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音声と文字 : 過去・現在・未来

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(1)Title. 音声と文字 : 過去・現在・未来. Author(s). 森永, 正治. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. A, 人文科学編, 19(2): 121-135. Issue Date. 1968-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/3948. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第1 9巻. 昭和43年12月. 北海道教育大学紀要 (第一部A). 第2号. と. 声. 音. 文. 字. -- 過去・現在・未来 -- 森. 正. 永. 治. 旭川分校英語英文学研究室. l l M[asaharu M[ORINAGA: Sound and Spe i -- ng Past , Present and Future--. f f Engl di i sh is the id by C, L l ti s sa . VVrenn that one of the outstan ng eatures o T h i i t i t l e present rue l ing and its pronunc a on, t sspe apparent discrepancy between i , n d denoted by many let ters ter i l et l i day Bng sh , al , there exst such examーpes as a soun ing but l lent let l ters inserted i ious kinds o f sounds, and some si e spe n 化l de1 ing var Iot l i i i i ddl l d Engl i od e Engl sh per sh or Dd n ol not pronounced at al ,the reaton . But ,i. i ion was systemat between i l i c; and so αーany scholars have l t sspe ng and its pronunciat. he inconvenient irregularity between them on1 i rnprove t t y r ed, for some centuries, to i to f l i a .. i d that,in the t can besa How can such irregularity survive in the computer age? l h d l l be c l i 賃e int iness i i ly come w en Engl ass o bus t ー sh wi fnel ay pr near future a t obab ,. f f l i ng i i i t S spel Engl i t er enceini erary Engl sh accord加g to the d sh andl .. (1) 言語 の中には, 規則にまとめられる合理的要素と, 規則からはみ出す非合理的要素 が混在して. いる. 英語の規則性と変則性の対立の主要なものには, 例えば, 名詞の複数形, 動詞の活用, 形 容詩の比較変化等に並んで, 音声と文字, つまり発音と綴字との関係が挙げられる. パ ア C, L,t renn が one o i fthe outstanding features of Engl s the apparent sh i l l ing and i discrePancy between i t お Pronunciation,1) t sspe. と述 べているように, 今日の綴字は, 音韻的綴字でもなく, 語源的綴字でもなく, 至って複雑で 統一を 欠いた状態にある. 初めに, その由来を簡単に尋ねることに する.. i OE の ア ル フ ァ ベ ッ トは, ル ー ソ文字 と old l r sh 経 由 のラ テ ン文 字 に 由 来 し, 今 日 の i , k, べ 6 ベ る と, 子 音 の 方 q, v, z が な く, 濃,P. . 慌 が あ っ た, こ の ア ル フ ァ ッ トの価 値 に つい て 述 で は, b, d,1 , w, x , m, n, p, t. は, 基本的な音を示す点で今日のものと同一 の価値を有し, 常. 注 1) C enn: T粥 E ’増臨ん乙のぼ郡gep.75 ,L , Wr -121-.

(3) . 森. 永. 正. 治. に不変の状態であったが, c は基本的には軟口蓋破裂音 〔k〕(c e l ・ o)であ ったが, 硬口蓋歯茎破擦 to (cきosan) と, sc での摩擦音 〔/〕(6 音 〔 f l s c) を加え, f は唇歯摩擦音 〔 〕(wu f) と,. lfas), g は軟口蓋破裂音 〔 〕 (wu f l 〕 (g1驚d) と軟口蓋摩擦音 〔 〕( ) その無声音 〔 〕 ugo x g γ. j d3 (bu 〕(d死g) 〕(s ・ e増an) を 智) を表わし, 更に硬口蓋半母音 〔 , cg での硬口蓋歯茎破擦音 〔 ゑ i 硬口蓋摩擦首 〕( 加え, h は喉頭摩擦音で気音の 〔h 〕(みabban) 〔 P ) 及び s 〔 〕(んw先t ) e x 9 , , r. は著しい震音 (γTdan) 及び後部歯茎摩擦音 〔 〕 (woγd) 〕 (hn ) 〕 s r z s , s は歯茎摩擦音 〔 ,〔 も a 〕(Pen ) 〔 〕( ) 重子音は二重に正確 は歯裏摩擦音 〔e を表わした an , re c eo ,. (bosom), P と 6. に発音され, 一つの文字で二つ以上の音を表わすものも, 文字の位置関係で判断され得た, 母音 tan tan, r了dan;god の 方 は, a t t .o , h3m;se , ,e ,u , y に そ れ ぞ れ 長 短 (hαbban ,grane;sZ ,i. ‘ nuc ecer 1 ・ gad; mz , hns;cynn ,hヌdan) が あ り, 叉 肥, 慌 も 同 様,2 , P驚r; 房xe ,d覆ma と長短 を表わした. 二重母音も完全に二重に発音された. このように OE は, 大体において, 純粋の音. 韻組織によ って一切の言葉を綴ることができた.. しか し, 時代の経過につれて, 音韻上多多の変化が起こると共に, 綴字上にも変化が現れた.. k が 発 明 さ れ て e 叉 は i の 前 の c 〔k〕 を 示 す た め に用 い られ 始 め, g の変化形3で語音の i膚) を 表 わ し, h が喉頭音の時は gh と綴 られ ( 〔y〕 (3e=ye) i3t=r l i戯=l i t= 3 , 語 中 の 〔h〕 (r. 〕 と発音する時に, 母音 [ 〕 と区別するため二つの母音の間に用い ( z u ‘ e e=eve , h e“ere=ever), 叉, 外 来 固 有名 詞 で 〔z〕 を 示 す z も用い出 した. その他 c, sc は c ,sch に. l ig皇t), u を. (ceor1一 ぬerl;sGeadan→sぬeden),. 7 2〆endan 一γenden), cw. hl aford一Z auerd, み7 zut一7 zote , n, r に (ルZ , hn , hr は 1 , ジen→たwene一4”ene) は kw, qu に(cz ひy一2 Uゐy)変 , hw は wh に (みz. わ ってい った. しか し, その綴り方は一般に依然として音韻的であった. そして Norman Con- を 経 て, 13世 紀 末 の ア ル フ ァ ベ ッ ト は 次 の 如 く に な っ た,. i a, b, c , d, e,f , g, h, , k,1 ’ m, n, o, p, qu, r ,s ,t , u, v’ w, x, y, z, P. 3,. 14世 紀 か ら15世 紀 に か け て の 綴 字 は, Chaucer の 作 品 に 明 らか で あ る. P は th が普通とな t り, gh が 喉 頭 音 〔h〕 と して 根 を 下 ろ し, 母 音 で は aa ,ee , gree , gDon) 等 同 一 母 ,oo (cααs. 音の重用 が始まった. その他大体において, 今日のものとよく似ているが, 語尾 ‐e は当時発音 されていたが, 今日では発音されない, すなわち, 屈折変化の名 残りの ‐e は綴字として残って いても, 15世紀以降は発音されなくな って行 った, その過程を. stone を 例 に 述 べ る と, OE. では. Sg. Noin. Acc G t豆na, Dat . s恒n. Gen, st豆nes , st旨ne pl . Nom. Acc , st亘nas , Dat , st当num , en. s. (注:Sg , の み 単 音 節) で あ っ た が, ME に な る と, a は . Nom, Acc. oo, o と な り, s t oon ,. ston と な っ た, Sg . Dat , は最 も 重用 な 位 置を 占 め, at , by ,for ,from,in , of , on ,to. 等前置詞. の後で広く用い られたので, -e を保存 しやすく, -e が 発音されなくな っても残り, 二音節の場 t 合に優勢だ ったところの o 一 つで長母音を表わす形 s one が単音節のものにも及び, ついに t t s oon は s one と綴 られるようにな って, 今日の形が確立された この -e は今日も, 長母音を ,. 示す. -e. 一般に語尾に無 と して保存されている. 叉, 一方において, フ ラ ンス語の綴字法には, ‐. 声 ‐e を 付 け る 習 慣 が あ り, 英 語 は こ の 影 響 を 受 け て, cone , tone , none , bone , gong , drone , が 多 語 e 等 現 れ た く の 語尾を長母音 - - o n e z の語形に付ける習慣は, 短母音の語に e を付け , 。 7 る こ と を 廃 止す る 傾 向 を 生 み, manere t 2 zer ere ere ere は ma7 , maiZer , , bi , mat , copere , gut Z Zer 鷲 bi ,gu er という重子音を生んだ, しか し, この子音重複は規則正 しく行なわれず, ,copper 長母音の場合 ( s が 〔z〕 で な い こ と を示 す た め, 子 音 を 重 複 した の が そ の 一 例: glas一glass ,. -122-.

(4) . 音. 声. と. 文. l i i bl ) に も 混用 す る こ と と な り, s→b ss ,dros→dross. 学. こ こ に 綴 字 法 の 統 一 を 欠 く に 至 っ た. 15世. i 〕 を表わす i の代りに y を 用 い る こ と, 3 と P の全廃,i の 紀に起こった綴字法の変化は, 〔 k k k は 発 明, cc 叉 は c とする等であったが, ちょ う ど, 綴字法 が欠点が多 く乱れ始めてきた 1 5世紀後半に印刷術の発明があ った, 印刷された綴字は, そのまま固定した語形とな って, これ 以上改良, 変化することが, 非常に不便とな ったため, 16世紀以後の変化はほとん どない. 上に見てきたのは綴字上の大勢であ ったが, 一方において, 発音上では刻々間断ない変遷を,. 英語は辿 った. その結果, いわば, 我々は現在, シェイ クス ピア時代の綴 字法を固守して20世紀 の発音法を行な っているのであり, 今日の綴字法は至 って旧式のものであると言わざるを得ず, それ故,一語の現在の形態とな った理由を知るには, その語の全体の由来を調 べなければならな い i l l ing andi t こ ととな る. こ こ で ‘.he apparent d screpancy between iお s s pronunciation“ pe. に 戻 る こ と に す る,. (2) 文字は普通, 音字 (phonogram) と意 字 (ideogram) の 二 種 類 に 分 け られ る が, 要 す る に 言 語を目に見える形で代表させたものが文字である, 英語の使うローマ字は音字に属する, 音字と. は音声を表わすものであって, 言語の音声の通りに文字が並べられて言語を代表するものであり, その一つ一つの文字は必らず しも意味のある音声を表わさない, そしてその文字はいつでも言語. の音声と正確に一 致するかというと必らずしもそうではなく, 囚音声が同じで文字が違う場合, ) 旧 の音声がないのに文字を用いる場合等が考えられる2 )文字が同じで音声が違う場合,( , 以下囚,. 侶 ) , 回 につい ての実例を挙げていくが, 各単語の変遷を示す古形は全部には挙げず, ◎の場合に の み 挙 げ る こ と にす る.. 囚. 音声が同じで文字が違う場合. 現在, イ ギリス英語において認められている子音音素は, 調音様式によ って, 下表のようにま と め られ る.. 破 裂. 音. 破 擦. 音. 摩. 音. 擦. 鼻. 音. 側. 音. 馨1聾僧 p ,b. 歯 茎 音 後歯. 部善. t ,d. k ,rom’. t f ,d3 f v ,. e ,6. S ,Z. h. j ,3. l 1. n I. 無 摩 擦 持 続 音 半 母. 警 蔓峰 ¥警1 藁 葺. r. 音. ]. W. 注 2 ) その他に, ある定まった意味を持 っている定まった音声を, 音字で以て表わす場合には, ある場合に は全然女字で以て表わさない部分がある, つまり, 読む場合には, 女字にない音を読む場合がある. 国 語でいえば, 「あべい」 を 「アソベイ」 , 「なめり」 を 「ナソメリ」 と読む例がある. 英語では elm を 6 1 f i l 〔 l i 3m〕 l i t i am〕 sm を 〔n n a o z町na z am〕 と発音する現象も見られる. い わ ゆ る n a , mm を 〔 , hes Epent i s の場合が考えられる. 一1 23-.

(5) . 森. 永. 正. 治. れ ら24個の子音 が, 実際には どのような文字, 綴字で表わされているかを見る. 2 1 〔b〕 (. 力i力e , hiccougル るar るer. t 〕 t 3 } 〔. 雲enち s topped. d 4 〕 1 〔 {. d id. 1 ( ) 〔P〕. (5 ) 〔k〕. { 6 }. 〔g〕. t 1 〔 7 f〕 ( { 〕 8 ) 〔d3 f 〕 { 9 } 〔 側) 〔の. q P. 〕 〔e. 観) 〔6〕. i t i le c乾 nを ,ta%,acquaint , unc ,s , ぬasm,queen l t gas ,e%a l l まune cルurcあ,for o ,ce. α judge ,giant , ver ure. l oがer oso力姦y ,rougみ ,Pルi りiりid , neカルew i ty au劾or wea物er. 鰯. 〕 〔 s. ience sense ,e憲ercise ,sc. 圃. 〔 〕 z. i zero se , e些ample , pra. 鰯 〔ノ〕. ル , ocean s 丘s姦, sure, acZ ious ion, consc cルedul e , lu匁ury , mac ine. ) 罵. 〔3〕. V1slon, agure, garage. 節. 〔h〕. ルear t , wゑo. 圃. 〔m〕. dome. 圃. 〔n〕. k“ock. . . 惨め 〔1〕 靭) 〔r〕 囲) 〔j〕 図. 〔w〕. maZ e l i teγaγy lon, onion, Europe you, 綿n. ひゑim z oin,q“een,one ,2. 一方, 母音の方は, 下表のようにま とめられる. 前部. 閉 半閉 半開. 中央. \; ,. 後部. =;. \e. \e. 開. *. ○. a. -. g ,. ・ 3. -124-.

(6) . 音. 声. と. 女. 学. そ して, こ の24種 の 母 音 が い ろ い ろ な 綴 字 で表 わ さ れ る.. 1 ) (. i:〕 〔. 〆 IZ deep h Po to ace ce, Aesop, k砂, p の e, mosq“〆 , , s鋼, p〆 , , sg ze, e ‘”少, Phogbe qZ. i 2 ) 〔 〕 (. l 1αge, women 〆 l d been eZ ‘ ‘ sy gn,p武男 pretty, guin8α, szβve, vi , bz ,bz ,for 〆 線 d Z f l d f h e b B β B e α o er αny , r n, , opar , sαツs , s鋼 , w P n , “ry , Ver. ) 〔 〕 ( 3 e. 4 ’ 〔 〕 ( 8. (二重母音の項). 5 { }. 1 e α此 αpp ,p1. 〔記〕. 〕 ( 6 ) 〔 a 7 } 〔q:〕 {. (二重母音の項). { 8 ). d t 任 負 abroαd , cα“ght , s隣り, w 砿er , boαγ ,co彰γ七 , wαγm, resoγ , o , ooγ. b:〕. 1 f i t cof ee y ,quα ,. { 9 ) 〔〕. t omi ,(二重母音の項). 回 〔 〕 o 回. 〔u:〕. 2 } 〔u〕 d ・q 3 ) い〕 凹. 1 t βγk ・ ””・ , bαth ,c ,cαγd , hBαγt. 定:〕. l de bl“e ew,food z ose th,br獲se ‘ ,l ,b ,r , yoz 1 1 l bz ‘ , woo , woman l in, b b彩s ‘ ood ront s ,coz ,f d ‐ 1 h“γt d tか, woγ 7 ,seγve ,s , hBα ,jo”γney. 〕 q罰 〔 a. l oday, 郷Pon sZb e ”bout ra ,t ,came ,pos. 〕 鵬) 〔ei 節. 〔ai 〕. l l d ”Z ,theツ, vez , bαse , gαo , grの, greαt Z 8 e ce ,bッ , b“ッ,αねl ,t〆. 園. 〔au〕. 1 βod o“t , Mac ,owl. i 〕 d排 〔3 伽) 〔ou〕 2 D Ga ( 〕. 偶 2 ) 定a〕 鰹} ba〕 幽. 〕 〔ua. cho〆 Ce ,vo少age ,b“oy 1 gh,coα , woe ,bur8α”. 1 z 多m, wgかd-dBα 8の,beeγ, mBγe c , muse ,cash迄γ cαγe ,theか, weαγ , hαか,theγe foγ ,dooγ ,po”れ roαγ, wαγ o o 彩 o 〆 P ,y れ s“〆e. 侮 ) 文字が同じで音声が違う場合 アルフ ァベッ ト26文字が, それぞれどんな音声を表わずかを見る,. 1 1 〔e〕 αny e〕 mαn , 〔つ〕 wαnt ,〔a〕 αgo , ,〔a ,〔q;〕 dαnce ,〔コ:〕 ” i〕 pαper t 〔 〔e 8 3 〕 α r e n p ,. 1 1αg 1 ( ) a 〔i〕 vi. 2 ) b 〔b〕 るiるle ( l l f〕ce } c 〔k〕 Gat L 3 o ,〔t ,〔j〕 ocean. i t 〕looked 4 er { } d 〔 , 〔d〕 αid 〔d3〕 sold i i t 〕 fe 〕 Engl e i;〕 he, 〔 5 { } e 〔 sh , 〔e〕 pen , 〔a〕 moment〔ei f ず 〕beザ {v〕o ( 6 } f 〔 l 7 } g 〔9〕 go e { ,〔3〕 garage , 〔d3〕 gent. ( ) 8. h. 〔h〕 ゐand. 省 . i〕 ヱ i 亡 iq po 〕 sZ e ( 9 } i 〔 Ce ,〔3〕 poss〆bl , 〔a ,〔 d l l l l h r 煙 ○ ) i 〔 3〕J uy ,〔j〕 ha euゾa. l ) k 〔k〕 desを q. -125-.

(7) . 森. 0 2 〕. 1. 永. 正. 治. Z i 〔1〕 Z y. lk i フ z 3 Q ) m 〔m〕タ ame o に g n 〔n〕 ” . , 印〕thi彰k Q5 ) O. f 1 1 〔i 〕 wO灯 VO V 【 len , , 〔u〕 V , 〔△〕 dove , 〔u:〕 do , 〔a〕 oV , ぬ:〕 αt b〕 pot 〔a〕 atom, 〔ou〕 go ,〔WA〕 one. ) p 〔p〕 カaPer 船 節. q. 〔k〕 queen. 圃. r. 〔r〕 γead. 圃. s. i [s〕 s ose st er , 〔3〕 usual , 〔z〕l , 〔′〕 sure. 能嚇. t. i ient 〔t c云ure 〕 Zop , 〔り〕 p , 〔′〕 paZ. 仰. u. ju コ “se t i〕 bz ≠ 〔 ‘ e sy ,〔 , 〔a〕 s“PPose , 〔△〕 錫s ,〔u;〕 r彰l ,〔u〕 Pz , 〔e〕 b錫ry. 塑2 り v. 〔v〕 のiりid. l 鰹) W 〔w〕zひal 側. x. i verc oPhone 〔k〕 e弟ceed ous i se , 〔z〕 %yl , 〔gz〕 e洋act , Qd〕 an%i , 〔ks〕 e. 圃. y. 圃. z. l i〕 αγ j t 〔i〕 h少mn 〕 yacht e , 〔a ,〔 ,〔a〕 myr 〔z〕 2ero , 〔3〕 a2ure. の 音声がないのに文字を用いる場合 q t l ) が あ る 場 合 で あ る, こ れ らの 文 i tlet er 綴字の中に発音されない文字, すなわち, 黙字 ( en s 字は, 先に述 べた ように, か っては発音されていたものが多い のである. はじめに子音字について見ることにする. 黙字にな った過程が, 同化作用によるもの, 発音の. しにくさによるもの, 語源的影響によるもの等 が, 各語について, およそ明らかに なるものと思 われる. 1 ( ) b. ‘ tomる 〔tu:m〕 < ME <0. Fr z ? ? ⑦わα 7 移ろ8<Lat .Z .Zo. 1amる 〔 1把m〕 < ME Z燈“ 2る 彩ろ くOE Z互朔る , 毎夕 タ 7 2のz numろ 〔n△m〕 < ME 刀吻7 28“ <。E “メ deろt〔det 〕 < ME α郷招 くLat z . α彦る#銘刀 ゐの Z ZαγE dou此 〔daut 古β 〈Lat z 多 〕 < ME 仏oz , Z る Z Z l l T 彩 s 〕 < MB soの ” <Lat s suろt e 〔′ s△t , in′ dai t c飯γe 2 ) c indict〔 ( 7 2〆誌の くLat 〕 く○, Fr ,e ,メカメメ ′ Z 招 Z彰〆 “ L i #の l i l ME F t <〇. r く at c Vcua 〔Vt〕 < ,“Z ,妙 l l t 〕 <Fr musc e 〔′m△s ,くLa ,フ彫罪sc”Z“s i 7 scene 〔s 28 <Lat :n〕 く Fr , scβ , sce力α. 囲. d. i f〕 handkerchi f ef 〔′h記okat ′ enmq:〕 z gran物na 〔gr. z enwid3〕 sandwich 〔′ s ′ Wednesday 〔 wenzdi〕 < ME wode解sdの〕〈OB wad刀e eg sdz ′ l f h h ipni〕 4 } ( afpenny 〔 e 1 ha fpence 〔′heipans〕 daiafr先覚口 <GK, d績めゑγαgフ 5 ) g diaphragm 〔′ 7 2α ( im〕 〈Lat ?” タ paradigm 〔′p把reda .<Gk.Pの4dβ省ブ -126-.

(8) . 音. 声. と. 文. 学. ′ ign 〔r 2″6 i S吃7 S忽“餅 くLat r es zain〕 <0. Fr ,γB .ダB ′ iognomy 〔賃顔 3nami 〕 < MB “se“○““” phys gnaw 〔nつ づ く。E g彰αgα“ 〕 <OE g彰記云 et gnat〔nz ”″ gnome 〔noum〕 <Gk ,g夕霧7 ′ 6 } h ゐonour 〔 ma〕 <〇, F あo72母γ, 乃o7zgzげ ( ′ あones Ze t〔 t s 〕 <〇. Fr oni s . あのzg ルour 〔′ aua〕 <〇. Fr . みoγ8 , あ錫γe. Joゑn 〔dぬ 可 <0. Fr s . 鳶α“爺β . /効α形 <Lat ′ み 力 L Z t t〔 i t 〕 < e ⑦ ex aus a. % α“s ““ g ぬ:s 効” の““ l l t iゐi t ia “ ⑦ 〕 <Lat “ α ann a e 〔ざna ei . fepad〕 < MB SGありあげ 御 shePあerd 〔′ hurra為 〔hu′m;〕. i63m〕 〈La t ⑦ 2 ‘ s r ,γカメあ“ ′ 珍 d G k ル d i < S 〔 γ 先 〕 P a α r apso y r Ps I 畝けそα , ′ kみaki〔kq;ki 〕 <Hind .々あ琵脳 { 7 ) k たnoW 〔nou〕 < ME の樋勿鋤 く0E G72”Wの2 r姦ythm. Z Zβ<OE G7 たnot〔n3 zo“” t〕 < ME あれo fe 〔na たni f〕 く ME た“了ヂ くOB c i ; z丁′ f〕 <○B c鋤け f 〔kq : ) I caZ { 8. ’ 2のzdg aZmond 〔′q;mand〕 <○. Fr , の’. 1 【〔tb:k〕 <OE ce錫c chaZ d 〔Jud〕 <OE SG8oZαe shouZ d 〔wud〕 < MB <OB ZのZde wouZ d 〔kud〕 < ME GO綿〆多 く。E C丑Pe i couZ ′m3nik〕 <Gk ブ i 7 偽o 2妬6s タ例言 夕 c 〔ni タ znemon } m ブ { 9 ′ 叱r ini:〕 : m3z nemosyne 〔ni ′ 0 fの”汐7 ‘ : s く 28<Lat am〕 2〔3t autum7 , 似‘加 粥”z , の‘ , Fr dem〕 <Lat 2“”γ” ブ タ condem” 〔kan′ .Gの248. ”““s hym7 ⑦“8<Lat 2 〔him〕 く MB 労れ鰯解 く○, Fr , 姦タフ .少“ l l” 〔mi 〕 mi 2 <Lat P p Psalm 〔sαm〕 <OB s卿 彰2 q . 力sα卿錫s ,sメガ. i ik〕 <Gk t iu′m先t c 〔n Pneuma , P彩る粥”〆 ′ メ iz能n〕 <Fr 7 2α i t 8<Lat 8 2 Sの Sα7 力t san 〔 .力ZZ . メ sの2 , ZZ ・bad〕 cuPboard 〔′kヱ. ′ i 〕 rasPber ry 〔 rq : zbar ′ ご くLat i MB 焔解〆 i i : t く e 琴”“’ ” 〔 〕 rece が r s . γac ′ l〔k激nb l Cam夢be l 〕. 回. ′ai iγo l ・〔 an〕 -12 7-.

(9) . 森. 永. 正. 治. l l 3 i 0 ) s i s e〔a 〕 < ME 了sZ e ′me demesne 〔di in〕 <。・ F dB“z8メ タ 多”+“2es”BB ′ i v 〕 <o. Fr scount〔vaikaunt sco“” . のZ. ′pre Z is“粥 S くLat i i:〕 <Fr precis 〔 s .汐招じ .Pγ鰯c. 鰯. t. Z 1 ZBZ〈OE <Lat l 〕 < ME 鰯s ca s e 〔′kq : s . cαsZBZZ““z ′ fas zen 〔fq Z“〆 z力鋤 くOE /駕s : sn〕 < MB /αs ”“ i zZ鋤 くOB 印γzesf疑α“ wres負e 〔′ 〕 < ME Wγβ res s zen 〔5: fn〕 < ME O勇8“ of 云 t fesn△t 〕 < MB 吻β ches nut〔′ BZ“ sZ ′ 考 d i 〔 〕 morgage mつ柳 3 boazswain 〔′bousn〕 <OB る諺s z粥増β“ ba l l ef. l b副e i ta 〕 <Fr .<l .みα“締め. depou〕 <Fr Z“粥 . αゆoZ <Lat . 〆砂osZ ′ hauZboy 〔oubつ i〕 <Fr s . 力α煽ろoZ MB wrap 〔r 〕 < Wγαカカβ” z ep depoZ. 鰯. w. wreck 〔rek〕 < ME Wγαじ <OB ZUγ2ec i t t〕 < MB Zげ了解; z クr z〈OE Wγ彩α7 z e 〔rai tu; t z oo 〔 〕 < ME Z切る <OE ねひ互 who 〔hu:〕 < ME 珍切る , ある 〈OB 珍妙” sWord 〔s霊d〕 < ME S切餅α <。B s勿のγα z ひer〔h:nsa〕 < ME α7 zdswαだ, のz s仰げβ ans ′ ら OE f b i ” boatswa n 〔 ousn〕 < 7 2 sw 増e. ) 鵬. X. s i ou匁 〔su:〕 ′bi ′du:〕 l l l bi i -dou% 〔 et e. 節. y. pepys 〔peps〕 Hakl t〕 ; uyt〔伯詑klu. 圃. jっ t 〕 <Du.ブαぬ云 ch yaじ珍t〔 f fuc珍s ia 〔′ ju a〕 <Germ. ぞ“c姦s drac珍m 〔dr z em〕 <Lat ,<Gk . 〆γαた珍““. ⑩. i〕 < MB s妬β“ ig兎 〔sa 7 2 <OE s竃α7 2 gh s ,s了g珍8 i ig珍t〔ra t 〕 < MB < OE γぬZ r. o o ck bi 能 a暁guard 〔′bl記gq二d〕. 2 ( P ph apo力媛hegm 2 Pめ兎物 理創α Epoueem〕 <Gk 1 .α ′ 」 i i i i s sa カルthi s s s〕 <Gk s 〔ea .力珍Z珍 鰹) th as物 ma 〔′記sma〕 <Gk . 互s物 創α ′ Z珍mus 〔i Z毎夕 i 2綿s s smas〕 <Lat s .劣. 二重子音は, 一方を黙字と見ることができる. 鰹). bろon 〔′ i iban〕 < ME γ坊のz r r ′ ac cord 〔3k工d〕 < ME αcのγα8%. ′ ladder 〔 1疋da〕 < MB 卿αd好 くOB 珍Z z eddeγ -1 28-.

(10) . 音. と. 声. 文. 学. ′ t oがi ce 〔 3日s〕 <0, Fr ,<La , の虎〆“例 ′ l t tmg 〕 < ME Sかog〆”“ ruggl e 〔s s 28γ ”“ 2ar 〔′ graタ gr駕ma〕 < ME gγの7 di dina〕 <Fr α b 8 γ タ 2 z“er 〔′ , ha力めy 〔′h記Pi 〕 < ME あαカカメ ′mz i er 〕 <Fr “卿γ解γ maγγy 〔. l ass 〔klq:s〕 <Fr sβ c ,c卿s ′ る の “招 くLat baz Z 1 b l ME t e 〔 記 〕< .ろのZ餌海 j 2 ez〕 azz 〔d3. 次に母音字に移る, 語尾- eは, 英語の正字法において, 特に重要な役割を果たしているので, 詳しく述べることにする. 1 ) 前の母音を長くする役割 ( hoP8〔houP〕 < ME 筋力1 2〈OB ゑo力α α“ ping 〔pain〕 < MB ゑ 勿8“ <。B ゑZ“〆 pope 〔poup〕 < MB P砂8 <OE P互Pα <Lat , PβPα 2 1 主 に フ ラ ンス 借用 語 に お い て ( favour i t fe ivar i t〕 <0. Fr.ヂ卿 の鷲 g〔′ hypocr ipakr i i t t e〔′h 〕 < ME <○, Fr , あの““ t e〔′ 〕 <Fr senat seni .sa””古 くLat .sg“励彰s. } c, { 3. g. を柔らかく発音させる,. dance 〔dq:ns〕 < ME dの肥多彩 < o.Fr . dα“seγ d huge 〔hj ME 姦 ル 脅gB u: 3〕 < . αみ”gB , αあogg , age〈〇. Fr. i race〔re s〕 < ME <○. N. γ”s くOE γ更s. 雑. v, で終る語において. 7 2 carve 〔kq;v〕 < MB 物 〃のe 2 <OE Cの けα7. 1 1 △v〕 < ME 毎の8<OE 粥元‘ ove〔 iv〕 < MB zo登り鋤 くOB Z卿万α“ wave 〔we. 5 ( } s, z と の 結 合 に お い て. 1 S靭 <○. Fr i;z〕 < ME PZ ease 〔P αZ pl . 力おおわ 彰 l l bronze〔br3nz〕 <Fr t 2メ 7 2 カo ,く a, o”zo , 彰o f i;z〕 < MB /“se“ <OE fγ〆osα7 f 2 reeze 〔 r. 脚. 1, r と の 結 合 に お い て d△b1 doub1 8 〔′ 〕 <ME <0. Fr .<Lat , α“〆“s ′ t cent re 〔sent3〕 <Fr ,<La ,ce“ か”“2 ′ e F i L thea t t rg〔 aa〕 < r .< at . 物8霧 “””. 鞘. or の 次 に 7 2αγα more〔mコ:〕 < ME ク彫るγ多 くOB グ. shore〔b:〕 < MB s cあるだ くOB SCBγα7 2 pore 〔pつ;〕 <Fr .<Lat . 力Oγ”s. ( ) 母音で終る一音節語において, 他の類似語との区別のため 8 -12 9-.

(11) . 森. 永. 正. 治. beg〔bi;〕 < ME ろ解 くOB ろ卿 dog〔dou〕 < ME αろ くOE αβ toe 〔tou〕 < MB Zろ くOE. 煽. { 9 ) フ ラ ンス 語 の 綴 字 の ま ま で i〕 n彰 〔ne 行anc秘 〔行え:nse i〕 l lyc彰 〔’ i:se i〕. 叉, eは語尾だけでなく, 語中にあ っても黙字である. 0 ロ }. l〔′he l haze i 〕 < ME 珍αs鋭 くOE ル駕s可, 姦記sZ z ′ z l l〔 mコd l ta o 〕 <。・Fr mode ,ク”odez . “20αβ”β <l ′ α“ ” 、dn〕 <ME sodea ” <0. Fr sudden 〔s ‘ ,so錫. heaven 〔′hevn〕 < ME ルeoりe“” <OE ゐeo〆o 7 2 ′ i 〕 < ME 効eγああ eve ry 〔evr , 8”β“ <○B 田ずγβ ′ i L 云 勿 int t〔 i t t e eγB r es nrs〕 < at S歩 . i;snt〕 <Lat recent 〔′ r . γacβ〆”“2 ′ 7” present 〔 preznt〕 < 。・Fr . <Lat . ゑγαese“e. he l lpt〕 ped 〔he d〕 l l ki l ed 〔ki 叉, a は語尾の1の前 で黙字となる, 1〔/k先Pi l l tα t q } 〕 < Lat capi s . cり 鷲露Z ′ l hospi 1〔 h3sPi t tα 〕 < ME <〇. Fr . たosカメ彰Z 1 〔′ment l 〕 <Fr S mentα .夕”e輝 雄Z ,<Lat. 叉, oは語尾のnの前で黙字となる. 凹. but t on 〔′b△tn〕 <Fr . 卸 郷 の2 ′ 0,Fr i < フ 2僻みわ フ z郷0 7 〔 〕 o s n 2 くLat n me mas ,タ ,タ ′ i;z ブ ⑦ 〕 < ME <0,Fr タ l ユ 28 Teason 〔r , γ〆 隠れ <Lat , γのぁク. 叉, i も次の場合, 黙字と見られる. Q3 ). bas in 〔′bei z sn〕 <o,Fr .みαメタ ‐ ′ F L n 〔 k、zn〕 < r < at CD刀sあるγr“”s cousg .. ,. i i n 〔′ re zn〕 <o. Fr ra sZ ,γ解どの多 ′ busg zni ness 〔bi s〕. son 〔′venzn〕 venば l devg l〔′dev 〕. 尚, 二重母音の場合, 一方を黙字と考えることも可能であるが, ここでは考えない こ と に す. ) る. 3. ) 注 3. l d〕 < MB 3”d i / dB くOE g郷d g”紅d 〔g B ,g′ ′ i:r fa fa ig Z姿2 t t 2 e〔 ‘ e r <Lat ‘ om〕 <Fr , ヂの 函gだ . テロ ′ ib〕 <Lat . ノ卿。γe l i ‐ “ 2 q”or〔 ,! ′ iq”et i ー t t 〕 et e 〔et く e. 以上の語におけるuは黙字と考えることもできる. 30- -1.

(12) . 音. 声. と. 女. 学. (3) 2 1で見たように, 英語の音声と文字, 発音と綴字との関係 が変則的であることは, 大方の認め ( る所である, その不規則の中に規則を見出 し, 現在の発音の綴字との関係は極めて整然としたも のであるとみなすことも, 或いは可能であるかもしれない が, 少なくともそれが我々に不必要な 苦しみを与えることは明らかである. そこで先に述 べたように, 語が発音通りに綴られた時代が あ ったことを考えて, その変則性を改良する試みがなされてきた. 13世紀に, その著 ○“7粥Z湯7 z において, 短母音の前では必 らず子音を重複し長母音の場合と 区別した orm が, 綴字改良の先駆者といわれているが, 改良運動の声 が高まったのは, 近代英. 語の初期すなわち16世紀にな った時であった, 彼等は, ギリ シャ語やラテ ン語の模倣を排したり, アルフ ァベッ トの文字を増 したり , 叉は, 従来の文字の範囲内で, できるだけ綴字の不統一を l i の示 したところの, ある特定の語の綴字を簡 単にすると 改めようとした. その中で, J .Howe in 等) は, 一般に受容された, 1 l i 8世紀には い う 提 案 (ogi ogic; warre→war;s nl ・ e→s que一1. Dr on が辞書を出版し, 収録した語の綴字の決定には語 源と類推とを基準に したが, 整理 .Johns idan は, 語の意義と音声との両面を 統 一 を 十 分 に 成 し 遂 げ る こ と は で き な か っ た。 叉, T. Sher i d i e Z 認 t t 原 理 を 明 した アメ リ カ で は B. Frankl n が, 能膨″ 明 らか に 識 し, soun noa on の 言 , ‘ゎ”g q f sめ〆肋増 を著わし, 綴字を発音に接近させる ’ 2司 れ 元γα 対窃o A めゐ物 α α7 zα Raf〃’ ば異な った多く の ter は, 極めて狭い範囲な がら, イ ギリス式とと こ とを 提 案 し, 叉, Noah Webs. l l 綴 字 を 示 して そ の 採 用 を す す め た (honor er 等) ,trave 。 19世紀後半になると,A, M,Bel は,. 一種の音声表記法 VisibleSpee ch を考案し, 異なる音は必 らず異なる記号で表わそうとしたが,. 実用には適さなか った, 叉, ローマ字に新しい文字を加えて, 一字一音の徹底を図ろうとする試 1 i tman は, 4 s は, Phonotypy 0字から成る新綴字法 Phonotypy を,A,J みも行なわれ,1 , BI , Pi i s をできるだけ伝統的綴字に従って改良した G1 o s c を 考 案 した。 叉, H. Sweet も Romic を考 案し, 母音字にローマ字本来の音価を与え, 個々の文字との結合とその間の矛盾を取り除こうと. iat ion が, イ ギ リス で は, 1879年, l l ing Reform Assoc した. 叉, アメ リ カ で は, 1876年, Spe l l form As Br i ing Re i i ion が 創 立 さ れ, 一 字 一 音 主 義を あ く ま で 徹 底 さ せ よ う と し t at sh Spe soc. l l i l i6ed Spe ined Spe l l ng l ing Board イ ギ リ ス に Simp た. 20世 紀 に 入 っ て, ア メ リ カ に Simp l Soc i ty が生まれ, 綴 字 改 良 の 第一 歩 と して, cata og ze 等, 一 定 数の 新 綴 字 を で き e , anser , wi. るだけ広い範囲に使用させようとしたり, 新 しい合理的なアルフ ァベッ トを作 って, 初等教育に. 利用 しよ う と した が, 漸 次, 不 振 に な っ て い っ た. その 時 に, ス ウ ェ ー デ ンの R. E. Zachrisson. は, 従来の英語の綴字改良を集大成し, 綴字の合理化によ って, 英語の国際語としての普遍性を l i 増そうとして, 4 2個の wordsigns を設けて, Ang c を考案した. 日本では, 岡倉由 三郎が, 従 来の綴字法の中にも原則を認めて, この原則をできるだけ利用 し, 不備な 点は, 新しい文字によ. らず に, タイ プ ライ タ ー の 活 字 (;, 一,’ 等) の 範 囲 内 で 補 足 しよ う とい う Y, 0. K, A1pha- be t を立案した.. しかし, このように多くの 学者の数世紀にわたる綴字改良動運も, 結果的には失 敗に終り, 現 在, 英語は, 依然として音声と文字, 発音と綴字との不合理な関 係を保存 しているのである, l l i onun- ng Pr 一方, 綴字とかけ離れた発音を有する語を綴字通りに発音する, ,いわゆる Spe. が, 現代英語における著しい特徴と して, 次第に一般化 しようとする傾向にある, これ ′ ′ f f つ l an〕 〕〔 s t an は, often, soften 等の語で, 標準英語では発音されない 〔 〕 音を復活させ, 〔 l 3 ,. ion ciat. 1- -13.

(13) . 森. 永. 正. 治. 等 と 発 音す る よ う な 現 象 で, cupboard の 〔p〕 音, forehead の □ 〕 音等も発音される傾向にあ ・. る. これは, 綴字と発音との相互関係, 英語の音韻史を, 無視するものではあるが, TV, 教育の 普及によ って, 綴字発音の傾向は更に強ま っているようである, 英語の中の発音と綴字との食違. いを意識すればするほど, 換言すれば, 音声の書形式である綴字が, その表記 しなければならな い音声を, 表記 しなければしないだけ, それだけ綴字を基礎に しようとする傾向 が強くなるのは 心 理 的 に は, 十 分 納 得 で き るの で あ る が,. l l ing Pronunciation は, 実際には言語の しか し, Spe. 本質に反するものである, すなわち, 言語は, 我々の思想感情を発表 し, 人に伝えるための有意 的行為の 一 つであ って, その方法と して, 基本的に音声を用いるものである. 言語の第一条件は 音声を有することであり, 文字は言語の第一要素である音声を目に見える形で代表させたもので. ある. 文字を持たない未開民族の存在することはよく知る所である. 「音声 があって後文字があ る.」 という言語の本質は, 今や綴字発音に破られつつある. 語の発音法を決定するのは, その綴. 字法ではなく, その歴史であり, 語が現在示す形は, それ が是非とも従わざるを得なか った所の そして, 精密な法則によ って規定される所の, 進化の段階を示すものであり, これを無視するこ. とはできないはずである, しか し, 視覚映像が虚偽の発音法を生み出 し, 文字の勢力が強大にな って行く. とにかく, 言語の主体は話す言葉にあ って, 書く言葉にはなく, 書く言葉は話す言葉. の保存, 伝達のために発明された道具であることは誰も疑うものはないのであるが, 「綴字あり ion と 「発音あり綴字を求む」 という言葉の本質との関 l l ing Pronunciat 発 音 を 求 む」 式の Spe , 係は, 現在では, どちらが正当か, なかなか決めかねるほ どの状態にあると言える,. (4) 聖アウ グスチヌスによれば, 時間は3通りの 現在から成る, 我々が現に体験 しつつある現在, 現在の記憶 としての過去, 現在の期待と しての未来である. 我々もここで, 今迄述 べてきた英語 の発音と綴字との関係の過去及び現在の状態から, 未来の姿を考えることにする. 1946年, Univer i ty of Pennsyivania s. で, 世界最初の真空管式. digi lcompu ta ter‘βNZAC’. が開発されて以来, 電子工学の進歩は, 人類の果てしない夢を次々と現実のものとしてきた, 語 学の分野も例外ではなく, 翻訳機, 機械 学習機等が話題を呼び, 更に, 音声を発する機械も出現. し, 種々の電子応用機器の発達はと どまる所を知らない. これらの電子応用機器が, 果た して ど の程度まで語学の領域に侵入できるかということは, 興味ある問題であると同時に恐怖を覚えさ せられる問題であり, 無視できない問題であることは, 確かである, 今ここに, 翻訳機の原理を簡略に 述 べれば次のようなものである.. 1 ( ) 入力装置--穿孔タイ プライ ターで打たれた原文を紙テー プか ら読み取る, 叉は, タイ プ ライ ターで打 った文字をそのまま 光で自動的に読み 込む.. 2 ) 記憶装置--この 装置には, あらかじめ翻訳のやり方を記憶させておく, すなわち, 英文 ( 法, 英文の読み方, 日本語文法, 日本語の書き方, 英語の構成を日本語の構成にかえる方法, 助 詞の入れ方, 英和辞典の引き方等を記憶させておく (プロ グラミ ング) . 3 ) 演算・制御装置--( ( 2 )の プロ グラムに従い, 英文を日本文に翻訳す る. も しわからなけれ. ば, 「ワ カ リ マ セ ソ. オ シェ テ ク ダ サイ,」 と タイ プ して, も う 一 度 正 確 に 読 み 取 ら せて も ら う こ. ともでき, 叉は, わからない .単語は, 英字のまま和文の中に残すこともできる. 性 ) 出力装置--翻訳された機械語による日本語 (すべて数字の1と0で表 わされる) の文章 を, ふつうの日本文字 (カナ) で打ち出す, 必要とあ らば, 漢字で打ち出すことも, 日本語の音 -132-.

(14) . と. 声. 音. 女. 表. 声で話すこともできる,. ( 1 )から雑を図示すると, 下図のようになる, 劣. → 記 憶 装 置. 装. h -→ r‐. ;. 置. ↑. .. → 力 装. - -. 置. 演 算 装 置. 制 御 装 置 ------…”. “- - - -- - - ---- - ” ー - - - - - - - - - ▼ ←÷. (実線は文字のルート, 点線は制御のルート) か く して, Thi s a pen, と い う 英 語 が, 「コ レハ ヒ トツ ノ si. ペソ. デ ス」 とい う 日 本 語 に な. る, そして翻訳の巧拙は, 記憶装置の記憶量の大小により左右され, 叉, 記憶量が同じである場 合は, プロ グラミ ングの巧拙により大きく影響される. しか し, いくら記憶容量 が大きくてもそ. の演算速度 が遅くては価 値もないので, 最近では, 記憶容量をますます大きくし, その演算速度 も飛躍的に早める方向に, 急速に発展しているようである.. 要するに, 最近, 情報革命という言葉を見聞するように, 電子計算機の使用法が高度化 し, 文 字・図・絵・音声 ・音楽コー ドの自動交換が, かなり高度に行なわれるようにな ってきた, この 時点において, 人類特有の文化的所産としての言語, 英語の文字と音声は, どのように変革して. 行くであろうか. 音声を合成する装置が出現 した現在, やがて, 音声を聞き取り文字や数字に直 す装置--音声タイ プライ ター--の出現も遠い先の話ではなくなり, 人間が話すと機械が動く という, アラ ビア ンナイ トの 「開け ごま」 という呪文時代からの人間の夢が, 実現されるのも時 間の問題といえるかもしれない,. 文章の中に見出されるある種の規則性を指摘するにとどま っていた文法は, 今では, 正しい文 章を作成するための道具として, 数学的公理系と見なされるように なり, その方法で行けば, 発. 音と綴字との関係も論理的に割り切ることも可能かも しれないが, 「音声ありて後綴字あり」 の 原則を考えると, 問題は複雑である. すなわち, 音声タイ プライ ターで英語の綴字を表現する場. )多くの不 合には, 英語音声一音韻記号一書き言葉としての綴字, というように二段階 があり,4 がある 語の綴字を選択することには 非常な困難 その音声で意味される単 則規な綴字の中から, , と言わざるをえない, 従ってこの場合, 発音と綴字との間に論理性を見出すことと, ある音声で. 表わされる単語の意味を綴ることとは別な問題となるのである. 叉, 英語の 語桑には, 本来の ゲルマ ン語より外来語の方がはるかに多く, 英語そのものが複雑, 不統一な集合体で あることは周知の事実で あるが, 発音と綴字との関係もそれと規を 一にするわ けで あるから, 英語そのものに根本的変革 がなされない以上, 綴字法を統一することは不可能で. あると思われる, では, 電子計算機時代の英語の綴字は どうなるのであろうか, 音声一音韻→綴字の関係がある 注 4 ) 日本語の場合は, 日本語音声一日本語音韻=書き言葉 (カナ女字) (一漢字) と一段階であり, この点 では, 日本語の方が優れているといえる. 33- -1.

(15) . 森. 永. 正. 治. l 限 り, 綴 字 は, 現 在 広 く 行 な わ れ る 傾 向 に あ る こ と を 先 に 見 た 所 の Spe l ing Pronunc iat ion の. 逆を行き, 「音声あり綴字を求む」 式に進行するものと思われる, 従って, 機械によ って書き出 される綴字は, 過去何世紀かにわた って行なわれた綴字改良運動の線を 延長する形となり, 機械 語は一音一字の原則に貫かれることになろう. そうすると, これは, 例えば, 現在のエス ペラ ン ト語 の 方 向 に 向 か う か も し れ な い, エ ス ペ ラ ン ト語 は, 1887年, Zamenhof に よ っ て 提 唱 さ れ ,. )が, 正確に一音一字, 一字一 音を守る人造語と して始められたのであ 23個の子音と5個の母音5 たが 人類学者の願いがかな い, 国際共通の機械語, 実用語として広く使用されるようになる っ , か も しれ な い.. しか し, 英語の語 桑の大きな部分を占める外来語には, 表意性を備えたものが多いことも事実 であり, それらの綴 字が機械語によ って変化を受ければ, いく ら, 類似している 言 語 と い っ て も, 道具と して不便になる ことは明らかである, 従って, 英語の綴字を直ちに機械で書き表わす. ことは不可能であり, 永久に不可能であるかも しれない, しかし, 英語が世界言語の第一人者と しての地位を保持するには, 情報革命下にあ っては, どうしても改良される必要があるわけであ るから, 将来は二種類の英語--長い伝統的文学上の 遣産を保存するための従来の綴字法による 英語, 及び, 新しい計算機 時代に適応し順応して行くため簡略化された実用 的綴字法による英語 一一に分化することも考え られる.. 実用 的綴字法が如何なるものであるか, 具体的に考えることは, 別の機会にゆず る が, とにか く, それは便利なものであると思う, 便利なものは使用される, プログラミ ングや機械翻訳等で は, 便利さを利用するため, 人間がその言葉に慣れる. そういう人口が多 くなる, 機械の言葉に は統一性があるため, いつのまにか, その言葉を使う人間が世界中に氾濫する, 実業界で流通す. る言葉は, その言葉となる. すなわち, 電子計算機の使用 する 言語と, 人間の自然言語との 間 で, 相互の接近が考えられる, 従って, 人間と機械とを意識 した言語を どうす るかという問題が 起 こ ってくる. その中で, 英国文化の文字のある伝統 を, 我々はどのように保護してい け る の か. 一 つのテーマとして, 根本的に考えてみる価値があるのではないか, と思うのである, 参考女献 OE刀. (1933) (1961) jones D : βタば 偽ん Pγ鯛鰯那加g D煽ぎ t Dutt on (1964) o仰 か Den . , UED. 市河三喜 : 「英語学辞典」 研究社 (19 5 5) 1 中島・寺沢 : 「英語語源小辞典」 研究社 ( 964) Brook ! ず知α賜物“Zo o′〆 & 狸! t sた Manches er Univ ess(1962) z , G, L,: A“ み , Pr Jespe・ l(1960) sen f すみe 忍”郡鳶虐 乙の懲”αgB B1ackwel , 0.: Gγo励ん のzd sか”磯‘だ o Pot j t er ‘ γ 乙の増加g 19 57) o( esen ,: ○‘ ,S Skea !加勢/綴 of 勧懲′ t !幼 Eリ朔oZ ogy oxford (1892) , W,W.: Pγ Wr 一 !動 乙の増加gβ Kenkyusha (1958) e ln 1 z e 及ぼ′ , C, L,: Ti Wy d, H, C,: 鼠紡げ′ l ん zメタ o i c郷 Sf ff加 川街す 0) g r rの馨”βSen 92 o(1 大島義夫 : 「エスペラント四週間」 大学書林 (19 68) 小栗敬三 : 「英米発音と総字の研究」 篠崎書林 (1 963) 小林英夫訳: 「ソシュール : 言語学原論」 岩波書店 (19 5) 6. 注 5 ) 28文字と28音は次の通りである. d〕 f g〔 d3 a 〔q:〕 t i:〕 t f 〕 〕 s e:〕 i 〕 〕 〕 9〕 ,b 〔b 6〔 ,f〔 ,c〔 ,d〔 ,e〔 ,8〔 ,h〔h〕 , 〔x ,i〔 ,i〔 , J 〔3 k〔 k〕 1 〕 ・t〔 n〕 〕 〕 f t ] r 〕 〕 s P ,1〔 ,n 〔 , m 〔m〕 ,o 〔o:〕 ,P 〔 ,r〔 ,s〔 ,s〔 , , u〔ud, 韮〔w〕 , v 〕 z 〕 , ,z〔 -134-.

(16) . 音. 声. と. 中島文雄 : 「英語発達史」 岩波書店 (1 964 ) 橋本進吉 : 「国語音韻史」 岩波書店 (1966 ) 4) 安井 稔 : 「音声と綴字」 研究社 (1 96 「現代教育学」 (第7巻) 岩波書店 ( 196 2) 「現代英語教育講座」 (第4巻) 研究社 (196 5) 「Ques i t i l on‐Box S 0) e 」 (Vo r e s ,1) 大修館 (196 1967) 石井康雄 : 「初等電子計算機読本」 オーム社 ( 坂井利之 : 「電子計算機」 岩波書店 (196 8) 南沢宣郎 : 「電子計算機」 光‐ 4) 女社 (1 96. - -135州 ‐. 文. 学.

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参照

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