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繰り返し力を受けるRC柱の破壊領域での主鉄筋座屈性状に関する研究

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コンクリート工学年次論文集, Vol.32, No.2, 2010

論文

繰り返し力を受ける

RC柱の破壊領域での主鉄筋座屈性状に関する

研究

鈴 木 森 晶 本1・ 水 野 英 二 勺 要旨:

RC

柱の変形性能には,横拘束筋の間隔などが大きく影響する。また,主鉄筋の座屈がポストピーク領 域での挙動に大きな影響を与えるが,そのメカニズムは明確になっていない。本研究では,

RC

柱破壊領域で の主鉄筋の座屈性状などを検証するため iかぶりコンクリートJ,i横拘束筋間隔」ならびに「載荷ノfターンJ を要因とした載荷実験を行った。また i横拘束筋間隔」および「初期不整」を要因とし,主鉄筋の座屈解析 を行った。特に,ポストピーク領域における主鉄筋の座屈長ならびに座屈発生点と横拘束筋間隔との関係, さらには主鉄筋の初期不整(はらみだし量)との関係について実験的ならびに解析的な検討を行った。 キーワード・鉄筋コンクリート柱,かぶりコンクリート,主鉄筋,座屈,破壊領域,初期不整, FEM解 析 1.はじめに 鉄筋コンクリート

(

R

C

)

構造物の変形性能に大きな影 響を与える要因として,横拘束筋の間隔と配筋量および それの定着状態が挙げられる。さらに,主鉄筋の座屈が

RC

構造物のホポロストピ一ク領域でで、の挙動に大きな影響を 与えることが分かつている 1.

22 象は,横拘束筋間隔や載荷ノfターンなどの条件で異なる ため,そのメカニズムは明確になっていない。それゆえ, 筆者らは i横拘束筋間隔」および「載荷ノfターンJ3) さらには「コンクリート強度J4)を要因として,繰り返 し曲げを受ける

RC

柱供試体の載荷実験を実施してきた。 しかし,主鉄筋の座屈挙動に関する詳細な観察は,かぶ りコンクリートが剥落した後に限られ,はらみ出し前後 の主鉄筋の挙動を十分に観察することが困難であった。 本研究では,繰り返し載荷下における,主鉄筋の座屈 性状を詳細に観察・検討するため iかぶりコンクリー トの有る

RC

柱供試体」と「無い

RC

柱供試体」を新た に作製し,軸圧縮下での一方向繰り返し曲げ載荷実験 4) を実施した。そして,本研究で得られた実験結果と,こ れまで筆者らが実施した「横拘束筋間隔J, i載荷ノtター ンJおよび「コンクリート強度」を要因とした

RC

柱に 対する繰り返し曲げ載荷実験結果4)とを加えて,主に

RC

柱破壊領域での主鉄筋の座届性状について検証した。 特に,載荷方向反転後の主鉄筋の座屈挙動に着目し, 「横拘束筋間隔J,i載荷パターンJ,iかぶりコンクリー ト」などの要因が,座屈発生・進展などの挙動に与える 影響を詳細に検討した。さらに i横拘束筋間隔」およ び「座屈等による初期不整」を要因とし, FEM解析を実 施し,主鉄筋の耐力低減率と座屈との関連について検討 を行った。これらの結果を基に,繰り返し曲げ力を受け る

RC

柱に対する,ポストピーク領域における主鉄筋の 座屈性状および挙動について検証した。

2

.

実験計画

2

.

1

実験供試体 実験には,文献4)と同様, 断面寸法200x200m m,柱有 効高さ 1000m m,せん断ス パン比

5

を有する

RC

柱供試 体 を 用 い た 。 主 鉄 筋 に は DlO (SD295A) を 8本,横 拘束筋には D6 (SD295A) を,間隔s= 65, 90, 105, 120 m m でそれぞれ配筋し た。 s=90mmの

f

共言式体配筋 図を図ー

1

に示す。打設コン クリートには,設計基準強 。 回 畠盆盛盤E圃

i日]~t

目ひずみゲージ 貼付性置

k

銅製;古具 図

-1

供試体西日筋 度

f

'

ck=40 MPaの普通強度 コンクリートを用いた。本研究では,

RC

柱基部の主鉄 筋の座屈性状に特に着目し,主鉄筋の座屈挙動を観察す るため,文献 4)で筆者らが行った実験と同様の供試体 4 体3 基部から 400m m区聞をかぶりコンクリート無しと した供試体4体を加えた,計8体を作製した。各供試体 の材料定数一覧を表ー1に示す。

2

.

2

載荷装置ならびに載荷パターン 本研究では,軸圧縮下での一方向繰り返し載荷実験を 実施するため,文献のと同様な載荷装置を用いた。載荷 パターンとして,文献4)で用いた載荷パターン 1,2に加 えて,新たに載荷ノ号ターン3,4(図-2参照)を設定し, 計4水準とした。ここで,載荷パターン1は低変位レベ ルから大変位レベルにかけての繰り返し漸増載荷であ り,載荷ノfターン 2は大変位のみでの繰り返し漸増載荷 であるの。なお,載荷ノfターン 3はかぶり有り供試体の 場合で, 0→ 8→ 必 → 8→・16→ 16→・16(XOy)であ る。 方,載荷パターン 4はかぶり無し供試体の場合で, *1愛 知 工 業 大 学 工 学 部 都 市 環 境 学 科 土 木 工 学 専 攻 准 教 授 博 士 ( 工 学 ) (正会員) *2中 部 大 学 工 学 部 都 市 建 設 工 学 科 教 授 Ph.D. (正会員) 1 i w O

5

5

1 E i

(2)

表ー

1

供誌体の材料定数一覧 横拘束筋コンクリート 主鉄筋(DlO) 横拘束筋(D6) 間隔 s 設計基準 降伏強度引張強度 降伏強度引張強度 圧縮強度 (mm) 40MPa (MPa)

I

(MPa) (MPa)

I

(MPa) 65 かぶり有 90 39.7 105 かぶり無 328 452 326 423 120 33.4 表

-2

降伏変位および降伏荷重 横拘束筋 かぶり有り かぶり無し 間隔s 降伏変位 降伏荷重 降伏変位 降伏荷重 (mm)

o

y Py

o

y Py (mm) (kN) (mm) (貯.J) 65 8.31 20.5 7.88 13.5 90 8.65 20.2 7.49 14.2 105 8.24 20.4 7.60 14.5 120 8.05 22.0 7.34 12.9

8

-8

16

-16

16 (x 0 y)である。なおi5yは部 材降伏時の柱頭で、の水平変位である。部材降伏時の変位 i 5yおよび降伏荷重Pyを表-2に示す。 80 yまでの初期載荷の理由としては,文献のにあるよ うに, 8れ か ら 鉄 筋 の は ら み 出 し に よ り 荷 重 変 位 特 性 に差異が出ることによる。また,載荷ノくターン3および 載荷パターン4で載荷履歴が異なる理由は,かぶりコン クリートの有無により主鉄筋の座屈が発生する面(載荷 パターン3では初期圧縮面;載荷パターン 4では初期引 張面)の状態を座屈が生ずる直前の載荷方向の反転時に て等価な状態とするためである。

3

.

実験結果および考察 3.1主鉄筋の座屈状況 本研究では,特に,主鉄筋の座屈に関して着目する。 そのため,まず,文献ので用いた供試体(横拘束筋間隔 s

=

35, 50, 65, 90, 105ラ120,150 mm)の実験結果に対して, 今回新たに座屈形状を詳細に観察した。鉄筋が曲率を有 してはらみ出す区間長を座屈長

L

,最大のはらみ出し高 さをC,かぶりコンクリートが剥離し内部が破壊してい る領域をB とし,それらのイメージを図ー3に示す。 一例として,横拘束筋間隔s

=

35, 90, 120 m mの供試 (a)載荷パターン

3

-2

体 に 対 す る 実 験 終 了 後 の 正 面 の 破 壊 状況を写真一

1

に示 す。なお,写真中に 座屈長 Lおよび破 壊領域 B も併せて 示す。ただし,写真 は 載 荷 終 了 後 に 水 平変位をOmmに戻 し た 時 点 の も の で (b)載荷パターン4 載荷パターン B

L

T

ペ ト 一

図-3 L,

s

, Cの定義 ある。 写真一

1

より分かるように,載荷ノ〈ターン

1

と載荷パ ターン2での座屈頂点の高さの違いは左右の主鉄筋にお いてほとんど差はなかった。横拘束筋間隔sが大きくな るのに従い,座屈頂点の位置も基苦間通ら高くなる傾向が ある。ただし,写真一

1

(c)に示すように, s = 90 m m, 載荷パターンlの場合は左右の主鉄筋で頂点の高さに違 いが生じた。これは,上層の鉄筋から柱基部直上の鉄筋 へと座席領域の遷移する段階が横拘束筋間隔 90m m程 度にあたるため,左側の主鉄筋は横拘束筋より下側に, 右側の主鉄筋は上側に座屈が生じたと考えられる。同様 の傾向が載荷パターン3においても観察された。

3

.

2

座屈長

L

ー横拘束筋間隔s関係

L-s

関係を図

-4

に示す。

s

ニ 35m mを除いて,両載 荷パターンとも主鉄筋の座屈長Lは横拘束筋間隔sとほ ぼ比例の関係にある。座屈長さ 100mm~llOO m mで検 証されている座屈長算定式5)

による結果も併せて,図-4

に示す.算定式は,本論文で用いた小型供試体(座屈 長が 100m m以下となる)の実験結果を幾分過大評価し ているため, 100 m m以下の座屈長算定には,算定式の 係数を修正して適用することも可能で、あると考える。 (a) s = 35mm 載荷パターン

1

(b)

s

= 35mm 載荷パターン2 (c) s = 90 mm 載荷パターン

1

写真一

1

実験終了後の破壊状況(正面) つ中氏 U ︻ h u w h U 1 iム

(3)

180 言180 160 60

F

コ ピ /

{gil 40 鱒直援同面14120 0 20 jOO 100 u:):{80 80 ーL 世日60 J 60 一←載荷パターン1 40 一←載荷パターンl 口 40 20 必 載荷パターン2 ふ 20 岳 載荷パターン 入

nυA

O

50 100 150 50 100 150 横拘束筋間隔

s

(阻) 横拘束筋間隔

s

(皿) 隠

-4 L-s

関係 図-5

B-s

関係 s = 35 m mの場合では,基部と直上の横拘束筋聞では 座屈頂点高さが生じず,座屈長Lは横拘束筋間隔sの2 倍の長さとなった。本研究では,主鉄筋の限界座屈長は 50mm程度になると思われる。なお,載荷パターン3に ついても同様の傾向が観察された。

3

.

3

コンクリート破壊領域

B-

横拘束筋間隔

s

関係

B-s

関係を図

-5

に示す。図

-5

より,コンクリート の破壊領域 Bは,横拘束筋間隔sや載荷パターンに影響 されず,いずれの供試体もBニ 120mm~150 m mの問で あった。例外として, s = 35 m mの両載荷パターンの場 合は,他と比べて概ねノトさくなった。設計基準の上限で ある1.80

%

(限界座屈長さ 50m mを特定した横拘束筋 体積比1.70%に概ね一致。)を超えたs=35m mの過密配 筋(横拘束筋体積比2.42%)では,コンクリートの破壊 領域が小さくなることを示唆していると考えられる。破 壊領域については,載荷ノfターン3は載荷パターン1,2 と同様の傾向であったが,かぶりが無い場合の載荷パタ ーン4では,基部の一部に限定される傾向にあった。一 例としてs

=

90 m mと120m mの例を写真一2に示すが, この場合の破壊領域はおよそ100mm以下であった。 (a) s

=

90 mm (b)s

=

120 mm 写真一

2

16O yでの破壊状況(載荷パターン

4

)

3

.

4

かぶりの有無による座屈発生のメカニズム RC柱基部における主鉄筋が大きく座屈を生じ始める ためには,一般に, (1)基部破壊域でのかぶりコンクリ ートが剥離する, (2)主鉄筋が塑性域で引張状態にある, (3)載荷方向が反転して,引張状態にある主鉄筋が圧 縮側に負荷される,ことが条件となる。 かぶり有りおよびかぶり無しのRC供試体を対象とし て,座屈発生のメカニズムを図

-6

により説明する。例 えば,かぶり有り供試体の場合には,十 分大きな繰り返し変形を受けて圧縮側の かぶりコンクリートが剥落した後に(図 -6 (a)→図-6(b)),引張鉄筋(図-6(b) の右側)が圧縮側に載荷を受ける過麗で 座屈が発生する(図

-6

(c))。一方,かぶ り無し供試体の場合は,かぶりコンクリ ートの剥落がすでに生じていることと等 価であるため,大きな変形を受けた引張 鉄筋(図一

7

の左側の鉄筋)が,載荷方向 の反転により圧縮側に負荷されたときに座屈が発生す る(図ー 7(a)→ (b) )。 主鉄筋の座屈状況の一例として,横拘束筋間隔s= 120 m mを有する供試体の載荷方向東面と西面を写真一3に 示す。ここで,載荷履歴ー16 0 y→ 16 0 yにおける,か ぶり有り供試体西面の主鉄筋(番号 3,4, 5)の座屈発 生後の状況を写真一3(a)に示す。また,載荷履歴160 y→ ・16 0 yにおける,かぶり無し供試体東面の主鉄筋(番号 1, 7, 8)の座屈発生後の状況を写真一3(b)に示す。 写真一

3

から分かるように,かぶりの有無で座屈形状 が異なり,座屈長Lに違いがあった。かぶり有り供試体 の場合には,柱基部固定端とその直上の横拘束筋との聞 で主鉄筋が座屈する形状(写真一 3(a))が観察されたが, かぶり無しの供試体では,横拘束筋を越えて座屈範囲が 広がっている。これは,かぶりコンクリートが無いため 横拘束筋だけでは主鉄筋が十分に拘束されず,座屈範囲 が広がったと考えられる。かぶり無しの場合は,座屈形

一+

ヨ│ 張 (a)0→8 O y

ι

4ー

へJ~""'へ々

¥¥

i

メヲ│

宿

1715

長 (b) 8δy→ー8δy ヨ│ 張

(

b

)

8

O y→

-

8

O y 図

-7

座屈のメカニズム かぶり無しの場合 (c) -8 O y→ 8δy 図

-6

座屈のメカニズム かぶり有りの場合 円 、 U 門 t

5

5

噌 Ii

(4)

例 え ば88 y 除 荷 点 日Py

8

4

再載荷点 例 え ば -

8

8

y 図

-8

(b) 16O y→ー16O y か ぶ り 無 し 東 面 状が S字型の形状を呈した。 この座屈形状はかぶり無しの場合にのみ生じ,載荷履 歴は異なるものの s=65m mおよび 90mmにも同様な座 屈が観察された。さらに かぶり有りとかぶり無しの場 合では座屈長に違いが観察された。かぶり有りの場合は, 座屈長が横拘束筋間隔とほぼ同じ (L=110mm程度)で あったが,かぶり無しの場合は,座屈長が横拘束筋間隔 の約 2倍程度 (L=230mm程度)となった。

3

.

5

座屈発生点の検討 再 載 荷 ま た は 除 荷 曲 線 上 の 座 屈 発 生 点 に つ い て 着 目 し,横拘束筋間隔 sと主鉄筋の座屈発生点との関係を考 察する。ここでは,図

-8

に示すように,履歴ノレープに おいて座屈発生点を α Py'

s

ieyとして定義する。 以 下 には,文献4)の実験結果(載荷パターン1, 2)および本 αとβの定義 実験結果(載荷ノfターン3,4) より得られた,座屈耐力 α と横拘束筋間隔 sとの関係を検討・考察する。 8 d yの載荷ループ。におけるl回目の座屈発生点での α の値を図

-9

に示す。載荷ノfターン 1では,小変位レベ ノレの繰り返し載荷が主鉄筋の変形性状に影響している ため,ほぽ一定値を示すと推察される。載荷パターン 2 では,横拘束筋間隔が大きくなると, αが小さくなる場 合もある。一方,載荷ノぐターン 3,4 では,横拘束筋間 隔が大きくなるに従い, αが全体的に小さくなる傾向に ある。。についても, αと同様の傾向が認められた。 12れ な い し 16d yの載荷ルーフ。における座屈発生点で の α値を図ー 10に示す。図より分かるように,載荷ノ〈 ターンに関わらず,横拘束筋間隔が大きくなるに従い, αは小さくなる傾向にある。また,その度合いは,

80

y の場合よりも大きい。

3

もαと同様の傾向が認められた。

載荷方向 主鉄筋の座屈状況 (8= 120 mm) 西面 東面 写真一

3

4

.

主鉄筋の座屈解析 フ ァ イ パ ー 解 析 手 法 に 基 づ い た 有 限 要 素 法 に よ り 主 . ~眠唖

;

?

?

L

誌荷パターン 2 • V40山開~ ~~~::京高 l 国4<刈P凹由ーー

60MPa西面 11凶同 て740:tvrPa東面 2回目

o

60MPa車函2聞目

l守 4川 西 戸 泊 目 白6阻

a

T

l

一 目 横拘束筋間隔s[mrn] (b) 載荷パターン 2 0

・ ・

o

o

-- o

o

-o

~

2 ゑ 緬 ' v 鳳 蛍 ⑦ 。 ム 園 甲

-a

且 風 ) 企 ] @ 旦 80)' 初期座屈

金舎金

2 50 100 横拘束筋間隔s[rnrn] (c) 載荷パターン

3

4

150 占 己 む c 載j¥'fパタ←ン1 U 40MPa東面

40MP, 西 面 同MPa東而 • GO:MPa西面 ー」一一~ー」ーよー~ 50 100 150 横拘束筋間隔s[rnrn] (a)載荷パターン

1

I 占 と N V O 座屈発生点での

α

と横拘束筋間隔

s

の関係 (8O yでの座屈) 図

-9

o

0

0

oe

0

語荷パター刀 4岬 a東面 荷 パ タ ン3 40恥!p,西国 載荷パターン4 40:MPa東面 戟荷パずーン4 40恥!PI 西面' 50 100 横拘束筋間隔s[rnrn]

(

c

)

載荷パターン

3

4

⑥ 2 160¥ 初回座屈

Y

60

M

肘!Pa

a

西 面

-

l回目 60恥lPa東雨2回目 60恥lPa西 而 2回目 載荷パタ ン2 2 口40MPa東面1回目

4仙11',商面 l回目 て7.J.OMPa東 面2回目 、i'40恥!Pa西 面2回目

3

S

Z

Q -a a Q 品 企 O 八百企

S23

t

.

.

屈 座 回 初 a r b 2 150 0

ー 伊 丹 同 己

%.

150 門 口

;~~

o

'

;

~ ハl120y 初回亭開およびZ周目座屈 -0 50 100 横拘束筋間隔s[rnrn] (b) 載荷パターン 2 v

I OAA ]50 ~ 0 1 暫ノミターン1 4C乱lPa 東面

40MP, 西 面 ム 601'vIPa京面 ハi企 60:rvIPa西 面

o

50 100 横拘束筋開隔s[何mr釘mr ( 昌

ω

)

載椅パタ一ン

1

座匝発生点での

α

と横拘束筋間隔

s

の関係 (12δyまたは 16δyでの座屈)

4

8

﹁ D v h リ t E A 図 -10

(5)

鉄筋の座屈に関する弾塑性有限変形解析 6,7)を実施する ことにより,異なる横補強筋間隔を有する

RC

供試体の 鉄筋の座屈モードの変化,荷重一変位曲線上での座屈発 生箇所の考察を実験結果に基づいて,解析的に行った。

4

.

1

解析モデル 載荷方向が反転する

RC

柱基部周辺の解析モデルを図

-11

に示す。図中,右側の主鉄筋は引張状態にあり,載 荷方向反転後,圧縮力が作用することになる。このよう な状況に基づいて,以下の解析モデルを設定した。 ・柱基部と直上の横補強筋までの主鉄筋(モデル1) : 境界条件:固定端ーヒンジ下で,圧縮力Pを受けるは り(固定一ヒンジ解析) -横補強筋聞での主鉄筋(モデ、ル2) : 境界条件:ヒンジーヒンジ下で,圧縮力

P

を受けるは り (ヒンジーヒンジ解析)

4

.

2

解析条件 ・はりの種類.モデルlおよびモデル2の2種類 -はり長さ L: 35 mm, 50 m m, 65 mm, 90 m m, 105 m m, 120 m m, 150 mmの 7種類(横補強筋間隔5の種類) -載荷反転時での初期不整形状の最大値

o:

0 m m, 1.5 m m, 3 m m, 6 mm, 9 m m, 12 m m, 15 m mの 7干重類 ・初期不整形状と最大値位置:モデ、ル lおよびモデル2 の境界条件下で軸圧縮力を受けるはりの有限変形解析 による変形モードを基に,それぞれを設定した。 -分割数:はりを 10要素に分割した。 なお,鉄筋の材料定数と断面諸量は表

-1

を参照した。

5

.

解析結果および考察 ここでは,横補強筋間隔sならびに初期不整

6

を水準 とする「圧縮カP一軸変位関係J,横補強筋間隔sを水準 とする「耐力の低減率一初期不整関係」を考察する。 5.1 解析結果 (a)ヒンジーヒンジ解析 横補強筋間隔 35mmと 150mmに対する,圧縮力 P一 軸変位関係を図ー 12(a)および (b)に示す。また,全 解析結果をまとめた耐力の低減率一初期不整関係を図 -12 (c)に示す。なお,圧縮耐力の低下は,鉄筋の軸 力を降伏軸圧縮力で無次元化して,低減率としてある。 横補強筋間隔 35mmならびに 150mmの結果を比較す ると,初期不整量による耐力の低減状況は,はり長さ 150 m mの方がより敏感で、あるが 2mm程度の初期不整量で 耐力が 40%~60%まで大きく低減するというような,概 ね同様な傾向を示している。しかし,同じ初期不整量(例 えば, 2m m程度までの不整量)を有するはりが軸変形 を受ける場合,長さ 150m mのはりの方が,軸耐力の低 減が 2倍程度早いことが分かる(図 -12(c))。また, 残留耐力に大きな違いが出ていることに留意されたい。

ー一一惨

-11

解析モデル (b)固定一ヒンジ解析 一例として,横補強筋間隔 65mmと 120mmに対する, 圧縮力P一軸変位関係を図ー 13(a):および (b)に示す。 また,全解析結果をまとめた耐力の低減率一初期不整関 係を圏一 13(c)に示す。横補強筋間隔 65mmならびに 120 m mの結果を比較すると,初期不整量による耐力の低減 状況は,ほぼ同様の低減傾向を示す。ヒンジ ヒンジ解 析結果と同様であるが, 2 m mまでの初期不整量で耐力 が 60%程度まで低減するという,緩やかな低減傾向を示 している。しかし,残留耐力に大きな違いが出ている。

5

.

2

実験結果との比較 (a)座屈発生箇所 繰り返し載荷実験を検証すると,

RC

基部のかぶりコ ンクリートが剥離する領域は徐々に広がり,最終的には3 3.3節で述べた領域まで破壊が進展する。例えば,横補 強筋間隔 35m mでは,基部の直上の 35mm区間の主鉄 筋で座屈が生ずるのではなく,先ずその上の2段目にて, 座屈が生じている 4)。固定一ヒンジの条件下での軸耐力 よりもヒンジーヒンジの条件下での軸耐力の方が小さ いためと考える。しかし,破壊領域が進展するに従い, 横拘束筋のはらみ出しなどによりヒンジ支持の効果が なくなり,第2層目のはり(ヒンジ ヒンジの条件下) としての変形よりも,第l層目と第 2層目とを合わせた 長さ 70mmのはり(固定一ヒンジの条件下)の変形へと 移行する。このことは,解析結果(図ー 12(a)と図ー 13 (a) )などを比較・考察することからも推測できる。 同様な傾向は3横補強筋間隔 65mmまでの供試体で観 察された。一方, 90mmより長い横補強筋間隔を有する 供試体では,柱基部の領域にて,固定一ヒンジの条件下 で主鉄筋の座屈が生じた。 (b)座屈発生点 (α)一横補強筋間隔との関係 荷重反転点(変位点)が同じで、あっても,横補強筋間 隔が大きくなれば,初期不整量に差異が生ずる。それゆ え,初期不整量が小さい場合には,座屈耐力の低減が顕 ﹁

o

n

u

﹁ O に リ t E i

(6)

N 3000白 3000 N ヒンジーヒンジ解析 ヒンジーヒンジ解析 川 U N u n υ n u n υ n u n u n U 2 I R 語 G 渥議 ヒンジーヒンジ解析 横拘束筋間隔35mm 初 期 不 整 Ornm 1.5mm 3田11 6mm 9rnm 12mm 15mm 4 宍司叩n川n

陥│

l

横 補 強 筋 間 隔 山m t 握益 指1000 低減率 告 位 の 飽 緑 川 最 下 位 の 醐 が 品不墜OllunからJ5mm同 制 る 0.2 Z 軸変位 (a) s =

3

5

mm TOmm 5 10 15

5 10 軸変位 lllin 初期不整

(

b

)

s =

1

5

0

mm (c)初期不整一低減率関係 図ー12 座屈解析結果(ヒンジーヒンジ解析) 3000o,!:!_ 30000, N 固定一ヒンジ解析 固定一ヒンジ解析 固定一ヒンジ解析

2

o

s

~;lil 専属100001 ハ u n u ハU ハU n u n υ n U ハ U 吋 4 1 1 n h 課 G 握緩 J 山 低減率 最上位の'"健から最下位の幽線が十 初期不整印刷から15mmlこ対応する 横補強筋間隔120mm

0.2 120 ml;---'l90 m m m 川 m 川 市

5

4 F U 変 一 一 軸 S ) a u ( E)1n

<

i

I

5 初 期 不 吉 15 軸変位 (b) s = 120 mm (c)初期不整ー低減率関係 国一13 Jm:屈解析結果(国定一ヒンジ解析) T5 mm 著となり,不整量が大きい場合には,低減が収束するこ とが解析結果より推測される。図

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および図

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の実 験結果を考察する限り,横補強筋間隔の増加とともに, 座屈発生点、での耐力 (α) の低下状態または一定状態が 見られる。解析結果から推察されるような傾向が明確に は見られないものの,ある程度の関連性はあると考える。

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結 論 (1)横拘束筋間隔s=35mmの場合を除き3両載荷ノfター ンとも主鉄筋の座屈長Lは横拘束筋間隔sとほぼ比 例関係にある。座屈長さ 100111111~1100 111111で検証さ れた座屈長算定式5)は,座屈長が 100111111以下とな る小型供試体の本実験結果を幾分過大評価するため, 算定式の係数を修正して適用することも可能である。 (2)また,横拘束筋間隔s=35111111の場合を除き,コンク リート破壊領域Bの違いは小さく,横拘束筋間備や 載荷ノtターンによる影響をほとんど受けない。 s=35 111111では,コンクリートの破壊領域が小さくなる。 (3)鉄筋の座屈は, 1) 引張側鉄筋の曲率分布, 2) かぶ りコンクリートによる鉄筋両端の境界条件,が大き く影響する。かぶりコンクリートのない場合には, 実構造物の条件と異なる条件となったために、柱基 部と直上の横補強筋聞の鉄筋が座屈するよりも,横 補強筋を超えてさらに上層の鉄筋も含めて座屈したD (4)主鉄筋をヒンジーヒンジ支持または固定 ヒンジ支 持と仮定したはりの座屈解析結果に基づいて,座屈 発生箇所の変遷ならびに座屈発生時点での耐力低減 と横補強筋間隔との関係を検討・推察した結果,実 験結果と概ね同じ傾向があることが分かつたD 謝辞 本研究は,中部大学総合工学研究所ならびに愛知工業 大学耐震実験センターの研究助成により行った。ここに 感謝の意を表する。 参考文献 1) 島弘・伊藤圭一・水口裕之:曲げ破壊型RC橋脚に おける鉄筋座屈モデルによる靭性解析,コンクリー ト工学年次論文集,Vo.l12・2ラpp.74ト746,1990. 2) 中村光・二羽淳一郎・田辺忠顕:鉄筋の座屈が RC 構造のポストピーク挙動に及ぼす影響,コンクリー ト工学年次論文報告集, Vo1.14,No.2,pp.337・342ラ1992. 3) 亀田好洋・水野英二ら:圧縮下で繰り返し曲げを受 け る 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 柱 の 変 形 特 性 に 関 す る 実 験 的研究,コンクリート工学年次論文集, Vo1.30, No

pp.145-150ヲ2008.7. 4) 亀田好洋・水野英二・鈴木森品・梅原秀哲 一方向 繰 り 返 し 曲 げ を 受 け る 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 柱 の 変 形 特性に関する実験的研究,コンクリート工学年次論 文集, Vo1.31, No.2,pp.139・144ラ2009.7. 5) 浅津直樹ら:鉄筋コンクリート橋脚における軸方向 鉄筋の座屈長算定式,コンクリート工学年次論文集, Vo.221 , No.3, pp.1477血1482,2000. 6) 渡辺耕平:曲げ破壊型RC柱部材の塑性変形評価と 座屈挙動に関する研究,武蔵野工業大学工学部都市 基盤工学科,修士論文, 2002ふ 7) 田上和也・中村光・斉藤成彦・檎貝勇:座屈を考慮 した鉄筋の繰り返し履歴モデソレ,コンクリート工学 年次論文集, Vo1.24, No.2, pp.223・228,2002.

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