1・D・Pの展開
八 T− ●D・P の
一経
展噛開
手事務機械化
その二i
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一 は し が ぎ 綜合的資料処理方式H冥。鴨鉾Φ窪U簿の勺Ho8の。。ぼαqは事務作業を経営の全部門の各種作業に亘って全一体綜合作業とし て一貫処理する事務作業方式である。エDP方式と略称されて、今日にはかに注目を集めるにいたった。その動機として 電子計算機巨。。自。巳。U㊤8℃お8ωω霞の出現、その飛躍的に高く広い事務処理能力が経営事務処理の中枢手段となった ことが指摘されているのが一般である。すなわち、,経営事務には多くの計算事務が含まれているが、その計算は大して複 雑なものではなく、また、計算を必要とする頻度も他の事務に比し、計算機の能力を不可欠とするぼどのものでもない。 経営事務にあってはディジタル・コンピュクーと呼ばれる厳密な数字取扱を本務とする電子計算機を利用するのであるが 数字や金額を最小位まで詳細厳密に、しかも高速計算するという本来の利用法よりは、むしろ計算機の多能性に依存して いるという点に注意しなくてはならない。電子計算機は、資料の伝達、計算、記憶、整理、取出しを随意に組合せうる自 己制御機構を備えた多能高速処理機である。従って経営の事務作業を一連の処理過程の形のままでこの機械にかけること ができる。電子計算機を用いるという点でこの方式を電子的事務処理田①。qo巳。∪讐節℃同08。。の口口αqE・b・pと呼ぶのである。 EDPとIDPは電子計算機の性能をめぐって相互関連をもっている。経営・事務を全一体的綜合の形で処理するには処 理機が極めて高性能のものでなくてはならない。電子計算機の性能をもってしてはじめてこれが可能となった。ところで 電子計算機はそれ自体が極めて高価であり、その運転の費用も薙大である。のみならず事務作業をプログラムする費用が 前者と同等額に達するといわれる。したがって、事務を綜合化して入力することによってはじめて採算が合うのであるq. 綜合化するときには、分散的に処理されている揚繭には得られない附加的な効果が収められるからである。pこの点で億じ めて実用的に経営に導入されることになる。 ところで、この両者は終始同義語であるかというに、必ずしもそうではない。むしろ、1DPが経営に於ける中心的課 題であって、EDPはその手段の側面である。工DPはそれ自体としての課題をもっており、事務管理論として研究され なくてはならない。電子計算機の能力は大ぎいが、計算機自体に依存しすぎてはならない。計算機を導入すれば一切の問 題が解決されると期待してはならない。計算機は汲めども尽きない潜在能力をもっているが、これを汲みだし効果を実現 させるのが工DPであるから、IDP研究を先行させなくてはならない。また一DPの手段としての電子計算機はたしか に現在では最尖端を行くものである。今後も一層発達しつづけるであろう。しかし、ここに至る過程においては必ずしも 唯一の手段ではなかった。また今後においても、経営の規模、目的、事務作業の基礎条件によっては他の手段を用いたエ DPが可能である。 以上の点については別稿にて諸家の見解を参考にしながらやや詳細に論じたところである。この道では先駆者たるアメ リカにおいては、すでに椙当の具体的成果をあげており、学ぶべき点が多い。本稿では主としてシルバニア・エレクトリ ック・プロダクト社ω絶ぐ邸巳餌国冨。時ざ団増。山信。諺H昌ρZΦ毛団。爵O陣蔓の実験例をA・M・Aの﹁事務管理シリーズ﹂第
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一九1・D・Pの展開
二〇 一四四号に拾いながら、IDPの発展をあとづけ、その真意を明らかにしたい。 ①拙稿﹁綜合的資料処理方式IDPの概念を廻って﹂産業経理第十八巻六号 ②=卜蜘鼠舞の貯薮く。懸鼻。ヨ節目帥8円冒。毒︸同HU℃き里国O勺甲冒。冨象轟ρ028ま⇒。白月︸要望才§冨∪暮卿旭き8ωω四目 旨塑昌凋。日。馨の。訟①ω篭象層卜置。国魯昌自即謬ρ鴇日。算トの。・8ぎ弍。♪H蓉層一8ひ・ O㊦d︷一〇㌦一 〇隔臣OO二分散的事務処理
従来から事務組織については、部課に分たれた管理組織の一区分毎に、その区分の責任担当事項として処理されていた のが一般であった。それにはそれ相当の意義があったと思われる。 具体的な物の生産を行う製造の分野では手順があり、段階に分けられ、さらに大ぎな仕事のグループ別がなされて、部 門化が行われるとしても、活動の対象となる製品そのものが具体的であって、これを前段階から次の段階えと、分業され た担当者聞、機械の間で移送されなくてはならないので、夫々の担当者や機械の閤の連絡は明確で具体的ならざるを得な かった。それに対して、事務作業の場合は手順や過程がないわけではないが、具体的な物を扱うのではなく、抽象的な情 報を扱うのであり、情報の伝達は物の移送のように固定的な経路を考えることが必要ではない。むしろ変転印在な方が利 用しよい点がある。 また製造分野での生産物たる製品は完成すればできるだけ早く次の部門へ移送又は販売されて経営を去るのが本則であ るのに対して、事務分野での生産物たる情報資料は失われないように記憶貯蔵されるべぎもので、記録によって容易に貯 蔵される。 製品はそのもの自体は一つだけしかないが、資料情報は複写によって幾通りでも保有し得る。このようにして、事務作業の特質は言語や数でもって表現された情報を紙に記録する方法で貯蔵するところのいわゆる ﹁ペーパーワーク﹂ということになる。 製品の手順工程と、資料情報のそれとは必ずしも同じではないから、製造分野での部門配列と事務分野での区分配列と は喰違うことが多い。この揚合、常に製造作業の組織が優先して旦軸組的な作業組織を構成し、情報組織の方は、資料情報 がペーパーワークで、伝達、複写、貯蔵が容易であるが故に、逆流、環流させるのも容易であるから、製造作業の配置に 附属せしめられたものである。このようにして、部門組織は常に製造作業中心に構成される。素朴な些細にはそれが全部 であって事務作業の組織は特に構成されることはない。尤も、会計、庶務、人事等の純粋事務部門があることをもって、 以上の反論とするものがあるかも知れない。会計、庶務等のいわゆる事務部門は事務作業中の極めて一部分だけを特に集 中して部門化したものであって、それだけが事務作業ではない。むしろ、それ以外の事務の方が多量である。それはいわ ゆる製造部門中に広く分布して存在する。しかも、このよヶな事務部門が分化するのは次の段階であって、部分的集中の 結果である。事務部門と製造部門に分たれているのは今日の一般的類型ではあるが、この別にこだわることは工PP組織 を理解する上に大きなさまたげになると考えなくてはならない。 事務が分散的に処理される理由はいくつかあろうが、その中で大して合理的ではないにかかわらず、案外重要に考えら れている事情として、主管事務ということがある。部課組織が成立して権限が設定されると、自部門内で生起しだ事務は 自らが処理しなけれぽならないとか、自部門の活動に必要な資料は自ら蒐集処理し、他、部門の助けをかりることを肯じな い傾向が多い。これは責任と権限の範囲を逸脱したものである。資料は自部門で利用すりこともあるが、多くの場合、他 の関連部門で利用されるのである。殊に純粋な事務部.門に於ては全面的に他の部門に対してのみ寄与している。実に、事 務作業は他部門に対するサービス提供を本務としている。
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一=1・D・Pの展開 。 二二
諸部門はその特性に応じた利用者、利用法、資料範囲と量、利用時期があって、他部門の資料は利用し難いという考え は、一応もっともらしいけれども、これは資料の流れに関する研究が不充分であることにもとつく事態の誤認であること が多い。後述するごとく資料は窮局に於ては経営全体の立場から評価されなくてはならないのであって、資料情報の流れ に阻害があるというのは、ある部門に特殊事情があるからでなく、その部門の活動の全経営活動に対して有する職能関連 が充分研究されていないためである。 最後に技術的理由として計算能力が劣弱であって、綜合処理する可能性がないことがあげられる。分散処理の段階では 事務作業は附随的に考えられているので、特に事務作業能力を増大する手段は講じられない。事務作業は本来の作業を妨 げない程度の短時間内に処理される範囲で止めるのが一般であるから、資料利用の全一体的関連が認識されていても、そ れに応じる綜合処理の可能性が見出せない。自部門内で処理し利用しうる程度の小規模処理方式とならざるを得ない。そ の結果皮肉にも、同類の資料が多数部門で別個に重複作成せられるので、経営全体としてはかえってより多くの労力と時 間を必要とし、かつ、他部門で利用する場合には多大の伝達の労と、その部門での利用に合ぜた再編成の労が必要となる。 以上要するに、この段階では、調達・製造・貯蔵・販売といった経営作業が横に配列されて、相互に関連を保ち組織を 構成する。これに対応して管理組織が構成され、いわゆる﹁主務﹂をなすが、事務作業は主務の区分で切断されたままで その下に附随し、相互に組織化されていない状況にある。 ここで機械を用いることはある。計算機、タイプライダーといった類である。その利用上の特色は、単独機械であるこ とと、事務作業のどの種類であろうとその機械を利用しうる作業はこの機械にかける点である。例えば販売部では販売活 動とその管理が主務で、これには附随する事務作業として販売会計、販売統計、販売員人事などが重畳的に附属してい る。その一々は、情報の蒐集、選択、計算、作表、保存といった手順を並べて遂行されるのであるが、加算機は、販売会計の計算も販売統計の計算も行う。 聲℃Φ事務用機械といわれている。 即ち、縦割りにして共通の作業を機械化しているわけで、その意味で垂直形く窪膏巴 ①P客鋭○窪8寒琶凋Φ暮oQ。留ω.管匙や㎝. ②Q8お㊤国・弓霞蔓いδ霞。㊦旨き謬爵Φ馨き自O。暮さ一.緊。。.
三事務部門の成立
現揚と呼ばれる経営部門は本来の作業活動の他に事務作業を相当多量に兼ね行っている。出来高報告を書いたり、在庫 数を報告したりする明瞭な情報提供の仕事はもとより、一見事務作業とはうけとりがたい程に同化された状態で事務が現 揚作業に入込んでいる。このようにして行われる事務的な仕事は内容的には単一なものではない。会計に関する事務あり 統計に関するものあり、その他各種の事務が重り合っている。いうまでもなく、富盛では本来の作業活動に専念でぎるの が好ましく、一切の煩雑な事務作業から解放されるのがよい。 一連の経営過程を縦割りにして水平配列させただけでは全一体としての経営にはならない。夫々の区分経営を結合8− oaぼ鉾①し、経営目標に対して指導虫お9し、統制8ロ嘗益するものがなくてはならない。事務部門。田8はこのよ うな管理職能と事務作業職能を行うものとして現場から独立するめである。 事務部門は具体的な経営活動をより効果的ならしめるために奉仕するサービスワークを行うのである。事務部門は一般 に水平的集中方式ず。臨N。艮巴8巨嘗昌Ng。叶一。ロによって集中される。即ち、事務部門内ではその事務の性質に従って会計・ 統計・調査.人事等に重畳式に分化し、経営内の各所で生起する事務をこの分化に合せて集中処理する。換言すれば、事 務作業。頃。①白。蒔の内容はペーパーワークであるが、ペーパーは情報の具体化であるという意味で、事務作業は情報処 工・D・P冒の 展 開 二三1.D.P・の展開 二四
① ② 理ぎ︷自ヨ缶諏8げき重げσqである。各種情報を﹁記録﹂コ計算﹂﹁保存﹂﹁伝達﹂するのが事務作業の内容である。情報は経 営内のいたるところで補促され、整理される。凶巳江巴冨耳茸冒α。この情報は種々の目的に利用しうる。例えば会計事務と しては諸情報申会計に関連あるものが選ばれて、会計情報として会計課に伝達せられ、ここで集中処理鷲。8ω甑話され る。同じ情報はまた経営統計にも利用される。そこで統計資料として統計課に送られて集中処理される。他にも利用の途 があれば、同じ方法で集中処理される。即ち一情報は、会計利用、統計利用等々の重畳的関係で利用されるのであるが、 これが階層別に別個に全部.門から横に集められて、一事務部門で処理されるのである。この意味で、水平的集中方式であ るといわれる。事務機械が利用される場合には、これらの作業は機械に水平的に負荷ゲ。巳No葺巴≦oH匡。簿山一凝されるこ とになる。この揚合には機械化の効果は会計課に於ては会計作業のみ、統計課では統計作業のみに限って局部.的にのみ利 用せられ、いわゆる﹁事務の機械化に於ける孤立化現象﹂を生じる。既に柱聯にて明らかにしたごとく、この方式には種 々の欠点が伴うもので、最近の機械化及び集中処理の方向とはおよそ別のものである。単なる速度や正確性以上の効果を 狙った機械工学の応用以上の経営組織上の効果に注目して、機械化を再検討しなくてはならない。水平的に負荷する揚合 には、人手によって処理する手順や作業内容を機械的に巧妙に仕組んだ。即ち、機械を使って人間作業を模写したという にすぎず、まだ機械に組織的工夫を加えたというには至っていない。従って、資料の複写、伝達といった面に存在してい た重複性も依然として解消されないままである。水平的集中化では、事務作業に於ける組織原理としては何の変化も存し ないのである。 さらに、水平的集中化は限られた事務についてだけ行われ、依然として多くの事務作業が現場に残されたままである。 製造活動の機械化・オートメーシ。ン化が進むにつれて、現場に残された事務がはっきりと事務として区別されることに なる。このような現揚の事務と、事務部門として独立した場所で所管される事務との間には本来区別すべぎ何ものも存しない筈である。事務所と現揚を一丸として事務作業を処理する体勢には既に別の原理が含まれている。
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国.oD.UΦく甘㎞Oh匡8を.o蒔騨b暮。臼縛Ho冨.℃■P φ・國.目Φ罎望旧O常8①寓塑口帥鷺ヨ。簿欝Ooロ貯9.マ心■ 田島四郎編﹁近代会計学ハンドブソク﹂拙稿﹁会計の近代化﹂四四一頁以下。四事務の綜合化
水平的負荷方式は決して好ましいものではない。ところが、この方式は機械利用の初期に陥り易い迷路である反面、垂 直的負荷は大して困難なことではないので、実際には真の水平的負荷方式は極めて稀である。 事務の機械化は﹁第二の産業革命﹂とも産業革命の延長であるともいわれ、我々が過去に撃て製造過程で発達せしめて 来たと同じ技術を有効に、むしろより容易に応用できるのである。大体事務作業は、いつれもその形式的側面では、一定 の限られたステップを様々に組合せて遂行することのでぎるペーパーワークである。事務機械は、どんな仕事をかけよう と、等しく能率的に処理することができるので多数の異った仕事を入れたくなるものであるし、また容易に成功するもの である。ところで事務を全一体として綜合処理しようという考え方はすべての経営者が一度は想到したものであったが、 これを実現すべぎ手段とか技術に限度があったので、その限度内で分散的に処理するとか、水平的に負荷していたのであ る。この意味に於ては電子計算機を代表とする最近の事務機械の進歩は工DPの大きな動機であったといえる。ここで注 .即したいのは電子計算機によってエDP概念を生じたのではないから、IDP概念をもっと徹底的に、究明してその本来的 性格を知ることによってはじめて事務の機械化の見通しを正しく立てることがでぎるということである。 事務機械を利用する最も手早いやり方は、あるまとまった作業だけを従来の体制のままで機械にのせ、残りはそのまま一・D・Pの展開
二五工・D.Pの展開
二六 にして置く方法である。この場合でも、処理は著しく迅速となり、事務費用も多分引下げることができよう。従って一見 機械化に成功したようにみえるのである。しかし、これで満足するのはまだ早い。合理化が不充分で余地が多く残されて いるというのみではない。むしろ真の展開の阻害にさえなる。即ちこの成功が、その後にずっと広い展開の余地!機械利 用の可能性があることを看過させてしまう。この事情を今少し原理的に考えよう。 一、事務作業の性格、問題は事務作業の本来の性格に由来する本源的なものである。テリーは事務作業の性格旨して、 ①サービス性︵トップから生産・販売に到る他の経営部門の活動に役立てるもので、サービス自体の原価で測ることがあってもこれは 第二義的でしかない︶②ボリュームの他律性︵ボリュームは事務所外の条件によって麦配される︶③利益の間接性︵事務作業自体が 直接に利益をつくり出すものでなく、間接的に利益を高めるに役立つ︶④ぺ!パーワーク︵書類の作成が相当の分野を占める︶の四点 をあげている。この性格のいつれもが重要な関連をもつけれども、当面は特に①と③を展開する必要がある。 二、事務作業の三過程、資料発起匹鷺㊤oユαqぎ目貼op.資料処理山鉾箆鷺08の獣凝.資料利用環節蜜器恥αq。が事務作業の主 要過程で、そのために記録話8巳ぼウq計算︷凶αq葺窃塵。巴。巳卑諏。旨保存話冨三δ嵩自。。8話σq①伝達8ヨ日信巳。垣間〇コのス テップが適宜組立てられる。さて機械は右の三過程の夫々に導入されるのであるが、うちでも、第二の資料処理に中心を 置いて考えられ勝ちである。通俗的な意味ではまさにそうであり、水平的負荷の方式は主としてこの考え方の産物であ る。しかるに、第一の過程はそれに劣らず重要であって、両者が互に照応しないときは、一々転換する必要があり、これ が能率を損ね費用を嵩ませる。そこに共通語方式採用の意味が出てくる。この問題については既に拙稿で論じたし、また U・S・スチールの経験の重点はここに指向されていたようである。この点は稿を改めて論じたい。次に源泉資料。。o罎8 富審が不正確であったり不適当なとぎは処理の後に改めることは位しく困難であるから発起の際に検討する努力が強調さ れる。電子計算機は機械的失敷によって惹起されるエラーには極めて良好なコントロールをもっているとはいえ、メッセージの内容が信頼しうるものであるか否かに関してば限定された識別力しかもっていない。そのために実施例についてみ ても、この点で深い注意を払っているようで、A・M・A︵b塞誉§自甲南。剛器馨b。。。・。量ぎご︶ の前褐報告中でもアメリカ合 衆国国勢調査局︵釦昌弓①節虐 On︷.けOOO口。コβ5慶︶が情報の信頼性を一定の基準で検査した上で処理に上げる方法を採用していること デュポン社でもこの点に着目して遠隔地の事務所から担当事務員を招集して訓練会をもったことが報ぜられている。これ と並んで通信伝達の問題が同じ重要性をもってくる。この点については前稿でも通信装置はもはや計算機の一部とみなさ れるべぎことを論じたが、実例としてはシルバニア・エレクトリック・プロダクトの顕著な業績を後に引用する。 しかし何にも増して重要なのは第三段目資料利用の観点である。経営はその目的たる活動を達成するために、種々の要 因を結合し、目的に指向せし.め、統制する組織であるから事務部門の活動もその一環としての効果に存在理由が存する。 しかも製造活動や販売活動と違ってサービス部門であるから、事務の生産物たる資料の価値は他部門に対する役立ちの点 から評価されなくてはならない。この意味で、事務の合理化を考える場合、事務費の切下げをもって尺度とするのは、あ る特殊な場合を除いて、およそ見当違いである。また資料を迅速に、より多量に生産することもそのままでは合理化では ない。事務作業はしばしぽ経営作業と結付いて行われる。運輸部門の所管事項として運輸.作業に附随して行われ、運送に 関する種々の調査研究を遂行し、計画を立て、その結果として運輸原価の著しい低下がみられだとすると、多分運輸事務 は成功したといわれるであろう。しかるに、若しそのために、倉庫の配置や貯蔵体制に無理を生じて、より高い貯蔵原価 を惹起したり、それ程でなくても、貯蔵に於てより多くの原価引下げの可能性があるにもかかわらず、これを断念せざる を得ない結果となったら、運輸原価の引下げも成功とはいいえない。経営活動そのものが、経営目的に対して帰一奉仕す る関係にある以上、事務活動は部門職種の限界内で孤立することによって目的関連を見失うことになってはならない。資 料が分散的に処理されることと資料利用の観点から分散的孤立的に処理されることの間には一応必然的関連は存しない。 1・D・P の 展開 、 二七
1・D・P の 展開 二八 分散的に配置された資料処理であっても、その際に資料利用の全局面を考慮に入れることは観念的には可能であるし、決 算諸表にしても、管理資料にしても多角的利用を折込む努力はなされていたのであるから、そこには既に綜合処理1・D・ P概念は成立している。しかし能率の点で自ら限界があったわけである。この限界か機械によって撤回された以上、全一 体的観点から効果的処理方式が確立されるべきである。 三、集中的事務処理の傾向 次の図に示されているごとく事務管理の系統に混乱を生ぜしめ、部門管理者の努力を分割 散瞳ならしめる欠点を解消する効果がある。 Traffic Manager Offiee Manager Line authority Tehnical Work Traf£ie Managnr Tehnieal Work }\、・t・ff・u・h・…y へ し三n③a
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Clerieal Work ⑥ General Offiee Clerieal Work’ Offiee Manager Genera1 0ffiee 現場部門の管理者・は往々にして本来の職務よりも事務作業に多くの時聞と労 力を奪われる。これは事務作業から解放し、その専門とする業務に集中 せしめる体制に置かなくてはならない。また事務管理者は現揚部門の事 務作業のやり方にもスタッフ的または助言的職権を間接的に行使する立 場にあって、不徹底をまぬがれないのに対して、遙に簡潔なものとなる。 四、重複する場合が多い。分散的に処理される場合も水平的に集中さ れる場合にも、同内容の事務が各所で重複して行われることが多い。 事務作業の大部分は資料の転写と編成替である。事務作業の生産物た る資料は必要に応じて取出され、また必要な限り貯蔵されるのが特性で あるからには、右の事情はまことに不合理であるにかかわらず、一般に は当然のことのように考えられていた。その理由として、①必要な時期 に闇に合うように調整するには他部門に依存することはできない。②利 用の目的は部.門毎に異るので常に再処理が必要である。③機械の能率は主として、ステップ、プログラムの転換の速度によって決る。事務作業は類似の資料についてであっても細部には複雑な 相違点が.あって、小さい仕事が多数になるので、これを綜合プログラムすることは至難である。などの点があげられるが これらは全く技術的であって後述するごとく経営に於ける通信問題及びIDPによって解決できるものである。
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皐図.目霞壱脚ヨ罷.やG。曾 拙稿﹁マシンラングェイシの発達﹂1経営事務機械化 その一一彦根論叢四十二号。 P嵐.b.βZΦ司b勺肩。餌魯80ぬ感○⑦寓。魯騨巳鴇試。ロ“H口8穐夢叶aU塁騨℃δ8鑛ぎσq円ぼ。琿09犀 d.oD.oΩ叶㊦900唇。鑓鉱。昌勺巳鴨塑目●一〇㎝命 卜●自.bの。該①。α笹念’やO● b.旨.Pのの賎㊦の芒念.や一刈¶や恕畠 を..国.巨①醜言㈹賃① ゆ国.寓■切。窪塁05⋮円①図昏oo犀。団O岡臣8鼠騨目餌σq㊦日。彗.や⊆。ω. Oo琶ヨ。目U騨昌昌目£o自碧匡器。・..円冨五IDP概念とその接近法
工DP方式は技術的基準としては、共通語方式に極めて関係が深い。パンチカード、パンチテープ、磁気テープの別が あり、テープにはまたチャネルの数が区々であるからその共通語性には制約がある。この点は今後何らかの形で解決され ねばならぬところであるが、とにかく共通語によって機械間の資料の流通が容易になったことはエDPの展開に基本的可 能性をあたえたといえる。 ﹁共通語は機械の相互連結を可能にし、よって事務の流れを容易ならしめ、入間が情報を伝達 することを最少にする。情報処理の初期に於て記録が共通語で作成されると、その後の資料処理作業ではコピーすること なしに情報を利用でぎる。共通語概念を効果的に利用するというのは、事務作業の綜合を意味する⋮⋮⋮かように、綜合 事務処理方式IDPという語は共通語概念の適用と同義であると解している。﹂ と、また﹁IDPの基本的概念は原始資 1・D・P の 展開 − 二九 、1・D・P の展開
。 三〇 料の再使用を複写によらず、必要回数だけ用いることである。﹂ といっているあたりこの技術的側面を強調したもので、 殊に、後者の場合、資料の利用状況を研究しているうちに、同じ用法を他の部門にも必要としているのに気付いて一DP が進んだというが、これも事実の一面であって傾聴に値する点はある。しかし、これはIDPえの接近法の一コースを示 したもので工DPの本質は別にある。 ﹁IDPは、いままでしばしば論ぜられてぎた事務活動の集中管理と分権管理の問 題にも関係してくるであろう﹂と前の論者がひかえ目に触れた点に、実は基本的問題が存するのである。 ﹁ひとたびデーターが機械語︵共通語︶で記録されると、 できるだけ充分にこれを利用することを考えるのがEDPシ ステムのもう一つの目標である。⋮⋮システム・エンジニャーはやがて諸部門の間に明確な線を引くことがでぎないのを 発見するであろう。資料処理はやがて現在の部門の線を横切ることになる。﹂ 実にそれは、.経営が本来統一的なシステムであるからである。経営が責任の所在によって、職能のあり方によって何ら かの方法で分割されることはあっても、それは統一的組織体でなくてはならない。分割された組織の分野を一つの効果的 な単一体に結合せしめている一事は、これら職能間に亘る情報の流れである。手作業のとぎは情報の流れは技術的な要因 の故にしばしぼ中断されたし、綜合処理することは困難でもあり、且つ有利でもなかった。そして多くの問題は通信方法 の点に集申されていたわけである。共通語原則が先づ研究されなくてはならないのは実にこの理由によっているし、共通 語の研究からIDPに到達する途があるゆえんである。 しかし、問題の本質は、 ﹁仕事を全一体として老える﹂ということから把握してかからねばならない。が、さて﹁仕事 を全一体として考える﹂ということが場合によって違った意味で理解されている。この点を正確にするために、 ﹁水平的 作業負荷と垂直的作業負荷﹂︵弓冨ぎ尋。暮巴さ馬匹8臼8愚意強く。註三碧邑。巴8壽畳︶の問題、﹁こま切れ方式と全一体方 式﹂︵弓冨豆08昆舘餌薯巳9げ卸8邑ω岩$日善報笛鴨勲窟9琶肩S昏︶について老えてみよう。水平的作業負荷の方式は既に述べたように経営組織の種々の分野から会計作業とか請求書発行作業とかいったように共 通の仕事を集めて、とにかく機械の上で反復作業するに足る量にするという方式で、他の作業は従来通りのままにしてお かれるのであるから、機械町着の量も安易な方法である。この仕事群が相互に作用し合う性質をもった最小の群であるこ とば事実であるし、これによって相当の費用の節約がみられもしようが、実はIDPとは相当に距っている。反ってID Pえのきっかけを見失うことにもなりかねない。これに対するものは垂直的負荷方式である。水平的負荷方式で進めて行 くうちに、やがて、その一負荷と他のそれとの聞に相互関連があることを知るであろう。決算のための会計作業のうちの 債権の計算は同時に請求書発行のための債権の処理と別ものではないということが分るはつである。垂直的負荷は、相異 ダ る種類の仕事を多数集めたもので、これが同一装置にかけうるという形にまとめられたものである。 ﹁情報の流れを垂直 の形に組織するというのがIDPの直の意味である﹂という通り、1DPの原理にかなった負荷の方式である。 ついでながら、事務量が多くなり手作業では追付かなくなったときに機械力が用いられるという通俗的見解は水平的負 荷と垂直的負荷の区別を認識して、いない。機械処理のステップは簡単に転換せしめうるので、少量の異る仕事であっても 連絡させて大量の負荷にすることによって機械の真価が発揮されるからである。 水平的負荷方式をとることは機械化方式であってもIDp概念と相容れないことは明白であるが、さて実施.するにあた って﹁こま切れ方式﹂でやるか、 ﹁全一体方式﹂でやるかということになると、 一概には断言でぎない。結論的に言って 両者ともIDP方式であることにはかわりがなく、ただ具体化にあたっての構想の広さの差であると考える。 ﹁こま切れ方式﹂、はある限られた範囲の仕事を情報の発端から処理・利用に至るまで、可能なクースを全部書込んで、 一連の作業ステップをつくり上げるもので、縦に綜合している。例えば、作業時間・出勤票の分類・集計からはじまって 賃銀計算にまで要る通常の作業は、ここで賃銀支払については出納担当者に移されるのが一般であろうが、これは実は前
1・D・Pの展・開
三一1・D・P の展開 三二
の作業の当然の延長であるから綜合される。その際所得税計算や保険料控除も綜合するがよい。 また賃銀統計も原価計算における労務費計算も別にしなくてはならぬ性質のものではない。このようにして管理責任の 所在では分割されているが、同一情報をめぐって関連し合う種々の仕事を綜合して一連の作業の各ステップとしたとぎに 労働・賃銀関係での綜合処理体制が成立する。この意味でIDPの原理が働いている。しかし、他の仕事のコースとの関 連はまだ表面に出ていない。 ﹁こま切れ方式﹂が害があるといわれるのはこの点に関してである。 ﹁全一体方式﹂は種々の事務作業を現在の分課組織に合わせた、分散的体制ではなしに、経蛍全一体の関連し合う作業 と考えて研究しようとするものである。資料利用の全般的研究から出発して、経営全体を管理している基本的要因を熟知 し、情報の流れを綜合的に規制することによって、夫々区々の部門責任と権限が相互に関連してくるという事実を理解す ることからはじめなくてはならない。 A・M・Aのシリーズが報じているいくつかの経験を参考にして両者を検討してみよう。 討論の座長カールバッハ↓﹂≦已興閑巴げ溜﹃旧寓き卑σq霞。出曄ΦH・∪.℃.QD①o鼠。昌導国昌αqδ興ぼσqω霞丘。①U遅く互。昆国. H畠¢℃O巨ユΦZ①ヨOβ幸心OO・H昌ρの語る米国国勢調査局の経験、 ﹁第一段では前にパンチカードでやっていたことを そのまま正確にやるのに機械を用いようとした。ユニパックで一九五〇年のセンサスの量の一︸10をやり、従来のパンチ カードシステムで9一10をやった、二つのシステムをパラレルに進ませるために出来るだけよくにたようにしょうと試み た。このようにして電子機とパンチカードシステムを比較でぎるであろうと考えた。しかしすぐに、これが正しくないと 気付いた。実際問題として競馬馬と耕馬に同じ仕.事をやらせるに似ている。二つのシステムは別の用法があるということ が判った。 ︵この点は機械の性能に対する適応の問題一筆者︶⋮⋮それから資料の源泉を組織立てた。資料が機械に流れる方向結果が機械から取出される方向を、システムからの最大限可能な利益を得るために組織立てた。︵−Dpの設定−筆者︶それ から、資料に漉過統制ω魯ΦΦ巳昌σq8ロ国界を行い多くの簡単なチェックを行った。 ︵資料の目的に対する選別一筆者︶﹂ この 点で同じく全一体方式を厳格に説く立場として米海軍の花合がシュタイン大佐Oゲ母♂。。ωけ飢員∪畔①90Ho︷普①諺匹く碧8自 ω億眉℃ζω嵩8言u菊Φωo貰。げ知∪①<匹。喝日①轟けUぞ芭。戸bd賃①碧。略6っq℃℃財①ω導窪諺ooo自己9qω.2角く団Uoもρ によっ て語られている。さすがは0・Rの先駆だけでエDPも徹底している。国防総省の一事務局で全資料を調整することによ って三軍の綜合資料処理の整合を確保しており、海軍では海軍管理局が全海軍組織の全要求を整合することによって海軍 自体での一層徹底的な細部に亘る綜合を確保している。新しい技術と新しい装置の研究が理論的に、且つ、組織的に展開 された上で、ノーフォークのパイロット装置で全体への適用の可否がテストされる。 ヤこのようにまことに大規模な仕事になるのであるが、問題をきれぎれに、仕事別に手がける﹁こま切れ方式﹂はそれ自 体に相当多額の費用を必要とする大ぎな投資であるにかかわらず、これらa仕事が関連し合っていることを認識すると全 部をやり直さねばならないことになるから、かえって無駄が多くなる。その上、綜合処理の可能性を見失う危険があるか ら、すすめられないというのが一方の主張である。 ヒれに対して実際上はピースミールでやって行くことがでぎるという主張が出る。 その一、全一体方式は多くの場合トップの経営者がこの分野に於ける経蛍の責任をとるべぎであるが、そのような考方 になり切らないのが難点である。−2●↓・菊。昌昌旧∪蹄Φ08目ohQD℃ω8ヨの℃鼠昌昌ぎαq︷o目曄。い。。犀﹃o巴≧言旨津Oo弓・︵米 海軍の場合はこの点で成功している︶ その二、全一体方式で研究することができないなら、全々手をつけてはならないといっているように、受け取られはし ないかと恐れる。会社の組織をたよりに、﹁こまぎれ方式﹂でうまく接近でぎる分野もある。あ出鼻。ピ■Z畠。げ霧Φ⋮罎鋤午
工・D・Pの展開
三三1・D・Pの展開
三四 縄oNO州県Φo電O蝕。ωωΦω①口口。ぽ知︾唱噂財。卑閣O旨∪ぞδ一〇b9浄Φ℃O誹ρ︹Z①渇尾O蒔︾ロ§O開け累 右の両者の見解には夫 々裏付けするかのごとく両社の.実際例︵pッキードの生産管理関係のIDPニューヨーク港湾局の料金事務の一DP︶ が語られて いるが、ここでは省略したい。 その三、二つの方式.は実際上は共通のグラウンドがある。出発点で﹁こまぎれ方式﹂であれば、綜合にふ.み切ったとぎ 再プログラムをする努力をしなくてはならない。しかし、仕事の量は多くとも、基本的インプットの数は実際は極めて少 い。綜合を進めてゆけば情報の多くは相関連して来て⋮⋮今日では不可避と思われる多数の作業も、綜合によって、なく なるものである。ーロッキードのりーム氏。 その四、全体を考慮して、綜合しようとする特定の分野を入念に選択した上でないと、このピースミール的方式は避け なくてはならない。QD・Z。﹀目。×き山Φ畿O窪Φhoh汗①蜜江。δ巴bd霞Φ一同。晒ω蜜昌岱碧自。。じ導午勺同oOΦ。。旺謬。り団ω落日ωOぞ凶。・δ戸 しかし、全一体として取上げるというのは、仕事の全領域を一度に解決せよとか、全仕事を一単位機械でプ仙セスしなく てはならないというのではない。こんなことは実際上は不可能である。問題を入念に考えて、その相互関連を認識してし まえば、単一な適用をすること.も悪くはない。引き合う領域を一つ一つ.展開して、しかもなお全一体方式をはなれないで いることができる。ースタイン大佐!①冨くぎ誠9や冒﹄O・8.
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P寓.b.号建・︵芒訟.︶や一刈・ 冒Φ<貯.浮監.やPO’ 国.O.O騨ロ昌昌σqな自冨。霞。巳oU暮Φ℃さoo器貯σq陶。目ゆ募ぎ①。・召・即H巨財房什昌㌔リサめOρ ︾・寓’b﹂¢9︵篭註.︶やα◆ b旨・b﹂琶9︵篭宝■︶b.O.⑦P自.b.彗9︵芒心δ冒﹄ひ・ ⑧卜岸b﹂甑Ω・︵琶念・︶や悼心・
六分権管理
とI D P
前項で明らかにしたように、IDPは電子計算機の出現によって注目せられるに至ったが、それは手段の発達が動機を あたえたというにすぎず、本質は事務作業組織の問題であった。即ち、事務遂行の具体面たる資料の流れを経営全一体の 観的から研究して、資料の起源から資料利用に至るまでの金過程を一貫したプロセスに置く方式である。 大きな経営にあっては大型機械を全運転させるに足る仕事の量が比較的少い種類の作業で得られるから、機械を導入し 易いが、反面部門間の整合が得難いのでIDPしにくい。小規模経営では一種類の仕事での作業量が少いので、’機械を満 足させる作業量を得るには多種の仕事を入力する必要があり、プログラムが複雑になる難点はあるが、工DPのための調 整はつけ易い。このように、経営規模の問題は一応別にして置くことができる。また小さい機械ではIDPできないと考 えるの怯大ぎな間違である。本来機械の能力の問題は技術前条件にすぎず、事務作業組織の問題であるからである。 その故に、工DPに着手するに当って、必要な要員は経営の事情に通じた自祉員中から選び、計算機の応用について教 育する方が、機械技師を外から雇って来て、会社の組織について研究させるよりは有利であるとの見解︵スタイン大佐・ノ スチーズ氏シルバニア社の実例︶も成立するのであり、実に経営に於ける機械技術はその作動原理でなく応用原理が理解され れぽよく、パンチ機のときに機械メーカーが提供してくれた予めデザインしたクックブックスが、電子計算機では間に合 ① わず、使用経営側で要員養成に乗り出していると−いうことも同じ消息を物語っている。このように、全く経営組織の問題 として取上げるべぎものである。 1・D・P[の 展開 三五1・D・Pの展開
三六 しかも、作業組織にも、管理組織にも原則として変化をあたえるものではない。現在の管理者の責任分野を現状のまま に破壊することなしに、情報のすべてを綜合形式でトップマネージメントにまで利用でぎるように流れを集中することで ある。 そこで遠隔地に配置された分散的経営配置の闇で綜合事務処理をする揚合に、二つの方式が考えられる。事務処理の装 置をも分散的に配置する場合に、処理センターが各地にあるということは、IDP原理に反することではない。即ち、集 中処理。Φ口自白齢巴覧ooo器ぎσqでなくてはIDP出来ないのではない。しかし、分散の基準儀①8昌旨巴討①匙﹃塁尻に立っ て高速計算機を記録作成の仕事に応用することは高い原価につくので実際的ではない。シルバニャ・エレクトリック.プ ロダクト社は別の方法として資料処理センターの設立に成功した。その骨子は経営を分割したままで資料集中処理をす る。 ︵OΦ。g書巴ぎ晒。葛轟軌。冨覧房。旨帯副N巴壼鼠戸隠。塞。・ヨαq︶IDP方式の採用と、そのために必要な通信問題oo旨日二三〇㌣ 弧。冨嘆。び﹁㊦目の同位化の達成である。後者の問題は前者と切離せないことではあるが、テレタイプ網の研究による中央 処理センターとの通信であって、U・Sスチールその他、また日本でも小野田セメントが実施していることは有名であ る。これは次の機会にまとめて考察してみたい。 シルバニア社は九製造部門と一技術部門をもち、二五の州の六五市町村に四七工場・一八研究所・二七販売事務所・一 八倉庫をもっている。これを綜合化するために五ク年計画を山!1て、地理的基準で、ニューヨーク州シラキュースの近く、 カミラス︵O塑巨巳募曽帥聾拭きぎ日。象器ぐミΦ。・け90α覧9房Φ︶にD・Pセンターを置いたのである。このセンターをめぐって本 論で注意したい点は、この地が選ばれた条件についてである。 ディセントラライゼイシ.ンのもつ利益は、莫大であってこの原理は捨て難い。高速ディジタルコンピューターは人闇 をつまらぬ仕事から解放するので建設的思考に熟塾することがでぎる。しかしその基準で高速処理機を分散配置すること ’は不経済である。これを解決する鍵は通信網の合理的形成にある。中央処理センターに情報を集めて綜合処理する方法が その解決点であるが、その揚合﹁現在円滑に働いている記録作成の機能を二、○○○マイルもはなれた別の誰かが代って 同等またはそれ以上にやってのけるというときになって、⋮⋮そのとぎでも倫部門の管理者が、その数字のコントロール を保持しつづけていることを理解するのはまた困難なことである。しかしながら、トップマネージメントグループのヵを かりて国内全地域での教育会をつづけて、この着想は急速に採用されるに至った。﹂﹁重要な点は、他の活動と密接に関係 しない地域にサービスセンターを置く必要があった。⋮⋮もしDPセンターを部門のどれかの主たる事務所、または昌ユ ーヨークの総事務所であったとしても、こういつた点に設けていたなら、プログラムはこれ程に成功していたとは信じら れない。 私の論旨はこうであった。⋮⋮シルバニア社のある部門の総支配人が 地域的近接さという理由によってでも1何 らかのコントロールを資料処理システムに対してもっていると感じられる疑惑はなくしたい。このようにして全工場の大 多数からアクセスすることが容易な、いわば通信サービスにおいて最適となる地点を選ぶことが問題であった。かくてあ らゆる工揚・研究所・倉庫その他の設備の地理学的中心を決め、輸送方法・通信ルートのつぎ進んだ研究をやって⋮⋮決 定されたのである。 再浸すればシルバニアでの集中資料処理センターの建設は、分散作業配置の原理を我社の基本としていることに完全に 一致ずる。 ﹃コンピュータはより一層集中化をもたらすか﹄という質問をうけることがあまりにも多いので、私はこの点 念を押したい。シルバニアの確固たる信念は集中資料処理は分散化を一層能率よくするものでさえあるということであ る。分散的組織はさらに急速に一層融通性をもって働くことになるであろう。支配人が記録作成に使う時間が節約でぎる 程、彼が直接責任を負うている活動の監督により多くの時間を使えるから、全体の活動の能率は一層よくなる。かくて、 工・D・P の 展開 , 三七
工・D・P の 展開 三八 記録作成を含む事務員の努力と、活動機能を管理する責任とを分離するのが通常のやり方となっている。⋮⋮D・Pセン ターの管理者ぽいかなる揚合にも、製造部門のいかなるものの活動に関連しても決定をするようには要求されていない。 何らかの製造部門や工場の記録を変えるような記入は、その特定の工場作業に責任をもっている会計係の承諾なしに、セ ンターの会計士によって変えられることはない。﹂ 即ち、﹁シルバこア社のD・Pセンターは、技術、製造、配給はもとより管理努力に関係ある記録作成をD・Pセンタ ーでやることがその窮局のプランである。D・Pセンターは作業部門から情報を集め、その情報を可能な最早の時下で、 最有効な様式で、この情報にもとづいて作業決定をしなくてはならない個個の人々に送ることを任務としたサービスデパ ートメントそのものである。﹂、