可・$l!W ・
研究室だより
経営工学科
青山学院大学
図は専門教育科目の配置年次,必修・選択必修・選択
の区別,週当たりの時間をわかりやすく示したものであ
る.科目闘を結ぶ線は左側にある科目が右側にある科目
の履修の前提となる場合にヲ l かれているが,これは履習
上の絶対的な条件ではない.選択必修科目は用意された
32単位中から 22単位以上を取得することが卒業要件とし
て課せられているが,それらの科目のいずれを選択する
か,またそれらの実際の履修年次は選択科目と同様に学
生の判断にまかされている.
当学科のカリキュラムの特徴としては情報処理教育の
比重の高さがあげられよう.過去 20年聞において何度か
行なわれたカリキュラムの変更もほとんど情報処理教育
の考え方についての変遷を反映したものであったといっ
てよい.十分な情報処理技術の
知識を背景として,経営管理シ
ステムや生産システム等の企業
が必要とするシステムの分析・
設計を行なえる技術者の養成を
もくろむ当学科にとって,今後
も情報処理教育の継続的な検討
は避けられないと考えている.
情報処理関係の設備について
は,幸い昨年の秋に ACOS950
をホストコンピュータとする私
立大学では最大規模のシステム
が既存のシステムに置き換えら
れ,公開端末室が開設されると
ともに各研究室に端末が配置さ
れることにより教育と研究両面
でコンビュータの利用環境は格
段に改善された.さらに,本年
3 月に経営工学科の教員と大学
院生専用のスーパー・ミニコン
Micro VAX II の導入が終り,
青山学院大学理工学部経営工学科は昭和40年 4 月に学
部の設立と同時に開設され,この 3 月でちょうど 20年の
歴史を迎えた.また大学院理工学研究科修士課程は昭和
例年 4 月に,ひきつづいて昭和46年 4 月に同博士課程が
設置され,当時日本ではごく少数の博士課程(経営工学
専攻)を置く学科の 1 つとなった.
設立時,学科の教育目標は技術と経営にわたる問題を
総合的に判断・解釈して L ぺ専門経営者ないし経営技術
者の養成に置カ通れていたが,学科設立後の 20年は折しも
情報化社会の展開期にあたり,教育目標はおのずから修
正を余儀なくされ,現在は経営技術者とくにシステム技
術者の養成に重点が置かれるようになっている. (卒業生
の約75%はシステム技術者として活躍中である)
生産工学
1
[
1
[
トモ亙豆日
EEEヨ巨三 ißif;;
I
ソーンヤル・システム分析
4 年次
3 年次
前期 後 JYI
0 経済性工学および演習
2 年次
時íj期 後期1
0 経営学工学概論
7 ーケテインク
品質管理およひ'演習
数値解析および演脅
I
l
l
l
産業,し、理学
。人間工学 l
心理計測
今年度からメインフレームでは
取り扱いにくい人工知能領域の
問題の研究に主として使用する
rf!J'{革研究
計算機実習
1
0 経営工学実験
1
0人間工学実験,行動科学実験 l
。経営工学輪講
l
必修科目 。:選択必修科目
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外国書講読
オベレーションズ・リサーチ
3
1
6
(58) © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.
表 1 研究室一覧
竺'1e ~ ~
指導教員
統計学・信頼性工学研究室|阿部俊一教授(理博)
システム工学研究室
|黒田
充教授(工博)
事務システム研究室
|古谷野英一教授(工博)
生産システム研究室
|佐久間章行教授(工博)
経営システム研究室
|辻
正重教授(工博)
生体情報学研究室
|二宮理意教授(医博)
守ギデ研究室
~I F,,9戸空戸空宇)
管理システム研究室
|岡部
勉助教授(工博)
経営科学研究室
|豊田 吉顕助教授(工博)
人間工学研究室
|矢頭般介専任講師(工修)
ことになっている.
多くの他大学の経営工学科と同様,当学科の教員も卒
業研究の指導には情熱をもやし,精一杯時間を費やして
いる.学生は本人の志望にもとづいて表 1 に示す研究室
のいずれかに所属し,それぞれの指導教員の下で 1 年間
研究を行なう各研究室は卒研生のために,談話や討議
のための広いスベース,個人用の机,十分な台数のパー
ソナル・コンビュータを備えており,ここで学生は指導
教員,助手,大学院生との膝を交えての対話を通じて最
新の専門的知識はもちろんのこと,研究の進め方,問題
解決における研究の重要性,さらに筆者の一方的な期待
かもしれないが,研究そのものを尊ぶ心を学ぶ.
表 2 に昭和 59年度の卒業論文および修士論文の研究テ
ーマの分布を示した .OR の手法と応用に分類される研
究テーマは全体の約 3 分の l を占め,これに統計的方法
と統計解析に分類されるテーマさらにシステムとソフト
ウェアの開発の分類中に見いだされるパターン認識、ンス
テム,エキスパートシステム,意思決定支援システムな
ど広義の OR と呼べるテーマを合わせるとその合計は総
数の半分を優に超え,経営工学領域の研究においてやは
り OR が大きな役割を演じていることがわかる.
設備,予算,その他の商で設立当初からめぐまれ,順
調に発展してきた当学科て‘はあるが,今後果たさねばな
らない課題も決して少なくはない.なかでも大きな課題
は大学院の充実であると考えている.本年 3 月までの修
士課程終了者は 72名,博士課程終了者(学位取得者)は
1 名をようやく数えるのみであり,一部の大学のそれに
比べれば大いに見劣りする.しかし,経営工学専攻の教
1986 年 5 月号
表 2 研究テーマの分布(昭和59年度卒論および修論)
領 域
i
論文数
│
百分率
統計的方法と統計解析 12.9%
OR の手法と応用 33.9
システムとソフトウェアの開発 i
33.9
メカトロニクス関係 6.4
人間工学 11. 3
その他 1.6
員にとっての最大の関心事はそれより学生はもちろんの
こと社会とくに企業から見て魅力のある大学院をし、かに
すれば築き上げられるかと L ヴ点にある.それには私学
の大学院であるがための問題,つまり教員の担当時間や
授業料に関する問題などを大学レベルで解決して L 、かな
ければならないこともあるが,大切なのは経営工学領域
の研究は単に学問的な興味を満たすものに終ってはなら
ないと L 、う姿勢を堅持することであると思われる.現実
問題の解決に本当に役立ちかっ汎用性のある管理技術や
システム技術が絶えず生み出される大学院,創造力をも
って現実の問題解決に当たれる人材を送り出せる大学
院,これがわれわれの理想の大学院である.そのような
大学院をもってこそ,経営工学科としてのこの現代社会
における確固たる存在意義も生れてくるように思えるの
である黒田充)
GL;二日1*訂
下吋誌は交換等によって…昨ほぼ定 i
期的に送られてきているものです.学会事務局で保管
しておりますので,どうぞご利用ください.下記のも
の以外にも大学の論叢等があります.なお 1985年中に
発行のものは,ご希望があればさしあげますので(原
則としては郵送はいたしません)事務局までお申し出
ください. (会員の方を優先とさせていただきます.)
(1)運輸と経済 (9) テレトピア
(2)ENGINEERS
帥電子通信学会誌
(4)JMA ジ+ーナル
(め計測と制御
(め高速道路と自動車
(7)産業能率
(8)数理科学
(1司日本機械学会誌
(13)標準化ジャーナル
(14)標準化と品質管理
(15)理論経済学
(59)
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