普通小学校の知的障がい特別支援学級におけるキャリア教育 : 合科的授業単元の実践に向けて
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(2) F ■ 一 ■ 一 ・ 生育歴. 将来のこと. (過去∼現在) 個別の教育支援計繭. (地域移行支援〕. 、 一 一 一 一 ‘ 一 一 一 ・ ■ i 一 ・ . 一 一. 個別の指導許函. る。その一連の学習活動の中に,児童が苦手とし ている算数の文章題,国語の文章構成などの学習 内容に取り組み,少しでもその苦手意識を軽減で 、 l きるようにすることや,日常生活の面においては, I 積極的に人と関わることができるように,自信を I もたせたりする工夫をしながら,児童が得意を発 見するためのきっかけを多く取り入れその児童自 身の初歩的な理解,自己の適性の把握への第一歩 を踏み出すことができるような単元計画を作成し た。. 特別活動、道徳 各教科・科目 総合的な学習の時間. 自立活動. 算数 運動会. 健康の燥持. 闘藷 体験活動. 心理約安定. 理科. 人聞開係の形成. 環境ω把握 身体の動き ]ミュニケージ目レー. ↓ ↓ ↓ ’■一一一・■ ■ ■一一・ ■ ・一、 キャリア数博. 、一一・. i ・ 一 ’. 7.研究の結果 今回の研究で明らかになった点を列挙する。 ○キャリア教育という教育は,その対象となる児 童,生徒の将来を教師が共に形づくっていくも のである。児童の意向を聞き,本人の気持ちを くみ取りながら如何に,現実とのすり合わせを 行ない,よりよい生活を送ることができるよう な支援を行なっていくかが特別支援教育におけ るキャリア教育における重要な視点であろう。 ○個別の教育支援計画とキャリア教育は同義を為 すものである。自身の意向と自身の障がいや得 手不得手を知った上で.将来を考えることが障 がいのある児童へのキャリア教育であるが、そ れらが記載された物が個別の教育支援計画であ る。. lV章 キャリア教育の取り組み事例 京都教育大学附属京都小学校での事例と静岡県 立浜松特別支援学校での事例から,それらの違い を考察した。ここでは,それぞれがキャリア発達 をどのように支援しているかに焦点を当てたが, 結果として,これら二つの学校種ではキャリア発 達を支援する際,焦点を当てている箇所が全く逆 の部分であることが見てとれたように思う。京都 教育大学附属京都小学校では.教科の指導の中で, キャリア発達を支援する機会があれば,教科の内 容と合わせて支援する程度であるが,静岡県立浜 松特別支援学校では,個別の教育支援計画の内容 を見つっ,キャリア発達の素地を養うために目標 が設定され,支援が行われている。つまり,障が いのない子どもへのキャリア教育と障がいのある 子どもへのキャリア教育とでは,その焦点を当て る部分が全く違うということが明らかとなった。 V 通常小学校知的障がい特別支援学級における キャリア教育の実践構想 この章では,実際にキャリア教育を進めるため の学習指導案の作成を行なった。この章に登場す る児童Aは,筆者がこの論文及び学習指導案作成 のために仮想した児童であり,障がいの状態・程 度,前段階までの学習の状況等細部にわたって, その実態を仮想していき,授業構想へと至った。 学習単元の主軸としたのは,「ケーキ屋さんをオー プンさせよう」という,学級園において栽培した 野菜を使ってケーキを作り,それを交流学級の担 任,校長,教頭に振る舞うという流れのものであ. ○個別の教育支援言十画を基に作成された個別の指 導言十画は.キャリア教育の指導計画にもつなが る。. ○キャリア教育で扱う内容は.個別の教育支援計 画を策定する際に把握した情報をもとにするが, キャリア教育を行なうということは,そのキャ リア教育の学習の中で障がいのある児童が自身 を知ることにもっながり,自身のことが記載さ れた個別の教育支援計画を子どもなりに理解す ることでもある。 8.今後の展望 この研究で明らかとなった,個別の教育支援計 画と一 Lャリア教育で扱うべき内容とが同義を為す という考えの下,授業実践を多く重ね,その実践 の中で,児童の自己理解,自己の適性把握などを 行なう機会を増やし,児童のキャリアに関する能 力の伸長を図りたいと考えている。. 9.参考文献等 文部科学省「小学校・中学校・高等学校 キャ リア教育の手引一児童生徒一人一人の勤労観,職 業観を育てるために一」2006 京都教育大学附属京都小学校 平成21年度教育 践研究協議会『小中一貫教育 子どもの育ち9年 間で見つめる一キャリア発達段階を意識して一』. 2009. 全国特別支援学校知的障害教育校長会編著『特 別支援教育のためのキャリア教育の手引き一特別 .支援教育とキャリア発達一』ジアース教育社,2010. 一99一. 修学指導教員 前芝武史.
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