OneCNC
シリーズの最新製品
XR8
で搭載された新機能についてご紹介します。
XR8
は、世界中のユーザーの皆様から寄せられた様々なリクエストに応え、
広範囲にわたり数多くの改良が加えられた
OneCNC
シリーズの最新製品です。
多くの機能が追加されていることはもちろん、
3D
モデルのデータベースの扱いやツールパスの
演算ロジックなど、アプリケーションの基礎となる内部システムを根本から開発し直しました。
これにより、これまでに無いレベルでの大幅な機能強化とシステムの安定性の向上を実現しました。
【
【
【
【主な機能強化項目
主な機能強化項目
主な機能強化項目】
主な機能強化項目
】
】
】
【旧製品からの移行について】
【旧製品からの移行について】
【旧製品からの移行について】
【旧製品からの移行について】
画面周りや操作方法については、旧製品 XR7 と変わらず、同じ仕様を引き継いでいますので、
旧製品をお使いのユーザー様は、アップグレードした後もすぐに使いこなすことができます。
また、旧製品で作成されたファイル(*.ONECNC, *.XFA)や、お使いのポスト設定、工具リスト、
穴加工パターンなどの各種環境ファイルについては、XR8 環境下でも基本的な互換性を保っておりますので
旧製品の環境をそのまま XR8 へ移行することで、スムーズに運用を開始することができます。
新機能のご紹介
CAD:3Dモデルの稜線の扱いを刷新 CAD:2D図面化機能の隠線処理の強化 CAD:ファイルの読み込み速度向上 CAD:モデリング-フィレットコマンドの強化 CAD:3D寸法線の強化 CAD:図面やモデルをPDF形式で保存 CAD:各種CADトランスレータの更新 ミル:隅取り加工に対応(3軸/同時5軸) ミル:テーパー/彫刻工具を用いたツールパス計算 ミル:オフセット型ツールパスの強化(2D/3D) ミル:ポケット加工の進入位置指定(オフセット型) ミル:ポケット加工で複数領域を一括選択可能に ミル:等高線仕上げで「非加工面」の指定に対応 ミル:異なるタイプを組合せた複合ポケット加工 ミル:側面と底面に異なる残り代の設定が可能に ミル:スキャロップ加工/面沿い加工の改善 ミル/複合:割り出しに使用した作業平面の自動保存 旋盤:プライムターニングに対応し加工効率UP 旋盤:任意の素材形状からの荒加工に対応 旋盤:使用できるチップの種類が拡充 旋盤:加工方向を自由に指定可能に(上下/左右/往復) 旋盤:2Dストックモデルによるシミュレーション 旋盤:工具ホルダの干渉チェック機能 旋盤:ポケット領域の加工順の指定が可能に 旋盤:リトラクト量の数値指定が可能に 旋盤:オーバーラップ動作のON/OFF設定 旋盤:工具ホルダの傾きを自由に設定可能に NCExTool:ウィンドウサイズの変更、処理の高速化 その他■
■
■
■ CAD/
CAD/
CAD/
CAD/共通機能
共通機能
共通機能
共通機能
3D
3D
3D
3D
モデルの計測
モデルの計測
モデルの計測
モデルの計測の際に
の際に
の際に
の際にエッジ抽出
エッジ抽出 が
エッジ抽出
エッジ抽出
が
が不要に
が
不要に
不要に
不要に
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
情報表示で 3D モデルの稜線などの要素の情報や、稜線間の距離などを測定する際に、これまでは前もってエッジを抽出しておく必要 がありましたが、XR8では 3Dモデルの稜線をダイレクトに選択することができますので、エッジを抽出する作業は必要ありません。 さらに、端点座標や要素情報、サーフェス情報、ソリッド情報などを調べる際に、これまではマウスクリックを行うことで結果が表示される 仕様でしたが、XR8ではクリックしなくても、3D モデル形状の調べたい要素にマウスを近づけるだけで、要素情報、端点座標、ソリッドモ デル情報などが情報ボックスにリアルタイムに表示されます。 <旧バージョン> XR7 以前のバージョンでは、3D モデルの測定行うには、あらじかじめ「エッジ抽 出」を行い、計測時に抽出したエッジ線を毎回「クリック」する必要がありました。 また、使用したエッジを削除するなどの手間もかかっていました。 XR8 では、モデルの稜線をそのまま選択できますので、事前にエッジ抽出を 行う必要はありません。また、マウスをクリックしなくても、マウスを近づけるだけで リアルタイムに情報表示ウィンドウの値が更新されます。 フィレットの半径値や座標などを連続して調べる際に非常に便利になります。2D
2D
2D
2D
図面化
図面化
図面化
図面化機能
機能
機能
機能の隠線処理の強化
の隠線処理の強化
の隠線処理の強化
の隠線処理の強化
※
※
※
※
Expert, SolidDesign
3D モデルの情報データベースの刷新により、重複線や隠線の処理を確実に行うことができるようになりました。 <旧バージョン> モデルによっては、一部分について陰線しか表示されないケースがありました。 モデルによっては、全体的に図面化に失敗するケースもありました。 完全に図面化できています。 完全に図面化できています。ファイルの
ファイルの
ファイルの
ファイルの読み込み速度向上
読み込み速度向上
読み込み速度向上
読み込み速度向上
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
大容量の CADデータを読み込む際の処理速度が向上しました。 OneCNCで保存されたファイルはもちろん、外部の CADで作成された3Dデータについても、ファイルの読み込み速度が向上しました。 <旧バージョン> 【ベンチマークテスト】 OneCNCモデルデータ(shoehorn_mbase.ONECNC)を 開くまでの時間は、約19
19
19
19
秒
秒
秒
秒
【ベンチマークテスト】 OneCNCモデルデータ(shoehorn_mbase.ONECNC)を 開くまでの時間は、約2
2
2
2
秒
秒
秒
秒
モデリング
モデリング
モデリング
モデリング
フィレット
フィレット
フィレットコマンド
フィレット
コマンド
コマンド
コマンドの
の強化
の
の
強化
強化
強化
※
※
※
※
Professional, Expert, SolidDesign
旧製品では左図の赤色のエッジのように、先に作成されたフィレット面の端に収束するエッジに対しては、フィレットコマンドが
対応していませんでしたが、XR8ではこのようなフィレット処理にも対応できるようになりました。
寸法線の強化
寸法線の強化
寸法線の強化
寸法線の強化:
:
:
: 3D
3D
3D
3D
寸法線の作図の際にエッジが不要に
寸法線の作図の際にエッジが不要に
寸法線の作図の際にエッジが不要に
寸法線の作図の際にエッジが不要に
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
これまでは、3Dモデルに寸法線を作図する時は、あらかじめエッジ抽出を行ったり、必要な箇所に点を作図してお く必要がありましたが、XR8では3Dモデルの端点や稜線に対してダイレクトに3D寸法線を作成することが可能 になりました。またスプライン形状の稜線を選択する際も、自動的に円弧近似された情報で表示されます。寸法線の強化:寸法公差
寸法線の強化:寸法公差
寸法線の強化:寸法公差
寸法線の強化:寸法公差
プラスプラス
プラスプラス
プラスプラス
プラスプラス
(++)、マイナスマイナス(- -)に対応
、マイナスマイナス
、マイナスマイナス
、マイナスマイナス
に対応
に対応
に対応
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
寸法線の作図にて、プラスプラス(++)、マイナスマイナス(--)の公差指示に対応しました。寸法線の強化:
寸法線の強化:
寸法線の強化:
寸法線の強化:2
2
2
2
点間の距離寸法に対応
点間の距離寸法に対応
点間の距離寸法に対応
点間の距離寸法に対応
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
3D空間上の任意の2点間に対して距離寸法線を容易に作図できるようになりました。作業中に
作業中に
作業中に
作業中に UNDO/REDO
UNDO/REDO
UNDO/REDO
UNDO/REDO
の履歴を削除することが可能に
の履歴を削除することが可能に
の履歴を削除することが可能に
の履歴を削除することが可能に
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
長時間の作業を連続して続けると UNDO/REDO の履歴情報の記憶にPCのメモリを専有してしまい操作が遅くなることがあります。 そのような場合に操作履歴を削除することで、PCのリソースを最大限有効に活用することが可能になります。
表示中の図面やモデルを
表示中の図面やモデルを
表示中の図面やモデルを
表示中の図面やモデルを
形式で保存可能に
形式で保存可能に
形式で保存可能に
形式で保存可能に
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
名前を付けて保存の際に、拡張子として「*.PDF」の指定が追加されました。 ファイル形式を指定して保存するだけで手軽に3Dモデルや図面データをPDF ファイルに変換することが可能になりました。 ▲2次元図面データ → PDF ファイル ▲3次元モデルデータ → PDF ファイル各種
各種
各種
各種
CAD
CAD
CAD
CAD
トランスレータの更新
トランスレータの更新
トランスレータの更新
トランスレータの更新
※全製品
※全製品
※全製品
※全製品
STEP,IGES,Parasolid,SAT,VADFS,Solidworks,Rhino,DXF,DWGについて、
■
■
■
■
ミル
ミル
ミル/
ミル
/
/
/多軸
多軸/
多軸
多軸
/
/
/複合旋盤
複合旋盤
複合旋盤
複合旋盤
隅取り加工に対応
隅取り加工に対応
隅取り加工に対応
隅取り加工に対応
※
※
※
※
Mill Expert , Lathe Expert(
複合旋盤
複合旋盤
複合旋盤
複合旋盤
)
3D モデルの隅部を自動的に検出して、その部分だけに仕上げ加工用のツールパスを作成することができるようになりました。 旧バージョンからあるペンシル加工は、3D モデルの隅部に一本だけのツールパスを生成するものでしたが、隅取り加工では ペンシル加工のツールパスを中心に、その両側に指定した値だけオフセットした複合的なツールパスとなります。 小径のボールエンドミルを用いた隅部の最終的な 3D仕上げに効果を発揮します。
同時
同時
同時
同時
5
5
5
5
軸
軸
軸
軸:
:
:
:隅取り加工に対応
隅取り加工に対応
隅取り加工に対応
隅取り加工に対応
※
※
※
※
同時
同時
同時
同時
5
軸オプション
軸オプション
軸オプション
軸オプション
3軸加工と同様の隅取り加工が、同時 5軸加工でも使用できます。 隅取り加工では、小径の工具を使用することが多く、工具の突き出し長を十分に確保できないケースがあります。 OneCNCの同時 5軸加工では、ツールパス計算の段階で、工具ホルダや突き出し長の条件を考慮し、 自動的にホルダ干渉を避けるツールパスが作成されますので、刃長の短い工具でも安定した隅取り加工が可能です。テーパー工具を用いたツールパス計算
テーパー工具を用いたツールパス計算
テーパー工具を用いたツールパス計算
テーパー工具を用いたツールパス計算に対応
に対応
に対応
に対応
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
輪郭加工、ポケット加工、3D等高線加工(荒/仕)において、テーパー工具、テーパーボール工具を用いたツールパス計算に 対応しました。彫刻加工やテーパー工具を用いた3D加工などで、ワークに干渉しない加工プログラムが容易に作成できます。 ▲2D輪郭加工 ▲2D ポケット加工 ▲3D等高線仕上げ加工 ▲3D 等高線荒加工(HSM オープン)多軸
多軸
多軸
多軸:テーパー工具を用いたツールパス計算
:テーパー工具を用いたツールパス計算
:テーパー工具を用いたツールパス計算
:テーパー工具を用いたツールパス計算に対応
に対応
に対応
に対応
※多
※
※
※
多
多軸オプション・複合旋盤
多
軸オプション・複合旋盤
軸オプション・複合旋盤
軸オプション・複合旋盤
テーパー工具を用いたツールパス計算は、ミルの固定 5軸、固定 4軸、さらに複合旋盤によるミル加工でも使用可能です。ポケット加工
ポケット加工
ポケット加工
ポケット加工:
:
:
:複数の
複数の
複数の領域
複数の
領域
領域
領域 を一括して選択可能に
を一括して選択可能に
を一括して選択可能に
を一括して選択可能に
※
※全てのミル製品
※
※
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
複数の領域を持つ形状に対してポケット加工を行う際に、これまでは対象の領域を一つずつマウスでクリックする必要がありましたが、 XR8では、あらかじめ加工対象とする形状を選択しておくことで、加工対象を一括で指定することができるようになりました。 <旧バージョン> 旧バージョンでは、ポケット加工のコマンドを実行してから、 すべての加工領域をマウスで順番にクリックする必要があり、 下図のように領域の数が多い場合に大変な労力が必要でした。 XR8 では、あらかじめ加工対象となる閉じ形状を選択した上で、 ポケット加工のコマンドを起動することが可能で、領域を何度もクリックする 必要がありません。 もちろん、内/外の判断も自動で行います。ポケット加工:
ポケット加工:
ポケット加工:
ポケット加工:オフセット型で
オフセット型で進入
オフセット型で
オフセット型で
進入
進入位置の
進入
位置の
位置の指定
位置の
指定
指定
指定 が可能に
が可能に
が可能に
が可能に
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
下穴処理がされているワークへの加工の際に、加工開始位置を指定したポケット加工が可能になりました。 前バージョンの XR7では、加工開始位置の指定ができるのは HSMツールパスの場合に限定されていましたが、 XR8ではオフセット型のポケット加工についても、加工開始位置を自由に指定できるようになりました。「オフセット
「オフセット
「オフセット
「オフセット演算
演算
演算
演算」
」
」
」の
の
の
のロジックを刷新
ロジックを刷新し、
ロジックを刷新
ロジックを刷新
し、
し、
し、安定した
安定した
安定した
安定したツールパス計算
ツールパス計算
ツールパス計算
ツールパス計算 が可能に
が可能に
が可能に
が可能に
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
等高線加工やポケット加工などのツールパスを計算する際に、使用される「オフセット演算」に関するロジックを根本から刷新しました。 これにより、下記のような複雑な形状でも安定して瞬時にツールパスが生成できるようになりました。 <旧バージョン> 旧バージョンでは、複雑な形状でのオフセット演算に失敗することも多く、 境界線や計算条件を調整するなどの試行錯誤が必要でした。 XR8 では下記のような複雑な形状に対するポケット加工(オフセット型)でも 安定して瞬時にツールパスが生成できます。「オフセット
「オフセット
「オフセット
「オフセット演算
演算
演算
演算」のロジックを刷新し、ツールパス計算がスピードアップ
」のロジックを刷新し、ツールパス計算がスピードアップ
」のロジックを刷新し、ツールパス計算がスピードアップ
」のロジックを刷新し、ツールパス計算がスピードアップ
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
等高線加工やポケット加工などのツールパスを計算する際に、使用される「オフセット演算」に関するロジックを根本から刷新しました。 これにより、ツールパス計算の速度を大幅にスピードアップすることが可能になりました。 <旧バージョン> 【ベンチマークテスト】 上記モデルへの等高線荒加工(オフセット型)の ツールパス計算に要した時間は、約51
51
51
51
秒
秒
秒
秒
でした。 【ベンチマークテスト】 上記モデルへの等高線荒加工(オフセット型)の ツールパス計算に要した時間は、約20
20
20
20
秒
秒
秒
秒
でした。3D
3D
3D
3D
等高線仕上げ加工:後工程で仕上げる面を「非加工面」として選択できるように
等高線仕上げ加工:後工程で仕上げる面を「非加工面」として選択できるように
等高線仕上げ加工:後工程で仕上げる面を「非加工面」として選択できるように
等高線仕上げ加工:後工程で仕上げる面を「非加工面」として選択できるように
※
※
※
※
Mill Advantage,Mill Professional,Mill Expert
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
3D等高線仕上げ加工のツールパスを作成する際に、特定の面を「非加工面非加工面非加工面非加工面」としてマウスで指示できるようになりました。 下記の例のように、面取工具や、ボール工具を用いて後工程で追加工する予定の場所は、等高線仕上加工の段階では 工具が触れない方が良好な加工結果が得られることがあります。 ツールパス計算の際に、それらの面を「非加工面非加工面非加工面非加工面」として選択しておくことで、余分に残り代を付けた状態で仕上げることができます。 ※ 残り代の量については、工具直径の 3%程度となるよう自動的に最適化されます。 例えば左のモデルでは、 下記の理由から、色付けした面を「 非非非非 加工面加工面加工面加工面 」」」として選択します。 」 ・・・後工程で面取り工具を用いて加工するので、 等高線仕上げ加工では工具が触れてほしくない。 ・・・後工程でボール工具を用いて仕上げるので、 等高線仕上げ加工では工具が触れてほしくない。
ポケット加工:
ポケット加工:
ポケット加工:
ポケット加工:
仕上げ設定で
仕上げ設定で
仕上げ設定で
仕上げ設定で
NC
NC
NC
NC
補正(G41
補正(
補正(
補正(
G41
G41/
G41
/
/
/G42
G42
G42)の選択が可能に
G42
)の選択が可能に
)の選択が可能に
)の選択が可能に
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
<旧バージョン> 旧 バ ー ジ ョ ン で は 、 ポ ケ ッ ト加 工 と 同 時 に 輪 郭 仕 上 げ を 行 う 場 合 、 NC 補 正 (G41/G42)を選択することができませんでした。これは制御装置の補正干渉エ ラーを防ぐ仕様がポケット加工に組み込まれていなかったことが理由でした。 XR8 では、輪郭加工と同様、ポケット加工の仕上げ加工設定にも制御装置の 補 正 干 渉 エ ラ ー を 防 ぐ 仕 様 が 組 み 込 ま れ 、 仕 上 げ 加 工 設 定 で NC 補 正 (G41/G42)を選択することができるようになりました。ポケット加工:
ポケット加工:
ポケット加工:
ポケット加工:
最終段の仕上げにオフセット型やジグザグ
最終段の仕上げにオフセット型やジグザグ型
最終段の仕上げにオフセット型やジグザグ
最終段の仕上げにオフセット型やジグザグ
型
型 を選べるように
型
を選べるように
を選べるように
を選べるように
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
加工効率を求めるなら「HSMツールパス」が最適ですが、製品によっては HSMツールパス特有の渦を巻いたような切削痕を避け、 できるだけ直線的なカッターマークで仕上げたいという場合があります。 XR8では、最終底面以外をHSM ツールパスで効率重視で加工し、最終底面の仕上げだけを、ジグザグ型やオフセット型のように スタイル重視で仕上げることが可能になりました。 特にオフセット型のツールパスについては、サイドステップ時に製品底面に当たらないよう、わずかにリフトアップする機能がありますので、 再終段の底面の加工に使用すると、非常に綺麗なカッターマークで仕上げることができます。円弧補間
円弧補間
円弧補間
円弧補間 or
or
or
or 直線補間
直線補間
直線補間
直線補間
を工程ごとに選択できるよう
を工程ごとに選択できるよう
を工程ごとに選択できるよう
を工程ごとに選択できるように
に
に
に
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
ポケット加工、等高線荒加工、等高線仕上げ加工において、微小直線となる円弧動作を直線補間で出力するか、 円弧補間で出力するかを、加工工程ごとに自由に選択することが可能になりました。 特に3D加工の加工工程を作成する際に円弧補間を選択することで、NCプログラムの容量を小さくすることができます。側面
側面
側面
側面と
と
と底面
と
底面
底面
底面に異なる残
に異なる残
に異なる残
に異なる残り
り
り
り代を設定することが可能に
代を設定することが可能に
代を設定することが可能に
代を設定することが可能に
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
ポケット加工、等高線荒加工、等高線仕上げ加工において、側面と底面の残し量をそれぞれ異なる値で指定できるように なりました。スキャロ
スキャロ
スキャロ
スキャロップ一定
ップ一定
ップ一定加工
ップ一定
加工
加工、面沿い
加工
、面沿い
、面沿い
、面沿い加工
加工のツールパスの改善
加工
加工
のツールパスの改善
のツールパスの改善
のツールパスの改善
※
※
※
※
Mill Expert
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
スキャロップ一定加工、面沿い加工についてツールパスの品質を改善させました。加工工程作成時に使用
加工工程作成時に使用
加工工程作成時に使用
加工工程作成時に使用し
し
し
した作業平面が自動保存され、再利用可能に
た作業平面が自動保存され、再利用可能に
た作業平面が自動保存され、再利用可能に
た作業平面が自動保存され、再利用可能に
※
※
※
※全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
全てのミル製品
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
(複合旋盤含む)
3軸多面加工や、固定 5軸加工、B軸傾斜面加工など、作業平面と紐付けられた加工工程を作成した場合、 加工工程に使用された作業平面が自動的に保存されるようになりました。 これにより、前に使用した作業平面を再利用することが容易になりました。加工工程作成時に工程名を編集できるように
加工工程作成時に工程名を編集できるように
加工工程作成時に工程名を編集できるように
加工工程作成時に工程名を編集できるように
※
※ミル
※
※
ミル
ミル、
ミル
、旋盤
、
、
旋盤
旋盤、ワイヤーの全製品
旋盤
、ワイヤーの全製品
、ワイヤーの全製品
、ワイヤーの全製品
加工工程を作成/編集する際に、工具選択画面に工程名の候補が表示され、自由に編集できるようになりました。 NCマネージャー上で表示される工程名を工程作成と同時に指定することができるようになりました。 例えば、複製した工程を編集する場合、工程名が「Duplicate of 1:ポケット加工」のようになりますが、 工程を作成する段階でわかりやすい工程名に変更することが可能ですので、あとから工程名を書き換える手間が省けます。■
■
■
■
旋盤
旋盤
旋盤
旋盤
サンドビック社の提唱する
サンドビック社の提唱する
サンドビック社の提唱する
サンドビック社の提唱するプライムターニング
プライムターニング
プライムターニング
プライムターニング(逆引き加工)
(逆引き加工)
(逆引き加工)
(逆引き加工)に対応
に対応
に対応
に対応
※
※全ての旋盤製品
※
※
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
旋盤加工における革新的な加工方法として注目されているプライムターニングに対応しました。 プライムターニングとは、サンドビック社が提唱する全く新しい加工方法で、端的に言うと「逆引き加工」という意味です。 例えば外径加工の場合、端面側からチャックの方向に向かって加工するのが一般的ですが、プライムターニングでは下記のような コロターンプライム専用工具を用いて、チャック側から端面方向に向かって逆方向に旋削加工を行います。 低い切り込み角で加工することで、切りくずを薄く良好な状態に保ち、また送り速度をアップさせることにより、従来型の加工方法に比 べて加工時間を約 50%削減することが可能な高効率加工が実現します。 また、プライムターニングではチャック側から加工を開始しますが、切り込み時には、下図②のように、減速した送り速度での円弧切り込 み動作をつけることが可能で、切り込みの段階でのチップへの負荷を軽減させることが可能です。 プライムターニング用に開発されたサンドビック社のコロターンプライム工具は、全方向への加工が可能となっています。 コロターンプライム工具に関する詳細は、サンドビック社のホームページをご覧ください。任意の
任意の
任意の
任意の素材形状を指定して無駄
素材形状を指定して無駄
素材形状を指定して無駄
素材形状を指定して無駄の無い
の無い
の無い
の無い荒
荒加工が可能に
荒
荒
加工が可能に
加工が可能に
加工が可能に
※
※
※
※
Lathe Professional, Expert
<旧バージョン> 旧 バ ージ ョ ンで は 、円 柱 素材 しか 指定が でき ず 、前 加工 されてい る 素 材形 状 や、鋳物素材な どの場合に、エアカットを避けることができず、加工時間のロス に繋がっていました。 XR8 では、荒加工(内径/外径)で、加工対象形状を選択する際に、素材形 状も同時に指定することが可能で、無駄のない高効率な加工ができるようにな りました。
使用できるチップ種類の拡充
使用できるチップ種類の拡充
使用できるチップ種類の拡充
使用できるチップ種類の拡充
※
※
※
※全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
ほぼ全種類のホルダーやチップに対応できるように拡張されました。 Sandvik Prime工具のホルダー/チップにも対応溝
溝
溝
溝荒加工で
荒加工で
荒加工で
荒加工で加工方向を任意に指定することが可能に
加工方向を任意に指定することが可能に
加工方向を任意に指定することが可能に
加工方向を任意に指定することが可能に
※
※
※
※全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
溝荒加工での加工方向を指定できるようになりました。外径
外径
外径
外径/
/
/内径
/
内径
内径加工で加工方向を任意に指定することが可能に
内径
加工で加工方向を任意に指定することが可能に
加工で加工方向を任意に指定することが可能に
加工で加工方向を任意に指定することが可能に
※
※
※
※全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
形状を選択した際のチェイン方向とは関係なく、ウィザードメニューの中で加工の方向を指定できるようになりました。ポケット領域について深さ優先か領域優先かの選択が可能に
ポケット領域について深さ優先か領域優先かの選択が可能に
ポケット領域について深さ優先か領域優先かの選択が可能に
ポケット領域について深さ優先か領域優先かの選択が可能に
※
※
※
※全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
外径加工でポケット領域が複数存在する場合、領域ごとに先に仕上げていくか、深さが均一になるように、 全体を満遍なく加工するかを選べるようになりました。 ▲ ポケット領域優先 ▲ ポケット深さ優先リトラクト量を任意に設定可能に(内径加工での干渉回避に)
リトラクト量を任意に設定可能に(内径加工での干渉回避に)
リトラクト量を任意に設定可能に(内径加工での干渉回避に)
リトラクト量を任意に設定可能に(内径加工での干渉回避に)
※
※
※
※全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
中ぐり加工では工具ホルダの背面の干渉するため、径方向に大きく退避することができないケースがあります。 XR8では、径方向のリトラクト量を任意の数値で指定することができるようになりました。 また、下記のような内径の隙間ギリギリを狙った際どい加工も可能になります。荒加工の切り込み量について、指定ピッチか均等ピッチかの選択が可能に
荒加工の切り込み量について、指定ピッチか均等ピッチかの選択が可能に
荒加工の切り込み量について、指定ピッチか均等ピッチかの選択が可能に
荒加工の切り込み量について、指定ピッチか均等ピッチかの選択が可能に
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※全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
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加工量一定のチェックを有効にすると、右図のようにトータルの荒加工量が、指定した切り込みピッチで割り切れない場合に、 均等な切り込みとなるように、指定したピッチ以下の値で均等になるよう自動的に調整されます。オーバーラップ動作の
オーバーラップ動作の
オーバーラップ動作の
オーバーラップ動作の
ON/OFF
ON/OFF
ON/OFF
ON/OFF
設定追加
設定追加
設定追加
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※全ての旋盤製品
全ての旋盤製品
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旋盤の荒加工時に、壁面に沿って仕上げるオーバーラップ動作についてON/OFF を選択できるようになりました。
▲オーバーラップOFF ▲オーバーラップON
2D
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ストックモデルでのシミュレーションに対応
ストックモデルでのシミュレーションに対応
ストックモデルでのシミュレーションに対応
ストックモデルでのシミュレーションに対応
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Lathe Professional, Expert
STOCKレイヤーに入れた任意のソリッドモデルを素材形状として、断面ビューでのシミュレーションが可能です。