(1)資料1 介護保険施設等に対する指導及び監査

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(1)資料1 介護保険施設等に対する指導及び監査. ・介護保険の理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1~6 ・指導及び監査の実施方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 ・指定の取消・効力停止の規定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8~9 ・令和2年度における事業者指定の取消し及び効力停止の全国での主な事例 ・・10~12 ・介護保険施設等に対する主な指導事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・13~18 ・業務管理体制の整備に関する届出について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 ・業務管理体制の整備に関する検査について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20. -1-.

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(9) 指定の取消・効力停止 都道府県知事等は、指定事業者が次の①~⑬のいずれかに該当するときには、指定を取り消すことができ ます。また、期間を定めて、指定の全部または一部の効力を停止できます。なお、指定取消と効力の全部・ 一部停止については、都道府県知事等が公示します。 ① 以下の「欠格事由」のいずれかに該当するようになったとき。 ⑴ 禁錮以上の刑をうけ、その執行が終わっていないか、今後執行をうけることがある。 ⑵-1 介護保険法その他国民の保健医療・福祉に関する所定の法律(※1)の規定により罰金刑をうけ、その執 行が終わっていないか、今後執行をうけることがある。 ⑵-2 労働に関する法律の所定の規定(※2)により罰金刑をうけ、その執行が終わっていないか、今後執行を うけることがある。 ⑶ 法人が申請する場合に、その役員等の中に以下のいずれかに該当する者がいる。 ⅰ 禁錮以上の刑をうけ、その執行が終わっていないか、今後執行をうけることがある。 ⅱ-1 介護保険法その他国民の保健医療・福祉に関する所定の法律(※1)の規定により罰金刑をうけ、その 執行が終わっていないか、今後執行をうけることがある。 ⅱ-2 労働に関する法律の所定の規定(※2)により罰金刑をうけ、その執行が終わっていないか、今後執行 をうけることがある。 ⅲ (ア)指定取消事由該当、または(イ)介護サービス情報の報告に関する命令に従わなかったことにより、指 定を取り消され、取消日から5年が経過していない。(取消処分通知日前 60 日以内に、その法人の役員等・ 法人でない事業所の管理者であった者を含む。)(取消し理由となった事実について組織的関与が認められ ない場合を除く。) ⅳ 上記ⅲの(ア)または(イ)により、指定取消についての通知があり、その通知日から取消処分日・処分を行 わないことの決定日までの間に事業廃止の届出を行い、その届出日から5年が経過していない。(事業廃止 の届出について相当の理由がある場合を除く。) ⅴ 申請者が都道府県知事等による検査が行われた日から指定等の取消しの処分に係る聴聞を行うか否かの 決定をすることが見込まれる日までの間に、相当の理由なく廃止届を提出した者で、その届出日から5年が 経過していない。 ⅵ 上記ⅳの事業廃止の届出を行った場合で、指定取消についての通知日前 60 日以内にその法人の役員等、 または法人でない事業所の管理者であった者で、その届出日から5年が経過していない。 ⅶ 申請前5年以内に居宅サービス・地域密着型サービス・居宅介護支援・施設サービス・介護予防サービス・ 地域密着型介護予防サービス・介護予防支援あるいはこれらに相当するサービスに関し不正または著しく不 当な行為をした。 ⑷ 法人でない事業所が申請する場合に、その管理者が上記⑶ⅰ~ⅶのいずれかに該当する。 ② 市町村協議制等により指定の際に付された条件に違反したと認められるとき。 ③ 人員基準を満たすことができなくなったとき。 ④ 設備・運営基準(または介護予防のための効果的な支援方法の基準)に従って適正な事業運営をするこ とができなくなったとき。 ⑤ 要介護者(要支援者)の人格を尊重し、介護保険法および介護保険法にもとづく命令を遵守し、要介護 者(要支援者)のために忠実に職務を遂行しなければならないという義務に違反したと認められるとき。 ⑥ 居宅介護サービス費(介護予防サービス費)の請求に関し不正があったとき。 ⑦ 都道府県知事等・市町村長から報告または帳簿書類の提出・提示を命じられて、これに従わなかった、 あるいは虚偽の報告をしたとき。 ⑧ 指定事業者・事業所従業者が次の a.~c.のいずれかの行為をしたとき(指定事業者が従業者について、 その行為の防止のため相当の注意・監督を尽くしていた場合を除く) a. 都道府県知事等・市町村長から出頭をもとめられて応じなかった。 b. 都道府県知事等・市町村長の質問に答弁しなかった、あるいは虚偽の答弁をした。 c. 都道府県知事等・市町村長による検査を拒み、妨げ、あるいは忌避した。 ⑨ 不正の手段により指定をうけた。 ⑩ 介護保険法その他国民の保健医療・福祉に関する所定の法律(※3)に違反した、あるいはこれらの法 律にもとづく命令・処分に違反したとき。.

(10) ⑪ 上記①~⑩のほか、居宅サービス等に関し不正または著しく不当な行為をしたとき。 ⑫ 法人の役員等のなかに、指定取消あるいは効力停止前5年以内に、居宅サービス等に関し不正または著 しく不当な行為をした者がいるとき。 ⑬ 法人でない事業所の管理者が、指定取消あるいは効力停止前5年以内に、居宅サービス等に関し不正ま たは著しく不当な行為をしたとき。 ※1 介護保険法施行令 第 35 条の2に規定する法律 ※2 介護保険法施行令 第 35 条の3に規定するもの ※3 介護保険法施行令 第 35 条の5に規定する法律.

(11) 東大阪市. 堺市. 大阪市. 倉敷市. 指定権者. 訪問介護 (第1号事業含む). 訪問介護 (第1号事業含む). 指定の取消し. 指定の効力の 全部停止6か月. 実際には提供していないサービスを提供したかのように虚偽の提 供記録等を作成し、介護給付費及び介護予防給付費を請求し、受領 不正請求に係る返還額 した。 11,984,377 円 実際には行っていない介護職員に対する処遇改善の実績を報告し、 (加算金を含む) 介護職員処遇改善加算を不正に請求し受領した。. 指定の取消し. ・複数回にわたり、実際には提供していないサービスについて、サー ビス提供記録等の書類を作成したうえ、その報酬を不正に請求し、 受領した。 不正請求に係る返還額 ・一部の利用者について同一建物減算を適用せず報酬を不正に請求 1,835,363 円 し、受領した。 (加算金を含む) ・指定に係る事業所とは別に所在する施設内に事業所としての実体を 有するサービス提供の拠点を設け、当該施設に居住する利用者に対 し、同所を拠点としてサービス提供を行った。. 利用者 20 名について、2017 年(平成 29 年)1月から 2019 年(令 不正請求に係る返還額 和元年)9 月まで間、一部のサービス提供を行っていないにもかかわ 48,239,048 円 らず、サービス提供を行ったかのようにサービス提供票に実績を架空 (加算金を含む) に計上し、介護給付費を不正に請求し受領した。. 経済上の措置. 訪問介護 (第1号事業含む). 主 な 指 定 取 消 し・効 力 停 止 の 事 由. 指定の取消し. サービス種別. ・医療連携体制加算について、加算の要件(看護職員の配置要件)を 満たしていないにもかかわらず、当該加算を不正に請求し、受領し 不正請求に係る返還額 (介護予防) た。 10,269,599 円 認知症対応型共同生活介護 ・介護職員処遇改善加算について、医療連携体制加算分を含めた額に (加算金を含む) 所定の率を乗算することで、当該加算を不正に請求し、受領した。. 内容及び期間. 令和2年度における事業者指定の取消し及び効力停止の全国での主な事例.

(12) 指定の取消し. 指定の取消し. 指定の取消し. 和歌山市. 和歌山市. 指定の取消し. 大分市. 柏原市. 訪問介護 (第1号事業含む) (介護予防)訪問看護. 居宅介護支援. 訪問介護 (第1号事業含む). ・出勤表において、休暇又は勤務前若しくは退職後の従業者がサービ ス提供を行ったとする虚偽のサービス提供記録を作成し、介護給付 不正請求に係る返還額 費を不正に請求し受領した。 3,471,168 円 ・サービス提供記録がないにもかかわらずサービス提供をしたとして 介護給付費を不正に請求し受領した。. 訪問介護 (第1号事業含む). ・訪問介護事業所において虚偽のサービス提供記録を作成したうえ で、当該記録に基づき介護報酬を不正に請求することを居宅介護支 援事業所の管理者が認識していながら、給付管理を行い、介護報酬 を不正に請求した。 ・居宅介護支援事業所の管理者自らが提供を行った訪問介護サービス 不正請求に係る返還額 について、実際には提供していない訪問介護員が訪問介護サービス 621,776 円 を提供したとする虚偽のサービス提供記録を作成したうえで、当該 (加算金を含む) 記録に基づき介護給付費を不正に請求することを管理者が認識し ていながら、給付管理を行い、介護報酬を不正に請求した。 ・訪問介護事業所における不正請求の事実を、管理者が認識していな がら、給付管理を行い、訪問介護事業所の不正行為に加担した。. ・実際には訪問介護サービスを提供していない、若しくは他の訪問介 護員が提供したにもかかわらず、実際には提供していない訪問介護 員が訪問介護サービスを提供していたとする虚偽のサービス提供 記録を作成したうえで、当該記録に基づき介護報酬を不正に請求し 不正請求に係る返還額 た。 1,237,227 円 ・サービス提供の実態がないにもかかわらず、サービスを提供したと (加算金を含む) する虚偽のサービス提供記録を作成したうえで、当該記録に基づき 介護報酬を不正に請求した。. 令和元年11月8日より実施した監査において、法人代表者に帳簿 書類その他の物件の提出を求めたが、これに従わなかった。 監査において、市から事実確認をするために再三連絡をしたが、こ なし れに応じず、事業所の営業の所在を不明な状態にし、監査の進行を妨 げた。.

(13) 指定取消し. 訪問介護 (第1号事業含む). 居宅介護支援. 東三河広域連合. 東三河広域連合. 指定の全部効力停止 (3ヵ月). 許可等の一部効力停止 (新規受入停止) 介護報酬3割減額. 介護老人保健施設 (介護予防) 短期入所療養介護. さいたま市. ・不正な介護報酬が支払われるよう給付管理を行い、訪問介護事業所 なし における介護報酬の不正な請求をほう助した。. ・サービス提供を行っていないにもかかわらず訪問介護費を不正に請 不正請求に係る返還額 求した。 11,544,720 円 ・サービス提供責任者が配置されていないにもかかわらず、初回加算 (加算金を含む) 及び特定事業所加算を不正に請求した。. ・平成 30 年9月の時点で、当時の職員が人員欠如減算にあたること を認識していたにもかかわらず、減算をすることなく報酬を請求し 不正請求に係る返還額 ていた。 約 30,000,000 円 ・介護職員及び看護職員の配置基準を満たしていないことが確認され (加算金を含む) た。.

(14) ○変更届を失念しているケースが⾒受けられた。. よくある指摘事項. 利⽤料等の受領. サービスの提供の記録. 入退所. び同意. ・入所者の⼼⾝の状況、その置かれている環境等に照らし、その者が居宅において⽇常⽣活を営むことができるかどうかについて、定期的に会議等で 検討し、その検討内容を適切に記録すること。 ・基本的評価基準による個別的評価事項を総合的に勘案し、上位の者から登載した選考者名簿を作成し、入所者選考委員会を開催するごとに 調製すること。 ・入所者選考委員会は原則⽉1回以上開催し、選考者名簿の調製を⾏い、透明性及び公平性の確保に留意し記録を残すこと。. ・運営規程の内容を基本にして整合させること。 ・介護保険施設サービスの提供の開始の際に、あらかじめ重要事項の説明を⾏うこと。 ・利⽤料については、利⽤者負担割合に応じて説明を⾏うこと。. ・専⽤区画の配置等を変更した場合は、速やかに枚⽅市へ届け出ること。 ・介護⽼⼈保健施設及び介護医療院においては、施設の区画に変更があった場合、変更許可申請を提出の上、変更届を提出すること。. 改善ポイント. ○限度額認定者について、限度額を超えて徴収していた。 ○利⽤料等の⽀払いを受けるにあたって、あらかじめ利⽤者⼜はその家族に対して、利⽤料等の 明細を記載した重要事項説明書等により説明を⾏っていない、⼜は同意を得ていない。 ○トロミ剤について介護サービス費外で別途徴収している。 〇入所者の預かり⾦の管理規定が整備されていなかった。 〇預かり⾦の報告について、入所者⼜は家族等に定期的に収⽀報告がなされていなかった。. ・預かり⾦の出納管理に係る費⽤を入所者等から徴収する場合には、 イ 責任者及び補助者が選定され、印鑑と通帳が別々に保管されていること。 ロ 適切な管理が⾏われていることの確認が複数の者のより常に⾏える体制で出納事務が⾏われること。 ハ 入所者等との保管依頼書(契約書)、個⼈別出納台帳等、必要な書類を備えていること。 また、入所者等から出納管理に係る費⽤を徴収する場合にあっては、その算定根拠を明確にし、適切な額を定めることとし、例えば、預かり⾦の額 に対し、⽉当たり一定割合とするような取扱いは認められないものである。. 〇利⽤者の⼼⾝の状況の記録がない。 ・サービスの開始(終了)にあたっては、利⽤者の被保険者証にサービス開始(終了)年⽉⽇、サービスの種類、施設の名称を記載すること。 〇サービスの開始(終了)にあたって、利⽤者の被保険証にサービスの種類、施設の名称、入居 ・今後のサービス提供に活かすために、利⽤者の⼼⾝の状況について把握した内容を記録すること。(例:「咳が続いている」「⾷事の呑み込みが悪く ⽇、退居⽇の記載がされていない。 なった」「体調がよかったので外出した」)等、体調などの変化にも注意した記載内容とする。. 〇入所者がその居宅において⽇常⽣活を営むことができるのかの検討が不⼗分であった。 〇入所者の選考理由が不明確であった。 〇入所選考に際しての、優先的な入所の取扱いについて、透明性及び公平性に留意した記録と なっていない。 〇入所選考者名簿が整備されていない。. ○「重要事項説明書」と「運営規程」の記載内容に相違がある。 ○契約を⾏った後で重要事項の説明を⾏っている。 【運営に関する基準】 ○利⽤料が、利⽤者負担割合2割及び3割の利⽤者に対応する内容となっていない。 内容及び手続の説明及 〇利⽤料及びその他の費⽤として規定している⾦額と実際に徴収している⾦額に相違があった。. 【設備に関する基準】 設備及び備品等. 項目. 施設サービス共通. 介護保険施設等に対する主な指導事項.

(15) ・入所者の⼼⾝の状況に応じて、1週間に2回以上、入浴⼜は清拭を⾏うこと。また、その記録を適切に残すこと。 ・施設は、褥瘡が発⽣しないよう適切な介護を⾏うとともに、その発⽣を予防するための体制を整備すること。 ・褥瘡ハイリスク者(⽇常⽣活⾃⽴度の低い入所者)に対しては、褥瘡予防のための介護等の内容を盛り込んだ施設サービス計画を作成し、計画 に基づいた実践と評価を⾏うこと。また、その内容については記録するとともに次の施設サービス計画に反映すること。 ・看護及び医学的管理下における介護として、その病状及び⼼⾝の状況に応じて、排せつの⾃⽴について必要な援助を⾏うため、入所者等の都合 の有無にかかわらず、適切な容量・⽤法により、排せつの⾃⽴について必要な援助を⾏い、介護保険施設サービスの⽅針及び診療の⽅針に基づき 適切に対応すること。 ・従業者は、入所者の意思及び⼈格を尊重し、常に入所者の⽴場に⽴ったサービスの提供に努めること。 ・管理者、介護職員及び看護職員等の現場職員間での情報共有を適切に⾏うための組織体制を構築すること。. 〇入浴を中止した際の清拭等の代替⽅法について、記録上確認できなかった。 ○褥瘡ハイリスク者(⽇常⽣活⾃⽴度の低い入所者)に対し、褥瘡予防のための計画の作成並 びに評価についての記録が確認できなかった。 ○下剤(依存性の⾼い医薬品)を医師が適切に指⽰することなく服⽤させ、排せつ管理をしてい るケースが⾒受けられた。 ○従業者の入所者への⾔葉遣いや介助などでの不適切なケアが⾒受けられた。 ○ケアの⽅針や入所者に関するリスク情報等が施設全体で適切に共有されていなかった。. 介護. ・入所者の⼼⾝の状況、希望、その置かれている環境を踏まえて、他の従業者と協議の上、サービスの目標、当該目標を達成するための具体的な サービス内容等を記載した施設サービス計画を作成すること。 ・施設サービス計画の作成後、定期的にモニタリングを⾏い、結果を記録すること。また、継続的なアセスメントを⾏い、適切に計画を更新すること。 ・施設サービス計画の作成に当たっては、その内容について入所者⼜はその家族に対して説明し、サービス提供前に入所者の同意を得ておくこと。ま た、サービス計画を作成した際には、当該サービス計画を入所者に交付すること。 ・施設サービス計画について、入所者の同意及び交付を⾏った場合は、同意⽇及び交付⽇を記載すること。 ・施設サービス計画については、サービスの提供に関わる従業者が共同して入所者ごとに作成すること。協議された内容については、記録すること。 ・施設サービス計画については、当該計画の目標を達成するための具体的なサービスに対しての評価を⾏い、その内容を次の当該計画に反映させる こと。 ※入所者の状態の評価だけでなく、計画の目標、ケア内容についての評価をしてください。 ※栄養マネジメント加算や褥瘡マネジメント加算等に係る各種計画についても、同様の取り扱いにご留意ください。特に、入所者⼜はその家族に対し ての説明及び同意が不適切であった場合は、介護報酬の返還となります。. 【研修】 ・⾝体的拘束等の適正化のための従業者に対する研修は、年2回以上(新規採⽤時には必ず)実施し、研修の実施内容については記録すること。. 【⾝体的拘束等の適正化のための指針】以下の項目を盛り込むこと。 ・施設における⾝体的拘束等の適正化に関する基本的考え⽅ ・⾝体的拘束適正化検討委員会その他施設内の組織に関する事項 ・⾝体的拘束等の適正化のための職員研修に関する基本⽅針 ・施設内で発⽣した⾝体的拘束等の報告⽅法等のための⽅策に関する基本⽅針 ・⾝体的拘束等発⽣時の対応に関する基本⽅針 ・入所者等に対する当該指針の閲覧に関する基本⽅針 ・その他⾝体的拘束等の適正化の推進のために必要な基本⽅針. 【⾝体的拘束適正化検討委員会】 ・⾝体的拘束等の適正化のための対策を検討する委員会については、⾝体拘束の実施の有無を問わず、3⽉に1回以上開催し、施設全体として ⾝体的拘束を適正に取り扱っていくために必要な情報の共有や今後発⽣の可能性のあるリスク等について検討し、その内容を記録すること。 ※当該委員会は、他の委員会と独⽴して設置・運営することが必要ではあるが、事故防止委員会及び感染対策委員会については相互に関係す ると認められることから、一体的に設置・運営することも可能です。. ・⾝体的拘束について、やむを得ず⾏う場合は、「切迫性」「非代替性」「一時性」の3要件を全て満たす状態であるかの検討を踏まえて判断するこ と。 ・⾝体的拘束を⾏うに当たっては、その様態及び時間、入所者の⼼⾝の状況、⾝体的拘束を⾏う理由を⽂書で⽰し、入所者⼜はその家族に対して 説明し、同意を得ること。 ・ケース検討会議を開催し、入所者の⼼⾝の状況等を関係者で共有し、⾝体拘束を解除できないか検討すること。. ○施設サービス計画について、入所者の⽇常⽣活全般の状況及び希望を踏まえた、サービスの目 標、当該目標を達成するための具体的なサービスの内容等が記載されていない。 ○施設サービス計画の作成に当たっての解決すべき課題の把握(アセスメント)や実施状況の把 握(モニタリング)が不⼗分。 ○施設サービス計画について入所者⼜はその家族に対し、内容の説明・同意及び交付がされてい 施設サービス計画の作成 ない。 ○施設サービス計画の同意⽇がサービス提供後となっている。 等 ○施設サービス計画作成について、サービス提供に関わる従業者が協議した内容について記録さ れていない。 ○施設サービス計画の目標を達成するための具体的なサービスに対しての評価が⾏われていない。. サービスの取扱⽅針. 〇施設の医師が、緊急やむを得ず⾝体拘束を⾏った場合の記録について、診療録の記載⽇が入 居者⼜は家族への同意⽇より前になっていた。 〇緊急やむを得ず⾝体拘束等を⾏ったケースについて、検討内容及びその記録が不⼗分であっ た。 〇拘束の解除に向けた検討が不⼗分なまま、⻑期にわたって⾝体拘束を⾏っていた。 〇⾝体的拘束等の適正化のための対策を検討する委員会が開催はされているが、適正化に向け た内容について検討していなかった。 〇⾝体的拘束等の適正化のための指針が整備されていなかった。 〇⾝体的拘束等の適正化のための研修が、定期的に実施されていなかった。.

(16) 秘密保持等. 衛⽣管理等. 勤務体制の確保等. 【勤務表について】 ・ 管理者を含む全ての従業者を記載し、事業所ごと、原則として⽉ごとに作成すること。 ・ 介護保険外サービスに従事した時間が分かるように区別すること。 ・ 法⼈代表、役員が管理者等の常勤従業者となリ雇⽤契約が必要とされない場合であっても、勤務時間、職務の内容等を明確にすること。 ・併設の事業所と兼務している従業者については、それぞれで従事している時間等が明確にわかるよう出勤簿等を整備すること。. ・常勤とは当該事業所における勤務時間が、当該事業所において定められている常勤の従業者が勤務すべき時間数(32時間を下回る場合は32 時間を基本とする。)に達していることをいう。. ・雇⽤形態、勤務時間に関わらずすべての従業員等の健康状態について管理を⾏うこと。 ・深夜業を1週に1回以上または1⽉に4回以上⾏う従業員等については6か⽉以内ごとに1回健康診断を実施すること。 ・清潔リネン庫には汚染の原因となるものを混在させないこと。 ・感染症⼜は⾷中毒の予防及びまん延防止のための委員会は、おおむね3⽉に1回以上、定期的に開催するとともに、感染症が流⾏する時期等 を勘案し必要に応じ随時開催する必要がある。 ・「感染症及び⾷中毒の予防及びまん延防止のための指針」には、平常時の対策及び発⽣時の対応を規定する。 ・「感染症及び⾷中毒の予防及びまん延防止のための研修」の内容は、感染対策の基礎的内容等の適切な知識を普及・啓発するとともに、当該 施設における指針に基づいた衛⽣管理の徹底や衛⽣的なケアの励⾏を⾏うものとする。 ・職員教育を組織的に浸透させていくためには、当該施設が指針に基づいた研修プログラムを作成し、定期的な教育(年2回以上)を開催すると ともに、新規採⽤時には必ず感染対策研修を実施することが重要。 ・調理や清掃などの業務を委託する場合には、委託を受けて⾏う者に対しても、施設の指針を周知する必要がある。 ・研修の実施内容についても記録すること。 ・入所予定者の感染症に関する事項も含めた健康状態を確認し、感染症や既往である者が入所する場合には、感染対策担当者は、介護職員そ の他の従業者に対し、当該感染症に対する知識、対応等について周知することが必要。. ○管理者が従業者の健康診断の結果を把握する等の管理を⾏っていない。 〇清潔リネン庫の中に段ボール等が置かれていた。. ○「感染症及び⾷中毒の予防及びまん延防止のための指針」を整備し、従業者に周知する、な ど、従業員が感染源とならないための措置がとられていない。 ○施設内での⾷中毒及び感染症の発⽣を防止するための措置をとっていない。 〇感染症⼜は⾷中毒の予防及びまん延防止のための委員会が定期的に開催されていなかった。. 【個⼈情報の使⽤同意について】 ○利⽤者及びその家族の個⼈情報を⽤いる場合について、それぞれから⽂書による同意が得られ ていない。. 【従業者の秘密保持について】 ・家族の個⼈情報を使⽤する場合は、利⽤者だけでなく家族についても記名できる様式にしておくこと。必要最⼩限の個⼈情報を得るようにするこ ○従業者の在職中及び退職後における、利⽤者及びその家族の個⼈情報に関する秘密保持に と。 ついて、事業者と従業者間の雇⽤契約、就業規則、労働条件通知書、誓約書等で取り決めが ⾏われていない。. ・前年末に翌年度の年間計画を⽴てるなど計画的に研修を⾏うこと。 ・外部研修の内容について伝達研修を⾏うなど、従業員の資質の向上に取り組むこと。 ・研修実施後は資料等も含め、記録を残すこと。. ○従業員等の資質向上に関する研修の機会が確保されていない。 ○研修(内部、外部を含む)の実施記録等が保存されていない。. ○雇⽤契約書もしくは労働条件通知書等により当該事業所管理者の指揮命令下にあること及び ・ 常勤・非常勤を問わず、従業者に労働条件(雇⽤期間、就業場所、従事する業務(兼務の職務)、勤務時間等)を書面で⽰すこと。(労 職務の内容が明確にされていない。 働条件通知書・雇⽤契約書等を作成し、交付する) 〇従業者の兼務関係について、職務発令等の内容が確認できなかったので、従業者の兼務関係 を辞令や雇⽤契約書等で明確にすること。. ○介護保険法の基準における常勤の考え⽅を誤って理解している為、⼈員基準を満たしていな かった。 ○翌⽉の勤務表が前⽉末までに作成されていない。 〇従業者の勤務状況について、従業者が勤務したことが明確になっていない。 〇併設事業所等の複数の事業所で兼務する従業者の勤務時間が明確になっていない。 〇ユニットリーダー研修修了者の配置基準が満たされていなかった。.

(17) 経口維持加算. 療養⾷加算. サービス提供体制強化 加算 ⽇常⽣活継続⽀援加 算. 【報酬関係】 認知症専門ケア加算. 会計の区分. ⾼齢者虐待の防止. 事故発⽣時の対応. 苦情処理. ・事業者は従業者に対して研修の機会を提供するなど⾼齢者虐待の防止に関する取組みを⾏うこと。. ○虐待と疑われるケースが⾒受けられても対応していない。. ・認知症介護に係る専門的な研修⼜は認知症介護の指導に係る専門的な研修を修了している者を適切に配置すること。 ※研修修了者が退職等により不在となった場合は、速やかに加算の取下げを届け出てください。 ・認知症ケア加算については、介護を必要とする認知症の者(⽇常⽣活⾃⽴度のランクⅢ、Ⅳ⼜はMに該当する入所者)の占める割合が2分の 1以上であることを確認し、その割合を算出した記録は、5年間保存してください。また、⽇常⽣活⾃⽴度のランクがⅢ、Ⅳ⼜はMに該当する入所 者に対してのみ算定が可能です。 ・サービス提供体制強化加算(⽇常⽣活継続⽀援加算)について、介護福祉士等の常勤換算⽅法により算出した前年度(3⽉を除く。)の平均 を⽤い、その職員の割合を算出した記録は、5年間は保存すること。 ・介護⽼⼈福祉施設等に併設する短期入所⽣活介護におけるサービス提供体制強化加算の職員の割合の算出にあたっては、短期入所⽣活介 護を提供する職員のみで算出すること。 ※本体施設と兼務する職員については、勤務実態、入所者数、ベッド数等に基づき按分するなどの⽅法で算出すること。. ・当該加算における治療⾷は、主治の医師より利⽤者に対し疾患治療の直接手段として発⾏された⾷事箋に基づくものであり、腎臓病⾷において は⾷塩総量6.0g/⽇未満の減塩⾷とすること。 ・利⽤者の病状等に応じて、主治の医師より利⽤者に対し疾患治療の直接手段として発⾏された⾷事箋に基づき、療養⾷が提供された場合に算 定すること。 ・当該加算を算定する際には、療養⾷の献⽴表を作成すること。 ・経口維持計画の作成にあたっては、多職種が共同して、入所者の栄養管理をするための⾷事の観察及び会議を⾏い、その内容を記録すること。 ・経口維持計画には、継続して経口による⾷事の摂取を進めるための特別な管理の⽅法等を記載すること。 ・加算の算定について、6⽉を超える場合は、医師⼜は⻭科医師の指⽰により特別な管理を継続することが分かるよう記録すること。また、継続につ いて入所者の同意を得たことがわかるように記録すること。. ○認知症介護に係る専門的な研修を修了している者が適切に配置されていなかった。 ○認知症専門ケア加算について、要件を満たしていない期間についても、当該加算を算定してい た。. ○サービス提供体制強化加算(⽇常⽣活継続⽀援加算)について、算定要件を満たしていること が確認できる書類が作成されていない。 ○サービス提供体制強化加算における職員の割合の算出について、サービスごと(職種ごと)の切り 分けができていない。 ○⽇常⽣活継続⽀援加算にかかる介護福祉士の割合について、併設型短期入所⽣活介護と一 体的に確認していた。(介護⽼⼈福祉施設・地域密着型介護⽼⼈福祉施設入所者⽣活介護). 〇腎臓病⾷の提供について、⾷塩総量が6.0g/⽇を超える⽇が散⾒された。 〇医師の発⾏する⾷事箋の病名が異なっているなど、⾷事箋の内容に不備が散⾒された。 〇療養⾷の献⽴が作成されていなかった。. ○経口維持計画について、担当職種の意⾒の記載が無い等、不⼗分な内容であるものがみられ た。 ○経口維持加算にかかる会議等について議事録が作成されていなかった。 ○6ヶ⽉を超えて引き続き当該加算を算定している場合で、医師⼜は⻭科医師の指⽰の記録が なく入所者等の同意が得られていなかった。. ○各介護保険サービス事業ごと及び他の事業の経理・会計が区分されていない。(介護保険サー ・⼈件費、事務的経費等についても按分するなどの⽅法により、それぞれの事業ごとに会計を区分すること。 ビスと障害福祉サービス、介護保険サービスと有料⽼⼈ホーム等) 参照︓「介護保険の給付対象事業における会計の区分について」(H13.3.28 ⽼振発第18号). 参考︓⼤阪府の認知症・⾼齢者虐待防止関連サイト 「認知症施策・⾼齢者虐待防止」 https://www.pref.osaka.lg.jp/kaigoshien/ninnshishou-gyakutai/index.html 「⾝体拘束ゼロへの手引き」「⼤阪府⾝体拘束ゼロ推進標準マニュアル」 https://www.pref.osaka.lg.jp/koreishisetsu/kyotuinfo/sintaikousoku.html. ・事故の状況等によっては、各市町村の取扱いに応じて市町村等への報告を⾏うこと。 ・事故が⽣じた際には、その原因を解明し再発防止の対策を講じること。 ・事故・ひやりはっと事例発⽣時の状況及びこれらに際して採った処置等について施設内で共有を⾏うこと。 ・洗剤等の保管⽅法については、誤飲防止の観点から利⽤者の手の届かないところでの保管⼜は、目につかないように保管すること。 ・医薬品については、施錠できるところに保管すること。また、冷蔵庫で保管する場合には⾷品等と混在させないこと。. ○すでに発⽣した事故がヒヤリハットとして報告されていた。 ○事故記録等に「その後の経過」、「原因の分析」、「再発防止のための取組み」が記録されておら ず、また「再発防止のための取組み」が⾏われていない。 〇事故に際してとった処置等の経過が途中で終わっているケースがあった。 ○報告すべき事故について市町村等に報告していない。 〇トイレ内及び浴室の洗剤等の保管⽅法が適切ではない。 〇NCが設置されていない。 〇医薬品が鍵のかからないところで保管されていた。 〇ユニット内の冷蔵庫に医薬品と⾷品が混在していた。. ○苦情の内容が記録されていない、⼜はその様式や記録が整備されていない。 ・ 組織として迅速かつ適切に対応するため、苦情の内容等を記録するための様式を整備し、苦情の内容等を記録すること。 ○苦情の内容を踏まえ、サービスの質の向上に向けた取り組みを⾏っていない。 ・相談や要望などについても記録し、苦情につながらないように対策すること。 ○苦情記録に「その後の経過」「原因の分析」「再発防止のための取組み」の記録がされていない。 ・ 苦情(相談・要望を含む)がサービスの質の向上を図る上で重要な情報であるとの認識に⽴ち、苦情の内容を踏まえて、サービスの質の向上に向 けた取組みを⾃ら⾏うこと。.

(18) ・入院・外泊期間中に当該入所者のベッドを短期入所⽣活介護に利⽤した際には、入院⼜は外泊時の費⽤を算定しないこと。 ・入所者が、病院⼜は診療所への入院を要した場合及び入所者に対して居宅における外泊を認めた場合の所定単位数の算定は、1⽉に6⽇を 限度とすること。 ・入院中(外泊中)の入所者のベッドを短期入所⽣活介護に利⽤することについて、入所者から同意を得たことを記録すること。. ・看取り介護加算に係る「看取りに関する指針」について、入所の際に入所者⼜はその家族に対して、当該指針の内容を説明し、同意を得ておくこ と。 ・指針には以下の内容を含めること。 イ 当該施設の看取りに関する考え⽅ ロ 終末期にたどる経過(時期・プロセスごと)とそれに応じた介護の考え⽅ ハ 施設等において看取りに際して⾏いうる医療⾏為の選択肢 ニ 医師や医療機関との連携体制(夜間及び緊急時の対応を含む) ホ 入所者等への情報提供及び意思確認の⽅法 ヘ 入所者等への情報提供に供する資料及び同意書の書式 ト 家族への⼼理的⽀援に関する考え⽅ チ その他看取り介護を受ける入所者に対して施設の職員が取るべき具体的な対応の⽅法 ・看取りに関する研修を実施し、その内容を記録に残すこと。 ・医師が「医学的知⾒に基づき回復の⾒込みがない」と診断した記録を適切に残すこと。 ・医師、看護師、介護職員等が共同して入所者の状態等に応じて随時相談したことについての記録を残すこと。また、家族に説明や連絡をとった内 容についても記録しておくこと。. ○看取りに関する指針に盛り込むべき項目が盛り込まれていなかった。 ○看取りに関する指針について入所の際に、入所者⼜はその家族等に説明し、同意を得ていな かった。 ○看取りに関する研修が実施されていなかった。 ○医師が、医学的知⾒に基づき回復の⾒込みがないと診断した記録がなかった。 介護⽼⼈福祉施設・地 〇医師、看護師、介護職員等が共同して入所者の状態等に応じて随時相談したことについての 記録がなかった。. 域密着型介護⽼⼈福 祉施設入所者⽣活介 護 【看取り介護加算】. 介護⽼⼈福祉施設・地 域密着型介護⽼⼈福 祉施設入所者⽣活介 護 【外泊時の費⽤の算定に ついて】. 祉施設入所者⽣活介 護 【個別機能訓練加算】. 〇入院や外泊中に当該入所者のベッドを短期入所⽣活介護に利⽤した際に、誤って算定した。 〇外泊時費⽤の算定について、外泊の期間を誤って算定していた。(予定と実績が異なっていた が予定のままで算定していた。) 〇入院中(外泊中)の入所者のベッドを短期入所⽣活介護で使⽤すう際に入所者から同意を 得ている旨の記録が確認できなかった。. ・概ね2⽉に1回以上、運営推進会議において、施設の活動状況を報告し、運営推進会議による評価を受けるとともに、運営推進会議から必要 な要望、助⾔等を聴く機会を設けること。 ・会議における報告、評価、要望、助⾔等についての記録を作成し、記録については公表すること。. ・個別機能訓練計画については、機能訓練指導員、⽣活相談員、看護職員、介護職員等が共同して、入所者ごとにその目標、実施時間、実施 ⽅法等を具体的に記載して作成すること。また、協議された内容については、記録すること。 ・個別機能訓練計画に基づいて⾏った個別機能訓練の効果・実施時間・実施⽅法等について、評価を⾏い、その内容を次の当該計画に反映させ ること。 ・個別機能訓練に関する記録については、入所者ごとに実施時間、訓練内容、担当者等を具体的に記録すること。. 〇運営推進会議の内容が公表されていない。. 〇サービス提供に関わる従業者が共同して作成したことの記録がなかった。 〇個別機能訓練計画について、当該目標を達成するための具体的なサービスに対しての評価が 介護⽼⼈福祉施設・地 ⾏われていない。 域密着型介護⽼⼈福 〇個別機能訓練計画に基づいて実施した機能訓練の実施時間帯等の記録が不⼗分。. 地域密着型介護⽼⼈ 福祉施設入所者⽣活 介護 【地域との連携】. 施設サービスごと. 介護職員処遇改善加 算. ・介護職員処遇改善計画書等を掲⽰する等の⽅法により、介護職員に周知すること。 ○賃⾦改善を⾏う⽅法について、職員に対して周知していなかった。 加算区分により周知が必要な事項を把握して漏れなく周知し、そのことが確認できるようにすること。 ○介護業務に従事しない職員に対し、介護職員処遇改善加算の対象としていた。(例︓管理 (参考)加算(Ⅰ)を算定する事業所において周知が必要な事項 者、事務職員etc) 介護職員処遇改善計画書 ○処遇改善実績報告書の賃⾦額が不正確であった。(例︓根拠資料の積算結果と相違してい 介護職員の任⽤の際における職責⼜は職務内容等の要件(介護職員の賃⾦に関するものを含む) る、加算対象外(障害福祉サービス等)の職員分も合算しているなど) 介護職員の資質の向上の⽀援に関する計画を策定し、当該計画に係る研修の実施⼜は研修の機会を確保していること ○改善実施期間中に加算額に相当する賃⾦改善が完了していなかった。 介護職員の経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み⼜は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けていること 〇キャリアパス要件Ⅲの資格に応じ昇給する仕組みについて、介護福祉士資格を有して入職した 者が、その後資格に応じた賃⾦改善を受けられる仕組みとなっていない。 介護職員の処遇改善の内容(賃⾦改善に関するものを除く)及び当該介護職員の処遇改善に要した費⽤ 〇キャリアパス要件である資質向上のための計画について、計画に沿った研修の機会が確保されて いなかった。.

(19) 〇集中的なリハビリテーションを実施する必要性が計画に位置付けられていなかった。 〇20分以上の個別リハビリテーションを1週につき概ね3⽇以上実施していないケースが⾒受けら れた。. 加算・退院時指導等加 算)】. 〇指定居宅介護⽀援事業者等に対して当該利⽤者の情報を提供する場合の、入所者の同意 を⽂書により得ていない。 介護⽼⼈保健施設 〇退所時情報提供加算について、診療情報を⽰す⽂書の項目が不⼗分であった。 【退所時等相談援助加 〇退所時(退院時)の指導内容が、不⼗分であった。 算(退所時等⽀援等 ○退所後(退院後)に介護保険施設に入所している場合に、算定していた。. 介護⽼⼈保健施設 【短期集中リハビリテー ション加算】. ・退所時情報提供加算の診療状況を⽰す⽂書については、平成12年⽼企第40号通知の別紙様式を参考にし、作成すること。 ・主治医や指定居宅介護⽀援事業者等に対し、入所者の必要な情報提供等を⾏う場合は、あらかじめ⽂書により入所者の同意を得ること。 ・退所前訪問指導加算について、退所後の療養上の指導を⾏い、その記録を残すこと。 ・退所時(退院時)の相談及び指導援助については、当該入所者の運動機能及び⽇常⽣活能⼒等の維持及び向上を目的とした機能訓練の内 容、介助⽅法等について当該入所者及び家族に指導し、その内容を記録すること。 ※単に、退所時(退院時)における入所者の⾝体状態等の情報提供だけでなく、入所者及びその家族が今後の居宅における⽣活で活かせるよ うな機能訓練、介助⽅法等の指導を⾏い、その内容を記録してください。 ・退所後(退院後)他の介護保険施設へ入所⼜は入院する場合は、算定しないこと。. ・必要性を計画に明確に位置付けること。 ・20分以上の個別リハビリテーションを1週につき概ね3⽇以上実施したことがわかるよう適切に記録に残すこと。.

(20) 令和3年4月1日から 介護サービス事業者の業務管理体制の整備に係る 届出書の届出先が一部変わります 指定事業所が同一中核市内にのみ所在する事業者にかかる届出先について、 原則都道府県知事から中核市の長へ変更となります。 なお、この法改正に伴う、届出書の提出は必要ありません。 「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」 (令和元年法律第26号)により介護保険法(平成9年法律第123号)の一部が改正されました。. 区. 分. 届出先 (現行). 届出先 (令和3年4月1日以降). ①. 指定事業所が三以上の地方厚生局 管轄区域に所在する事業者. 厚生労働大臣. 厚生労働大臣. ②. 指定事業所が二以上の都道府県に 所在し、かつ、二以下の地方厚生局 管轄区域に所在する事業者. 主たる事務所の所在地の 都道府県知事. 主たる事務所の所在地の 都道府県知事. ③. 指定事業所が同一指定都市内にの み所在する事業者. 指定都市の長. 指定都市の長. ④. 指定事業所が同一中核市内にのみ 所在する事業者 (※). 都道府県知事. 中核市の長. ⑤. 地域密着型サービス(予防含む)の みを行う事業者で、指定事業所が 同一市町村内にのみ所在する事業者. 市町村長. 市町村長. 都道府県知事. 都道府県知事. ⑥. ①から⑤以外の事業者. ( ※) 指定事業所に介護療養型医療施設を含む場合は除く(届出先は都道府県知事のまま). 厚生労働省老健局総務課介護保険指導室.

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