-企画を“書く”ための基本ガイド
Ⅰ
●企画を推し進めるにあたって、常に心しておくべきことは、「この企画は、『誰に』提案(プレゼンテーション)する
のか」ということである。企画は、
意志を形に示していくプロセス
である。
「誰に」プレゼンテーションするのかが決め手 → 顧客(生活者)の悩みに、はっきりと応えているか。 → 企画の内容を評価するのは誰か。 4.企画を現す
。
・・・→発想への納得度を強化する場 [論理
展開] 課題の抽出 解決策の提示 論理の構成 問題点の整理 1.企画をする
。 ・・・→ 自らの発想を練り上げるプロセス [論点
明示] 2.企画を書く
。 ・・・→ 発想を多くの人と共有するプロセス [論脈
設計] 3.企画を描く
。 ・・・→ 発想の具体化に共感を得るプロセス [論旨
整理] 何が起きているのか 何故そうなるのか 何が問題なのか どうすれば良いのか カタチ(図像)化 言語(文章)化 タイミングをみた提示 論理の流れ 全てを一人でするのではなく、役割を 決めるのもスタッフの仕事。 「企画をする=頭にメモする」 → 問題点,課題を整理して、 「企画を書く=紙に表現する」 → 提案の範囲と内容を確認して、 「企画を描く=道具を駆使する」→ 見やすく、読みやすくつくっていくこと。企
て(発想)を画
く(描出)プロセス企
画
●企画書は単なるアイデアを記述するメモではない。企画者が何を問題点・課題として捉え、それをどのように
すれば解決できるかを考えたプロセスをまとめたものである。
●つまり、課題解決のためのグッド・アイデアにたどり着くまでの企画者の思考プロセスを、一つのストーリー
(物語)にとりまとめたものであり、以下に示すような「基本要素」と「流れ」からなる。
企画の背景や企画 内容の売りモノを強 く発信する。 提案する企画の内 容を具体的に解説 する。 企画者としての責 任を示すために、 概略でも提示する。 ボリュームがある 場合には別冊にし て添付する。はじめに
○○株式会社 御中□□□のご提案
××年×月×日表
紙
企画の目的・目標
現状及び背景
具体的内容
予算/運営/スケジュール
参考資料
企画の狙いや意図, テーマを明示する。 現状の問題点と課 題を整理する。 株式会社 ◎◎◎◎ 企画(書)の要素 2企画を「書く」こととは・・・
(1)企画書の構成
3Sample
(2)企画書構成上考えるべきこと
「台割り」で、
論理の展開を練り込む。
①論脈
(Contents)を明確にする。 → 企画書の流れを組み立てること。目次に限らず各企画シートにリード文を入れ
(※次頁)、 リードを読むだけで全体の構成が分かるような構成を考えたい。 → 分析部と提案部の流れを分断させないように、明確に章を分けて組み立てても良い。 ②文脈
(Context)を明解にする。 → 企画書の個別のシートに記述する文章の量や表現に気をつけること。 → 「ですます」と「である」調が頁によって混在してしまったり、頁によって文章量が多くなってしまう ことがないようにする。文章量が多い時には図像化(ビジュアル化)して、枠の中に書くようにする。Sample
①まず、主題をベースに書いてみる〈台割り〉 データでサポートしてみよ う。 やはり、このテーマは 提案するに値する。 新商品による経営の変化 を具体的に。 長期計画にして、改善を勧 めよう。 思いついたことを、自分の言葉で書いてみる。 ●はじめに 今回は「○○部(提案先)」 に「△△△(テーマ)」を提案 しよう。 市場の現状を見ていると、 自分は「○○○○」がとて も気になった その理由を自分なりに解 釈すると「~」と考えられる。 -1- -2-これからの経営のあり方 からみても、これは大きな 課題になると考えられる。 -3- -4- -5-お客様(ターゲット)にどん なメリットがあるのかを言っ ておこう。 -6-新商品の持つ強みも伝え よう。 -7- -8- -9-自分たちの取り組み姿勢 を図で表現して、予算も概 算で示しておこう。 -10-企画書P.7 ○○○ 御中 ◯◯◯◯年◯月 表 紙 企画書P.3 企画書P.1 企画書P.2 企画書P.4 企画書P.5~P.6 株式会社 ◎◎◎◎ 5
Sample
●企画を書く際には、提案場面での時間配分も意識した論理構成が重要である。
●限られた時間の中で効率よく得意先に提案内容を理解してもらうためには、単に記述の表現ばかりでなく、全
体構成のスムーズな流れが必要となる。
②企画を書く(台割り)ことは、企画のフローづくり [企画を書く:台割] 具体的な展開がイメージできるように 最初にインパクトを強くして ●企画の意図 ●その背景 はじめに *日常業務や自己体験を通じて 考えていることなども含め企画 の熱を伝える。 1.今、取り組むべきこと 具体的内容 提案テーマ -1-◯◯◯◯年◯月 [表紙] ○○○のご提案 ○○○ 御中 -3-2.顧客のメリット 顧客 (生活者) ■テーマ抽出の背景 -2-●提案内容 の必然性 ●市場環境 ●地域環境 三大特徴:1.・・・・・・・・・・ 2.・・・・・・・・・・ 3.・・・・・・・・・・ -4-3.新システムの特徴 5.自社の取り組み ●実施予算 ●営業支援体制 -7- -6-Goal Step 1 Step 2 Step 3 (2)改善へのステップ (1)3つの効果 -5-イメージup パワーup マインドup 4.新しい取り組み効果 株式会社 ◎◎◎◎Sample
コミュニケーション戦略 の基本的考え方 ロイヤルアメリカンタバコ 御中 喫煙に関し規制が強化されていく社 会環境にあって、今後、どのように消 費者とコミュニケーションを図っていく べきか 喫煙に関する規制は年々強化されて いる 条例での規制、健康増進法 広告規制(TV、屋外広告、雑 誌) 一.喫煙率の減少 一.市場規模の縮小 ターゲット 30歳未満の若年喫煙者 継続的購入が見込める ・喫煙年数の長い喫煙者のブラン ドスイッチは困難である 展開条件 ターゲット層が多く集まる ・20歳未満の入場を禁止できる・ブ ランドイメージを損なわない 提案具体例 イベント協賛・クラブ等への長期的 スポンサード・既存飲食店とのタイ アップ・街頭およびクローズドエリ アでの喫煙所設置 獲得できるメリット ブランドイメージの訴求・ターゲット 層にリーチする定常的なメディアス ペースの確保・分煙の促進による 喫煙の社会認知獲得 イベント協賛 フジロックなどの近年増加傾向に ある大規模音楽イベントにブース を出展。イベント会場というクロー ズドエリアで、他社製品喫煙者にト ライアルを促す クラブ・スポンサード 集客力のあるクラブとの長期契約 で館内にクリエイティブを掲出する 枠を確保する 飲食店タイアップ 既存のバー、カフェなどで灰皿・ マッチ等の喫煙具を提供し、日常 レベルでのコミュニケーションを図 る 喫煙所設置 街頭などの喫煙が禁止されている エリアに期間限定でブースを設け、 喫煙機会を提供すると共に、ブラ ンドに触れる機会を創出する 株式会社 ◎◎◎◎ 展開スケジュール イベントについては、年間の中で 夏季がもっとも頻繁に実施される。 その他の機関をクラブ、飲食店な どを通年で実施し、イベントがあま りない時期に喫煙所設置を予定す る 実施予算 実施規模に比例して増大 予算と目的に添ったポートフォリオ を組めるようにする 運営体制 交渉と実施で平行して活動 様々なブランド、実施形態を管 理・展開していくために、効果 的なチーム編成を行う ●企画の意図・狙い 近年の社会環境 市場の推移 市場が縮小していく中で、相対的なシェ アを維持できても、絶対的な売上は減少 していく グラフ 可能なチャンネルに意欲的に露出し ていくことで、消費者との関係性の窓 口を維持していく 規制を無視した活動は不可能 提案テーマ 規制内で可能な、新しいコミュニケー ション・チャンネルの開発と確立 様々な規制 市場の縮小 既存の方法論が失われた中で、競合ブ ランドのシェアを奪わなければならない 20**.**.** 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 台割例 提案の基本に沿って、自分の考え・想いをテキストを中心にして整理した台割例 7
Sample
企画づくりの基本テンプレート集
Ⅱ
「表紙」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.9 「はじめに」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・・・ P.19 「目的・目標」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・・ P.29 「現状・背景」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・・ P.39 「具体的内容」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・ P.49 「予算」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.59 「運営」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.65 「スケジュール」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・ P.71 「参考資料」のテンプレート ・・・・・・・・・・・・・・・・ P.77「表紙」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 9タイトル
株式会社○○○
御中
××年×月×日
「はじめに」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 19●はじめに●
(テキスト) ------------------------ ------------------ ------------------------------------------------ -------------------------- ----------------------------------------------- ------------------------------------------------ -------------------------- ----------------------------------------------- ---- ------------------------ ------------------- ------------------------------------------------ --------------------------- ----------------------------------------------- ------------------------------------------------ ------------------------------------------------ ---------------------------「目的・目標」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 29《目標》 • 提示された目標を箇条書きで整理する。 《その他の与件》 • 目標以外に示された与件を箇条書きで整理する。
★与件
• 企画者が「目標・与件」をどのように捉えたかを ま とめる。 • 「目的・目標」の位置付けを図式化する。現在
目標
リード文
「現状・背景」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 39 (テキスト)----------------------------- ----------------- ------------------------ (テキスト)-------------- ------------------ -- ------------ (目標) (条件)
課題解決
の方向性
(テキスト)--------- ------------- ------------- ------------ 生活者動向 【与件】 (テキスト)--------- -------------- -------------- -------------- ----------- (テキスト)--------- -------------- -------------- -------------- ----------- 競合動向「具体的内容」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 49 (テキスト)--------------------- ------------------------- -------------- ------------------------- -------------------- (テキスト)----------------- --------------------- --------------------- ----- --------------------- --------------------- ---------
(施策案の考え方)
(具体的展開)
(タイトル)
(テキスト)--------------------- ------------------------- -------------- ------------------------- -------------------- (テキスト)----------------- --------------------- --------------------- ----- --------------------- --------------------- ---------(施策案の考え方)
(具体的展開)
(タイトル)
施策案① 施策案②「予算」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 59合計
「運営」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 65御
社
弊社(△△△△)
営業:○○××
CR:○○××
マーケ:○○××
SP:○○××
TEL: FAX: E-MAIL: TEL: FAX: E-MAIL: TEL: FAX: E-MAIL: TEL: FAX: E-MAIL:「スケジュール」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 71Step1
Step2
Step3
○○月 ○○月 ○○月 ○○月
具体的展開内容 具体的展開内容 具体的展開内容
「参考資料」
のテンプレート
参考資料 予算/運営/スケジュール 具体的内容 現状・背景 目的・目標 (はじめに) ◯◯◯ 御中 6 5 4 3 2 1 企 画 書 〈基本コンテンツ〉 ◯◯◯◯年◯月◯日 株式会社 ○○○○ 77 (テキスト)----------------- ---------------------- ---------------------- ---------------------- --------- ---------------------- ---------------------- --
(図表、画像)
(図表、画像)
(テキスト)----------------- ---------------------- ---------------------- ---------------------- --------- ---------------------- ---------------------- -- 〈「○○○」×××社より〉(
タイトル
)
株式会社○○○○
〒000‐0000 東京都**区**町0-0-0 **ビル*F TEL : 00‐0000‐0000 FAX : 00‐0000‐0000 E‐mail : ****@******.co.jp URL : http://www.******.co.jp 「奥付」のテンプレート ****年**月**日 83株式会社