• 検索結果がありません。

レポート提出について: 第3回レポート問題(いよいよ  - δ だ!):

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "レポート提出について: 第3回レポート問題(いよいよ  - δ だ!):"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

5月11日:今日からのメインテーマは極限を厳密に扱うこと,です.ただし,中間テスト(6月1日)まで に扱うのはその前半で,実数の詳しい性質を必要としない部分です.

前回のレポートについて:少し難しかった,詳しい解答を勉強したい,などの要望もありました.ただ,今回 はこの講義ノートで手一杯で,解答まで打ち込むことができません.来週,必ず解答を作って,レポート(TA の人が採点)と一緒に返しますから,お待ちください.

同様に,「祝入学レポート」も(個々のコメントがまだなので)今日は返せません.申し訳なし.

用語について:以下では「任意の○○」という言葉が頻出しますが,これは「すべての○○」とか「どんな○

○をもってきても」の意味です.ちょっと感覚的に違和感があるかもしれないけど,覚えて下さい.

第3回レポート問題(いよいよ ²-δ だ!) :

今回の問題は全員がやって下さい.九重研修もあって大変だけど,頑張れ!

4:

以下の極限の値を定義によって(つまり,²-N論法を用いて)求めよ.特に,²に対する

N(²)

をどのよう にとれば良いのかを明記せよ.

a) lim

n→∞

2n + 1

n + 1 b) lim

n→∞

1 log(n + 1) ,

5:

(論理に弱い人にはキツいだろうが,頑張ろう)数列

a n = 1 + 1

n

は ゼロには収束しない.このことを収 束の定義に従って証明せよ.(「収束する」ことの定義は知っているから,その否定命題を考えればよい.)なお,以 下の問6を使って「この数列は

1

に収束するからゼロには収束しない」という証明も可能だが,これではなく,直 接証明すること.

6:

(気がつけば簡単だが.)数列

a n

n → ∞

で収束することがわかっている.収束先はただ一つである ことを証明せよ.(収束先が2つあるとして,つまり,lim

n→∞ a n = α

かつ

lim n→∞ a n = β

であるとすると,結局

α = β

であることを証明せよ.)証明すべき結論はアタリマエと思えるだろうが,そのアタリマエが証明できる かが問題だ.

番外問題:これまでの講義内容で改善したらよいと思うところ,わかりにくかったところ,講義への要望などがあ れば自由に書いてください.また,質問があれば,それもどうぞ.この番外問題は成績には一切関係ないことを保 証しますから,次回からの講義を良くするつもりで書いてくださると助かります.

レポート提出について:

上の問に解答し,

5

16

日(月)午後5時までに,原の部屋(六本松3号館

3-312)の前の封筒(箱?)に

入れてください.整理の都合上,用紙はできるだけ

A4

を使ってください(B5だとなくなっても知らんぞ).また,

2枚以上にわたる場合は何らかの方法で綴じてくだされ.

—————————————————-以下,レジュメの続き —————————————

(2)

2 極限の厳密理論

お待たせしました!これからしばらく,極限を厳密に定義することから始めて,極限,微分,関数の連続性など について学んでいきます.この節が終わる頃には今までにごまかしていたことの大半がきちんとわかるようになっ ているはずです.

(お断り)極限を扱う場合には「デデキントの切断」というものを通して,「実数の連続性」を学び(定義し),そ れから極限の定義におもむろに入っていく必要があります.なぜなら,「実数とは何か」がはっきりしない限り,実 数の極限なども議論できないからです.しかし,「実数の連続性」はかなり抽象的で,それがどこで極限と結びつく のかがそれほど明らかではありませんし,かなりとっつきにくい題材でもあります.そこで,この講義では「実数 の連続性」は後回し(多分,6月上旬)にし,皆さんが日頃持っている実数の感覚に基づいて,ともかく「極限と は何か」をわかることを目指します.

2.1

数列の極限:²-N 論法

(この節の内容は,教科書の定義

1.5.1

と定義

1.5.2

である.この後すぐに教科書の

1.4

節に戻る.

まずは数列の極限を考える.数列の方が関数より簡単なはずだから,まずここで

²-N

論法に慣れよう.高校で

n→∞ lim a n = α

という式の意味は,一応習ったはずだ.多分,

n

が限りなく大きくなるとき,a

n

が限りなく

α

に近づく

などという「定義」を聞いたのではないか?この定義は特に間違ってはいないし,これで十分な場合はこれでやれ ば良い.しかし,この言い方はやはり困ったものである.

まず,「限りなく近づく」「限りなく大きくなる」の言い方には「限りなく」という感覚的な言葉が入っていて,あ やふやだ.次に,「近づく」「大きくなる」などの「動き」が何となく入っており,考えにくい.もっと困ったこと に,この言い方には「どのくらい速く極限に収束するのか」の 収束の速さ に関する言及が全くない.そのため,少 しややこしい極限

特に2つ以上の変数が混ざった極限

4

を考えだすと,お手上げになる(もっと簡単な例が 命題

2.1.2

にある).

これらの欠点を克服すべく,極限への収束の速さまで含めた,定量的な定義が考えられた.これが

²-N

論法とい うもので,以下のようになる.(下の括弧の中はココロを述べたもので通常は省略されるが,慣れないうちは心の中 で補った方が良い.

定義

2.1.1

数列

a n

と実数

α

に対して,数列

a n

n → ∞

α

に収束する,つまり

lim

n→∞ a n = α

というのは,

以下の(ア)が成り立つことと定義する:

(ア)任意の(どんなに小さい)正の数

²

に対しても,適当な(大きい)整数

N(²)

を見つけて,

すべての

n N(²)

で,

¯

¯ a n α ¯

¯ ²

とできる.

(2.1.1)

(ア)は数式では

∀² > 0 ∃N(²) n N(²) = ¯

¯ a n α ¯

¯ ² (2.1.2)

となる.

この定義の最大の眼目は,極限という無限(ゼロ)の世界を扱っているのに,ゼロでも無限でもない,有限の

²

N

しか登場しない点にある.有限のものなら(落ち着けば)我々は扱えるから,これは大きな利点だ.ただし,

その

N

²

をこちらで勝手に選べるようにして,「どんどん大きくなる」「どんどん近づく」を表現している.

4俺はそんなもん考えたくないわ,と思った人は考えを改めよう.皆さんが高校でやってきたはずの「定積分」の存在を証明するだけでも,

このような極限の問題が生じる.詳しくは秋学期に

(3)

上の定義は,ある程度は自分でいろいろとやってみない限り,良くはわからないだろう.でも,以下のように考 えれば少しは納得できるかもしれない.

1.「いくらでも大きくなる」(無限大になる)の表現. まず,「無限大」(一番大きい数)などは存在しない,こと を再確認しよう.なぜなら,一番大きい数があったとしても,それに

1

を足したらもっと大きくなるから.だから,

「nが無限大」とは「nがどんどん大きくなる状態」などととらえるしかない.これを有限の量のみを用いて表した 結果が,「どんなに大きな

N

をとってきても,そのうちに

n

N

より大きくなる」という表現だ.

この表現には有限の

N

しか出てこない.けども,この

N

は好きなように大きなものを持って来れる.N

= 10 4

ならどうだ?

N = 10 10

ならどうだ?

N = 10 100

なら? .. いくらでも大きな

N

を許すことで実質的に「n いくらでも大きくなる」ことを表現していることを噛み締めよう.

2.「いくらでも近づく」の表現. 数列

a n = 1/n

はいつでも正(ゼロではない)だが,極限はゼロになる.この ように,「その極限に(n

→ ∞

で)いくらでも近づく」けれども「その極限には(有限の

n

では)等しくなれない」

ものの表現にも注意が必要だ.ここも「nが無限大」と同様に,有限の量で表したい.その結果が,「どんなに小さ

² > 0

をとってきても,(nが大きくなっていくうちに)²より小さくなる」という表現だ.

ここにも有限,かつ正の

²

しか登場しないが,この

²

はこちらで勝手にとれるのだ.²

= 10 −6

より小さいか? 

² = 10 −14

よりも小さいか? 

² = 10 −200

なら? .. 「Nが無限大」と同じく,ここでも勝手にとってきた

²

を許すことで,実質的に「a

n α

がいくらでも小さくなる」ことを表現している.

3.N

²

のかけあい さて,上の2つが非常にうまくむすびついて,いわば「掛け合い漫才」のように

5

なって いることをよくよく理解しよう.

a n

α

に近づくかどうかは,その距離

|a n α|

で測っている.この距離は

n

を十分に大きくしない限りゼロに 近づかない(ことが多い).そこで,本当にゼロに行くかどうか判定するために,

「²

= 0.0001

になれるか?」「n >

100

なら大丈夫」 (つまり,n >

100

なら

|a n α| < 0.0001)

「²

= 10 −6

になれるか?」「n >

20000

としたら大丈夫」 (n >

20000

なら

|a n α| < 10 −6

「²

= 10 −12

ならどや?」「n >

10 20

で大丈夫」

「そしたら

² = 10 −100

なら?」「それでも,n >

10 300

で大丈夫やで」

      .

などといくらでも細かくしていけるかどうかを問うている訳だ.これがいくらでも小さい(つまり「任意の」)² >

0

でいけるのなら,

lim

n→∞ a n = α

と言いましょう,というわけ.

4.N

²

の順序の問題

²-N

論法で皆さんが戸惑う一つの理由は,N

²

の出てくる順番によると思われる.高 校までの言い方は「Nがどんどん大きくなると,a

n

α

に近づく」または「Nを大きくすると,a

n α

がゼロに近 づく」というものだ.²

a n α

を表していたつもりだから,これは「Nが始めに出てきて,それから

² ≈ |a n α|

が出る」構図である.ところが,²-N論法では順序が逆だ:「どんなに小さな

²

に対しても適当な

N(²)

があって」

となっていて,²が先,Nが後.

この順序の逆転の理由は,以下のような例を考えるとわかるかもしれない.今,以下の3つの数列を考える(n

= 1, 2, 3, . . .)

a n = 1

n , b n = 1

log(2 + log(2 + log n)) , c n = 1

log(2 + log(2 + log n)) + 10 −8 (2.1.3)

いくつかの

n

の値に対する,これらの数列の値を表にしてみると:

5学習院大学の田崎晴明氏の用語

(4)

n 1 10 100 10 3 10 4 10 5 10 6 10 8 10 16

a n 1 10 −1 10 −2 10 −3 10 −4 10 −5 10 −6 10 −8 10 −16

b n 1.00938 0.80577 0.73645 0.69834 0.67321 0.65494 0.64084 0.62006 0.57692 c n 1.00938 0.80577 0.73645 0.69834 0.67321 0.65494 0.64084 0.62006 0.57692

a n

の方は順調にゼロに行ってるが(アタリマエ!),b

n

c n

は動きが非常にノロい!また,b

n

はゼロに行き,c

n

はゼロに行かないはずだが,それもここまでの

n

では違いがわからない.

この例からわかるのは「同じ

n

の値で比べると,数列によってはなかなかその極限の振る舞いが見えない」とい うことだ:a

n

の方は

1/n

だからまあまあ速くゼロに行くが,b

n

log

が重なっている為に非常にゆっくり.つま り,(アタリマエのことだが)考える数列に応じて,極限が見えやすい

n

をとってくる必要があるわけだ.数列

c n

至っては,初めは減っていくがそのうちに

10 −8

に漸近して止まってしまう訳で,nを大きくしたら収束が見える と思ってるとそのうちに裏切られる.

となれば,N よりも

²

を先にとってきた方が効率的だろう.我々は

a n α

が(勝手にとってきた)²より小さく なるかどうかを知りたいわけだから,²を先に決めて,これに応じて

n

がどのくらい大きい必要があるかを(また はいくら大きくでも

²

より小さくなれないのかを)考えるのが良い.これが

²-N

論法が掛け合い漫才になっている 理由である.

2.1.2

いろいろな例と定義の応用

ます,この定式化の威力を理解してもらうため,教科書(p.27)にも載っているわかりやすい例を述べておく.

命題

2.1.2

数列

a n

から

b n = 1 n

X n

k=1

a k

を定義する.

lim

n→∞ a n = α

ならば,

lim

n→∞ b n = α

である.

この命題の証明を,各自で高校までの定式化で試みると良い.b

n

n

個の和だから,きちんと証明するのは意外 と大変だ.

問: ともかく,いろいろな例で納得することが大切だ.以下の数列が

n → ∞

で何に収束するのか(しないの か),よくよく納得すること.その場合,N

(²)

がどのようにとれるのかを明示することが大切だ(いうまでもなく,

n = 1, 2, 3, . . .

である).

a n = 3, b n = 1

n , c n = 1

n , d n = 1

n 2 + 1 (2.1.4)

e n =

 

1

(n

10, 10 2 , 10 3 , 10 4 , 10 5 , 10 6 , . . .

のとき)

0

(上以外のとき)

(2.1.5)

(2.1.3)

の3つの数列も同様に考えてみよう.もう少し複雑な例も挙げておくから,考えてみよう(n

→ ∞)

f n = n + 3

n , g n = sin n

n , h n =

n + 1

n (2.1.6)

祝入学レポートについて

これまでの定義に従うと,0.9999

. . . = 1

というのは,一応,正しいことになる.ただし,それは

0.9999 . . . = lim

n→∞ 0. 999 . . . , 999

| {z }

9

n

(2.1.7)

という極限と解釈したら,の話である(上の解釈で,実際に

0.9999 . . . = 1

であることを確かめよ).なお,

0.3333 . . . = 1

3

の両辺を3倍する (不十分 ! )

(2.1.8)

(5)

0.3333 . . . = lim

n→∞ 0. 333 . . . , 333

| {z }

3

n

(2.1.9)

のことだろうと思われるが,これを3倍するということは

n→∞ lim a n = α = lim

n→∞ 3a n = 3α (2.1.10)

をやっていることになる.これはアタリマエに見えるかもしれないが,証明を要することだ(元気のある人は

(2.1.10)

を定義に従って証明してみよう).

2.2 ²-δ

論法

(この節の内容は教科書の

1.4

節前半,pp.16-18)

前節では数列の極限,つまり,nが無限大になったときに

a n

がどうなるか,を見た.今度は関数の極限,つまり,

x

x 0

にちかづくとき,f

(x)

はどうなるか,を見たい.考え方の基本は数列の場合と同じだから,少し簡単に書く.

定義

2.2.1

関数

f (x)

と実数

a, b

に対して,「f

(x)

x a

b

に収束する,つまり

lim

x→a f (x) = b」というの

は,以下の(イ)が成り立つことと定義する:

(イ)任意の(どんなに小さい)正の数

²

に対しても,適当な(小さな)実数

δ(²)

を見つけて,

0 < |x a| ≤ δ(²)

なるすべての

x

で,

¯

¯ f (x) b ¯

¯ ²

とできる.

(2.2.1)

(イ)は数式では

∀² > 0 ∃δ(²) > 0 0 < |x a| ≤ δ(²) = ¯

¯ f (x) b ¯

¯ ² (2.2.2)

となる.

(注)上の定義には

|x a| > 0

の条件がついている.つまり,x

= a

で何がおこっていようと,たとえ関数

f (x)

そのものが

a

で定義されなくとも,我々は気にしないのだ.(もちろん,f

(x) = f (a)

でも文句はないが.

この定義にも

²-N

論法の時と同じ注意が当てはまる.簡単に繰り返すと

極限を考えているのに,ともに 正で有限 の

², δ

しか定義に現れないところがミソである.

², δ

をどんなに小さくとっても良いという掛け合い漫才によって,「x

a

に近づく」ときに「f

(x)

α

にい くらでも近づく」ことを表現しているのは,²-N論法と同じである.

²

が先,δが後になってる理由も

²-N

論法と同じだ.考えている関数によっては

α

への収束が非常に遅いこと もあるから,そのような場合も扱うには「²を実現するような

δ(²)

は何か」を考える方が良い訳だ.

ここも,いろいろな例をやることで感覚を身につけよう.

問:以下の極限を,定義に従って求めよ.

1) lim

x→0 x, 2) lim

x→0

³

x 2 2x + 3

´

, 3) lim

x→1

³

x 2 2x + 3

´

. (2.2.3)

もうちょっとひねった例:

4) lim

x→0

1

1 + x , 5) lim

x→1

x 2 1

x 1 , 6) lim

x→0 sin 1

x , (2.2.4)

(6)

2.2.1

いろいろな極限の定義と例

x→a lim f (x) = b

以外の,いろいろな極限の定義も考えるから,ここでまとめて述べておく.まず,無限大が絡んで

くるものについては,

数列の時と同じく,

lim

x→∞ f (x) = b

というのは,「どんな(小さな)² >

0

に対しても,うまく

L(²)

をとってや ると,x > L(²)なるすべての

x

にて

|f (x) b| < ²

が成り立つ」ということだ.

lim

x→−∞ f(x) = b

というのは,「どんな(小さな)² >

0

に対しても,うまく

L(²)

をとってやると,x <

−L(²)

なるすべての

x

にて

|f (x) b| < ²

が成り立つ」ということだ.

lim

x→a f (x) = +∞

というのは,「どんな(大きな)

M > 0

に対しても,うまく

δ(M )

をとってやると,

|x−a| < δ(M )

なるすべての

x

にて

f (x) > M

が成り立つ」ということだ.

lim

x→a f (x) = −∞

というのは,「どんな(大きな)

M > 0

に対しても,うまく

δ(M )

をとってやると,

|x−a| < δ(M )

なるすべての

x

にて

f (x) < −M

が成り立つ」ということだ.

これらを組み合わせると,

lim

x→∞ f (x) =

lim

x→−∞ f (x) =

などの定義も書けるが,詳細は略する.

ここで更にもう一つ,片側からの極限も定義しておく.いうまでもなく,単に

lim

x→a

と書いた時は

a

の正負両側から の極限のことである.

lim

x→a+0 f (x) = b

というのは,(高校でも出たと思うけど)aの右側から,つまり

x > a

を保って,x

a

に近 づける,ということだ.具体的に書くと,「どんな(小さな)² >

0

に対しても,うまく

δ(²) > 0

をとってやる と,0

< x a < δ(²)

なるすべての

x

にて

|f (x) b| < ²

が成り立つ」ということだ.

同様に,

lim

x→a−0 f (x) = b

というのは

a

の左側から,つまり

x < a

を保って,x

a

に近づける,ということだ.

具体的に書くと,「どんな(小さな)² >

0

に対しても,うまく

δ(²) > 0

をとってやると,−δ(²)

< x a < 0

なるすべての

x

にて

|f (x) b| < ²

が成り立つ」ということだ.

なお,欧米では

lim

x→a+0

の代わりに

lim

x→a

+

lim

x→a−0

の代わりに

lim

x→a

と書くこともある.(±記号の位置に注意.)  以上,ゴチャゴチャといろいろな定義をしたけども,混乱しそうな人は(今週は)最も基本的な

lim

n→∞ a n = α

 と

lim

x→a f (x) = b

のみに限って理解すればよい.

問:以下の式を,極限の定義に戻って証明せよ(教科書

p.18

の定理

1.4.7).

x→∞ lim e x = ∞, lim

x→−∞ e x = 0, lim

x→∞ log x = ∞, (2.2.5)

x→+0 lim log x = −∞, lim

x→0

e x 1

x = 1, lim

x→0

sin x

x = 1, (2.2.6)

x→∞ lim x α = ∞, lim

x→+0 x α = 0,

(α >

0) (2.2.7)

x→∞ lim x α = 0, lim

x→+0 x α = ∞,

(α <

0) (2.2.8)

上では

x α = e αlog x

と定義したつもりである.実を言うと,指数関数

e x

や対数関数

log x

を勝手な実数

x

に対し てどう定義するか,は自明ではない(高校の数学ではここを少しごまかしている)けども,いまのところは感覚的 にとらえておれば良いとしよう.

参照

関連したドキュメント