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看護職員が看護補助者との同行訪問により訪問看護を実施する場合 利用者の身体的理由においても算定可能になりました 算定対象 1 別表第七に掲げる者 ( 厚生労働大臣が定める疾病等 2 表第八に掲げる者 ( 特別管理加算の対象者 ) 3 特別訪問看護指示書による訪問看護を受けている者 4 暴力行為 著し

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Ⅰ.平成 30 年度診療報酬の改定内容まとめ(精神科訪問看護以外)

1.訪問看護基本療養費の改定 訪問看護基本療養費(Ⅰ)及び(Ⅱ)の「ハ」の要件の改定 悪性腫瘍の鎮痛療法や化学療法を行っている利用者、真皮を超える褥瘡の状態にある利用者又は人 工肛門若しくは人工膀胱を造設している利用者で管理困難な場合に、緩和ケア、褥瘡ケア又は人工 肛門ケア及び人工膀胱ケアに係る専門の研修(日看協の皮膚・排泄ケア認定看護師教育課程のこと です)を受けた看護師が、他の訪問看護ステーションの看護師等又は病院・診療所の看護師等と、 首都して同行訪問により同一日に共同して訪問看護を行った場合に算定する。 下線部分:人工肛門ケア及び人工膀胱ケア が追加になりました。 2.訪問看護基本療養費の加算の改定 1)特別地域訪問看護加算の要件の緩和等 ●別に厚生労働大臣が定める地域以外に所在する訪問看護ステーションの看護師等が当該地 域に居住する利用者に対して訪問看護を行う場合、「特別地域訪問看護加算」を算定可とする (所定の 50/100)。 厚生労働大臣が定める地域以外に所在する訪問看護ステーションも追加になりました。 2)長時間訪問看護加算が週 3 日算定可能な対象者の見直し ●別に厚生労働大臣が定める者の場合にあっては週 3 日を限度として、5,200 円を所定額に 追加する。 【別に厚生労働大臣が定める者】 イ 15 歳未満の超重症児又は凖超重症児 ロ 15 歳未満の小児であって、別表第八に掲げる者 医療的ケアが必要な児を「別に厚生労働大臣が定める者」に含め、週 3 日算定可能な対象に なりました。 3)「乳幼児加算・幼児加算」の名称変更と評価の充実 ●「乳幼児加算」と改め、1 日につき500 円が 1,500 に引き上げられました。 4)緊急時訪問看護加算に係る訪問看護指示の見直し ●複数診療所が連携して 24 時間の往診体制及び連絡体制を構築している場合、主治医が対応 していない夜間等においては、連携する医療機関の医師による緊急訪問の指示を可能とする ことにより緊急に訪問看護を行う。 夜間等においては、連携する医療機関の医師の指示による訪問の場合でも算定可能になりま した。 5)複数名訪問看護加算の算定方法と評価の見直し ●算定回数が見直されました

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2 ●看護職員が看護補助者との同行訪問により訪問看護を実施する場合、利用者の身体的理由に おいても算定可能になりました。 【算定対象】 ① 別表第七に掲げる者(厚生労働大臣が定める疾病等 ② 表第八に掲げる者(特別管理加算の対象者) ③ 特別訪問看護指示書による訪問看護を受けている者 ④ 暴力行為、著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる者 ⑤ 利用者の身体的理由により一人の看護師等による訪問看護が困難と認められる者 (看護補助者の場合に限る) ⑥ その他利用者の状況から判断して、イからホまでのいずれかに準ずると認められる者 (看護補助者の場合に限る) イ 看護職員が看護師等と同時訪問 :4,300 円⇒4,500 円(週 1 回) ロ 看護職員が准看護師と同時訪問 :3,800 円(週 1 回) ハ 看護職員が看護補助者と同時訪問:3,000 円(週 3 日、ニを除く) ニ 看護職員が看護補助者との同時訪問(別に厚生労働大臣が定める場合に限る) (1)1 日に 1 回:3000 円 (2)1 日に 2 回:6,000 円 (3)1 日に 3 回以上:10,000 円 3.訪問看護管理療養費の要件等の見直し (1)【算定要件】 ●一人の利用者に対し、複数の訪問看護ステーション等から訪問看護が行われている場合は、訪問 看護ステーション間及び訪問看護ステーション・保険医療機関間において十分に連携を図ること。 具体的には、訪問看護の実施による利用者の目標の設定、計画の立案、訪問看護の実施状況及び 評価を共有すること。 ●理学療法士等が訪問看護を提供している利用者について、訪問看護計画書及び訪問看護報告書は、 理学療法士等が提供する内容についても一体的に含むものとし、看護職員(准看護師を除く)と 理学療法士等が連携し作成すること。また、訪問看護計画書等の作成にあたっては、訪問看護の 利用開始時及び利用者の状態の変化等に合わせ定期的な看護職員による訪問により利用者の状 態の適切な評価を行うこと。 ※A ステーションからは PT が、B ステーションからは Ns が訪問看護を実施している利用者につ いて、A ステーションからの Ns による定期的な訪問も必要です。 (2)機能強化型訪問看護管理療養費の見直し ●地域支援機能を有する訪問看護ステーションを「機能強化型訪問看護管理療養費3」として新設

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3 されました。 【算定要件】いずれも満たすこと ① 常勤の保健師、助産師、看護師又は准看護師の数が4以上であること ② 24 時間対応体制加算を届け出ていること。訪問看護ステーションと同一開設者で同一敷地 内に医療機関がある場合は、営業時間外の利用者・家族からの電話等による看護に関する 相談への対応は、当該医療機関の看護師が行うことができる。 ③ 別表第七、別表第八に該当する者又は重症な精神科疾患を有する者が月に 10 人以上いるこ と、若しくは、複数の訪問看護ステーションとで共同して訪問看護を提供する重症な利用 者が月に 10 人以上いること。 ④ 休日、祝日等も含め計画的な指定訪問看護を行うこと。 ⑤ 訪問看護ステーションと人材交流する医療機関以外の保険医療機関との間において行われ る退院時共同指導の実績があること。 ⑥ 訪問看護ステーションと同一開設者で同一敷地内に医療機関がある場合は、利用者のうち、 当該医療機関以外の医師を主治医とする利用者の割合が1割以上であること。 ⑦ 地域の医療機関の看護職員が訪問看護ステーションにおいて、一定期間勤務する等、訪問 看護ステーションと当該医療機関との間で看護職員の相互交流による勤務の実績があるこ と。 ⑧ 地域の医療機関や訪問看護ステーションを対象とした研修を年に 2 回以上実施しているこ と。 ⑨ 地域の訪問看護ステーションや住民に対する訪問看護に関する情報提供や相談を実施して いること。 イ 機能強化型訪問看護管理療養費1 12,400 円(月の初日) ロ 機能強化型訪問看護管理療養費2 9,400 円(同上) ハ 機能強化型訪問看護管理療養費 3 8,400 円(同上)(新設) ニ イからハまで以外の場合 7,400 円(同上) 4.訪問看護管理療養費の加算 (1)24 時間対応体制加算(現行 5,400 円⇒6,400 円に引き上げ) ●24 時間連絡体制加算は廃止されました。 (2)退院時共同指導加算(現行 6,00 円⇒8,000 円に引き上げ) ●特別の関係にある医療機関との共同指導においても算定可能になりました。 ●保険医療機関、介護老人保健施設もしくは介護医療院に入院・入所中に 1 回(別に厚労 大臣が定める疾病等の利用者は 2 回) (3)在宅患者緊急時等カンファレンス加算(2,000 円、月 2 回) ●共同でカンファレンスを行う者に指定特定相談支援事業者等の相談支援専門員との連携

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4 も要件に追加されました。 ●連携している複数の訪問看護ステーションがそれぞれ算定可能になりました。 ※複数の訪問看護ステーションのみがカンファレンスを行った場合は算定できません。 ●ICT を活用したカンファレンスの組み合わせも可能。 ●特別の関係にある医療機関との場合においても算定可能になりました。 (4)在宅患者連携指導加算(3,000 円、月 1 回) ●連携している訪問看護ステーションがそれぞれ算定可能。 ●特別の関係にある医療機関との連携においても算定可能。 (5)看護・介護職員連携強化加算(2,500 円、1 回)新設されました。 【算定要件】 ●喀痰吸引等を行う介護職員等に、医師の指示の下、喀痰吸引等の計画書・報告書作成、 緊急対応の助言を行う。 ●特定行為業務の実施確認、連携体制に係る会議への出席等 ●同行訪問や会議に出席した日の属する月の初日に加算する。 ●24 時間対応体制加算を届け出ている場合に算定可能。 ●1 人の利用者に1つの訪問看護ステーションのみ算定可能。

Ⅱ.平成 30 年度診療報酬改定の内容まとめ(精神科訪問看護)

1.精神科訪問看護基本療養費の見直し (1) 精神科訪問看護基本療養費Ⅱ(1,600 円)が廃止されました (2) 精神科長時間訪問看護加算(5,200 円) ●週 1 日(別に厚生労働大臣が定める者(15 歳未満の小児で別表第八等)の場合は週 3 日) ※30 分未満除く。 (3) 精神科緊急訪問看護加算 ●精神科以外の緊急時訪問看護加算と同様。 (4) 複数名精神科訪問看護加算の見直し イ 保健師又は他の保健師、看護師、作業療法士と同時訪問 (1)1 日に 1 回:4,300 円⇒4,500 円引き上げ (2)1 日に 2 回:9,000 円 (3)1 日に 3 回以上:14,500 円 ロ 保健師又は看護師と准看護師と同時訪問 (1)1 日に 1 回:3,800 円 (2)1 日に 2 回:7,600 円 (3)1 日に 3 回以上:12,400 円 ハ 保健師又は看護師が、看護補助者又は精神保健福祉士と同時訪問:3,000 円(週 1 回

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5 ※精神科訪問看護指示書の「複数名訪問の必要性」の欄に「あり」と医師の記載が必要 です。 2.精神科複数回訪問看護加算の対象となる利用者の見直し 【算定対象】 精神科在宅患者支援管理料1(ハを除く)又は2を算定する利用者 ~精神科を標榜する保健医療機関が算定する報酬です~ 〇精神科重症患者早期集中支援管理加算の名称を「精神科在宅患者支援管理料」に 変更する 〇精神科在宅患者支援管理料1:訪問看護は当該医療機関又は併設訪問看護ステーショ が提供 〇精神科在宅患者支援管理料2:連携する訪問看護ステーションが訪問看護を提供 イ 重症患者等のうち、集中的な支援を必要とする患者 ロ 重症患者等 3.精神科訪問看護管理療養費の加算に係る見直し (1) 精神科在宅患者支援管理料2に係る精神科重症患者支援管理加算 イ 精神科在宅患者支援管理料2のイを算定する利用者への定期的な訪問看護:8,400 円 ロ 精神科在宅患者支援管理料2のロを算定する利用者への定期的な訪問看護:5,800 円 4.訪問看護情報提供療養費の見直し ●訪問看護ステーションから自治体への情報提供について、利用者の状態等に基づく要件の見直し、 適正化が行われ、算定対象が別表第七、八に掲げる者、精神障害を有する者又はその家族に限定さ れました。 ●医療的ケアが必要な小児(15 歳未満の別表第七、八、(凖)超重症児)が学校へ入学する際に、 訪問看護ステーションから訪問看護についての情報を提供した場合の評価が新設されました。 ●保険医療機関、介護老人保健施設又は介護医療院に入院・入所する利用の訪問看護に係る情報を 提供する場合の評価が新設されました。 類型 情報提供先 訪問看護情報提供療養費 1:1,500 円(月 1 回) 市町村等からの求めに応じ、厚労大臣が定める疾病等の利用者に係る保 健福祉サービスに必要な情報提供 訪問看護情報提供療養費 2:1,500 円(月 1 回) 厚労大臣が定める疾病等の利用者の入学時・転校時当に義務教育諸学校 からの求めに応じて情報提供。入学時等の月に 1 回のみです。 訪問看護情報提供療養費 3:1,500 円(月 1 回) 保険医療機関等に入院・入所にあたり、主治医に訪問看護に係る情報提 供。主治医が所属する医療機関と特別の関係にある場合も算定可です。

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6 ※義務教育諸学校とは、学校教育法に規定する小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課 程又は特別支援学校の小学部又は中等部のことです。 ※市町村等からの求めは、文書でなくても電話や口頭でも OK ですが、その場合依頼日、依頼者につい て看護記録への記載が必要です。(ほうかんネットグループウェアライブラリに掲載している「訪問 看護情報提供書要否確認書」をご使用ください:NWC) ※訪問看護情報提供療養費1~3は、1 人の利用者について算定要件を満たしていれば、同月にすべて 算定することも可能です。 ※ほうかんネットの継続看護連絡票は、医療機関(医師)宛ての訪問看護情報提供書に書ききれない場 合や、病棟看護師に看護サマリーとして添付したい場合など、引き続きご使用ください。 5.訪問看護ターミナルケア療養費の見直し ●同一の利用者に対して訪問看護ステーションと医療機関のターミナルケアの評価は1 つの医療機関又 は訪問看護ステーションのみの算定となりました。 ●訪問看護のターミナルケアに係る評価について、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセ スに関するガイドライン」の取り組みを含めた対応が要件になりました。 【算定要件】 ターミナルケアの実施については、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガ イドライン」等の内容を踏まえ、患者本人及びその家族等と話し合いを行い、患者本人及びその家族 等の意思決定を基本に、他の関係者との連携の上対応すること。 要件等 訪問看護ターミナルケア 療養費1:25,000 円 在宅又は特別養護老人ホーム等で死亡した利用者に対し、支援体制を家 族に説明して死亡日及び死亡日前 14 日以内に 2 回以上、ターミナルケ アを行った場合 訪問看護ターミナルケア 療養費2:10,000 円 特別養護老人ホーム等で看取り介護加算等を算定している利用者の場合 にターミナルケアを行った場合

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