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5 月下旬からもう 一段円安が進む 経営環境 為替レートの推移 為替レートの円安傾向が続いている 同社はドル建ての輸入を基本としており 円安は短期的には業に対してマイナス要因となる ( 中期的には価格転嫁ならびに生産拠点の移転などコストダウンを進めることで吸収する ) 15/8 期 1Q(9-11

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アナリストレポート・プラットフォーム 1

トランザクション

(7818・東証 1 部)

㈱ テ ィ ー ・ ア イ ・ ダ ヴ リ ュ

藤根 靖晃

15/8 期 2Q 累計(9-2 月)は、売上高、利益ともに会社計画を若干上 回る着地であった。上期全体では計画をクリアしたものの、2Q(12-2 月)の 3 ヵ月間は前年同期比で、売上高 0.9%増、営業利益 26.2%減 とふるわなかった。これは、1)前年同期は消費増税駆け込み前の特需 が発生していたこと、2)昨年 10 月下旬からの急激な円安によって、 カスタムメイド製品において(見積もりから受注までの)タイムラグ をカバーしきれなかったことによる。 15/8 通期は、China+1戦略の推進によるコストダウン、2 月のカタ ログ改定時の値上げによって下期の利益率は回復する見通し。加えて、 前年は消費増税後の消費停滞が夏頃まで続いた影響があったことを加 味すれば下期の売上 2 桁増は可能と考える。同社は、例年販売管理費 を慎重に(=余裕をもって)見積もる傾向が強く、利益面では会社計 画をやや上回ることが期待できる。ただし、懸念材料としては 5 月下 旬から再び円安に為替が振れていること、4 月以降の消費回復が予想外 に伸び悩む可能性、があげられる。 電子タバコの販売は既に黒字化。しかし、広告業界の自主規制によ って広告投入が抑制された状態にある。同社では器具販売を量販店や バラエティストアに広げると同時に、プロモーション目的に実店舗の 出店を検討している。JT が米国電子タバコ企業を 4 月に買収しており、 JT が国内に本格進出すれば認知アップから市場拡大が期待できる。

コストダウンと値上げから下期に利益率回復を見込む

2015 年 6 月 8 日

主 要 指 標 2015/6/5 現 在 株 価 1,221 円 年 初 来 高 値 1,370 円 (15/1/9) 年 初 来 安 値 1,043 円 (15/2/5) 発行済株式数 6,478,000 株 売 買 単 位 100 株 時 価 総 額 7,912 百万円 予 想 配 当 ( 会 社 ) 15.0 円 予 想 E P S ( ア ナ リ ス ト ) 78.00 円 実 績 P B R 2.58 倍

15/8 期 2Q 累計は売上・利益ともに会社計画をクリア

電子タバコではプロモーション目的の実店舗出店の可能性

ア ッ プ デ ー ト レ ポ ー ト

直 前 の レ ポ ー ト 発 行 日 ベ ー シ ッ ク 2014/12/29 アップデート 2015/4/7 業 績 動 向 売上高 百万円 前期比 営業利益 百万円 前期比 経常利益 百万円 前期比 当期純利益 百万円 前期比 EPS 2014/8 2Q(9-2 月) 実 績 5,032 13.6 286 2.7 274 -21.1 157 -24.5 24.67 2015/8 2Q(9-2 月) 実 績 5,221 3.8 308 7.7 299 8.9 184 17.1 29.39 2014/8 通 期 実 績 10,119 7.1 650 9.8 630 -13.0 388 -11.6 60.55 2015/8 通 期 会 社 予 想 (2014 年 10 月発表) 10,914 7.9 781 20.2 775 22.9 493 27.2 78.55 新・アナリスト予想 2015 年 4 月のアナリスト予想から変更なし 旧・アナリスト予想 (2015 年 4 月発表) 11,000 8.7 800 23.1 795 26.2 505 30.2 78.00 2016/8 通 期 新・アナリスト予想 2015 年 4 月のアナリスト予想から変更なし 旧・アナリスト予想 (2015 年 4 月発表) 11,800 7.3 920 15.0 910 14.5 580 13.7 89.53

(2)

アナリストレポート・プラットフォーム 2  経営環境「為替レートの推移」 為替レートの円安傾向が続いている。同社はドル建ての輸入を基本としてお り、円安は短期的には業績に対してマイナス要因となる(中期的には価格転 嫁ならびに生産拠点の移転などコストダウンを進めることで吸収する)。 15/8 期 1Q(9-11 月:3 ヵ月間)の実績為替レートは 112.34 円/ドル、2Q(12-2 月:3 ヵ月間)は、119.36 円/ドル。それぞれ前年同期と比較して 12.84%、 15.44%の円安となった(6 ヵ月間では前年同期比 14.2%の円安)。 オリジナル製品に関しては仕入予定額に対する積極的な為替予約を行うと ともに、2 月のカタログ改定において約 8%の値上げを行った。しかしなが ら、カスタムメイド製品に関しては見積もりから顧客の発注までのタイムラ グをカバーできないことなどから円安が急速に進んだ昨年 10 月下旬から 12 月上旬の影響が 2Q の売上総利益率低下に表れた模様である。また、カスタ ムメイド製品は円安によるコスト上昇から見積もり金額そのものが高くな っており、低価格製品への購買対象のシフトならびに顧客からの値引き要求 が強まっている模様である。 同社では、カタログ値上げ、原価低減によって 3Q 以降は利益率の改善を見 込んでいる。定番雑貨製品については今期仕入予定額の 66%を 105.5 円/ド ルにて為替予約している。5 月半ばから円安が一段と進行しており、カスタ ムメイド製品における為替予約のタイムラグが生じる可能性や、見積もり価 格の上昇による顧客の購買意欲の低下がやや懸念される状況である。 77.60 79.66 82.12 86.58 91.14 92.51 94.05 97.92 101.18 98.59 98.08 96.36 97.75 98.51 102.42 105.39 102.86 101.94 102.92 102.61 101.66 101.36 102.85 103.74 109.45 109.34 118.23 120.55 118.25 119.27 120.17 119.00 70 80 90 100 110 120 130 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 実績為替レートの推移(単位:円/ドル) 13/8期 14/8期 15/8期 出所:会社資料

 会社概要

5 月下旬からもう

一段円安が進む

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アナリストレポート・プラットフォーム 3  15/8 期 2Q 累計業績概況 2015/8 期 2Q 累計(9-2 月)業績は、売上高 5,221 百万円(前期同期比 3.8% 増)、営業利益 308 百万円(同 7.7%増)、経常利益 299 百万円(同 8.9%増)、 当期利益 184 百万円(同 17.1%増)であった。会社計画に対して、売上高 で 1.4%、営業利益で 5.8%上回った。 しかし、2Q(12-2 月)の 3 ヵ月だけでは、前年同期比で売上高は 0.9%増、 営業利益は 26.2%減であった。これは 1)14/8 期 2Q(12-2 月)には消費税 増税前の駆け込み需要が生じていたこと、2)15/8 期 2Q は急激な円安によ る利益の圧迫があったこと、が影響している。 製品分類別売上高(2Q 累計)では、デザイン雑貨製品(売上構成比 50.5%) が、イベント物販、OEM 製品などが堅調で前年同期比+1.5%、エコ雑貨製 品(売上構成比 39.5%)がオリジナル製品のエコバックが引き続き伸張し +6.0%、ヘルスケア&ビューティ雑貨製品(売上構成比 8.5%)は、マス クの売上が長期化したことにより+7.0%と伸びた。 事業分類別売上高(2Q 累計)では、カスタムメイド製品(売上構成比 52.8%:主にエンドユーザーへの直接販売)が、エンターテイメント業界、 アミューズメント業界向けに売上が好調であったものの、前年の消費増税前 の駆け込み需要の反動から横ばい(▲0.1%)に留まった。オリジナル雑貨 製品(売上構成比 45.7%;主に卸売業者への販売)は、主力製品であるエ コバックやステーショナリーのほか、新製品の折り畳み傘の売上高が好調に 推移し、前年同期比 8.6%増と大きく伸びた。 売上総利益率(2Q 累計)は、前年同期の 31.6%から 31.0%へと 0.6 ポイ ント悪化した。これは相対的に粗利益率の低いオリジナル製品の伸びが高か ったこと、円安の影響による原価の上昇が挙げられる。販売管理費を抑制的 にコントロールしたことによって、売上高販管費率は前年同期の 25.9%か ら 25.1%に 0.8 ポイント低下。その結果、営業利益率は 5.9%と前年同期比 の 5.7%から 0.2 ポイント上昇した

 会社概要

15/8 期 2Q 累計

業績はほぼ順調に

推移

(4)

アナリストレポート・プラットフォーム 4 四半期業績の推移 単位:百万円 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 2011年 1Q 実績 1,860 na 672 na 597 na 74 na 41 na 39 na 8月期 2Q 実績 1,964 na 630 na 576 na 55 na 49 na 31 na 3Q 実績 2,223 na 807 na 618 na 189 na 194 na 116 na 4Q 実績 2,300 na 831 na 646 na 184 na 180 na 115 na 上期 実績 3,824 na 1,302 na 1,173 na 129 na 90 na 70 na 下期 実績 4,523 na 1,638 na 1,264 na 373 na 374 na 231 na 通期 実績 8,347 11.6% 2,940 7.5% 2,437 3.9% 502 28.4% 464 50.6% 301 60.1% 2012年 1Q 実績 2,210 18.8% 765 13.8% 615 3.0% 150 102.7% 149 263.4% 81 107.7% 8月期 2Q 実績 2,047 4.2% 644 2.2% 593 3.0% 50 -9.1% 56 14.3% 32 3.2% 3Q 実績 2,636 18.6% 829 2.7% 621 0.5% 209 10.6% 199 2.6% 110 -5.2% 4Q 実績 2,290 -0.4% 775 -6.7% 610 -5.6% 164 -10.9% 201 11.7% 98 -14.8% 上期 実績 4,257 11.3% 1,409 8.2% 1,208 3.0% 200 55.0% 205 127.8% 113 61.4% 下期 実績 4,926 8.9% 1,604 -2.1% 1,231 -2.6% 373 0.0% 400 7.0% 208 -10.0% 通期 実績 9,183 10.0% 3,013 2.5% 2,439 0.1% 573 14.1% 605 30.4% 321 6.6% 2013年 1Q 実績 2,434 10.1% 853 11.5% 621 1.0% 231 54.0% 233 56.4% 142 75.3% 8月期 2Q 実績 1,994 -2.6% 638 -0.9% 591 -0.3% 47 -6.0% 115 105.4% 66 106.3% 3Q 実績 2,667 1.2% 844 1.8% 621 0.0% 223 6.7% 290 45.7% 177 60.9% 4Q 実績 2,350 2.6% 711 -8.3% 621 1.8% 90 -45.1% 87 -56.7% 54 -44.9% 上期 実績 4,428 4.0% 1,491 5.8% 1,212 0.3% 278 39.0% 348 69.8% 208 84.1% 下期 実績 5,017 1.8% 1,555 -3.1% 1,242 0.9% 313 -16.1% 377 -5.8% 231 11.1% 通期 実績 9,445 2.9% 3,046 1.1% 2,454 0.6% 591 3.1% 725 19.8% 439 36.8% 2014年 1Q 実績 2,673 9.8% 861 0.9% 672 8.2% 188 -18.6% 181 -22.3% 108 -23.9% 8月期 2Q 実績 2,359 18.3% 727 13.9% 630 6.6% 98 108.5% 93 -19.1% 49 -25.8% 3Q 実績 2,663 -0.1% 885 4.9% 621 0.0% 264 18.4% 261 -10.0% 175 -1.1% 4Q 予想 2,424 3.1% 730 2.7% 630 1.4% 100 11.1% 95 9.2% 56 3.7% 上期 実績 5,032 13.6% 1,588 6.5% 1,302 7.4% 286 2.9% 274 -21.3% 157 -24.5% 下期 実績 5,087 1.4% 1,615 3.9% 1,251 0.7% 364 16.3% 356 -5.6% 231 0.0% 通期 実績 10,119 7.1% 3,203 5.2% 2,553 4.0% 650 10.0% 630 -13.1% 388 -11.6% 2015年 1Q 実績 2,842 6.3% 894 3.8% 659 -1.9% 235 25.0% 227 25.4% 142 31.5% 8月期 2Q 実績 2,379 0.8% 725 -0.3% 651 3.3% 73 -25.5% 72 -22.6% 42 -14.3% 3Q 予想 4Q 予想 上期 実績 5,221 3.8% 1,619 2.0% 1,310 0.6% 308 7.7% 299 9.1% 184 17.2% 下期 予想 5,693 11.9% nm na nm na 473 29.9% 476 33.7% 309 33.8% 通期 予想 10,914 7.9% nm na nm na 781 20.2% 775 23.0% 493 27.1% 2011年 1Q 実績 8月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 2012年 1Q 実績 8月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 2013年 1Q 実績 8月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 2014年 1Q 実績 8月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 2015年 1Q 実績 8月期 2Q 実績 3Q 4Q 出所:会社資料からTIW作成 注:端数処理の関係上、会社公表値と伸び率が異なる場合があります。 33.2% 23.3% 9.9% 30.1% 26.0% 4.1% 32.2% 25.1% 7.0% 30.8% 26.7% 4.2% 31.5% 2.4% 27.8% 28.1% 27.8% 29.0% 8.5% 8.0% 6.8% 営業利益 経常利益 当期利益 36.1% 32.1% 4.0% 売上総利益率 販管費率 営業利益率 売上高 売上総利益 販売管理費 32.1% 29.3% 2.8% 36.3% 36.1% 34.6% 31.4% 23.6% 7.9% 33.8% 26.6% 7.2% 35.0% 25.5% 9.5% 32.0% 29.6% 2.4% 31.6% 23.3% 8.4% 30.3% 26.4% 3.8% 31.5% 23.2% 8.3% 30.5% 27.4% 3.1%

 会社概要

(5)

アナリストレポート・プラットフォーム 5  推進中の事業戦略 【成長戦略】 ・「新規事業の発掘」、「既存事業の高度化」の遂行による差別化 同社は自社のビジネスポートフォリオを、a)「既存事業」、「新規事業」、 b)「既存製品・サービス」、「新規製品・サービス」、の 2 軸から 4 つの象限 で捉えている。 ビジネスポートフォリオ別重点施策 既存製品・サービス 新規製品・サービス 既存事業 ・コア業界への深耕 ・フルカラーアイテムの拡充 新規事業 ・ペットビジネスの拡大 ・ギフト市場の開拓 出所:会社資料 ・コア業界へ深耕 同社では現時点のコア業界を「アパレル」、「エンターテインメント」、「自 動車」、「広告」、「コンビニ」と位置づけ、また、開拓強化業界として「食品・ 飲料」、「通信」、「旅行・ホテル」、「ネットサービス」への営業を強化してい る。 ・新製品の開発強化 □同社は積極的に新製品を投入する期間と、それを整理し SKU(カラーバリ エーションなど)を強化する期間とに分かれている。それは新製品投入に対 する結果評価を明確に保持し、在庫の適正化を保つことを主眼に行われてい る。15/8 期は、後者(新製品投入が少ない)の時期に当たるがそれでも製 品分野の領域を積極的に広げる新製品投入を行っている。最近の新製品とし ては、「セルフィースティック(シャッター付)」スマートフォンでのセルフ ショットのための器具(所謂:自撮り棒)、「ウエイトチェッカーキューブ」 航空機搭乗にあたって荷物重量を簡単に計測、「深張 UV 折り畳み傘」ドーム 型で体をすっぽり包む晴雨兼用傘、などが挙げられる。 ・フルカラーアイテムの拡充 □「昇華転写」、「インクジェット印刷」、「熱転写」など印刷方法も多様化さ せ、布地、ビニール、プラスチック、陶器などあらゆるアイテムへのフルカ ラー印刷を可能にしている。

 会社概要

15/8 期は アイ テ

ム ・ バ ー ジ ョ ン

(SKU)拡大に注力

ビジネスポートフォ

リオを区分し、戦略

設定

(6)

アナリストレポート・プラットフォーム 6 ・お土産市場への販路拡大 東京都心で開催される展示会に足を運べない地方顧客のために、全国 5 箇所(札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)で商談会を開催。地方既存顧客の 深耕と新規顧客の開拓(いずれも主に卸売業者)を推進し、お土産市場への 販路を開拓する。 ・ペットビジネスの拡大 取扱店舗数を専門店やホームセンターを中心に拡大中。 導入店舗数の推移 2014年4月 2014年9月 2015年4月 130 200 250 出所:会社資料 ・ギフト市場の開拓 2015 年 2 月に、イタリアの MoleskineS.p.A 社(以下:モレスキン社)と 連結子会社であるトランスが日本市場における企業間取引に係る正規総輸 入販売代理店契約を締結した。イタリアミラノのブランド「Moleskine®」 の主力アイテムであるノート及び手帳をギフト市場ならびにノベルティ市 場向けに販売してゆく。日本国内に在庫を保有し、同じく連結子会社のクラ フトワークでカスタム加工し、短納期、小ロット受注を可能とする。 ・電子タバコ市場の開拓 同社は英国のリバティーフライツ社(LIBERTY FLIGHTS)の商品を日本で の独占販売総代理店として展開。EC サイトによる販売のみならず、家電量 販店やバラエティストア等における店頭販売まで展開している(ニコチンを 含んだリキッドは国内で販売できないため海外からの個人輸入に限定され るが、ハードならびにニコチンを含まないリキッドの店舗販売は可能)。同 社では、ニコチン入りのリキッドは香港子会社において EC で販売している。 現在、既に黒字化をしているものの売上は月間数百万円に留まっている模 様。これは、電子タバコに対する広告の自主規制が広告業界に存在すること から広告宣伝が限定されることが影響している。そのため、同社はプロモー ションを目的とした店舗出店を計画している。

 会社概要

電 子 タ バ コ は プ ロ

モ ー シ ョ ン 店 舗 出

店の可能性

(7)

アナリストレポート・プラットフォーム 7 4 月 30 日にJT(東証 1 部:2914)は、米国の電子タバコ会社である Logic Technology Development LLC の買収を発表した。JT が本格的に国内の電子 タバコ市場に参入してくることによって、電子タバコの認知が広がることが 予想される。同社では競争が厳しくなるデメリットよりも市場が開拓される メリットの方がはるかに大きいと見ており、JT の参入方法(タバコ税を支 払う)によっては競争優位性を確保できると考えている。現在でも JT はイ ンターネットでの国内販売を行っているが、メールアドレス、プロフィール、 本人確認画像(自動車運転免許証などの写真)を登録しない限り、購入はも ちろんの事、商品閲覧も出来ない状態になっている。 【効率化戦略】 ・中国以外のアジア諸国への生産地移管をさらに加速 中国における人件費・原材料費が高騰していることから、同社では「China +1 戦略」として、生産地をベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、 パキスタン、インド、バングラディッシュなどアジア諸国に移管している。 エコバックなど縫製製品に関しては大部分の移管が完了しているが、人件費 率が高い製品(傘など部品点数の多いもの)に関してもアジア諸国への移管 を検討している。 China+1 (エコバック生産の推移) 13/8期 実績 14/8期 実績 15/8期 上期実績 15/8期 計画 エコバック生産総数 1,305 1,753 966 1,926  うち別注品中国生産数 426 463 255 500 在庫定番品生産数 970 1,290 711 1,426 China+1 生産数 572 958 674 1,400 構成比 53.5% 74.3% 94.8% 98.2% 出所:会社資料

 会社概要

China+1 戦略

を縫製製品以外に

も推進

(8)

アナリストレポート・プラットフォーム 8 15/8 期 3Q 以降の見通し 会社側の通期業績予想は期初予想のまま変更はない。通期計画から上期 (2Q 累計)実績を差し引いた下期計画は、売上高 5,693 百万円(前年同期 比+11.9%)、営業利益 473 百万円(同+29.9%)、経常利益 476 百万円(同 +33.7%)、当期利益 309 百万円(同+33.8%)、である。会社資料において は通期予想のポイントとして下記のように説明されている。 売上高:通期における上半期と下半期の構成比では、下半期の比率が約 52.5%と例年高くなる傾向にある。また、下半期は前年 4 月の消費税増税に よる 3 月までの駆け込み需要と 4 月以降の反動減があったが、当期は平準化 し、下半期においては前年より高い伸びを想定。 売上総利益:既存事業・新規事業による売上増加とともに、China+1を 継続して原価低減を図る。オリジナル製品は、2月に値上げをしたことによ り利益率を改善。 営業利益:事業拡大により人件費等の販売管理費は増加するが、経費等の 計画的執行により増益を計画。  15/8 期通期アナリスト予想 15/8 期通期予想は、今回も前回レポート(2015 年 4 月 7 日発行)を踏襲 して会社予想よりも若干強めの着地を予想する。 懸念材料として、現状 124 円/ドル前後の為替水準がさらに円安に進むこ と、国内個人消費が 4 月以降も停滞が続くというリスクも存在する。 同社では例年、会社計画において販売管理費を予算上では強めに見積もる 傾向があり、結果的には計画ほどはコストが増加しないという状況にある。 仮に円安から原価率がやや悪化したとしても計画利益はクリアできると考 えている。

アナリスト予想は前

回(4/7)レポートを

踏襲する

 会社概要

(9)

アナリストレポート・プラットフォーム 9  販売管理費のならびに販管費率の推移 販売管理費は斬増傾向が続いているが、売上高の伸びを下回っており、販 管費率は着実に低下トレンドにある。 597 576 618 646 615 593 621 610 621 591 621 621 672 630 621630 659 651 20% 22% 24% 26% 28% 30% 32% 34% 520 540 560 580 600 620 640 660 680 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 11/8期 12/8期 13/8期 14/8期 15/8期

四半期別販売管理費・販管費率の推移

販売管理費 販管費率 出所:会社データを基に TIW 作成 単位:百万円、%  株式分割 同社は 4 月 27 日に 7 月末を基準日とした 1→2 株の株式分割を発表。さら なる流動性の向上を図る。

売上高販管費率は

着実に低下トレンド

を辿っている

 会社概要

7 月末を基準日に

1→2 株の株式分

割を予定

(10)

アナリストレポート・プラットフォーム 10 2012/8 2013/8 2014/8 2015/8 予 (アナリスト) 株 価 推 移 株価(年間高値) 円 600 969 950 - 株価(年間安値) 円 330 375 680 - 月 間 平 均 出 来 高 百株 1,658 2,700 1,504 - 業 績 推 移 売 上 高 百万円 9,183 9,445 10,119 11,000 営 業 利 益 百万円 573 591 650 800 経 常 利 益 百万円 605 725 630 795 当 期 純 利 益 百万円 321 439 388 505 E P S 円 51.32 69.34 60.55 78.00 R O E % 16.1 18.5 14.2 16.4 貸 借 対 照 表 主 要 項 目 流 動 資 産 合 計 百万円 3,779 4,429 4,708 - 固 定 資 産 合 計 百万円 491 494 554 - 資 産 合 計 百万円 4,270 4,923 5,263 - 流 動 負 債 合 計 百万円 1,263 1,559 1,604 - 固 定 負 債 合 計 百万円 862 764 801 - 負 債 合 計 百万円 2,126 2,324 2,405 - 株 主 資 本 合 計 百万円 2,174 2,571 2,809 - 純 資 産 合 計 百万円 2,144 2,599 2,857 - キャッシュフ ロ ー 計 算 書 主 要 項 目 営業活動による CF 百万円 267 370 177 - 投資活動による CF 百万円 -105 57 -74 - 財務活動による CF 百万円 273 -85 -65 - 現金及び現金同等 物 の 期 末 残 高 百万円 905 1,276 1,321 - 注:株価、平均出来高、EPS は 2011 年 9 月 1 日付と 2013 年 5 月 1 日付の株式分割を遡及修正して表示している。 (出所)㈱QUICK 上記チャート図の一部又は全部を、方法の如何を問わず、また、有償・無償に関わらず第三者に配布してはいけません。 上記チャート図に過誤等がある場合でも㈱QUICK 社及び東京証券取引所は一切責任を負いません。 上記チャート図の複製、改変、第三者への再配布を一切行ってはいけません。

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アナリストレポート・プラットフォーム 11 ◇ 生産国での問題発生 製品の殆どが中国・東南アジアなど海外で生産委託していることから、委 託先での人件費の高騰、政治的・社会的混乱、自然災害等で生産に支障が 生じた場合。不良品等が大量に発生した場合。 ◇ 顧客企業のセールスプロモーション費用の大幅な削減、消費の低迷 顧客企業が広告宣伝や販売促進等のセールスプロモーション費用を大幅 削減あるいは投入時期を延期した場合。 ◇ 海外での販売が計画通りに進まない場合。 ◇ 綿花や石油化学製品などの原材料価格が高騰した場合。 ◇ 大幅な円安 同社は US ドル建で海外生産製品を調達していることから、円安はコスト 上昇要因になる。為替変動(円安)に対しては、短期的にはオリジナル製 品に関しては、次回カタログ改訂までの期間の仕入れ見込み額に対する為 替予約、カスタムメイド製品においては受注時点での為替予約によってリ スク回避を行う。 長期的には製品への価格転嫁を進めるとともに、中国以外の生産国へのシ フトによるコストダウン、円建取引の拡大で対応する。

 会社概要

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アナリストレポート・プラットフォーム 12

デ ィ ス ク レ ー マ ー

 会社概要

<指標の説明について> 本レポートに記載の指標に関する説明は、東京証券取引所ウェブサイトに掲載されております。 参照 URL ⇒ http://www.jpx.co.jp/listing/reports/analyst-report/03.html 1.本レポートは、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。)が実施する「アナリストレポー ト・プラットフォーム」を利用して作成されたものであり、東証が作成したものではありません。 2.本レポートは、本レポートの対象となる企業が、その作成費用を支払うことを約束することにより作 成されたものであり、その作成費用は、当該企業が東証に支払った金額すべてが、東証から株式会社テ ィー・アイ・ダヴリュ(以下「レポート作成会社」といいます。)に支払われています。 3.本レポートは、東証によるレビューや承認を受けておりません(ただし、東証が文面上から明らかに 誤りがある場合や適当でない場合にレポート作成会社に対して指摘を行うことを妨げるものではありま せん)。 4.レポート作成会社及び担当アナリストには、この資料に記載された企業との間に本レポートに表示さ れる重大な利益相反以外の重大な利益相反の関係はありません。 5.本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的として作成されたもので、有価証券の 取引及びその他の取引の勧誘又は誘引を目的とするものではありません。有価証券の取引には、相場変 動その他の要因により、損失が生じるおそれがあります。また、本レポートの対象となる企業は、投資 の知識・経験、財産の状況及び投資目的が異なるすべての投資者の方々に、投資対象として、一律に適 合するとは限りません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、投資者ご自身の判断でなされるようにお 願いいたします。 6.本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当 該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものでは なく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点の ものであり、今後予告なく変更されることがあります。 7.本レポートは、レポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、東証及 びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が 欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものでは ありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきまし ても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる 情報の使用による結果について、東証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。 8.本レポートの著作権は、レポート作成会社に帰属しますが、レポート作成会社は、本レポートの著作 権を東証に独占的に利用許諾しております。そのため本レポートの情報について、東証の承諾を得ずに 複製、販売、使用、公表及び配布を行うことは法律で禁じられています。

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