特別支援教育的観点による通常学級での授業方法に関する検討-算数「面積」の授業実践を通して-
2
0
0
全文
(2) ヒントカード、教具そして、T2の支援を行っ. 表1 個に応じた支援の必要な子どもの支援内容 子どもの城子. 員別に必. 共通する. 興な支最. 支置. 視覚提示. A. 衝動的なところがあ. 声がけ、. 児. る. TT支援. B. 注意・集中が難しい. 普段から子どもの様子をよくわかっているT2 がかかわることによって、かれらの学習の理解 の手立てとなり、③の発表するのところで、発表 することができ自信をつけ、意欲的になっていっ. 操作活動. た。ここで、r学び合い」が行われていった。B. 視覚提示. 発表の境. 児. た。この中では、T2の支援が一番効果的で、. の工夫. 児がまだ、うまく発表できなかった頃、担任がB. TT支援. 児のつぶやきを捉えて、そこから考え方を広げて 発表の場. いったエピソードがあった(表2参照)。. の工夫. C. 題意の把握が難しい. 表2 B児のつぷやきを生かして. TT支援. 担任の働きかけ. 児. (3)担任の授業方針. 「B君がちらっと言. 共通する支援は、学級全体で行っていった。. いかけました。」. B 児. 他の児童. rえっと、. マス… 」. 「B君の言いたかっ. r… 」. い授業」とは、「わかった」「できた」ことの楽し. たことは?」「確かに. r… 」. さと、「学び方の楽しい」の2通りあり、今回は、. 言い方は、よくなか. 担任の二一ズは、「楽しい授業にしたい」r楽し. 「学び方が楽しい」、中でも、友だちとの学び合. ったです。でも、す. いを大切にした、特別ではない特別支援教育の中. ごく大裏なこと言う. で個に応じた支援の必要な子どもらの支援を行. たんやな。先生はそ. った。それは、問題の解き方にいろんな解き方が. の意見に貫成や。」. あっていい。それぞれに自分で考えたいろんな解. そのあとを続けて、友だちが説明した。ここでも. き方を発表し、友だちの考えも聞きき、みんな違. 「B君と一緒やなあ。」と言い、図形に線を引き、. ってみんないいことを、認め合っていくことであ. マスを作り、それを数えて求積するやり方をみつ. った。. けたB児をみんなの前でほめた。 皿.考察. (4)授業について 授業の流れを毎時間ほぼ同じにした。. 個に応じた支援の必要な子どもらに、T2の. ①題意の把握、②一人で考える、③発表し合う. 個別のかかわりは、とても効果的であった。そ. であった。②の一人で考えるところで、教材・教. こに、一人ひとりの違いを認め、一人ひとりを. 具の工夫や、T2の支援を行うことにより、個に. 大切にすることを学級経営の根本とし、実践し. 応じた支援を行った。A児、B児、C死ともに、. ている担任のモデルとなる行動、受容的な態度、. 主にT2の支援を受け、数多く発表することがで. わかりやすい指示、ほめる言葉などが加わり、. きた。授業が進むにつれて、特にB児は発表する. 個に応じた支援の必要な子だけではなく、どの. 言葉がスムーズに出るようになった。C児も発表. 子も楽しく、意欲的に学習することができたの. したことで、自信につながっていった。A児も担. である。. 任も友だちの動きをよく見て、興味を持って授業. 教材・教具にまだまだ工夫の余地があったのと、. に参加していた。. TT支援の打ち合わせの時間の確保が今後の課. ひとりで考える場面に、個に応じた支援の必. 題である。. 要な子らが考えやすいように、ワークシートや. 主任指導教員 宇野宏幸. 一253一.
(3)
関連したドキュメント
本研究の目的は、日常の授業に対する子どもの主観的判断、すなわち授業の受けとめ方と、学
◎よくできている 支援員が困ったり 迷ったり し たら仮に授業中でも担任や 関係の先生に報告・相談して ほしいことを学級に入る前に 直接伝え
また,該当児童だけでなくその他にも授業に集中
る.さらに,自分で選択したことを自分で責任を持って遂行するという学習経験は,A君自身が行
苦手なこと 絵を描くこと・本を読むこと・漢字・走る こと・声のボリューム調整 など 2 障害について知る。
7.研究の結果
特別支援教育の話を聞いて、児童生徒の自立や社会参加に向けての支援だと知り、とてもよいものだと思った。しかし障害児
子どもは、手あそび、リズムあそび、ごっこあそび といった、あそびを通して、他者と触れ合い、これら