宮古 島に お ける公営集 合住 宅の 中間領 域 の果 たす役 割 に関す る研究
一市営馬場団地,県 営平良団地を事例 として一
主査 俘 志 嶺 敏 予"1 委員 清 水 肇*2,安 藤 徹 哉*2,堤 纏 一 郎*3,砂 獅 龍 夫 籾 宮 古 島 の 沖縄 県 営 平 良 団 地 と平 良 市営 馬 場 翅 地 は,住 戸 の 内 部 と外 部 の 閣 に 中 閥領 域 を持 っ 集 合 住 宅 で あ る。両 団塊 を対 象 と した温 熱 環 境 案 漏 調 査,中 間 領域 の観 察調 査,中 閲 領 城 に 閣 す る居 住 者 意識 調 査,近 所 付 合 い の 実 態調 査 とい う複 合的 な調 査 を行 うこ とに よ り,下 記 の成 果 が得 られ た。① 温 熱 環 境 の 安 定 性 、多様 性 の莫 態 は 中庭 の 形 状 に よっ て 異 な る。② 中 間領 域 は 居佳 者 の 住 戸 内外 の生 活 行 為 の 場 と して活 用 され て い る。③ 中 闘領 域 を有 す る設 計 に対 して 居住 者 が 一 定 の騨 価 を与 えて い る.④ 遊 所付 合 い は 中 閲領 域,外 部 空 間形 態,灘 ミュ ニデ ィの 状態 に複 合 的 に規 定 され る。 キ ー ワ ー ド ニ玉〉 集 合 往 宅,2>公 営 住 宅,3>中 聞 領 域,4>濃 熟 環 鏡,5)近 齎 付 合 いA STUDY ON THE ROLES OF INTERMEDIARY ZONES IN PUBLIC APARTMENT HOUSES IN MIYAKO ISLAND
Research of Baba and Hirara Housing
--Mem. Hajime Shimizu
Ch.Toshiko Ishimine
Tetsuya Ando, Junichirou Tsutumi and Tatsuo Sunagawa
This research studies two public housing projects on Miyako Island; Hirara Danchi of Okinawa Prefecture and Baba Danchi of Hirara City. Both have intermediary zone between inside and outside of units. Surveys are conducted on the thermal environment, usage of the intermediary zone, residents`evaluation of the intermediary zone and neighborhood communication within the housing. The findings are (1) the variety of the thermal environment depends on the shape of internal court, (2) the intermediary zone is actively used by residents, (3) the residents evaluate the intermediary zone positively and (4) neighborhood communication is comprehensively defined by the intermediary zone, the shapes of outside space and the state of communities.
婁.は じめ に 1.1研 窺 の 臼 的 集 合 住 宅 の 欝 画 に あ た っ て,麗 内 〈プ ライ ベ ー ト)と 屋 外(パ ブ リ ック)の 関係 は 基本 的 なテ ー マ で あ り,こ れ ま で 領 域 研 究,住 戸 贋 り研 究,防 犯 研 究 な ど様 々 な ア プ ロー チ が 験 み られ て き た。ま た,こ の 課題 へ の 園筈 を 試 み た般 翫 事例 も次第 に 多彩 に な りつ つ あ る。 ただ し,こ れ ま で の研 究 蓄 積 で 不十 分 な 点 は,① 往 戸 内 ∼ 公 私 の 中 間 の領 域 ∼公 的(共 的 〉領 域 に ま た が る領 城性 の 包 括 的 な 把握 と評 緬,② 環境 調 節 機 能(通 風,温 熱 環 境 の 醐 整)と 近 隣 調 節 機 能(領 城 形 成 の ほ ミュ ニ テ ィへ の 貢 献)の 二 つ の 役 翻 の 掘握 と総 合化,で あ る,ま た 、 自然 条件,社 会 条件,生 活 様 式 の 地 域性 と呼 応 した 幡 広 い研 究蓄 積 が 求 め られ てい る。 な お,こ の 種 の研 究 にお い ては,一 定 の意 図 を持 って 設 欝 され た空 間 を対象 と して,そ の使用 後の 評 価 を行 い, 続 く設 計 活 動 へ とフ ィー ドバ ックす るプ ロセ スが 重 要 で あ るt「1)。 ・1伊 志嶺敏子一級建築±第務藪 所長 14寧 良蹴役所猿設邸都礁樋 課 係長 本 研 究 で は,亜 熱 帯島嘆 均 域 固有 の 条 件 の 読 み 込 み の 上,中 聞領 域 形 成 に 閣 して 明確 な意 図 を持 っ て 設 計 され た沖 縄 県 宮 古 島 の 二つ の 公 営住 宅 照地(平 良 市 営 馬 場 顧 地,沖 縄 県 営 平 良懸 地)を 対 象 と して,中 問 領 域 の 果 た す役 割 を検 蔽 す る こ とを 鼠的 と してい る。 具 体 的 に は,颪 鐡地 にお け る① 温 熱 環 境 の案 態,② 居 住者 に よ る領域 形成 の 案 態 と騨 価,③ 近 所 付 合 い と空 問 利 用 の 爽 態,の3点 を調 査 に よっ て明 らか にす るeそ の 上で,当 初 の 設 計 のね らい の 輿現 状 況 を検 証 し,今 後 の 集合 佐 宅 欝 灘 の 摺 針 を得 る こ とを 飼的 と してい る。 肇.2研 究 の 方 法 調 査 対象 とす る 両公 営 住 宅 鑓地 の 概 要 はpal・-tのとお りで あ る。両 田 地 とも既 存 営地 の建 て 替 え事 業 と して癒 築 され た。 馬 場 団地 と平 良 団地 低 層棟 に共 通 す る特 徴 と して は, 各 住 戸 前 に ゆ と りの ある 空 闇(ポ ー チ)を 確 保 し,入q を入 っ た と ころ が半 戸 外の エ ン トラ ン ス コー トとな っ て 竃2琉 域大学工掌都環境瀕睡黛工掌科 紡敦授 濃3聴 球穴学工掌部環境鶴設工學科 教繰
い て 、 そ こか ら掃 き嵐 しqの 入 口を 通 って住 戸 に 入 る。 この 承一 チ か らヱ ン トラ ン ス 灘一 トに 蟹 る 窒間 を中 間領 域 と して確 保 してい る こ とが 大 きな特 徴 で あ る。方 佼 は 南 面 に こだ わ らず,む しろ各 方位 の特 性 を生 か して閣 口 部 を配 鷹 す る こ とを葱 図 して い る。 罵 場 団地 で は,各 棟 の 各 階 に4っ の 住 戸 が 中 腿iを囲 ん で 配 置 され,階 段 室 か ら住 戸 ヘ ア プ ロー チ す る。平 良 縢 地低 層 棟 は,馬 場懸 地 以 降 に建 て替 え欝 颪 され た も ので, 敷 地 全 体 を 単位 と して 大 き く長 い 中鷹 を配 置 し,そ れ に 接 した住 戸 が 囲む 配 置 とな っ てお り,配 置 欝 画 は大 き く 異 な っ て い る。中間 領 域 に 接 す る共 用 窪 問 は,罵 場 毬地 で は 各棟 の階 段 憲 で あ り,平 良 翻地 で は団 地 全 体 を 囎廊 状 に め ぐ る廊 下で あ る(園 ト2>。 建 設 時期 が,馬 場 団 地(3∼12棟),馬 場 団 地 〈13棟), 平 良 団 地 の順 で あ り,設 欝 内 容 が徐 々 に変 化 して い る。 この相 遂 が糊 査 結 果 に いか に反 映 され る か も分析 上 の諜 題 で あ る。 調 査 は,① 温 熱 環 境 に 閣 す る 爽 測調 査(20◎2年10月 〉, ② 中間 領 域 に関 す る住 み手 の 生活 行 為 と意 識 に蘭 す る観 察 調 査,ア ン ケ ー ト調 蕊,朋 き 取 り調 糞 〈2◎◎2年8月 ∼ 2◎03年 ユ月,20◎3年11月 ∼12月)③ 近 所 付 合 い に 閣 す る ア ン ケ ー ト調 査(2002年10月)注2>で あ る,e な お,基 本 的 に は 中 間 領 域 を 有 す る 馬 場 翅 地 の 住 棟(3 ∼13棟 〉と 平 良 鐵 地 低 層 棟 が 研 究 の 対 象 で あ る が ,必 要 に 応 じて 平 良 醗 地 高 層 棟 や 他 の 集 合 住 宅 鐡 地 も調 査 対 象 に 加 え て い る 。 第2章 中聞領 域の 濫熱 環境 に闘す る奥測調 査 Z1は じめ に 歴 外 にお ける 人体 の 温熱感 覚 は,気 濫,湿 度,障 射 や 風 な ど温熱環 境 を形 成 す る気象 要 素 に支配 され る。この よ う な気象 要 素は,周 囲 の建物 等 に よっ て複雑 な形 状 にな り易 い 中鷹 や 中問 領域 では,局 筋 的 に変化 す る こ とが予 想 され る。住民 の生活や 交流 の場 とな る集合 住宅の 麗外空 間 では, 温熱 環境 は重 翼 な評価 要 素 であ る が,それ が局所 的 に分 布 を持っ 可能性 が あ るわけ で ある。 藥 合住 宅鐡 地 の 中巌的 な 聖問 は,外郎 の空 間 か ら見れ ば 建 物 と麗 外の 中閲 的 な窪 間 と位 置付 け られ る、ま た,建 物
に付 帯す る園 廊や 庇 の下 な ど,いわ ゆ る半麗 外 的 な狭 い意 味 で の 中簡領 域 も存在 す る。本 章 では これ らを特 に区別 せ ず,両 方 とも中間領 城 と して扱 う.こ こで は集合 柱 宅 の中 庭 お よび建 物に付 帯す る半歴 外笙 間の 温熱 環境 に 関す る実 灘 調 査,そ の測 定結 果 に基 づ く人 体 の温 熱感 覚 へ の影響 に つ い て検討 す る もの であ る。 2,2調 査 対象集 合住 宅 爽 測調 査対 象集 合住 宅 は,寓 古 島の 平 良市 に位 鷹す る 帯 営 罵 場 懸地 と県営 平 良 団地 で あ る。それ ぞ れ の囲 地に お け る熱 環境 の灘 定 点 をpa2・-1∼魍2-3に 示 す。ec2-・1および X2-・2に示す① ∼⑥ の灘 定点 は,温 湿 度 欝 を殿 麗 した簡 易 測定 点で あ る。平良 鐡地 にお い で は中鷹 の詳 細 な温熱 環境 要索 を把 握す るた め,図2-3に 示 すA∼Dの4点 で も測定 を行 って い る◎ 2、3測定方 法 と測 定期悶 人体 の 温熱 感 覚 を形成 す る温熱 環境 要 素 は 、気 温,湿 度, 気 流,放 財 の4っ であ る が,測 定機材 の問 題 か ら全要 素 の 常 時観 測 は不 可能 なの で,瓜 い 中鷹 窒 問 では 主 と して簡 易 灘 定,狭 い 中禰 領域 で は詳 細測 定 を行 う。簡 易測 定 とは温 熱 簾境要 素の 中で特 に重要 な気 温 と湿 度 の 慮動灘 定 を意味 す る。詳細 潮 定 では 測定 脅 に よる放 射 と気 流の 読み 取 りも 含 めて4要 棄 すべ て を測 定 す る。 各 団地 に お ける① ∼ ⑥ は簡易 測 定点 を表 す。これ らの測 定点 で は,霞 己記録 型 温湿 度欝 を使 周 し,気 温 と灘度 を 霞 勤翻 録す る。平良 団地 の西 側 約150iRl:は海 が広 が るので 、 この海 岸 に も簡 易 測定 点 を置 く。 平 良 団地 内 の詳細 測 定 点A∼9で も,気 温 と湿度 は籐易 測定 と岡 じ方法 であ る。 放射 に閣 して は鹿径15cmの 銅 黒 球 に上 配 と飼 じ肖己籠 録 型混 湿度 欝 を入 れ て,グ ローブ 温 度 を 自動溺 窟す る と ともに,溺 定 点付 近の 地薦,壁 衝 、土 砂お よび革木 の表 面温魔 を赤 外線放 射混 廉欝 に より読み取 り翻 定 を行 う。風速 は熱 式 微風 速 欝 に よ り饒 み取 り灘定 す るが,瀾 定 時劾 の 前後 で3國 測 定 し,そ の 平均 を溺定 時刻 の 風速 と してい る。 測定 期 闘は,簡 易潮 定 点 にお い ては,2002年10月13欝 の18時 か ら10月15臼 の12時,詳 細 灘 定点 にお いて は, 20◎2駕10帰14β の9時 か ら18時 ま で ある。 この測 定期 聞は,翼 季 の 条件 が簸 大の 問題 とな る亜熱 帯気 候 におい て は,必 ず しも最適 とは 言 え ない。これ は種 々の制約 条件 に よ り決 定 され た期 闘 で あ るが,逆 に,箕 夏 に屋 外 を利 用 す る暫 がほ とん どい ない沖 縄 の現 状 を考慮 すれ ば,よ り現 実 的 な設 定 となっ てい る。捌 定イ ン ター バル はす べ てio分 聞 隔 で あ る。測定 高 さは騨細 測 定 につ い てはほ ぼ人体 の 高 さ 程 度,簡 易測 定 につ い ては 約2m程 度 に なる よ うに設定 し てい る。 乞4測 定 結 果 1)灘 定 日の 気 象 条件 測 定 結 果 の 考 察 と して,2002年10月14繕 の デ ーaタを 用 い る。 背 景 と し て,2002年10月14Bの 馬 場 励 地 の 近 傍 に 位 置 す る 宮 古 島 地 方 気 象 台 の 気 温,全 天 β射 無 を 匿2-4に, 櫓 対 湿 度,風 速 をec2・-5に 示 す 。 趣 地 近 辺 の 状 況 を 把 握 す る た め,海 岸 で 灘 定 し た 気 温,湿 度 も あ わ せ て 比 較 し て い る 、 測 窟 当 βの 天 候 は 快 晴 で,気 温,日 射 量,櫓 対 濫 度 と も安 定 して い る。 風 速 もH中 が2.0∼3.Om/s,夜 間 は そ の 半 分 程 度 と 典 型 的 な 日変 化 を 示 して い る 。海 岸 で 測 定 され た 気 混,湿 度 は,ど ち ら も 気 象 台 の デ ー タ よ り 縫変 動 幅 が 大 き い. 2)簡 易測 定の結果 馬 場 囲地 の測 定 点① ∼⑥ にお け る気 温,湿度 の 日変化 を 図2-6(a),(b)に 示 す。測 定 点①∼ ③ は南 北方 向に並 び,そ の東 西 を往 糠 で囲 裏れ てい るた め,正午付 潰 の短 時間 だ け 臼射 演当 る。そ の 闇に急 激 な気 濃 上 翼 とそれ 俸 う湿度低 下 が 見 られ る,東 西方 向 に並ぶ 測 定点 ④ ∼⑥ では,外 気 と同 様 の 比較的 穏や か な 日変化 を兇せ る。これ らの結 果 は住 棟 問の 中庵空 問 にお け る 霞射 の 効果 と、住 棟 の方位 や配 鷺 に よる 日射 の 制御 を示 してい る。 平 良願 地 の測 定点① ∼⑥ にお け る気 漉,湿 度 の 目変化 を
函2-7(a),(b>に 示す。測定 点①,⑤ は2階 の廊 下の 下やパ ー ゴラ の下 に位 澄 し,田 射 遮 萩 され て い るた め,臼 中の気 温 が 低 い。そ の他 の 測 定点 も樹 木 な ど の 鐸射遮 藪 物 のあ る と ころ に設 定 され て い るの で,そ の影 響 に よ り賃中 の気 混 が 細 か く急激 な 変 化 を繰 り返す。灘 定点 ③,④,⑥ の相 対 湿 度 が,他 の測 定点 に 比 較 して夜 間 にや や 高い硫 を示 しで い るが 、これ は これ らの 灘 定点 が植 栽 のあ る と こに毅 置 され てい る ため と思 われ る。 3)群 細漏 定の結 果 平 良 翅地 の 欝緬 測 定点A∼ 出ま往 宅前 の圃 廊 か ら中鷹 を 横断 す る よ うに,19m程 度 の篇 翻 内 に設 鷺 され て い る。A は2階 の廊 下 の 下 で終 日ほぼ 段陰,Bは 申鷹 と建物 の接 点 で 旨射 を受 け る こ ともあ る と ころ、CとDは 中魔 の糠物 の ないパ ー ゴ ラの 下で ほぼ 鍵向 であ る。 各測 定 点に お け る温 熱環 境 を 比較 す るた め,pa2-・8に気 濫,相 対湿 度,グ ロー ブ温 度,風 速 の経 時 変化 を示す 。 臼 陰 に位 殿 す るAが 常 に低 い 値 で あ り,8は 午前 中,Pは 午 後,強 い 濤射 を受 けて 高い 気温 を肥録Lて い る。Cは賃中, ほぼ β向に位 置 し,常に気 温 が 高い。狭い箆 囲 であ るが,建 物の 影 に よ り大 き な気 温 の 分布 が で きる。相対 湿 度は気 温 と逆 の動 きを示 す こ とか ら,絶対 湿度 はほ とん ど∼様 と考 え られ る。気 温 と相 対湿 度 に見 られ る急激 な変動 は,短 時 聞 の曇 りで あ る。グ糠一 ブ濾 度 は 臼射 の影 響 を さらに強 く 反 映す る ため,気 温 の変 動 を強調 した 変化 を示 して い る。 建物 の陰}こな るAの 風遠 は 常に 小 さく,そ の他 の 点で は外 部 の風 の影 響 を受 け て大 きな 変化 を示 す が、全 体的 にAよ りも高 めで あ る。
4)中 鷹 の 混 熱 環 境 評 価 離 細 溺 定 点A∼Dの デ ー タ を 用 い て 計 算 さ れ た 体 盛 温 度 SET*の 変 動 をOP2-・9に 示 す 。 体 感 温 度 は 風 の 弱 い 環 境 で は 放 射 の 影 響 を 強 く受 け る の で,函2-8に 示 す グm・…一ブ 温 度 の 変 動 と岡 様,Cで は 霞 中 常 に 高 い 値 を 示 し て い る 。 他 の3点 で はSET*がCほ ど 上 昇 して い な い が,こ れ は 日射 の 強 さ と風 速 の 変 動 が う ま く相 殺 され て い る よ うで あ る. しか し,BやDで は35℃ 以 上 の 高 潟 と な る こ と も あ り,暗 天Hの 巾 庭iは 銭 中,相 当 暑 い 環 境 に な る 可 能 性 が あ る と 欝 え る 。 25ま とめ 宮 古島 の集 合住 宅内 中鷹 に お ける混 熱環 境 の爽測 醐査 と 解析 を行 った 結果,以 下 の よ うな知 見が得 られ た。 1)馬 場 湧地 の よ うな 比較的 狭い 中庭 では,東西 に細 長 い中 鷹 の方 が南北 よ りも安 定 した温熱 環境 にな る。 2)平 良鐡地 の よ うな広 い中庭 では,建物 の 嬢射遮 蔽や植 栽 な どの 中庭 を構成 す る種 々の麗 外要素 の影響 を受 けて,温 熱環 境 が局所 的 に大 き く変化 す る。 3)比 較 的狭 い範 囲に もかか わ らず,中麗 の多様 な材 料や装 置 が,中 鷹 に体感 的 に も大 きな 変化 を作 っ てい る。 4)建 物 に付 帯す る中間領 域で は,小規模 な空間 で大 きな温 熱環 境 の変化 を作 る。亜熱帯 気候 では特 に β財 の 制御 が重 要 な要 素 とな る。 以上 の結果 よ り,中鷹 に はそ の面積以 上 に多様 な濃熱 環 境 が形成 され るた め,居住者 はそ の中 で快適 な空 間 を選 択 で き る可能性 が あ る。今 園 の主 た る測定 場所 で あっ た平良 団地 は、竣工 して か ら 縫が 浅か った ため,植 栽 がま だ十分 に成 長 してい な か ったが,こ れ か ら時間経 過 とと もに,さ らに多様 な環 境要 索 を持っ 寮閥 に成長 す る可能性 が あ る。 これ は ある程 度 の大 きさを備 えた中庭が な し得 るこ とで あ り,馬場 鐡地 のよ うな狭 い 空間 では,そ の よ うな多様 な環 境 の提 供は 國難 で ある。 3、屡 住1轡に よ る領 域 形成 の実 態 と辞 価 3.摩 調嚢 の 方 法 調 査 対 象 の 両 団 地 にお い て,あ らか じめ 設 定 され た 中 間 領 域 に対 して,居 儒 者 が 湊 ら生 活す る領 域 と して の性 格 を与 え る行 為(こ れ を領 域 形 成 とす る)に 注 霞す る。領 域 形 成 の 実 態 を,住 芦 葡 に置 か れ た も のの 分 析 に よっ て 把 握 した上 で 中 闘 領 域 に対 す る住 残 の意 識,領 城 を実 際
に活 罵 す る住 み 手 の 坐活 行 為 の 実 態 を分 析 す る。包 播 的 な分 析 を行 うた め,住 芦 側 中 問 領 域 〈エ ン トラ ンス 頴一 ト),佐 戸外 中間 領 域(ポ ー チ),建 築 内 共 用 領 城(廊 下, 階 段 室 〉,外部 共 絹領 域(鷹 〉の4段 階 を規 野 に入 れ て調 査 を行 っ た。 調 査 は以 下 の4つ で あ る。① 碕 國 地 を含 め た8鐡 地 の 佐 芦 外 申 間領 城 〈玄 関 前〉の 観 察 調 査,② 両 団 地 のヱ ン トラン ス 翼一 ト,ポ ー チ 、建築 内共 用 領 域 の 領 域 形 成 状 況 の観 察調 査,③ 領 域構 戒 に 蘭 わ る住 疑 意 識 の ア ン ケー ト醐 査,④ 建 築 内 数 用領 域,外 部 共 馬 領 域 にお け る生 活 行 為 の観 察 調 査 。① ∼③ は20ρ2年8月 ∼2003年 ユ月,④ は2002年 に 予備 的調 査 を 行 い,詳 細調 査 を2003年n月 ∼12月 に爽 施 した。なお,本 章 では中間領域を有す る佳 戸 が調 査 対 象 の た め,「 平 良 団 地 」は低 層 棟 を 指 す 。 3.2住 戸 前 の空 閣 に置 か れ た もの 濁 照地 の空 間的 特質 の持 っ 意喋 が よ り明確 に な る よ う, 他 の 翻 地 を含 む8団 地10種 の棟 を対象 に,住 戸 騎(玄 関 扉 周 辺)に 置 かれ た もの の 観 察 調 査 を行 った。観 察 した 住 戸 数 は計916戸 で あ る。 置 かれ た もの を分 類 した と ころ,3種 類 に分 け る こ と が で きた(表3-1)e《 表 出》(住 戸葡 空 問 の表 情 を豊 か に す る鉢 植,飾 り,置 物),《 芦外 生 活 駕 品》(襯 芸 用 品,掃 除 用 具,戸 外 お も ち ゃ,梼 子 な どの実 用 物),《 あ ふ れ 出 .し》(ゴ ミ,不 要 物,壊 れ 物)で あ る。 既 徳 研 究 で は,住 芦 内 に 重 心 を置 い て 《表 出》 と 《あ ふ れ 出 し》を位 置 づ け る 考 え方 が あるが,そ れ 以 上 に戸 外 で の 生 活行 為 に 莫 質的 に必 要 な 《戸 外 生 活 用 晶》の存 篠 が 大 きな位 置 を 占 め てい る。これ らは,戸 外 で の 翻 芸, 遊 び,婦 除,休 憩 な どの 行 為 を 行 うため に 必要 な も ので あ り,中 闘領 域 は行 為 の 場所 で あ る と と もに 鐸外 生 活 の 一 っ の拠 点 で あ る こと を示 して い る と考 え られ る 。 書 い標 準的 な踏 段 室 型 は 空 間 的 な余 地 が な い た め に, 玄 閣前 に物 が 置 かれ な い が,そ れ 以外 で は,《表 出 》が 比 較 的 熱 心 に行 わ れ てい る こ とがわ か る。た だ し,《あふ れ 出 し》も古 い標 準 型 よ りも 多い もの が 多 い。 平 良団 地,馬 場 邸 地 は,比 較 的 《表 出》が 多 い 方 で あ るが,他 に も岡等 以 上 の 翻 合 で 《表 出》が 見 られ る例 は あ る.た だ,平 良 団地 は 《あ ふ れ 出 し》 が特 に少 な い。 3.3中 間 領 域 の 領 域 形 成 状 況 平 良 鐡 地(低 層 棟)と 馬 揚 鐡 地 で,{主 戸 棚 中 間 領 域(エ ン ト ラ ン ス 灘一 ト),外 部 側 中 悶 領 域(ポ ー チ),佐 戸 前 共 駕 空 間(廊 下,階 段)の3段 階 で,《 表 館 》 と 《あ ふ れ 出 し》 の 輿 態 の 観 察 結 果 を 分 析 した. 3つ の 窒 間 の 使 用 状 況 を 比 べ る とtエ ン トラ ン ス 訟 一 トで 相 轟 数 の 《あ ふ れ 嵐 し》 が 見 られ,そ れ が ポ}一チ や 共 駕 窒 間 く廊 下 や 鰹)の 無 秩 序 な 利 用 に な る の を 防 い で い る と 考 え ら れ る(衷3-2)。 特 に 平 良 団 地 に お い て は, 《あ ふ れ 出 し》が エ ン ト ラ ン ス 該一 ト内 に 納 め られ て い る こ と が わ か る。《表 出 》に 熱 心 な 住 戸 に お い て は,さ ら に 住 戸 蔚 共 用 空 間 ま で の 《表 出 》が 行 わ れ て い る が,《 あ ふ れ 樹 し 》 は 少 数 で あ る 。 さ ら に,《 表 出 》 と 《あ ふ れ拙 し》の 場 所 を プ ロ ッ トし た 分 析 に よ る と く図3-・2,図3-3は,各 々 の 全 て を 重 ね た も の),エ ン トラ ン ス 謙 一 ト内 の 《あ ふ れ 出 し》の 分 布 は 岡 団 地 と も 大 き な 差 は な く,入 口 側 か ら3毅 階 で 《表 出 》中 心 の ゾ ー ン,両 奢 が 見 られ る ゾ ー ン,《あ ふ れ 出 し》 中 心 の ゾ ・一一一一ン の3つ の ま と ま り が 見 られ た 。
住 戸外 側 の ポ ー チ で は 簡 纐 地 で 藍 が兇 られ た 。平 良 墜 地 は,《衰 出》が ほ とん どだが,馬 場 鋼 地 は一 部 の場 所 に 《あふ れ 嵐 し》が 晃 られ る。こ の 淫 い が生 じる理 由 と して は,平 良 囲地 は ポ ーチ と灘 下 の連 続 性 が強 く共 用 領 城的 性格 がや や 強 い こ と と槻 状 の 場所 で 《表 出》を展 開 で き る よ うにデ ザ イ ン され て い る こ と,馬 場 獺 地 の 場 倉,階 段 室型 で あ り,ポ ーチ が階 段 室 か らや や 距 離 が あ って私 領 域 的性 格 がや や 強 い こ と,が あ る もの と推 定 され る。 3。4中 閥 領 域 に 対 す る意 識 ア ン ケ ー ト(馬 場 隙 地 で93芦/1鱒 芦 冨82%厩 収,翠 良団 地 で89芦 〆1幻声 聯74%掻 収)で 得 られ た家 族 の 状 況 を も とに,《表 出 》の有 無 が 家族 形態 や 居 倥 隼 数 な ど と の相 §§が あ るの で は な い か,と の仮 説 を も っ て術 者 の相 関 を 分析 してみ た。 予 想 に 反 し,《表 出》の有 無 に 特 に 関係 の深 い 要 素 は あ ま り見 い だ され な か っ た 。た とえ ば,軍 賢の 貫中 に 在 宅 してい る盆 婦 等 の い る家 族 は,全 員 が 就 業 ・修 学 して い る徴 携 に 比 べ て 必 ず し もポ ー チ の 《表 出》戸 数 の 割 合 が 高 い とは 醤 えな い{鴎 ひ4)。 居 住 年 数 との 閣係 は あ る程 度 の相 蘭 が 見 られ 》居 住 年 数 の長 い 繊帯 がや や《表 出》害il 合 が高 い く図3-5)。 しか し,入 屠 か ら半 年 しか経 た な い 平 良 國地 の2期 工 事 分 の棟 の 居住 者 で も4幅 透 い世 帯 の 《表 毘 》が 見 られ る こ とを み れ ば,経 年 的 な 増撫 分以 上 に 初 期 段 階 での 短 期 問 の 《表 出 》の進 行 に建 図す るべ きで あ ろ う。 この よ うに,平 βの 鋒巾黎 穿 にす る共働 き 慢 帯 や居住 年 数 の浅 い 世 帯 な ど,《表 磁 》が少 な い と予 想 した世 帯 に お い て も相 当数 の 《表 出 》が 見 られ る。 ア ンケ ー トに お け る居住 者 の 中澗 領域 に 対す る意識 を 見 る と,概 ね60%∼70%の 居 住春 が 肯定 的 な 欝 価 を して い る(図3・-6)。外 の 雰 囲 気 や 来 客 との器 の場 の よ うな窒 闘 の質 に闘 わ る肯 定 的 騨 価 が 平 良 団地 で6e%程 度,Xン トラ ン ス2-一 トの 実 用性 へ の 樗 建 的評 緬 がpm70%程 度 で あ る。馬場 鐡 地 も 岡程 度 だ が 一 部 沁%程 度 平 良 よ り評価 の低 い項 積が あ る。 「全体 と して よい と思 う藩 は,平 良 72%,馬 場6冬%で あ っ たe 一 方 で,視 線 や 防 犯 に閣 す る否 定 的意 識 も60%以 上が 持 っで い る。これ らの 評衝 を ク 嶽ス させ て み る と,「防 犯 上気 に な る」と答 え た 徴帯 で あoて も,1外 の 雰 囲気 が感 じられ て よい 」と誉 えた 世 辮 の割 合 は少 ない わ け で はな い(翻3-7)。 こ の よ うに,中 間 領 域 を通 じて 外 部 と内部 に速続 性 が 生 じる こ とに樹 定 否 定の 両 面 の慧識 を 同時 に 持 ちつ つ も,総 合 的 には3分 の2程 魔 の世 帯 が 肯 定的 な 意 識 を持 っ てい る とい う結果 に な っ た. 3、5共 用領 域 の 剃用 実態 中聞 領 域 の存 在 が廊 下 な どの 建物 内 共用 領 域や 申巌 な どの 外部ii窯間へ 与 え る影 饗 を分析 す る た めに,佐 戸 外 の 共 用 領域 で行 われ てい る生 活 行 為 の観 察調 査 を行 っ た。 観 察 に よ り記録 した の は往 戸 外 にい た 人 の行 為全 て の場 藤 と行 動 の種 類,大 まか な 年 齢 で あ る齢 〉。 調査 結 衆 か ノ ら単 な る通 過 以 外 の 継 続 的 な行 為 を 取 り出 し,建 物 内 (馬 場 囲地 で は主 に階 段竈,平 良 団 地 で は廊 下)と 建 物 外 に二 分 して 比較 した(ee3--8)。 観 察 され た 主な 行 為 は大 人 の 立 ち詣,子 ども の遊 び が 多 数 を 占 め る。 馬 場 國 地 で 注届 され る点 は,遊 び を 中心 とす る 子 ども の 戸 外生 活 行 為 が特 に 階段 室 で 多 く観 察 され た ことで あ る。大 きな動 作 を伴 う遊 び は広 い 外 部空 問 で行 わ れ るが,
階 段 に 腰 掛 け て の遊 び や階 段 塞 を移 動 しな が らの 遊 びが み られ た。平 良 幽地 にお い ては,廊"ド に お い て 子 ど もの 遊 び もあ る程 度 観 察 され た こ とに 加 え て,立 ち 詣 な どの 大人 の継続 的 行 為 が多 数観 察 され た こ と に特 徴 が 表れ た。 3.6中 閣 領 域 の 状 況 と辞価 以 上の 調 査 の 知見 を ま とめ る と, ① 中間 領 城 での 《褒 出 》は浩 発 だ が,そ れ は 量 の 問題 以 土 に 《あふ れ 出 し》の 分 宿 を含 め た 質 の 問 題 と して と ら え られ る。 ② 中 間領 域 を檸 う住 戸 住 棟 設 群 に っ い て は,一 定 の 肯 定 的 評 価 を居 住者 は 与 え てい る。 ③ 中間 領域 に連 続 す る 階段 峯 や 廊 下 で遊 び や 立 ち話 な ど の住 戸外 で の生 活 行 為 が 行 わ れ て い る が,爾 団 地 の 大 人 と子 どもの 行 為 の場 所 に相 違 が 見 られ た。 4,集 舎 住 宅 の 嬢 物 配 置 と 近 所 付 き 合 い の 領 域 及 び 空 闘 利 用 の 闘 係 4.1調 査 の 方 滅 馬 場 繍 地,平 良 図 堀 に お け る 返 所 付 き 合 い く挨 拶 程 度 ,挨 拶 以 上)が ど こ で 行 わ れ て い る の か を 鯛 査 し,そ の 窒 閥 利 用 の 特 徴 を 明 ら か に す る こ と を 劉 的 と し,二 つ の 鰯 地 の 全 住 芦 に 対 し て 芦 別 訪 聞 に よ る 聞 き 書 き 形 式 の ア ン ケinptト調 査 を 行 っ た く馬 場 団 地:配 霜 部 数153部,園 収 部 数88音IS,回 収 率57,5%、 平 良 鎚 地 低 層 棟:癒 己布 部 数138 部,画 収 部 数?9部,画 収 率57.2%、 平 良 田 地 高 層 棟;配 霧 部 数42部,國 収 部 数33部,園 収 率75.6%).本 調 査 で は,付 き 合 い の 程 度 を1挨 拶 程 度:会 え ば 挨 拶 を 交 わ す 程 度jと ぎ挨 拶 以 上:会 話,草 花 の 世 詣 、子 供 を 遊 ば せ る 、 掃 除 な ど ま に 分 け,団 地 内 の ど こ で 近 所 付 き 合 い が 行 わ れ て い る か を 闘 き 取 り調 査 した 。 42近 所付 き合 い 件 数の 比 較 馬 場 翅 地 と平 良 鐡 地 低層 棟,平 良団地 高層 棟 の 近所 付 き合 い く挨 拶 程 度,挨 拶 以 上)を 件 数 〈総 数,一 琶 辮 当 りの 付 き合 い の件 数)で 比 較 して み た。(表4--1> 各翅 地 の近 蕨付 き合 い件 数 の総 数 で は,馬 場 繊地 〉平 良儀 層 〉平 良 高層 の順 だが,付 き含 いの 総 数 を働 紋 徴 帯 数 で 割 っ た 一 世帯 当 りの付 き合 い の件 数 は,馬 場 鐡 地 〉 平 良 高 層 〉平 良低 層 の 順 とな る。付 き合 い の 総 数 が 馬 場 団地 が多 い結 果 とな っ た のは 居住 隼 数 が長 い ため と考 え られ るが,居 住 年 数 が 共 に 短 い 平 良照 地 低 層 棟 と高 層 棟 の 間 で 違 い が 見 られ る。平 良 団 地 高層 棟 で は 挨 拶 以 上 の 付 き合 い が挨 拶 程 度 の付 き合 い よ りも3倍 近 く高 い数 値 を 承 して い る が,平 良 囲 地低 眉 棟 で は挨 拶 程 度 の 付 き合 い と挨拶 以 上 の付 き合 い に 差 が 出 てい な い 。次 に一 世 帯 盗 りの付 き合 い 偉 数 を 見て み る と馬 場懸 地 と平 良 翅地 低 層 棟 は付 き 合 い の総 数 の 比 率 と変 わ らな い 。馬 場 団 地 と 平 良鑓 地 高層 棟 は 付 き合 い の総 数 が3倍 近 く差 が あ るが 一 徴帯 当 りの付 き合 い 件 数 は あ ま り差 が な い 。以 上 の こ とか ら各 繊地 は 近 劔付 き合 い の性 質 が異 な っで お り居 住 年数 のみ の 差 で は ない こ とが 分か る。 4。3団 地 内 の 近 所 付 き 合 い の 相 手 1)棟 遡 、踏 別 に 見 た 近 所 付 き 合 い 相 手 各 毬 地 内 に お い て,回 筈 暫 宅 を 基 準 と し て 近 所 付 き 合 い の 相 手 が ど こ に(醐 棟 ・隅 階,岡 棟 ・別 嚇,別 棟 ・岡 驚 、別 棟 ・別 階)い る の か を 付 き 合 い の 程 度 く挨 拶 程 度 、 挨 拶 以 上)に 分 け て 見 て い く(表4-2∼ 表4-7)。 ま ず 返 所 付 き合 い の 相 乎 を 棟 別 に 見 て い く と馬 場 闘 地,
平 良 田地 低 層 棟,平 良 団 地 高層 棟 の挨 拶 程 度,挨 拶 以 上 と もに 同棟 の パ ー一セ ン トが80%を 超 え て い る。 次 に 醐 棟 ・別 階 と別 棟 ・岡階 を 比較 してみ る と馬 場 鰯 地 の挨 拶 以 上 が 同 じ数 値 で あ る 以 外 は 同棟 ・溺 階 の 数値 が圧 倒 的 に 高 い。ま た,各 棟 の 岡階 が廊 下 でつ な が っ て い る 平 良 鐡地 低 層 棟 が 各 棟 が独 立 して い る馬 場 圏 地 と 嗣様 に別 棟 ・周階 の 数僅 が低 い。以 上の こ とか ら近 衝付 き 含 い の 相 手 か ら見 る と,階 段 憲 型 の馬 場 餓 地,平 良 鐡 地 高層 棟 平 良國地 低 層棟 とも横 の つ なが りよ りも縦 のつ な が りの ほ うが 強 くな っで い る。 2)住 棟 ご とに 見 た近 所 付 き含 い の広 が り 1)の 結果 よ り馬 場 磁 地,平 良 酪 地 低燧 棟,平 良随 地 嵩 層棟 とも縦 の つな が りの ほ うが強 い とい う結 果 が出 た が, さらに棟 別 に分 けて近 藤付 き倉 い の穏 手 を 見 てい く こ と にす る。各 表 は その 薗 地 の 住 棟 配 置 と岡 じ並 び に な っ て kSlj,近 贋 付 き合 い の 相 手 の 数 が3∼9と10以 上 に は そ れ ぞ れ 色 を つ け る こ と にす る。(衰4-8,表4-9> 罵 場 鐡 地 、平 良繍 地 と も近 所 付 き 合 い の相 手 が 岡棟 に 集 中 してお り近 所 付 き合 いの 広 が りがほ とん どな い の が 分 か る.ま た 、近 所 付 き合 い の 広 が りに 閣 して は各 団 地 とも住 棟 配 置 に よ る窒 間の 差 が あ るに もか かわ らず 、住 棟 ご との差 が見 られ な か った 4.4団 地 内 の 近 斎 付 き 禽 い が 行 わ れ て い る 場 所 1)園 的 溺 に 見 た 繍 地 内 の 場 所 ご と の 付 き 合 い 前 項 で は 近 蕨 付 き合 い の 相 手 が 國 地 内 に どの よ うに 広 が っ て い る か を 示 した が,そ の 近 所 付 き 合 い の 相 手 と 醐 堀 内 の ど こ で 何 を し て い る の か を 見 て い く(表4一 餐0,表 4一コ竈,表4一 霊2)o ・罵 場 団 地 と 平 良 翅 地 低 層 棟 付 き 合 い の 総 数 の 割 舎 を 見 て み る と 、馬 場 膨 地 は 麗 内 Q5.0%),xン トラ ン ス 謙 一 ト(ZOe/e)、 階 段 塞(16.9%) とな り、そ れ ぞ れ の 比 率 が2.1:1:2.4と な り エ ン ト ラ ン ス"一 トが プ ライ ベ ー トと パ ブ リ ッ ク を 繋 ぐ 甲 問 領 城 と して 機 能 して い る の で は な い か と 思 わ れ る。平 良 低 層 は 麗 内(23.0%),エ ン トラ ン ス 灘 一一 ト(2.3%)、 廊 下(28.3 0/e)と な り、 そ れ ぞ れ の 比 率 が8.2:1:1◎ 、1と な り エ
ン トラ ン ス 識 一 トが 中 閥 領 域 と して 機 能 して い る と は 言 い 難 い 。 エ ン ト ラ ン ス 灘 一 トの 翻 合 が 馬 場 腿 地 の 方 が 2.5倍 ほ ど 高 い 結 果 と な っ た の は 住 態 年 数 に よ る使 い こ な しの 差 と 空 聞 的 な 使 い や す さ の 蓬 の 二 つ が 考 え られ る 。 子 供 を 遊 ぱ せ る 場 と し て み る と 平 良 低 層 は 麗 内 (39.1%),エ ン トラ ン ス=・ ・一 ト(13.◎%〉,廊 下(8.7 e/e)と 内 向 き に な っ て い る が ,馬 場 圏地 は農 内(17.8 %),エ ン トラ ン スm一 ト(12.2%〉,階 段 室(20.oc/e> と な り 中 問 領 域 か ら外 部 へ と外 向 き に な っ て い る こ と が 分 か る。次 に 中 庭 と駐 車 場 の 付 き 合 い の 総 数 の 劉 合 を 見 て み る と 罵 場 団 地 は 巾 擬 〈婆.5%),!§ 主鳶£場(7,7%〉 と な り閉 ざ さ れ た 中 庭 よ り駐 蔵 場 の 方 が 付 き 含 い の 場 に な っ て い る こ と が 分 か る 。平 良 低 層 は 中 魔(Z6.1%),駐 車 場 〈8.7%〉 と な り 中 鷹 が 付 き 合 い の 場 とLて 活 矯 さ れ て い る こ と が 分 か る 。 ・平 良 団 地 高 麟 棟 付 き 合 い の 総 数 の 割 合 か ら 麗 内 と 廊 下 を 見 て み る と 28.c30/o,16。le/aと な り平 良 低 層 と 比 較 す る と 鷺 内 の 割 合 が 嵩 く 内 に こ も っ て い る こ と が 分 か る 。次 に 前 鷹 と駐 嵐 場 を 見 て み る と18,8%,5.6%と な り前 庭 が 平 良 低 層 の 申 鷹 よ り も 使 わ れ て い る こ と が 分 か る.平 良 高 層 し か な い エ レベ ー タ ー と 一 階 通 賂 の 劉 合 は ユ3.8a/e,2.6%と な り密 室 と な る エ レ ベ ー タ ー で は 挨 拶 程 度 の 数 が 多 い こ と か ら も お 互 い に 敵 で は な い こ と を 示 す 行 動 が 行 わ れ て い る 。 ま た,様 々 な 人 が 出 入 りす る 一・階 廊 下 で は 近 所 付 き 合 い は ほ とん ど 行 わ れ て い な い. 2>階 別 に 見 た 団 地 内 の 場 所 ご との 付 き 禽 い 近 所 付 き 合 い の 場 と し て 使 わ れ て い るそ れ ぞ れ の 場 所 を 何 階 の 思 住 麿 が 利 馬 して い る か を 見 て い く<衰4-13、 表4-・14、 表4-…15>。 ・馬 場 団 地 と 平 良 匠難地 低1臓1棟 付 き 合 い の 総 数 の 割 合 を 見 て み る と馬 場 繍 地(1階/ 32.7%,2階/3◎ 。8%,3階/29、3%〉 と 平 良 低 層 棟(1 階/30.0%,2階/40.9%,3階/29.lo/o)と も に1階 か ら3階 ま で の 居 住 奢 は 平均 し て 近 箭 付 き 合 い を し で い る こ と が 命 か る1馬 場 腰 地 の4階 は 住 戸 数 が 少 な い の で 翻 断 で き な い)。平 良 低 層 棟 の2階 に は 影 を つ く る 騰 根 が あ り他 の 階 よ り快 適 で あ る と 思 わ れ る,2購 の 厨 住 者 は 闘 下 を 中 心 に 付 き 合 い の 数 を 増 や して い る と読 み 取 れ る 。 そ の 他 に は 馬 場 繊 地,平 良 低 層 棟 と も に 贋 住 麿 の 踏 数 と 付 き 合 い の 場 駈 に 閣 係 性 が 見 甕 た らな か っ た 。近 所 付 き 合 い が 居 住 者 の 階 数 に 制 眼 され て い な い と 誉 え る。 ・軍 良 醸 地 高 層 棟 僧 き 合 い の 総 数 の 劉 合 を 見 て み る と1階 か ら4階 ま で iま4.9%、8.6%、IZ8%、20.le/eと 徐 々eこ上 力§っ て お り5 階 で13.8%と … 度 箏 が り6階 で34.9%と 極 端 に 上 が る, 以 上 の こ と か ら6階 が 分 断 され て い る と い え る 。6階 の 居 伎 暫 が よ く 近 所 付 き 合 い を して い る理 由 と し て は 袋 小 路 と な る 廊 下(55.1e/e)や 密 室 のxレ ベ ー タ ー(28.6%) で の 割 舎 が 高 く,嫌 で も 近 所 付 き 合 い の き っ か け が 多 く な る 環 境 と い え る 。そ の 他 に は 馬 揚 団 地,平 良 低 層 棟 と 同 じ く農 住 暫 の 墜 数 と 付 き合 い の 場 燐 に 閣 係 性 が 見 当 た ら な か っ た 。 4.5ま と め 居 傭 年 数 の 異 な る 罵 場 憩 地 と 平 良 紐 地 低 構 棟,平 良 窟 地 高 層 棟 の 近 所 付 き 合 い(挨 拶 程 度 、挨 拶 以 烹)を 件 数 (総 数,一 撲 帯 当 りの 付 き 合 い の 件 数)で 比 較 して み る と,(表4-1>よ り各 鎚 地 の 近 所 付 き 合 い 件 数 の 総 数 で は 、 馬 場 鑓 地 〉 平 良 低 層 〉 平 良 高 履 の 順 だ が,一 世 帯 当 り の 付 き合 い の 件 数 は 、馬 場 國 地 〉 平 良 高 層 〉 平 良 低 層 の 順 と な り,付 き 合 い の 程 度 に も 差 が あ る 。 次 に 各 団 地 内 に お い て,近 所 付 き 合 い の 樵 孚 が ど こ に い る の か を 見 て み る と,(表4-2∼ 表 準9)よ り馬 場 鐡 地, 平 良 低 届 棟,平 良 高 麗 棟 と も 隅 棟 岡 階 の 人 と1番 付 き合 い が あ り,罵 場 懸 地,平 良 団 地 と も 返 衝 付 き 合 い の 広 が り が ほ と ん ど な く,住 棟 配 置 に よ る 窯 闘 の 藻 が あ る に も か か わ らず 、億 棟 ご と の 差 が 見 られ な か っ た 。 さ ら に そ の 相 手 と ど こ で 近 燐 付 き 合 い を して い る か を 見 て み る と,(表4--10∼ 表 牛13>よ り馬 場 繊 地 と 平 良 樹 地 低 層 棟 で は,麗 内,エ ン トラ ン ス 灘一 ト,階 段 室 く廊 下)に 特 徴 が あ り,エ ン ト ラ ン ス 灘 一 トで の 付 き 合 い の 割 合 が 馬 場 懸 地 の 方 が2.5倍 ほ ど 高 い 結 果 と な っ た の は 住 居 年 数 に よ る 使 い こ な しの 蕊 と 巾 間 領 域 の 空 閥 的 な 使 い や す さ の 蓬 の 二 つ が 考 え られ る。平 良 高 層 棟 は 膣 内 と
廊 下 を 見 てみ る と平良 低贋 と比較 す る と歴 内 で の付 き合 い の 割 合 が 高 く内 に こ もっ て い る こ とが分 か る。近 贋 付 き合 い 相 手 の 広 が りに は差 が な か っ たが,曾 き 合 い をす る場齎 に は各 囲 地 の空 聞 構 成 に閣 連 した特長 が で た。 す な わ ち,付 き 合い の 総 数 に は 居 住 年数 に俸 う差 が 見 られ るが,馬 場 と平 良低 層 に 共 通 す るの は付 き 合い の場 の 多 様 性 で あ る。平 良低 層 に お け る付 き合 い総 数 が や や 少 ない に もか か わ らず,付 き合 い の 場 所 が 多様 で あ る と い う調 査 結果 は,住 毘 が ま だ 平 良 低 層 の公 共窯 間 を使 い こなせ てい ない こ とを 伺 わ せ る。 利 馬 者 を踏 別 に見 た が,(表4-13∼ 表4-15)よ り馬 場 随 地 、平 良低 層 棟 、平 良 窩 麟棟 と もに 居儒 者 の踏 数 と付 き合 い の 場所 に 閣係 性 が 箆 当た らな か っ た。近 所 付 き合 い は居 住 階 に あ ま り制 限 され て い ない. §、 調 査 結 果 のま とめ と設計 の 指 針 5.1鵬 査 結 果 を ま とめ る に あ た っ て 添 調 査研 究 の 穣的 は,調 査 結 果 の 配 述 に と どま らず, 今 後の 毅欝 活動 へ の反 映 の 可 能性 を 考察 す る ことに あ る。 こ こで は,調 査 結 果 の 要 約 に と どま らず,調 査 結 果 が 示 唆 す る集 合住 宅 設 欝の 指 針 と今後 の爽 践 を通 じた 検 鉦誤 題 ま での 考 察 を加 えて ま とめ とす る。 5.2温 熱環 境調i慶か ら 中纏 の温 熱 環 境 に 関 す る 箋 態 調 査 か らは,岡 國 堀 に っ い て 魁 照的 な調 査 結果 が得 られ た。温熱 環 境 の 安 定 性 と 多様 性 が空 間 構 成 の櫓 違 か ら生 じ・てい る と判 断 され た。 爾 団地 の よ うに中 間領 域 を介 して戸 外 へ熊 活 行 為 が 自然 な 広 が りを持 っ こ とが 可 能 な 集 合 住 宅 の 場合,平 良 翻 地 の よ うに 多様 な環境 嬰 素 を 持 っ ことは 特 に有 利 な 条件 と な る もの と思 わ れ る。廊 下 か ら中巌 中 央 ま での 温 熱 環 境 の相 違 を前提 と した ゾー ン ご との設 欝 コンセ プ トを今 後 は 描 く こと が可 能 に な る。な お,平 良 団地 は竣 工 後 臼が 浅 い た め,今 後 の植 栽 の成 長 等 に よ り濃熱 環 境 の 多 様 性 が い か に変 化 す るか は,さ らな る検 粧 課題 とな る。 5.3中 閥 領 域 の役割 中 間領 域 の設 置 は,調 査結 果 に 照 らせ ば 下記 の 意 義 が あ っ た と舞 え られ る。 …っ に は ,中間領城 が居住者 の生活 の芦外への広が り を保 証す る空 間 とな っ て い る こ とで あ る。住 み 乎 は 戸 外 で 用 い る生 活 用 晶 を中 問 領 域 の 各 所 に 配 置 して い る。こ の よ うな 基本 的 な機 能 を果 た す空 間 が これ まで の集 合 柱 宅 に は少 な か っ た と考 え られ る。 二 つ 欝は,居 紘 者 の 生 活 の 芦 外 へ の 広 が りと並 行 して 佐 芦園 りの 窒 問 に居住 者 が 掴 性 を 与 え る こ とが で き る点 で あ る。両 懸 地 と も約 半 数 の 佐 戸 が 入 口圃 りを植 木 鉢 な どで積 極 的 に鱗 っ てお り,「良分 の 家 」で あ る こ と を示 そ うと してい る。 以 上,二 点 に つ い ては,実 態 観 察 講 査 の 結 果 とと もに 意 識 調 査 で60%∼70%の 禽 竃的 評 価 を得 て い る こ とを合 わ せ て,一 定 の根 拠 が 得 られ た. 三 つ 貿は,中 闘 領域 に生 懸 行 為 が 広 が る こ とで,建 物 内 の共 用 窯 間(廊 下,階 段 蜜)に 共 隅利 胴領 域 と して の 雰 囲 気 が 与 え られ る こ と で あ る。罵場 撚地 の階 段ii謹,平 良隙 地 の廊 下 が挨 拶,会 話 の 場 誘 と して活 駕 され て い る こ と を掘 握 で きた。また,観 察 調 査 に よ っ て子 ども と大 人 の芦 外 生 活 行 為 の分 擶 に 差 が 見 られ た こ とは,今 後 の 毅 震十活 動 にお け る検 紺 材 料 とな る。やや 私 的 領 域 性 が 嵩 い と見 られ る編場 國地 の階段 室が 子 どもに特 に活 用 され, パ ブ リ ック な惟 格 の 強 い と見 られ る平 良 団地 の 廊 下 が子 ど も と大 人 の 両 方 に活 駕 され てい る。全 般 と して は 平 良 団 地 の 廊 下型 の 空間構 成 が今 後 も参 照 され るべ き と考え られ るが,適 度 に私 的 窒 間 の性 格 を 帯び た窪 み な どを つ くれ ば,子 ど もの 贋場贋 とな る可能 性 もあ る。 5.4講 ミaニ テ ィの状 況 と中聞 領域 当初,中 間領 域 が 撒 ミ識 誤テ ィ形 戒 に 一 定 の 役 割 を果 た してい る こ とを予 潮 して調 査 を 企画 した。 しか し,近 所 付 合 い に 閣 す る ・一連 の調 査 結 果 が示 す よ うに,そ の関 係 は 単 純 な もの で はな い。灘治 会 活 動 な ど付 き 合 い を誘 発 す る別 の要 ㊧ も合わせ て敗 めて検 舐す べ き諜 題が 残 る。 た だ し,近勝 付 き合 い調 査 と中聞 領 域 調 査 の組 み合 わ せ が 示 唆 す る こ とは婁 要 で あ る。近 所 付 合 い の 広 が りの 初期 段 階 と考 え られ る平 良 団地 低 層棟 にお い て も積 極 的 な 《表 出》が 見 られ た。 す な わ ち,灘 ミュ轟 テ ィ形成 よ り も領 域 形 成 が 先行 して い る と考 え られ る.通 常 は,共 用 領 域 へ の 《表 出》は あ る程 度 の窯 間 利 用 の ル ー ル形 成 が 必 要 だ が,中 間領 域 が あ らか じめ窪 問 的 に毅 定 され て い るた めに,佃 々 の世 帯 の籾 断 で領 域 を 豊 か に す る こ と を 試 み る こ とが で き る。そ の結 果 と して の付 き 合 い の広 が りや 深 化 が 今後 時 問 を か け て進 む こ とが 推 溺 で きる。 この 仮 説 の 検 瓢 に はシ平 良団 地 低 膚 棟 が5∼ 憩 年 を経 過 した 段 階 で再 調 査 を行 うこ とが 墾 ま しい 。 5。5設 計 の指 針 と今 後の 検 鉦 課題 調 査 結 果 か らの考 察 を設 欝 の指 針 と して抽 出 す る。今 後,こ れ らの諏 題 に 応答 した事 例 を 対 象 と して溺 査 研 究 を深 化 させ る こ とが求 め られ るm)。 ① 多様 性 の あ る環境 を つ くる 従 來 の 蘂 合住 竈 設 計 の 中 に は,均 質 的 な 環境 の形 成 と い う課題 が あ り,南 面 平行 配 置 はそ の 答 えの …っ で あ っ た 。各佐 芦 に一 定 以 上 の水 雛 を確 保 す る 原 則 は今 後 も尊 重 され る べ きで あ る。 そ の 上 で住 戸内 外 の空 間 を住 み 手 が積 極 的 につ か い こ なす こ と を想 定 した と き,本 調 査 で把握 され た 多様 な環
境 要 素 とい う特性 が,空 賜 翫 画 の 周標 とな り得 る。箋 測 調 査 か ら得 られ た知 見 を踏 ま えな が ら多 様 な 環境 要 素 の 創 出 とそ の組 み 合 わせ とい う設 計 繰 題 が 浮 上す る。 ② 芦 外 にお け る生 活行 為 を受 け 止 め る窒 聞 を つ くる。 住み 乎 は 内部 か ら外 部 に また が っ た様 々 な生 溝 行 為 を 脅 って い る。従 来の 設 掛 の 考 え方 で は,私 的 な行 為 は佳 芦 内 とベ ラン ダ で,公 的 領 域 で の行 為 は 広 場や 公 躍 で, と機 能 的 に 分担 させ て きた 。しか し,子 ど もの遊 びや 植 木鉢 ・植 栽 の孚 入れ な ど,住 鐸 の 内 外,公 私 の領 域 を ま た が って 行 われ る行為 は 少 な くない こ とを 改 め て確 認 し た。そ れ らに適 勢 な 場 駈 を 与 え っつ,そ の 領 域 を豊 か に しよ うとす る 意欲 が 生 か され るデ ザ イ ン が 露要 にな る。 た だ し,こ れ らは 麓 内 側,屋 外 側 の 適 切 な場 所 に灘 置 され な けれ ば,《あ ふれ 出 し》を含 め た 混 乱 を呼 ぶ 。平 良 劔地 で の窒 間 利 用 に は ∼ 定 の秩 序 が 見 られ た。この よ う な領 域 の性 絡 付 け と窒 間 利用 を住 み 墨 が整 序 化 で き る工 夫が 設 欝 遍程 で検 討 され るべ きで あ る。 ③ 住 み 乎 が 澄接 手 を加 え られ る窒 間 をつ く る。 中間 領 域 は,従 来 は住 み 夢 が 直接 手 を 加 え られ な か っ た住戸 園 り空 問 を各 芦 の判 断 であ る程 度 改 変 で き る余 地 に なっ て い る。そ の た めに は,適 切 な 空 問 を配 置 す る と ともに,植 木 鉢 の 置 き方,木 製扉 へ の飾 りの取 り付 け な ど,可 能 な行 為 に適 合 した デ ザ イ ン と仕 掛 け が必 嬰 で あ る。両 鋳 地 の ポー チ部 分 の 使 われ 方 は,デ ィテ ー ル を含 めた般 欝 に参 照 し活 潮 され る もの と考 え られ る。 住 み 手 は,《表 出》だ け で な く,鼠 隠 しな ど に よ り中間 領 域 を 通 じた 内外 の 閣係 を 調整 を試 み てい る。最 初 か ら 佐 芦 ま わ りに対 しで閉鎖 した空 岡が 尊 え られ た 場 合,住 み 手 は 騨放 性 を選 択 す る余 地が ない 。両 鑓 地 では 鵬 放 的 な 初期 条件 か ら出 発 して,賄 放 と閉 鎖 の 適 度 な バ ラ ン ス を 取 ろ う とす る行 為 と考 え られ る。特 に 平 良鐡 地 の 場合 、 《表 出》に 活 用 可能 な 槻や 簾 を掛 け られ る フ ック,金 具 等 を 取 り付 けや す い 木鶴 を各 所 に取 り入 れ るな ど、只C造 の集 含住 宅 と して は住 み 手 が手 を加 え られ る箇 所 を ゆ問 領域 に 多 く配 蔵 して い る。こ の種 の 工 夫 の継 続 と発 展 が 求 め られ て い る と考 え られ る。 以ゑ の3点 に つ い ては,今 圓 の 調 査 で一 定 の根 拠 を 得 た もの と書 え る.た だ し,調 査 対 象 の 限 界や 調 査 方 法 の 限 定性 に よ って さ ら1ζ検 斑 す べ き仮 説 も残 っ た。今 後 の 諜 題 と して以 下 に記 す 。 ④ 住 戸,中 間領 域,共 用 領 域 を トー タル に 欝 画 す る. 馬場 國 塘 と平 良懸 地 の 中趨 の 形状 の 相遂 の得 失 につ い て は一 定 の 騨 緬 の材 料 を得 た。 しか し,よ り包 括 な領 域 と しての 評 価 の た め に は幾 つ か の諜 題 が 残 る。 平 良 鐡 地 の 中鷹 の菜 圏 の響 価 は,そ の利 構 の成 熟 段 階 や 調査 期 閥 中 の 台風 被 害等 の ため今 後 の調 査 繰 題 と して 残 って い る。 さ らに は,両 懸 地 にお い て集 会 所 が 共 用 領 域 と連 続 しな い 簡燐 に設 置 され てい る こ とに つ い て は, 領 域 形 成 の デ ザイ ン と して不 十 分 な点 で は な いか,と 推 察 して い るeこ の点 は 今 後,集 会所 が中 庭i等に 接 して い る団 地 との 比較 調 査 に よっ て解 明す るこ とが でき る と考 え られ る。 ⑤ 往 み手 と窪 周の 関 係 を 育 て る方 法 を構 築 す る。 中 間領 域 に対 す る住 み 手 の 意識 調査 に お い て1は じめ て見 る つ く りに戸 惑oた 」等 の=メ ン トが 見 られ た。空 間 的 特徴 に 対 してtど う使 った ら よいか わ か らな い とこ ろが あ る 」 とい う翻答 が32%〈 馬 場),27%〈 平 良),1"住 み 方 に っ い ての パ ン フ レ ッ トが 必要 ∫ とい う翻答 が39% (馬場),42%(平 良)み られ た。 両 団地 の よ うに,柱 み 手 が これ まで 経験 した こ と の な い 集 合住 宅 の 窒 闘 を つ く った場 合,佐 み 方 の展 醐 課 程 に 設計 者 が適 切 な形 で醗 わ るこ とが居 住 者 に とって 豊 ま し い と考 え られ るが,現 時 点 では,設 計考 は竣 工後 の 建 築 物 の利 用 に公 弐 な 形 で 関わ る こ とは困 戴 で あ る。 今 劔の 調 査研 究 は,設 欝 春 と研 究者 の 自 喪的 な研 究 湧 動 と して 行 った。 しか し,本 来 は,居 往 者・,供給 管 理 轡, 設討 者(さ らに は各 種 の 計 藤 開 連 の 專 門家)に よ る待続 的 な{主環境 管 理の 一貫 と して取 り組むべ きテ ーマ で あ り, そ こ では じめ て調 査 結 果 は 十 分 に 還元 で き る。今 後,そ の よ うな鷲 しい関係 を構 築 す るこ とが改 めで 大 き な課題 と して礁 認され た。 <注> 1)本 研 究 の 研 究組 織(南 島型 集 合 住 宅 研 究 会 〉の 憲査 は,調 査 対象 の爾 照地 の毅 欝 に お いて 中樹 領 域 形 戒 に 関わ る蕊 本 =ン セ プ トを 提 示 し,基 本 設 齢,窯 施 設 酔 の 主要 な過 程 を 担 っ た。この 設 計 活 動 の 客 観 的 評梅 と今後 の寅 践 へ の還 死 をね らい と して,本 研 究 を箋 総 した。 2)簸 終 鏡 察鯛 査 は,2003年9月 に 終 了 す る 予定 で あ う た ボ,台 風14尋 で富 古 島 金 体 が 蓑 大 な被 書 を受 け たた め,講 査 期 闇 を 変翼 した。 3》 平 臼4縫 と休 鐸(土 日>2碍 の 計6接 聞,16時.17時 、18 時 を各6回,偉 臼は 韮2時,14時,16時 を加 え た 計24回 、各 時 問に お い て戸 外 で行 動 して い る人 の 行 為 と場 所 と大 まか な 年齢 を観 察 に よ り記 録 した。な お,両 掻 地 の 比 較 の た め に,推 計居 住 暫 数 で観 察 人 数 を 除 して い るが,推 計 居 住 麿数 は(ア ン ケー ト圏 啓 を も とに 計算 した 世 帯 単 均 人 数)×(総 居 住 世 帯 数)。 4)平 良市 営 平 良北 鶴 地 は,本 研 究 の 主 査 が 基本 設 蔚 を 行 っ た を含 ん で い る。纂 業進 行 申 のた め講 査苅 象 に は 禽 め な か っ たが,今 後 の 比較 検 誕 の対 象 と な る。薙 て 讐 え事 業 で あ り, 館 述 ず る① ∼④ に 鵤 わ る新 しい試 み を 含 ん で い る。事業 進 行 中の た め 調 査 対象 に は含 め な か った が,今 後 の比 較 検 証 の対 象 とな る。 〈研 究 協 力者 〉 平 成 ユ4年度 仲松 漸 垣 福 随 出 自 謝 花 亮 朝憲 真 拓也 建 吾 平成15年 度 中橋 寛 長 浜 大樹 琉 球 大 学 大学 院 博 士後i期課 程 琉 球 大 学 大 学院 博 士 前 期 誤程(麹 時) 琉 球 大 学 大学 院博 士前期 課 程 琉 球 大 学 工 学部4年 生(当 時) 〈構 上) 琉 球 大 学大 学 院博 嚢 前期 課 程 琉 球 大学 工 学 部4年 生