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ケースカンファレンスを軸とした支援体制構築に関する検討

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Academic year: 2021

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(1)ケースカンファレンスを軸とした支援体制構築に関する検討                    特別支援教育学専攻心身障害コース.                      学籍番号  M080891                      氏  名  浅原  奈緒子 I.問題の所在と目的. 定した。.  文部科学省と厚生労働省の連携の必要性は、.  評価は、指導が始まるまでは知っている漢. 2008年の「障害のある子どものための地域に. 字が。個で、指導が終了して行われる漢字テ. おける相談支援体制整備ガイドライン(試. ストで何個の漢字が覚えられたかにより、対. 案)」、r障害者自立支援法」の見直しに際して. 象児童への指導の効果をみる。児童への指導. 検討されたr障害児支援の見直しに関する検. の効果は分析せず、ケースカンファレンスを. 討会の報告書」1こおいて、明文化された。. 軸とした支援体制構築を検討する際の参考と.  それらは、都道府県や市町村などの各地方. して扱うこととした。. 自治体において、医療、保健、福祉、教育、. (2)結果と考察. 労働等の関係部局・機関が一体となって、障. 劃. 害のある子どもやその保護者に対する一貫し た相談・支援体制の整備を目的としている。. しかし、具体的な施策は今後の課題とされて. 指導した漢字の評価 無反応 1/21 誤 答 3/21. 正答17/21(自己修正2/21). 践と支援者へのインタビューを通して明らか.  指導者と一緒に唱え方を考えることで、そ の漢字がより身近なものへと変化したようだ。 そして、自分がイメージしやすいもので覚え ることで記憶にも残りやすかったと考えられ る。一般的に行われているノートにたくさん の漢字を書きながら覚える方法は、対象児童 にとっては苦痛なものであったに違いない。. にすることを目的とする。. 漢字を嫌いになった原因に、今までの漢字の.  研究では、2事例のケースカンファレンス を行った。方法、結果、考察は、事例ごとに. 練習方法が影響していると推測される。. いる。.  そこで本研究では、ケースカンファレンス を軸とした支援体制構築に関する検討を行い、. ケースカンファレンスを行うことによる支援 者への有効性を、ケースカンファレンスの実. まとめることとした。また、事例で取り扱っ. た児童への取り組みについては、実践事例 1・2として、カンファレンス事例とは分けて まとめた。. I.実践事例に関して (1)方法. 1)支援者:特別支援学級担任、通級学級担任、.  保護者、言語聴覚士、地域での支援者2名。. 2)対象児童:通常学級、支援学級に在籍する.  読み書きが困難な児童各1名。. 翻. 指導した漢字の評価 無反応 O/27. 正答27/27(自己修正12/27).  指導者とともに考えながら覚えることがと ても楽しかったようで、いくらでも次の漢字 をやりたいと訴えた。また、指導者に漢字を 当てさせるようなクイズを作ったり、知らな い漢字の意味を知りたがった。このようなこ とから、対象児童の興味が漢字に向かい、自 ら学びたいと思う気持ちが持てたと考えられ る。. 3)支援期間12009年5月∼2009年10月。. 皿.カンファレンス事例1. 4)支援場所:学校5回、読み書き外来2回、. (1)方法.  k学習教室5回。. 1)支援者:大学の研究者、特別支援学級担任、. 5)取組内容.  交流学級担任、保護者、言語聴覚士、地域.  言語聴覚士の提案により、連携の取りやす.  での支援者1.. いと思われる漢字の学習から進めることに決. 2)実施期間:2009年5月∼2009年10月。. 176一.

(2) 3)実施内容. めに教師が使える時間と予算をつけることが. ケースカンファレンスの進め方. 必要であると特別支援教育の制度1こ対する考. 1学期の初めに支援者5者によるケースカン. えが中心に語られた。地域の支援者からは、. ファレンスを設ける。. 教師に専門性の高さを求めるが、特別支援教.  事前に、支援者が実態把握シート⑲(保護. 育は学校だけでは担いきれるものではないと.  者はプロフィールシートも持参する)に児. いうことが語られた。.  童の様子などを書き込み持参する。.  支援者は、ケースカンファレンス1こより、.  実態把握シート④により支援者が児童の情. お互いを理解しあいながら行う支援が有効な.  報を共有しながら、それぞれの今までの支. ものと受け止め、今後も継続していきたいが、.  媛の方法等を確認し合い、目標設定シート. 時間の調整等が課題となるであろうという思.  ⑧の項目1こ沿って、共通の目標を設定する。. いがうかがわれた。.  支援者は、共通の目標が達成できるように、. 1V’.カンファレンス事例2.  それぞれの専門性が生かせるような支援を. (1)方法.  考える。. 1)支援者:通常学級担任、通級学級担任、保.  ケースカンファレンス後、支援者は目標設.  護者、言語聴覚士、療育担当者2.. 定シート⑧をもとに、個別支援計画シート◎. 2)実施期間:2009年5月から2009年10月。. を作成する。. 3)実施内容及び4)分析方法. カンファレンス事例1と同様に行った。.  それぞれの計画1こ基づいて支援を行い、主  な出来事を活動記録シート◎1こ記入する。. (2)結果と考察.  1か月ごとに支援者間で活動記録シート⑪. インタビュー.  による情報交換をする。.  教師より、ケースカンファレンスを持つこ.  今回のケースでは、対象児童が連絡ノート. と1こより教育相談のように1対1ではなく、.  を持参し、それを情報交換のシートとして. ほかの人も含めて話ができ、違った意見がき.  活用した。. けたという意見があり、教師が今ある話し合. 学期の終わりに支援者5者1こよるケースカン. いの場以外に今回のようなケースカンファレ. ファレンスを設ける。. ンスで話し合うことで有益なものを得られる.  評価シート⑨による支援の評価を行う。. という実感があったと考えられる。. インタビューについて. V.総合考察.   支援者全員に対して、ケースカンファレ.  ケースカンファレンスにおける課題と支援.  シスの事前と事後に半構造化インタビュー. 者の思い1こ沿った支援のための課題を検討し.  を行った。各インタビュー1こ、2点の共通. た結果、ライフステージを3つの時期に区切.  項目を設けた。インタビューの時間は1回. り、各時期にコーディネーターを置き、支援.  10∼20分程度とした。. メンバーやキーパーソンを明らかにした支援. 4)分析方法. ・事前インタビューと事後インタビューのデ. 体制を提案した。しかし、今回のような研究 の場合、継続的な実践が必要である。よって、.  ーターより、各共通項目に関する語りを抜. 運用を目的1こする場合、今回の実践で得られ.  き出しまとめ、その他の語りとケースカン. た結果はその基になるものと考え、A町の特.  ファレンスの話し合いの内容はKJ法を参. 性に合った支援体制構築に関する検討を今後.  考に分類した。. も継続していかなければならない。. (2)結果と考察. インタビュー  言語聴覚士から、教師は教育のプロでなく. 主任指導教員 河相 善雄. てはならない。それには、スキルアップのた. 指導教員河相善雄. 177一.

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