TEPCO
2009 年 3 月期第 3 四半期 決算説明会資料
2009 年 1 月 30 日 東京電力株式会社
常務取締役
武井 優
TEPCO
〜業績見通しについて〜
東京電力株式会社の事業運営に関する以下のプレゼンテーションの中には、
「今後の見通し」として定義する報告が含まれております。それらの報告はこ
れまでの実績ではなく、本質的にリスクや不確実性を伴う将来に関する予想で
あり、実際の結果が「今後の見通し」にある予想結果と異なる場合が生じる可
能性があります。
TEPCO
Ⅰ . 2009 年 3 月期第 3 四半期決算の概要
<本資料における前年同期との比較について>
四半期報告制度の導入により、2009年3月期第3四半期決算は、前年同期から一部の会計処理が変更となって いるが、差引での比較を参考としてお示ししている。
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業績概要(連結・単独) 2
(上段は連結、下段は単独) (単位:億円)
(億kWh) 2,172 2,188 -16 99.3
(連) 42,512 39,718 2,793 107.0
(単) 40,698 37,912 2,785 107.3
43,875 37,443 6,431 117.2
42,376 35,929 6,446 117.9
-1,363 2,275 -3,638 −
-1,678 1,982 -3,660 −
43,062 40,187 2,874 107.2
41,013 38,155 2,858 107.5
45,052 38,615 6,437 116.7
43,461 37,074 6,387 117.2
-1,990 1,572 -3,562 −
-2,448 1,080 -3,529 −
− 186 -186 −
− 186 -186 −
110 1,752 -1,641 6.3
110 1,729 -1,619 6.4
-1,377 -30 -1,347 −
-1,648 -327 -1,320 −
-1,890 − -1,890 −
-2,261 − -2,261 −
17.5 21.1 -3.6 −
16.3 19.9 -3.6 −
-1.0 1.7 -2.7 −
-1.3 1.5 -2.8 −
(%)
R O A
(%)四 半 期 純 損 益
特 別 損 失
自 己 資 本 比 率
販 売 電 力 量
営 業 費 用
経 常 費 用
経 常 収 益
比較
増減 比率 (%)
フ リ ー ・ キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー
売 上 高
2008年3月期 第3四半期(9ヶ月)
営 業 損 益
特 別 利 益
2009年3月期第3四半期 累計期間(9ヶ月)
経 常 損 益
TEPCO
2009 年 3 月期通期業績予想の修正① <主要諸元・影響額> 3
【主要諸元】
2008年3月期
販売電力量(億kWh) 2,172 752 2,924 2,967 2,974 全日本通関原油CIF価格($/b) 105.06 47程度 91程度 110程度 78.72 為替レート(円/$) 102.93 95程度 101程度 106程度 114.44 原子力設備利用率(%) 43.9 42程度 44程度 44程度 44.9
出水率(%) 93.6 100程度 95程度 100程度 94.4
【影響額】 (単位:億円)
2008年3月期
全日本通関原油CIF価格(1$/b) 170 180 160
為替レート(1円/$) 190 210 140
原子力設備利用率(1%) 150 170 120
出水率(1%) 15 20 15
金利(1%) 150 150 120
注:影響額のうち「全日本通関原油CIF価格」「為替レート」「原子力設備利用率」「出水率」は、年間の燃料費への影響額を、
「金利」は支払利息への影響額を、それぞれ示している。
通期実績
通期実績 今回通期見通し 前回通期見通し
第3四半期 累計期間実績
第4四半期
(3ヶ月)見通し
2009年3月期
今回通期見通し 前回通期見通し
2009年3月期
TEPCO
2009 年 3 月期通期業績予想の修正② <前回予想比較>
4
(上段:連結、下段:単独) (単位:億円)
通 期 売 上 高 営 業 損 益 経 常 損 益 当 期 純 損 益
(連) 59,600 450 -500 -450
(単) 57,100 50 -1,000 -700
60,300 -2,350 -3,250 -2,200
57,700 -2,800 -3,800 -2,500
-700 2,800 2,750 1,750
-600 2,850 2,800 1,800
2009年3月期第2四半期 決算発表(10月31日)時点
増 減
今 回
前 回
2009年3月期第3四半期 決算発表(1月30日)時点
経常損益【前回公表値】 -3,800億円
【収支好転要因】 【収支悪化要因】
○燃料費の減 ○売上高の減
【消費面】 ・販売電力量の減による電気料収入の減 +550億円
・電力需要の減による減 +550億円 ・附帯事業収益の減(ガス供給事業など) +50億円
・購入電力量の増による減 +100億円
・原子力発電電力量の減による増 -50億円 ○その他
・水力発受電の減による増など -50億円
【価格面】
・為替レートの円高化による減 +850億円
・原油CIF価格の低下による減など +1,950億円
○附帯事業営業費用の減
・ガス供給事業など
経常損益 -1,000億円
○渇水準備金の取崩し ○特別損失
税引前当期純損益 -1,050億円 当期純損益(税引後*) -700億円
(注)法定実効税率36.2%
+100億円
・受取配当金の減など
+50億円
<通期業績予想 : 増減要因(単独ベース)>
+600億円 +650億円 +3,450億円
+3,350億円
+50億円 +100億円
・財産偶発損、災害特別損失の計上
TEPCO
2009 年 3 月期通期業績予想の修正 ③ <前年度実績比較>
5
(上段:連結、下段:単独) (単位:億円)
通 期 売 上 高 営 業 損 益 経 常 損 益 当 期 純 損 益
(連) 59,600 450 -500 -450
(単) 57,100 50 -1,000 -700
54,793 1,364 331 -1,501
52,243 950 -220 -1,776
4,807 -914 -831 1,051
4,857 -900 -780 1,076
2009年3月期第3四半期 決算発表(1月30日)時点
2008年3月期実績
増 減
経常損益【前期実績】 -220億円
【収支好転要因】 【収支悪化要因】
○売上高の増 ○燃料費の増
・電気料収入の増 +4,350億円 【消費面】
うち、販売電力量の減 -850億円 ・原子力発電電力量の減による増 +200億円
燃調による影響など +5,200億円 ・電力需要の減による減 -400億円
・購入・水力発受電電力量の増による減など -250億円
・附帯事業営業収益の増など +500億円 【価格面】
(ガス供給事業収益+350億円) ・為替レートの円高化による減 -1,900億円
・原油CIF価格の上昇による増など +6,100億円
○減価償却費の減 ○購入電力料の増
・償却進行や投資抑制による減
○人件費の増
○バックエンド費用の減
・原子力発電電力量の減など
○附帯事業営業費用の増など
(ガス供給事業費用+350億円)
経常損益 -1,000億円
+200億円
+300億円
< 通期業績予想 : 経常損益の増減要因(単独ベース) >
+3,750億円 +6,150億円 +5,350億円
+4,850億円
+600億円
・退職金・年金制度見直し(08年3月期実施)による減の反動増など +1,450億円
+350億円
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柏崎刈羽原子力発電所停止による影響 6
2008年3月期 2009年3月期 2009年3月期 2009年3月期
影響額合計 6,150 4,785 6,035 6,580
燃料費等 4,200 4,600 5,850 6,500
燃料費・購入電力料等の増(注2) 4,600 4,970 6,350 7,000
核燃料費・原子力バックエンド費用の減 -400 -370 -500 -500
復旧費用等 1,950 185 185 80
特別損失(災害特別損失等) 1,925 110 110 −
その他(休止火力立上げ費用等) 25 75 75 80
原子力発電電力量の減 400億kWh 370億kWh 500億kWh 500億kWh
原子力設備利用率(%) 44.9 43.9 44程度 44程度
(注1)柏崎刈羽原子力発電所が2009年3月期内において、全号機停止していることを前提とした試算値。
(注2)「燃料費・購入電力料等の増」には、福島第一・第二原子力発電所によって代替したことによる核燃料費などの費用増を含む。
(注3)毎四半期末時点において、合理的な見積りに基づき見積り額を算定しており、点検・復旧作業の進捗による実績等を踏まえ、工事費用などを精査した結果、追加計上することとしたもの。
内訳は、「災害特別損失」107億円、「財産偶発損」2億円。
【参考】通期予想
(前回:10月31日時点)
通期実績 第3四半期
累計期間実績 通期予想(注1)
(単位:億円)
(注3)
TEPCO
▲15.0
▲10.0
▲5.0 0.0 5.0 10.0 15.0
58/4 59/4 60/4 61/4 62/4 63/4 1/4 2/4 3/4 4/4 5/4 6/4 7/4 8/4 9/4 10/4 11/4 12/4 13/4 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4 19/4 20/4 自売計電力量
契約電力
※シャドー部分は景気後退期 2008年3月期
通期 第2四半期累計 10月 11月 12月 第3四半期
繊 維 -0.7 -12.3 -12.2 -9.6 -17.7 -13.1 紙パルプ -0.1 -5.7 -3.1 -8.4 -11.4 -7.5
化 学 11.2 6.8 4.5 -0.7 -13.8 -3.3
窯業土石 1.5 0.6 6.0 2.0 -2.0 2.0
鉄 鋼 -2.7 5.3 2.6 -2.3 -17.8 -5.5
非鉄金属 4.6 0.6 -2.8 -6.7 -18.0 -9.1
機 械 1.9 -0.8 -3.5 -11.2 -18.8 -11.0
大口合計 2.8 1.3 0.1 -4.4 -10.2 -4.7
【参考】10社計 4.2 2.7 -0.5 -5.2 -13.0 − 2009年3月期
【参考】大口電力の状況 7
生産水準の大幅かつ急激な低下を反映し、 12 月の大口販売電力量は前年同月比
▲ 10.2 %と過去最大マイナス幅を記録。
【大口業種別販売電力量の対前年増加率の推移】
(%)
5ヶ月連続のマイナス
(%)
【大口電力カーブ】
注:12月の10社計は速報値。また、第3四半期の10社計は公表していない。
(年月)
大口電力カーブを見ると、自売計電力量
(電力会社の販売+自家発)の伸びが契約電力
の伸びを昨年 8 月から 5 ヶ月連続で下回っている。
TEPCO
【参考】燃調制度の見直しについて 8
《新制度》
料金反映までに2ヶ月、毎月調整
9
12-翌2月の平均燃料価格
→ 5月分の燃料費調整に適用
9
1-3月の平均燃料価格
→ 6月分の燃料費調整に適用
新制度の概要
9 料金反映までの期間を 3 ヶ月から 2 ヶ月に短縮の上、毎月燃料費調整を適用。
9 調整上限について、今次見直しでは変更を行わない。
9 基準燃料価格が一定の範囲内(± 5 %)に止まる場合、調整を行わない仕組み
(デッドバンド)は廃止。
Ú 新制度は5月分料金から適用。なお、料金反映までの期間が短縮されることにより反映されな い特定月の燃料価格(H20.10〜H21.1の一部)が適切に反映されるよう、移行措置を実施。
10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
3ヶ月平均 料金反映まで3ヶ月
四半期ごとに 調整 燃料価格
燃料費調整
3ヶ月平均
10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
毎月調整 燃料価格
燃料費調整
料金反映まで2ヶ月
《現行制度》
料金反映までに3ヶ月、四半期ごと調整
9
10-12月の平均燃料価格
→翌4-6月分の燃料費調整に適用
TEPCO
【参考】オール電化住宅の獲得実績 9
(参考)新築住宅に占めるオール電化住宅
9.1 7.7
5.6
3.2 2.2
4.5%
6.4%
11%
15%
22%
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0
03年度 04年度 05年度 06年度 07年度
(万戸)
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
25.0%
新築戸数(オール電化住宅) オール電化率(新築住宅)
オール電化住宅累計戸数(新設+既設)
6.4 11.2
20.6
32.0
45.6
56.4
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0
03年度末 04年度末 05年度末 06年度末 07年度末 08年12月末
(万戸)
新規獲得目標(新設+既設)
2006年度: 9.6万戸 2007年度:15.0万戸
2008年度: 目標設定していない
電気給湯機・IHクッキングヒーター普及実績
(単位:万口,万台)03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 08年12月末
年間口数
2.3 3.9 7.7 10.3 12.5 11.1
累計値(59.7) (63.6) (71.1) (81.5) (94.0) (105.1)
年間口数1.7 3.5 6.5 9.4 11.7 10.5
累計値
(2.3) (5.8) (12.3) (21.7) (33.4) (43.9)
52.7 61.2 73.1 82.3 85.4 67.3
* :エコキュート獲得口数は、電気給湯機獲得口数の再掲。
**:IHクッキングヒーターは、全国出荷台数(うち、当社サービスエリア内は2割程度と推計)。日本電機工業会調べ。
エコキュート(再掲)* 電気給湯機
IHクッキングヒーター**
(全国出荷台数)
TEPCO
【参考】需要開拓に向けた取り組み 10
産業用分野
プロセス・イノベーションに資する電化機器を実体験していただき、案件創出や機器開発への展 開を図る施設として、「 TEPCO 電化ファクトリーI
2(アイ・スクエア)」を開設。
業務用分野
調理セミナーや実際の調理体験などを通じて、電化厨房のメリットを体感していただく施設とし て、「Switch! Station Pro.有明」を開設。
東京電力
研究 部門
営業 部門
お客さま 国・政府
関連団体 生産装置
メーカーさま エンジニアリング
会社さま 材料
メーカーさま
企業同士のマッチング、技術情報の発信、産業界が 求める機器の開発、政策提言などの環境整備を通じ て、産業用分野の電化を促進。
【両施設の概要】
「TEPCO電化ファクトリー
I
2(アイ・スクエア)」9 開設:2007年11月
9 主な展示内容:IH塗装乾燥装置、IH流体殺菌装置、
蒸気レス空調システム
(ヒートポンプ+気化式加湿器)
「Switch! Station Pro.有明」
9 開設:2007年9月
9 主な展示内容:セミナー・プレゼンテーションルーム モデル厨房ゾーン、テストコーナー等
TEPCO
Ⅱ . 2009 年 3 月期第 3 四半期決算
(詳細データ)
<本資料における前年同期との比較について>
四半期報告制度の導入により、2009年3月期第3四半期決算は、前年同期から一部の会計処理が変更となって いるが、差引での比較を参考としてお示ししている。
TEPCO
損益計算書(連結) 12
(単位:億円)
増減 比率(%)
42,512 39,718 2,793 107.0
43,875 37,443 6,431 117.2
-1,363 2,275 -3,638 −
550 468 81 117.3
持 分 法 投 資 利 益
150 84 65 177.81,177 1,171 5 100.5
-1,990 1,572 -3,562 −
-50 -45 -4 −
− 186 -186 −
110 1,752 -1,641 6.3
-708 55 -764 −
36 27 8 131.9
-1,377 -30 -1,347 −
2008年3月期 比較
第3四半期 2009年3月期
第3四半期累計期間
営 業 損 益
営 業 収 益
営 業 費 用
経 常 損 益
四 半 期 純 損 益
営 業 外 収 益
営 業 外 費 用
渇 水 準 備 金 引 当 又 は 取 崩 し
特 別 損 失
法 人 税 等
少 数 株 主 利 益
特 別 利 益
グレート・エナジー・アライアンス社 24億円 (+56億円)
注:( )内は、前年同期比増減。
TEPCO
収益内訳(単独) 13
(単位:億円)
増減 比率(%)
41,013 38,155 2,858 107.5
40,698 37,912 2,785 107.3
40,088 37,550 2,537 106.8
38,200 35,726 2,474 106.9
電 灯 料 15,383 14,581 801 105.5
電 力 料 22,817 21,144 1,672 107.9
925 818 106 113.0
319 382
-6383.5
643 622 20 103.3
610 361 248 168.6
315 242 72 129.8
営 業 外 収 益
地 帯 間 販 売 電 力 料 他 社 販 売 電 力 料
そ の 他
附 帯 事 業 営 業 収 益
経 常 収 益
電 気 料 収 入
売 上 高
電 気 事 業 営 業 収 益
2009年3月期 2008年3月期
比較 第 3 四半期
第3四半期累計期間
ガス供給事業の増 242億円 販売単価の上昇 (16.33円/kWh → 17.59円/kWh)
燃料費調整額 (760億円→1,920億円)
TEPCO
費用内訳(単独) 14
(単位:億円)
増減 比率(%)
43,461 37,074 6,387 117.2
42,376 35,929 6,446 117.9
41,706 35,596 6,110 117.2
人 件 費
3,464 2,071 1,392 167.2燃 料 費
17,045 11,909 5,136 143.1修 繕 費
2,668 3,206 -538 83.2減 価 償 却 費
5,263 5,412 -148 97.3購 入 電 力 料
6,303 5,470 832 115.2租 税 公 課
2,558 2,559 -1 99.9原 子 力 ハ ゙ ッ ク エ ン ト ゙ 費 用
833 876 -43 95.1そ の 他
3,570 4,090 -520 87.3669 333 336 201.0
1,084 1,144 -59 94.8
1,015 1,037 -22 97.9
69 106 -37 65.2
営 業 外 費 用
支 払 利 息
そ の 他
附 帯 事 業 営 業 費 用
比較
経 常 費 用
営 業 費 用
電 気 事 業 営 業 費 用
2009年3月期 2008年3月期
第3四半期累計期間 第3四半期
TEPCO
経常費用 前年同期比較(単独)① 15
人件費(2,071億円→3,464億円)
給料手当(2,388億円→2,318億円)
従業員賞与の減額など
退職給与金(-951億円→496億円)
前年度上半期に実施した退職一時金・年金制度の見直し*に伴う反動増など
*: 07年度に税制適格退職年金制度から規約型確定給付企業年金制度・確定拠出型年金(DC)制度へ移行。
規約型移行(給付利率3.5%→2.0%)に伴い発生した過去勤務債務▲931億円を発生時点(07年度中間期)で全額費用処
数理計算上の差異処理額(-319億円→216億円)
燃料費(11,909億円→17,045億円)
消費量面
原子力発電電力量の減(原子力発電電力量529億kWh→501億kWh) +170億円 (原子力設備利用率46.3%→43.9%)
水力発受電電力量の増など -80億円
発受電電力量の減(発受電電力量2,389億kWh→2,364億kWh) -200億円
融通・他社受電の増 -50億円
価格面
原油価格の上昇(全日本原油CIF価格:73.48$/b→105.06$/b) +6,230億円 為替レートの円高化(117.35円/$→102.93円/$) -1,320億円 その他(火力発電用燃料構成の変動〔重原油割合の上昇〕など) +390億円
+5,300億円
+5,136億円
-160億円
+1,392 億円
+1,448億円 -69億円
<数理計算上の差異処理額> (単位:億円)
発生額 2008年3月期 2009年3月期
(A) 2006年3月期 2007年3月期 処理額 3Q未処理額
処理額 処理額 DC移行分 2009年3月期 (A)−(B)
(特別利益に計上) 3Q処理額
2006年3月期発生分 -1,179 -393 -393 -282 -24 -368 − −
2007年3月期発生分 -154 − -51 -36 -10 -48 -33 -11
2008年3月期発生分 1,001 − − − − 333 250 417
合 計 -590 -485 -319 -34 -83 216 406
(注)「数理計算上の差異」については、発生年度から3年で処理(定額法により償却)。
3Q処理額 (再掲)
各期の費用処理額(引当額) (B)
08年3月期の株式市場 低迷などに伴う年金資 産の運用収益悪化など
TEPCO
経常費用 前年同期比較(単独)② 16
修繕費( 3,206億円→ 2,668億円)
電源関係(1,488億円→1,186億円)
水力(89億円→70億円) -18億円
火力(585億円→644億円) +58億円
原子力(812億円→470億円) -342億円
流通関係(1,670億円→1,442億円)
送電(260億円→182億円) -77億円
変電(148億円→110億円) -38億円
配電(1,261億円→1,149億円) -112億円
その他(47億円→39億円)
減価償却費(5,412億円→5,263億円)
電源関係(2,255億円→2,186億円)
水力(352億円→332億円) -20億円
火力(1,136億円→1,112億円) -24億円
原子力(766億円→742億円) -24億円
流通関係(3,014億円→2,943億円)
送電(1,387億円→1,352億円) -35億円
変電(602億円→581億円) -21億円
配電(1,023億円→1,009億円) -14億円
その他(142億円→133億円)
-68億円
-71億円
-8億円 -8億円
-148億円 -538億円
-227億円 -301億円
<減価償却費の内訳>
2008年3月期 2009年3月期
第3四半期 第3四半期累計期間
普 通 償 却 費 5,309億円 5,153億円
特 別 償 却 費 71億円 40億円 試 運 転 償 却 費 31億円 68億円
→
主な増減要因
水力 :水車修理費用の減など 火力 :定期点検費用の増など
原子力:原子炉再循環系(PLR)配管の予防保全工事の減など
主な増減要因
送電:鉄塔塗装工事費用の減など
変電:開閉器・変圧器等の補修費用の減など 配電:接地改修工事の減など
主な増減要因
火力:川崎火力発電所1号系列(1-2軸・1-1軸)・富津火力 発電所4号系列(4-1軸)の試運転実施による試運転償 却費の増など
TEPCO
経常費用 前年同期比較(単独)③ 17
購入電力料( 5,470億円→ 6,303億円)
地帯間購入電力料(1,988億円→1,644億円) -343億円
他社購入電力料(3,481億円→4,658億円) +1,176億円
租税公課( 2,559 億円→ 2,558 億円)
事業税(電気料収入の増による増など) +24億円
固定資産税(減価償却の進行など) -23億円
原子力バックエンド費用( 876 億円→ 833 億円)
使用済燃料再処理等費(764億円→680億円) -83億円
使用済燃料再処理等準備費(21億円→49億円) +27億円
原子力発電施設解体費(90億円→103億円) +12億円
その他( 4,090 億円→ 3,570 億円)
附帯事業営業費用( 333億円→669億円)
エネルギー設備サービス事業(15億円→16億円) +1億円
不動産賃貸事業(36億円→40億円) +3億円
ガス供給事業(265億円→593億円) +327億円
その他附帯事業(14億円→18億円) +3億円
支払利息( 1,037億円→1,015億円)
平均利率の低下(1.87%→1.75%) -70億円
有利子負債残高の増 +48億円
(08年3月期第3四半期末:74,569億円→09年3月期第3四半期末:79,315億円)
営業外費用−その他( 106 億円→ 69 億円)
有価証券評価損の反動減など
-37億円 -22 億円 +336億円 +832億円
-43億円
-520億円 -1億円
主な増減要因
地帯間購入電力料:電力間応援融通の減など 他社購入電力料 :
・需給対応に伴う共同火力等からの受電増
・火力燃料費の高騰など
主な増減要因
使用済燃料発生数量の減少に伴う 引当額の減少など
主な増減要因
委託費、普及開発関係費などの減
TEPCO
貸借対照表(連結・単独) 18
2009年3月 期 第3四 半 期 末
2008年 3月 期 末
53,188 52,854 53,144 52,799 19,619 17,130 18,020 15,570 4,184 3,822 3,650 3,480 4,500 2,950 4,500 2,950
C P
<有利子負債残高の内訳>
(単位:億円)
社 債
長期借入金
短期借入金
(上段:連結、下段:単独) (単位:億円)
増減 比率(%)
(連) 137,136 136,790 345 100.3
(単) 130,652 130,577 74 100.1
126,174 126,975 -801 99.4
121,461 122,496 -1,034 99.2
電 気 事 業 固 定 資 産 82,035 84,160 -2,124 97.5 附 帯 事 業 固 定 資 産 702 711 -9 98.7
事 業 外 固 定 資 産 43 40 2 107.1
固 定 資 産 仮 勘 定 6,008 5,950 58 101.0
核 燃 料 9,212 9,239 -27 99.7
投 資 そ の 他 の 資 産 23,457 22,393 1,064 104.8
10,961 9,815 1,146 111.7
9,190 8,080 1,109 113.7
112,710 109,836 2,874 102.6
109,413 106,750 2,663 102.5
90,151 86,026 4,125 104.8
87,654 83,505 4,149 105.0
22,434 23,635 -1,200 94.9
21,635 23,072 -1,436 93.8
123 174 -50 71.2
123 173 -49 71.2
24,425 26,954 -2,528 90.6
21,238 23,827 -2,588 89.1
24,069 26,261 -2,192 91.7
21,042 23,505 -2,462 89.5
-65 275 -340 −
196 321 -125 61.1
420 416 4 101.0
− − − −
(*)固定資産の内訳は単独
81,491 76,757 4,734 106.2
79,315 74,799 4,515 106.0
17.5 19.4 -1.9 -
16.3 18.2 -1.9 -
総 資 産
流 動 資 産
2009年3月期 比較 第3四半期末
2008年3月 期末
固 定 資 産
自 己 資 本 比 率 (%)
負 債
純 資 産
固 定 負 債
流 動 負 債
渇 水 準 備 引 当 金
有 利 子 負 債 残 高
株 主 資 本
評 価 ・ 換 算 差 額 等 少 数 株 主 持 分
(*)
(単位:億円,%)
発行日 募集総額 年限 利率(年)
08. 4.25 500 10 1.640
08. 4.25 500 5 1.094
08. 4.25 500 10 1.602
08. 5.30 500 3 1.171
08. 6.25 500 10 1.976
08. 7.25 500 10 1.849
08. 7.22 500 6 1.505
08. 7.24 500 12 1.948
08. 9.29 600 20 2.347
08.10.17 500 10 1.699
08.11.26 300 2 0.829
08.11.28 500 20 2.401
08.12.19 300 5 1.202
合計 6,200 - -
注1:国内債のみ、外債発行はなし。
注2:2008年3月期社債発行実績額 7,500億円
<2009年3月期社債発行実績>
TEPCO
フリー・キャッシュ・フロー(連結・単独) 19
(上段:連結、下段:単独) (単位:億円)
第3四半期累計期間 第3四半期 増減 比率(%)
(連) 2,500 − − −
(単) 1,913 − − −
-4,390 − − −
-4,174 − − −
-1,890 − − −
-2,261 − − −
4,803 − − −
4,515 − − −
(使途)
805 − − −805 − − −
2,107 − − −
1,449 − − −
497 − − −
66 − − −
営業活動による キャッシュ・フロー
設備投資(キャッシュ・ベース)
フリー・キャッシュ・フロー
2009年3月期 2008年3月期 比較
外部資金調達
(うち多角化事業投資)
投 融 資 等
配 当 金
TEPCO
セグメント情報① <実績> 20
<各セグメントの主な内訳> (単位:億円)
対前年 同期増減
対前年 同期増減
情報通信 681 - 39 -
テプコシステムズ 284 - 1 -
アット東京 151 - 32 -
テプコケーブルテレビ 121 - 1 - エネルギー・ 環境 2,969 - 102 -
ガス・カンパニー 518 - -75 -
東電工業 352 - 2 -
テプスター 288 - 2 -
東京ティモール・シー・リソーシズ(米)社 221 - 162 - 住環境・ 生活関連 956 - 56 -
東電不動産 225 - 20 -
東電広告 164 - 5 -
東京リビングサービス 119 - 5 -
東新ビルディング 95 - 24 -
海外 130 - 19 -
ユーラスエナジーホールディングス 64 - 2 - ティーエムエナジー・オーストラリア社 57 - 24 -
コンサルティング事業 8 - 2 -
※:営業利益は、連結調整前。
総売上高 営業利益*
(単位:億円)
2008年3月期
第3四半期 増減 比率(%)
42,512 - - -
40,088 - - -
40,084 - - -
681 - - -
341 - - -
2,969 - - -
1,574 - - -
956 - - -
388 - - -
130 - - -
123 - - -
-1,363 - - -
電 気 -1,615 - - -
情 報 通 信 39 - - -
エ ネ ル キ ゙ ー ・ 環 境 102 - - - 住 環 境 ・ 生 活 関連 56 - - -
海 外 19 - - -
注:売上高の下段は、外部顧客に対する売上高。
営 業 利 益 住 環 境 ・ 生 活 関連
海 外
電 気
情 報 通 信 エ ネ ル キ ゙ ー ・ 環 境
比較
売 上 高
2009年3月期 第3四半期
累計期間
TEPCO
(単位:億円)
2009年3月期 2008年3月期
実 績 実 績 増減 比率(%)
売 上 高 518 275 242 188.0
営 業 損 益 -75 10 -85 −
ガ ス 販 売 数 量 約77万t 約52万t − −
※ ガス販売数量はLNG換算数量。
第3四半期(累計期間)
比較
2009年3月期 2008年3月期
見通し 実 績
売 上 高 750 428 322
営 業 損 益 -10 -12 2 ガ ス 販 売 数 量
*− 約78万t −
*:販売数量の見通しは、公表していない。
通 期
増減
(単位:億円)
セグメント情報② <エネルギー・環境 ガス・カンパニー> 21
営業収益:お客さまへの販売増およびLNG価格上昇に伴う販売価格上昇により増加(前年同期比242億円増)。
営業費用:お客さまへの販売増および燃料価格高騰に伴う原材料費増などにより増加(前年同期比327億円増)。
営業収支:75億円の赤字。赤字となった要因は、LNG価格上昇局面における原料費調整制度のスライドタイムラグ。。 (注)原料費調整制度のスライドタイムラグ 原料費調整制度により原料価格を販売価格へ反映するのに数ヶ月かかるため、LNG価格の上昇期間の損益だけを取り 出すと、原料費の上昇にガス料金の収入増が追いつかなくなること。いわゆる「期ずれ」。
通期収支見通しは、燃料価格に大きく左右されるが、営業収益は750億円程度、営業収支は10億円程度の赤字の見込み。
見通し 見通し
見通し
実 実 績
実 績 績
TEPCO
【販売電力量】
(単位:億kWh、%)第2四半期累計期間 第3四半期 第3四半期累計期間
518.5 248.9 767.4 1,094
(-0.6) (-1.2) (-0.8) (-0.9)
455.5 223.5 678.9 973
(0.1) (-0.5) (-0.1) (-0.3)
52.5 21.4 73.9
(-5.5) (-6.9) (-5.9) 121
10.5 4.1 14.5 (-5.1)
(-4.2) (-2.9) (-3.8)
960.6 443.7 1,404.4 1,830
(0.3) (-2.7) (-0.7) (-2.2)
1,479.1 692.7 2,171.8 2,924
(-0.0) (-2.2) (-0.7) (-1.7)
注:四捨五入にて記載。( )内は対前年伸び率。
2009年3月期
特 定 規 模 需 要
2009年3月期 通期見通し
販 売 電 力 量 計
電 灯
低 圧
そ の 他
特 定 規 模 需 要 以 外
発受電電力量・販売電力量・月間平均気温 22
○ 下期における生産水準の低下等を反映し て、特定規模需要が前年水準を下回るこ となどから、第2四半期決算時の見通しに 対して▲43億kWhの下方修正となった。
○ 生産水準の低下等を反映して、産業用需 要が前年水準を下回ったことにより、対 前年比0.7%のマイナスとなった。
○ 第2四半期決算時の見通しに対しても、計 画を下回る水準で推移。(計画比99.3%)
【月間平均気温】
(単位:℃)10月 11月 12月
今 年 18.6 12.2 8.7 前 年 差 0.4 -0.1 0.8 平 年 差 1.3 0.3 1.5
注:当社受持区域内にある9気象台の観測気温を、
当該気象台に対応した当社支店の電力量規模に 応じて加重平均した平均気温。
【発受電電力量】
(単位:億kWh、%)第2四半期累計期間 第3四半期 第3四半期累計期間
1,600.5 763.9 2,364.4
(-0.4) (-2.2) (-1.0)
1,343.2 624.1 1,967.3
水 力 67.7 17.1 84.8
火 力 935.1 445.6 1,380.7
原 子 力 340.4 161.4 501.8
273.6 142.7 416.3
-16.3 -2.9 -19.2 注:( )内は対前年伸び率。
自 社
他 社
発 受 電 計
揚 水
2009年3月期
低圧・
その他計
TEPCO
【参考】 柏崎刈羽原子力発電所の現状と 今後の取り組み
−前回説明( 10 月 31 日決算説明会)からの進捗および変更点−
TEPCO
災害に強く安全・安心な原子力発電所の構築
【設備点検】
基本点検 地震応答解析結果
異常なし
異常あり
地質調査(海域・陸域)
活断層の評価
耐震安全性の確認
(Ssに基づく応答解析等)
耐震安全性の確認
(Ssに基づく応答解析等)
裕度が比較的 少ない
良好 追加点検
必要に応じて耐震強化工事実施
必要に応じて耐震強化工事実施
【柏崎刈羽原子力発電所の復旧への取り組み】 【耐震安全性向上への取り組み】
【地震応答解析】
【設備健全性の総合評価】
※【地質調査・評価】
【基準地震動Ssの策定】
24
27p
中越沖地 震 の 知見 の反 映
【系統単位の点検・評価】
27p
【プラント全体の点検・評価】
※ 設備健全性の総合評価・・・
個別の設備(機器単位)を対象として実施。
必要に応じて 補修・ 取 替
29p
31p
28p
30p
TEPCO
復旧等の進捗状況 25
※1 他号機との共用設備のみを対象とした計画書を昨年3月7日に提出し、共用設備以外の設備を含めた計画書改訂版を 昨年4月14日に提出。
※2 報告書提出時点では点検が実施できない以下のものを除く。
・燃料が炉内に装荷された状態で実施する作動・漏えい試験等
・主タービン復旧後でなければ実施できない作動・漏えい試験等
※3 現時点で抽出している耐震強化工事対象箇所について完了。引き続き耐震安全性評価を実施中。
完了
08.06〜08.11
完了
※308.07〜 09.01
実施中
09.01〜
実施中
08.11〜
実施中
09.01〜
耐 震 強 化 工 事
提出済
(07.11.27)提出済
(08.03.07)
※1
提出済
(08.04.14)提出済
(08.05.16)
提出済
(08.04.14)
提出済
(08.05.16)
提出済
(08.02.06)
点検・評価計画書提出
(初版提出日)
プラント全体の 点検・評価 系統単位の 点検・評価
提出済
(08.02.25)提出済
(08.05.20)
提出済
(08.09.18)
提出済
(08.09.18)
提出済
(08.07.18)
提出済
(08.09.18)
提出済
(08.07.18)
点検・評価計画書提出
(初版提出日)
建 物
・
構 築 物
機器単位の 点検・評価
報告書提出 報告書提出 (08.12.03)
実施中
実施中 実施中
実施中 実施中
実施中 耐震安全性の確認
実施中
20/23 項目完了
実施中
16/26 項目完了
※2
報告書提出 報告書提出 (08.09.19)
※2
報告書提出 報告書提出 (09.01.28)
実施中
実施中 実施中
実施中 設 実施中
備
報告書提出 報告書提出 (08.09.01) 報告書提出
報告書提出 (08.12.25)
実施中
実施中 実施中
実施中 実施中
点検・評価
7号機 6号機
5号機 4号機
3号機 2号機
項 目 1号機
設備健全性の評価耐震安全性向上
TEPCO
20/23項目完了※
7 号機における取り組みの流れ・進捗 26
今回の地震観測記録 地震応答解析による
建屋応答の再現 シミュレーション
解析
健全性の総合評価
機器・配管系 健全性評価 建物・構築物
健全性評価
建屋 床応答
設備健全性の総合評価
系統機能試験
系統健全性の評価
基準地震動Ssに対する 耐震安全性評価
耐震安全性の確認
プラント全体の点検・評価
耐震強化 工事
:完了・ほぼ完了
:実施中
:今後実施
《新潟県中越沖地震に対する設備等の健全性評価》 《耐震安全性評価》
※ 蒸気タービンの復旧後に実施するもの以外は全て完了
(1月29日現在)
報告書提出(08/10/22)
報告書提出(08/05/22)
報告書見直し(08/09/22)
完了
(08/11/03)
報告書提出(08/12/03) 報告書改訂(09/01/09)
報告書提出(08/09/01) 報告書改訂(08/09/25)
報告書提出※
(08/09/19)
設備の復旧︵蒸気タービン復旧等︶
点検 地震応答解析
設備点検 地震応答解析 基準地震動Ssの策定
地質調査・活断層評価
TEPCO
【設備健全性の評価】 これまでの点検・解析の取り組み 27
◆ 7号機の取り組み
−昨年 10 月、原子力安全・保安院は、東京電力が点検・評価を実施した建物・構築物ならび に個々の機器(機器単位)について、健全性が維持されているとの評価を原子力安全委員 会へ報告。
この報告に対し原子力安全委員会は、昨年 10 月 31 日、「原子力安全・保安院の対応は適切 であり、引き続き緻密に対応することが肝要」等の見解を示した。
−系統単位の点検・評価を昨年9月18日より実施中。
全23項目のうち、20の試験を完了。(蒸気タービン復旧後に実施するもの以外は全て完了)
−原子炉起動後に実施する試験(プラント全体の機能試験)【次項参照】に係る点検・評価 計画書の案を取りまとめ、 1 月 28 日、設備健全性評価サブ WG へ提出。(実施時期は未定)
◆ 6号機の取り組み
−建物・構築物について健全性を確認し、昨年12月25日、点検・評価報告書を原子力安全・
保安院へ提出。
−現時点で点検が実施可能な個々の機器(機器単位)について健全性を確認し、1月28日、
機器単位の点検・評価報告書を原子力安全・保安院へ提出。
−系統単位の点検・評価を昨年 12 月 4 日より実施中。
全26項目のうち、16の試験を完了。
(炉心への燃料装荷にあたり確認が必要な項目を全て完了)
◆ 1号機の取り組み
−建物・構築物については、原子炉建屋の点検ならびに地震応答解析が概ね終了し、
1月22日、「原子炉建屋の健全性が確保されている」との評価結果を構造WGへ報告。
TEPCO
【設備健全性の評価】 プラント全体の健全性確認 28
◆ 蒸気タービンのように、原子炉の蒸気によって駆動される設備等の健全性を確認 するため、原子炉を起動する必要がある。
地震の影響を確認するための点検・評価
地震応答解析
◆点検による健全性確認
◆解析による健全性評価
原子炉の蒸気発生後に 実施する点検・評価
◆点検による健全性確認 プラント運転状態 の総合確認
◆運転データによる 健全性評価
起動後の設備点検 起動後の系統機能試験
設備点検 系統機能試験
原子炉の蒸気発生前に 実施する点検・評価
プラント全体の機能試験(新たに計画書を作成)
TEPCO
【耐震安全性向上への取り組み】 基準地震動 Ss の策定 29
◆ 改訂された耐震設計審査指針に基づき、地質調査ならびに活断層の評価、地震観 測データの分析を実施し、基準地震動Ssを策定・報告(昨年5月ならびに9月)。
◆ 基準地震動Ssについて、原子力安全・保安院は、東京電力の検討結果が妥当であ ると評価し、原子力安全委員会へ報告(昨年 11 月 20 日)。
◆ 同院の報告に対し、原子力安全委員会は、「適切に評価していると判断」との見 解を示した(昨年 12 月 11 日)。
738 724
606 704
761 809
基準地震動Ssに 845
よる揺れ
356 322
442 492
384 606
中越沖地震 680
(観測値)
1,000
耐震強化に向けた 地震の揺れ
7号機 6号機
5号機 4号機
3号機 2号機
1号機
原子炉建屋 最地下階部 (原子炉建屋基礎版)
1,209 2,300
基準地震動 Ss
7号機 6号機
5号機 4号機
3号機 2号機
地中深くの岩盤部 1号機
(解放基盤表面)
(単位:Gal)
◆基準地震動Ss
耐震設計の前提となる地震動で、
「施設の供用期間中に発生する 可能性は極めてまれだが、施設 に大きな影響を与えるおそれが あると想定することが適切な 地震動」
TEPCO
【耐震安全性向上への取り組み】 耐震安全性の確認
◆ 7号機について、改訂された耐震設計審査指針に基づき、安全上重要な機能を有 する施設等に対して耐震安全性に関する評価を実施。
−施設、基礎地盤、地震随伴事象等について基準地震動Ssに対するシミュレーショ ン解析を行い、耐震安全性が確保されていることを確認。
−昨年 12 月 3 日、評価結果をとりまとめた報告書を原子力安全・保安院へ提出。
1 月 9 日、国の審議会での議論を踏まえて一部改訂した報告書を同院へ提出。
◆ その他の号機についても順次作業を進めており、結果がまとまり次第報告予定。
30
耐震安全性の確認 耐震安全性の確認
地震随伴事象に対する考慮
(周辺斜面の安定性)
地震随伴事象に対する考慮
(周辺斜面の安定性)
基礎地盤安定性評価 基礎地盤安定性評価 基準地震動Ssの策定
基準地震動Ssの策定
安全上重要な機器・配管系 の耐震安全性評価 安全上重要な機器・配管系
の耐震安全性評価
地震随伴事象に対する考慮
(津波に対する安全性)
地震随伴事象に対する考慮
(津波に対する安全性)
安全上重要な建物・構築物 の耐震安全性評価 安全上重要な建物・構築物
の耐震安全性評価
TEPCO
【耐震安全性向上への取り組み】 耐震強化工事
◆ 重要な設備に対し、必要に応じて耐震安全性向上のための強化工事を実施。
◆ 現時点で予定・実施している工事スケジュール
注:準備工事を除く◆ 上記以外の設備についても耐震安全性の評価を行い、必要に応じて工事を実施。
31
非常用取水路
原子炉建屋屋根トラス 3号機
原子炉建屋屋根トラス 5号機
配管等サポート
(配管、空調ダクト、電線管など) 6号機
2月 1月
12月 11月
10月 9月
8月 7月
6月
2009年
配管等サポート 7号機
原子炉建屋屋根トラス 排気筒
原子炉建屋屋根トラス 排気筒
原子炉建屋天井クレーン 燃料取替機
原子炉建屋天井クレーン 燃料取替機
原子炉建屋屋根トラス 1号機
2008年
TEPCO
【参考】 国の検討・審査体制 32
中越沖地震における原子力 施設に対する調査・対策委員会
(委員長 班目 春樹)
耐震・構造設計小委員会
(委員長 阿部 勝征)
原子力防災小委員会
(委員長 宮 健三)
運営管理・設備健全性評価WG
(主査 関村 直人)
中越沖地震における原子炉施設 に関する自衛消防及び 情報連絡・提供に関するWG
(主査 大橋 弘忠)
報告 助言
指導
・設備点検
・地震応答解析
・設備健全性の評価
・地震応答解析
・地質調査・評価
・基準地震動Ssの策定
原子力安全委員会
耐震安全性評価 特別委員会
(委員長 入倉 孝次郎)
行政庁の規制活動を 監視・監査 ダブルチェック
内閣府
地震調査研究推進本部 地震調査委員会
(委員長 阿部 勝征)
・地質調査・評価 文部科学省
・設備健全性評価サブWG
(敬称略)
・構造WG
・地震・津波、地質・地盤 合同WG
原子力安全・保安部会 経済産業省
原子力安全・保安院
・構造WG サブグループ
・合同WG サブグループ
・福島第一、第二のバッ クチェック中間報告
・地震・地震動評価委員会
・施設健全性評価委員会
・地質・地盤に関する安全審 査の手引き検討委員会
・発電所が受けた影響の確認 および健全性の評価
・手引きの改訂に向けた検討