社会医療法人 河北医療財団 河北総合病院広報誌 ● No.119 http://kawakita.or.jp 臨床の現場から ▶膠原病(こうげんびょう) 河北で活躍する専門看護師・認定看護師 ▶急性・重症患者看護専門看護師
今年は9月30日に開催!
around杉並健康ライフ2012
● 特 集2012
年7
月号
河北総合病院本院院長 渡わたなべ邉 千ち ゆ き之
●
特
集
今年は9月30日に開催
!
around 杉並健康ライフ2012
今年のテーマは
「たのしく活きる」
河北病院は関東大震災の復興途上 にあった 1928 年に当時の杉並町に内 科小児科の病院として創建され、既 に 80 年を超える歳月を地域の方々と 共に重ねてきました。創立以来一貫 して“質の高い恕(おもいやり)のあ る医療を提供し、地域の健康向上に 寄与する”ことを目指してきました。 医療とは医療従事者(医師・看護師・ 薬剤師・技師など)が一方的に与え、 患者さんがひたすら押し戴いただくもので はなく、健康を取り戻す、または障 害があっても心身ともに健康な生活 を継続するために、医療従事者と患 者・家族が行う壮大な協同作業であ ると考えます。特に、思いやりのあ る医療とは健康な生活を一緒に目指 すという認識を共有して心を合わせ ることによって達成されるものと思 います。また、地域の健康向上は待っ ていれば誰かが与えてくれるもので はなく、自らが意識的に創造してい かなければ得られません。 このような医療を作り出すために、 病院と地域の方々が一緒に考える場 として「around 杉並健康ライフ」を 3 年前に立ち上げ、毎年秋に開催し てきました。4 回目を迎える今回は、 昨年と同様に杉並区の後援を得て、 阿佐谷地域区民センターで、2012年 9月30日(日)に開催します。 地域の皆さんと共に医療・健康を考える場として、 2009年から毎年開催している「around 杉並健康 ライフ」。今年は「たのしく活いきる」をテーマに、 2012 年9月30日(日)、阿佐谷地域区民センター で開催します。皆さんのご来場をお待ちしています。around
地域の人と考える杉並健康ライフ
杉並健康ライフ 2012
杉並健康ライフ 2012
社会医療法人 河北医療財団 「たのしく活きる」今年は 9 月 30 日に開催
■昨年の「around 杉並健康ライフ」のようす 理事長講演では皆さん熱心に耳を 傾けていただきました ピーポ君の登場に子どもたちも大喜び! 環境マネジメントシステム委員会の 展示は、ごみ分別のミニゲーム付き! 人気の骨密度測定は 素足で測定します 今回のテーマは、誰しもが望み求 め続けている“いきる”を探求する ために、「たのしく活きる」です。 “いきる”という言葉には「生命 を保つ」「生活をする」「よみがえる」 「そのものの存在が活用される」「生 気があふれる」などさまざまな意味 があります。ヒトが生まれてきたの は単に「息をして生きている」だけ の存在ではなく、そのヒトの本質(存 在自体)が周囲の人や社会に活かさ れてこそ「健康である」と言えると 考え、年齢の老若、体力の強弱、認 知能力の速鈍、知力の高低、身体機 能の優劣に関係なく、その人の存在 を秋空のごとく明るく楽しく活かし ていくには、今一緒に何をやるべき かを考えてみたいと思います。 当日は、河北博文理事長、河北健 診センターの池田センター長による 講演のほか、“みんなで考えよう「チー ム医療」”を掲げて病院内外の講師に よるシンポジウムを開催します。チー ム医療とは、単に医者・看護師・薬 剤師・技師などさまざまな医療職種 の間でチームを形成して治療にあた るというものではなく、患者さんや 家族の方々、行政機関もチーム構成 員として参加し、みんなで協力協調 して行う医療です。会場に来られた 全ての人の英知を結集し、よりよい チーム医療のあり方について考えた いと思います。 このほか、病院各部署の企画や体 力測定など参加型の企画も多数ありま す。また、看護学校の学生祭も同日 に開催します。今年も、多くの方の ご参加をお待ちしています。 当日は、杉並区役所・杉並警察署・ 杉並消防署の絶大なるご協力によ り、お子さんたちに人気の“なみす け”や“ピーポ君”、パトカー、白バイ、 消防車などが来てくれるかもしれま せん。お楽しみに!
今回のテーマは「たのしく活きる」
参加者すべての英知を結集
臨 床
の
現 場
か ら
リウマチ性疾患 主に多関節炎といった 関節・骨格・筋などの痛みが生じる 自己免疫疾患 自己免疫反応によって 自己の組織・器官が 攻撃される 結合組織疾患 結合組織を中心に炎症、 フィブリノイド変性など の異常をきたす 臨床的 病因論的膠原病
こうげんびょう 病理学的 治療方法に確実な進歩があります 「膠原病(こうげんびょう)」と は、免疫系が自分の体を攻撃するこ とにより生じる「自己免疫病」で、 主に組織と組織の間をつなぎ人体を 支える膠(にかわ)の役割を担う 「結合組織」を中心に起こる慢性炎 症性疾患です。結合組織は全身に広 く分布しているために、症状はさま ざまな臓器に現れ、経過は長期にわ たり良くなったり悪くなったりを繰 り返す傾向にあります。膠原病の代 表的な疾患としては、関節リウマチ や全身性エリテマトーデスがありま すが、ほかにも数多くの疾患があり ます。 膠原病の治療では、関節リウマチ の治療で体内の特定の標的に直接作 用する生物学的製剤が登場し、成功 をおさめています。現在では、ほか の膠原病の治療でも、多くの免疫抑 制剤や生物学的製剤が使用できるよ うになっています。これらの薬剤を ステロイドホルモン剤に併用するこ とで、より効果的で副作用の少ない 治療が行われています。 膠原病はさまざまな臓器に症状が 現れますので、膠原病専門医と他科 の専門医が協力体制をとれる総合病 院での定期受診をお勧めします。当 院のリウマチ・関節・膠原病セン ターでは、膠原病専門医が、他科の 医師やスタッフと連携を密にとりな がら、病気の診断、治療、医療支援 を行っています。また、地域の病院 というメリットを生かして、患者さ んがいつでも気軽に相談できる体制 を整えています。治療方法は日々進化しています
膠原病(こうげんびょう)
リウマチ・関節・膠原病センター 鈴す ず き木 曉あきたけ岳 免疫が自分の体を攻撃する膠原病 診断・治療は地域の総合病院で看護師とのミーティング( 本館 ICU にて ) 高い知識や技術を備えた“ 専門看護師・認定看護師 ”をご存じですか? 急性・重症患者看護専門看護師 は、集中治療が必要な患者さんや 救急患者さんに対して集中的な看 護を提供するとともに、患者さん 本人とその家族の支援、医療スタッ フ間の調整などを行い、最善の医 療が提供されるよう支援する役割 をもっています。 ICU(集中治療室)・CCU(心疾 患集中治療室)などでの直接的なケ アを行うのはもちろん、慢性期の 病棟では、急変した患者さんや人 工呼吸器を装着した患者さん、状 態が安定しない患者さんのケアや 相談を行います。 急性期の現場では、手術方法 やどこまでの医療を望むのかな ど、患者さんやご家族は次々と決 断を迫られますが、自分の思いを 医師に伝えられないこともありま す。患者さんやご家族の思いに寄 り添って、医師との橋渡しをする のが、急性・重症患者看護専門看 護師の大切な役割です。 また、ICU、救急、病棟や、本院、 分院、リハビリテーション病院な ど、病棟や施設を問わず、看護師 からの急性・重症患者の看護に関 する悩みの相談を受け、問題の解 決を支援します。急性・重症患者 看護専門看護師は、看護職に対し てケアを向上させるための教育的 な役割も担っていますので、専門 知識を生かして、看護の質の向上 に貢献したいと思っています。
急性期にある患者さんに最善の医療を提供する
後ご と う藤 順じゅんいち一(本院 ICU 勤務) 河北で活躍する専門看護師
認定看護師
- 第2
回-急性・重症患者看護専門看護師
院内で使われる用語を分かりやすく解説します。
この言葉
ことばな
ぁに
?
∼ 病院で初めて聞いた ∼ 南口 ロータリー JR 高円寺駅 三井住友銀行 高円寺ビル 6F・7Fマンモグラフィー
マンモグラフィーの装置 ここで乳房を挟み、 乳房を平らにして撮 影します。平らにす ることでより鮮明に 影が写ります。 日本では、乳がんの罹患率・死亡 率ともに右肩上がりが続いていま す。毎年約 3 万 5 千人が乳がんに かかり、亡くなる方も1万人に近づ いています。マンモグラフィーは、 この乳がんの早期発見には欠かせな い、乳腺レントゲン撮影を行う専用 の撮影装置です。乳房を 2 枚の板 で挟んで撮影します。すべての乳が んの発見はできませんが、触れるこ とのできない大きさのしこりでも、 石灰化などを見つけることができる ため、早期発見に役立ちます。この 検査には左右の比較が重要で、必ず 両側の乳房を撮影します。 ただし、マンモグラフィーは撮影 にも読影にも、専門技術が必要な検 査です。ポジショニングや乳腺を最 適に写しだすための画質調整など撮 影技術、乳房の構成や、腫しゅりゅう瘤、石灰 化を正確に判定する読影技術が必須 です。日本では唯一、マンモグラ フィ検診精度管理中央委員会が、マ ンモグラフィーを扱うための基準策 定ならびに、教育や資格認定を実施 しています。マンモグラフィー受診 の施設選びの際 には、大きな目 安となります。 第6
回 ●健診センター
(河北健診クリニック) 河北健診センターは「健やかに老いる」をテーマに、病気の早期発見や予防のための指 導といった面から、皆さまの健康支援に努めております。当施設は乳がんや乳腺症など の健診にも力を入れており、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会が認定する「マン モグラフィ検診施設画像認定施設」であり、「認定医」が読影しています。0120 - 548987
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-27-12 三井住友銀行高円寺ビル ごよやくはなんでも 【受付時間】9:00~17:00(月~土) ※祝日・年末年始を除く 健診センター 事務長 島し ま だ田 久ひさし河北総合病院の認定証 ( 認定期間:2008 年12 月 21日~2013 年12 月 20日 ) 訪問審査のようす 病院は存在そのものが社会貢 献と考えており、私たちは病院 が行う医療について、質の向上 を目指して尽力しています。そ して、自分たちの努力が自己満 足に陥ることのないよう、公益 財団法人日本医療機能評価機 構による第三者評価を 1998 年 から受けています。実は同機構 は河北総合病院で試行を繰り返 し、設立されました。 同機構は、「病院組織の運営 と地域における役割」「患者の 権利と医療の質および安全の確 保 」「療養環境と患者サービ ス」をはじめとする 100 を超 える評価項目に沿って審査をし ます。当院は、高い総合点を得 て同機構の認定病院として登録 されています。 これからも河北総合病院は、 医療の質と安全の客観的な評価 の向上に努め、「いつでも、誰 でも、安心して受診していただ ける病院」として、地域の皆さ まに質の高い、恕(おもいやり) のある医療を提供し続けてまい ります。
私たち
の
取り組み
~社会的貢献~
NEW 河北医療財団が取り組んでいる 事例をご紹介します。医 療 機 能 評 価
事務部長 泉いずみ 哲てつろう郎 ★評価結果は、以下でご覧いただけます。 公益財団法人 日本医療機能評価機構 ▶ http://jcqhc.or.jp/ ( 1 )「 認定病院検索 」で『 河北総合病院 』を検索 ( 2 )「 評価結果」ボタン( )をクリック発行責任者:河北 博文 発行:社 会 医 療 法 人 河 北 医 療 財 団 河北総合病院 広報室 〒166-8588 東京都杉並区阿佐谷北1-7-3 ☎03 -3339 -2121 (代) e-mail : [email protected] 年6 回発行(1月 ・3月 ・5月 ・7月 ・9月 ・ 11月) No. 119 20 12 .7