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物のおもさを調べよう

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Academic year: 2021

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第3学年 理科学習指導案

1 単元 「ものの重さを調べよう」 2 指導観 本単元は、児童が物の形や体積に着目して、重さを比較しながら、物の性質を調べる活動を通して、それ らについての理解を図り、観察・実験に関する技能を身に付けるとともに、主に差異点や共通点を基に、問 題を見いだす力や主体的に問題解決しようとする態度を育成することがねらいとされている。物の形を変え た場合の重さや物の体積を同じにした場合の重さについて、手応えなどの体感を基に、てんびんを用いた り、自動上皿はかりを用いて重さを数値化したりして、比較しながら調べることができる特性がある。この ような特性をもった対象について比較の考え方を働かせながら追究することができるため、 粒子の保存性 という考えを構築することが可能な単元である。また、算数科での「重さ」も理科での「物と重さ」も共に 「重さ」の概念を含んでおり、学習指導要領解説理科編においても算数科の学習との関連が示されている。 理科における「重さ」は、「粒子」の概念を柱とする内容であり、さらに「粒子の保存性」の系統に位置付 けられている。なお、本単元は、第5学年「物の溶け方」や第6学年「水溶液の性質」の内容へとつながっ ていき、中学校では「化学変化と質量の保存」へと発展していく。 本学級の児童は、休み時間などにシーソーを使って遊ぶ経験から、体重の重い人が下がり、軽い人が上が ることを理解している。また、算数科の学習では、重さの普遍単位である「グラム(g)」、「キログラム (kg)」、「トン(t)」を理解し、上皿はかりを使ってえんぴつ等の重さを量る学習をしている。上皿 はかりを教室に持ち込んだ際には、身近な物の重さを量る姿が見られる等、物の重さを量ることに興味を持 っている。しかし、物の重さに関する質量保存の概念や密度や比重についての見方や考え方は育っていない。 学び方については、1学期単元「風とゴムの働き」の学習を通して、風やゴムの力には、物を動かす働きが あることを比較しながら調べ、きまりを見いだす学習を経験している。本単元では、さらに、自然事象の差 異点や共通点から問題をとらえ、きまりを見いだす児童を育てたい。 指導にあたっては、まず、自然事象の提示から、児童のもつ既有知識や先行経験との間にズレを生じさせ、 気付きや疑問の交流によって問題を捉えさせる。次に、問題に対する結果の見通しをもたせながら観察・実 験を行い、観察・実験の結果を表に整理させ、結果の差異点や共通点を交流によって抽出させる。最後に、 予想との一致、不一致を検討させ、結果をもたらした原因について交流することによって、結論を導き出す ことができるようにする。これらの学習過程を通して、物は形が変わっても重さは変わらないことや、物は 体積が同じでも重さは違うことがあるというきまりを見いだすことができるようにする。そこで、単元を貫 く問題を捉える第一次、物の重さについてのきまり見つける第二次、きまりを生かして身の回りの事象を見 直す第三次で単元を構成する。第一次では、身の回りの重さについて重い順に順位付けをする活動を行う。 その際に、体感では重さを感じにくくはかりが重さを示さない物やはかりの台からはみ出してしまう物、大 きさの異なる物を用意し、「どんなものにも重さがあるのか」「形を変えても重さは変わらないのか」「同 じ体積にすると、物によって重さがちがうのか」という疑問を児童にもたせる。そして、単元を通して児童 が追究する学習問題を設定する。第二次では、第一次でもった疑問を基に、感量の小さなてんびんを用いて、 どんなものにも重さがあることを捉えさせる。次に、物を変形させると重さはどうなるか、ねん土を用いて、 形を変形させたり、分割させたりしたときの重さについて調べる活動を行い、物は形が変わっても重さは変 わらないというきまりを見いださせる。さらに、木や鉄等を用いて同体積にしたときの重さを調べる活動を 行い、物は体積が同じでも重さが違うというきまりを見いださせる。第三次では、見いだしたきまりを生か して、水に浮くものや浮かないものを調べ、重さについての概念を形成させる。

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3 単元の目標 ○ 物の形と体積と重さの関係に興味・関心をもち、進んで物の性質を調べようとしている。 【自然事象への関心・意欲・態度】 ○ 物の重さを比較しながら問題を捉えたり、差異点や共通点について考察しながら表現したりして、問 題を解決し、きまりを見いだしている。 【科学的な思考・判断・表現】 ○ 上皿てんびんや自動上皿はかりを適切に使って実験し、その過程や結果を記録している。 【観察・実験の技能】 ◯ 物は形が変わっても重さは変わらないことや、体積が同じでも重さが違うことがあることを理解している。 【自然事象についての知識・理解】 4 単元計画(9時間) 段階 時 学習活動・内容 手立て 評価規準 第 一 次 1 ○ 物の重さ調べトップ10をする。 ○ 身の周りの物の重さを予想 させながら提示することによ り、物の重さを量って重さ比べ をしようとする意欲をもたせ る。 ○ 児童の気付きをまとめ、物の 重さを調べていく着目点を捉 えさせ学習問題を設定する。 ◯ 物の形や体積 と重さの関係に興 味・関心をもち、 進んで物の重さを 調べようとしてい る。 【関・意・態】 (発言・シート) ◯ はかりを適切 に使って、安全に 物の重さを調べて いる。 【技】 (観察) 第 二 次 2 ◯ 身の回りの小さいものを使って、 重さがあるのか調べる。 ◯ 体感による紙の重さを比較 し問題を捉えさせる。 ○ 感量の小さなてんびんを使 って、てんびんの傾きを調べさ せ、結果の共通点からきまりを 見いださせる。 ◯ てんびんの傾 きを調べることに より、物には重さ があることを見い だしている。 【思・判・表】 (ノート) 学習問題 形や大きさに気をつけて物の重さを調べよう。 【問題】 小さな物にも重さはあるのだろうか。 【重さ調べで使用する物】 □ブロック(発泡スチロール)、 □乾電池、□羽根、□アルミ缶、 □スチール缶、□消しゴム、 □一円玉、□はさみ、□のり、 □四つ切り画用紙 【期待する児童の気付き】 ・一円玉は1g なんだね。 ・羽根は重さが量れなかったよ。重さはあるのかな。 ・紙がはかりからはみでてしまったから半分に折って重さをはかったけれ ど、形をかえてもよかったのかな。 ・大きさを同じにするとどれが重いのかな。 【物の重さのきまり①】 小さな物にも重さはある。 ストローてんびん

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第 二 次 3 4 ◯ 形を変えたときの重さを調べる。 ◯ 問題を捉えることができる ように、ねん土の形を変えたと きの様子を比較させる。 ◯ きまりを見いだすことがで きるように、結果の共通点に着 目させる。 ◯ 粘土の形を変 える前と後の重さ を比べ、物の形と 重さの関係につい て考えを表現して いる。 【思・判・表】 (発言・ノート) 5 6 本 時 ◯ 形を変えたときの全体の重さを 調べる。 ◯ 問題を捉えさせることがで きるように、アルミニウムの形 を変えたときの様子を比較さ せる。 ◯ ねんど以外の 物の形を変えても 全体の重さは変わ らないというきま り を 見 つ け て い る。 【思・判・表】 (発言・ノート) ◯ 物を分けてい っても全体の重さ は変わらないこと を理解している。 【知・理】 (発言・ノート) 【問題】 ねんどの形をかえると、重さは変わるのだろうか。 【ものの重さのきまり② 】 ねんどの形をかえても、重さは変わらない。 【問題】 ねんど以外の物でも、形を変えると重さは変わるだろうか。 【ものの重さのきまり③ 】 どんな物でも、形を変えても重さは変わらない。 ぺったんこ ほそなが つぶつぶ ぎゅうぎゅう クッキー ポーズ ブロック 折り紙

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7 8 ◯ 同じ体積でも、物の種類が変わる と重さは変わるのか調べる。 ○ 問題を捉える事ができるよう に、鉄とアルミニウムの重さを 体感させ、事象の差異点や共通 点に着目させる。 ◯ きまりを見いだすことがで きるように、デジタルはかりを 用いて重さを量り結果の差異 点に着目させる。 ○ 同体積にした ときの物の種類に よって重さがちが うというきまりを 見つけている。 【思・判・表】 (発言・ノート) ◯ 物は、体積が同 じでも重さは違う ことを理解してい る。 【知・理】 (発言・ノート) 第 三 次 9 ◯ 7,8時でまとめた、同じ大きさ にして物の重さをまとめた表を活 用して水に浮く物、浮かない物を調 べる。 ◯ 水より重い物は沈み、軽いも のは浮くことに気付くことが できるように、浮く物、浮かな い物を7、8時でつくった表を 活用させながら、物を水に入れ て調べさせる。 ◯ 物の形や体積 と重さの関係を適 用し、身の回りの 現象を見直そうと している。 【関・意・態】 (発言・ノート) 【問題】 同じ体積にすると物によって重さにちがいがあるのだろうか。 【ものの重さのきまり④】 同じ体積にすると物によって重さにちがいがある。 ゴム 木 塩 砂糖 水 油 アルミニウム 発泡スチロール プラスチック 鉄 【問題】 水に浮く物や沈む物はどんな物なのだろうか。 【ものの重さのきまり⑤】 水より重いものは沈み、水より軽いものは浮く。 ゴム 鉄 水 プラ 木 スチック アルミ ニウム 発泡 スチロール しずむ ? ? ? ? うく 鉄 アルミニウム

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5 本時(5、6/9時) ◯ 主眼 ・ねんど以外の物の形を変えると重さは変わるのかという問題を捉え、物の形を変えたときの重さを 予想することができる。 ・観察・実験の結果を整理することを通して、ねんど以外の物の形を変えても重さは変わらないとい うきまりを見いだすことができる。 ◯ 準備 アルミ箔(6)、折り紙(6)、クッキー(6)、ブロック(6セット)、デジタルはかり(6)、体重計(2) 段 階 形態 学習活動・内容 ◯手立て ※留意点 【】観点 見 通 す 個 → ペ ア → 全 1.アルミ箔の形を変えたときの重さを体感し、事象 の差異点から問題を捉える。 2.形を分けると全体の重さが変わるのか予想する。 ○ アルミホイルに力を加えて大き さを小さくする事象を提示するこ とにより、事象の差異点である 「形」に着目させる。 ○ ノートに気付きを表現させ、気付 いたことをペア交流や全体交流を 通して、自他の考えにズレがある ことに気付かせ、問題意識を高め させる。 ○ ノート記述した事象への気付き を基に予想と理由を考えさせる。 ○ 考えが付加・修正・強化させるこ とができるように、ペア交流や全 体交流によって考えを発表させ る。 【問題】 ねんど以外のものの形を変えると、 全体の重さは変わるのだろうか。 アルミ箔の量を足した り、引いたりしていな いから重さは変わらな いと思うよ。 形を丸めて下に落とす と広げたときよりも速 く落ちるから重さは変 わっていると思うよ。 評価基準【思・判・表】 (ノート) A:物の形を分ける前と後の重 さについて理由とともに予 想を記述している。 B:物の形を変える前と後の重 さについて予想を記述して いる。(理由無し) C:記入無し 【予想される児童の気付き】 ・かたまりの方がずっしりとした感じがするね。 ・広げていると重さが軽い感じがするよ。 ・ねんど以外のものも形をかえると ・全体の重さは変わるのかな。 ねんどのときは、重さ が変わらなかったか ら、アルミ箔の重さも 変わらないと思うよ。 アルミ箔を広げた形よ り、丸めた方が手にも ったときに重く感じた から。重さは変わると 思うよ。

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追 究 す る 生 活 班 グ ル ー プ → 実 験 グ ル ー プ → 生 活 班 グ ル ー プ 3.実験方法を考え、実験に取り組む。 (1)共通実験としてアルミホイルの形を変えて、重 さを調べる。 (2)選択実験を行い、結果をノートに記録する。 (3)選択実験の結果をグループで表にまとめる。 (4)全体交流によって結果の共通点を基に物の形を 変えても重さが変わらないことをくらべるシート に抽出する。 ◯ 形を変えることができる物を複 数用意し、児童が追究したい物を 選択して実験に取り組むことがで きるようにする。 ◯ 選択実験の結果を記録させる。 形を分ける前と後の重さを複数回 計測させる。 ○ 各班の結果に着目させることに より、形を変えても重さが変わら ないという共通点を抽出させる。 解 決 す る 個 全 4.結果を基に、予想の考えをふり返り、きまりを見 いだす。 5.確かめたい観察・実験について再度、観察・実験 に取り組み、きまりを確かにする。 ◯ 予想と結果の一致、不一致を検 討させ、結果をもたらした原因と 共にきまりを見いださせる。 【まとめ】 ねんど以外の物でも、形を変えても、 重さは変わらない。 。 物に付け加えたり、減らしたりしていない から重さは変わらないね。 クッキーを小さく分けて も重さは5gのままで、 変わらなかったよ。 評価基準【思・判・表】 (ノート) A:物の形を変えても重さが変わ らないことを理由とともに記 述している。 B:物の形を変えても重さが変わ らないことを記述している。 C:記入無し 他の班の結果をみても、 物の形を変えても重さは変わらないことが分かる ね。 小さな物の一つ一つにも重さがあるから、 小さく分けても全体の重さは変わらないね。 ブロックの形を変えても 重さは11gのままで、 変わらなかったよ。 どの結果も重さは、変わっていないね。 選択教材 結果カード グループでまとめる表

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