Audion 接続を有する自動発振器のグリツド直洗電流の一計算法 、
Audion接續を有する自勵発振器の
グリッド直流電流の一計算法
押
山
保
常
1緒 言
使用真空管と格子に印加される交竈電圧が与へられ グリツド回路の電気定数が既知である場合に自励奨振 器の格子直流電流は如何なる値をとるであらうかと言 ふ問題を取りあげる。其の理由は瞼波器.としての整流 特性はプレートインピーダソスが殆んど零であると言 ふ点で裂振器に適用されないからである。本文ではグ リツド電圧、グリツド電流特性を基礎として、徴分方 程式をたてグリツドリe…クを流れる平均電流を計算し 一部実験値と比較した。es∼
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r一 ・ ●墲ソ,
叉 苧1一 く第1圖)〔2〕の1交
番電}到ま単に グリツド側に のみ有り、プ レート側は直 流電圧のみあ る場合 (第1図の場 合) 箋極管に於 てプレート側 ヘー定直挽電圧を加へておき、グリッド側にはC,R を接績し入力として交番電圧を加へる。此の際定常状 態に達したものとすると、第2図に示すやうになる。 即ち平均値Egなる偏筒電圧を持ち、交番電圧が正に ● ● 与 ル 烏 ■ 勺 π ↑.メ
D o 1 o 2 _ −1一已
2ユ 9b ε2 2d 9 −R 一
一 _ 一 一 u 一 一 一 一 C互
一 一 一 一 一@チ
亀 (ee 2図) なりグリツド電流が流れる瞬間に於ては、回路が負に 充電されて端子電圧は降下し、電流が零になると回路 は放電を開始し端子電圧は上昇する。即ち図の励Cに 相応する充電量とbcdに相応する放電量が相等しいと き回路は定常状態に達してゐるものと考へられる。其 処で次の順序で計算を行ひRを流れる電流の平均値を 求めた (a)先づ第2図で流通角2Pなる場合の充電電流を 求める。此の場合、電源、及び計器のインピー一ダyス は省略し又グリツド電圧、グリツド電流特性は直線で あるとした (b)次に電流阻止期間の放電電流を計算する (の一周期にわたるRを疏れる電流の平均値を計 算する 電流流通期間申の電流分布は第1図に示した通りで ある。此特成立する式は÷㌫。} ①
i一晒(の・θ噸)炉豊,一・<・<・(2)
電荷をqとし変ew tをθ==ωtと変換すると(1)(2)式か ら得られる方程式は次の如し鶉切一撃(…θ一…。),α一毒(3)
此の式を解くのであるが積分常数を決定する條件とし てθ=9に於てq =Oとおくと9一竺9(慧≡…L竺)
+竺㎏一竺((一少)一θα2十1)1ジα(θ+9)(4) 但しta“・−CR。_⊥ α θ・pに於ける充電量は(4)式から直ちにq・一竺σ(鷲詩一c劉
+竺〔COS少 COS((一ψ)一一⑤α M α2+1)j・ ““2α9(5) グリツド電流iが零になつた後、即ちpから2π一ψ までの各瞬間に於ける電荷はq1が放電する過程であAudi㎝ 接続を有する自動発振器のグリッド直洗電慌の一計算法 るから 一α(e−P) (6) q2= qle て示される。放電を終つたθ=2π一ψなる時の電荷は (6)式から 佛≡竺膿三…)一当一2α(π一一一一9) +竺9{竺一答疫i≡⑧≧le −−2α7t (7) 充電開始の社期條件はq=Oであるから(7)式は零と おける。充電期間中の電流は(4)式から カ=z仁_≡旦吻(θ一一θ)+垂ε軋 ω へ/α2+】 ω dθ
際詰皇)押一⇒・一α(θ+P)(・)
同じく放電期間中の電流は(6)式から あ一一奣`σ緩讐一・・s¢] ・ ’“α(θ一少) +当…一警謡〒⑧〉〕e ’“α(θ+P)(9) 充電期間申Rを疏れる電流iRはiからilを引いたも ので 1 iB=・i−ii (10) 又は一9…9(ω・θ一・・s・)+。荒撒・奴・一⑧) +讐゜s少一。荒等、c・s((一¢)一⑤〕 一α(θ十9) ×e iRのPt周期の平均をrgで示すと4−
凵辯f∫み
一ρ (12)式に(9)(11)式を代入して計算すると (11) (12)脳計竿已警趨}(・−2αα二81
+竿{機識巴一r警}×甦一2㍗
+29n・・(吻一・・s・)ニプ芸告「・励・仇⑧+㌣{砦誓〒≡竿}≡2竺・)1(・3)
指数函数の羅数α及び⑧は回路の時定数CR,及びωに関 係する量である。通常の自励裂振器に於けるやうに CR==7’乃至20 T(Tは交流の唐期)と言ふやうな値で がは⑧≒百・ンα2+1≒1・c・s(9−一一⑧)rte・・sing・・°s((一姉 一⑧)≒−s沈gが成立するから流通角pが並逓の値、例 へば60°乃至70°と云ふ様な値では(13戊式は簡単にお音〔α一…pa
{(、一一2ec←2)・)一(㌍’2α5一漂・)} +29・…9(5zn少一一 9CO59)2三εσ⇒ (・4) 一一一2rr(π「ρ) (14)式に於て(e −1),(一・・),は(0,…)(0,0…)… の値であり又CRは小さくωは大なる値であるから第2 項に比して省略すると 9nε9 ち= (sinq−g》COSg) (15) π となる(15)式は岡部氏の著讐(1)にも見られるやうに 整溌回路に於てCを極めて×きいとして得られた式で ある。此の結果から、或るRの値に圏しCを可成り大 きく変化してもグリツド励振に劉し、lgに変化がない 即ち偏椅電圧を変化するためにCを変へる事は意味が なく、Rを変化すると初めて偏椅電圧がある一定値に 落付くやうに%及びgが変るのである。 (μ44〕 loo l3e ’勿 R雷so KΩ CエtooonEご諜 謂鷺
_」e.rR ff etv (第3図) (2}の1[②の脈関するx験・劇図に於て’IMe の電源より疎結合によりグリツドに電EEIを加へCをパ ラメータとして笑験をすると第3図の如く殆んどCに 無関係になる。Rを変化しても同じ事でCに関係しな い。今グリツド励振電圧を莫鋤値にで7ボルトとし C・=10◎OP,Eの場合をとるとIgは第3図から約100μA になる。又CR=丁及び20 Tの場合を計算すると第3項 に比し他の項ほ省酪出来て119μAになる。此の計算に 於て9nは20tAの静特怪から求めたもので(第7図参照) 計算値と味験値との差異は此の9nのとり方の差異と 考へられる。 (2]の皿第1図に於てCと直列抵抗がある場合。, 第4図の如くグリツドにタソク回路が有り此の回路 が電源のωに共振してゐるやうな場合である。此の場合には〃ク回齢一毒たて置換する.働に
一響7_
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Audi。n接続を有す砧動発振器のグリ,ド直鞭流の一計難
成立する式は (第4図)∵言∫_}
(16) iea前全様9・・Ea(c・se− cesg)で与へられqに関して次 (17) 」Rgn Ea (r十Rω) (17)式の解は(3)式と比較することに由り直ちに得 られ(・3)式と彫になる・但し竺σは(舞畿と なりα江▲はα一(、t+})C。’で置換される.従 つて叉(15)式と同様な式を得る。 ②のly・第1図に於てCと直列に抵抗及びインダク タンスのある場合。 式が成立する 吻 読十αq =β(COSθ・−COSg) 1 但し(r十R)CtU・== 一,β== α・eN
/f
● (第5図) 第5図の如き場合に成立する微分方程式は i’+’2 =i@ /
L芸+i・8+÷∫方͡R∫
(18) ∫ii dt=g,θロa, tと変数を変換するとqの満足すべき 方程式として次式をうる寮+2・劣鞠一・i
但しr=飽ε9(cosθ一cOSg),−9<θ<P (19)2一芸s・β・一▲・・一轟
(19)式の解は右辺の各項が独立に加へられたものと しての解を加へればよい覧1:lll≡頴⑳
(20)式の解は夫々::三教騨ごト
tane・・=(2αβ2−1)・Zl一士v・・一β・(22) 一般解は q=q’+qt’ (23) 今(21)式の第(2)式より積分常拠4,Bを決定する θ=少に於てqtt =O,i”=・ Oを使つてメ4,Bは夫々藁難::二:二ll:}⑭
q・1(訴竺…)葺(2α)、…(θ一〇)一γ弩・εσ吻¢ _働』勤εむ迦ぞe ““M・9+2卿+棚θ β2∼〆α2 一 βz +−Stt・6・S・ng_e−m・9+2αP+m・θ(25) −B2βzvαz
コンデyサe…の充電電流はi…A,q,一 (25)
θ=少に於ける充電量qlは(25)式のe=¢を入れて q1 =:q (9) (26) 放電期間申の電荷42は(26)式から a・・−q・e一δ(θ’”9),・−C(iXTt)。(・7) 従つて放電電流i2は . dq2 −一δ(θ一P) (28) z2=−71「=ql 6e として求まる。充電期間申Rを流れる電瀞Rはi−i1 であり放電期間中Rを流れる電流はブ2であるから一周 期の平均値をちとすると当鐙㍗
として求まり其の結果を示すと次式となる。Audi。u接続鮪する自励発振器のグリツv直洗電流の一計算怯 T・ ・・th〔{ 一79nε9 cos(9一⑤へ/(β2−−1)2十・(2α)2)+⊇一竺}←−2δぱ一伊)一・〕1惹;㌫㌶裏窪
+㌶菩警←{+2{ 2δ』)一ゴ酋2α͡9)繋+2・寄
一畿禦(・ 9働輌 2δ(T−9)一一e 9+恥つ(32)蒜二ごゴは鍵
+晒(sinp十gco)+V(β,三慧(2。)・働(⑤一・)概9) 管・9nが一定と見倣き
+欝讐穀…͡働(27v)・一一e−m・P+2”・) ミ慧㌶繋《
+芸警当←一・+2・p 一一e−Mig+2ap+m2(2π→)) 麗嶽篇饗ξ
一㍍( 79nεa cos(9一⑧β2−1)2十(2α)2)一撃・sinp)(・一δ(4π一3少)・−e−2δ(7v ’一り;‡㌶㍍;㌔+雛讐←…{棚P−一” 『噛
h㍍)1驚難議
+罐ξ曙働』+m2 P−6(4w”−2P)−e一
O㌶㌘)2c9㌶票灘鑛
S,L,を考へてもJaを決定するものは(13)・(14)式 で瞼討したと全様に(29)式の第四項である。3交番電麗がグリッド及びプレー
ト繭回路に存在する場合
(3)一一 i 理論 次に交番電圧かグリツド、及びプVlトの爾回路に 存在し、且つプレ1ト同調型自励裂振器のやうにグリ ツド側はグリツ’ドコンデンサ1直列にインダクタンン L、推抗3があるやうな場合を考へる。(第6図)計算 する順序は〔2〕で行つたと同じ手順である。先づc.i,i一
●L
$ 《R
i}1 ろ (第6図) i ・E il十i2i・R−÷∫続+L莞+i・s
/ ∫⊥
(30) (31) 慮し・グリッド励振電圧が飽和電圧(プレ声ト電流が 飽和値に達する電圧)までに及ぶとしでEaをパラメ ・一 8としでプレ・・ト電圧Eρと9nの関係を調べて見 るとσX20L4に於て第7図及び第8図の如くなる。即 第ワ閲?・sn ・’ef pa tk 、 (第7図) ちEaが100 V以上になるとEσ ・= 30 Vの場合に於ても殆んど一定と見倣される。又Eσの値が小さい時
はEp−9n曲顧は殆んど線直と考へられるo
之等の事から真空管の働作電庄Ep.・i 100 Vと して、この電圧を中心にして考へると、概酪E仁勘 典線は折線と假定する事が出来る。換言すればEρが 100 V,以下になつた場合に於ける9nはEpが減ずる_29_
Aud匠心n 接績を有する自励発振器のグリツド直溌電慌の一散賑 に従ひ増加する負の勾配を持ちEpa>100γでは一定 と考ζられる。Epの変化は自励黄振器のときは直流 働作電圧Epと交題電圧epとの重りで生ずる。よつて epの位相をグリッド励振電圧のの位相と一・・’致させて考 へ(ep十Ep)の最小値になつたときをθ=0と考へる。 ■ 繋橡罐+β・q・2・=f, ・e・2・
嘉13輪罐+β・q・3≠
(37)式を解いて 《11 ==9P11→一叱712十q13 =・()1COS(θ一θ1)十く?2¢os(2θ rr⑨2)+多輪牲・刷
Q・−u(β,一、t! {(2α)2}⑰
(38) 多n8,fe 、
(第8図) グリッド電慌は鋤だげの期間流れるので有るから9n も当然2gだけの期間を問題にすれば足りる。依つて グリッドコンダクタンスを次式如くおく 9n=一α吻+b= 一一a(Eρ 一一εP case)+b (33) αは直線の勾配で実測によつて知り6は吻=0の場合の 和の9nの値である。例へば測定によりa=・103PtA/γ2 〔働誌145・A/γ縛る・グリソド励振電圧は・a= εσ(COSθ一COSg)、−g<θ<gで与へられるから i=gn Sg(COsθ・一一COSp) =αε9←Ep+εpa COSθ)(‘OSθ一cosg)+bεσ(COSθ 一COSg) (34) (32)式の∼に(聞)式を代入じて 寄+2α筈÷β・・q、・・fi cosθ+f2 c・,2・+f3(35) 但しfi=γαεσ(−Eρ一砺εos姉十γ5ε坦 f・−2ga穿!−s{gSg Ea 尭一鴫σ血+γa・,・E、,’c・・少一γろ・,、c・s9 (36) Ep,6pは夫々プレート直流電圧、及び交番電圧の振 幅である。(35)式の解は右辺の各項が独言に加へられ たものとして解き夫等の解を重ねれば得られる。即ち顎+2躍+β・el・一垣・θ 1
Q2=: ∼/(β2−1)2十22(2α)2 鋤⑨・一( 2αβ2−1)・・tan・・一(i』竺i) …) Ml =−a十∼/(α2’一一 B2) . 卿2=一α一∼/(a2・一 P2) A−一多,B−・ (38)式から充電電流は カー窃一ρ・吻(・一⑧・) 一一 2Q, sin(2,一⑧,)櫛、 A、 M’e (4・) θ=少に於けるコシデンサーの充電量42は a2=Q1‘os(9−一⑨1)+ Q2 cos(2少一⑧1) f3 f3 M19 (41) +冨一可θ 放電期間申の電荷43は(41)式から 一一δ(θ一9) 1 ¢・一σ・e ・δ一c(R+3)。 (42) 従つて放電竃蹄2は L i2−一薯一σ・δ・一δ(θ一φ) (43) 一周期間にRを流れる電流の平均値ちは ・g一ケ『(一聯
(44) 1−9 9 から求めうる。其の計算結果は次式の如くなる。 ち一音ピ・・si・g・+f・・’・sin 2g−・e・卿蜘一4Q・軸…+齢く・≡「野
+q・(・一・−2δ(π一少))}(45・ 」乙==300μH,C=170P.F.ω=2π×106,.R.=20×103Ω, εσ’ ≠S4呪ερ=66 V, Ep == 100 V, 201Aにてα≒1μA/V2 6=145μ4/V・9 ==60°を使つて計算すると第3項以下 は第1、第2項に比して小なる値となるので之等を省略 .すると(45)式に簡単に 一 ’濾波発振器於ける持続振鋤條件と影像イyピーダシスに就いて 石一一