肝炎・肝癌治療の現状
について
神戸市立医療センター中央市民病院
消化器内科 鄭 浩柄
がん診療オープンカンファレンス
男性
女性
癌の主な部位別死亡率
平成20年度 厚生労働省人口動態統計
1. 肺
2. 胃
3. 大腸
4. 肝臓
1. 大腸
2. 肺
3. 胃
4. 乳房
5. 肝臓
都道府県別標準化死亡比
SMR(肝癌:
男性
)
都道府県別標準化死亡比
SMR(肝癌:
女性
)
厚生労働省:人口動態統計、日本肝癌研究会:全国原発性肝癌追跡調査報告 1980 1985 1990 1995 2000 0 10 20 30 HBs抗原陰性 HBs抗原陽性 HCV抗原陽性 非B非C 1977 (人口10万人対)
肝細胞癌による死亡と原因の年次推移
毎年約35,000人の方が肝臓癌で亡くなられています
肝癌の原因
C型肝炎
ウイルス
約72%
B型肝炎
ウイルス
約17%
その他 約11% 第15回原発性肝癌追跡調査報告肝癌の原因の17%はB型肝炎ウイルスによ
る。
C型慢性肝炎の線維化と発癌
肝
臓
の
線
維
化
慢 性 肝 炎
F0
血小板 18万以上 血小板 15-18万F1
F2
F3
F4
血小板 13-15万 血小板 10-13万 血小板 10万未満肝硬変
肝癌
肝癌
1段上がるのに
約10年
年間 0.5% 年間1.5% 年間 5% 年間 7%HCV抗体陽性率(初回献血者)
出生年(2007年時年齢) C型慢性肝炎、 HCVキャリアの推定数 150~200万人 対象:大阪府の初回献血者197,600名 採血期間:1992.2-7Tanaka H et al : Cancer Causes and Control 1994;5:409 日本肝臓学会:慢性肝炎の治療ガイド2006
(%) 0.31 0.46 1.02 1.49 1.39 1.85 2.26 3.04 6.99 10.01 0.2 0.36 0.71 1.13 1.48 2.15 2.99 3.98 6.61 7.91 0 2 4 6 8 10 12 1972-1975 (32-35) 1967-1971 (36-40) 1962-1966 (41-45) 1957-1961 (46-50) 1952-1956 (51-55) 1947-1951 (56-60) 1942-1946 (61-65) 1937-1941 (66-70) 1932-1936 (71-75) 1927-1931 (76-80) 男性 女性
都道府県別のHCV感染者率(節目検診)
0.9%未満 0.9以上1.1%未満 1.1以上1.2%未満 1.2以上1.4%未満 1.4%以上 田中 隆ほか:日本臨牀 2004;62(増刊号7):611より作成平成14年度節目検診で
「現在、C型肝炎に感染してい
る可能性が極めて高い」と判定
された者の割合
①ウイルス排除
②肝癌進展抑制
• ペグインターフェロン+リバビリン
• ペグインターフェロン
• インターフェロン+リバビリン
• インターフェロン
• グリチルリチン製剤
• ウルソデオキシコール酸
• 瀉血
• 少量長期インターフェロン
① ウイルス排除:C型肝炎の原因であるC型肝炎ウイルスを完全に排除して、 C型肝炎を根本的に治すこと ② 肝癌進展抑制:ウイルスの排除が難しい患者さんに対しては、 肝細胞の炎症と線維化を抑え、肝癌への進展を抑制することC型慢性肝炎の治療目標と方法
・ ペグインターフェロン+リバビリン
+テラプレビル
血小板数 ALT(GPT)
15万以上
15 万未満
30 以下
2 ~ 4 ヵ 月 毎 に 血 清 ALT 値 フ ォ ロー。 ALT異常を呈した時点で完治の 可能性、発癌リスクを評価し、抗 ウイルス療法を考慮。 線維化進展例がかなり存在する。 可能なら肝生検を施行しF2A2以 上の例に抗ウイルス療法を考慮。 肝生検非施行例は2~4ヵ月毎に 血清ALT値を測定し、異常を示 した時点で抗ウイルス療法を考 慮。31~40
65歳以下は抗ウイルス療法考慮。 慢性肝炎治療に準じる。※ ※遺伝子型、ウイルス量、年齢などを考慮し、通常のC型慢性肝炎治療に準じて、治療法を選択する。 出典:平成21年度 厚生労働科学研究 肝炎等克服緊急対策研究事業(肝炎分野) 肝硬変を含めたウイルス性肝疾患の治療の標準化に関する研究~総括・分担報告書より~発癌抑制を目指した血清ALT正常
C型肝炎例への抗ウイルス治療ガイドライン
0 24 48 72 96 120 144 168 192 イ ンタ ー フ ェロン濃度 時間 血中 インターフェロン濃度
インターフェロン
α
ペグインターフェロン α2b (12kD) ペグインターフェロン α2a (40kD) 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900ペグインターフェロン(PEG-IFN)
インターフェロン ペグインターフェロン IFNα PEG PEGC型肝炎のウイルスタイプ
セログループ
Serological Group
ジェノタイプ
Genotype
日本人での割合
Ⅰ
1a
非常にまれ
1b
70%
Ⅱ
2a
20%
2b
10%
インターフェロンの効果に影響する因子
ウイルス側の因子
宿主の因子
血中ウイルス量
ウイルス型
年齢
性別
線維化
効きやすい群
効きにくい群
少ない
2a/2b(2型)
男性
軽度
多い
1b(1型)
女性
進展
ウイルス(RNA)量 ウイルス型 性別 線維化インターフェロンの治療効果
1型高ウイルス量のC型肝炎
に対する治療効果の推移
40 60 20 8057%
100 0 ペグインターフェロン + リバビリン併用療法4) 48週間 (2004年12月) インターフェロン +リバビリン 併用療法3) 24週間 (2001年12月)20%
ウ イ ル ス 陰 性 化 率 (%) インターフェロン 単独療法1) 24週間 (1992年)2%
16%
ペグインターフェロン 単独療法2) 48週間 (2003年12月) 40 60 20 80 100 0 40 60 20 80 100 0 40 60 20 80 100 0 ウ イ ル ス 陰 性 化 率 (%) ウ イ ル ス 陰 性 化 率 (%) ウ イ ル ス 陰 性 化 率 (%) 1):イントロンA®添付文書(2010年10月改訂) 2):ペガシス®添付文書(2010年4月b改訂) 3):レベトール®添付文書(2010年10月改訂) 4):ペグイントロン®添付文書(2010年10月改訂)3剤併用療法の投与スケジュール
12週 24週 投与開始 テラプレビル 750mg×3回(毎食後)/日 ペグイントロン 1.5μg/kg/週 レベトール 200~600mg×2回(朝・夕食後)/日 テラビック錠 添付文書前治療歴別の
3剤および2剤併用療法:
臨床成績
テラプレビル国内臨床試験 総括報告書より 初回治療 前治療後再燃 前治療無効 ※オープンラベル並行群間比較試験 73.0% (92/126) 88.1% (96/109) 34.4% (11/32) 49.2% (31/63) 3剤併用療法(T12/PR24) 2剤併用療法(PR48) S V R 率 0 20 40 60 80 100 (%)平成24年のC型慢性肝炎に対する初回治療ガイドライン
Genotype 1
Genotype 2
高ウイルス 量 5.0 Log IU/mL 300 fmol/L 1 Meq/mL 以上 Peg-IFNα2b:Peg-Intron +Ribavirin:Rebetol(24週間) +Telaprevir:Telavic(12週間) Peg-IFNα2b:Peg-Intron +Ribavirin:Rebetol (24週間) IFNβ:Feron +Ribavirin:Rebetol(24週間) 低ウイルス 量 5.0 Log IU/mL 300 fmol/L 1 Meq/mL 未満 IFN (24週間) Peg-IFNα2a:Pegasys (24-48週間) IFN (8-24週間) Peg-IFNα2a:Pegasys (24-48週間) ★ Genotype 1, 2ともにうつ病・うつ状態などの副作用の出現が予測される症例、高齢者などの副作用出現の リスクが高い症例に対してはIFNβ+Ribavirin併用療法を選択することが望ましい。 ★ 年齢、Hb値、性別を考慮して、Telaprevirを含む3者併用療法を行うことが困難と予測される場合は、 IFN+ Ribavirin併用療法を選択する。 ★ Genotype 1・高ウイルス量症例では、治療効果に寄与するホスト側の因子であるIL28Bの遺伝子及びウイ ルス側の因子である遺伝子変異(ISDR及びCore領域aa70)等を参考にして、治療の開始を決定するのが望ま しい。平成24年のC型慢性肝炎に対する再
治療ガイドライン
Genotype 1
Genotype 2
高ウイルス量
5.0 Log IU/mL 300 fmol/L 1 Meq/mL 以上Peg-IFNα2b
+Ribavirin (24週間)
+Telaprevir(12週間)
併用療法
Peg-IFNα2b+Ribavirin
(36週間)
Peg-IFNα2a+Ribavirin
(36週間)
IFNβ+Ribavirin
(36週間)
低ウイルス量
5.0 Log IU/mL 300 fmol/L 1 Meq/mL 未満3剤併用療法で留意すべき副作用
*1 低:30%未満、中:30~60%未満、高:60%以上 *2 3剤併用期間中の発現頻度では10%以上増加 発現頻度 *1 発現頻度 (2剤療法と比べて) 程度 (2剤療法と比べて) 臨床現場 において 貧血 高 ↑ ↑ ↑ 特に注意 頻度高、3剤で重症化 発疹、薬疹等 高 ↑ ↑ ↑ 嘔吐、悪心 中 ↑ ↑ ↑ 要注意 3剤で重症化 食欲減退 中 ↑ ↑ 血中尿酸増加、 血中クレアチニン増加 高 中 ↑ ↑ 2剤でほとんどなし ↑ 要注意 3剤で特徴的 血小板数減少 高 ↑ ↑ ↑ 要注意 3剤で減少幅大 倦怠感 中 ↑ ↑ 要注意 2剤療法と同様に 注意が必要 不眠症 中 →(↑)*2 ↑ 発熱 高 → (↑)*2 ↑ 白血球数減少 高 → → 頭痛 中 ↓ → 脱毛症 中 ↓ → 味覚異常 低 (↑)*2 ↑ 注意 ヒアルロン酸増加 中 ↑ → (臨床所見なし) 23貧血・Hb減少の累積発現率
ヘモグロビン濃度の推移(中央値)
25
Peg-IFNα2b+Ribavirin+Telaprevir 3者併用療法の
ヘモグロビン値からみた開始時の両薬剤の減量の目安
開始時Hb量(g/dL)
Ribavirin
Telaprevir
14.0 以上
通常用量
通常用量
(2250mg)
13.0~14.0未満
女性のみ
200mg 減量
女性のみ
減量(1500mg)
12.0~13.0未満
200mg 減量
減量(1500mg)
12.0未満
3者併用療法の安全性は保たれていない
上記のHb値からみたRibavirinおよびTelaprevirの開始使用量はあくまでも臨床成績からの 推定量であって、年齢、体重などを考慮して専門医が判断し決定する必要がある。初回治療患者を対象とした
国内第Ⅲ相臨床試験において出現した皮膚障害発現率
① 3剤中止(44日目):体表面積50%超、紅斑、粘膜の潰瘍・びらん、表皮剥離、結膜発赤、発熱39.3℃、リンパ節腫脹 ② 3剤中止(T:9日目、PR:15日目):体表面積50%以下、多発性・びまん性、紅斑、発熱37.2℃ ③ Telaprevir中止・PR休薬(36日目):体表面積50%以下、多発性・びまん性 ④ Telaprevir中止・PR休薬(44日目):体表面積50%以下、多発性・びまん性、紅斑、丘疹
①
②
④
③
SJS (グレード3):SVR 多形紅斑 (グレード3):再燃 中毒性皮疹 (グレード2):SVR 薬疹 (グレード2):SVRTelaprevirの中止を要した皮膚症状
テラプレビル開発治験 皮膚症状報告書より抜粋2剤併用時の RBV総投与量 3剤併用療法 年齢(非高齢者) 性別(男性) 初回治療 肝線維化
IL28B
Genotype(1a/2a/2b) HCV RNA(低ウイルス量)Core70番変異
ISDR(変異数 2以上)ウイルス側
患者側
薬剤側
インターフェロン治療効果予測因子
Rs8099917 (IL28B) (n=66) 宿主側因子
TT
(n=37)TG+GG
(n=29)Core aa 70
Gln70(His70)
(n=17)Arg70
(n=12)11.8%
(2/17)
ウイルス側因子50.0%
(6/12)
83.8%
(31/37)
SVR率
Akuta, N et al. Hepatology, 52, 421-429, 2010
3剤併用療法においてウイルス要因のCoreアミノ酸置換と宿主要
因のIL28B遺伝子多型の組み合わせで治療効果が予測できる。
(Wild型) (Mutant型) (メジャー) (マイナー)HCVに対する新規治療薬開発状況
国内治験中
Telaprevir Vertex/JNJ/MTPC Boceprevir MSD ITMN-191/R-7227 InterMune/Roche TMC-435 Tibotec/Medivir/JNJ BI201335 Boehringer Ingelheim MK-7009 Merck SCH-900518 MSD BMS-650032 Bristol-Myers Squibb ACH-1625 Achillion GS 9256 Gilead ABT-450 Abbot/Enanta IDX320 Idenix GS-9451 Gilead MK-5172 MSD ACH-2684 Achillion R7128 Pharmasset/Roche IDX184 Idenix PSI-7977 Pharmasset PSI-938 Pharmasset INX-184 Inhibitex GS-9190 Gilead Filibuvir Pfizer ANA-598 Anadys ABT-333 Abbott IDX375 Idenix BMS-790052 Bristol-Myers Squibb BMS-824393 Bristol-Myers Squibb GS-5885 Gilead PDI-461 Predidio厚生労働省 C型肝炎疫学研究班 1.0 2.0 3.0 0.0 (%) 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 (歳) 日赤血液センター 初回献血者 1995.1~2000.12 3,485,648人 2000年時点の年齢に換算
日本におけるHBs抗原陽性率
慢性肝炎の治療ガイド2008, Infectious Diseases Weekly Report Japan 2004年第15週(4月5日~4月11日):通巻第6巻第15号年齢別のHBVキャリア数
B型肝炎ウイルスの構造(模式図)
ヘパドナウイルス科 DNAウイルス
血液や体液中に存在する
B型肝炎のウイルス量はC型肝炎の約1000倍
ウイルスの完全な排除は困難
英国 デンマーク スウェーデン オランダ フランス トルコ イタリア インド エジプト チュニジア ケニア マダガスカル 南アフリカ カメルーン ナイジェリア コート ディヴォアール マラウイ ウズベキスタン バングラデシュ ネパール アルタイ モンゴル 中国 韓国 カムチャッカ 日本 ハワイ タイ インドネシア フィリッピン 台湾 香港 ソロモン諸島 パプアニューギニア オーストラリア 北米 ドミニカ 中米 ブラジル アルゼンチン A B C D E F イスラエル Intervirology 46, 329, 2003
HBV genotypeの世界分布
主なHBV ジェノタイプの特徴
Genotype Subtype 主な特徴 A Aa(アフリカ型) 急性肝炎後遷延化傾向があり、キャリア化しやすい。 (約10%)。 発癌頻度は低く、比較的予後良好だが長期的には不明。 Ae(欧米型) B Ba(アジア型) HCCの発症リスクが高く、予後不良。 Bj(日本型) Bjの病態は非常に穏やかで、無症候性キャリアとして 一生を終えることが多く、肝癌発症頻度も非常に低い。 プレコア変異が入りやすい傾向にあり、劇症肝炎に注 意が必要。 C Ce(極東型) Ba以上に肝癌発症リスクが高く、かつIFN治療抵抗性。 Cs(東南アジア型) D D1(中央アジア型) GenotypeAと比べて、IFN治療抵抗性で予後不良。 D2(ロシア型) D3(アジア内陸型) D4(ヨーロッパ・アフリカ 型) 杉山真也、溝上雅史;肝胆膵62(2):217-225,2011B型急性肝炎における
HBV ジェノタイプの年代別推移
1982~1990 (n=42) 1991~1995 (n=50) 1996~2000 (n=92) 2001~2004 (n=117)Medical Practice vol.25 no.10 2008 1793-1797
(東南アジア型) (アジア型) (欧米型) (アジア・アフリカ型) (東アジア型) (日本型)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
G
D
Cs
Ba
Ae
Aa
Ce
Bj
近年、外国種のジェノタイプAが増加傾向にあります
B型肝炎の自然経過
多くは無症候性 キャリアとなる ≧90% <10% 0.5~0.8%/年 1.2~8.1%/年 0.1~0.4%/年HBV感染
垂直感染 乳幼児期水平感染 ウイルス排除・治癒 慢性HBV持続感染 (HBe抗原陽性無症候性キャリア)慢性肝炎
肝硬変
肝細胞癌
HBe抗体陽性 無症候性キャリアB型慢性肝炎の経過
HBe抗原陽性
HBe抗体陽性
慢性活動性肝炎
HBVDNA多い
少ない
無症候性キャリア
無症候性キャリア
肝硬変
肝癌
セロコンバージョン
HBVキャリアの自然経過 <良い症例>
日本消化器病学会 肝機能研究班 : 肝疾患における肝炎ウイルスマーカーの選択基準(4版).日消誌,2006
日本消化器病学会 肝機能研究班 : 肝疾患における肝炎ウイルスマーカーの選択基準(4版).日消誌,2006
B型慢性肝炎 HBeセロコンバージョン後の肝炎持続・再燃例
HBe抗原が陰性化しHBe抗体が陽性化すること(Sero=血清、conversion=変換)。 HBeセロコンバージョンに伴い、多くの場合肝炎は沈静化するが約20-30%の例では 自然経過でウイルスが再増殖し、ALTの変動が始まる。 HBeセロコンバージョンが起こってもウイルス量が十分に低下しない、また再上昇 する症例では活動性肝炎が持続し、肝発癌の危険性が高い。 免疫寛容期 HBe抗原陰性の慢性肝炎 HBe抗原陰性の非活動性キャリア HBe抗原陰性の慢性肝炎 HBe抗原 HBe抗体 セロコンバージョン 泉並木、黒崎雅之 編 「すべての内科医に役立つ肝疾患Q&A」羊土社 20-30%HBV DNA量で分けた肝硬変発症率
年 肝 硬 変 累 積発症 率 ( % ) ベースライン HBV DNA 量, copies/mLLog rank test of trend p<0.001 ≥106 (n=602) 105–<106 (n=333) 104–<105 (n=628) 300–<104 (n=1,150) <300 (n=869) 20 10 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 0 40 30 4.5% 5.9% 9.8% 23.5% 36.2% 肝硬変累積発症率 (n=3,582)
HBV DNA量で分けた肝細胞癌発症率
肝細胞癌累積発症率 (n=3,653) 14 10 6 4 2 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 肝細胞癌累積発症 率 ( % ) ≥106 105–<106 104–<105 300–<104 <300 ベースライン HBV DNA 量, copies/mL 16 12 8 14.89% 12.17% 3.57% 1.37% 1.30%Chen C-J, et al. JAMA. 2006;295:65-73.
B型慢性肝炎治療の目標
肝硬変・肝癌への進展を防ぐ
肝不全の発症を防ぐ
生存率を延ばす
最終
目標
AST/ALTの正常化
HBe抗原の消失(セロコンバージョン)
HBV DNAの陰性化
HBs抗原の消失(セロコンバージョン)
B型慢性肝炎・肝硬変の治療対象
ALT≧31IU/L
HBe抗原陽性症例 HBV-DNA≧5log copies/mL
HBe抗原陰性症例 HBV-DNA≧4log copies/mL
肝硬変 HBV-DNA≧3log copies/mL
平成22年度 厚生労働科学研究 肝炎等克服緊急対策研究事業(肝炎分野) ウイルス性肝炎における最新の治療法の標準化を目指す研究に関する研究~総括・分担報告書~より改変
B型肝炎の治療薬
✓インターフェロン
✓核酸アナログ
ラミブジン(ゼフィックス:2000年-)
アデフォビル(ヘプセラ:2003年-)
エンテカビル(バラクルード:2006年
-)
*C型肝炎で有効な肝庇護療法(ウルソや強ミノC)、
瀉血療法はB型肝炎では効かない!
インターフェロンと核酸アナログ製剤
メリット デメリット インターフェロン ・免疫賦活作用をもつ ・投与中止が容易である ・有効例では治療中止後も効果が 持続する ・耐性ウイルス出現はない ・非経口投与である ・発熱などの副作用がある ・ウイルス増殖抑制効果が弱い ・遺伝子型により有効性が異なる 核酸アナログ ・経口投与である ・副作用が少ない ・強力なウイルス増殖抑制 ・遺伝子型による有効性の差はな い ・治療中止後の再発が高頻度である ・耐性ウイルスが出現する ・投与中断や耐性の出現により、時に 致死的な増悪をきたす ・催奇形性の可能性がある≧7 Log copies/mL
< 7 Log copies/mL
e抗原陽性
① Peg-IFNα2a(48週)または
IFN長期投与(24~48週)
② Sequential療法
③ Entecavir
① Peg-IFNα2a(48週)または
IFN長期投与(24~48週)
② Entecavir
e抗原陰性
① Sequential療法
② Entecavir
① 経過観察またはEntecavir
② Peg-IFNα2a(48週)
35歳未満
B型慢性肝炎の治療ガイドライン
治療対象は、ALT≧31IU/Lで:HBe抗原陽性例は、HBV DNA量 5 Log copies/mL以上 HBe抗原陰性例は、HBV DNA量 4 Log copies/mL以上 肝硬変では、HBV DNA量 3 Log copies/mL以上
血小板数15万未満またはF2以上の進行例には最初からEntecavir
HBV-DNA HBe抗原
(非活動性)
インターフェロン
IFNが効きやすいB型肝炎症例
✓若年者
✓女性
✓ALT値が高い
✓組織学的炎症の程度が強い
✓HBV-DNA量が少ない(7logコピー以
下)
✓Genotype AまたはB
(✓治療期間が1年以上)
B型肝炎に対するペグインターフェロン(ペガシス)の効果
複合評価で判定: HBeセロコンバージョンかつHBV-DNA 陰性化(5.0 Log コピー/mL 未 満)かつALT 正常化(40 IU/L以下)
48週間
24週間
B型肝炎ウイルスの複製と核酸アナログ製剤の作用機序
HBV
Core particle
cccDNA Pregenomic RNA
Genomic DNA
Nucleus
Cytosol
核酸アナログ製剤
核酸アナログの効果比較
Dienstag J.L,:Hepatology, 2009, 49(5 Suppl):S112-121
ラミブジン (ゼフィック ス) アデフォビル (ヘプセラ) エンテカビル (バラクルード)
核酸アナログに対する耐性出現頻度
八橋 弘:臨床研究プラクティス: vol.6 No.11: 2009, 28-34 ラミブジン (ゼフィック ス) アデフォビル (ヘプセラ) エンテカビル (バラクルード)≧7 Log copies/mL
< 7 Log copies/mL
e抗原陽性
① Entecavir
② Sequential療法
① Entecavir
②Peg-IFNα2a(48週)また
はIFN長期投与(24-48週)
e抗原陰性
①Entecavir
②Peg-IFNα2a(48週)
① Entecavir
② Peg-IFNα2a(48週)
HBV DNA HBe抗原35歳以上
B型慢性肝炎の治療ガイドライン
治療対象は、ALT≧31IU/Lで:HBe抗原陽性例は、HBV DNA量 5 Log copies/mL以上 HBe抗原陰性例は、HBV DNA量 4 Log copies/mL以上 肝硬変では、HBV DNA量 3 Log copies/mL以上
ラミブジンによる肝病変進行遅延効果
Liaw YF, et al. NEJM 2004
Na 136 mEq/l K 4.2 mEq/l BUN 31 mg/dl Cr 0.8 mg/dl TP 6.4 g/dl Alb 3 g/dl T.Bil 4.1 mg/dl AST 101 IU/l ALT 47 IU/l γ-GTP 22 IU/l NH3 23 μg/dl FBS 112 mg/dl PT 55 % WBC 6200 /μl RBC 326万 /μl Hb 10.4 g/dl Hct 32 % PLT 6.9 /μl AFP 52 ng/ml AFP-L3 <0.5 % PIVKA-II 36 mAU/ml HBsAg + HBsAb − HBeAg − HBeAb + HBcAb + HBV-DNA 7.8 LGE/ml HCV-Ab − 肝細胞癌
ラミブジン投与により肝機能が著明に改善し肝癌に
対する治療が可能になった非代償性肝硬変症例
ラミブジン 100mg/day アデフォビル 10mg/day ラジオ波焼灼 療法
PT (%)
Alb (g/dl)
T.Bil (mg/dl)
HBV-DNA 7.8 4.8 <3.7
<3.7 <3.7
<3.7 4.3 4.7 <3.7
(LGE/ml)ラミブジンによる肝細胞癌発生率の低下
Matsumoto A et al Hepatol Res 32,173-184 (2005)
100 0
HCC
累積発現率
(
%
)
Log-rank: P<0.001
肝生検後期間(年)
Control group (n=377) Lamivudine group (n=377) 80 60 40 20 0 5 10 15 200.4% / year
2.5% / year
B型肝炎治療における問題点と対策
・薬剤耐性ウイルス対策(核酸アナログ製剤)
アデフォビルの併用
(テノフォビルなど新規薬剤)
・治療終了後の高い再燃率
Sequential therapy・併用療法
核酸アナログ IFN 核酸アナログ IFN核酸アナログ中止時のHBcrAg量/HBsAg量と中止後の再燃
厚生労働科学研究費補助金肝炎等克服緊急対策研究事業(肝炎分野)資料
Inclusion criteria
1. Age≧30 years 2. Japanese
3. Genotype C
4. HBV infection (HBsAg positive for more than 6 months) 5. No experience with antiviral treatment (interferon or NA) 6. Compensated liver function
7. Lack of co-infection with HCV or HIV
PEG-IFN α-2b+エンテカビル併用療法
PEG-IFN α-2b (1.5μg/kg) エンテカビル (0.5mg/body)
0w
48w
72w
n=10/15, 66.7% n=7/10, 70.0% n=3/5, 60.0%
(%)
PEG-IFN α-2b+エンテカビル併用療法
Inuzuka T, Hagiwara S, Kudo M, et al. AASLD 2011
エンドポイント:治療終了後24週時のALT正常化かつ
HBV-DNA<4logcopies/ml
HBeセロコンバージョン HBsセロコンバージョン
PEG-IFN α-2b+エンテカビル併用療法
Inuzuka T, Hagiwara S, Kudo M, et al. AASLD 2011
肝癌による死亡者数の推移
(1958-2006)
年齢
0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 400001958
1961
1964
1967
1970
1973
1976
1979
1982
1985
1988
1991
1994
1997
2000
80y-
-79y
-69y
-59y
-49y
-39y
2003
2006
死亡者数
肝細胞癌の特徴
ハイリスク集団(C型,B型肝炎患者など)
に対するスクリーニング検査により早期発
見が可能。
背景肝に肝硬変が多い。
・治療方針は肝機能にも左右される。
・根治的治療を行っても再発しやすい。
治療法が多種多様。
初発肝細胞癌に対する治療内容
0 20 40 60 80 100 1996-1997 1998-1999 2000-2001 2002-2003 2004-2005 29.2 28 31.3 33.6 31.7 30.5 30.1 26.8 31.2 30.6 34.5 37.1 36.4 29.6 31.7 3.4 2.8 4.6 4.9 5.5 2.4 2.0 0.9 0.8 0.5 Others Chemotherapy TACE Ablation Resection日本肝癌研究会 原発性肝癌追跡調査報告
0
2
4
6
8
10
I
n=325
II n=657
III n=524
IVA n=238
IVB n=32
I
II
III
IVA
IVB
years
Su
rvi
va
l rat
e
診断時ステージ別生存率
肝細胞癌の主な治療法
□手術(肝切除)
□ラジオ波焼灼療法
□肝動脈塞栓療法(TACE)
□肝動注化学療法(HAIC)
□全身化学療法
□放射線療法
□肝移植
□緩和治療
✓
✓
✓
✓
肝細胞癌
肝外病変なし 肝外病変あり
Child-Pugh A/B Child-Pugh C
脈管浸潤なし 単発 1〜3 肝外病変 肝予備能 脈管浸潤 個数 腫瘍径 治療 乏血性 早期肝がん 3cm以下 4 個以上 3cm超 ・厳重観察 ・局所療法 ・肝切除 ・局所療法 ・ HAIC (Vp3,4) ・Sorafenib (Vp3,4) ・TACE (Vp1,2) ・肝切除(Vp1,2) ・肝移植 ・TACE/局所療法 (Child-Pugh C) 緩和治療 ・TACE ・HAIC ・肝切除 ・局所療法 ミラノ基準内 かつ65歳以下 ミラノ基準外あ るいは65歳以上 脈管浸潤あり ・肝切除 ・TACE ・TACE+ 局所療法 Child-Pugh A Sorafemib Child-Pugh B/C Sorafenib (TACE 不応例, Child-Pugh A) Sorafenib (TACE/HAIC 不応例, Child-Pugh A) 脈管浸潤なし 脈管浸潤あり
コンセンサスに基づく肝細胞癌治療アルゴリズム
肝細胞癌の主な治療法
□手術(肝切除)
□ラジオ波焼灼療法
□肝動脈塞栓療法(TACE)
□肝動注化学療法(HAIC)
□全身化学療法
□放射線療法
□肝移植
□緩和治療
✓
ラジオ波焼灼療法(RFA)
高周波(ラジオ波)電流を穿刺針(電極)により生体組織に流し、
組織抵抗で発生する熱(ジュール熱)を利用して焼灼する治療
法。
RFA治療対象
3cm
以下、
3
個以内
肝予備能 Child-Pugh A or B
血小板5万以上
プロトロンビン時間50%以上
コントロール不能の腹水がない
ラジオ波治療の効果判定
60 48 36 24 12 0 1.0 .9 .8 .7 .6 .5 .4 .3 .2 .1 0.0
3年
5年
手術
80.5% 70.4%
ラジオ波 90.1% 76.8%
P
=0.561
治療後月数
肝機能良好かつ最大径3cm以下腫瘍数3個以内
の肝がんに対する治療後生存率
治
療
後
生
存
率
肝細胞癌の主な治療法
□手術(肝切除)
□ラジオ波焼灼療法
□肝動脈塞栓療法(TACE)
□肝動注化学療法(HAIC)
□全身化学療法
□放射線療法
□肝移植
□緩和治療
✓
肝動脈化学塞栓療法(TACE)
治療後
治療前
肝細胞癌の主な治療法
□手術(肝切除)
□ラジオ波焼灼療法
□肝動脈塞栓療法(TACE)
□肝動注化学療法(HAIC)
□全身化学療法
□放射線療法
□肝移植
□緩和治療
✓
肝動脈
大動脈
肝臓
コイル
リザーバーカテーテル
の仕組み
肝動注化学療法(
HAIC)
ー報告例の治療成績ー
CR
PR
SD
PD (%)
Low dose FP
8
40
29
23
1)7.7
30.8
26.9
28.8
2)5FU+IFN
10.8
28.4
7.9
42.9
3)16.4
36.2
1.7
45.7
4)1) Ando E, et al. Cancer 2002
2) Ueshima K, et al. Oncology 2010 3) Nagano H, et al. Oncology 2011 4) Obi S, et al. Cancer 2006
症例呈示
初発時
症例呈示
再発時
症例呈示
再々発時
症例呈示
3回目再発時
肝動脈化学塞栓療法
(TACE)
症例呈示
肝動注化学療法
(HAIC)
肝細胞癌(Stage I-II)
慢性肝炎・肝硬変
発癌抑制(抗ウイルス治療・肝庇護など)
局所根治(肝切除、RFAなど)
再発抑制(抗ウイルス治療など)
肝細胞癌(Stage III-IVA)
肝細胞癌(Stage IVA-IVB)
27.3%/y*
死亡
75.2%/y*
*Ikeda K, et al Liver Int 2011
肝細胞癌の主な治療法
□手術(肝切除)
□ラジオ波焼灼療法
□肝動脈塞栓療法(TACE)
□肝動注化学療法(HAIC)
□全身化学療法
□放射線療法
□肝移植
□緩和治療
✓
肝細胞癌に対する全身化学療法
× アントラサイクリン系:doxorubicin, epirubicin
× 代謝拮抗薬: 5-fluorouracil, tegafur/uracil
× 白金製剤: cisplatin
× VP-16 (etoposide)
× Gemcitabine
× Interferon (IFN)
× Octreotide
× Tamoxifen
ネクサバール (ソラフェニブ)
ソラフェニブの作用機序
97 アポトーシス EGFR FLT-3 /c-KIT 核 RAF MEK ERK RAS RAF MEK ERK RAS 核 VEGF-R PDGF-R ミトコンドリア ミトコンドリア アポトーシス アポトーシス HGF VEGF PDGF 増殖 生存 血管形成 分化 増殖血管内皮細胞
ソラフェニブ ソラフェニブ腫瘍細胞
ソラフェニブ ソラフェニブSHARP study: Overall Survival
Sorafenib (n=299) Median: 10.7 mo 95% CI: 40.9-57.9 Patients at RiskS
urv
iv
al
P
robab
ili
ty
(
%)
Months 100 0 75 50 25 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 Placebo (n=303) Median: 7.9 mo 95% CI: 29.4-39.4 290 270 249 234 213 200 172 140 111 89 68 48 37 24 7 1 0 Sorafenib 295 272 243 217 189 174 143 108 83 69 47 31 23 14 6 3 0 Placebo HR (95% CI): 0.69 (0.55-0.88) P=0.00058**O’Brien-Fleming threshold for statistical significance was P=0.0077.
SHARP: Response Assessment
Patients (%)
Sorafenib
(n=299)
Placebo
(n=303)
Overall response*
CR
0
0
PR
7 (2.3)
2 (0.7)
SD
211 (71)
204 (67)
PD
54 (18)
73 (24)
Median duration of treatment, weeks
23
19
TTSP (as assessed by FHSI-8)
No significant differences betweentreatment groups (P=0.77)
*Independent review by Response Evaluation Criteria in Solid Tumors (RECIST).
CR = complete response, PR = partial response; SD = stable disease; PD = progressive disease.
投与前
1 month
2 month
3 month
4 month
5 month
6 month
7 month
ソラフェニブ 800mg/day
ソラフェニブ 400mg/day
ソラフェニブ:副作用
腎細胞癌患者
を対象とした国内第Ⅱ相臨床試験及び
肝細胞癌患者
を対象とした国内第Ⅰ相臨床試験において
145例中141例(97.2%)に副作用が認められた。
リパーゼ上昇 85例(58.6%)
手足症候群
80例(55.2%)
アミラーゼ上昇 59例(40.7%)
発疹
59例(40.7%)
脱毛
53例(36.6%)
下痢
51例(35.2%)
高血圧
40例(27.6%)
主な副作用の発現例数(発現率)
疲労
23例(15.9%)
食欲不振
21例(14.5%)
掻痒
21例(14.5%)
体重減少
18例(12.4%)
嗄声
16例(11.0%)
AST(GOT)上昇
15例(10.3%)
ネクサバール錠 添付文書より手足皮膚症候群
Hand-Foot-Skin Reaction(HFSR)
Grade1 手・足の皮膚の感覚異常、し びれ感、刺痛、無痛性の腫脹 または紅班。または、その他 不快な皮膚症状のうち、日常 生活に影響が無いもの Grade2 手・足の皮膚の痛みを伴う腫 脹または紅班。または、その 他不快な皮膚症状のうち、日 常生活に影響が及ぼすもの Grade3 手・足の皮膚の湿性落屑、潰 瘍形成、水泡形成または激し い疼痛。または、その他不快 な皮膚症状のうち、仕事に支 障をきす、あるいは日常の活 動を制限するものMarrero JA, et al. ASCO 2011
肝予備能別にみた副作用出現率
肝細胞癌(Stage I-II)
慢性肝炎・肝硬変
発癌抑制(抗ウイルス治療・肝庇護など)
局所根治(肝切除、RFAなど)
再発抑制(抗ウイルス治療など)
肝細胞癌(Stage III-IVA)
肝細胞癌(Stage IVA-IVB)
死亡
*Ikeda K, et al Liver Int 2011
TACE、HAIC
ソラフェニブ
STORM trialSPACE trial, TACTICS trial
現在進行中の分子標的治療薬のTrials
(PIII)
First line
Comparison study between sorafenib and single agent (Head to head):
Brivanib Linifanib
Combination with sorafenib and another agent:
DXR, Erlotinib (SEARCH), Everolimus, CS-1008, etc.
Second line
ソラフェニブ無効例: Brivanib, Everolimus (RAD001),
Ramucirumab ,
Axitinib,
S-1, etc.Combination with standard therapy
Adjuvant setting after surgery or RFA: STORM
Combination with TACE:SPACE, BRISK-TA, TACTICS,
ECOG1208