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兵庫県における保険者別データによる介護保険の類型化

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(1)

兵庫県における保険者別データによる介護保険の類

型化

著者

村上 寿来

雑誌名

名古屋学院大学論集 社会科学篇

47

2

ページ

73-87

発行年

2010-10-31

URL

http://doi.org/10.15012/00000234

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1 .はじめに―問題意識  2000年に介護保険が導入されてから10年が 経過した。この間に介護保障システムとしての 介護保険制度は一応の定着を見ることができ る。そうした制度の定着と高齢化の進展による 要介護高齢者の増加などを背景として,介護 保険財政も当初の予想以上の拡大をみせてきた (図表1)。そうした動きに対して,3年に1度 の制度の見直し毎に介護報酬の引き下げを図る と共に,2006年には施設介護の見直しや介護 予防の導入などの大幅な制度改正を行ったが, 2006年度は費用総額が比較的抑えられたもの の,2007年度には再び比較的大きく増加し, 財政の拡大傾向は依然続いている。しかも,費 用抑制策が事業所の経営の逼迫や介護人材の給 与水準の低さなどを背景とした人材不足もも たらしたことなども指摘されている。この点 が大きな問題として捉えられたこともあって, 2009年度の第4次改正においては,介護報酬の 引き上げが行われることになった。ただし,そ れはそれまで優先的に取り組んできた財政拡大 にたいする抑制の方向性が一部後退することを 意味し,必然的に介護保険料の引き上げ等の財 政負担の拡大につながることになることは忘れ てはならない。

兵庫県における保険者別データによる介護保険の類型化

1)

村 上 寿 来

1) 本研究は,科研費(20330061)の助成を受 けた成果を含むものである。  今後数十年にわたって少子高齢化と人口減少 がすすむ中,急速に増大することが見込まれる 要介護者に対して,十分な介護保障を提供して いくためには,介護保険制度の持続可能性を高 めることが必要不可欠である。それにはまず もって財政の安定化がはかられることが重要で あろうことはいうまでもない。しかしながら, 他方で,必要とされるニーズへの十分な対応と 適切な質的水準の維持が図られなければ,そも そもの制度への信頼は得られず,必要な負担水 準を国民が受け入れることにはつながらないだ ろう。  我が国の介護保険制度は,おおよそ市町村が 保険者となって運営されている。そのような比 較的小規模な地域を単位にしていることもあっ て,地域間・保険者間に格差が存在し,介護保 険料の水準や介護サービス事業所の展開,施設 介護の状況など,介護保険制度の内実は多種多 様な展開を見せているといってよい。確かに, サービス提供水準や負担水準に過度の格差が生 じていては問題があるかもしれないが,しかし ながら,負担水準とサービスの提供水準とはあ る程度トレードオフの関係にあり,その地域の 住民が望むサービスの水準と受容可能な負担水 準は,地域によりいわば必然的に格差が生じざ るを得ないとも言える。そもそも介護保険制度 においては,全保険者が目指すべき単一モデル の存在を前提としてそれを目指すのではなく, 地域住民による合意形成をはかりながら,その

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図表 1 介護保険給付額および受給者数の推移 2000 年度 2001 年度 2002 年度 2003 年度 2004 年度 2005 年度 2006 年度 (うち予防給付) 2007 年度 (うち予防給付) 2008 年度 (うち予防給付) 介護費 (億円) 総額 前年比(%) (指数) 39,535 - - 45,652 15.5 115.5 51,918 13.7 131.3 56,795 9.4 143.7 61,782 8.8 156.3 63,887 3.4 161.6 64,345(1778) 0.7 162.8 67,594(3409) 5.0 171.0 70,494(3769) 4.3 178.3 居宅介護 前年比(%) (指数) % 12,941 - - 32.7 17,108 32.2 132.2 37.5 21,496 25.6 166.1 41.4 25,799 20.0 199.4 45.4 29,473 14.2 227.7 47.7 32,071 8.8 247.8 50.2 29,653(1759) -7.5 229.1 46.1 31,319(3369) 5.6 242.0 46.3 33,161(3719) 5.9 256.2 47.0 施設介護 前年比(%) (指数) % 26,594 - - 67.3 28,544 7.3 107.3 62.5 30,422 6.6 114.4 58.6 30,996 1.9 116.6 54.6 32,309 4.2 121.5 52.3 31,816 -1.5 119.6 49.8 30,429 -4.4 114.4 47.3 31,255 2.7 117.5 46.2 31,596 1.1 118.8 44.8 地域密着型サービス 前年比(%) % 4,264(18) - 6.6 5,020(39) 17.7 7.4 5,737(50) 14.3 8.1 受給者 数 (千人) 要介護認定者 前年比(%) (指数) 2,182 100.0 2,582 18.4 118.4 3,029 17.3 138.8 3,484 15.0 159.7 3,874 11.2 177.6 4,108 6.0 188.3 4,437 8.0 203.4 4,477 0.9 205.2 4,621 3.2 211.8 介護サービス受給者 前年比(%) (指数) % 1,490 - 100.0 68.3 1,986 33.4 133.4 76.9 2,317 16.6 155.5 76.5 2,657 14.7 178.4 76.3 2,982 12.2 200.2 77.0 3,231 8.3 216.9 78.7 3,447 6.7 231.4 77.7 3,533 2.5 237.2 78.9 3,687 4.4 159.2 79.8 居宅介護 前年比(%) (指数) % 971 - 100.0 65.2 1,347 38.7 138.7 67.8 1,644 22.0 169.3 71.0 1,944 18.2 200.2 73.2 2,237 15.1 230.4 75.0 2,457 9.8 253.0 76.0 2,517 2.4 259.1 73.0 2,546 1.2 262.2 72.1 2,658 4.4 161.6 72.1 施設介護 前年比(%) (指数) % 518 - 100.0 34.8 639 23.3 123.3 32.2 672 5.2 129.7 29.0 713 6.0 137.5 26.8 745 4.6 143.8 25.0 774 3.8 149.3 24.0 787 1.7 151.9 22.8 813 3.3 156.9 23.0 824 1.3 122.6 22.4 地域密着型サービス 前年比(%) % 143 - 4.1 174 21.7 4.9 205 17.9 5.6 出所) 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定番)」(各月)および国民健康保険中央会ホームページ「給付状況(平成 19 年 度分)」より作成。介護費の単位は億円で,福祉用具購入費や住宅改修費など市町村が直接支払う分は含まれていない。 受給者数の単位は千人。受給者数については各年度4 月期のデータを用いた。また「指数」は 2000 年度を基準にした数 値である。 地域の特性にみあった制度の構築が目指される べきではないだろうか。その際に,保険者たる 市町村やそれをとりまとめる都道府県は,自ら の地域および介護保険の特性を把握しながら, 各地域にみあったよりよい制度のあり方を模索 することが求められるだろう。そこで本稿では, そうした制度特性の把握の基礎として,介護保 険制度の類型化を試み,それを通じて介護保険 制度の現状と課題について明らかにすることを 目指す。ここでは,兵庫県を事例として,保険

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者別介護保険データを用いて,兵庫県内におけ る保険者の類型化を行う。 2 .先行研究  介護保険制度は市町村を中心とした自治体に よって運営されているが,これまで,保険者別 データによる分析を行ったものは比較的少な い2)。そうした試みのうち代表的なものには, 清水谷・稲倉(2006),由井(2006),田近・ 油井・菊池(2005)などがある。清水谷・稲 倉(2006)は全国の市町村別データを利用し て回帰分析を行い,保険者の財政状況と要介護 認定率に関連が見られることを指摘している。 由井(2006)は,青森県内の保険者別データ を用いて,県内の地域格差,特に2次保健医療 圏域ごとの地域差を中心に分析を行っている。 これらは,それまであまり試みられなかった保 険者別データを利用した分析であるとともに, 介護保険における地域差を実証的に明らかにし ている点で大いに示唆を与える。これらの分析 においては,介護保険に関する地域差を考慮し つつも,認定率や利用率の決定要因といった, 一般的な関連を明らかにすることを意図してい るが,ただし,油井(2006)において,要介 護度別認定率の説明変数において地域ダミーの 説明力が圧倒的に大きかったことが示唆されて いるように,介護保険においては,各地域の特 性がむしろ大きな要因として働いている可能性 があり,一般的な関連に加えて,個別の地域状 況を踏まえた考察が必要ではないかと考える。 そうした点では,田近・油井・菊池(2005) が,青森県を事例に,保険料水準と給付水準と 財政状況について,県内市町村保険者別の状況 2) 油井(2006),p. 87. を詳細に分析し,青森県における介護保険財政 の悪化原因について検討を加えている点から大 いに参考になる。この分析は,保険者別の個別 状況を十分考慮しつつ分析を進めている点で, 分析のあり方におけるひとつの重要な方向性を 示している。ただし,そこでの関心は介護保険 財政の問題に集中しており,より多様な変数を 考慮した分析の展開も求められるだろう。  また,地域の多様性とその類型化に関心を当 てた研究に,㈶みずほ情報総研(厚生労働省委 託)(2007)がある。そこでは,健康・医療関 連の都道府県別データを利用して,クラスター 分析が行われており,その際には介護保険関連 データも考慮されている。ただし,市町村が保 険者である介護保険においては特に,都道府県 レベル以上に市町村レベルの分析が必要であ る。本研究は,㈶みずほ情報総研(厚生労働省 委託)(2007)での議論を参考にしつつ,介護 保険利用実績データにより重点を置きながら, 兵庫県内の介護保険者に焦点を当て,その類型 化を通じて政策課題を抽出することを目指す。 3 . 兵庫県における介護保険者のクラス ター分析 (1)データと方法  ここでのデータは,兵庫県内の介護保険者別 の介護保険給付実績データおよび要介護認定 データである3)。  分析に利用したデータは図表2の通りであ 3) 介護保険給付実績データは,兵庫県高齢社会 課より提供を受けた。要介護認定関連データは, 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」 による。ここでは,先の介護給付実績データの 時点と同じ2008年6月期のデータを用いてい る。

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図表 2 利用データ一覧および兵庫県平均値 項目 データ 兵庫県 基本 高齢化率 :65 歳以上人口/総人口 21.6 後期高齢者割合 :75 歳以上人口/ 65 歳以上人口 45.6 認定率 軽度認定率 :要支援1,2 認定者数/ 65 歳以上人口 5.5 中度認定率 :要介護1,2,3 認定者数/ 65 歳以上人口 8.3 重度認定率 :要介護4,5 認定者数/ 65 歳以上人口 3.6 前期高齢者認定率 :65 ~ 74 歳要介護認定者数/ 65 ~ 74 歳人口 2.6 後期高齢者認定率 :75 歳以上要介護認定者数/ 75 歳以上人口 14.2 費用 1 人あたり費用額 :介護費用総額/受給者数 134,531 1 人あたり在宅費用額 :在宅介護費用総額/在宅介護サービス利用者数 95,342 1 人あたり施設費用額 :施設介護費用総額/施設介護サービス利用者数 273,133 一人当たり重度費用 :要介護4,5 費用額/要介護 4,5 利用者数 250,700 一人当たり中度費用 :要介護1,2,3 費用額/要介護 1,2,3 利用者数 134,046 一人当たり軽度費用 :要支援1,2 費用額/要介護 1,2 利用者数 33,622 費用重度率 :要介護4,5 費用額/総費用額 42.1 費用中度率 :要介護1.2,3 費用額/総費用額 51.5 費用軽度率 :要支援1,2 費用額/総費用額 6.4 人数 受給率 :介護給付受給者数/要介護認定者数 78.3 人数重度率 :要介護4.5 利用者数/総利用者数 22.6 人数中度率 :要介護1,2,3 利用者数/総利用者数 51.6 人数軽度率 :要支援1,2 利用者数/総利用者数 25.8 在宅志向 費用在宅率 :在宅介護サービス費用総額/総費用額 55.2 人数在宅率 :在宅介護サービス利用者数/総利用者数 78.0 重度在宅率 :要介護4,5 在宅介護サービス利用者数/要介護 4,5 利用者数 45.8 サービス利用 介護老人福祉施設利用割合 :介護老人福祉施設利用者数/施設介護利用者数 52.4 地域密着型介護老人福祉施設利用割合 :地域密着型介護老人福祉施設利用者数/施設介護利用者数 0.8 介護老人保健施設利用割合 :介護老人保健施設利用者数/施設介護利用者数 35.8 介護療養型医療施設利用割合 :介護療養型医療施設利用者数/施設介護利用者数 11.0 訪問介護利用率 :訪問介護利用者数/総利用者数 48.3 訪問看護利用率 :訪問看護利用者数/総利用者数 12 通所介護利用率 :通所介護利用者数/総利用者数 40 通所リハ利用率 :通所リハ利用者数/総利用者数 14 短期入所利用率 :短期入所利用者数/総利用者数 10.0 る。  ここでの分析においては,介護保険の利用実 績データにより重点を置き,それをもとに介護 保険の類型化を試みる4)。類型化の手法として 4) 介護保険状況を分析する上では,事業所・施 設数などの供給側のデータも有用であろう。た だし,①施設については市町を越えた利用が可 能である,②例えば訪問介護においては,事業

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は,クラスター分析を採用する。  クラスター分析とは,複数の変数を用いて, 類似した傾向を持つ対象を分類するための多変 量解析の手法である。ここでは,階層的クラス ター分析を行った。階層的クラスター分析で は,クラスター間の距離による非類似行列を基 に,類似したサンプルを最終的にひとつのクラ スターになるまで段階的に統合してゆく。した がって,把握されうるクラスター数は任意であ る。また,統合過程がデンドログラムによって 図式化可能なため,クラスター間ならびにクラ スター内の近接関係等についても把握可能であ る。クラスタリングにあたっては,標準的な手 法であるWard法を用い,クラスター間の距離 は平方ユークリッド距離を採用した。また,こ こで採用した項目はスケールが異なるため,標 準化したz得点を利用した。 (2)分析結果  図表3は,クラスタリングの結果を示したデ ンドログラムである。ここでは,図表3の太線 部分でクラスターを取り出すこととし,8つの クラスターが得られた。デンドログラムの形 成過程からすると,各クラスターは,1と2,3 と4,5と6,7と8との間には共通性が見られ そうだが,それぞれの「近さ」には差があるた め,単純に4クラスターにまとめることは出来 ない。またその「近さ」はここで投入したすべ ての変数を総合した結果であるため,個々のク ラスター間の「近さ」が示す内容は異なると考 所数の偏在が大きく,それゆえ従業員数等の規 模も考慮する必要が大きいが,十分なデータが 得られなかった,③類型化と特徴を把握する上 では,供給要因を加えることで解釈がさらに難 しくなる,などの理由から,ここでは利用実績 データを中心に分析した。 えられる5)。それゆえ,このクラスター形成過 程だけからは,相互の関係性と具体的な意味内 容をつかむことが難しい。そこで次に,各クラ スターの所属市町データの状況(図表4)なら びに各変数のクラスター平均値(図表5,6) を踏まえて,クラスターの特徴について整理を 行う。 (3)クラスター別の特徴  以下,クラスター順にその特徴について整理 していく。 ① クラスター 1(明石市,宝塚市,西宮市,芦 屋市,伊丹市,播磨町,加古川市)  阪神地域の各市および東播磨の3市町からな る。高齢化率が比較的低く,後期高齢者割合も 低い。一人当たり介護費用が3番目に低いクラ スターである。認定率では重度および中度の認 定率が低くなっている。また,人数・費用共に 重度率が低く,逆に軽度率が高い。人数・費用 在宅率も高くなっており,在宅傾向が強いとい える。在宅サービスの利用率は,訪問介護中心 で,短期入所が低い点に特徴がある。施設介護 では,介護老人福祉施設が低く,介護老人保健 施設が高い。 ② クラスター 2(神戸市,姫路市,尼崎市,高 砂市)  大都市部と高砂市からなる。高齢化率・後期 高齢者割合が低い。また,一人当たり介護費用 額が最も低いグループである。だが,認定率は 前期・後期いずれも高く,また軽度・中度認定 率が最も高いクラスターである。費用構造では, 一人当たり施設介護費は平均以上であるが,軽 5) 例えば,クラスター 1と2,3と4がそれぞれ より近い組み合わせだと言っても,1と2の近 さと3と4の近さが同様な意味をもつとは言え ない。

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図表 3 クラスター分析結果(デンドログラム)

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図表 4  クラスター別・保険者別データ( z 得点) クラ ス ター No. 市町名 高齢 化率 後期高 齢者割 合 重度認 定率 中度認 定率 軽度認 定率 前期認 定率 後期認 定率 1 人あ たり費 用額 1 人あ たり在 宅費用 額 1 人あ たり施 設費用 額 一人当 たり重 度費用 一人当 たり中 度費用 一人当 たり軽 度費用 費用重 度率 費用中 度率 費用軽 度率 受給率 人数重 度率 人数中 度率 人数軽 度率 費用在 宅率 人数在 宅率 重度在 宅率 介護老 人福祉 施設利 用割合 地域密 着型介 護老人 福祉施 設利用 割合 介護老 人保健 施設利 用割合 介護療 養型医 療施設 利用割 合 訪問 介護 訪問 看護 通所 介護 通所 リハ 短期 入所 1 4  明石市 - 0.891 - 1.090 - 1.202 0.040 0.377 0.517 0.668 - 1.539 - 0.993 0.284 0.678 - 0.693 - 0.679 - 1.247 1.159 0.572 - 0.798 - 1.459 0.575 0.664 0.804 1.141 0.041 - 1.026 - 0.366 1.282 0.080 1.232 - 0.021 - 1.090 0.383 - 0.836 14  宝塚市 - 0.775 - 0.897 - 1.346 - 0.070 0.666 - 0.076 0.737 - 1.614 - 0.556 - 0.167 0.588 - 0.425 - 0.927 - 1.214 1.083 0.683 0.206 - 1.440 0.263 0.929 1.341 1.403 0.869 - 0.457 - 0.366 0.662 - 0.051 1.376 - 0.177 - 0.855 - 0.387 - 1.378 5  西宮市 - 1.310 - 0.785 - 1.058 - 0.730 - 0.009 - 0.224 - 0.061 - 0.509 0.401 0.126 0.735 0.661 - 0.748 - 0.806 0.741 0.391 0.562 - 0.915 - 0.051 0.787 1.080 0.950 1.176 - 0.896 - 0.366 0.939 0.309 1.792 0.807 - 0.995 - 0.880 - 1.170 7  芦屋市 - 0.473 - 0.368 - 0.770 0.480 1.149 0.220 1.153 - 1.239 0.769 - 0.198 0.438 0.554 - 0.325 - 1.297 0.985 1.214 1.020 - 1.346 - 0.228 1.295 2.460 1.990 1.795 - 0.622 - 0.366 1.218 - 0.499 2.062 - 0.049 - 1.463 - 0.960 - 1.268 8  伊丹市 - 1.217 - 1.347 - 1.490 - 1.720 0.763 0.072 0.078 - 1.037 - 0.792 0.160 - 0.054 1.584 0.772 - 1.362 0.670 2.295 0.434 - 1.204 - 0.991 1.865 0.395 0.691 0.961 - 0.901 - 0.366 0.978 0.268 0.680 - 0.156 0.326 - 0.908 - 0.350 33  播磨町 - 1.077 - 1.651 - 1.922 - 2.050 0.184 - 0.372 - 0.373 - 0.375 - 0.091 1.393 0.482 1.904 1.598 - 1.511 0.843 2.269 0.162 - 1.244 - 0.631 1.575 0.597 0.868 - 1.090 - 0.791 - 0.366 0.730 0.406 0.118 0.392 0.266 0.202 - 0.523 11  加古川市 - 1.124 - 1.250 - 0.770 - 1.280 1.342 0.517 1.049 - 1.007 - 0.701 1.089 0.603 0.454 - 0.476 - 0.301 - 0.107 1.225 - 0.390 - 0.728 - 0.996 1.485 0.622 1.023 0.584 - 0.974 - 0.366 0.623 0.845 0.386 0.651 0.171 - 0.402 - 0.728 2 1  神戸市 - 0.519 - 0.593 - 0.481 0.700 1.631 1.998 1.500 - 1.785 - 0.928 0.370 0.393 - 0.313 - 0.517 - 0.898 0.486 1.388 0.344 - 1.260 - 0.467 1.439 1.207 1.481 0.998 - 1.222 1.340 1.361 0.047 1.825 0.113 - 1.298 - 0.690 - 1.067 2  姫路市 - 0.845 - 0.769 - 0.770 1.030 1.149 1.702 1.708 - 1.367 - 0.148 0.140 0.041 - 0.611 - 1.077 - 1.135 1.213 0.077 - 0.907 - 1.187 0.686 0.344 1.559 1.524 1.075 - 0.365 1.598 0.208 0.093 0.631 - 0.223 - 0.281 - 0.474 - 0.472 3  尼崎市 - 0.542 - 1.122 0.527 0.700 1.631 3.332 2.576 - 1.240 0.323 0.710 - 0.416 - 1.235 - 0.785 0.260 - 0.366 0.231 - 0.990 - 0.169 - 0.294 0.401 2.057 1.902 2.250 - 0.879 0.759 0.930 0.126 2.166 0.770 - 1.217 - 0.806 - 1.620 16  高砂市 - 0.984 - 0.897 - 0.625 0.480 2.500 2.146 2.368 - 0.764 - 0.354 0.450 0.781 0.366 - 0.435 - 0.725 0.523 0.756 - 2.318 - 0.954 - 0.222 0.971 0.605 0.798 - 0.300 - 1.746 3.906 1.706 0.080 0.368 0.839 0.014 0.194 - 0.310 3 22  養父市 1.830 1.733 2.256 1.140 0.280 0.220 0.113 0.270 0.292 - 0.566 - 1.343 - 0.036 1.227 0.392 - 0.444 0.046 0.505 0.774 - 0.251 - 0.400 - 0.146 - 0.310 0.678 0.988 - 0.366 - 0.665 - 0.706 - 0.674 2.940 - 0.001 1.890 0.701 39  佐用町 1.667 1.493 1.536 0.150 - 0.396 - 0.520 - 0.755 0.740 - 0.889 - 1.091 - 0.157 - 0.558 0.971 1.565 - 1.718 0.023 - 0.121 1.309 - 0.938 - 0.217 - 1.948 - 1.939 - 1.672 0.921 - 0.366 - 0.382 - 0.961 - 0.897 2.107 - 0.519 - 0.570 - 0.299 27  宍粟市 0.551 0.947 1.103 1.030 - 1.264 - 0.076 - 0.685 0.919 1.592 - 1.180 - 0.763 - 0.540 0.772 0.540 - 0.200 - 1.093 0.535 0.899 0.739 - 1.392 0.282 - 0.409 1.059 0.669 - 0.366 0.164 - 1.253 - 0.738 - 0.188 0.779 0.469 0.730 31  多可町 0.760 0.739 1.103 1.140 - 0.782 0.072 - 0.096 1.155 1.562 - 1.964 - 1.437 0.325 2.221 0.039 0.193 - 0.660 0.641 0.878 0.675 - 1.318 - 0.273 - 1.147 - 0.698 1.163 - 0.366 - 0.406 - 1.326 - 1.620 - 1.443 0.285 0.605 0.861 13  西脇市 0.458 - 0.160 - 0.049 0.480 - 0.782 - 0.076 - 0.130 0.977 - 0.124 - 1.091 - 0.716 0.245 1.433 0.049 0.134 - 0.526 0.701 0.559 0.562 - 0.958 - 1.489 - 1.707 0.042 1.132 - 0.366 - 0.470 - 1.193 - 0.784 0.844 - 0.197 1.191 0.151 21  篠山市 0.714 1.011 - 0.193 - 1.060 0.087 - 1.261 - 1.275 0.249 - 0.208 - 0.719 - 0.495 0.629 1.234 0.086 - 0.352 0.724 0.024 0.258 - 0.595 0.326 - 0.672 - 0.712 - 0.845 - 0.181 - 0.366 1.044 - 0.996 - 0.925 1.044 0.175 1.366 1.259 41  新温泉町 1.597 1.412 0.383 - 0.070 - 0.878 - 1.113 - 1.587 0.174 - 0.795 - 1.366 - 2.464 - 0.036 - 0.036 - 0.006 0.373 - 1.027 - 0.968 0.888 0.494 - 1.163 - 1.329 - 1.339 0.110 0.381 - 0.366 0.618 - 1.367 - 1.212 - 0.598 0.056 0.477 0.604 4 25  朝来市 1.179 1.476 2.256 0.480 1.438 1.406 0.529 0.687 1.457 - 0.134 - 0.986 - 0.344 0.955 1.855 - 2.049 0.062 - 0.679 1.818 - 1.440 - 0.177 0.686 0.234 1.011 0.575 - 0.366 - 0.196 - 0.635 - 0.829 0.243 0.093 - 0.744 0.255 34  市川町 0.690 0.658 2.112 - 1.500 0.666 0.517 - 0.304 0.778 1.163 0.150 - 0.262 - 0.222 - 0.821 3.031 - 3.275 - 0.104 - 0.899 2.360 - 2.719 0.534 0.322 0.019 1.305 1.789 - 0.366 - 2.370 0.183 - 0.510 0.180 1.082 - 1.515 0.934 10  豊岡市 0.621 0.851 0.095 - 0.730 - 0.782 - 0.669 - 1.553 - 0.003 0.051 - 0.945 - 1.658 0.022 - 0.176 0.505 - 0.426 - 0.352 2.531 0.871 - 0.433 - 0.316 - 0.161 - 0.322 1.218 1.258 - 0.366 - 0.520 - 1.335 - 0.032 - 0.619 1.569 - 0.891 0.711 36  神河町 0.876 1.043 0.527 - 0.730 - 0.106 - 0.669 - 1.102 - 0.321 - 0.162 - 0.274 - 0.351 - 0.851 - 1.499 1.485 - 1.479 - 0.403 0.805 0.919 - 1.097 0.243 0.140 0.174 0.375 1.963 - 0.366 - 2.289 - 0.205 - 0.734 - 0.322 0.740 - 0.702 2.983 40  香美町 1.714 0.995 1.103 - 1.170 - 0.685 - 0.669 - 1.553 1.866 1.581 - 1.966 - 0.821 1.820 - 0.797 1.378 - 1.156 - 0.984 1.086 1.881 - 1.182 - 0.461 - 1.133 - 2.108 - 0.912 1.895 - 0.366 - 1.651 - 0.918 - 0.633 1.842 2.166 - 1.929 3.122 5 15  三木市 - 0.124 - 0.609 - 0.625 0.370 - 0.396 - 0.224 0.321 0.383 - 0.144 0.752 1.673 0.818 - 0.717 - 0.919 1.114 - 0.307 0.595 - 0.966 0.756 0.103 - 0.440 - 0.210 - 1.322 - 0.428 - 0.366 - 0.084 0.863 - 0.035 0.080 0.098 0.749 - 0.390 19  三田市 - 2.101 - 0.577 - 0.625 - 0.510 0.087 - 0.224 - 0.026 0.686 - 0.677 1.931 2.522 0.784 - 0.914 - 0.262 0.388 - 0.285 - 0.840 - 0.695 0.274 0.317 - 1.050 - 0.427 - 1.131 - 1.594 - 0.366 0.508 2.008 0.239 1.403 - 0.963 0.697 - 0.199 32  稲美町 - 0.728 - 1.090 - 0.770 - 0.840 - 0.492 - 0.076 - 0.338 1.754 1.246 0.823 1.287 2.503 1.360 - 0.596 0.516 0.380 0.996 - 0.265 - 0.043 0.253 - 0.565 - 0.776 - 0.205 - 1.115 - 0.366 0.438 1.314 - 0.222 0.651 - 0.125 1.513 - 0.010 20  加西市 0.062 0.610 0.527 0.810 - 0.009 0.813 - 0.234 0.811 0.122 1.048 0.184 - 0.063 0.798 0.082 0.095 - 0.516 0.264 0.222 0.634 - 0.750 - 0.582 - 0.385 - 0.289 0.049 - 0.366 - 1.095 1.386 - 0.921 - 1.041 - 0.682 1.538 0.644 28  加東市 - 0.635 0.434 0.095 0.920 0.087 - 0.372 0.182 0.333 0.813 - 0.581 0.250 0.442 0.819 - 0.373 0.320 0.246 0.381 - 0.251 0.217 0.008 0.329 - 0.006 - 0.399 0.626 - 0.366 - 0.786 0.044 - 1.127 - 1.065 1.285 0.497 - 0.033 24   南あわじ市 0.714 0.947 0.671 0.590 - 0.106 0.665 - 0.477 0.344 - 0.572 0.901 0.341 0.058 1.107 - 0.052 - 0.052 0.304 - 0.816 - 0.067 0.118 - 0.052 - 0.795 - 0.394 - 0.836 - 1.455 - 0.366 1.651 0.305 - 0.302 - 0.805 - 1.613 1.746 - 0.977 18  小野市 - 0.682 - 0.160 - 0.049 - 0.290 - 1.361 - 0.965 - 0.790 1.096 1.090 0.197 0.061 0.102 1.140 0.272 - 0.111 - 0.523 0.875 0.487 0.485 - 0.829 - 0.119 - 0.389 - 0.102 0.010 3.480 - 0.759 0.451 - 1.064 - 0.297 - 1.028 1.794 - 0.091 6 30  猪名川町 - 1.496 - 0.721 - 0.337 - 0.510 1.535 - 0.372 1.466 - 0.402 - 2.445 2.496 1.879 - 0.162 - 0.600 0.743 - 1.116 0.855 - 1.735 - 0.271 - 1.214 1.310 - 1.584 - 0.219 - 1.184 - 1.794 - 0.366 - 0.132 3.161 0.628 - 0.087 0.240 - 0.698 - 0.442 37  太子町 - 1.170 - 1.780 - 0.337 - 2.380 - 0.589 - 1.113 - 0.373 1.145 0.978 1.196 1.378 1.037 0.884 1.271 - 1.694 0.857 0.878 0.726 - 1.639 0.886 - 0.071 - 0.119 - 2.113 0.449 - 0.366 - 0.892 0.470 - 0.356 - 0.437 1.864 - 1.089 0.089 7 6  洲本市 0.690 - 0.144 - 0.481 - 0.400 - 0.299 - 0.669 - 0.304 - 1.073 - 0.878 - 1.254 - 1.017 - 0.511 - 0.804 - 0.228 0.212 0.104 0.483 - 0.229 - 0.129 0.302 0.063 0.148 0.098 1.133 - 0.366 - 0.241 - 1.490 0.602 - 1.438 - 1.125 0.314 0.125 26  淡路市 1.481 1.188 0.095 0.480 0.570 - 0.076 - 0.338 - 1.632 - 2.316 - 1.532 - 1.135 - 0.738 0.522 - 0.755 0.368 1.283 - 0.504 - 0.713 - 0.192 0.750 - 0.909 - 0.349 - 0.391 0.570 1.735 0.015 - 1.207 0.233 0.079 - 0.884 0.659 - 0.962 9  相生市 0.714 1.011 - 0.337 2.020 - 1.071 - 0.372 - 0.581 - 1.039 - 1.193 - 0.212 - 0.236 - 1.518 0.034 - 1.091 1.365 - 0.487 1.615 - 0.990 1.776 - 0.795 - 0.114 0.280 - 0.888 - 0.187 - 0.366 0.113 0.215 0.990 - 2.143 - 1.303 0.545 - 1.177 8 23  丹波市 0.667 1.059 - 0.770 0.590 - 1.168 - 0.965 - 1.657 0.675 - 0.686 0.104 0.258 0.362 - 0.622 - 0.930 1.425 - 1.149 0.834 - 0.512 1.570 - 0.997 - 1.413 - 1.159 - 0.958 0.296 - 0.366 - 1.355 1.318 - 1.539 - 0.358 1.381 - 0.675 0.457 35  福崎町 - 0.426 0.290 - 0.481 - 0.180 - 0.009 - 1.854 - 0.373 0.150 0.418 0.970 0.999 - 0.497 - 1.100 0.023 0.255 - 0.786 - 0.625 - 0.277 0.689 - 0.395 0.450 0.511 - 1.310 0.549 - 0.366 - 1.491 1.079 - 0.992 - 1.234 2.060 - 1.432 0.969 12  赤穂市 0.039 - 0.192 0.095 - 0.290 - 0.589 - 0.965 - 0.026 0.911 1.021 - 0.087 - 0.566 - 0.058 - 0.125 0.295 0.085 - 1.144 - 1.957 0.655 0.683 - 1.144 - 0.038 - 0.340 0.641 0.028 - 0.366 0.398 - 0.505 - 0.071 - 0.599 1.148 - 0.883 0.154 38  上郡町 0.597 - 0.047 1.391 1.030 - 0.975 0.220 0.113 0.966 - 0.067 - 0.481 - 0.869 - 0.433 - 1.211 1.033 - 0.555 - 1.610 - 0.029 1.304 0.320 - 1.343 - 1.270 - 1.351 - 0.205 0.245 - 0.366 - 0.043 - 0.291 - 0.066 - 1.252 0.213 0.585 - 0.237 29  たつの市 - 0.403 - 0.160 0.239 1.800 - 2.133 0.072 - 0.234 0.616 1.518 - 0.189 - 0.052 - 1.879 - 0.464 0.330 0.401 - 2.136 - 0.206 0.399 2.263 - 2.357 0.830 0.345 0.387 - 0.228 - 0.366 0.804 - 0.611 - 0.388 - 0.480 - 0.131 0.348 0.169 17  川西市 - 0.100 - 1.491 - 0.625 0.040 - 1.264 - 0.520 0.668 - 0.740 - 0.675 0.708 0.228 - 2.947 - 1.991 0.475 0.155 - 1.892 - 1.695 - 0.063 1.973 - 1.722 0.269 0.634 0.178 0.172 - 0.366 - 0.563 0.499 1.345 0.049 - 0.238 - 1.127 - 0.379

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図表 5 クラスター平均(実数) クラスター 1 2 3 4 5 6 7 8 高齢化率 19.4 20.5 28.3 28.0 21.5 17.9 27.8 23.9 後期高齢者割合 42.3 43.6 55.3 55.2 48.5 41.1 53.2 48.3 軽度認定率 5.4 6.5 4.2 4.8 4.4 5.2 4.4 3.7 中度認定率 7.4 8.7 8.4 7.4 8.2 6.8 8.7 8.5 重度認定率 3.1 3.7 4.5 4.8 3.9 3.7 3.8 3.9 前期高齢者認定率 4.1 5.6 3.8 4.0 4.0 3.6 3.8 3.6 後期高齢者認定率 30.3 34.9 27.2 26.7 28.4 30.6 27.8 28.3 1 人あたり費用額 133929.2 132182.1 146057.1 145776.8 147005.3 144123.1 132473.5 144541.7 1 人あたり在宅費用額 95763.5 95786.8 98658.6 102323.1 99040.2 93061.7 88709.3 98960.1 1 人あたり施設費用額 274957.7 275283.5 260208.2 265102.2 278252.2 289110.3 261563.6 272894.0 1 人あたり重度費用額 254868.1 251353.2 236475.1 239299.9 259696.7 268316.9 239532.9 248980.7 1 人あたり中度費用額 140526.5 132814.3 136217.6 136826.2 141178.6 139476.5 129249.6 129351.5 1 人あたり軽度費用額 34819.1 32684.7 39254.4 33535.8 37074.7 35735.8 34925.9 31908.2 費用在宅率 56.3 57.8 47.8 51.4 49.3 47.6 50.0 50.6 費用重度率 39.6 41.7 46.1 51.7 43.3 48.9 41.4 45.3 費用中度率 52.9 51.7 48.7 43.1 51.2 44.2 52.5 51.0 費用軽度率 7.5 6.6 5.2 5.2 5.6 6.9 6.1 3.6 人数重度率 20.8 22.0 28.5 31.5 24.6 26.3 22.9 26.4 人数中度率 50.5 51.5 52.2 45.9 53.3 45.7 53.9 57.2 人数軽度率 28.7 26.6 19.3 22.6 22.2 28.0 23.2 16.5 人数在宅率 78.7 79.7 70.7 73.1 73.2 74.0 74.7 73.8 重度在宅率 45.3 47.4 40.7 45.2 38.3 32.5 39.5 40.6 受給率 79.2 75.0 79.2 80.6 79.3 77.0 80.5 76.3 介護老人福祉施設利用割合 49.8 47.2 66.4 74.8 52.5 51.3 64.0 60.5 地域密着型介護老人福祉施設利用割合 0.0 2.2 0.0 0.0 0.5 0.0 0.7 0.0 介護老人保健施設利用割合 38.3 39.5 30.4 18.5 30.3 26.1 30.1 27.3 介護療養型医療施設利用割合 11.9 11.2 3.2 6.8 16.6 22.6 5.1 12.2 訪問介護利用率 48.6 50.3 25.5 30.3 31.0 38.0 43.2 33.3 訪問看護利用率 11.9 12.5 13.5 12.1 10.6 10.2 7.0 8.8 通所介護利用率 41.0 39.5 46.3 55.5 41.8 54.8 35.9 52.1 通所リハ利用率 13.5 13.3 22.8 7.9 26.2 9.9 20.7 12.7 短期入所利用率 9.3 9.4 14.7 18.5 12.1 12.0 10.2 13.3

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図表 6 クラスター平均(z 得点) クラスター 1 2 3 4 5 6 7 8 高齢化率 -0.981 - 0.723 1.082 1.016 - 0.499 - 1.333 0.962 0.062 後期高齢者割合 -1.056 - 0.845 1.025 1.005 - 0.063 - 1.250 0.685 - 0.090 軽度認定率 0.639 1.728 - 0.533 0.106 - 0.313 0.473 - 0.267 - 1.023 中度認定率 -0.761 0.728 0.402 - 0.730 0.150 - 1.445 0.700 0.499 重度認定率 -1.222 - 0.337 0.877 1.219 - 0.111 - 0.337 - 0.241 - 0.025 前期高齢者認定率 0.093 2.295 - 0.393 - 0.017 - 0.055 - 0.743 - 0.372 - 0.669 後期高齢者認定率 0.464 2.038 - 0.631 - 0.796 - 0.195 0.546 - 0.408 - 0.252 人数重度率 -1.191 - 0.892 0.795 1.570 - 0.219 0.228 - 0.644 0.251 1 人あたり費用額 -1.046 - 1.289 0.641 0.602 0.772 0.372 - 1.248 0.430 1 人あたり在宅費用額 -0.281 - 0.277 0.204 0.818 0.268 - 0.733 - 1.462 0.255 1 人あたり施設費用額 0.384 0.418 - 1.140 - 0.634 0.724 1.846 - 1.000 0.171 1 人あたり重度費用額 0.496 0.200 - 1.054 - 0.816 0.902 1.628 - 0.796 0.000 1 人あたり中度費用額 0.577 - 0.448 0.004 0.085 0.664 0.437 - 0.922 - 0.909 1 人あたり軽度費用額 -0.112 - 0.704 1.117 - 0.468 0.513 0.142 - 0.082 - 0.919 費用重度率 -1.106 - 0.625 0.381 1.651 - 0.264 1.007 - 0.691 0.205 費用中度率 0.768 0.464 - 0.288 - 1.677 0.324 - 1.405 0.648 0.294 費用軽度率 1.235 0.613 - 0.359 - 0.356 - 0.100 0.856 0.300 - 1.453 費用在宅率 1.043 1.357 - 0.796 - 0.029 - 0.460 - 0.827 - 0.320 - 0.195 人数中度率 -0.294 - 0.074 0.098 - 1.374 0.349 - 1.427 0.485 1.250 人数軽度率 1.229 0.789 - 0.732 - 0.036 - 0.136 1.098 0.086 - 1.326 人数在宅率 1.153 1.426 - 1.080 - 0.401 - 0.369 - 0.169 0.026 - 0.227 重度在宅率 0.619 1.006 - 0.190 0.599 - 0.612 - 1.648 - 0.394 - 0.211 受給率 0.171 - 0.968 0.188 0.569 0.208 - 0.428 0.531 - 0.613 介護老人福祉施設利用割合 -0.810 - 1.053 0.725 1.496 - 0.558 - 0.673 0.505 0.177 地域密着型介護老人福祉施設利用割合 -0.366 1.901 - 0.366 - 0.366 0.183 - 0.366 0.334 - 0.366 介護老人保健施設利用割合 0.919 1.051 - 0.014 - 1.405 - 0.018 - 0.512 - 0.038 - 0.375 介護療養型医療施設利用割合 0.194 0.086 - 1.115 - 0.582 0.910 1.816 - 0.828 0.248 訪問介護利用率 1.092 1.247 - 0.979 - 0.548 - 0.490 0.136 0.609 - 0.285 訪問看護利用率 0.207 0.375 0.672 0.265 - 0.153 - 0.262 - 1.167 - 0.646 通所介護利用率 -0.520 - 0.696 0.083 1.130 - 0.432 1.052 - 1.104 0.739 通所リハ利用率 -0.422 - 0.444 0.775 - 1.156 1.219 - 0.893 0.506 - 0.531 短期入所利用率 -0.893 - 0.867 0.572 1.601 - 0.151 - 0.176 - 0.671 0.189

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度率が人数・費用共に高く,また人数・費用在 宅率も共に高い。さらい,重度在宅率も高く, 在宅傾向が強いといえる。在宅サービスでは訪 問介護の利用率が高く,短期入所が比較的低く なっている。施設介護では介護老人福祉施設が 低く,介護老人保健施設が高い。特に,地域密 着型介護老人福祉施設の利用割合が高いのはこ のクラスターのみである。 ③ クラスター 3(養父市,佐用町,宍粟市,多 可町,西脇市,篠山市,新温泉町)  県西部および東部の中山間地域の市町ならび に新温泉町から成る。高齢化率・後期高齢者割 合が最も高いクラスターである。一人当たり費 用は平均以上であるが,一人当たり施設費用額 は最も低い。認定率は,軽度が平均以下である が,重度認定率は比較的高い。ただし,一人当 たり重度費用は最も低くなっており,逆に,一 人当たり軽度費用は最も高い。また,人数在宅 率が最も低く,費用在宅率も比較的低いなど, 在宅傾向は弱い。在宅サービスでは,訪問介護 が最も低いクラスターである。通所介護,短期 入所も平均以上である。施設介護では,介護療 養型医療施設割合が最も低いクラスターであ る。 ④ クラスター 4(朝来市,市川町,豊岡市,神 河町,香美町)  県中央の中山間地域と日本海側の市町からな る。高齢化率と後期高齢者割合がともに高い。 一人当たり介護費用は平均を上回り,とりわけ 一人当たり在宅介護費用が最も高いクラスター である。また認定率における重度認定率も最も 高い。人数・費用ともに重度の比重が高く,逆 に中度が低い。ただし,一人当たり費用では重 度は低くなっている。重度在宅率は平均以上で あるが,費用・人数とも在宅率は高くはない。 在宅サービスでは,通所介護・短期入所が最も 高いクラスターであるが,通所リハは低くなっ ている。施設介護では介護老人福祉施設の割合 が最も高く,介護老人保健施設の割合が最も低 くなっている。 ⑤ クラスター 5(三木市,三田市,稲美町,加 西市,加東市,南あわじ市,小野市)  阪神・東播磨沿岸部に囲まれた内陸部および 南あわじ市からなる。一人当たり費用額が最も 高いクラスターであり,一人当たり重度費用, 中度費用も高くなっている。人数・費用ともに 在宅率も低い。在宅サービスでは通所リハの利 用率が最も高くなっている点に特徴である。施 設介護では,介護療養型医療施設の割合が比較 的高い。 ⑥クラスター 6(猪名川町,太子町)  大都市部に隣接する2町からなる。高齢化率, 後期高齢者割合ともに最も低い。また,一人当 たり施設費用および重度費用が最も高いクラス ターである。認定率では,中度が最も低いクラ スターであるとともに,重度も平均以下である が,軽度は平均を上回る。また前期認定率が低 い。人数では軽度が高くまた中度割合が最も低 くなっている。費用でも中度率は低く,全体に 占める中度の位置づけが低い点がひとつの特徴 となっている。人数・費用とも在宅率が低く, また重度在宅率も基も低いなど,在宅傾向は弱 い。在宅サービスでは,通所介護が高く,訪問 看護,通所リハは低くなっている。施設介護で は,介護療養型医療施設の割合が高い。 ⑦クラスター 7(洲本市,淡路市,相生市)  淡路の2市および相生市からなる。高齢化率 が高く,後期高齢者割合も比較的高いが,2番 目に一人当たり介護費が低いクラスターであ り,しかも一人当たり在宅介護費用,一人当 たり施設介護費用共に平均を大きく下回ってい る。認定率は前期後期ともに平均を下回る。費

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用では一人当たり中度・重度費用が低く,した がって,費用重度率は低いが,費用中度率は高 い。人数重度率も低い。在宅サービスでは,訪 問介護と通所リハが多く,通所介護が低くなっ ている。 ⑧ クラスター 8(丹波市,福崎町,赤穂市,上 郡町)  西播磨の瀬戸内側市町および福崎町・丹波市 からなる。一人当たり費用は平均以上である。 認定率では軽度の認定率が最も低いクラスター である。一人当たり軽度費用は低く,また人数 軽度率も低いため,費用構造において軽度割合 が最も低いクラスターである。在宅サービス利 用では,通所介護利用率が比較的高いが,それ 以外では若干の高低はあるものの平均から大き く乖離はしていない。 4 . 介護保険類型からみた介護保険の現状 と課題  以上の分析の結果について,クラスター間の 比較も踏まえながら,介護保険の現状と課題に ついて若干の検討を加える。  第一に,保険者別の介護保険の多様性が確認 できる。介護保険の展開には各保険者の地域に おける高齢化率や健康度,介護サービス提供者 の偏在など,さまざまな要因が影響していると 考えられるが,ここで利用した介護保険の利用 実績データからみても多様な状況が改めて確認 される。ここでは同一県内という限定されたサ ンプルではあるが,例えば要介護認定,一人当 たり費用,在宅介護率など,それぞれにおいて 多様な展開をみせていることがわかる。そうし た多様性から8つのクラスターをここでは抽出 したが,クラスター内でも各変数の状況が完全 に一致しているわけではなく,場合によっては 大きな違いが見られる。したがって,類型別の 検討にあたっても,クラスター内のサンプル間 の差に十分注意を払う必要がある。  第二に,クラスター分析の結果,その多様な 対象の非類似度からいくつかの類型に分類され たが,その類型は地理的分布からみても比較的 まとまりのある単位で展開していることがわか る。図表7は,クラスター分析結果を地図上に 記述したものである。デンドログラムにおける クラスター形成過程からわかるように,クラス ター1と2,3と4,5と6,7と8は,比較的近 い構造を持ったクラスターであるため,その点 を踏まえてそれぞれ順に青系,黄系,桃系,緑 系に色づけしてある。これをみると,1と2,3 と4,5と6,7と8のそれぞれのグループはか なりまとまりのある地理的な展開をみせている ことがわかる。また,個別のクラスターでもそ のような地理的連続性が比較的はっきり確認さ れるクラスターもある。このように,地理的要 因が介護保険に影響している可能性が指摘でき る。  次に,クラスター別の特徴を一人当たり介護 費用の水準との関連づけてみると,いくつかの 共通点と相違点が明らかとなる。まず,一人当 たり費用が低いクラスター(1,7,2)では, 人数重度率が低い点と訪問介護利用率が高い点 で完全に傾向が一致している。これらの点が一 人当たり費用の低さにつながりうるだろうこと は想像に難くない。ただし,それ以外の費用の 低さにつながっていると思われる要因には,ク ラスター間で違いがみられる。クラスター1と 2は,短期入所利用率が低い点,さらには介護 老人福祉施設割合の低さなどのサービス利用構 造や,人数・費用構造における軽度中心といっ た点で類似しており,また人数在宅率,費用在 宅率の高さなど,在宅志向の強さが共通した特

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図表 7 クラスターの分布 徴となっており,これらが一人当たり費用の低 さにつながるひとつの要因となっていると考え られる。が,他方,クラスター7は,1と2に 比べると在宅志向が明確に強いわけではなく, とりわけ重度ではむしろ施設志向がみられると もいえる。クラスター7においては,一人当た り施設費用や一人当たり中度費用の低さ,通所 介護利用率の低さなどといったクラスター特性 の組み合わせにより費用が比較的低く抑えられ ている可能性が考えられる。  また,一人当たり費用が高いクラスター(4, 3,5)では,全サンプルにおいて傾向が完全 に一致した変数はないが,訪問介護利用率の低 さ,介護老人福祉施設利用率の高さなど,サー ビス利用構造における特徴は比較的類似してい ることがわかる。これらは高費用につながる要 因と見なせそうであるが,それ以外の高費用に つながっていると思われる要因にはやはりクラ スター間で違いが見られる。例えば,先の低費 用のクラスターに共通していた人数重度率をみ ると,高いケース(4と3)と低いケース(5) が含まれている。人数重度率が低いクラスター

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5では,他のクラスターよりも施設志向が強く 見られるとともに,人数中度率も比較的高い点 が特徴となっている。  このように,高費用のクラスターと低費用の クラスターの間には,それぞれの高費用・低費 用につながる共通要因も見られるものの,か ならずしもそれにとどまらない多様な要因の パターンが観察されるといえる。したがって, 介護保険の費用状況の分析や評価については, 個々の保険者をサンプルにした一般的な規定要 因の分析を参考にしつつも,保険者における個 別の費用構造ならびに各要因の相対的な水準等 を十分考慮しなければならないといえるだろ う。  ところで,一人当たり介護費用水準は,介護 財政の観点から見れば,ひとつの望ましさの基 準になりうるが,しかし,サービス提供水準や 認定率などの別の観点からの評価も合わせて総 合的に判断することがやはり必要である。ここ でのクラスター分析結果においてそうした別の 視点も踏まえると,必ずしも費用が低いクラス ターを望ましいモデルと単純に結論づけること は出来ない。たとえば,クラスター1と2は, 一人当たり費用が低く,また在宅志向が強い点 などからは比較的望ましい類型と捉えられる が,認定率,特に軽度認定率が高く,介護予防 などの点で十分な水準にあるかが問題となるだ ろう。また,在宅志向についても,地域住民の 介護志向に基づくのではなく,介護施設の供給 水準の低さなどによってもたらされている可能 性がある6)。仮にそうだとすると,施設介護に ニーズが十分には満たされずに,質的な供給水 6) 例えば,一人当たりの介護老人福祉施設床数 でみると,クラスター1,2はクラスター平均 でそれぞれ-0.8998,―0.9376とかなり低く なっている。 準の点で問題となるだろう。  一人当たり介護費用が高い場合でも,例え ば,後期高齢者認定率が比較的低かったり,軽 度認定率も低いなど,介護予防の観点からみれ ばむしろ比較的望ましい状況にある可能性があ るかもしれない7)。また,特にクラスター3と 4では,重度費用率の高さや介護老人福祉施設 割合の高さは,見方を変えれば重度における施 設ニーズがうまく満たされ,必要な介護の重点 的な提供が出来ているという可能性も考えられ る。  既に指摘したように,介護保険の持続可能性 を高めるためには,財政の安定化は確かに重要 な課題であるが,他方で,住民の求める介護 ニーズを適切に満たし,負担と供給の水準を含 めて,介護保険に対する住民の信頼と満足度を 高める必要もある。そのためには,各保険者は 自らの介護保険特徴を把握した上で,負担水準 とサービス水準にあわせて検討する必要がある だろう。 5 .むすびにかえて  最後に,以上の議論を踏まえて,今後の課題 と方向性について若干の点を指摘したい。  ひとつは,こうした類型化により,各保険者 の相対的な位置づけを確認することで,保険者 並びに地域住民における介護保険への自己理解 7) クラスター 3は,軽度認定率が低い代わりに 中度認定率が高くなっており,要支援レベルの 認定者について高めの認定が出ている可能性が 考えられる。そこで要介護度別のデータをみて みると,要介護1はむしろ同様に低い傾向を示 しており,したがってやはりクラスター3の軽 度認定率は低いと言えるだろう。なお,クラス ター3は,要介護2の認定率が高い。

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をすすめることである。ここでの分析結果から は,介護保険が各地域の社会経済状況や地理的 状況などといった地域の特性により影響を受け る可能性が明らかとなった。その意味で,各地 域が自己の地域特性を踏まえた独自のあり方を 模索する必要性は大きく,それがひいては介護 保険の持続可能性を高めることにつながりうる と考えられる。その意味で,今後ますます,市 町保険者がいかにイニシアティブを発揮するか が重要になってくるといってよい。そのために は,介護保険においても一層の地方分権をすす め,保険者機能を強化することがやはり重要な 方向性となるといえるだろう。  ただし,現状においても市町村が独自のイニ シアティブを発揮する余地はある。とりわけ, 介護は,介護保険事業者のみならず,地域によっ ても提供可能な部分も場合によっては比較的大 きくあるし,また,介護予防においても,地域 支援事業に加えて,それ以外に市町村独自にさ まざまに展開する余地が十分ある。当面は,そ うした介護保険を補完するシステムの構築を進 めることで,いわば地域の介護力を高めること が,ひとつの重要な方向性となるだろう。  第二に,地方分権および負担と給付のバラン スという観点からすれば,介護保険のあり方に ついて地域住民の意向が十分に反映される必要 がある。そのためには,負担と給付の関係を把 握し,地域の介護保険の位置づけを明らかにす るとともに,その前提として,介護保険制度の あり方への住民参加の促進が必要となる。その ためには,まずは,住民が自己の地域の介護保 険のあり方について考える機会が提供されるこ とと,介護保険制度の運営に住民の意見を反映 させる何らかの仕組みが求められるだろう。  第三に,こうした保険者別データ分析から, 個々の保険者における重点課題の抽出ととも に,とりわけ都道府県による支援の必要性も明 らかになる。特に,地域間の要介護認定水準 の格差や施設介護の供給水準などの偏在は,都 道府県レベルの取り組みと支援の必要性を示し ているだろう。介護保険においては,制度の設 計については国が,保険の運営については市町 村が担っているが,その中間に位置する都道府 県の役割が見えづらい構造になっているといえ る。が,広域的な観点から持続可能な制度構築 へむけて果たすべき役割は依然として大きいと いってよい。例えば,保険者の自律を促す意味 で,都道府県内保険者の状況と改善に向けた取 り組みについて,情報提供と支援を積極的に行 うことや,持続可能な介護保険に向けた保険者 間の連携の機会をつくることなど,都道府県に は積極的な役割が期待される。  以上のような課題に取り組む上で,ここで試 みたクラスター分析による介護保険の類型化 は,一定の判断基準として役立てることが可能 である。ただし,クラスター分析は探索的な手 法であって,抽出されるクラスターの内容は, 選択した説明変数,観測距離の設定,クラスタ リング方法により異なると共に,クラスター 数の決定についても恣意的なものであって,こ こで試みた以外にさらに多様な類型化が可能で ある。したがって,ここで提示した類型化が 決定的なものではない。たとえば,ここでは利 用データを介護保険利用実績データに集中した が,介護保険の特徴を記述するために重要な事 業所データや,医療関連のデータ,介護予防関 連のデータなど,データ上の制約から取り入れ られなかった。今後は,さらにそうしたデータ も含めた総合的な分析を進める必要がある。  また,本研究では,地理的な要因の影響可能 性について指摘したが,その要因についての具 体的な分析をさらに進めなければならない。例

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えば,ここでは取り入れられなかった家族形態 や就業構造などの社会経済的要因や,交通網や 立地などの要因の影響について分析すること は,重要な課題として残されている。 参考文献 ㈶みずほ情報総研(厚生労働省委託)(2007)『保健医 療をめぐる現状とその要因の地域間格差に関する 統計的分析』みずほ情報総研株式会社 清水谷諭,稲倉典子(2006)「公的介護保険制度の運 用と保険者財政:市町村レベルデータによる検証」 『会計検査研究』第34号 油井雄二(2006)「保険者データによる介護保険の分 析:青森県のケース」『フィナンシャル・レビュー』 80号,財務省財務総合政策研究所 ㈶ひょうご震災記念21世紀研究機構長寿社会政策研 究所(2008)『人口減少社会における世代間分担 のあり方,高齢社会の将来展望』 兵庫県高齢社会課(2008)「介護保険給付実績の分析」 田近栄治,油井雄二,菊池潤(2005)「介護保険制度 の持続可能性―国と県レベルの分析―」,国立社 会保障・人口問題研究所編『社会保障制度改革― 日本と諸外国の選択』東京大学出版会

図表 1 介護保険給付額および受給者数の推移 2000 年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 (うち予防給付) 2007年度 (うち予防給付) 2008年度 (うち予防給付) 介護費 (億円) 総額 前年比(%) (指数) 39,535-- 45,65215.5115.5 51,91813.7131.3 56,7959.4143.7 61,7828.8156.3 63,8873.4161.6 64,345(1778)0.7162.8 67,594(3409
図表 2 利用データ一覧および兵庫県平均値 項目 データ 兵庫県 基本 高齢化率 :65歳以上人口/総人口 21.6 後期高齢者割合 :75歳以上人口/ 65歳以上人口 45.6 認定率 軽度認定率 :要支援 1 , 2 認定者数/ 65 歳以上人口 5.5中度認定率:要介護1,2,3認定者数/65歳以上人口8.3 重度認定率 :要介護4,5 認定者数/ 65 歳以上人口 3.6 前期高齢者認定率 :65 ~ 74 歳要介護認定者数/ 65 ~ 74歳人口 2.6 後期高齢者認定率 : 75 歳以上要介護認
図表 5 クラスター平均(実数) クラスター 1 2 3 4 5 6 7 8 高齢化率 19.4 20.5 28.3 28.0 21.5 17.9 27.8 23.9 後期高齢者割合 42.3 43.6 55.3 55.2 48.5 41.1 53.2 48.3 軽度認定率 5.4 6.5 4.2 4.8 4.4 5.2 4.4 3.7 中度認定率 7.4 8.7 8.4 7.4 8.2 6.8 8.7 8.5 重度認定率 3.1 3.7 4.5 4.8 3.9 3.7 3.8 3.9 前期高齢者認定率 4
図表 6 クラスター平均(z得点) クラスター 1 2 3 4 5 6 7 8 高齢化率 -0.981 -0.723 1.082 1.016 - 0.499 - 1.333 0.962 0.062 後期高齢者割合 -1.056 -0.845 1.025 1.005 - 0.063 - 1.250 0.685 -0.090 軽度認定率 0.639 1.728 -0.533 0.106 - 0.313 0.473 -0.267 -1.023 中度認定率 -0.761 0.728 0.402 - 0.730 0.
+2

参照

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