「白骨」を詠ずる詩歌の系譜 : 杜甫を中心に、蔡琰から陳陶まで
22
0
0
全文
(2) 今. 浩. 死者を表す骨として取り上げる。なお、長城修築や辺境守備に. 他に﹁骸骨﹂﹁人骨﹂﹁戦骨﹂﹁鼻骨﹂﹁枯骨﹂﹁荒骨﹂等も、戦. ﹁骨﹂ の用例についての詳細を述べるに当たり、﹁n骨﹂ の. まれてきたのか、社甫詩を中心にして論を進めていく。. は際立って多い。本稿では、戦死者の骨が詩歌にどのように詠. るように、晩唐期まで決して多くなく、杜甫の一一例というの. −杜甫を中心に、察淡から陳陶まで−. ﹁白骨﹂を詠ずる詩歌の系譜. はじめに 杜甫の詩には、﹁白骨﹂を印象的に描写する句がある。 夜深経戦場 夜深くして戦場を経れば. 寒月照白骨 寒月 白骨を照らす ︵−︶. ︵﹁北征﹂第五一・五二旬。﹃杜詩詳注﹄巻五︶ 君不見 守海流 君見ずや青海の頭. ︵2︶. はと山り. ることとする。. おける死者、戦乱による餓死∵凍死者も、戦死者に含めて考え. あるのは、高田真治書芸監 ︵漢詩大系、集英社、一九六八︶. 有死人、尚戒壇之 ︵行に死人有らば、尚或いは之を壇む︶﹂と. ものの、﹁骨﹂の用例はない。﹁小弁﹂︵小雅、節南山之什︶に﹁行 みち なお うず. まず、r詩経﹂ には、戦乱や兵役について詠ずる詩篇はある. のだろうか。本章では、先築から六朝期までを概括する。. 杜甫以前、戦死者の骨は、どのように詩歌に描写されてきた. 第〓早. 古来白骨無人収 古来 白骨 人の収むる無し ︵﹁兵事行﹂第≡一二二二句。r詳﹂巻二︶. 地に曝されたまま、月に照らされる白骨。葬られることない、 朽ちた骨。杜甫には、このような戦死者の骨を描写する詩句が 一一例見える。史書に﹁白骨﹂ の記述があるのは、事実の記録 という観点から理解できるとしても、詩歌に﹁白骨﹂を詠み込 むというのは、杜甫以前あるいは杜甫以後にもー般的なことな 冒頭に引いたような、戦死者の骨を描写する用例は以下に見. のだろうか。. 15.
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(11)
(12)
(13)
(14)
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
(20)
(21)
(22)
(23)
関連したドキュメント
人は何者なので︑これをみ心にとめられるのですか︒
れていた事から︑愛知県甲種医学校で使用したと見ら 第二篇骨学︑甲︑﹁頭蓋腔﹂には次の様に記載され
る、関与していることに伴う、または関与することとなる重大なリスクがある、と合理的に 判断される者を特定したリストを指します 51 。Entity
大正期の詩壇の一つの特色は,民衆詩派の活 躍にあった。福田正夫・白鳥省吾らの民衆詩派
仏像に対する知識は、これまでの学校教育では必
1)幼若犬;自家新鮮骨を移植し,4日目に見られる
「他の条文における骨折・脱臼の回復についてもこれに準ずる」とある
森 狙仙は猿を描かせれば右に出るものが ないといわれ、当時大人気のアーティス トでした。母猿は滝の姿を見ながら、顔に