー AFソルベント 300
ノ ンVOC Oインキ 500 0 500 ー ー ー 0
UVインキ Tインキ 500 0 500 ー ー ー 0
LEDインキ T&K 300 0 300 ー ー ー 0
小計 2300 2300 300
IPA Eテイ IPA 500 イソプ ロピ ルアルコール 100 500( 第2種) ー ー イソプ ロピ ルアルコール 500
H液 N化学 600エ チレングリコールモノ エ チルエ ーテ ル 60 360( 第2種) エ チレングリコールモ ノ エ チルエ ーテ ル 360
小計 1100 860 860
ローラ洗浄剤 Tインキ オチール 500 ミネラルスピ リット 99 ○ 500第3種 ー ー 炭化水素系 500
ブ ランケット洗浄剤 N化学 ブ ランウオッシュECO 1000 灯油 50 ー 500第3種 ー ー エマルジ ョン炭化水素系 500
ジ クロロメタン 90 ○ 450第2種 ー ○ 450
炭化水素油類 10 ー 50 通知物質 ー ー 50
プ ロピ レング リコールモノメチルエーテル 通知物質 ー ー
ノ ナン 通知物質
高沸点溶剤 通知物質
ミネラルスピ リット50% ー ー
ナフタレン 1%
小計 6720 1710 1750
50 プ レートクリーナー FF
Nシーマ
水棒洗浄剤 プ リルクリーンECO
CD-1 20
炭化水素系 200
ー 10 第3種 エマルジ ョン炭化水素系
200 インキ
湿し水
洗浄剤
100
51 200
ブ ランケット洗浄剤 Oクリーン NEWクリーンA 5000
作業環境管理
◯化学物質の「リスク」とは、長時間や高濃度の化学 物質の暴露により人の健康や生態系に好ましくない影 響を与えるおそれのことをいう。
化学物質のリスク=化学物質の有害性×暴露量
◯対策
・化学物質の有害性の把握
・資材の購入量や排出量の把握
・職場の作業環境測定の実施
・有害物質を使用しない資材への転換
・作業環境や方法の改善と防護具の整備
・法規制の順守
化学物質のリスクと対策
化学物質の拡散と健康障害
有機溶剤中毒予防規則
●使われる有機溶剤の区分に応した色による表示
(第1種:赤、第2種:黄、第3種:青)
●有機溶剤中毒予防規則による分類
有機溶剤中毒予防規則では、54種類の有機溶剤について中毒の 発生を防止するために諸規定が定められている。有機則の中で取 り上げられている有機溶剤のうち、有機溶剤の物性等を考慮して、
3つのグループに分けて適用。「第1種有機溶剤等」に区分され ている有機溶剤には、単一物質で有害性の程度が比較的高く、し かも蒸気圧が高いものがなっている。それ以外の単一物質である 有機溶剤が「第2種有機溶剤等」として区分されている。また、
「第3種有機溶剤等」である有機溶剤は、多くの炭化水素が混合 状態となっている石油系溶剤および植物系溶剤であって、沸点が おおむね200度以下のもの。
※有機溶剤(第1種と第2種)の容器にも、メーカーが有機溶剤の名称や取扱上の 注意事項などを表示するよう法令で定められている
有機則の適用範囲
○有機則に定める第1 種~第3種有機溶剤等 を用いて、屋内作業 場等で、印刷、乾燥、
接着、洗浄・腐食と いった有機溶剤業務 を行う場合には、有 機則が適用される 。
○有機則に定められ た「体制や施設の整 備等」が義務化され ている。
第 1 種有機溶剤等 使用
第 2 種有機溶剤等 使用
第 3 種有機溶剤等 使用 使用化学物質の特定と危険性等の把握
屋内作業場等での有機溶剤業務
換気装置等の設置・ 管理
有機溶剤作業主任者の選任
有機溶剤等の区分の表示、 作業主任者の職務と氏名の表示
法定 の 掲示(有機溶剤の人体に及ぼす影響、取り扱い上の注意事項、応急処置等)
作業環境の測定、評価 、必要 な場合改善等の措置
特殊 健康 診断の実施(雇入時、配置替え時、定期( 6カ月以内)
有機則に定めるその他の措置の実施
密閉装置/局所排気装置 / プッシュプル型換気装置のいずれか
有機溶剤の特定(分類)
第1種有機溶剤と第2種有機溶剤を扱う屋内作業場について6カ月以内ごとに1回、定期的に空気中の有機溶剤の 濃度を測定することが定められています。
第 1 種 有 機 溶 剤 等 第 3 種 有 機 溶 剤
クロロホルム アセトン シクロヘキサノール ガソリン
四塩化炭素 イソブチルアルコール シクロヘキサノン コールタールナフサ
1、2-ジクロルエタン イソプロピルアルコール 1.4-ジオキサン 石油エーテル
1,2-ジクロルエチレン イソペンチルアルコール ジクロルメタン 石油ナフサ
1,1,2,2-テトラクロルエタン エチルエーテル N、N-ジメチルホルムアミド 石油ベンジン
トリクロルエチレン エチレングリコールモノエチルエーテル スチレン テレピン油
二硫化炭素 エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー テトラクロルエチレン ミネラルスピリット
①上記に掲げる物のみから成る混合物 エチレンクリコールモノブチルエーテル テトラヒドロフラン
②上記に掲げる物とそれ以外の物との エチレンクリコールモノメチルエーテル 1、1、1-トリクロルエタン 混合物で5%を超えて含有するもの オルトジクロルベンゼン トルエン
キシレン ノルマルヘキサン
クレゾール 1-ブタノール
クロルベンゼン 2-ブタノール
酢酸イソブチル メタノール
酢酸イソプロピル メチルイソブチルケトン
酢酸イソペンチル メチルエチルケトン
酢酸エチル メチルシクロヘキサノール
酢酸ブチル メチルシクロヘキサノン
酢酸プロピル メチルブチルケトン
酢酸ペンチル 酢酸メチル
第 2 種 有 機 溶 剤 等
① 上 記 に 掲 げ る 物 の み か ら 成 る 混 合 物
② 上 記 に 掲 げ る 物 と そ れ 以 外 の 物 と の 混 合 物 で 5 % を 超 え て 含 有 す る 。
がん原性指針と他の規則との比較表
出展:厚労省がん原性指針パンフレット
課題1 印刷業等の洗浄作業における 有機塩素系洗浄剤のばく露低減化
1)印刷業における印刷インク等の洗浄作業
○印刷作業が完了するごとに印刷インク等を短時間で効率よく洗浄できるよう、
有機塩素系洗浄剤をはじめとする揮発性の高い化学物質が多量に使用されて いる⇒ブランケット、圧胴、ローラー、プレート、水棒、渡し胴の洗浄作業があり 使用量や回数の記録(化学物質購入管理表等)が必要
○印刷機の形状や作業の性質上化学物質の蒸気が広い発散面から拡散しや すく、かつ労働者は発散面の近傍で作業を行う必要がある⇒自動洗浄装置
○印刷機は開放型で使用した化学物質は回収されずに作業環境中に放出さ れる⇒UV、IR等の乾燥装置は局所排気あり
○印刷業の洗浄作業に従事する労働者のばく露は他の産業における洗浄作 業に比べて大きくなる傾向?
⇒作業環境測定: 例)ジクロロメタン(管理濃度50ppm)枚葉:7.1~9.1ppm,輪転:1.1~.3ppm
2)有機塩素系洗浄剤はその主成分として、脂肪族塩素化合物(ベンゼ ン環を含まない直鎖又は環状炭化水素の一部が塩素化された化合物) が含まれている。「有機溶剤中毒予防規則」の対象物質でないものも 含まれている。⇒GP資機材認定製品
○労働者に健康障害を生ずるリスクは、物質そのものの有害性だけで なく、ばく露の程度により大きく異なる。
課題2 洗浄作業における
有機塩素系洗浄剤のばく露低減化
有機塩素系洗浄剤に多く含まれている代表的な脂肪族塩素化合物
名称 有機則
分類 がん指針 管理濃度
(ppm) 表示 通知
ジクロルメタン
第2種 ○ 50 ○ ○ (ジクロロメタン、塩化メチレン)
1,2-ジクロロプロパン
─ ○ 10 ○
(塩化プロピレン) 1トリクロルエチレン
第1種 10 ○ ○
(トリクロロエチレン) 1テトラクロルエチレン
第2種 ○ 50 ○ ○ (テトラクロロエチレン)
○印刷業等の事業場で、地下室の内部その他通風が不十分な屋内作 業場で洗浄作業を行う場合には次に掲げる対策を講ずる。
○適切な換気の確保
局所排気装置又はプッシュプル型換気装置を設ける。これが困難な場 合には、全体換気装置(第6条第1項)を設ける。
・局所フードは、発散源全体を囲むか、発散源にできるだけ近い 位置に設ける
・プッシュプル型換気装置は、フードの吸込み気流のまわりを同じ 向きのゆるやかな吹出し、揮発性物質の蒸気をかきまぜること なく発散源からフードの近くまで運んで吸い込むもの。
・全体換気装置は、新鮮な外気を給気口から吹き出して、作業場 内に発散した揮発性物質の蒸気を混合希釈し、作業場内の汚染 された空気を排気口から外部に排出するもの。
・還流型の空調設備を設けることは差し支えないが適切な換気に は含まれない。
⇒作業環境測定を実施し良好、作業環境をデータで評価する
課題3 印刷業等の洗浄作業における
有機塩素系洗浄剤のばく露低減化
化学物質 6万⇒2万
(有害性不明)
安全な化学物質製品への転換
リスクアセスメント実施 ▲
SDS、PRTR、IARC
*脂肪族塩素化合物 表示・通知物質、有機則等
自社の力で
GP資機材認定製品
印刷業界の力で 有機則の法令順守
特化則、がん原性指針、
有機塩素系洗浄剤のばく露低減予防策
640物質
国・法律の力で
*国際がん研究機関
出展:厚労省
GP資機材認定制度基準
洗 浄 剤
・ 湿 し 水
有 害 物 質 の 管 理
有害性 塩素系・フロン系不使用
オゾン層 悪臭 消防法 安 有機則 衛
法
PRTR法
特定悪臭物質22物質を使用しないこと
第4類(引火性液体):引火点で評価
・特種引火物及び第1石油類に該当しないこと
「労働安全衛生法施行令」で製造等が禁止される有害物等を 使用しないこと、並びに特定化学物質障害予防規則、に該当 しないこと
有機溶剤名を明記 物質名を記載
特化則
・製造禁止物質
・第1、2、3類
がん原性指針 ・指針物質は使用しない
毒劇物 水質・土壌 特管廃棄物
特定物質
毒物・劇物特定毒物を使用しないこと
該当内容を記載①特定有害産業廃棄物②廃酸ph2.0以下③廃アル カリ(ph12.5以上④引火点70℃未満
水濁法の有害物質/土壌対策法の第1,2,3種特定有蓋物質を使用し ない
EU/RoHs指令、ELV指令、REACH(SVHC)規制物質を使用しない
特定物質
(
オゾン層破壊物質)を使用しないこと評価方法 グリーン基準
原則 商品
VOC排出抑制
❸
建築工事業 大規模工場発電所 製紙工場
製鉄所
SPM
スモッグ 光化学スモッグ
改善
顕在化
光化学オキシダント
NOX SOX VOC
悪化
❹
印刷業VOC
大気汚染とVOC
PM2.5
印刷とVOC排出
■ 大気汚染防止法では排出口をもち、ガス状で排出される有 機化合物をVOC(揮発性有機化合物)としている。グラビア、オ フセット輪転印刷及び金属印刷が対象施設となり、一定規模 以上の施設が直接規制を受ける。その他の印刷と一定規模以 下の施設は自主的活動でVOC削減に努める。
■ VOCの発生源はインキ、湿し水、洗浄剤、希釈溶剤、ニス、
塗料、接着剤や製版クリーナーに含まれるVOCが自然乾燥ま たは加熱乾燥でほぼ100%工場内外へ排出される。
■ 印刷業の主なVOC排出物質はトルエン(26%)、高沸点石油 系溶剤(26%)、酢酸エチル(14%)、MEK(11%)、IPA(9%)とさ
れる。
(日本印刷産業連合会調べ)■ 今後、目標としていた3割程度削減には引続き達成される見
込みで法規制と自主的取組を組み合わせたVOC排出抑制制
度は、そのまま継続。
施設 規模(裾切り) 排出基準 区分
直接規制対象
自主 規制対象 施設外
乾燥のための送風機能力 能力:27,000㎥/時以上。
排出口濃度 700ppmC 測定:年2⇒1 乾燥のための送風機能力
能力:7,000㎥/時以上。
排出口濃度 400ppmC 測定:年2⇒1
・日印産連グリーン基準
・個別のVOC削減活動 ⇒継続 3.ラミネーター
4.コーター 5.金属印刷 1.グラビア印刷
乾燥施設 2.オフセット輪転 印刷乾燥施設
乾燥のための送風機能力 ・ラミネーター: 5,000㎥/時以上 ・コーター :10,000㎥/時以上
排出口濃度 1400ppmC 600ppmC
印刷関係の大防法VOC規制
■ 自主行動計画対象団体 ■ 対象VOC物質
・ 印刷工業会(会員:95社)
・全日本印刷工業組合連合会(会員:5,669社)
・全国グラビア協同組合連合会(会員:173社)
*会員数は平成24年4月現在
VOC排出削減自主行動計画
■ 実績H24年9月現在
■ VOC排出削減計画(業界全体)
トルエン、酢酸エチル、MEK、IPA、
高沸点石油系を含めた全てのVOC物質
出典:日本印刷産業連合会
I P B
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
②
⑥
④
③
⑤
⑦
② :水船 ・水棒(運、停、)
③ :インキローラー(運、洗)
④ :インキ壺(洗)
⑤ :版胴(運、洗)
⑦ :圧胴(洗)
⑥ :ブラン胴(運、洗)
用紙
湿し水 循環装置
~ ~ ~ ~ ~ ~
オフセット印刷機からの VOC 発散
(運):運転時、(停):停止時
(洗):洗浄作業時
・ブラン液:
500~6000ppmC
・ブラン布:
100~200ppmC
・ローラ洗浄液: ~
IPA H液
①
① :湿し水装置(運、停、)
80~600 ppmC
300
~800 ppmC
100
~600 ppmC 100~200
ppmC
200~700 ppmC
100ppmC
菊全用紙
939
×636
版1030
×800
出典:KOMORI L40SP
×2
×2
ローラー25本/2081φ/6.53m/6.7㎡
版胴/ブラン胴:1030×800=0824×2=1.6㎡
合計8.3㎡
A C B
R D
O
Q
V X
L S K M
H
T U F O
T E
Y W
Z P
版胴 プレートシリン
ダ 版胴 プレートシリン
ダー ブラン胴
シリンダーやローラの表面積は大きい
用紙
有機溶剤・VOC排出抑制対策
オフッセト 枚葉印刷 作業改善
水なし印刷 IPA
5%以下
IPAレス
エチレングリコール
低VOC・植物系
インキ
UVインキ
植物系へ転換
大豆油インキ
布洗浄装置
塩素系 石油系混合溶剤 含浸布
ノンVOCインキ
ダンプニング装置
廃ウエス・残肉容器 洗油容器
廃棄物置き場
密封化
資材転換
自動供給
低VOC製品への転換
見える化 表示・掲示・手順書 換気装置
印刷インキ
湿し水 →IPA5%未満→湿し水循環装置(密封化)
→IPA→×代替IPA(ブタノール他)⇒ノンアルコール
→低VOC H液→ノンVOC H液
→水なし印刷システム
洗浄剤 →×塩素系(有害性)→×フロン系(オゾン層)
→炭化水素系(×芳香族⇒脂肪族
)
→エマルジョン→植物油系(大豆油、レモネン)
→ノンVOC洗浄剤⇒水洗浄
→低VOCインキ(植物油インキ)→ノンVOCインキ
→UVインキ→ハイブッリドUVインキ
→水洗浄性インキ
印刷資材の低VOCへの転換
有害性 の担保
→有機則1種×⇒2種⇒3種⇒非該当?
→総合的な評価⇒GP資機材認定製品○
印刷資材の低VOCへの転換
【湿し水(H液を含む)の低VOC化】
【低VOC洗浄剤への転換】
–塩素系→フロン系→炭化水素系◎→植物油系、水系(共通)
【排出処理の容易さ
(溶剤回収・再利用)】–
単一溶剤型インキへの転換(グラビア×・ドライラミネート◎)【低VOCインキへの転換】
–植物油インキへの転換(オフセット) ◎
–水性インキへの転換(グラビア、表面加工)△
–ハイソリッドインキへの転換(グラビア)○
【ノンVOCインキ・接着剤】
–ノンVOCインキ(オフセット)○水洗浄インキ(オフセット)△
–UVインキ(オフセット○、スクリーン、表面加工)
–プレコートフイルム(表面加工) ◎
大豆油インキ アロマフリーインキ
顔料
助剤 樹脂
50%
顔料
助剤 形
分 樹脂
油分
50%
亜麻仁油他
植物油 石油系
30 %
芳香族 1 %以下
固
~ 40
50%
顔料
助剤 形
分 樹脂
油分
50%
大豆油
(20%以上)
石油系
%
芳香族 1 %以下
固
~
30
20
50%
顔料
助剤 形
分 樹脂
油分
50%
大豆油他
植物油 固
50%
石油系 1%未満
ノンVOCインキ
VOC成分
枚葉オフセットインキのVOC
※日印産連グリーン基準では石油系由来の揮発性有機化合物をVOCと定義
UVインキ
湿し水のVOC排出抑制
●湿し水のIPA濃度を5%未満で管理
※ 抜き取り検査データを記録する。比重計、糖度計が一般的に使用されて いる。計器がない場合は濃度カーブにしたがって配合量を記録する。
●IPA(イソプロピルアルコール)不使用
※代替IPAはIPA以外のアルコールを使用するケースが多く、VOC削減には ならないので注意!
●低VOC型、ノンVOC型湿し水への転換
※MSDS(化学物質等安全データシート)と共に有機溶剤やVOC物質の含有を メーカーに確認する。併せて、H液にも含有するケースが多いので確認する。
●湿し水循環装置とアルコール自動濃度管理シス テムを導入する
洗浄作業のVOC排出抑制
●VOC排出抑制手順の確立
(廃ウエス、洗浄容器の蓋閉め励行等)
●低VOC洗浄剤への転換
●ノンVOC洗浄剤への転換
(オレンジ、大豆油等の植物製洗浄剤、水洗浄)
●自動液洗浄循環システム型の採用
●自動布洗浄方式の採用 (洗浄剤含浸布◎)
Total-VOC測定器 Micro-FID FID(水素炎にてVOCを イオン化しその量を測定)
PHOTOVAC,INC.(USA)
OSP-121H
高分子薄膜の膨潤に基づく 干渉増幅反射法(IER法)
VOC簡易測定器
※簡易測定器はで公定法により検証(FID 測定)必要
VOC測定器とバッグ採取
VOC
簡易測定器採取バッグ
見える化 目標設定と実施 評価と公開
○定期会議
・環境・安全・5
S
などと 併せて・
yes/no, go/on/stop
を明確○公開
・業界の自主活動に参加
・
HP
で公開○改善効果をお金で測定
・改善費を再投資する
○サンキューカードの発行など
・社員のモチベイションアップ
○
VOC
対策製品の提案○中期目標
40
%以上削減○生産システムの変革
○購入量(料)の把握
・インキ
/
湿し水/
洗浄剤○目標設定
・購入
/
使用量の削減・低
VOC
製品への転換・設備
/
施設の改善○作業管理の改善
・
VOC
排出量の削減・手順書
○
VOC
対策ポスター○順守の徹底5
S
・キックオフ
・責任者
/
全員参加・
○
VOC
の実態を把握・東京都
VOC
アドバイザー無料○資材の情報を集める
・インキ
/
湿し水/
洗浄剤MSDS
・
GP
資機材認定製品・ メーカに証明書や提案依頼
○
VOC
拡散防止・洗浄剤容器の密封
・
IPA
不使用/5
%未・代替
IPA
の不使用・廃溶剤残肉廃液密封
・廃ウエスの密封
○職場の換気
・窓扉の開放厳禁
VOC削減対策の仕組み
湿し水薬品 洗浄剤 印刷インキ
給排気にバランス
低
V OC
製品への転換(G P
資機材認定製品)○装置の改善 印刷機
・水なし印刷
・UV印刷
・含浸型洗浄布
・カバー/フード
・強制排気装置
・廃洗浄剤の回収装置
○使用量の削減
・インキ節減ソフト
・湿し水循環装置
・インキ自動供給装置
・自動洗浄装置
印刷機
○VOC処理装置
○給排気装置
・ガラリ・二重ドア・窓・カーテン
・換気扇
・換気装置/プッシュプル型
○作業室の区分
○作業管理
・蓋閉め等密封管理
・定量ポンプ
・洗浄エリア
・洗浄台車の整備
・強制排気
・購入/使用量の把握と 削減
・廃溶剤の把握と削減
・使用量の原単位管理
・標準化
・回収システムの参加
・5S活動/見える化
・GP認定工場(EMS)
作業管理
V OC
対策印刷物の提案(GPマーク等)印刷機械等
業界の
V OC
削減自主活動への参加VOC対策のマップ
塗料 接着剤
枚葉オフセット印刷機からのVOC
ふた開放
3150
ppmC IPA未対策工場 VOC
VOC対策工場
輪転印刷機からのVOC
0.0 50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 300.0 350.0 400.0 450.0
デリバリ 前
(オペレター台)
1-下ユ ニット(湿し
水舟水)
1-上ユ ニット(湿し
水舟水)
1-上ユ ニット(イ
ンキングローラー部)
1-下ユ ニット(イ
ンキ壷上)
2-上ユ ニット(湿し
水舟水)
2-上ユ ニット(イ
ンキングローラー部)
2-上ユ ニット(イ
ンキ壷上)
1-2上 ユニット間
3-上ユ ニット(湿し
水舟水)
3-上ユ ニット(イ
ンキングローラー部)
3-上ユ ニット(イ
ンキ壷上)
2-3上 ユニット間
4上ユ ニット(湿し
水舟水)
4-上ユ ニット(イ
ンキングローラー部)
4-上ユ ニット(ブ
ランケット)
上ド ライヤー入口 湿し
水処理装置周辺 湿し
水処理装置タ ンク蓋閉
湿し 水処理装置タ
ンク蓋開放 1-2下
ユニット間
2-下ユ ニット(湿し
水舟水)
2-3下 ユニット間 3-4下
ユニット間 下ド
ライヤー入口 下ド
ライヤー出口 上ド
ライヤー出口 デリバリ
刷本 脱臭装置周辺
脱臭装置周辺手前燃焼室N O1
脱臭装置周辺手前燃焼室N O2
脱臭装置周辺横手燃焼室N O1
脱臭装置周辺裏手排気出口
ppmC
※処理装置を設けないと
1700ppmC程度に上昇する排出口規制値
400
ppmC100%
装備●洗浄剤、廃ウエス、廃油容器等の密閉管理(共通)
◎
●インキ・湿し水の管理
◎
●印刷室の区分・換気回数・過剰吸引・風の流れ(共通)
△
●洗浄作業の標準化と洗浄液の削減(共通)
△
●換気扇・換気装置等の運転管理(共通)
△
●VOC/脱臭処理装置の日常点検・定期点検メンテナンス
○
●ルールの順守と定期評価実施(共通)
△
作業と管理の改善
湿し水のALCコントロール
5
%未満での管理抜き取り検査
湿し水とVOC
450 350
670
470
760
480
0 200 400 600 800 1000 1200 1400
ppm C
7500ppmC 1900ppmC
湿し水からのVOC拡散
密封不十分
◎廃棄物置場の容器の二重化
×密封不十分 ×ウエスのドブ漬
〇定量ポンプ
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000
ppmC
洗浄液バケツ
洗い油バケツ 62 8,000
蓋閉 蓋開
洗浄剤小口容器の蓋閉め
蒸発濃度
1/100
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
ppmC
系列1 25 2,400
ウエス入れ(密閉時) ウエス入れ(開放時)
蓋閉め効果絶大
廃ウエスの管理
レンタルウエス 廃洗浄布
蒸発濃度
1/100
廃棄物からの再利用
ウエス溶剤回収再生装置
ウエスの再利用
廃油(残肉)の処置
0.5 ppmC
150~550 ppmC
蒸発濃度
1/100
ミッペール
印刷室入り口
管理区分の徹底
カーテンのVOC遮断効果
0 10 20 30 40 50 60 70 80
カーテン内側(職場側) カーテン外側
ppmC
濃度差
1/5
1
2
X
エアコン外部空気取り込み
エアコン外部空気取り込みなし 0
100 200 300 400 500 600 700
エアコン外部空気取り込み エアコン外部空気取り込みなし
エアコンの外気取込み効果
1
2
換気装置の運転管理
印刷室中央
0 10 20 30 40 50 60 70
p p m C
停止中
29 33 65
運転中
10 25 12
1階印刷室中央① 地下1号印刷室中央② 地下9号印刷室中央③
1 1 5
3
換気扇
30cm: 約1300㎥/H
40
cm:約2200 ㎥ /H
印刷機械のVOC拡散防止
洗浄作業とVOC
0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000
ケット洗浄 (含浸 タイプ) ケット含浸型洗浄 布 再測定 ケット自動洗浄(含 浸タイプ) エコスキット) 再測定 ス容器(ふた開け たとき) 廃ウエス容器 エス容器(洗浄剤: ンウオッシュ) ス容器(ふた開け たとき) ブランケット洗 浄剤)開け ーン(オザワ工業) 開け ー洗浄(T.Iクリー ン)
含浸布と洗浄液の差 が大きい
ローラー洗浄ではこ れぐらいVOCが発生
洗浄布と洗浄液のVOCの差
0 100 200 300 400 500 600
513 ppmC 106 ppmC
ブラン洗浄(洗い油
)ブラン洗浄 (含浸洗浄布)
布洗浄装置
ブランケット に削減
5 1
自動布洗浄装置の抑制効果
ローラー洗浄によるVOC濃度UP
ノズル
ローラー洗浄によるVOC拡散
⇒ 2500ppmC
↑ 300
50
ローラー洗浄用ドクター残留溶剤
(残渣)
廃資材の管理
廃洗浄布の処理 残肉の処理
東印工組「ミッペール」
残留物の清掃
残 留 物 か ら
VOC
が 排 出 さ れ 職 場 に拡散している。空調機の外気確保
空調機の外気確保 ガラリの活用
200 4060 10080 120140 160180
全体換気装置の適性運転(B社)
給気口 印刷機
印刷機 印刷機
印刷機
印刷機
排気口
ppmC
全体換気装置の適性運転
1F 印 刷室セ ンター
1F 印刷 室セン
ター
1F 308 号機 C-M間
1F 308 号機
C上
1F 308 号機 C 湿
1F 308 号機 C ロー
1F 308 号機 湿し水
1F 308 号機 デリバ
1F 308 号機 C=M下 200
4060 10080 120140 160
ppm C
308
号換気装置:シルクスクリーン
排気能力大きい
~短時間でVOC を排出~
油性とUV印刷
印刷機とVOC
0 100 50 150 200 250 300 350 400 450 500
2-4号機間通路 2号機フ
ィーダー側 2号機デ
リバリ 側
1-2ユ ニット間
号機② 1-2ユニット間
2ユニットインキング ユニット② イ
ンキング 2ユニ
ット水
2ユニ ット② 水
機(
1号機)
フィーダー側
機(
1号機)
インキングロ
UV機(
1号機)
シアン
2-4号機間通
2-5号機間通
ppmC
油性
UV
オフ輪、軟包装グラビア、塗工機
出版グラビア、ドライラミネータ
処理装置の導入
触媒燃焼方式 活性炭吸着方式
VOC処理装置の設置例
2006
2010
A社改善事例
※全機水なし印刷への切り替えが進み、湿し水起因のVOCが排除された
VOCの管理体制構築に役立つ マネジメントシステム
○「環境推進工場」登録制度
事務局:日本印刷産業連合会
GP
事務局http://www.jfpi.or.jp/greenprinting/index.html
事務局:東京都印刷工業組合登録事務局
http://www.tokyo-printing.or.jp/Kskhp.pdf
○「グリーンプリンティング(