発達障害のある子が在籍する通常学級における協同学習に関する検討-自閉症スペクトラム児の特性を考慮した構造的支援とその効果-
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(2) まりが見られた。また、対象児の受容の改善が見 られるなど、構造的支援はある一定の効果があっ たと考える。. 己効力感が、そして、D児は意見の交流から、相 手との連帯感が生まれた。ロールプレイは、3名 ともはじめは、消極的な参加であったが他児から 賞賛の言葉をもらうことで、また、ロールプレイ. 皿.事例研究② く国語>. ヘの意欲を表していた。. 1.方法. ◇ワークシートから見える対象児の学習の様子 対象児が作業したワークシートや言葉の概念地. (1)対象. 学校: C町立D小学校 児童約600人. 図から、物語の読み取りや人物の関係性の捉え方. 対象児B:男児 アスペルカー症候群 対象児C:男児 アスペルカー症候群 対象児D:男児 アスペルカー症候群の疑い. がわかった。B児は、二者間の気持ちの理解はで きたが、関係性の捉えは話の場面ごとに限定され、. 物語全体の把握は難しいところが見られた。C児. 学級: 4年 約30人. は、二次の誤信念課題の発問も通過し、登場人物 の関係性も捉えていた。D児は、知的には高いが、. 担任: 女性 教職経験16年 特別支援学級経験なし (2)手続き. 一人読みでの気持ちの理解は難しかった。全体交. 【実施期間】 200X年 4月∼7月 【内容】 国語「白いぼうし」全7時間. 流で友達の考えを聞いた後のまとめ読みでは、気. 【評価】 ビデオ観察,質問紙アンケート, 聞き取り (3)二一ズの把握. アセスメントによって、対象児や学級の実態と 二一ズの把握を行い授業の目標を設定した。 (4)授業づくり(協同学習). 持ちが読み取れていた。関係性は読み取り上、大 事な登場人物が地図に書かれていないなど、理解 の難しさがわかった。. 3.考察 対象児3名とも対人関係の苦手さを抱えていた ので、スムーズなベア・グループ活動ができるよ. 国語の読み取りの授業に協同学習を導入した。. 特性から、対象児がこの話を読み取るには、困難 が予想されたため、構造化された支援を行った。 (5)支援について. 協同学習における構造的支援と対象児の特性に 配慮した構造化された支援を考えた。. うに協同学習の構造的支援を取り入れた。予想以 上に上手なかかわりができていたことからこの支 援はおおむね効果があったと考える。また、対象 児の特性に配慮した支援の効果は、対象児によっ て異なった結果となった。対象児によっては効果 が出なかった支援もあるが、これらの支援はかか わりの場を提供し他児とのポジティブな相互交渉. 対象児のアセスメントや観察から見える特性. を促進したものと考える。. 蜑V㍍ジ1. 1V.総合考察と課題. 文脈. 協同学習を取り入れたことにより、友達との相 互交渉が促進され対象児の社会性や学習意欲の高 まり、仲間の受容の改善が見られた。対象児に配. 噌二一一一一一一一一 ・專……… (A〕協同学習での .. (B)対象児の特性1; 、. 構造的支援 !一一… 配慮した榊造的支援へ. 慮した支援は、学級の二一ズも満たすなど、効果 が出た結果となったが、課題も明らかになった。. lll;1線∴驚一」. 協同学習の学習を進める際の留意点として、発達 障害児も含め、児童の学力向上の視点からの授業. 図1 対象児の特性からの2つの支援. づくりや支援方法を考え成果をはかっていくこと、. 一授業に終わらず継続的な取り組みの計画を立て. 2、結果. ること、協同学習の利点を生かせる教科・課題を. ◇ビデオ観察による対象児の学習の様子 ペア学習は、意味調べ、挿絵並べ、ワークシー ト、言葉の概念地図など、ほぼ毎時間行った。B 児は、わかりやすく教えてもらうことで意欲と自. 設定すること、学級経営や集団作りからの協同学 習の位置付けをおこなうことなどが挙げられる。. 信が、C児は、教えることで相手から感謝され自. _235一. 主任指導教員 宇野 宏幸.
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