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癌告知を受けた周手術期の高齢患者と家族員の相互作用に関する研究

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Academic year: 2021

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癌告知を受けた周手術期の高齢患者と家族員の相互

作用に関する研究

著者

川上 陽子

発行年

2002-03-25

(2)

別紙様式3

論 文 内 容 要 旨

※整理番号

29

ォ3Z冒LFA 氏  名 かわかみ ようこ 川上 陽子 修士論文題目 癌告知を受けた周手術期の高齢患者と家族員の相互作用に関する研究 研究目的 本研究の目的は、症告知を受けた周手術期の高齢患者と家族員の相互作用を明らかにすることである。 研究方法 Blumerのシンボリック相互作用論を研究の前提とし、この立場に基づいた方法論であるゲラウンデッド・ セオリー・アプローチに準じて、質的・帰納的方法で研究した。 研究対象者に対して非構成的な観察と面接を行い.そこから得られたデータを分析した。 研究結果 研究対象者は4名の高齢庸患者と18名の家族員であった。患者4名は全て男性で、年齢は67歳∼77歳で あった。また全員が職業を持っていた。得られたデータから、本研究のテーマに関して意味解釈ができる最 小の単位を抜き出した結果. 707個となった。それを1つ1つ比睦し、属性について類似しているもの同士 を集めた結果, 131個の下位カテゴリーが導き出され、さらにそこからの比較検討により36個のサブカテゴ リーとなり、最終的に11個のカテゴリーが抽出された。 考察 導き出された11個のカテゴリーによって.癌告知を受けた周手術期の高齢患者と家族員の相互作用は.吹 のように説明された。 癌告知を受けた周手術期の高齢患者と家族員は、まず、それぞれ個人として、 【癌・手術に対する患者の苦 悩】 【症・手術に対する家族員の苦悩】と遭遇する。この現実への対処が、 【癌・手術の受容に対する患者の 努力】 【癌・手術の受容に対する家族員の努力】である。この現実への対処のために、 【家族員による今まで の役割の確認】 【患者による今までの役割の確認】 【高齢者としての自己との向い合い】を行う。また、彼ら は、 r個」のレベルでの行為だけにとどまらず、 【家族集団に対する羅知の確認】も行っている。 そして,この過程の帰結が【患者自身の役割変化と役割維持】 【家族員自身の役割変化と役割維持】 【家族 集団としての役割変化と役割維持】である。この3コのカテゴリーが、本研究が説明したいと願う中核カテ ゴリーである。患者と家族員と家族集団は、絶えずお互いに働きかけ影響を及ぼし合って役割変化や役割維 持を行っている。すなわち、両者の間で役割の交換が行われつつあるのである。このような個人の間での役 割交換に伴って、家族集団としても、役割変化や役割維持が起こっている。また、患者と家族員と家族集団 は医療環境との相互作用によっても新しい役割を取得していっており、 「個」と「家族集団」は、家族外との 環境とも相互作用できる流動的な性格も持っていることが示された。 総括 本研究は.癌告知を受けた周手術用の高齢患者と家族員の相互作用を明らかにすることを目的として、質 的・帰納的方法で行った。その結果、癌告知を受けた周手術期の高齢患者と家族貞臥今までの役割を確認 し、そして新たに必要となる役割を取得したり、今までの役割を維持したりしていた。癌告知を受けた周手 術期の高齢患者と家族員に対しては、家族を一つの統一体として捉え.家族内力勤に注意する看確の視点を 持つことが重要であることが示唆された。 (備考) 1.研究の目的.方法・結果・考察・総括の順に記載すること。 (1200字程度) 2. ※印の欄には記入しないこと。

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