第4学年1組 体育科学習指導案
指導者 T1 ○○ ○○ T2 ○○ ○○ 1 単元名 金メダルをゲットしよう(鉄棒運動) 2 単元の構想 児童の実態 ○ 1学期のマット運動の学習では、楽しく意欲的 に運動に取り組み、今まで不十分だった自分の技 を仕上げようと何度も練習を繰り返していた。し かし、鉄棒の学習についての好嫌は、「手が痛い から嫌い」などの理由から、「好き」「嫌い」が同 数であった。 ○ 友達と動きを見合いながら学習を進めている。 しかし、技のポイントが頭に入っていなかったり、 動きの様子を上手く伝えられずにいたりするため、 友達に適切なアドバイスができていない。また、 課題達成のための練習の仕方を自分から選ぶこ とが苦手である。 ○ 腕支持が不十分なため自分の身体を支えきらず にいる子どもが数名いる。また、前学年までの技 の習得が不十分なため、逆上がりができる子ども が15名程度、だるま回りができる子どもは、7 名程度しかいない。 運動の特性 ○ 一人ひとりの子どもの能力に応じた単技や組 み合わせ技を運動課題として、その課題を達成 することで、楽しさや喜びを味わうことができ る。 ○ 独特の運動形態を持つ技に取り組む面が多い ので、決断力が養える。また、仲間との協同的 な練習によって、自分の動きや他人の動きを注 意して観察できるようになり、協力する態度や 動きのよさや美しさを見分けることができるよ うになる。 ○ 鉄棒を使って行う身体操作の運動で、非日常 的な運動であり、驚異性を内包した運動である。 また、懸垂・支持・回転・ひねりなどの運動で、 自分自身の体を操るという特性があり、系統 性・体系性をもった運動であり、空間における 逆位・回転などの身体支配能力を高めることが できる。 指導にあたって 着眼1 運動の特性に応じた課題をもたせる指導の工夫 ○ 単元構成を、上がる技・回る技・下りる技の習得の3段階に分け、それぞれの段階で技のイメー ジを明確にさせるために、資料やビデオを活用するようにする。自分の動きを資料・ビデオと比較 して課題を見つけることができるだけでなく、同じグループの友達と見合わせることで、その違い を見つけ、はっきりした課題をつかめるようにする。 ○ 各段階で、必要に応じて、子どもの技をビデオで撮影して見せたり、みんなの前でモデル提示し たりして、自分の技のできばえと完成した技とを比較しながら練習ができるようにする。 着眼2 課題解決の方法を身につけさせる指導の工夫 視点1 運動に対する見方・感じ方を高める手立て ○ 毎時間、腕支持の力を付けさせるために「だんご虫競争」や「コウモリじゃんけん」を行わせた り、基礎的な感覚を養わせるために「足ぬき回り」や「だるま回り」を行わせたりする。 ○ 技のポイントを書いた資料を掲示するとともに、子どもから出たこつをポイントと一緒に書き込 むようにして、「技のざいさん表」をつくり上げていくようにする。 ○ つくる段階では、お互いの技を見合わせて、ポイントに沿ったアドバイスができるように、習熟 度別グループでの活動を仕組むようにする。 視点2 動きの見合い・伝え合い・教え合いの学習技能を高める手立て ○ 「技のざいさん表」をもとに、見る視点をはっきりさせて見合い活動が有効に働くようにする。 ○ よい動きができている子どもを見付け、みんなの前でモデル提示することで、その子どものやる 気を高めさせるとともに、同じ技に取り組んでいる子どもの参考となるようにする。 ○ 自分の動きがつかめない子どもには、ビデオで動きを撮影し、技のポイントに合っている点・違 っている点を具体的につかませ、動きづくりにいかすことができるようにする。 単元目標 ○ 自分の技を完成させて発表会でみんなに披露するために、友達と協力しながら、器械・器具の 安全に気をつけて、進んで学習に取り組もうとする。 ○ 基本的な技の動き方や技のポイントを知り、自分の力に適した課題を持つことができると ともに、課題解決のための練習の仕方を知り、自分の力に応じた練習方法や場を選ぶことが できる。 ○ 一つ一つの技のポイントやこつを意識しながら、技をくり返したり、組み合わせたりして、 自分の技をつくりあげることができる。 技をくり返したり組み合わせたりして、自分の技をつくり、 金メダルをゲットしよう。3 単元計画(総時数10時間) 1 2 3 4 5(本時) 6 7 8 9 10 1 グループで準備をし、準備運動をする。 ・各グルー つか オリエンテ 2 基礎的な感覚づくりのための運動をする。 プで準備運 む ーション (だんご虫競争・足ぬき回り・コウモリじゃんけん・だるま回り) 動及び簡単 3 めあてを確認する。 な発表会前 ・学習の準備 の練習を行 ・学習カード 〈上がる技に挑戦〉 〈回る技に挑戦〉 〈下りる技に挑戦〉 4技をくり返した った後、発 の書き方 4 ビ デ オ 4 ざ い さ 4 ビ デ オ 4 ざ い さ 4 ビ デ オ 4 ざ い さ り、上がる-回る 表会を開催 ・使用する鉄 や 資 料 を ん 表 を も や 資 料 を ん 表 を も や 資 料 を ん 表 を も -下りる技を組み する。 つく 棒の決定 も と に 、 と に 練 習 も と に 、 と に 練 習 も と に 、 と に 練 習 合わせたりして、 る ・グルーピン 上 が る 技 を行う。 回 る 技 を を行う。 下 り る 技 を行う。 発表会に向けた技 ・審査員を グ を 知 り 練 ・ で き る 知 り 練 習 ・ で き る を 知 り 練 ・ で き る を完成させる。 決めて得点 ・単元を通し 習する。 技 を 確 実 する。 技 を 確 実 習する。 技 を 確 実 を出すよう た目的意識 ・ で き る に で き る ・ で き る に で き る ・ で き る に で き る にする。 をもつ 技 、 で き よ う に す 技 、 で き よ う に す 技 、 で き よ う に す ( 評 価 項 目 ・単元計画及 そ う な 技 る。 そ う な 技 る。 そ う な 技 る。 を 確 認 す び一時間の に区別し、 ・ で き そ に区別し、 ・ で き そ に区別し、 ・ で き そ る) 学習の流れ ざ い さ ん う な 技 は ざ い さ ん う な 技 は ざ い さ ん う な 技 は の確認 増 や し を で き る 技 増 や し を で き る 技 増 や し を で き る 技 ・本単元を 行う。 にする。 行う。 にする。 行う。 にする。 まとめる。 まと 5 各 グ ル ー プ 毎 に 今 5 各 グ ル ー プ 毎 に 今 5 各 グ ル ー プ 毎 に 今 5各グループ毎に める 日 の 成 果 を 発 表 し 合 日 の 成 果 を 発 表 し 合 日 の 成 果 を 発 表 し 合 今日の成果を発表 う。 う。 う。 し合う。 6 ふり返りを行う。 6 ふり返りを行う。 6 ふり返りを行う。 6ふり返りを行う。 7 整理運動をする。 7 整理運動をする。 7 整理運動をする。 7整理運動をする。 4 評価計画(○印は主に評価する観点) 評 価 規 準 評 価 方 法 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ○ 自分の技を完成させて発表会でみんなに 関心 披露するために、友達と協力しながら、器 行動観察 意欲 械・器具の安全に気をつけて、進んで学習 学習カード ○ ○ ○ ○ ○ ○ 態度 に取り組もうとする。 ○ 基本的な技の動き方や技のポイントを 知り、自分の能力に適した課題をもつこ 学習カード ○ ○ ○ とができる。 ○ 課題解決のための練習の仕方を知り、 学習カード 思考 自分の力に応じた練習方法や場を選ぶこ 行動観察 ○ ○ ○ ・ とができる。 判断 ○ 友達とお互いに動きを見合ったり、教 発言分析 ○ ○ ○ ○ え合ったりしながら、発表会に向けて技 学習カード の完成に取り組むことができる。 行動観察 ○ 一つ一つの技のポイントを意識しなが 学習カード 技能 ら行うことができる。また、技をくり返 行動観察 ○ ○ ○ ○ したり、上がる-回る-下りる技を組み ビデオ撮影 合わせたりして行うことができる。 発 表 会 を 開 こ う。 技をくり返したり、組み合わせたりして、自分の技をつくり、金メダルをゲットしよう。
上がる・回る・下りる技それぞれで、自分
でできる技・できそうな技をつかみ、自分
のざいさんを増やそう。
できる技をくり返した り組み合わせたりして 発表会に向けた技をつ くり上げよう。5 本時の学習 ( 1 ) 前 時 ま で の 学 習 ○ 子 ど も 達 は 、 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン で 、 単 元 の 最 後 に 発 表 会 を 計 画 し 、 自 分 が で き る 技 を く り 返 し た り 組 み 合 わ せ た り し て み ん な の 前 で 披 露 し た い と 意 欲 的 に 学 習 に 取 り 組 ん で き た 。 第 2 ・ 3 時 は 上 が る 技 の 単 技 に 取 り 組 み 、「 で き る 技 」「 で き そ う な 技 」 を 確 認 し て い る 。 ま た 、 前 時 の 第 4 時 で は 、 資 料 や ビ デ オ を も と に 、 友 達 と 見 合 い な が ら 回 る 技 の 単 技 に 取 り 組 み 、 自 分 の ざ い さ ん 表 で 「 で き る 技 」「 で き そ う な 技 」 を 確 認 し て い る 。 そ こ で 、 本 時 で は 、 で き そ う な 技 を で き る 技 に す る た め に 、 ビ デ オ や 「 技 の ざ い さ ん 表 」 を 見 て 技 の ポ イ ン ト や こ つ を 知 っ た り 、 友 達 と 見 合 い 活 動 を 行 っ て 課 題 を 解 決 し た り す る 練 習 を す る 。 ( 2 ) 主 眼 ○ 自 分 の 動 き を 学 習 カ ー ド で チ ェ ッ ク し た り ビ デ オ で 撮 っ て 見 た り す る 活 動 や 友 達 と の 見 合 い 活 動 を 通 し て 、 回 る 技 ( 後 方 片 膝 か け 回 転 ・ 前 方 片 膝 か け 回 転 ) が で き る よ う に す る 。 (3)準 備 ○ 学 習 カ ー ド 、 ビ デ オ カ メ ラ 、 視 聴 用 の テ レ ビ 、 鉄 棒 の 補 助 具 「 技 の ざ い さ ん 表 」( 技 の ポ イ ン ト や こ つ を 書 い た 掲 示 資 料 ) (4)展 開 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 と 評 価 ( 評 価 規 準 ) 1 グループ毎に準備をし、終わった班 ○ 補助具等の準備を協力して行い、終わったグループから、鉄 から準備運動をする。 棒や登り棒、ジャングルジム、雲梯などを使って準備運動を行 い、心と体の準備ができるようにする。 つ ○ T1は登り棒と雲梯を中心に、T2は鉄棒を中心に担当し、 必要に応じて補助やアドバイスをする。 2 感覚づくりのための運動をする。 ○ 逆さ感覚や回転感覚を養うことができるように、各グループ (1)各グループで でコウモリじゃんけんなど事前に挑戦するものを決めて取り組 か ・コウモリじゃんけん ませる。 ・だるま回り(グループで補助し合 いながら) ○ グループ対抗にすることで、少しでも長く鉄棒にぶら下がっ (2)グループ対抗で たり素早く足ぬき回りをしたりするためにはどうしたらよいか ・だんご虫競争 グループで工夫させる。そうすることで、技のこつをつかませ ・足ぬき回り競争 るとともに、腕支持の力などを養うことができるようにさせる。 む (友達と協力しながら安全に運動を行っている。) 「登り棒を使 って、くるっ と回る練習を しようよ。」 「やった~。 雲梯でやっと 端っこまで行 けた。」 「ん~、苦し い。でも、 もう少し頑 張るぞ!。」 「どうやった らスムーズ に足が抜け るか教え て。」
3 めあてを確認する ○ 全体のめあてに沿って、個人のめあてを設定させておくよう にする。自分の「ざいさん表」の中から今日取り組む技を決め 個人カードに記入させておく。 / 4 回る技を練習する。 ○ 自分の「ざいさん表」からできそうな技に取り組ませる。ま (1)能力別グループで、お互いに見合 だ技が不十分な場合は、補助具を使ったり補助をしてもらった い、教え合いながら技を練習する。 りして取り組むようにさせる。 つ 【ポイントやこつを意識した友達同士の補助・教え合い】 (自分の力に応じた練習方法や場を選んでいる。) (友達とお互いに動きを見合ったり、教え合ったりしながら取り 組んでいる。) (友達と協力しながら安全に運動を行っている。) ○ T1が中心に授業を進め、T2は、つまずいている子どもを く ビデオで撮影して見せたり、補助具を使った技に取り組んでい る子どもの支援を行ったりする。 ○ 同じグループ内での補助の仕方が正しいか観察し、必要に応 じて賞賛したり指導を行ったりする。 ○ 比較的技能が高いグループに対しては、回る技をくり返した り、2つ組み合わせてもよいことを知らせ、技の広がりをもた せるようにする。 一方、比較的技能が低いグループに対しては、基本的に身に 付けさせたい技に取り組ませるが、どうしても無理な場合は、 つばめなどの技に取り組ませる。 る (一つ一つの技のポイントを意識しながら行っている。) (友達とお互いに動きを見合ったり、教え合ったりしながら取り 組んでいる。) (2)前方方膝かけ回転や後方方膝かけ ○ 技の出来映えのよい子どもを数名みんなの前で発表させ、ス 回転がスムーズにできている友達を ムーズに回転するためのこつ(手首のしぼりや鉄棒の押し込み 見て、技のこつをつかむ。 など)を確認させる。 ○ 子どもから出たこつを、技のざいさん表に書き込み、技の達 成のための資料とする。 (3)ポイントやこつをいかして再度練 ○ ざいさん表にあるポイントやみんなで確認したこつを意識し 習する。 て練習させるようにする。また、同じグループ内でこつを声に / 出して教え合いながら取り組ませる。 ま 5 各グループ毎に今日の成果を発表し ○ 各グループ毎に今日できた技の発表を行わせ、同じグループ 合う。 の友達の頑張りを賞賛するとともに、次時のめあてにつながる ようにアドバイスをおくれるようにする。 と 6 ふり返りを行う。 ○ ざいさん表に技の出来映えを記録させるとともに、学習カー ドに今日の学習をふり返って自己評価をさせ、次時のめあてを め 立てることができるようにする。 7 整理運動を行い片付けをする。 ○ 全員で整理運動を行い、けがや器具の不具合などがなかった かを確認するとともに、次時が6時目で、下りる技に取り組む る ことを確認させ、意欲を喚起する。 めあて 発表会に向けて、回る技を完成させよう。 「もう少し で上がれる よ。がんば って。」 「鉄棒にかけ ている足をも う片方に組ん でみて。」