和泉 辰男1・紙井 泰典2・近森 邦英3
(I山陽緑化産業.2農学部生産環境工学講座.3高知大学名誉教授)
Convectional Phenomena Photographed
by Infrared Rays Thermoscope at Kagami Dam
Tatsuo IZUMI≒Yasunori Kamii^ and Kunihide Chikamori ' 'Sanでyo Ryokfea Saagンo Co. Ltd.
^ Cfiair of Land Environme几tal Engineeri几g, Faculty of Agriculture * Emeritus Professor, Kochi University
Abstract: Authors photographed the water surface of Kagami Dam Lake in Kochi Prefecture to
observe the thermo-convection by infrared thermoscope from evening till midnight on 1998/11
/ll, 12/02, 12/10, 12/17, 12/25, 1999/1/07 and 1/09. There were thermocline during summer, but
through November and December, lake water temperature went down, EC (Electric
Conductiv-ity) values of the whole water went up and thermocline disappeared。
Two types of convection were appreciated, the smaller one and the bigger one. The typical
smaller convection cells whose diameters were only several cm, were observed on 1998/11/11
evening, and disappeared within 10-20 seconds after appearance. The cells looked like coming
from 1.5-2.5m below the surface. The area of cells dilated at a constant rate, which confirms
constant ascending flow from inside water body. 0n the contrary, the bigger convection cells
which were of more than camera view, observed at night on 1998/12/25, and continued to exist
for more than 10 minutes。
By use of one dimensional convection model proposed by Kimura et a1. (1993)",
thermo-convection were analysed and 0.075 「/s/ 「of ascending discharge per unit area for smaller cells
on 11/11, and main mixed layer at this time were given as about 13m.
キーワード:対流,赤外線放射温度計,水温 要 約 高知県鏡ダム湖の水面を赤外線放射温度計により撮影して,対流セルの発生を視覚的に捉えた. 調査期間は1998年11月11日∼1999年1月9日で,夕方から深夜にかけて計7回の観測を行った.11 月から12月,1月と時期が進むにつれて水温の低下,成層の消滅,電気伝導度値の増大が見られた. また,この調査の結果対流には表層と比較的浅い層との間で起こる小規模なものと,全層をまきこ んだと思える大規模のものとがあるように思われた.11月11日の対流は深さ1.5∼2.5 m辺りから湧 昇している,直径数Cmの至って規模の小さなもので,10∼20秒間で現れては消えた.このときの対
2 高知大学学術研究報告 第48巻 (1999年) 自然科学 流セルの面積は時間とともに等差数列的に増加することが観察された.12月25日の夜半のものは. 画像でカバーしきれない広い範囲で10分以上の長時間にわな=つた,ノ犬対流を木村らの鉛直一次元モデ ルによって解析した結果,小規模の下降流の単位面積当たり流量はほぼ0.075 「/S/ 「程度であると 思われた.また1998/11/11め混合域は約13mであっだ.・・.・・ .・.・ ・.・.・ ・: 緒 論‥‥‥‥ ‥‥= 貯水池における対流現象は,貯水池の水の循環と熱収支を考えレる上で重要な問題である.ダム湖 に代表される人工貯水池では成層周期があり,‥春から夏にかけて成層化する./成層は,比較的低温 の深水層,温度が急変する躍層,及び比較的高温の表水層からなる.秋期になると夕方から夜にか けて気温の低下によりごダム湖水面が冷やされ,低温/高密度め表層と,こ=Jj ま だ暖かく低密度の内部水 体との間に鉛直方向に密度差が生じ対流現象が起こる.このとき水体中には下降流と対流セルと呼 ばれる上昇流が現れる/対流は時刻につれ,また冬季が近づくにうれ七次第に大規模となり,最終 的には全層対流循環となって貯水池水温を均一化してしまう.こダ)対流の発生条件,規模,周期, 環境要因等については知られていない部分が多い.ここでは高知県鏡村に位置する鏡ダム湖堤体付 近において, 1998年11月から1999年1月=にかけて,赤外線放射温度計宍(サーモトレ←サ)を用い, 対流の発生している水面の2次元水温分布を撮影することによって,対流セルを視覚的とらえると ともに,湖水温の鉛直分布を測定し,鉛直一次元モデル1)によ:ら/で下降流の流量に流速を数値的に 解析し,対流現象の実態解明のための調査・研究を行った, く 赤外線放射温度計(サーモトレーサ)の測定原理 赤外線放射温度計(以後「サーモトレーサ」という=)は=,ノノ……4F接触型の高感度赤外線放射温度計で, 測定物から自己放射されている赤外線エネルギーを検出器(カメノラ)で光学的に走査し,電気信号 に変換することにより,カラーの熱画像として表示する計器であレる.\▽ し 物体から発する赤外線(波長0.72μm∼1000μm)と温度とは密接な関係がある.単一波長の放 射強度と波長との間の関係は. (i)式で表される(プランク=の法財) 5),J)……゜ \ TJ7 C\卜声-11 ここに,W,:分光放射発散度[W/ 「] λ:波長[m] ‥ 六万・ゾ.=こ…………し……… 7:黒体の絶対温度[K] ト 十 C,:第一放射定数[2πhe'=3.7402×io-"(w 「)]j C2 : 第二放射定数[ch/k=1.4388X10-HmK)ト 九:プランク定数. 6.6262×10'34[J・s]\, ニ 瓦:ボルツマン定数, 1.3807〉く10'23[J/K]つ …… c:光速, 2.9979×108[m/s] :\ 倒 プランクの法則を波長の全帯域にわたって積分すると,有名なステファン・ボルツマンの法則が 得られる((ii)式参照).この式によづて黒体は絶対温度の4乗に比:例した放射エネルギーを放出して おり,逆に放出される放射エネルギーを測定すれば,その物体φ温度を知ることができる.
t W 二
吋匹=箭
` ” 二 T= aT [W/ 「] に。7:ステファン・ボルツマン定数[5.67032×10'8[W・m‘2・K-り] (岫 観測方法 万 1.観測地 観測地の鏡ダムは洪水防止,上工水,発電を目的として,高知県土佐郡鏡村今井(右岸)と大利 (左岸)間に鏡川を堰き止めて高知県が建設した堤高47.0m,堤長150m,堤体積72千 「の重力式コ ンクリートダムである.昭和43年4月に着工され,昭和42年1月に竣工した.ダムと貯水池の諸元 を第1表に示す. 第1表 鏡ダムの諸元 犬 貯 水 池 常時満水位 夏期制限水位 常時満水位 予備放流水位 鍛低水位 EL. 75.0m (7月,9/21-30) EL. 68.0m (8/1-9/20) EL. 63.0m EL. 63.0m EL. 53.0m 集水面積 湛水面積 総貯水量 有効貯水量 洪水調節容量 上工水容量 発電容奎 滞妙容量 サーチヤージ容量 サーチヤージ水位 80.8 km 0.52 k 「 9,380千 「 8,360千 「 (洪水期) 6,130千 「 (非洪水期) 1,070千 「 (洪水期) 4,020千 「 (非洪水期) 7,290千 「 (洪水期) 2,620千 「 (非洪水期) 5,890千 「 1,020千 「 1,070千 「 EL. 77.0m ダ ム 堤高 堤長 堤体積 型式 堤頂標高 基礎岩盤高 越流クレスト高 地質 47,0m 150.0m 72.0千 「 重力式コンクリート EL. 78.0m EL. 31.0m EL. 66.0m 輝緑凝灰岩,砂岩,泥岩 2.観測日と観測方法 1998年n月11日,12月2日,12月10日,12月工7日,↓2月25日,!999年1月7日,1月9日の計7 回測定した. NEC三栄社製サーモトレーサ検出部.(TH3102型)を鏡ダム堤体中央部に位置する鏡 ダム管理所より上流側に突き出たバルコニーからほぼ真下に向けてベレ月の観測は60°∼6yの俯角 をつけて)セットし,時刻17:00ぐらいから4秒毎√=約5時間の連続撮影をした.走査角は水平30 度,垂直28.5度に設定し,対流現象め細部を撮影するため5倍ズーム(1月は!.1倍ズーム)で撮影 した.1月7日,1月9日の観測では撮影範囲外の様子を確認するため時々カメラを左右上下に動 かした.また水質計(Orion Research社model 128)を用い,鉛直の水温と電気伝導度を赤外線放 射温度計観測地点の近傍で測定を行った.鉛直水温分布は,深さ↓2mまでは0.5m間隔,以降20m までは1m間隔,それ以深は2m間隔で測定した.また,高知県鏡ダム管理事務所から撮影当日の 風向,風速,気温,湿度,水温,蒸発量のデータをいただいて解析に使用した.第1図,第2表に 撮影範囲と撮影画像の関係を,また写真1,2に鏡ダムにおける計器設置の様子を示す.4 撮影日時 1998.11/11 1998.12.02 1998.12/10 1998.12/17 1998.12/25 1999,01/07 1999.01/09 H 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 ∼ 72.93 69.28 68.73 67.75 66.35 63ユ2 62.70 第2表 HI ▽5.35 9.40 j 10.06 10.40 12し50 ト15.30 16.60 ︱ ︱ J ︱ J J a﹂m 35 5495 00 1 . 0 2 2 1 . 0 5 7 … … 贈 H:水面から力yメ∇ラまでの高さ,ya: 写真1 サーモしト〉レーサセン 積 倍\率 石 ス 倍 二 ∧ ク . ・ ・ ・ 々 ▽ ・ ク . レ . : ク ・ 1 . 1 佐 々 ・ ・ . ・ 範囲の
写真2 サーモトレーサコントロール部(NEC三栄社製TH31-110)
解析方法
1.データ処理方法
サーモトレーサーの温度データには周囲の環境が影響する.鏡ダムでの観測でも風,雲,月など 様々な周囲の外乱が温度データに作用し,誤差を生じさせる.そこでサーモトレーサの撮影範囲の 平均温度(x)を, Orion Research社の水質計(model 128)により直接計測した水温データ(y)各30 個を用いてキャリブレーションし(第2図 参照)サーモトレーサによる温度を実際の 温度に補正して使用することとした・ x,y 両温度の関係はy=0.741x+9.020(R2 =0.9065)であった.第2図において,n 月11日と↓2月10日のデータは回帰直線より も上に,そのほかの日のデータは下にプロッ トされることから,外乱による誤差は多少 あると思われるが,換算式に組み込むこと は困難であったため,ここでは外乱による 影響は無視することとした.解析にはこの 換算式により換算した結果の温度を用いた. 一 巳 0 5 0 5 0 2 1 1 別妥屍旅9Mj謡一価冊9︰﹃`alo y -5 0 X 5 1 0 サーモトレーサによる水温(℃) 第2図 サーモトレーサ水温のキャリブレーション データ解析は,次のような手順で行った.サーモトレーサで撮影した画像を下記の熱映像解析プ ログラムを用いて画像内の最高温度,最低温度,平均温度を表計算ソフトExcelにDDE転送して, 4秒間隔の基本データを作成し,最高温度,最低温度,平均温度を20分間隔でグラフ化しか.また 最高温度と最低温度との差(温度レンジ)を求め,それの21個移動平均をグラフ化し,検討を行った. さらにOrion Research社製水質計による水温と電気伝導度の鉛直分布,鏡ダム管理事務所の観測 になる水温,気温,湿度,風速などの気象観測データ,サーモトレーサの画像をインクジェットプ リンタで印刷した後,画像から読みとった水温の温度波高等のデータを用いて以下に述べる方法に より対流セル発生の外部環境要因,規模,周期,上昇速度について検討を行った. 本研究に使用したソフト:
6 高知大学学術研究報告 第48巻(1999年)自然科学 日本電気三栄社製熱画像処理プログラム ク データコンバートプログラム 2。解析方法 TH31-701∧VER.2.3 TH 31-723∇VER.2.2 湖沼やダム湖などの成層,対流現象は,基本的には熱による流体の浮力効果を考慮した運動方程 式と熱輸送方程式の境界条件を満足するように解くことにより表すことができる.しかし,運動方 程式が移流項を含むために非線形であり,また,一般の湖沼域などで解を求め:るには境界条件が複 雑なために方程式を解くことは容易なことではない. ト 木村・李・伴1)はこの難点を克服するために,移流を無視した鉛直¬次元デモデルに対して以下に 示す比例係数α,εの導入を試みたレ ……… ………レニ〉 水面からの深さ釧こおける水温θ(z)の鉛直分布が与えられているとするとき,その最大水温を 侃,そのときの深さをz,表層で冷やされて沈降してく∧るレ流氷塊の温度をe'iz),表層水の単位 面積当たり沈降流量をq{z).沈降流速を副乱沈降水がやがで自)らと同じ水温,密度のところま で下降してきて沈降を停止する深さを恥,ダム湖の湖底め深さを為とすると,第3図に示した△z 層における熱収支は次式で与えられる. …………==,レj j…… Gpスデ△z=CJ (1) ここに,£:時間,G:水の定圧比熱(4.2×10≒J・kgちK-'),ρ:水の密度(1.0×103kg・m'3),ん 熱伝導係数(15°C,1気圧の場合5.9×1O''J・mブ・s'l・K九九 二 表層水の沈降量q{z)が沈降速度ω(岫に比例する七仮定する七√ q = ew ここに,ε:比例係数. 沈降水の流体抵抗が沈降速度wiz)に比 例すると仮定し,比例係数をαとすると, 沈降永の運動方程式は次式で表される. 1  ̄ド ∂ω2
-∂Z 印βie - e')- aぱ(3)
ここで,17:重力加速度,α:流体抵抗 係数,β:水の熱膨張率(1yCの時L5×1 0ツK).なお,上式には次の関係を用いて いる. ∂ω -∂乙 一 一 ∂W心 一一∂乙冶 一 一 1 −2 ∂ω2 -∂Z
嗇司
(2) ト÷・次元熱対流モデルの概念図(木村らljより) (1)式をZ = Zmから2=2まで積分すると,次式を得るて=ゾ……:万: (4)ここに,λ(=klC。p)は温度伝達率, e'{z)は2=2.から2=2までの平均水温で,次式で表さ れる。 j ̄(z)= j[e{z)dz ム壁│。。,-(2,−2.)ゑt?dl (5) (7) (8) 叫 叫 1 (z-z。) z=訓こおいて9'(4)=O(6)となるので, (4)式から次式が与えられる. 9 "■ {e。-e'J) ∂−θ'=O のときy=0となることを考慮してa・(2)はd-e'に比例すると仮定すると, (2)式 からq'iz)は次式で与えられる. q=x{e-d') ここに,エは比例定数であり, (7)式から得られた9‰を用いで次式のように表される。 __…91− χ ̄θ。−0’。 T また. (4)式と(8)式より e- 6' \よ,次式で表される。 e-e'゜V÷{(z−2.)ぴ十(∂。−0‰)q。−j器}‥‥‥ ‥‥ ‥(i‘' 旧式を(8)式に代人するとQ'iz)が求められる。 ニ \ 次にεとαの求め方であるが, e, aはともにzの関数と考えられるが,ここではzとは関係なく 一定と仮定する。(2), (3)式によりωを消去すると,次式が得られる. Tp首=ε2即β(θ−ダ)−ε叫'\ 剛 剛式をz=z。からz=z。まで積分すると,次式を得る。 jl)gβ510¬e')dz- ear:4 dz十十ρ9'。2〒0 ここに,沈降は抵抗によるエネルギー損失 庄ダ臨 が最小値をとるように起とると仮定する と,㈲式をεで微分して,
2謳のEりぬーイ:戸一白から十o
上式の第3項は定数項の微分であるから=Oとおいて図式と連立させて解くと,次式を得る. ・=仁8
∇言雨戸聯:
ここにz。は旧式の右辺がoとなるときの1 式により求められる。\ : \\ . a 丿 ・ 戸 = ; む .£ 流量の連続性を考えると,対流・の湧昇量q{z) リ(z)は対流規模によらて異なるので,ペヴ概には 大きさ(面積)4を対流規模と同←視す石とすjれ4言θ)+1
以上が鉛直一次元モデ歩による対流の沈降レ・ 3.計算方法 ‥‥‥ ‥‥ ‥‥‥‥‥=万:: 鉛直水温分布0iz)データは√前述のようノに深゜j 隔,犬それ以深は2 m間隔で測定したが√間隔が不1 0.5m澗隔に作り直したに.犬従っレで△zサ0.5mにとらj る計算はト∂。が鮮明に現れている=日時のデー=夕 よって沈降・湧昇速度及び沈降・湧昇量を求め ・ 1998年.n1月j11日・ ニ17:40・20・i40‥‥‥‥J……j一一 1998年i2月10日 レ19:06-21:レ30……… !999年1月7日上 20:33-22・:30▽ ……… layy^ l月犬1に1 ∠'jU.OO一乙^:oり ……… m上記の調査時刻における水温鉛直分布を用いで=ノ 上記各日レの初めの方の時刻め鉛直水温分布のう=:' ただしに最高水温がわずかの距離をおいで複数i 深さをz。とした。犬 十 ………I 0‰の取り方は,水柱らは密度不安定層内の? とってい芯が,ここでは。①表層水温(z〒/o)√レ mまでの平均水温,④水面下Oy1ぶnまでjめ平 沈降・湧昇量と速度を求め万たレまたμ√z6しを\たう 依存するため危険ど考え,\。底近yく/の最下層6\屈 を7・., T^とし,.(711-72)/3:によ/つ七近似すると - i 1 , - L - i ^ ・ - L / ・ 9 ・ \- L I - ^ £ J i ・ w l - w ' ∼ . ミ f - . i / . ● x : - .  ̄ . 悦 牛 √ 廿 , よ せ よ 扉 尚 尚 ノ ス ゙ ル ∂t ’\∂t.' ̄で' ̄yTク▽TT ̄二∧……… 尹均水温と,その次の調査時刻でめ同様乙 は深さz=2を含む上層3 iと下層〉3\出 での平均水温と,その次の調査時刻でめ同様め ∂t ' ̄'T" ̄' ̄  ̄ ̄▽ 一犬 ‥‥‥‥‥ C、、1)(λ、削よ説明文の値を使用七た.応に ∂θ - 十 尚 二 倒 七考えてよい.湧昇速度 で観察される\対流セルの yう=L…………=……:・.・・.. ・・ ‥‥‥‥‥‥‥ ㈲\ l/を=求めjる式である. y:=、以降20 mま宍では.1m間 でするjだノめトに内挿により・ 直土次元対流モデルによ l:・レの=結・果,ト実際に対流干.デルに した..十また, e^, Zr. \よ, りしと\き犬の深さをとった. 姐に現れた(浅い.)方の K面下∧1レ血の水温の平均値を め平均水温√\③水面下O∼1 /を与えて,それに対応する 5ぐの・は√ニ瞬間的読みとり値に 牡yに分け√=各々の平均水温 ノだ宍は々∇=バ任意の深さ)ま 隆過時間(秒単位:)で除した. 9除レして求め=だ. ,………と:=I・きのzを.4吏用七た.16℃ 観測結果ニ ノ 1.鉛直水温分布と気象 し 撮影当日の水温分布の変化を第4図に示す.U月11日においては17:40のときの臥は16.5℃,4 は1.5mであったが,同日20:40にはθ.はi6.2t:に低下している.この間表層水温も16.3℃から16.0 ℃に低下しており√ほぼ同じ低下を示している.こめ後の22:40の水温も併せて考えると,この時 顕著な水温低下が認めちれるのは深さ3mレまでと, 13-20m深さのあたりであうた.このことは, 一見対流は深さ3m程度の浅いところで起こっているようであるがにその影響は深さ20mにまで及 んでいることを示唆するものと考えられる. 第4図から,11月11日のゆるやかな温度勾配の成層状態が,12月2日には表層7∼8mでの温度 勾配が急になづている.このことは標高66mの越流クレストからの放流が毎日のように行われてい たことと関係があるかもしれない.表層水温だけではなく,深層部の水温も低下していることから, 対流が全層的に行われているといえようトしかし,12月10日以降は成層部が次第に消滅していって いることがわかる.この図は横軸が等間隔目盛りになっていないが,対流を発生させながら冬の接 近につれて次第に全層的に水温低下していっていることが分かる.各回観測日毎に初めと中程と終 わりの水温を示しているが,いずれの日も最初(夕方)ダは各層の温度にバラツキとフラツキが見ら れ,夜がふけるに従って徐々に安定していっている.これも対流の影響と考えられる.水深は11月 11日が28.33 m, 12月2日が24.68m, 12月10日が24.13m, 12月17日が23.15m, 12月25日が21.75m, 1月7日が18.52m, 1月9日18.10mであった. 第5図には各観測目の初めに測定したEC(電気伝導度)の値の変化を示す.水温と似たような 躍層のようなものが見える.また,水深が深くなるほどEC値が大きくなること,観測日が後にな るほどEC値が大ぎくなる傾向などが読みとれる. つ \ 7 0 65 6 0 55 5 0 45 8℃ 8℃ 9℃ 10℃ 1 0 ℃ 11℃ 12℃ 12℃ 第4図‥調査日,調査時刻による水温・水位の変動 n月11 H WL. 72.93 15℃
10 ・ 気 温 ( ℃ ) 水 温 ・ 2 5 ・ 6 0 55 5 0 4リr十卜 ‥ ……80 .. 第5図\調査日.に 温 度 ( S ) - 1 0 0 1 7 ヤド言 20 15 10 5 0 気岨 ・10 11 12 13 14・IS 16 1・7 18」9 第6図∧ 1998年11月i1日ヶ12 匁温・木温騰,≪(%) ( ℃ ) ・ ・ 2 5 2 0 15 。10 5 0 80 60 − I 4 0 気温 最大凰速 10 n 12 13 14 15 16 17:18 19 第7図ト12月2−3 ・・最大風速 (m/s) 1 0 5 0 1 0 5 0
曳温 (℃) 水 温 2 5 2 0 1 5 1 0 5 0 気 ・ ・ 水 i , ( ・ C ) , 5 − 2 0 − 1 5 1 0 5 0 気温 (℃) 湿 度 く % ) 平 均 ・ 最 大 風 速 1 0 5 0 ( m / s ) 10 11】2 13 14 15 16 17 IS 19 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 時刻(時) 第8図 12月10−11日の気象(鏡ダム管理事務所測定) 湿 度 叫 ) ・ 1 0 0 7 最 大 風 速 . j ゛ * ' ' ・ ゛ ゛ 轟 一 一 ' 永 ' ゛ ゛& ‘ ゛ ‘ ゛ χ & ハ ゙ χ 。 , 平 均 瓜 速 ゛ 水岨湿度(%) 2 5 2 0 1 5 1 0 5 0 湿 度 一 髪 - I 一 個 − ● ″ ″ 平 均 一 ● - " ‐ ・ 一 一 ■ 最大風速 _ (m/s) 1 0 5 0 平均 最 大 風 速 ( I 7 l / S ) 1 0 5 0 V 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 789 吽刻(時) 第9図 12月17日−18日の気象(鏡ダム管理事務所測定) 鷹 度 / l t . ・ ' − ・  ̄ 麟 ゛ I  ̄ 暉 ・ ― ■ ― ■ ■ ■ ・  ̄ ● ' ゛ ‐ ・  ̄ ・ ● ' ‘ " 高 ' ・ ' ・ - ■ ■ - " ・ "  ̄ 轍 ・ ・  ̄ I ・ / ぼ 10H!2 13 14 15 1(5 17 18 19 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 時刻(時) 第10図 12月25−26日の気象(鏡ダム管理事務所測定)
気温 (℃) 水 S . 2 0 ・ 1 5 ・ 0 ■ n o i n 1 一 湿度(%)  ̄100湿度 8 0 4 0 0 I・,最大風速 平 均 23 01 1ダ2プ3 14プ5 6 7 S 時刻(時) 第11図 1月7−8日の気象(鏡ダム管理事務所測定) 気温・水温温度(%) ( ℃ ) 2 0 15 0 5 0 5 平均 10 11 12 13 14 15 16 17 18 】9 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ツ / 時刻(時) 第12図 1月9日−10日の気象(鏡ダム管理事務所測定) 最大風速 (m/s) 1 0 5 0 最 大 風 速 ( m / s ) 1 0 5 0 第6図∼第12図に,鏡ダム管理事務所の観測になる撮影前後の各時刻の水温,気温,湿度,平均 風速,最大風速を示す.気温等は管理事務所の別棟(左岸側)で計測ノしているが,水温だけは湖水表 面から10∼20cmほど下で測定している.第6図(11月j11日二)の気温と湿度の関係はかなり相反してい る.水温は詳細に見ると気温と連動しているのであるが√ごの図の座標目盛りの取り方でははっき りとはわからない.n月,12月の風速は低く安定しでいたためレ観測には好適であったが,1月7 日,9日の風速は大きく,劣悪な条件であった.十 \ \ 2。1998/11/11の観測結果 17:4〔〕から測定を開始した.この表は晴天で風,月の影響もなく:√表層冷却による対流が期待さ れた.撮影開始後すぐにサーモトレーサの画像では対流現象が起ごっていることが確認された.対 流セルの規模はサーモトレーサの画像から換算しておよそ縦横OJ紬×0.25 m の対流セルが水面下 から上昇してきていると考えられる.17:40∼18:20までの対流セルの温度は15.8°C∼16. reで, 17:40に測定した鉛直水温分布と照らし合わせて考えるとし鉛直水温分布の最高温度は深さ1.5mに おける16.5°Cであり,また17:40の時間帯での対流ヤノレの温度か16.1での層は,水面下↓∼2mの 付近にあることが分かった.このことから,この時間帯に現れjだ対流セルは水面下1.5∼2.5mの付 近から上昇してきたと考えられる. \ \
第13図∼第15図に1998/11/11の17:38:29(①), 17:38:33(②),17:38:37(③)の熱赤外線画像を示 す.画面全体の大きさは縦0.543m,横0.573m (5倍ズーム)である.第13∼15図の十字線交点の対 流セル(湧昇流)の大きさは中心高温部(約16.2°C)で縦×横が①3.3cm X 3.8cm,②7.3cm X 8.4cm,③ 9.7cm X 10.8cm丿周辺のやや低温部(約15.9°C)も含めると,①6.1cm X 7.6cm,②9.7cm X 12.8cm,③ 12.2cm X 14.4cm,周辺部と中心高温部との距離の差はいずれの時刻も変化がなく,冲心部面積の経 時変化は①12.3 ・,②61.4 ・,③105.2c 「とほぼこの範囲では等差数列をなす. このような対流セルは,撮影開始時から17:40∼18:20頃まで発生していた.サーモトレーサの画 像内の最高温度と最低温度の差(温度レンジ)の21個移動平均を見ると(第16図), 17:40∼18:00では 0.6°C∼0.8°Cで周期的に変化しており,その最高温度差から最高温度差までの周期は約14分間であっ た.18:00∼18:20では0.65°C∼0.85°Cで,その最高温度差から最高温度差までの周期は約4分間で あった.サーモトレーサの画像では対流セルの出現頻度は17:40∼18:00より18:00∼18:20の方が多 かった.このときの気象条件は気象観測データによると工7:00∼18:00の問で南西の風,風速O∼5 m/s.気温13.6°C∼11.7°C,湿度が57.6%∼75%であった. それ以降のサーモトレーサの画像での対流セルの出現は単発的で,発生頻度は少なかった.画像 内最高温度と最低温度の温度差(温度レンジ)の移動平均は0.65°C∼0.75°Cで,最高温度差から最高 温度差までの周期は不規則になっていて,明瞭な周期は認められなかった(第16図(a),(b)). 5 土 … … … = 苓 : 1 ∧ 1 , : 0 . 9 7 ス . j = j : ・ Z . I : 芦 皿 戸 ・ レ 0 … … … レ ム … … , ド プ … … : J . … … j =I . … … : : … … … 1 … … … … … … … … j ・ j l : j . ・ m ・ / l l / ・ 1 1 F ∧ に ∧ … … … … : … … … : : ノ 万 : 1 : j … … … : y ‥ ‥ ‥ ‥ ケ ゙ : y … … … レ j レ … … … : … … \ … … … … … ニ I T : 3 8 : : i 4 第13図 湖水面熱画像(1998/11/11 17:38:29)
14 高知大学学術研究報告 第48巻=ニ(1999年)自万然科学 ll:1 =Sプ:0.9T 第14図 湖水面熱画像(1998/11/11ト17:・38:33) 第15図 湖水面熱画像(1998/11/11 17:38:37) ≪ e 0 0 o I ’ C
1.2 1 0 8 0 6 0 4 ︵ 0 ・ ︶ 癩 側 唄 0.2 0 j l
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I n I I Iiuiilf | 1 1 1 1 1 1 1 1 1 「 1 1 1 1 1 1 1 1 O O ■ 2 1 9 5 -L i 9 9 -L l 寸 Q -L l Z S -L l o 9 -L l B V L l S V L l W L l Z V L l o V L l 第16図㈲ 1.2 1 0 8 0 6 0 4 ︵ p ︶ 痢 側 唄 0,2 0一温度差
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時刻 98/11/11最高一最低の温度差と移動平均1
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巨匹
時刻 98/11/11最高一最低の温度差と移動平均 3. 1998/12/02の観測結果 17:40から測定を開始した.この日の天候は曇りで,日中はあまり気温が上がらなかった.また 観測時の風速が2∼3mと強かった.夜になっても雲があり,雲の合間からは月が照っていた.こ れらはサーモトレーサの画像に影響を 及ぼしたと考えられる.サーモトレー サ画像は鮮明でなかったが,対流現象 が起こっていないことが確認できた. この日のサーモトレーサ画像内の最高 温度と最低温度の移動平均は,時折大 きく変化したが,周期性は感じられな かった(第17図(a)バb以 鉛直水温につ いては3回の観測とも表水温13.2°C∼ 13.5°Cと,深さ1.5m∼2.5mの水温と 比べて特に低くなってはいなかった. 0 9 0 8 0 7 0 6 0 5 0 4 0 3 0 2 0 1 ︵ Q ・ ︶ 痢 幽 哺 0 | i Min I L血」 、植J刎1 目 目1 胴ll・ 11 11 n目%r'¶ynM4FI・W朧5 i l l l l l l l 』一温度差
添髪
1! Q! 芯写!i!SI芯SS8 ●● ●● ●・ ■● ■● ●● ●● 丿● ■■ ■■ ●● ;こ;こr r- rこ;こにt-≫ l l 00 時刻 第17図向 98/12/2最高一最低の温度差と移動平均16 高知大学学術研究報告 第48巻(1999年)∧自=然科学 9876543210 I 一 − 一 一 − I I 1000000000 ︵0・︶痢側唄 l 口l l l 口 iiiL.iiyMyyi釦4j “ 佃 『 rtT"″゛`Wi り|Ⅲ1 j”W‘「」 | | | 1 1 1 1 1 1 91^81 ^1:81 Zi:91 0L:8L 80:8L 90:8L 寸oSI Z0:81 00:8l 時刻
一温度差
ヅヒ匹
8L:8L ‘oり回 第17図(b) 98/12/2最高一最低の温度差と移動平均 4. 1988/12/10の観測結果 ……:…………= ノ ……=・. .・ .. 19:00から測定を開始した.この日の天候は晴れ首,上平=均風道は=Lm前後と観測には適していた. この代表的な対流セルは20:30頃に見受けられた.サーモトレーサの画像から換算しておよそ縦0.1 5∼0.25m X横0.14∼0.22mの対流セルが水面下から上昇七てきでい……:芯と考えられる.そめときの対 流セルの温度は12℃であった.この時間帯での鉛直水温分布は測定七ていない. 1998/11/11のとき の対流セルと比べると,この日の対流セルは表水面に現れてからの浮遊時間が長かった.サーモト レーサ画像内の最高温度と最低温度の温度差(温度レンジ)はレ……観測時間=帯全七において0.7°C∼1.3 ℃の大きな変動を見せていた.移動平均の周期性はユ分から2こ分七亘く不規則であった(第21図(a), (b),(c)). 第18図 湖水面熱画像(1998/12/10い19:11:24)第19図 湖水面熱画像(1998/12/17 18:48:49)
18 高知大学学術研究報告 第48巻………(1999年)自然科学 oqa3'<j-cvii-ootO’rcvi0 1111 0000 ︵0・︶痢側唄
一温度差
詰臨]
2 i : 6 1 0 1 ^ 6 1 8 0 : 6 1 9 0 : 6 l 寸 o : 6 L 2 0 : 6 1 0 0 : 6 l 第21図㈱ " s r c v i T - C O 0 3 ’ S - c j 0 1 1 0 0 0 0 。 ︵ p ︶ 痢 赳 唄 t・2シ回Sニ……… ●● ●● ●■ ■■ 1・、回土器犬5?∧し 最低の温度差と移 ︵︶1;':61 8S:61 9S:6l frE:61 2e:6l り oS-61.*一 82:61 92:61 n-Gi ZZ:61 0Z:6l 第21図㈲ 98/12/10最高一最低め温度差と移動平均 4■ CSi T-CO 64︰2 0 11 0000 ︵0・︶痢側唄 89:61-9S:61 179-61 ZS:6l l oS・61 ^ 第21図㈲ 98/12/10最高こ最低の温度差と移動平均 5. 1998/12/17の観測結果 ヘ:…… :…………:1 ○ ・・・.¶ 17:20から測定を開始した.この日の天候は晴れで観測仁道七でいた/また,月も傾いていて, サーモトレーサの画像には影響しなかったと考えられ=るj……:この日=めイベど表的な対流セルは18:48頃に 見受けられた.対流セルの規模はサーモトレーサ画像から換算して縦0.8m∼1m,横0.3∼0.5mと 以前の観測に比べると大きな対流セルであった.このレ[]のササモレトレーサ画像内の最高温度と最低温度(温度レンジ)の差は0.7℃∼13℃までの変動を見せた.その移動平均の周期性は2分∼5分と 不規則であった(第22図㈱,(b)).鉛直水温分布は20:30と22:30で水面の温度が水面下1mの水温と 比べて約1(C低かっか. 1 0 9 0 8 0 7 0 6 0 5 0 4 0 3 0 2 0 10 ︵ 0 ・ ︶ 刎 側 唄 ︷ ︸ 寸 ■ L I 2 £ -L l 9 £ -L l 寸 £ -L \ . Z Z -L l o £ -L l 2 Z -L I d Z -L l f r 3 : / . L Z Z -L V o Z -L l 第22図(a) 1 9876543210 − − ︱ 一 一 一 ︱ − −000000000 ︵0・︶痢剌喘
一温度差
二塁⊇
時刻 98/12/17最高一最低の温度差と移動平均 | 喝1 1 11 imn j l l l l l l l l O O S I 8 9 : / . 1 9 9 : / . I 寸 9 -L ] . Z 9 -L I O 9 -L \ . S V L i 9 V L I 寸 寸 ■L i Z V L l O V L l 第22図(b)一温度差
匡諧ぷ
時刻 98/12/17最高一最低の温度差と移動平均 6. 1998/12/25の観測結果 18:10から測定を開始した.この日の天候は晴れで観測に適していた.また月も出ていなかった. この日の代表的な対流セルは2種類あったと思われる.1つは観測を開始した17:00頃からすでに 起こっていたもので,対流セルの規模はサーモトレーサの画像から換算して,縦横およそ0.23 m X 0.51mと見受けられた.対流セルの温度は10.2''C∼10.5°Cであった.17:00∼20:00までの気象条件 は平均風速0.1∼0.8m/s,気温6.9°C∼10°C,湿度63.7%∼96.9%であった.もう1つは20:30頃に 起こったもので,画像内全体の温度が上がったと思ったら,急に全体温度が下がるという対流現象 だった.このときの平均温度差は約0.6°Cであった(第23, 24図).この日観測した鉛直水温分布は, いずれも表水層から水面下22mまで0.7°Cの温度差で,温度変化が小さかった.サーモトレーサ画 像内の最高温度と最低温度の差(温度レンジ)は, 0.6°C∼1.2°Cの間の値を示していた.移動平均は 18:10∼18:50まではほぼ一定で変化しておらず,その後は不規則に0ヱC∼1.0°Cの値を示していた (第26図㈱,{b)).2 0 c a o o I I I ■ 1 r 4 r u 高知大学学術研究報告 第48巻(1999年ト自 第23図 湖水面熱面像(!998/12/25 20:291:29)
】S:1………:i :0.95プII:X5.0 re.O………ゾ………
第24図 湖水面熱画像(1998/12/17 20レ:=29:45)
1.6 42186420 I I 畷 I I ■11 0000 ︵p︶痢赳唄 第25図 湖水面熱画像(1999/ l/ 7 20:33:00) | | , 1 ,11, l , 叫芦
J
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│μ ¨゜"TiTafmr"-鴫緬IWI ・ i 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1一温度差
匡摺ぷ
S CM ま;Sglggggg 丿● ●● ●● ●● ●● ●● ●・ I● ●● ●● ;こにに;ここ;こにににに 時刻 第26図㈱ 98/12/25最高一最低の温度差と移動平均22 高知大学学術研究報告 第48巻(1999年)自然科学 6 4 1 1 1 21 0 8 0 6 0 4 ︵ Q ・ ︶ 痢 朝 明 0 . 2 0 i 』
L4
LiJMi I A, 1 ’l、J^ryw VI l ●wl冒 ・ ゛ I ’ ` ’ I l j ・ J I I 、 ︵ ︶ 0 3 1 8 S -7 . 1 9 9 -L l 寸 S : Z . l Z Q -L l ︵ ︶ S : Z . l S Y L i 9 V L I 寸 寸 ■ L i Z V L l o 寸 ■ L I 時刻 \ ∧ ∧ 第26図㈲ 98/12/25最高一最低の温度差と移動平均 7。1999/1/07の観測結果 18:18から測定を開始した.この日は21:00頃までは風が強ソくに観測には適していなかった.対流 現象は21:00過ぎまでとらえることができなかった,(第25図)ヒレ22:・.・13。と・.22:=1.9Qこ.サTモトレーサカメ ラを縦,横に振り,周りの様子を確 コ ‥ \ かめたが,対流セルと思われる高温 水域は見当たらなかった.この観測 日のサーモ下レーサ画像内の最高, 最低,平均温度のグラフと最高一最 低温度差(温度レンジ)とその21個移 動平均のグラフには,異常箇所が数 力所見られた(第27図㈱訃)).風が 吹いている間風下(ダム堤体のそば) に比較的高温の表層水が吹き寄せら れて集まり,風上(上流側)の表層水 温は低温であった. ︵0・︶痢側唄 ︵P︶痢赳唄 Q O C D ︱ 響 1 1 11 .4ヤ .2 1=レ 0.8 0.6 0.4 0.2∧ 01 自 11 、八 , ぱ¨W7り?曳 丿岬sM i9 ’ “ 7やw ’` i l j l l l l l l o寸:8L 8S:8L 9£-2l n-21 2£:8l りoS:8tf 82:81 9Z:81 17Z:8l ZZ:81 0Z:8L 第27図㈲ 14 12 10 8 < o 42 0 -2 第27図(b)レビ訳詞
99/ 1/ 7J最高一最低の温度差と移動平均 ・一一一一一一・一一 ………時刻一温度差
白蕪ぷ
99/ 1/ 7最高一最低の温度差と移動平均8. 1999/1/09の観測結果 17:57から測定を開始した.はじめから鉛直方向に対し25度上流側に傾けて設置した.19:10左右 上下に各10∼15度づつ振り,元に戻した.鉛直水温分布はかなり深い所まで撮影開始時と比べて変 化している.20:48にカメラを上下左右に各20度づつ振り,元にもどした.22:30と23:00にも同じ 様にカメラを振った.サーモトレーサ画像内の最高,最低,平均温度のグラフと最高一最低温度差 (温度レンジ)とその移動平均のグラフは1999/1/07と同じ様に数カ所で異常が見られた(第28図(a), (b)).20:00を過ぎてから,広範囲にわたって規模の大きな高温領域が現れ,この日以前に観測され ていた比較的水深の浅い層からの規模の小さな対流とは性質の異なるもののように考えられた.こ のときの鉛直水温分布(20:00)から判断すると,対流の原因となる中層部の混合層は深さ11.5mに まで及んでいたと推定される.このような大規模な対流現象の観測には,もっと広角のレンズが必 要と思われた. 2.5 2 a l ︵p︶痢側唄 0.5 0
心 ,
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iigsislslliaiiSSiSSii ●--ゆー−−−−●一−=−−=====・・=やーや一 時刻に諧ぷ
第28図(a)99/ 1/ 9最高一最低の温度差と移動平均 09876543210 1 ︵p︶痢剌唄 r゛ LヴW
ii││││││i││llli│i│!l!
時刻
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回霧‰]
第28図(b) 99/ 1/ 9最高一最低の温度差と移動平均 考 察 1.対流の規模、周期、外部環境要因 今年度の鏡ダムにおける観測の結果から、対流には2種類あると考えられる.1つは夕方、比較24 高知大学学術研究報告 第48巻(1999年)ニ自然科学 的水深の浅いところから発生するもので,対流セルのズケ二ルは小ざく発生周期は短い. 1998/11 /11の観測ではこのような対流が多く見られ,17::40から観面を始めたが√それ以前から発生してい ると考えられる対流セルは,表水層に上昇したら12秒∼20秒め間で気温め低下に伴う冷却現象によっ て,周りの表水層の温度に次第に近づいていった=トこの時め気象条件ノは気温が16:00∼17:00の間で 4.1℃も下がっており,冷却現象による対流が発生したと考えら:れる/またレごの時は風がほとん どなく,それらの対流が風に影響されていたとは考えらノれない.そめ他,湿度に関していえば, 1999/1/07のデータを除いては,15:00∼20:00までレいずれめ観測白においてもかなりの湿度上昇 が見られるが,これは気温の低下に伴って温度が飽和点に近づいたも萄で,その時間帯の観測日に よって対流現象の発生した日もあれば発生しなかった日犬もあり√湿度が対流の発生に影響する可能 性は低いと考えられる. : \ 十レ…… I ただ, 1999/1/07を除くいずれの観測日も夜の湿度が高か]つたごとから,水面からの蒸発は少な く,冷却は主として直接熱伝導と放射冷却によるものと考えらノれるレサーモトレーサ画像内の最高 温度と最低温度の温度差(温度レンジ)とその移動平均のグラブを見るトと,対流が多く発生した1998 /ll/llの17:40∼18:20までのグラフは温度差がo.6t:∼1L1で;Iと振幅が大きかった.移動平均に関し ていえば最高温度差から次の最高温度差に達する周期は2分∼i4分と不規則であったが,グラフの 印象からすると周期性があると考えられる.これに似たグヴプ宍としては1998/12/10の20:30頃のも のがあり,同じように温度差が0.8℃∼1.4℃と振幅が大きかったレまた移動平均グラフを見ると, 1分∼2分の短い周期であった.こ の二つの移動平均の周期が異なるのは,対流セルの浮遊時間と ・.逆に対流の起こら\なかっノた1998/12/02の最高温度と最低温度 発生数が関係していると考えられる.逆に の温度差の振幅は0.5℃∼0.8℃と小さく, 度の温度差の振幅が大きく,移動平均に 目立った周期は見られない.つまり,最高温度と最低温 周期性がある場合には対流セルの発生する可能性が高いと 考えられる.また,対流セルの発生しているときの鉛直水温分布は水面下lm∼2mで最高水温と なり,水面がそれより強く冷やされた状態にあるIことが見で取れた. もう1つの対流は,最寒期の夜中頃に起こるもので,/発生周期が長いものである.12月から1月 にかけての観測ではこれが多く見られた.代表的な対流現象と七ては, 1998/12/25の20:30頃から 発生したものと, 1999/1/09の20:00過ぎに発生したものがあげられる.これらの対流は表水面に上 昇したら1分∼2分かけて冷却現象により,周り/の表層水の水温に次第に近づいていく.この2つ の対流の16:00∼21:00までの気象条件を総合的に考察して,=気温と水温の関係では,気温が8℃∼ 10℃低下するとともに,水温が0.4℃∼0.5℃徐々に低下レしてい:る.この急激な気温の低下により対 流現象が起こったと考えられる.Iまた風速2 m/S前後の風によノり対流七歩が風上から風下の方へ流 されていく様子がサーモトレーサの画像から見て取れた.湿度に関していえば,前述と同じことが いえ,対流に関係しているとは考えにくい.その他,:サニ帯下少−サ画像内の最高温度と最低温度 の温度差(温度レンジ)とその21個移動平均のグラフ(第26図)を見ると, 1998/12/25の20:30頃のグ ラフでは温度差の振幅が0.7℃∼1.3℃と大きく,移動平均の最高温度から次の最高温度までの周期 は1分∼4分の不規則な値を示している. 六十ト \ ノ ‥ 1999/1/09のデータに関しては同じようなことは言えなかっ力丿移動平均値が突如として高い値 を示したからである.この理由としては,サごーモトレフサ画像内に浮遺物が浮いていて,それがか なり低い温度を示したためと考えられる.サーモトレッサの放射率の設定は0.95∼0.98にしていた ため(0.1mm以上の厚さの水の放射率が0.95∼0.98であるためしサーそドレーサが水ではない浮遊 物に過剰に反応したためであると考えられる. 1998/12/25↓1999/1/09に発生したような大規模な 対流現象をサーモトレーサで観測するためには√もっと広角のレンズが必要であると考えられる.
2.対流の単位面積当たり沈降流量と沈降速度 木村・李・伴1)による鉛直一次元モデル(木村モデル)による計算結果を第3表に,単位面積当た り沈降流量9'と沈降速度ωのグラフを∂'.の4種類の取り方に応じて第29図∼第32図,第33図∼ 第36図に示す.木村・李・伴による円筒実験では冷却水の沈降速度は0.38cm/sであり,計算値は 2.08cm/sであった.これに対して鏡ダム湖では表面水温を∂≒にとった場合√1998/11/11は9.49cm/s, 1998/12/10は17.03cm/s, 1999/1/07は5.10cin/sといずれも木村・李・伴の実験または計算値よりも 大きかった.またαの値は,木村・李・伴らの1.27×102kgm七1に対して1998/11/11(第3表)は 6.19, 1998/12/10は12.09, 1999/1/7は14.40とはるかに小さかった.εの値は木村・李・伴の3.79 ×10'4に対して, 1998/11/11は0.0781, 1998/12/12は0.001, 1999/1/07は0.0089とはるかに大きかっ た.このような差異が起こった理由として,ωが大きいのはダム湖が実験円筒よりもはるかに規 模が大きいため,スケール効果で流速が大きくなるということが考えられる.またやはりスケール 効果により上昇流と沈降流の間隔が円筒実験の場合に比べて離れており,このことによる影響がで たとも考えられる.従ってダム,円筒の深さによって長さスケールを無次元化して解析することに より,さらに知見が深まるものと期待される. 第3表のz。の値を以て混合層の深さと考えると, 1998/11/11, 1998/12/10, 1999/1/07のそれは それぞれ28m, 20m, 7.5mとなる.ヤ方第33図∼第36図のωの値を以て混合層の深さを推定する とき,全層的に混合が行われていると解釈すると応と同じでよいが,ある深さまでで急激にωが 減少するとき,その深さを以て主な混合層の深さと考えると,3観測日の主な混合層の深さはそれ ぞれ13m, 19m, 6mとなる. 第3表 鉛直一次元モデルによる計算結果 観測日時
case
X α ε 4(zm) ω(zm) 以m) 1998/11/11 17:40 (20:40) 1 0.0371 6.19 0.0781 0.007508 0.096141 28 2 0.0659 5.36 0.1202 0.010011 0.08326 27.5 3 0.0834 5.06 0.143 0.01126 0.078499 28 4 0.1483 4.38 0.221 0.015016 0.067981 28 1998/12/10 19:06 (21:30) 1 0.00023 12.09 0.001 0.00016 0.176696 20 2 0.00056 9.69 0.0018 0.00026 0.141672 20 3 0.00125 7.91 0.0034 0.00039 0.115675 20 4 0.00180 7.22 0.0044 0.000468 0.105596 20 1999/ 1/07 22:33 (22:30) 1 0.00181 14.40 0.0089 0.00056 0.0631 7.5 2 0.00181 14.40 0.0089 0.00056 0.0631 7.5 3 0.00208 13.91 0.0098 0.0006 0.060966 7.5 4 0.00283 12.88 0.0124 0.0007 0.056443 7.5 倒case l : ∂jを水深Omにとった時 case2 : θjを水深O∼0.5mの平均値をとった時 case3 : θjを水深O∼1.0mの平均値をとった時 case 4:∂ごを水深O∼1.5mの平均値をとった時 (時刻)内は対象時点の次の調査時刻 これより,θごを大きめにとると,α→小,ε→大,ぶ→大,ω→小となる。26 高知大学学術研究報告 第48巻 ( ) 自然科学 単位圖種路たりの沈降貴重4'(㎡Vs/wH) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 1 1 1 1 水・(m) 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 2S 第29図
1 1 1 1 1 卜! 1 1
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→“q'1(1998/11/11) -≪-q'2(1998/12/10) −ひ-q'3(t999/1/7) 単位面積当たりの沈降流量(①e'm ■表層水温)(2=o) 0123456789101112131415161718禄2021222324252627 I S 累 水 皐位耳積●たりa沈降廠・q' (aS/s/ai) み ・・ ...・S一汁 -4・ .‥‥‥‥- ・...・ − ・. ・-i lll つ 1/ …… ……1 つ … … j ・ jj .=・ ! .:ユユ 万 ユ・・.. 1 。. 1/
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→-q"1 (1988/11/ID r・晋一q'2(1998/12/10) ¬l-q"3(1999/1/7〉 第30図 単位面積当たりの沈降流量(②∂’m……:水面下ミo七0.5mまでの平均水温)単位面積当たりの沈降重量 ︸ ’ 8 m -0 2 ql(ご/s/^) 11 右 ; . ; 0 1 2 3 4 5 ( D 7 e 9 0 1 2 3 4 5 e 7 8 9 加 1 a 3 4 5 6 7 8 1 1 1 − 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 6 z I m く 灘 水 1 . e O E -0 2 F r一 。 ● ● − ’ ‘ /●
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→-q-1(1998/11/11) −9−q'2(1998/12/10) -公一・q'3(1999/1/7) 第31図 単位面積当たりの沈降流量(③∂'m:水面下0∼1.0mまでの平均水温) 単位東横当たりの沈降流量q'(・3/s/●2) 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 1 1 1 1 水深(m)14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28ノ
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→-q'1 (1998/11/11) -を-q"2(1998/12/10) ¬i.-q'3(1999/1/7) 第32図 単位面積当たりの沈降流量(④∂'m:水面下o∼1.5mまでの平均水温)高知大学学術研究報告 第卵巻ト(1999年):自然科学 一一 沈降速度I( 「・)\ 28 3 N あ a ∽ J − − − − N 目口白川§口
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→・w1 (1998/11/11) −Uトw2(1998/12/10) ベジw3(1998/1/7) 01234567891011U131415161718192021222324252627S 、川 ぐ 薫 水 沈降速度(①∂丿mし:表層水温(z=0)) 第33図 1 . 8 0 E -0 1 1 . e o E → o 1 T . 4 0 E -0 1 H目 M N 9ノ
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゛、 / 鎚 −←w1(1998/11/11) 一個ih-w2(1998/12/10) 一心÷w3(1999/1/7) 0123456789101112131415161718192021222324252627 、` く 潭 水 第34図 沈降速度(②∂へm:水面下Oよ0.5mま万での平均水温)0 1 2 n 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 1 1 1 1 水深(m) 14 巧16171819202122232425262728 O M あ a ・ 一 =4 。4 1 。・ M 繁 1 1 1 i l l 吏 1 1 1
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→-w1(1998/11/11) 一徹一一w2(1998/12/10) 一心-w3(1999/1/7) 第35図 沈降速度(③∂'m:水面下O∼1.0mまでの平均水温) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 1 1 1 1 水ai(m) 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 HMmmm/,) 1. 4 0 E -0 1 1 . J 0 E -O 1 1 . 8 0 E -0 1ノ
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y →−WI( 一番-w2( -tSt-・W3( 998/11/11) 998/12/10) 999/1/7) 第36図 沈降速度(④∂'m:水面下O∼1.5mまでの平均水温)30 高知大学学術研究報告 第48巻ニ(19叩年ドニ自 結 ●つ論…………レ ‥ 鏡ダム湖の晩秋から初冬にかけての対流現象を,熱赤外線映像によって視覚的にとらえ,かつ, そのときの対流の沈降速度と単位面積当たり流量を鉛直二次元モデルによっで解析することを試み た.調査は1998/11/11, 12/02, 12/10, 12/10, 12/17. 12/25. 1999/1/07。1/O叩)夕方から深夜に かけて,計7回行われた.秋から冬にと調査時期が進むにやれて全体湖水温の低下,成層の消滅, 電気伝導度の上昇などが観察された.対流現象には晩秋の夕方に起こる比較的浅い層と表層との間 に発生する湧昇・沈降流と,初冬の夜半に起こる非常に広い範囲と時間スケールを待った水温変動 の2つのタイプがあるように思われた.この2つのタイプの水温変動は↓1998/12/25の測定では時 間=を違えて両方とも出現していた.それ以前の調査において揉前者め比較的浅い層からの湧昇流だ けが観測されていた.後者が出現したのは1998/12/25だけであるから,同じ現象が普遍的に現れる ものであるかどうか,さらに調査を重ねる必要がある. ∧ レ 湧昇流の速度と水面の対流セルの直径あるいは面積め変化とめ間には何らかの関係があると考え られる. 1998/11/11の比較的小さな対流セルの場合,一水面における対流ヤル面積の発達はほぼ等差 数列的であった.湧昇流の速度が一定であれば,セル面積もぼぼ一定の速度で広がることを示唆し ている. j \ また,木村・李・伴の鉛直一次元モデルによって,下降流の単位面積あたり流量と流速を計算し た. 1998/11/11 17:38頃の単位面積当たり流量は0.0075 「/s/ 「/どなニら‥だj混合層の深さは1998/11 /11でz,=28m,沈降流速wから判断すると主な混合層の深さ尚は約13mであった. 1998/12/12では z。= 20m.主な混合層の深さもほぼ同じ19 m, 1999/1/07にはZc = 7.5m,:主な混合層の深さ6mで あった.これらの値はしかし,いろいろ鉛直一次元モデルの仮定を積み上げてのものであり,また θ≒の値も仮定に基づいているため,実測によってモデルの王しさを検証することが望まれる. 鉛直一次元モデルのパラメータについでは木村ちの円筒実験の結果と丿はオーダーが違ったが,ダ ムのスケールと円筒のスケールの差が出たのかも知れない↓万‥‥‥‥‥ 今回のダムの調査では必ずしも対流現象の起こる寸前と対流の起こった直後に鉛直水温分布を計 測したわけでなく,2時間程度時間をおいて計測していた.このため4秒間隔で測定している熱赤 外線画像の対流セルと対比させることの適,不適なども考えなければならないであろう.このよう な要因がa,εの値にも反映されてレ木村・李・伴らの峠\εの値とニは異なるものとなったと考え られるが,実際のダムに木村モデルを適用して結果を得た例はあま二りないと思われ,ダム湖での対 流を実際にシミュレートする意味は大いにあったと思われる. 最後に施設と観測データを使わせて頂いた鏡ダム管理事務所の各位,貴重な助言を頂いた高知大 学農学部松田誠祐教授,木村晴保教授に深謝いた七ます/また↓本研究ダは文部省科学研究費基盤研 究C,課題番号09660261により行った.ごこに記=して感謝の意を表します.
引用文献
1)木村晴保・李 東日・伴 道一:水面冷却によって生じる熱対流量の鉛直プ次元モデルによる推算,農上 論集166, 9-14, (1993). ・. \ ダ 2)高知県鏡ダム管理事務所:鏡川河川総合開発事業概要図, (1996).::‥‥‥‥ ‥ 3)日本電気三栄株式会社:サーモトレーサコンドロール部∧TH3100シリ十ズ取扱説明書Na5691-1704, (1994). \ \ ご 4)日本電気三栄株式会社:TH 31-701熱画像処理プゴグデム取扱説明書Na5691-1795, (1994).5)日本電気三栄株式会社:サーモトレーサTH 3102/04/14 製品取扱説明書Na569M641, (1994).
6)日本電気三栄株式会社:TH 31-723 データコンバートプログラム取扱説明書Na5691-1794, (1994).
7)東京天文台:理科年表,昭和59年,丸善, (1983).
平成11(1999)年10月5日受理 平成11(1999)年12月27日発行