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律令国家の形成

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Academic year: 2021

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学校番号

地理歴史科(日本史 B) 学習指導案

学 校 名 〇〇高等学校 指 導 者 職名〇〇氏名〇〇〇〇印 実施日時 令和2年〇月〇日〇曜日 実施学級 第〇学年〇組、〇組(〇名) 実施場所 地理歴史科教室 1 単元名 『律令国家の形成』「天平文化」 2 単元設定の理由 ○教材観 日本史 B の目標について、高等学校学習指導要領解説地理歴史編では以下のように記述されている。「我が 国の歴史の展開を諸史料に基づき地理的条件や世界の歴史と関連づけて総合的に考察させ、我が国の伝統と 文化の特色についての認識を深めさせることによって、歴史的思考力を培い、国際社会に主体的に生きる日 本国民としての自覚と資質を養う。」このように、日本史B では、世界から相対的に見た日本の歴史を捉えさ せることで、日本における政治的動向の背景や文化の特色を考察できることを目標の1つとしている。 本単元では、奈良時代における律令国家形成の過程やそれに伴う政争の展開が天平文化の成立にどのよう な影響を与えたのか、その因果関係について考察する。さらに、国内の政治動向に与えた東アジアの政治秩 序を国際的な枠組みの中で捉えることで、政治の展開と文化の成立について歴史的な観点から考察するうえ で適切な教材であると言える。それに加え、現代社会にも日本だけの視点では捉えられない事象が多く存在 することを意識させることで、国際理解教育の側面も持たせることができる教材であると言える。 ○生徒観 本クラスの生徒は、前の単元において、律令国家の形成過程とその特色について学習しており、授業時の 様相観察や授業プリント、ワークシートの記述から、現段階における授業の理解度は良好であると思われる。 一方で、時代の転換点や歴史的事象間の因果関係、時代の特色等を自ら整理・思考し、説明したり表現した りする力は十分でない。その原因の一つとして、生徒の思考が個別の歴史的事象の理解に終始していること や日本史を東アジア情勢や地理的条件を踏まえつつ相対的に捉えることができていないということが挙げら れる。そのため、生徒が日本史を学ぶうえで相対的な視点が得られるように、他国と比較する視点を取り入 れ、多面的・多角的な認識が得られるよう留意する必要がある。 ○指導観 指導にあたっては以下の点に留意する。①政治や文化の特色について歴史的事象間の因果関係を意識させ ること。②日本の歴史の展開を捉える上で、東アジアの政治的な秩序から相対的な認識が得られるような指 導となるよう留意すること。 特に、天平文化など国際的な視点を持たせやすい教材の特性を活かした指導となるよう、資料の活用やイ ラスト、写真の活用、飛鳥文化や白鳳文化との相違点等を明確にしながら、時代背景を考察できるような指 導となるよう留意する。

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3 単元の目標 我が国において国家が形成され律令体制が確立する過程、隋・唐など東アジア世界との関係や天平文化に着目 して、古代国家の形成と展開、文化の特色とその成立の背景について考察させる。 4 単元の評価規準 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 資料活用の技能 知識・理解 原始社会の特色及び古代 国家と社会や文化の特色 に対する関心と課題意識 を高め、意欲的に追究して いる。 唐など東アジア世界との 関係と関連づけて多面的・ 多角的に考察し、その過程 や結果を適切に表現して いる。 原始社会の特色及び古代国 家と社会や文化の特色に関 する諸資料を収集し、有用な 情報を適切に選択して、読み 取っている。 原始社会の特色及び古代 国家と社会や文化の特色 についての基本的な事柄 を、国際情勢と関連づけて 理解し、その知識を身につ けている。 5 単元の指導と評価の計画(全 4 時間) 次 配当 時間 ○学習内容 ・学習活動 評価規準 評価方法 ◎=主となる方法 関 思 技 知 一 1 ○天平文化と大陸 ・奈良時代における天平文化の成立は、唐を中心と した東アジアの影響を強く受けており、国際色豊か な文化であることを理解する。 ○ ○ ○様相観察 ◎記述分析 (授業プリント) 二 1 ○国史編纂と『万葉集』 ・『古事記』と『日本書紀』の表記の違いに着目し、 なぜ、この時期に国史の編纂をする必要があったの か、考察する。 ○ ○発問評価 ◎記述分析 (ワークシート) 1 ○国家仏教の展開 ・奈良時代における仏教の特徴を理解する。 ・「貧窮問答歌」を読み、なぜ、仏教が国家仏教とし て発展していったのか、その背景を考察する。 ○ ○ ◎記述分析 (ワークシート) 三 1 ○天平の美術 ・天平文化が国際性豊かと言われる理由について、 インターネット上のバーチャル地球儀システムを用 いて、地理的条件と関連付けながら考察する。 ○ ○発問評価 ◎記述分析 (授業プリント) 6 本時(第2次・1 時間目) (1)本時の指導目標 ・なぜ、この時期に国史編纂が必要だったのか、当時の東アジア情勢と関連づけて考察し、表現する。(思考 判断・表現) (2)本時の手立て ・SQ として、『古事記』と『日本書紀』の表記の違いを比較し、なぜ、そのような変化を持たせたのかを考察 させる。また、ペアで学習することで多様な意見があることを認識させ、自身の考えを吟味、再構築させる。

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(3)教材 ・教科書「詳説日本史」山川出版社 ・資料集「最新日本史図表三訂版」第一学習社 ・授業プリント ・ワークシート ・プレゼンテーション資料 (4)学習の展開 学習内容 時間配当 学習形態 指導上の留意事項 評価規準(評価方法) 導 入 ○新元号「令和」の出典となった「万 葉集」の一文を提示し、新元号は何 か、またその出典は何か確認する。 ○万葉集は奈良時代に編纂された歌集 であり、奈良時代には、他にも国史や 歌集が編纂されたことを確認する。 5 分 一斉 ○既習事項(奈良時代の 政治の展開と特徴)と関 連付け、政治と文化の因 果関係について着目させ る。 展 開 ① ○奈良時代における国史や歌集とそれ ぞれの個別の歴史的知識について理解 する。 ○奈良時代における教育機関の設立に ついて理解する。 10 分 一斉 ○他国を意識している相 対的な視点があるからこ そ、日本としての「国 史」が成立するという点 を強調する。 展 開 ② ○『古事記』と『日本書紀』の表記に はどのような違いがあるか確認する。 ○なぜ、そのような違いを持たせて編 纂されたのか考察する。 25 分 個人 ○『古事記』と『日本書 紀』に着目する理由とし て、材料(中身)として は同一なのに、なぜ同時 期に似通った内容・異な る表記で編纂されたのか について問いを持たせ る。 MQ:なぜ、奈良時代に国史の編纂をする必要があったのか考えよう。 SQ1:『古事記』と『日本書紀』の表記には、どのような違いがあるか。 SQ2:なぜ、そのような違いを持たせて編纂されたのか考えよう。

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ま と め ○主発問へ回答する。 10 分 ○中央集権体制の正当化 という対内的要因、東ア ジア諸国へ権威を示すと いう対外的要因という歴 史の多面性に気づけるよ うな指導となるよう留意 する。 ○国史の編纂が持つ、 中央集権体制の正当化 という対内的要因、律 令国家として東アジア 諸国への権威を示すと いう対外的要因という 2つの意味について表 現している。【思考・ 判断・表現】 7 板書計画(電子黒板に投影するプレゼンテーション資料については省略。) MQ:なぜ、奈良時代に国史の編纂をする必要があったのか考えよう。 ◎なぜ、奈良時代に国史の編纂をする 必要があったのか、考察しよう。 【地誌】『風土記』 【漢詩集】『懐風藻』 【歌集】『万葉集』 【国史】 712 年:『古事記』(全 3 巻) 稗田阿礼が暗唱し、太安万侶が筆録 720 年:『日本書紀』(全 30 巻) 舎人親王らが編纂 キーワードは漢字 唯一の表現方法であり、貴族の教養として重要

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