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長期療養高齢者への看護診断適用と診断支援コンピュータシステムの開発 : タブレットPCを用いて (研究ノート)

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Academic year: 2021

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(1)人 間 看 護 学 研 究   13  21-27(2015). 21. 研 究 ノー ト. 長 期 療 養 高 齢 者 へ の看 護 診 断 適 用 と 診 断 支 援 コ ン ピ ュー タ シス テ ム の 開 発 タ ブ レ ッ トPCを 用 い て 森       敏1),上. 野     悟2),畑. 中   裕 司2),奥. 津   文 子3). 1)滋賀 県立 大学 人 間看護 学部     2)滋賀県 立大 学工 学部 3)関西 看護 医療 大学 看護 学部 背 景   本 格 的 な 高 齢 時 代 に入 り、 「認 知 症 」 「寝 た き り」 な ど障 害 を もつ 高 齢 者 の 莫 大 な 介 護 負 担 が 社 会 問 題 とな って い る。NANDA-1看. 護 診 断 は、 看 護 の み で 改 善 可 能 な看 護 課 題(看 護 の対 象 とな る現 象). を 抽 出 す る ツ ール で あ る。 目的   今 回 、 「 長 期 療 養 高 齢 者 版 の看 護 診 断」 を 作 成 し、 ア セ ス メ ン ト情 報 の入 力 か ら看 護 診 断 ラベ ル の 選 定 まで を 支 援 す る コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ムを 開 発 した。 方 法   研 究 は以 下 の 順 序 で 実 施 した。 (1)「長 期 療 養 高 齢 者 版 の 看 護 診 断 」 の 作 成 (2)ア セ ス メ ン ト リス トの 作 成 (3)コ. ン ピ ュ ー タプ ロ グ ラ ムの 作 成. (4)タ. ブ レ ッ トPCと ホス トコ ン ピ ュ ー タの 接 続. (5)実 地 試 行 お よ び動 作 チ ェ ッ ク 結 果   (1)「長 期 療 養 高 齢者 版 の 看 護 診 断 」:領 域1、2、3、4、5、6、7、9、11、12の10領. 域か. ら46の 診 断 ラベ ル を 選 定 した 。 (2)ア セ ス メ ン ト リス ト:個 々 の 診 断 ラベ ル を 導 く診 断 指 標 を 選 定 ・考 案 した 。 (3) プ ロ グ ラ ミ ング:診 断 指 標 の 選 択 状 況 か ら診 断 ラベ ル を 導 く関 数 を考 案 し、 自動 選 定 プ ロ グ ラ ムを 作 成 した 。 フ ァイ ル サ イズ は約2.8MBと. な った。. (4) タ ブ レ ッ トPCと ホ ス トコ ン ピュ ー タの接 続:タ 無 線LANで. ブ レ ッ トPCと ホ ス トコ ン ピュ ー タを、 ロ ー カル な. 接 続 した。 前 者 で ア セ ス メ ン ト項 目の 入 力 、 後 者 で 処 理 ・デ ー タベ ー ス 化 が 可 能 とな り、. 個 々 の 高 齢 者 の 課 題 抽 出 の み な らず 経 時 変 化 も追 跡 可 能 とな っ た。 (5) 実 地 試 行:ア. セス メ ン ト項 目の 入 力 か ら、 診 断 ラベ ル の 自動 選 定 まで 問 題 な く動 作 した。 入 力 に要. す る時 間 は一 人 あ た り15分 で あ っ た。 た だ し、 無 線 ル ー タが 有 効 な 距 離 は約30メ ー トル で 、 そ れ よ り以 遠 で は入 力 不 可 で あ った 。 結 論   本 シ ス テ ムの 導 入 に よ り、 長 期 療 養 高 齢 者 に対 す る看 護 Application. and development. of the sup-. 診 断 の 簡 易 化 ・迅 速 化 が 図 られ る。. porting computer system for the elderly in long-term ties: By means of tablet computers.. care facili-. キ ー ワー ド  高 齢 者 、 看 護 診 断 、 ケ ア プ ラ ン、 コ ン ピュ ー タ シ ス テ ム、 タ ブ レ ッ トPC. Satoru. of the nursing. Mori",. Satoru. diagnoses. Ueno", Yuji Hatanaka",. Ayako Okutu 3). "School of Human Nursing 'School of Human Engineering , The University of Shiga Prefecture 'Kansai University of Nursing and Health Sciences 2014年9月30日 連 絡 先:森. 受 付 、2015年1月9日. 受理.     敏.       滋 賀 県 立 大 学 人 間看 護 学 部 住. 所:彦. 根 市 八 坂 町2500. e-mail : satomori@koto.. kpu-m. ac. jp. 1.緒.  言.   本 格 的 な高 齢 時 代 に入 り、 「認 知 症 」 「寝 た き り」 な ど 障 害 を もっ高 齢 者 が 増 加 し、 そ の莫 大 な介 護 負 担 が 社 会 問 題 とな って い る。 も し、 これ らの要 介 護 高 齢 者 の 状 態 を少 しで も介 護 度 の 低 い状 態 に改 善 で きれ ば、 そ の 経 済 効 果 は きわ め て 大 き い。   NANDA-1看. 護 診 断 は、 投 薬 な ど の 医 療 行 為 を施 さず.

(2) 森. 22. に、 看 護 の み で 改 善 可 能 な看 護 課 題(看. 護の対象 となる. 現 象)を 抽 出 す る ツ ー ル で あ る1'3)。 これ は、 主 に 電 子 カ ル テ を 導 入 した急 性 期 病 院 で使 用 され て お り、 長 期 療.   ホ ス ト コ ン ピ ュ ー タ(以. 下 、 ホ ス ト と 略 す)側. 敏. の フ ァ. イ ル に ア ク セ ス す る た め の ソ フ トウ エ ア で あ るFileMak er Go⑪ を タ ブ レ ッ トPC(iPad⑪)に. イ ン ス トー ル し、. 養 型 施 設 にお いて 本 ア セ ス メ ン トが 実 施 され る こ と は ほ とん どな い 。 そ の た め、 個 々 の高 齢 者 の 課 題 は把 握 され. 同 端 末 で ア セ ス メ ン ト情 報 の入 力 を 行 っ た 。 イ ン タ ー ネ ッ. な い ま ま 、 ケ アが 提 供 さ れ て い る の が 実 情 で あ る。. 介 して ア セ ス メ ン トデ ー タ を ホ ス ト に 転 送 し処 理 し た. トに は 接 続 せ ず 、 ロ ー カ ル な ワ イ ヤ レ ス ネ ッ ト ワ ー ク を.   今 回 、 この 看 護 診 断 を療 養 型 施 設 に 入 所 中 の 高 齢 者 に. (図1.)。. 適 用 し、 診 断 を 支 援 す る コ ン ピ ュー タ シス テ ムを 開 発 し. 処 理 ・デ ー タ ベ ー ス 化 が 可 能 に な り、 個 々 の 高 齢 者 の 課. た。. 題 抽 出 の み な ら ず 経 時 変 化 も追 跡 可 能 と な っ た 。. Ⅱ .研. こ れ に よ り、 ア セ ス メ ン ト情 報 の 入 力 ・転 送 ・. 究方 法.   研 究 は次 の 順 序 で 進 め た。 1.「 長 期 療 養 高 齢 者 版 の 看 護 診 断 」 の 作 成   米 国 で 開 発 さ れ たNANDA-1看 護 診 断(2009-2011)の 診 断 ラ ベ ル は200項 目 を超 え て い る1)。 そ れ ら に は、 文 化 ・医 療 制 度 の 違 い な ど か ら実 際 に は使 用 しに くい ラベ ル も多 数 含 まれ て お り、 わ が 国 の 臨床 現 場 で 使 用 で き る もの は、 せ いぜ い50項 目程 度 で あ る と され て い る3,9)。. 図1 . タ ブ レ ッ トPCと ホ ス トコ ン ピ ュ ー タ の 接 続.   今 回 、 対 象 者 を長 期 療 養 型 施 設 に 入 所 す る高 齢 者 に限 定 す る こ と に よ り、 本 項 目 の さ らな る絞 り込 み を 行 な っ た。 す な わ ち、NANDA-1看 護 診 断 を ベ ー ス に、 療 養 型 施 設 で 使 用 可 能 な 「長 期 療 養 高 齢 者 版 の 看 護 診 断 」 を作. 5.実. 地 試 行 お よ び 動 作 チ ェ ック.  介 護 老 人 保 健 施 設 で 上 記 シス テ ム を試 行 し、 不 具 合 の チ ェ ッ クを行 った 。. 成 した 。 2.ア. 皿.結. セ スメ ン トリス トの作 成. 1.長.  果 期療 養高齢者版看護診断.   看 護 診 断 は、 対 象 者 に看 護 診 断指 標(症 候)が 存 在 す るか ど うか を 、 質 問 お よ び観 察 で見 出 す こ と に よ り行 わ.   最 終 的 に 、 領 域1、2、3、4、5、6、7、9、11、. れ る。 そ こで 、 これ らの診 断 指 標 に、 関 連 因 子 、 危 険 因. 12の10領. 子 を加 え た ア セ ス メ ン トリス トを作 成 した 。 ア セ ス メ ン トの 枠 組 み に は 「NANDA-1分 類 法IIの13領 域」 で. 2.ア. は な く、 ゴ ー ドンの 「機 能 的 健 康 パ タ ー ンの11パ ン」 を 採 用 した5)。. ター. 域 か ら46の 診 断 ラ ベ ル を 選 定 し た(表1.)。. セ ス メ ン トリス ト.   個 々 の 看 護 診 断 に お い て 、 診 断 を 導 く診 断 指 標 を 選 定 ・ 考 案 し た(表2.)。.   「診 断指 標(質 問 ・観 察 項 目)の 選 定」 に 当 た って は、 次 の3点. に留 意 し、 個 々 の診 断指 標 に対 す る具 体 的 な質. 3.プ. ログ ラ ミ ング. 問 ・観 察 項 目を 考 案 した。. ① 各 項 目 が 存 在 す る 場 合 は11i11、 存 在 し な い 場 合 は11011. ① 診 断 ラベ ル 毎 に、 重 要 度 の高 い診 断 指 標 を 選 択.   で 入 力 す る方 式 を 採 用 し た 。. ② 医 療 問 題 を 明 確 に区 別. ② 診 断 指 標 の 選 択 状 況 か ら、 診 断 ラ ベ ル を 導 く関 数. ⑧ 診 断 指 標 が 存 在 しな い場 合 は、 危 険 因 子 を 参 考 に定 義.   (*)を.   に 沿 った 指 標 を考 案.   ム を 作 成 した(表2.)。. 考 案 し、 診 断 ラ ベ ル を 自 動 選 定 す る プ ロ グ ラ.   は 約2.8MBと 3.コ. プ ロ グ ラム の フ ァイ ル サ イ ズ. な った。. ン ピ ュー タプ ロ グ ラ ム の作 成.   ア セ ス メ ン ト項 目 の 選 定 状 況 に よ り 、 診 断 ラ ベ ル を 自. 4.タ. 動 的 に 選 定 す る コ ン ピュ ー タ プ ロ グ ラ ムを 作 成 した。 プ. ① タ ブ レ ッ トPCと. ホ ス ト を 同 一 の 無 線 ル ー タ(Aterm. ロ グ ラ ミ ン グ に は 、 カ ー ド型 デ ー タ ベ ー ス ソ フ トのFile.   WG1400HP?)に. 接続. Maker . ② ホ ス ト側 の フ ァ イ ル か ら、 ネ ッ ト ワ ー ク共 有 を 設 定. Pro12 Rを 用 い た 。. ブ レ ッ トPCを ホ ス トに 接 続. ③ タ ブ レ ッ トPCのFileMaker  4.タ. ブ レ ッ トPCと ホ ス トコ ン ピ ュ ー タ の 接 続.   追 加 、 続 い て フ ァイル 指 定. Go Rを 起 動 し、 ホ ス ト の.

(3) 長 期 療 養 高 齢 者 へ の看 護 診 断 適 用 と診 断支 援 コ ン ピ ュー タ シス テ ム の 開発:タ.   上 記 で 、 タ ブ レ ッ トPCと. ホ ス ト間 で フ ァ イ ル が 共 有. さ れ る こ とを 確 認 した。   フ ァ イ ル 共 有 後 に 、 ま ず ホ ス ト側 で フ ェ イ ス シ ー ト情 報 を 入 力 し,次. に タ ブ レ ッ トPC側. で 該 当 す る対 象 者 を. 選 択 し 、 ア セ ス メ ン ト項 目 の 入 力 を 試 行 した 。. 表1  高 齢 者 版 看 護 診 断  10領 域 、46診 断 ラ ベ ル 領 域1.ヘ ル ス プ ロモ ー シ ョ ン(非 効 果 的健 康 維 持 、        非 効 果 的 自己健 康 管 理) 領 域2.栄 養(栄 養 摂 取 消 費 バ ラ ンス異 常:必 要 量 以        下 、 栄 養 摂 取 消 費 バ ラ ンス異 常:必 要量 以 上 、      嚥下障害、体液量 過剰、体液量不足、 体液量         不足 リス ク状 態) 領 域3.排 泄 と交 換(溢 流 性 尿 失 禁 、 機 能 性 尿 失 禁 、         切迫 性 尿失 禁、 腹 圧 性 尿失 禁) 領 域4.活 動/休 息(睡 眠 パ タ ー ン混 乱 、 不 眠 、 移 乗        能 力 障 害 、 床 上 移 動 障 害 、 歩 行 障害 、 消 耗 性        疲 労 、 活 動 耐 性 低 下 、 更 衣 セ ル フケ ア不 足 、        摂 食 セ ル フ ケ ア不 足 、 入 浴 セ ル フケ ア不 足 、        排 泄 セ ル フケ ア不足) 領 域5.知 覚/認 知(言 語 的 コ ミュ ニ ケ ー シ ョン障害) 領 域6.自 己知覚(無 力、 自己尊 重 慢 性 的低 下 、 ボ デ ィ         イ メ ー ジ混乱) 領 域7.役 割 関 係(家 族 介 護 者 役 割 緊 張 、 家 族 介 護 者        役 割 緊 張 リス ク状 態) 領 域9.コ ー ピ ン グ/ス ト レス耐 性(非 効 果 的 コ ー ピ         ン グ、 悲 嘆、 不安 、 死 の 不安) 領 域11.安 全/防 御(免 疫 機 能 促 進 準 備 状 態 、 非 効 果         的 気 道 浄 化 、 誤 嚥 リス ク状 態 、 組 織 統 合 性 障         害 、 皮 膚 統 合 性 障 害 、 皮 膚 統 合 性 障 害 リス ク        状 態) 領 域12.安 楽(悪 心 、 急性疼痛 、 慢 性疼痛). 表2  看護診 断の診 断指標 と関数 〈フ ェイ ス シー ト> 1.患 者 の 基 礎 情 報:ID、 氏 名 、 カナ 氏 名 、 性 別 、 生    年 月 日、 入 院 日、 入 院 時年 齢 2.管 理 情 報:入 院年 月 日、 連 絡 先 3.医 療情 報:疾 患 名 4.看 護 情 報:介 護 保 険 の要 介護 度 〈チ ェ ッ ク シー ト〉 領域1.ヘ ル スプ ロモ ー シ ョン 非 効 果 的健 康 維 持   ① 環 境 の 変化 に適 応 して いな い行 動 を と る   ② 健 康 習慣 の知 識 が な い   ③ 健 康 探 求行 動 が 欠如 して い る   *①+②+③ ≧1(① か ら③ の いず れ か に チ ェ ック     が 入 れ ば診 断 ラベ ル を 選 定) 非 効 果 的 自己健 康 管理   ① 指 示 され た 自 己管 理 が あ り、 そ れ を毎 日の 生 活 に    組 み込 め な い   ② 指 示 に関 す る知 識 は も って い る   *①+②=2(両 項 目 にチ ェ ックが 入 った 時 に診 断     ラベ ル を選 定). ブ レ ッ トPCを 用 い て. 23. 領 域2.栄 養 栄 養摂 取 消費 バ ラ ンス異 常:必 要 量 以 下   ① 十 分 な食 事 摂 取 で も体 重 が減 少   ② 食 事 が とれ て い な い  ③食欲不振  ④身長  ⑤体重   *①(BW≦BHxBHx22xO.8)&②+③ ≧1 栄 養 摂 取 消費 バ ラ ンス異 常:必 要 量 以 上  ①体重増加  ②過食   ③ 身長  ④体重   *①(BW≧BHxBHx22x1.2)&②=1 嚥下 障害   ① 嚥下 困難   ② 咳 き込 み   ③ つ か え感   ④ 食 事 中 に何 度 もむ せ る   ⑤ 口腔 内 に食 物 が残 留   ⑥ な か な か呑 み込 ま な い   *①+②+⑧+④+⑤+⑥ ≧1(=上 記 のいずれか が あ れ ば診 断 ラベ ル を選 定) 体 液量 不足   ① 皮 膚 の 弾 力性 の低 下   ② 尿 量 の減 少   ③ 粘 膜 の乾 燥   ④ 口 が渇 く   *①+②+③+④ ≧1 体 液量 過 剰   ① 呼 吸 困難  ②浮腫   ⑧ 短 期 間 で の体 重 増 加  ④圧痕   *①+②+③+④ ≧2 体 液量 不 足 リス ク状 態   ① 水 分 摂 取 量 が少 な い   ② 水 分 摂 取 に影 響 す る異 常  ⑧下痢   *①+②+⑧ ≧1 領 域3.排 泄 と交 換 機能性尿失 禁   ① トイ レに た ど り着 く前 に排 尿   ② 歩 行 障害   ③ 衣 服 の着 脱 が上 手 く出来 な い   *①=1  &  ②+⑧ ≧1 溢流性尿失禁   ① 少 量 の尿 もれ  ②残尿感   ③ 残 尿 の増 加   *① 一1  &  ②+③ ≧1 腹圧性尿失 禁   ① 咳 噺 ・笑 い ・く し ゃみ な ど、 労 作 時 の尿 もれ   *①=1 切迫性尿失禁   ① トイ レに た ど り着 く前 に排 尿   ② 強 い尿 意 が あ り、 我 慢 で きず に 直 ぐに排 尿   *0+0>_1 下痢   ①1日3回 以 上 の 液状 便   *①=1 便失禁.

(4) 24.   ① 便臭   ② 便 で 汚 れ た 衣服   ③ 便 意 に気 づ か な い   *①+②+③ ≧1 領域4.活 動/休 息 不眠  ①入 眠困難   ② 睡 眠 の 持続 困 難   ③ 眠 った 感 じが しな い   ④ 翌 日 に影 響 を持 ち越 す 睡 眠 障 害 を訴 え る⇒ 上 記  ⑤早朝覚醒   *①+②+③+⑤ ≧1 睡 眠 パ タ ー ン混乱   ① ぐ っす り眠 れ な い   ② 部 屋 が 明 るす ぎ る  ③騒音  ④寝 具が合わない   ⑤ そ の他 の環 境 要 因   *① 一1  &  ②+③+④+⑤ ≧1 床上移動 障害   ① 寝 返 りが うて な い   ② 仰 臥位 か ら座 位 にな れ な い   *①+② ≧1 移乗能 力障害   ① ベ ッ ドか ら椅 子 へ移 乗 で きな い   ② ベ ッ ドか ら立 位 へ姿 勢 が 変 え られ な い   ③ 椅 子 か らベ ッ ドへ移 動 で きな い *①+②+③ ≧1 歩行 障害   ① 階 段 を上 る能 力 の 障 害   ② 段 差 を乗 り越 え る能 力 の 障 害   ③ 斜 面 を 降 り る能 力 の 障 害   ④ 斜 面 を登 る能 力 の 障 害   ⑤ 必 要 な 距離 を歩 行 す る能 力 の 障 害   *①+②+③+④+⑤ ≧1 消耗 性 疲 労(=グ ッ タ リ しん ど い)   ① 注意 ・集 中 力 の欠 如   ② 活 動 の 低下   ③ 周 囲 へ の 無 関心 ⇒ 上 記   ④ 休 憩 の要 求 の増 加 ⇒ 上 記   ⑤ エ ネル ギ ーが な い⇒ 下 記   ⑥ 疲 労 感 を訴 え る⇒ 疲 労 感 の訴 え   ⑦ ぐ った り して い る   *⑥+⑦=2  &  ①+② ≧2 俳徊  ①俳徊行動   ② 計 画性 の な い歩 行 ⇒ 上 記   ③ 活 動 過 多⇒ ×   ④ 制 止 を す るの が 難 しい歩 行   ⑤ 目的 の な い歩 行   ⑥ 何 か を 探 し求 め て執 拗 な まで に歩 く⇒ 上 記   *①+④+⑤ ≧1 活 動 耐 性 低 下(=ハ アハ ア しん ど い)   ① 労 作 時 の 不快 感  ②労作 時の呼吸困難  ③倦怠 感   ④ 労 作 時 の異 常 な心 拍 あ る い は血 圧 の 反 応   *③ 一1  &  ①+②+④ ≧1 入 浴 セ ル フ ケ ア不 足   ① 浴 室 まで移 動 で きな い⇒ 下 記   ② 体 を 拭 けな い⇒ 下 記   ③ 自力 で入 浴 で きな い. 森.   *③=1 更 衣 セ ル フケ ア不 足   ① 衣 類 を留 め る能 力 の 障 害⇒ 下 記   ② 衣 類 を購 入 す る能 力 の 障 害⇒ 下 記   ③ 衣 類 を 身 に つ け る能 力 の 障 害⇒ 下 記   ④ 靴 を履 く能 力 の 障害 ⇒ 下 記   ⑤ 靴 下 を履 く能 力 の 障害 ⇒ 下 記   ⑥ 衣 類 を脱 ぐ能 力 の 障害 ⇒ 下 記   ⑦ 靴 を脱 ぐ能 力 の 障害 ⇒ 下 記   ⑧ 靴 下 を脱 ぐ能 力 の 障害 ⇒ 下 記   ⑨ 自分 で衣 服 の着 脱 が で きな い   *⑨=1 摂 食 セ ル フケ ア不 足   ① 食 物 を器 か ら口 へ と運 べ な い⇒ 下 記   ② 食 物 を 噛 む こ とが 出来 な い⇒ 下 記   ⑧ 食 事 を最 後 ま で続 け られ な い⇒ 下 記   ④ 食 具 は使 え な い⇒ 下 記   ⑤ 十 分 な量 の食 物 を摂 取 で きな い⇒ 下 記   ⑥ 自力 で食 事 が で きな い   *⑥=1 排 泄 セ ル フケ ア不 足   ① 自力 で排 泄 の後 始 末 が で きな い   *①=1 領 域5.知 覚/認 知 急性混乱   ① 見 当識 障害   ② 意 識 レベ ル の変 動   ③ 精 神 運 動 活 動 の変 動  ④幻覚   ⑤ 落 ち着 きな く ソ ワ ソ ワ して い る   ⑥ 集 中 力 の低 下  ⑦無気 力   *①+②+⑧+④+⑤+⑥+⑦ ≧2 言 語 的 コ ミュニ ケ ー シ ョン障 害  ①話 せない   ② 不 適 切 な言 語 表 現   ③ 呂律 が 回 らな い   ④ 言 葉 の表 出 が 出来 な い   ⑤ 言 葉 の理 解 が 出来 な い   ⑥ 意 思 の疎 通 が 出来 な い   *①+②+⑧+④+⑤+⑥ ≧1 領 域6.自 己知 覚 自尊 感 情 慢 性 的低 下   ① 他 人 の意 見 に依 存 し、 自己主 張 で きな い   ② 自己否 定 的 な発 言 を続 け る   ⑧ 自己 へ の否 定 的 フ ィー ドバ ッ クを誇 張 す る⇒ 上 記   ④ 自己 へ の肯 定 的 フ ィー ドバ ッ クを拒 絶 す る⇒ 上 記   ⑤ 視 線 を合 わ せ な い   *①+②+⑤ ≧1 自尊 感 情 状 況 的低 下   ① 状 況 に対 処 で きな い と 自己評 価 す る   ② 役 立 た ず だ と訴 え る   ⑧ 自己否 定 的 な発 言   *①+②+⑧ ≧1 領 域7.役 割 関係 介護者役割 緊張   ① 介 護 者 の将 来 的 ケ ア能 力 を心 配 す る   ② 被 介 護 者 の将 来 的 な健 康 状 態 を心 配 す る   ③ 必 要 な役 目を行 うの が難 しい   *①+②+③ ≧2 介 護 者 役 割 緊 張 リス ク状 態   ① 介 護 者 は ス トレス を感 じて い る. 敏.

(5) 長 期 療 養 高 齢 者 へ の看 護 診 断 適 用 と診 断支 援 コ ン ピ ュー タ シス テ ム の 開発:タ.   ② ス トレス解 消 が で きな い   *①+② 一2 領域9.コ ー ピ ング/ス トレ ス耐 性 不 安(行 動 指 標 ・感 情 指 標 ・生 理 的 指 標 か らそ れ ぞ れ 一 つ以 上 選 ぶ)   ① 生 活 上 の 出 来事 の 変化 を心 配 して い る   ② 落 ち着 きな くソ ワ ソ ワ して い る   ③ イ ライ ラ して い る   ④ 緊 張 した表 情   ⑤ 心 臓 が ドキ ドキ す る   *⑤ 一1  &  ①+②+③+④ ≧1 非効 果的 コーピング   ① 自己 また は他 者 へ の 破壊 的 行動   ② 不適 切 な 問題 解 決   ③ 入 手 可 能 な 資 源 の活 用 が 出 来 な い   *①=1  &  ②+③ ≧1 死 の 不安   ① 終 末 期 にな る こ との不 安 を訴 え る   ② 死 の過 程 へ の 恐怖 感 を訴 え る   ③ 自分 の死 が大 切 な 人 に及 ぼ す影 響 を心 配 す る   *①+②+③ ≧1 悲嘆   ① くりか え し悲 しみ を訴 え る   ② 心 理 的苦 悩   ③ 喪 失 に伴 う苦 痛   *①+②+③ ≧1 領域11.安 全/防 御 感 染 リス ク状 態   ① 病 原体 との接 触 を 回避 す る知 識 の 不 足   ② 病 原体 へ の環 境 曝露 の増 加   ③ 慢 性 疾 患(糖 尿 病、 肥 満)  ④免疫抑制  ⑤栄 養不良   *① 一1  &  ②+③+④+⑤ ≧1 非 効 果 的気 道 浄化  ① 咳が多い   ② 咳 が う ま くで きな い   *①+② ≧2 誤 嚥 リス ク状 態   ① 嚥下 障 害   ② 意 識 レベ ル の低 下   ③ 上 半 身 の 挙上 を妨 げ る状 況   *①+②+③ ≧1 皮 膚 統 合性 障 害   ① 皮 膚 層(真 皮)の 破 綻   ② 皮 膚 表 面(上 皮)の 破 綻   *①+② ≧1 皮 膚 統 合性 障 害 リス ク状 態   ① 栄 養状 態 の ア ンバ ラ ンス   ② 寝 返 りが うて な い(床 上 移 動 障 害)   ③ 身体 拘 束  ④循環 障害  ⑤代謝 障害  ⑥ 湿気  ⑦骨 の突出   *①+②+③+④+⑤+⑥+⑦ ≧2 組 織 統 合性 障 害   ① 損 傷 を受 けた組 織   ② 壊 れ た組 織   *①+② ≧1 高体温   ① 正 常 範 囲以 上 に上 昇 した 体 温. ブ レ ッ トPCを 用 い て. 25.   ② 皮 膚 に触 れ る と温 か い  ③頻脈   *① 一1  &  ②+③ ≧1 領域12.安 楽 悪心   ① 悪 心 を訴 え る   ② 悪 心(吐 き気)を 訴 え る⇒ 上 記   *0=1 急性痺痛   ① 疹 痛 を訴 え る   ② 持 続 期 間 は6ヶ 月以 下 で あ る   ③ 疹 痛 の徴 候 が観 察 さ れ る   ④ 疹 痛 を避 け るた め の体 位 ・位 置調 整   ⑤ 疹 痛 部 位 を か ば お う とす る しぐさ   *①+②=2  &  ⑧+④+⑤ ≧1 慢性痺痛   ① 痺 痛 を訴 え て い る   ② 疹 痛 が6ヶ 月以 上 続 い て い る   ③ 以 前 か らの活 動 を続 け られ な い   ④ 疹 痛 部 位 を か ば お う とす る行 動 が見 られ る   *①+②=2  &  ③+④ ≧1 5.実. 地試行.   タ ブ レ ッ トPCで. 実 際 に 患 者 デ ー タの 入 力 を 行 った と. こ ろ 、 ア セ ス メ ン ト項 目 の 入 力 は 迅 速 に な さ れ 、 診 断 ラ ベ ル の 自 動 選 定 ま で 問 題 な く動 作 し た 。 入 力 に 要 す る 時 間 は 約15分. で あ った 。.   無 線 ル ー タ が 有 効 な 距 離 は 直 線 距 離 で 約30メ. ー トル で. あ り、 そ れ よ り 以 遠 で は 入 力 は 不 可 能 で あ っ た 。. N.考 1.コ.  察 ン ピ ュー タ プ ログ ラム の 問 題 点.   今 回 開発 した プ ロ グ ラ ムで は、 以 下 の制 約 が あ る。 ① ホ ス ト側 で は ア セ ス メ ン ト項 目 を 入 力 で き な い 。 ② ホ ス ト側 に は 診 断 結 果 が 表 示 さ れ る が,入. 力 した ア セ.   ス メ ン ト項 目 を 修 正 で き な い 。 ③ タ ブ レ ッ トPCを 診 断 結 果 の ビ ュ ー ワ と して 使 え な い 。   入 力 し た ア セ ス メ ン ト項 目 は 、 後 日修 正 が 必 要 な 場 合 も あ る と考 え ら れ る の で 、 修 正 が 可 能 な プ ロ グ ラ ム に 変 更 す る必 要 が あ る。. 2.ネ. ッ トワー クの 問 題 点.   無 線LANの. 電 波 が 届 く距 離 は 、 施 設 の 環 境 や 機 器 の. 設 置 場 所 、2.4GHz帯. ・5GHz帯. と い った 帯 域 の特 性 な. ど 、 さ ま ざ ま な 要 因 で 変 わ っ て く る 。 特 に 、 無 線LAN 親 機 との 間 に 遮 蔽 物 が あ る場 合 、 距 離 が遠 い場 合 な どで は、 本 シス テ ム は機 能 しな い。 そ こで、 本 シ ス テ ム を導 入 す る に あ った って は、 それ ぞ れ の施 設 の構 造 特 性 を考 慮 し、 中 継 機(Aterm . WG1800HP)を. 設 置 す るな ど の. 電 波 距 離 を延 長 させ る手 段 を講 じる必 要 が あ る。.

(6) 森. 26. V.結.  語.  . NANDA-1看.  . 医学 書 院 、 東 京.   本 コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ム の導 入 に よ り、 長 期 療 養 高 齢. 3)佐. 者 に対 す る看 護 診 断 の簡 易 化 ・迅 速 化 が 図 られ る。.   4)江. 文 献 1)Herdman . TH(編).中.  . 看護診 断. 定 義 と 分 類(2009-2011)1-508,2009、.  . 医学書院、東京. 2)江. 川 隆 子(編):こ. 木 高 夫(訳):NANDA-1. NANDA-1看.  . 2009、. 5)マ. 護 診 断 ラ ベ ル,第4版,1-410,2010、. 楽 に 考 え て 使 お う24の 看 護 診 断 、1日本 看 護 協 会 出版 会 、 東 京. 川 隆 子(編):こ.  . れ な ら使 え る看 護 介 入 一 厳 選47. 護 診 断 ラ ベ ル へ の 看 護 介 入,1-436,. 医学 書 院 、 東 京. ー ジ ョ リ ー ・ゴ ー ド ン:ゴ. ー ド ン看 護 診 断 マ ニ ュ.    ア ル   機 能 的 健 康 パ タ ー ン に 基 づ く看 護 診 断 、1 . れ な ら使 え る 看 護 診 断. 藤 重 美:気 206,1999、. 敏. 厳 選84. 386,2010,医. 学書院、東京.

(7) 長 期 療 養 高 齢 者 へ の看 護 診 断 適 用 と診 断支 援 コ ン ピ ュー タ シス テ ム の 開発:タ. ブ レ ッ トPCを 用 い て. 27. (Summary). Key. words. elderly,. nursing. diagnosis,. care-planning,. computer. system,. tablet. PC.

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参照

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