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UHF-TV送信用コーナレフレクタ・アンテナの特性

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UHF_TV送信用コーナレフレクタ・アンテナの特性

Some

Characteristics

ofCorner-re凸ector

Antenna

for UHF-TV

御子柴

一* K6ichiMikoshiba

雄*

Akio Sud∂

Broadcasting

勲*

Isao Kond()

夫*

Yoshio Adachi

=_ナレフレクタ.7ソテナはパラボラアンテナとともに反射板を恥、たビーム・アンテナ(BeamAntenna) としてよく知られUHF帯の通信,テレメータおよびテレビ受信用などへの利用面も多岐にわたっている0 最近,このアンテナをUHトTV送信用に使用する傾向がおる。この場合には,指向性の安定性,F-B比な どのよいもの,構造脚こ堅ろうなものが要求される口このため有限反射板の指向性への影響のほかに,反射板 の補強材による指向性の悪化が問題となる。 ここでは補強札取付ポールの指向性への影響につき実験的に検討を行なった結果を ̄†二として報告する〔)

1.緒

言 コーナレフレクタ・アンテナは構造が簡単で利得の高いことから 各方面に用いられている。 利得,指向性についてはJ.D.Kraus氏(1)を始め多くの人々によ り検討されてきた。実際に使用するものは反射板ほ有限長であり, この場合の指向胤利得に及ぼす影響については比Ⅴ・Cottony氏, A.C.Wilson氏(2)による膨大な実験が報告されている。この面の理 論的研究は反射板の端の回折とイメージによる寄与を加えて求める 方法でY.Ohba氏(8)が発表している。 筆者らはダイポール素子の延長の反射板の補強材が指向性に大き な影響を与える場合のあることを示し,これを防ぐ補強材の配置に っいて実験的に検討を行なっている。これについてはHtV・Cottony 氏,A.C.Wilson氏も実験を行なっているが,反射板の幅が2スの場 合で,これ以下での実験は行なっていない。さらに側面反射板の長 さによる効果についても実験を行なっていると同時に,実際にアン テナを取り付ける場合のポールの影響についても検討している。最 後に側面の影響を小さくしたUtiF-TV送信用としての鮒度コー ナレフレクタ・アンテナ特性の一例を示すことにする。このアンテ ナ系はNHK倉本テレビジョン中継所(長野県西筑摩郡上松町)に建 設されたものである。

2.コーナレフレクタ・アンテナの指向性

コーナレフレクタ・アンテナの指向性,利得についてはよく知ら 0.25入 / /\\ 0.6Å 補強材①④⑨素「-の/J川し=0・4人 (㊥l上ほほケトポー-′しノ欄【如二■くる) 図1 実験に用いた90度コーナレフレクタ・ アンテナ 日立電線株式会社日高工場 才tているのでここでは省略し,反射板補強材の指向性におよぼす影 響につき述べる。 図1に示すコーナレフレクタ・アンテナの補強材は,ダイポール のふく射成分のないところなので,従来指向性には影響を与えない ように思われているが,これが思いのほか,メーンローブを鋭くし, またバックローブを悪化させていることがわかった。これの影響を 少なくするのを目的として,反射板幅Lの長さ,補強材の配置など を変えて水平偏波用としての水平指向性を測定した。測定は周波数 750Mcで主として行なっている。 (1)反射板補強材のない場合 初めに,補強材のない場合について,反射板幅Lを1スから2ス まで変えて水平指向性の変化を測定した。この結果を図2に示 す。図2(b)ほ反射板幅Lと半値角の関係を示し,2スまでは一様 に半値角が小さくなっている(2)。この範閃では垂直指向性はほと んど変化のないことと,水平指向性のサイド・ロープ・レベルは あまり差異が認められないことから,反射板Lの増大とともに, 利得も増大しているといえる。 (2)反射板補強材のある場合 図1に示した構造で反射板幅Lを1スから2スまで変えたときの 水平指向性を図3に示す。特にL=1スではメーン・ロープが鋭く なり,サブ・ロープが悪化していることがわかる。補強材①,④, ④のうちどの部材が指向性に影響があるかを確かめるために,補 強材①,③,①③および補強材なしの場合について指向性の測定 結果から半値角とサブ・ローブ・レベルの最大値に注目して反射

(掛)屯耳撃斗 瓦7:≡芸≠酷増 20 30 40 / (a) /L=1.0入 Ⅰ一=1.5人 /Ⅰ一=1.75人 L.=1.25人

、、、/

/ ヽ / f二750Mぐ

18n 15n 120 90 60 30 0 30 150 90 120 150 180 回 転 角・(檻) 岡2 アンテナ反射板幅エと水平指向性

(2)

UHF-TV送信用

コ ーナ レ フ レク タ・ア

ンテナの特性

1317 2 ∩) 叶ハ /  ̄ト l .′ 2 3 5入 一補強材 素子の ・1ハ 亡U nⅥ

「、

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(慧⊥ 些女空酷紳 0 ∧U 2 3 40 、人 -∧ 5 、人 5 1八 クー 5 7 180 150 120 55 態ポ

45 聖 子ト 40 35 (田勺)ム\てユ≠1払≠車 0 2 90 60 30 0 30 60 90 回 転 角(度) 図3 補強材と水平指向性(国の補強材①②③の場合1 -・-+■- --く)---・朝一ーー ーー+トーー ーー・・(:トーー 心ノ/ ■t:トー・・一● 反射板補強欄 反射板補強材なし 反射板補強材① 反射板補強材㊥ 反射榊雨後榔享)争

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1.0 l.2 ′一一一一 ̄■×--1.4 1.6 r一.′人 「a)姉別ト11川叫二′・岡†一石

′′-.〆砕く二\、

ヾゝ l.8 2.n _一▲ 1.2 1.4 1.6 L/Å 1.8 2.0 120 150 180 (b)補強材とサブロープレベルの関係 図4 水平指向性と補強材の配置 板幅との関係を求めれば図4が得られる。図4(a)から補強材 ①,③のみの場合は補強材なしの場合と一致していることから, 補強材②が半値角に与える影響ほ一番大きい。①,③同時に用い

る場合も影響が大きくなる。図4(b)からサブ・ロープを大きく

しているのは補強材⑨であることがわかる。補強材②はダイポー ルの側面にもかかわらず,偏波面と平行な部分が大きいためと端 面の効果がきいているためと推定される。 50 ( 45 亜ぢ 卓こ i⊆ユ

宗40

サブロー丁 ダイポー/Lの付置 6 仇 、∧ 0・4 / 2 仇 q34人 ≠1.75入一一--一一+ 図5 水平指向性とプレート (田勺) ミてユ≠-nヽナ U 5 (U ′】 2 3 一 一

丁-1-十鵬

図6 送信用90度コーナレフレクタ・アンテナ単体指向性 (3)補強材がプレートの場合 補強材を1枚のプレートにした場合については反射板幅を 1.75スとしプレートの幅を0から0.8ユまで変えたときの水平指向 性から半値角とサブ・ロープの最大値との関係を求めたのが図5

である。半値角はプレートの幅0.5ユまでは一様に増加し,0.6スで

ピークとなり約50度となる。このプレートはサブ・ローブには

(3)

ー49-1318 耶和41年11月 日 立 評

第48巻 第11号 図7 送信用90度コーナレフレクタ・アンテナの 90度配置合成水平指向性 14 13 12 1 0 1 1 (血石し 変 貢 2アイポー1ル単体 =-・■・■-■・・■・・・一一一--■--●---・---・・一一 ̄ ̄■ ̄ 1タイポ【′レ単体 730 735 740 745 岡妓数(Mc) 図8 90度コーナレフレクタ・アソテナの周波数利得特性 それほど影響していない。反射板の大きさにより,このプレート の効果も変わってくる。たとえば,反射板が2ス以上大きく,プ レート幅も1ス以上になるとサブ・ロープが急激に増大し一3dB 程度まで成長することが文献(2)に報告されている。 (4)結果に対する考察 反射板の影響は,反射板の端による匡折と透過波の二つの成分 によって決定される。コーナレフレクタ・アンテナではY.Ohヒa 氏がこの計算を行なって実験とよく合うことを示している(3)。し かし,ここで問題にしているようなダイポールの側面にある反射 板の影響は反射板が波長に比べて小さいときには,理論的には影 響がない。 だが実際には(3)までむと示したように波長に比べて′トさい金属 板でもメーン・ローブを変えるほどの影響があることがわかっ た。これは実際のコーナレフレクタ・アンテナの指向性がダイポ ールの側面で零にはならないでサイド・ローブを形成しているこ とによる。したがってサイド・ローブレベルの高いアンテナほど 側面の補強材による影響が強くなるものと推定される。このため この問題を理論的に取り扱うのは困難であり,種々の形について 実験的に進めた方がよいと思われる。

3.送信用コーナレフレクタ・アンテナの特性

ここではNHK倉本局に建設された送信用コーナレフレクタ・ア

ンテナの指向性,インピーダンス特性につき述べる。

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五 (a)1ダイポール単体アンテナ入力インピーダンス (b) 2ゲイポール単体アンテナ入力インピーダース 7

し一差二志至≡喜

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一義■絹 至賓  ̄雷雲 三 毒 ≡箋 警護-∫三-・ 三島土′義湧 遠言・きし福一毒物淫℃′-・′≡ノ…-2・ (c)7'ンテナ合成入力インピ【ダンス特性(カ ̄ス止二端末より) 図9 送信用90度コーナレフレクタ・7ソテナ 入力インピーダンス特性 (1)指 向 性 現在使用されているものはダイポールが一つのものと,ダイポ ールを二つ対にした二つの形式である。2ダイポールではダイポ ールの間隔により指向性が変わるが,サブ・ローブを極力小さく することを考えれば0.6∼0.8スの間隔程度が良く,この間では半

値角もほとんど変わらない。また合成することによりサブ・ロー

ブも低下し都合が良い。図るに垂直水平,指向性を示した。垂直 指向性は1,2ダイポールともほぼ同じである。90度配置の合成

(4)

UHトTV送信川コ

ーナ レフ レク タ・ア

ンテナの特性

1319 図10 1ダイホーー′レおよひ2ダイ.ポール送信什1 90度コーナレ、′レクタ・アンチーノー 図11NHK倉本局送信用 90度コーナレフレクタ・アンテナ全景 指向性の一例を図7に示したが,これは2.で検討した補強材①② ③のある場合と⑨のみの場合の相異を示している。補強材のた めに,ビームは細くなり,1ダイポールの利得が約1dB増加し ていることがわかる。 アンテナの取り付けポールは直径190mmの円管柱であるが, 単体および90度配置の合成においても指向性への影響はない。 (2)利 得.

90度コ一斗レフレクタ⊥アンテナの計算利得はダイポールと隅

との間隔が0・4スで10岬(ダ.イポール利得)である。これは反射 板が無限大のものであるから実際のものほこれより小さくなる。

利得の測定は置換法か求療法で行なわれるが,ここでは求積法で

求めたものをホす。 し1 図8に1,2ダイポールコーナレフレクタ・アンテナの利得を 示した。1ダイポールの場合で9.3∼9.5dB,2ダイポー′レの場合 でほダイポーノしの配列間隔によってかわるれ1了与]隔が0.7jでほ 11.7へ・11.9dBである。この測定結果ほ側面の影響の極力小さな ものの値である。 (3)インピーダンス特性 アンテナの人力インピーダンスは瓜ナれば広いほど一般的には 使いやすい。広帯域がとれても,綿密な調整を必要とするもので あれば,特殊な場合を除けば有用性は少なくなる。確かに,コー ナレフレクタ・アンテナも綿密に時間をかHて調整すれば700Mc 帯で人力VSWRl.05以内に40Mcの帯域をとることができる場 合もあるが,一般には図9に示すように700Mc帯でVSWRl.05 以内に20Mc程度である。 2ダイポールのように同相で,多少相互インピーダンスの影響 のあるものでもほほ同程度である。図9はこれらの一例である。 これらのアンテナを4面負荷としAX-20Dを約20m接続した ときの入力インピーダンス特性は単体の場合とはぼ同程度であ り,UHF帯において1chセバレイショソの2波共用はもちろ ん,2cbセパレイションの2波共用もできないことはないと思 われる。 図】0は防雪カノミーをとりつけた1,2ダイポールのコーナレフレ クタ・アンテナ,図11は長野県西筑摩郡上松町に建設されたNHK 倉本局のアンテナの全景である。

4.結

ロ コーナレフレクタ・アンテナの側面の指向性への影響は,反射板 の有限長の影響よりほるかにデータが少なく特に構造が複雑化すれ ば,その特性を推定することもむずかしい。また側面にプレーートを 用いるときには,この幅が0.4ス以Fではそれほど問題にならない が,これ以上になる場合には,指向性が急激に変わるので注意が必 要である。 今後,側面の指向性へおよぼす影響については詳細に実験的検討 を行なう必要がある。ここで得た側面(補強材)の指向性への影響を まとめると次のとおりである。 (1)側面の補感材のないときは,反射板長を固定し,反射板幅 を1スから2スまで変えた場合には水平指向性(水平偏波)の 半値角が一様に小さくなる。ただし垂直指向性には,この 範囲の変化では影響がない。 (2)側面補強材の構造により異なるが,完全なプレートでなけ れば,反射板幅1.5ス程度にとればメーン・ローブに対する 影常は無視できる。 (3)サブ・ローブ・レベルは反射板幅を2ス程度にしても掛こ 改善されることはない。 最後に,種々ご指導いただいた日本放送協会送信設備部近藤主任, 北沢氏,総合技術研究所遠藤(幸)主任研究員に深謝申し上げる。 参 芳 文 献

(1)J・D・Kraus:"The Corner Re鮎ctor Antenna”,Proc.

Ⅰ.R.E.,28,p.513(Nov.1940) (2)A・C.Wilson,H.Ⅴ.Cottony:"Gains of Finite-Size Corner ReaectorAntennas”,Ⅰ.R.E.Trans.onAntennas and Propagation,AP-6,366-369.(Oct.1958)および"Ra・ diationPatternsofFinite-SizeCornerRe鮎ctorAntennasり, Ⅰ・R・E・Trans・OnAntennasandPropagation AP-9,144∼ 157.(Mar.1960) 河津,鮎沢,上西‥"コーナー・レフレクター・アンテナ”,ア ンテナ研究会資料,(1956-10-15,通信学会)

(3)Y.Obba:"On the Radiation Pattern of aCorner Re一 尺etor

FiniteinWidth”,Proc.Ⅰ.E.E.E.Trans.onAnten-nasand Propagation,AP-12,127∼132.(Mar.1963)

(5)

ー51-1320

新 案

登録実用新案弟791402号(実公昭40-20103号)

集じん横の除じんバックの安全装畠

本考案ほ図示のように,固定わく3につり金具4を介して除じん バック2をつり■Fげた集じん磯1において,前記固定わく3に除じん バック2の揺動方向を一方向に規制するための長みぞ8を形成し, この長みぞ5内に下端部を除じんバック2に,取付けられたロッド 6を除じんバック2の揺動方向のみしゅう動自在にそう入し,この ロッド6の上端螺子(らし)部にナット7を螺合(らごう)したもの で,上記ナット7と固定わく3との間隔量をつり金具4の疲労度に 応じて調整することによって,つり金具4を保護し,かつつり金具 4がたとえ切断しても除じんバック2が落下することができるもの である。 (木口)

特許弟458103号(特公昭40-8948号) 図 1 夫 馬 英 二 大 谷 巌・山 田

圧縮機における空気槽内圧力自動制御装置

本発明は,往復動形圧縮枚の吐出口と接続する空気槽内圧力を所 定圧力に保持するため,空気槽内の圧力に応じて圧縮幾の吐出口よ り空気槽内への吐出風量を自動的に制御する装置に関するもので, 図示のようにあらかじめ直流電圧を印加したポテンショメータ3の ダイヤル4を回動して,直流源より信号比較器5への電圧を設定し ておき,圧縮棟1の運転によって生じた空気槽2内の圧力を検出器 5を通して直流電圧として信号比較器5に送ってこの直流電圧と上 記設定された直流電圧との差電圧を検出し,この差電圧を増幅器6 にて増幅して3位置リレー7を作動させると,3位置リレー7が差 電圧に連動して電源8からの電流を切換えて,間げき容積調整装置 担の可逆電動機11の回転方向を変化させ,ピストン9を軸方向に 移動させて,圧縮枚1のシリンダ13内に接続するシリソダ10内の 容積を変化させ,圧縮撥1からの風量を自動的に制御し,空気槽内 の圧力を常に所定の圧力に保持することができる効果を有する。 (木口) 12

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「 J 圧力変換器

図 1 お

び 本誌9月号(第48巻第9号)40頁掲載の「全日本空輸座席予約シ ステム+の執筆者らんに,日立製作所コンピュータ事業部清水三

重二,平子叔男両氏,日立電子エンジニアリング株式会社古木茂菩

氏の氏名を,誤まって掲載もれいたしました。 謹んでおわび申しあげますとともに,ここに言J正中しあげます。

参照

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