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陸 奥 大 間
噂
に 放 け る 帝 棲 類 の 分 布青森博物軒先含時報 第‑巷 解一炊別 劇 昭 和 九 年 八 月
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陸奥大間崎 に於 ける両棲類 の分布
青森席師範畢校博物欽宝
和 田 干 栽
大間は北緯四十一度三十一分の本州最北塘商港地であるが、動物地埋草上北 海道 三の謝係 を調ぶ るに重要 な他藩である,或動物の北限分布 を決めろ韻合に は是非一度同地 を踏査する必要があるミは何時で も.考へてゐたが、交通が不便 な馬出かけものを見合は して居 9ました虎,今回大間小串校長盛寄氏の御厚意 に よって/1月二十二 日か ら三 日間同地 に滞在 し、附与圧動物相を親 しく調査すち 妄とが出来 ま したので・多年の宿望 としてゐた両棲類の分布状況はよく判っ た のであ ります。
同地は要塞地帯になってゐる悠地形の撮影.蔦生、解詮等紘一9]禁 じられてる る姥係上、今回は軍に調査事項の一部である両棲類の記事をのせて、御援助 を 賜 りました盛校長故 に地元有志諸慶に封 し感謝の意を表 し度いのであ Dます。
今回の茸稚調査の方法 ミその成鎖 を中上 ます と、先づ材料の蒐集方は盛校長 に御任せ鼓 しよした ら.私の行 く数 El前か ら職 員、鬼童乃至使丁に至 る迄同地 産動物捕集の動員を表 し.侍分布比較軒究資料 として採集区域 を更に同地 より
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南方の奥戸、材木乃至原田.矢越方面に迄延長 し、捕‑た ものは全部大間小串 校 に蒐 めて飼育 してゐました、その他以静か ら捕 られた鳥獣魚介や外の色 々な 動物は標本 となって保赦 されてゐたので、私はそれ ら材料に放て着 々調査研究 を進 めましたが、只物足 らなかったのは大間に行 く途 中赤川村でモ 1)アナが‑
ルの雄一疋 を哉見 したか ら、これは大間に も首然分布 してゐるもの ミ息ふてる たのに、蒐集材料の円にはなかったので不思議 の像 か盛校長にその ことを御話 致 生した ら,盈二十三 日 (二 日目)には又破且、鬼童 を動員 して猛烈な食掘作 兼 をや らしました続果、辛 うじて育蛙四疋 を尊兄致 しましたが、 これ性脅期以 外の シユレーダ^,77 が‑ルT'あ0ました、そこで今回大 間附近で調査 した両 棲類 を義理 してみ るミ次表の様にな ります。
榛 準 和 名 蓋 l分芸布区域奥戸 : ((×・: 蘇川..分布: f:1△ .:I:..縫 ):I: 備 考
ヒ キ ガ ‑ ルf l‑ ∠ゝ ・ト △lX ll l 大間長量 隈
‑ .ホ ン7 ア ガ ル Ixlx × 車 中 ・回 × lx 分布表厚
ヤ ‑ アカ ガ ‑ ル回 x × ・Ix xlx 車 l l 同 上
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シ ‑ ‑ゲル‑ ガ‑ルi lX
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車 中 l l 大 同 最 北 限毛 Ⅴ ア ナ ガ‑ ル日 l ‑lX‑1AI l 赤川北 限 カ ジ カ が 「 ル l I メXlX △lX x= I 鹿 田Jll最 北 限 ア カ ‑ ラ ヰ 毛 .,Ir車 車 中 車 I I 大 同点 北 限
・、‑ サ ン七 ウ ウチ l l 1回 × △LX f l l 巌 田川 最 北 限
上表に 上っ てみ ると北海道 ミ共泡 な ものは ニヰン 7rrガ‑ル、ヤ1 7カガ‑
JL,、エ 1/7カガへJL,の三種 で、大間を最北限 ミしてる もの総 とキガ‑ル、 シユ t'‑ゲル アナガ‑ル、 アカハ ラヰモ1)の三種 である、又赤川村道北進 し大間迄 凍 てるない ものは モ 1)7ヲガ‑ルで、 カジカガ‑ル とハ コネサ ンセウウタは佐 井の原 田川を最北限 としてゐるこミが判 bよしたO同時 に北海道には居ないが 津軽地方に津 山居る トノサマガ‑ル、 プチガ‑A,、 Iクネ クサ ンセウウタ、 ニ ラカウサ ンセクウヲ等は今回大間附近で見附か ら‑なかったが、 これ等の ものが 下北牛島の どの蓬迄分布 してゐるか是非調査 して見皮いのである、或は最近大 開小峯校 で牽見 してるか も知 りません。
今回の調査で薪 に亜見 されたの技工 ゾアカガ‑ル、 シ‑I,‑ゲルアヲガ‑ル
モ ')アブガ‑JL,の分布状況である、エ ./7カが‑ルは従来北海道以北 に居Ir本 州 にゐない ミされ てゐたのは大 間地方に帝 山ゐる二三が判 った、モ t)7 タガ‑
ルは礎来恐 山を最北限 ミされ でゐたが.昨年大畑膏林署管内の森林 で褒見 され 今回は更に北方の赤川村 で衰 見 されたか ら先づ こ ・は最北限になる、伶 シユレ
ーダJL,丁 タガ‑ルは大湊附近 で採取 した ことが あるが大間地方に帝 山居た こと
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は重 く漁期以外の ことで した、 この青蛙紘元来熱帝系の ものであるのに、 この 北緯 四十一度三十一分の所迄北上 して、両 も青森市附妃 と等 しい大群棲 を して ゐること総,同蛙分布上世鼻的最北限 と誇 り得 ると同時 に、 これ を天然記念物 として永久に棲息地域を保有する必要がある と思ひ ますo
之 を要 す るに大間地方に紘南北両系統 の南接類が相混棒 して ゐるのが特徴 で あるが、津軽海峡が出来 る荷 に移動 した もの比北海道 と共通 な種類 で、海峡が 出来 た後 に北進 した もの紘 この大 間で旅行 を喰止め られた もの と認めるこ引 ま 出来 る,叉 その途 中原 田,赤 川迄進んで来て る もの抹賂束 に捻必ず大間迄行 く もの ミ考 へ られ るのであるか ら,大 間紘本州動物分布の園所 であ るミ謂ふ こミ が出来 ます 。大間迄進 んで束たが海峡があるために同地 で北限 を示 して る もの に紘上記両棲類の外 に噂乳薪 の サJt,、 カモ シカ, ク†、 ')ス、ホ ンシウ ヒミズ モ クーラ、 ムサ ・ビ(バ ンドt))、キツネ、 タヌキ(又 ムジナ)、エ チ)・ウサギ,♂
珊 J.ヤマネ(キノコダ†),鳥類 の ホ クロクキジ、 ヤマ FI)、ハ シブ トガ ラス、 ジフイチ(煙毒 に突死することあ り),エナガ, チ3'モズ、ヤマセ ミ 等 や、淡水産の ドヂヤ ク、 ナマゾ、 サハガ三等 もある し,昆虫類 で抹カナブン、
シャクジャク 71ンぷ■、 シネガ ラ トンボ,モ ノサ シトンボ,エ ンヤコネ tZギ、 カ ブ トム シ, ヒ〆 ラシ、 カラスアゲハ(クtZアゲハ)、海産では トビウタ、 7モモ ンガ ラ、 轟 ブネ、 ア カガ ヒ、イ材 .)ガ ヒ等一寸指折って も津 山の種類があ が って巷 少ますO この様に本州最北端 である大間地方は詳 しく調査す る程 ,畢界 に未如 な ものばか り多 く出て くるので あるか ら, こめ際吾 々青森博物研究倉 且 は及ぶ限 りこの研究にか ・少ますが,地元大間の同好諸氏 も従来通 り御奮闘 し 木骨 ミ聯路 を とっ て調査 を接 げたな らば,必ず同地帝動物分布の状況が よ く判 って畢界に貢献す る鮎 は多大 な もの と信 じて居 ます。
昭和九年七月十九 日稀