第2学年3組 英語科学習指導案
1 単元名 ALTにメールを送ろう
(Unit3 Let’s Learn with Computers,Writing Plus2 Mail NEW HORIZON English Course 2)
2 指導観 ○ 本単元では,E メールで意思を伝えるという,実際のコミュニケーションの場面を体 験させることを通して,コミュニケーションへの意欲を高め,書いて表現する能力を身 につけさせることをねらいとする。そのために,ALT からの E メールを読み取ったり, E メールでの生徒相互のやりとりを体験させたりといった活動を取り入れ,書いてコミ ュニケーションしようという意欲を高めていく。学習内容としては,不定詞の副詞的用 法と名詞的用法が取り上げられている。これらの表現を学ぶことを通して,自分の好き なものややりたいことなどについて,より一層,意思をはっきりと伝えることができる ようになる。 ○ 事前に行ったアンケート(35 名)によると,「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書 くこと」の4領域の中で,生徒は,「聞くこと」を最も得意としている。リスニングで は,正答80%以上の生徒が 25 人(71%)いる。その一方で,「書くこと」が一番難しい と感じている生徒は,他の3つの領域をはるかに上回っている。自己紹介文では,17 人(49%)の生徒が5文以上という条件に従って書くことができている。しかし,誤答を 分析してみると,①be 動詞と一般動詞の混同,②3単現 s,es のつけ忘れ,③日本語の 語順に影響された語順の間違い,の3つのタイプに分類できる。また,記述すること はできていても,I like∼の羅列で,文章としてのまとまりのないものが多く,8 人(23%) が無解答という結果である。 生徒の実態を4つの観点から分析すると,以下のようになる。 コミュニケーションへの関心・意欲・態度 表現の能力 理解の能力 言語や文化についての知識・理解 1 7 8 10 0 5 10 15 20 25 A B C 英語でコミュニケー ションを図ろうとする 意欲はあるが,自信が ないため に,積極性 に 欠ける生徒もいる。 6 1 5 1 4 0 5 10 15 20 25 A B C 与え ら れ た課 題に対 して,書いて表現するこ とはできるが,繰り返し が多く,自由な発想で表 現することができてい ない生徒が多い。 23 7 5 0 5 10 15 20 25 A B C 短い文を聞いたり,読 んだりして,理解できる 生徒が多い。特に,多く の生徒が聞く活 動を得 意としている。 12 2 0 3 0 5 10 15 20 25 A B C be 動詞の理解はでき ているが,一般動詞との 混同,語順の間違いが多 い。また,綴りのミスも あり,定着が不十分であ る。
海外とのメール交換をしたことがあるか尋ねたところ,経験のある生徒はいなかっ たが,携帯電話やコンピュータでメールを使ったことがある生徒は多く,生徒たちに とって,メールによるコミュニケーションは,日常化してきている。 「一番身につけたい力は何ですか」という問いについては,「書く力」を選んだ生徒 が半数近くおり,その理由として,「苦手だから」「どうやって書いたらいいか分から ないから」「テストで書くことが多いから」「英語で文や手紙を書けるようになりたい から」「書く力があれば,聞く力,話す力も自然と身につくと思うから」という回答だ った。このように,生徒たちは,「書くこと」に対する苦手意識をもっているが,その 一方で,力をつけたいと考えていることが分かる。そこで,「書くこと」の学習の仕方 を身につけさせ,学校はもちろん,家庭においても,自学できるような力を身につけ させる必要がある。 ○ 指導にあたっては,単元を「出会う・深める・伝える」の3つの段階で構成する。 それぞれの段階で,ALT にメールの返事を送るという意識を高めさせ,表現する力を 伸ばしていく。その際,実際の場面を想定したコミュニケーション活動がより活溌に 行えるように,「書くこと」と他の領域の言語活動を組み合わせながら行う。まず, 「出会う段階」では,伝える段階のコミュニケーション活動につながる言語活動とし て,ALT からの E メールを提示し,その返事を送ることに興味を持たせ,活動への意 欲を高める。そして,表現を広げていくために,新出文型を導入し,「聞くこと」「読 むこと」と関連づけた指導を行いながら,理解させる。また,E メールの形式について もモデル文を用いて理解させる。しかし,その時点で生徒間に習熟の程度に差が生じ ると考えられるため,「深める段階」に習熟度別指導を位置付ける。そこで,「書く こと」についての習熟の程度を把握するために,①E メールの形式,②不定詞を含んだ 語順,③既習語や文法,不定詞を使っての自己表現の3つの観点から,形成的評価を 行う。その結果,既習表現や文型,形式等を正しく用いて書くことができる生徒と, いずれかにつまずきがあるために書くことができない生徒が出ると思われる。そのう ち,習熟の低い【スパイラルコース】では,モデル文を参考にしながら,「聞くこと」 「読むこと」と組み合わせた活動を通して,正しい文が書けるようにしていく。また, 習熟の高い【チャレンジコース】では,「聞くこと」「読むこと」「話すこと」と関 連づけた活動を通して,辞書を用いながら,未習表現も含めて自ら表現したいことを 書く活動を取り入れていく。そして,「伝える段階」で,実際の場面を想定したコミ ュニケーション活動として, ALT に E メールを発信し,交流する活動を設定する。そ の前に,生徒相互の表現のよさや共通した誤りを取り上げて提示することにより,よ りよい表現へと付加・修正させて,実際に発信させる。 3 目標 ・ 自分のことを英語で積極的に書いて伝えようとする。 (コミュニケーションへの関心・意欲・態度) ・ 既習語や文法,不定詞を用いて,ALT との授業や夏休みの予定等について書くこと ができる。 (表現の能力) ・ ALT からの E メールの概要を理解することができる。 (理解の能力) ・ E メールの形式や不定詞の用法(名詞的用法,副詞的用法)について理解すること ができる。 (言語や文化についての知識・理解)
4 単元指導計画(全8時間) 段階 学習活動・内容 手だて ・「書くこと」の実態調査 ・文法事項の定着度の把握 ・習熟の程度に応じた指導に対する意識調査 出 会 う ③ / 広 げ る ③ / 伝 え る ② ・ALT からの E メール(#1)を提示し,返事を送ることに興味 をもたせ,活動への意欲を高める。 ・【R←→W】Q&A で E メールの内容を把握させる。 ・【L→W】穴埋めディクテーションをさせる。
・【R→S】read & look upで,繰り返し音読練習をさせる。 ・【R・W】音読練習したものを言いながら書かせる。 ・【R→W】生徒の表現を文例集にまとめ,誤りや生かせそ うな表現に気づかせる。 ・E メールにコメントを加えたものを参考にさせたり,伸び を自覚させるための自己評価をさせたりする。 ・友達のE メールを読ませることで,次への意欲を喚起す る。 <形成テスト> ・E メールの形式 ・不定詞を含んだ文の語順 ・既習語や文法,不定詞を使っての自己表現 【スパイラルコース】 1 次のア∼ウの過程 を行う ア ディクテーション ・I want (to)(go) to
Hawaii (to)(swim). イ カード並べ ・ I like to play soccer. ウ モデル文の音読暗写 2 1 と同じ過程で難易度 を上げた内容の活動を行う 3 E メールの原稿を書く 【チャレンジコース】 1 センテンスカードを並 べる ・Dear Mark, ・Hi.
・Thank you for your mail.・・・(8 文) 2 イメージマップを作成 する ・ summer, school, dream 等のキーワード から,イメージマップ を作る 3 E メールの原稿を書く 友達の表現を参考に,メールを付加修正する 1 ALT からの E メール(#1)を読み,理解する ・E メールの形式 ・E メールの内容 2 不定詞(名詞的用法)を理解する ・I want to get a computer. 3 不定詞(副詞的用法)を理解する ・I use a computer to play games.
形成的評価 メールを送り,学習のまとめをする 【スパイラルコース】 ・【L→W】意味を予測させ たり,ヒントの単語を与えた りして ,不定詞の形に慣れさ せる。 ・【R・W】チャンクになった カードで日本語の語順の違 いを整理させる。 ・【R→S】チャンクごとに意 味を理解させながら,繰り 返し音読練習させる。 ・【R←→W】モデル文や教科 書,辞書を参考にさせ,不定 詞と既習事項を使って書かせ る。 【チャレンジコース】 ・【R・W】一文ずつバラバラ になったモデル文のカードを 意味が通る順に並べ換えさせ る。 ・【R→W】キーワードにし たい語を中心にあげ,関連 する語や句を付け加え,書 く内容を広げさせる。 ・【R→W】絵やキーワードも加 えて,他の生徒のヒントにさせ る。 ・【R←→W】教科書や辞書 を用いて,不定詞や既習事項, 未習語を使って書かせる。 ALT からの E メール(#2)を提示し,意欲を持続させる。 診断的評価 ALT にメールを送ろう
5 評価規準・方法 6 本時 平成17 年 7 月 11 日(月)第3校時 English room Ⅱ【チャレンジコース】,2年3組教室【スパイラルコース】 (1) 本時の指導観 前時までに,生徒は,ALT からの E メールを受け取り,返事を書くことに意欲をもち, 形式や内容を理解している。しかし,自分の気持ちや考えを不定詞を用いて表現する際, 習熟の程度に差が生じている。そこで,習熟別指導を取り入れ進める。書くことそのも のを苦手としている生徒が多い【スパイラルコース】では,比較的抵抗の少ない聞くこ とや読むことと組み合わせた活動を取り入れる。不定詞の使い方や語順の整理をさせ, モデル文の一部を置き換えさせて,文を作らせる。また,【チャレンジコース】では,不 定詞の使い方や語順の整理はできていることから,文の流れをつかみ,つながりのある 文を作ることができるようにするために,文全体の再構成を行わせ,そのうちの一部を 自分のことに置き換えて,全体を通して,つながりのある文を完成させる。 段階 コミュニケーションへの関心・意欲・態度 表現の能力 理解の能力 言語や文化についての知識・理解 ・ALT からの E メールに興 味を持っている。(様相観察) ・自分のことを英語で積極的 に友だちに書いて伝えようとし ている。(様相観察,記述分析) ・ALT の E メールを読み, Q&A でおおまかに内容が 理解できる。(記述分析) ・ペアになって,数多く読め るよう,音読練習に励んでい る。(様相観察,記述分析) ・聞いたり,読んだりして 不定詞 の作り方が理解で きる。(記述分析) 出 会 う ③ ・E メールの形式が理解で きる。(記述分析) ・【チ】自分の立場で,不定 詞を用いた文を作ることが できる。 (記述分析) ・【ス】英文を聞いたり, 読んだりしたものを書き 取ることができる。(記述 分析) ・【ス】語順や文の構成が 理解できる。(記述分析) ・【チ】文の流れを考えて, 正しく並び換えることができ る。(記述分析) ・【ス】ペアになって,前回 の記録を上回るよう,音読の 練習に励んでいる。(様相観察, 記述分析) ・【チ】イメージを広げて, マップを作成している。(様相 観察,記述分析) ・【ス】音読したものを書 き取ることができる。(記 述分析) ・【チ】文のつながりや段 落構成が理解できる。(記 述分析) 本 時 1 / 3 深 め る ③ ・【ス】既習語や文法,不定 詞を用いて,自分のことを 書くことができる。(記述分析) ・【チ】既習語や文法,不定詞 , 未習事項を用いて,自分のことを 書くことができる。(記述分析) ・【ス・チ】辞書や教科書 を用いて,必要な語や慣用 句を探すことができる 。 (記述分析) 伝 え る ② ・自分のことを英語で積極的 にALT に書いて伝えようと している。(様相観察,記述分 析) ・間違いに気づき,訂正す ることができる。(記述分 析)
(2) 本時の展開 【スパイラルコース】
学習活動・内容 指導上の留意点 評価規準・方法 配時
1 英語で挨拶をする。 ・Good morning. ・How are you?
2 ALT からの2通目の E メールを
紹介する。
3 めあてを確認する。
4 ディクテーションをする。 ・I like to play the guitar. ・I want to go to Italy. 5 カード並び換えゲームをする。
・I watch a soccer game . ・I like to watch a soccer
game on TV.
・I went to Fukuoka to watch a soccer game.
・I want to go to Hawaii to
swim.
6 モデル文の音読練習を行う。
・音読:1ポイント
・read and look up:2ポイント ・暗唱:4ポイント 7 音読したものを暗写する。 8 本時のまとめと次時の予告を聞 く。 ○しっかり声を出させること で,英語学習への雰囲気を作 る。 ○ALT からの E メールを再び 提示することで,生徒の意識 を持続させ,意欲を高める。 ○【L→W】最初は普通の速さ で,2 回目は,語句のまとま りごとに区切ったものを聞 かせる。 ○ペアになり,日本語のヒント を与えて並び換えをさせ,英 語と日本語の語順の違いに 慣れさせる。 ○【R・W】並べ換えができた ら,音読させて,書かせる。 ○【R→W】出来上がった文の 一部を自分のことに置き換 えて,文を作らせる。 ○全体練習後,ペアになって, チェックさせる。回数,読み 方によってポイントを与え て競わせることで,何度も声 に出して読ませる。 ○【R→W】チャンクごとに言 いながら書かせる。 ○自己評価表に記入させ,本時 の振り返りをさせる。 【理】英文を聞いて,不 定詞を書 き取る こ と ができる。 (記述分析) ・【言】語順や文の構成が 理解できる。 (記述分 析) ・ 【理】音読したものを書 き取ることができる。 (記述分析) 1 5 1 10 15 10 5 3 不定詞を含んだ英文の語順に慣れよう。
Hi, Janet. Thank you for your e-mail. I like your English class. I want to study English with you again. Bye.
( ), Janet. ( ) ( ) for your e-mail. I ( ) your ( ) class. I want ( ) ( ) English with ( ) again. ( ).
∼ I can't wait to read the students' emails. ∼
【チャレンジコース】
学習活動・内容 指導上の留意点 評価規準・方法 配時
1 英語で挨拶をする。 ・Good morning. ・How are you?
2 ALT からの2通目の E メールを
紹介する。
3 めあてを確認する。
4 センテンスカード を並べ換え る。
・Dear Mark, ・Demi ・See you, ・Hi. ・ So I want to enjoy
swimming and eating
there.
・Thank you for your email. ・this summer, I’m going to
visit Okinawa to swim. ・What are you going to do
this summer?
5 できあがった文章を確認する。
6 不定詞を用いた文のところを自 分の立場に置き換えた文を作る。 ・I’ m going to visit to ∼ ・I want to ∼ 7 本時のまとめと次時の予告を聞 く。 ○しっかり声を出させること で,英語学習への雰囲気を作 る。 ○ALT からの E メールを再び 提示することで,生徒の意識 を持続させ,意欲を高める。 ○代名詞や接続詞に注意し,意 味を考えながら,並び換えを させる。 ○文全体が,1つのテーマに沿 っていることに気づかせる。 ○原稿書きにつながるよう,E メールの形や内容を整理さ せる。 ○【R・W】語順を意識して, 書かせる。分からない単語 は,調べさせたり,教えたり する。 ○数名板書させ,他の生徒にも 表現を紹介する。 ○自己評価表に記入させ,本時 の振り返りをさせる。 【言】文の流れ を考え て,正しく並び換える ことができる。(記述分 析) 【表】自分の立場で,不 定詞を用 いた文 を作 ることができる。 (記 述分析) 1 5 1 15 5 20 3 不定詞を用いて自分のことを表現しよう。 Dear Mark,
Hi. Thank you for your e-mail. This summer, I’m going to visit Okinawa to swim. So I want to enjoy swimming and eating there. What are you going to do this summer? See you,
Demi
∼ I can't wait to read the students' emails. ∼