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ポリマー化オピオイドによる脊髄鎮痛法の開発

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Academic year: 2021

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Title ポリマー化オピオイドによる脊髄鎮痛法の開発( はしがき ) Author(s) 土肥, 修司 Report No. 平成12年度-平成14年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(B)(1) 課題番号12557129) 研究成果報告書 Issue Date 2002 Type 研究報告書 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/580 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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はしがき

モルヒネに代表されるオピオイドの硬膜外投与は、数日間におよぶ手術後 痛の治療法として世界的なスタンダードとなっている。この鏡痛法は麻酔時 に硬膜外腔のカテーテルを挿入・留置して、終了時にモルヒネ溶液をそのカ テーテルを介して注入ポンプなどを用いて硬膜外腔にほぼ定量的に投与して、 脊髄レベルでの鎮痛効果を得るものである。 このモルヒネという古い薬の新しい投与法-オピオイドを脊髄クモ膜下腔 や硬膜外腔に投与して強力な脊髄鎮痛を得るという方法は、1979年アメリ カで始まって以来世界中で使用され、わが国でも熱狂的な支持を得て、未だ 保健適応されていないが、広く臨床使用され、手術患者のQOLの向上に大 きく貢献してきた。しかしながら、この鎮痛法はオピオイドをカテーテルを 介して脊髄周辺に投与するため、血液によるカテーテルの閉塞、屈曲(キン ク)、位置の移動などによってしばしば鏡痛効果が得られないこと、オピオ イドを中枢神経周辺へ投与するために呼吸抑制、循環抑制などの合併症があ ること、更にカテーテルの生体内留置、患者は麻酔手術のストレスのため易

感染性状態にあり感染症が避けられないなど問題も多い。最近のDDS(drug

de[iverysystem)の進歩はマイクロカプセル型注射薬によって3ケ月に渡って 持続的薬効を得ることの可能な薬放出機構が開発され、すでに7年間の臨床 実績がある。 本研究は、このカテーテルを介して持続的に投与するという煩わしさと感 染症の発症を回避するため、ポリマー化したオピオイド(モルヒネ、オキシ コドンなど)麻酔開始時に1回注射するだけで、3∼4日間の手術後の痛み に対処することを目的として、その実現性と安全性を検討し、臨床導入への 道を開くことにある。

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