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目次 1. はじめに 1 2. 指定 運営基準の概要 2 条例 横浜市指定地域密着型サービスの事業の人員 設備 運営等の基準に関する条例及び解釈通知 ( 全文 ) 虐待防止と身体的拘束の廃止 利用料の徴収と利用者からの同意 小規模多機能型居宅介護事業運営における留

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全文

(1)

横浜市健康福祉局高齢健康福祉部

介護事業指導課

小規模多機能型居宅介護

運営の手引き

(2)

目次

1. はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・1

2. 指定・運営基準の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

【条例】横浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備、運営等の基準に関する条 例及び解釈通知(全文)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

3. 虐待防止と身体的拘束の廃止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61

4. 利用料の徴収と利用者からの同意・・・・・・・・・・・・・・・・・・64

5. 小規模多機能型居宅介護事業運営における留意点①・・・・・・・・・・67

【通知】医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈につ いて(通知)≪厚生労働省≫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70 【参考】「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈に ついて」に係る介護保険関連の問答集≪神奈川県≫・・・・・・・・・・・・・・73

小規模多機能型居宅介護事業運営における留意点②・・・・・・・・・・76

【通知】小規模多機能型居宅介護サービス利用者が入院する場合の対応について(通 知)≪横浜市≫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70

6. 減算について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80

7. 自己評価と外部評価の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83

【参考】小規模多機能型居宅介護事業「サービス評価」の概要≪厚生労働省通知抜粋≫・・84 【通知】自己評価及び外部評価等の取扱いについて(通知)≪横浜市≫・・・・・・88

8. 運営推進会議の開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92

【要領】横浜市地域密着型サービス事業所における運営推進会議設置要領≪横浜市≫・94 【参考】活動状況報告書(第3号様式)、実施報告書(第4号様式)の記載例≪横浜市≫・96

9. 小規模多機能型居宅介護の介護報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・98

10. 小規模多機能型居宅介護の加算・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101

11. 短期利用居宅介護費について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 129

12. 変更届の提出(加算を除く)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131

13. 加算届の提出方法について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 137

14. 事故発生時の報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 139

15. サテライト型事業所指定について・・・・・・・・・・・・・・・・・ 142

(3)

小規模多機能型居宅介護は、平成 18 年4月の介護保険制度改正で創設され、地域密

着型サービスとして位置づけられました。

小規模多機能型居宅介護では一つの事業所で、通いを中心に、ご利用者の状態等に

応じて訪問や宿泊サービスを柔軟に組み合わせて利用することができます。ご利用者

にとっては、住み慣れた地域でなじみのスタッフから上記の介護サービスを提供して

もらうことができ、在宅での生活をサポートしてもらえることが可能なサービスです。

本市では、この小規模多機能型居宅介護を、在宅生活を支える切り札として、制度

創設当初から導入を進めた結果、8年以上が経過した今、最初の事業所は既に指定の

更新を迎えています。

小規模多機能型居宅介護は、柔軟なサービスを提供できる一方、既存の介護保険の

サービスと異なる取扱い等、サービスの提供にあたっては留意する必要があります。

このため事業所を運営するには、基準や制度等を理解し、適正な運営をすると共に、

小規模多機能型居宅介護の特性を活かしたサービスを提供することが求められてい

ます。

今回、平成 27 年4月の介護保険報酬等の制度改正に伴い、小規模多機能型居宅介

護事業の制度や運営等の基準を掲載した「小規模多機能型居宅介護運営の手引き」の

改訂を行いました。

これまで本書を活用していただいた皆様はもちろんのこと、今後新たに事業所を開

設する方々にも、職場で実施する職員研修の資料としてなど、適正な事業所運営の一

助となれば幸いです。どうぞご活用ください。

平成 27 年7月

横浜市健康福祉局介護事業指導課

1.はじめに

(4)

「地域域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」は、指定地域密着型サービ スの事業がその目的を達成するために必要な最低限度の基準を定めたものです。指定地域密着型 事業者は、この基準を遵守し、常にその事業の運営の向上に努めなければなりません。また、こ の基準を満たさない場合は、指定地域密着型サービスの指定又は更新を受けることはできません。 ここでは、基準の中でも特に重要なものを一覧表にして整理しました。指定・運営に関す る基準の全文は16~60ページに掲載していますので、必ず確認していただき、基準を遵守した運営 を行ってください。

1 定義 及び 基本方針

小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 「小規模多機能型居宅介護」とは、居宅要介護者について、その者の心身の状 況、その置かれている環境等に応じて、その者の選択に基づき、その者の居宅に おいて、又は厚生労働省令で定めるサービスの拠点(注1)に通わせ、若しくは 短期間宿泊させ、当該拠点において、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常 生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの(注2)及び機能訓練を行うこ とをいう。 (注1)機能訓練及び日常生活上の世話を適切に行うことができる拠点 (注2)入浴、排せつ、食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、生活等に関 する相談及び助言、健康状態の確認その他の居宅要介護者に必要な日常 生活上の世話 法8条18項 【基本方針】 要介護者について、その居宅において、又はサービスの拠点に通わせ、若しく は短期間宿泊させ、当該拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流の下 で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行う ことにより、利用者がその有する能力に応じその居宅において自立した日常生活 を営むことができるようにするものでなければならない。 指定小規模多機能型居宅介護は、通いを中心として、利用者の様態や希望に応じ て、随時訪問や宿泊を組み合わせてサービスを提供することにより、利用者の居宅に おける生活の継続を支援するものである。 条例82条 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 「介護予防小規模多機能型居宅介護」とは、居宅要支援者について、その者の 心身の状況、その置かれている環境等に応じて、その者の選択に基づき、その者 の居宅において、又は厚生労働省令で定めるサービスの拠点に通わせ、若しくは 短期間宿泊させ、当該拠点において、その介護予防を目的として、入浴、排せ つ、食事等の介護その他の日常生活上の支援であって厚生労働省令で定めるもの 及び機能訓練を行うことをいう。 法8条の2 16項 【基本方針】 利用者が可能な限りその居宅において、又はサービスの拠点に通わせ、若しく は短期間宿泊させ、当該拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で 自立した日常生活を営むことができるよう、入浴、排せつ、食事等の介護その他 の日常生活上の支援及び機能訓練を行うことにより、利用者の心身機能の維持回 復を図り、もって利用者の生活機能の維持又は向上を目指すものでなければなら ない。 予防条例44条

2.指定・運営基準の概要

(5)

2 人員基準

事業者の代表者 ア 以下のいずれかの経験を有していること ①特別養護老人ホーム、老人デイサービスセンター、介護老人保 健施設、認知症対応型共同生活介護事業所等の従業者又は訪問 介護員等として、認知症高齢者の介護に従事した経験 ②保健医療サービス又は福祉サービスの経営に携わった経験 イ 厚生労働大臣が定める以下の研修を修了していること 「認知症対応型サービス事業開設者研修」 下記の研修修了者は、事業者の代表者として必要な研修を修了したもの とみなされます。 (1) 実践者研修又は実践リーダー研修、認知症高齢者グループホーム管 理者研修(平成17年度実施のものに限る) (2) 基礎課程又は専門課程(平成17年度以前実施のものに限る) (3) 認知症介護指導者養成研修(平成17年度以前実施のものに限る) (4) 認知症高齢者グループホーム開設予定者研修(平成17年度以前実施 のものに限る) 条例85条 予防条例47条 管理者 原則 ア 事業所ごとに配置すること イ 常勤であること ウ 専ら当該事業所の管理業務に従事するものであること エ 特別養護老人ホーム、老人デイサービスセンター、介護老人保 健施設、認知症対応型共同生活介護事業所等の従業者又は訪問介 護員等として、3年以上認知症高齢者の介護に従事した経験を有 すること オ 厚生労働大臣が定める以下の研修を修了していること 「認知症対応型サービス事業管理者研修」 (注意)上記研修を受講するには「実践者研修」又は「基礎課程」を修 了していることが必要です。 下記の(1)と(2)を満たす者は管理者として必要な研修を修了したものとみなさ れます。 (1) 平成18年3月31日までに「実践者研修」又は「基礎課程」を修了しているこ と (2) 平成18年3月31日に次のいずれかの事業所等の管理者の職務に従事し ていたこと ・特別養護老人ホーム ・老人デイサービスセンター ・介護老人保健施設 ・認知症対応型共同生活介護事業所(平成17年度実施のグループホー ム管理者研修修了者に限る) 例外規定 次の場合であって、当該事業所の管理業務に支障がないとき は、兼務が可能とされています。 (ア)当該事業所の他の職務に従事する場合 (イ)事業所に併設する以下の4種類の施設等の職務に従事する場合 ①認知症対応型共同生活介護事業所 ②地域密着型特定施設 ③地域密着型介護老人福祉施設 ④介護療養型医療施設(療養病床を有する診療所であるものに限る) (ウ)同一敷地内の指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所 ※上記以外の事業所の管理者との兼務は認められていません 条例84条 予防条例46条

(6)

介護従業者 ア 事業所ごとに以下の人員の確保が必要 【夜間及び深夜の時間帯以外】 (ア)常勤換算で、通いサービスの利用者の数が3又はその端数 を増すごとに1以上(3:1以上) (イ)訪問サービスの提供に当たる介護従業者を1以上 通いサービスを行うために3:1以上、訪問サービスを行うために1以 上をそれぞれのサービスに固定しなければならないという趣旨ではな く、日中勤務している小規模多機能型居宅介護従事者全体で通いサ ービス及び訪問サービスを行うこととなるものです。 【夜間及び深夜の時間帯】 (ア)夜勤に当たる介護従業者を1以上 (イ)宿直勤務に当たる介護従業者を1以上 ※ただし、宿泊サービスの利用者がいない場合であって、夜 間及び深夜の時間帯を通じて利用者に対して訪問サービス を提供するために必要な連絡体制を整備しているときは、 夜勤及び宿直勤務を行う介護従業者を置かないことができ る。 【夜間及び深夜の時間帯】 事業所ごとに、宿泊サービスの利用者の生活サイクル等に応じて 設定します。 ・宿泊サービスの利用者が1人であっても、訪問サービス対応のた め、夜間及び深夜の時間帯を通じて、夜勤1名と宿直1名の計2名 が最低必要となります。 ・宿泊サービスの利用者がいない場合であっても、登録者からの訪問 サービスの要請に備え、必要な連絡体制を整備している必要があり ます。 ・夜勤者+宿直者の体制の場合、宿直者は随時の訪問に支障がない 体制が整備されているのであれば、必ずしも事業所内で宿直する必 要はありません(ただし、事業所として確実に勤務管理を行えること が必要です)。 ・介護従業者は介護福祉士や訪問介護員等の資格は必ずしも必要ありま せんが、原則として、介護等に対する知識、経験を有することが必要で す。 ・日々の通いサービスの実際の職員配置については、その日ごとの状況 に応じて判断する必要がありますが、単に通いサービスの利用者がいな いからといって職員を配置しないということではなく、通いサービスを利用 しない者に対する訪問サービスも含め、利用者に何らかの形で関わるこ とできるような職員配置に努める必要があります。 イ 介護従業者のうち1以上の者は、常勤でなければならない ウ 介護従業者のうち1以上の者は、看護職員(看護師、准看護 師)でなければならない 看護職員は常勤を要件としておらず、毎日配置していなければいけない ということではありません。 また、看護師又は准看護師は、同一敷地内又は道路を隔てて隣 接する等、特に当該事業所の看護職員の業務に支障がないと認め られる範囲内にある場合に、以下の施設等の職務に従事すること ができる(各施設の人員に関する基準を満たす従業者に限る) (ア)認知症対応型共同生活介護事業所 (イ)地域密着型特定施設 (ウ)地域密着型介護老人福祉施設 (エ)介護療養型医療施設(療養病床を有する診療所であるものに限る 条例83条 予防条例45条 部分はH27.4月

(7)

(オ)居宅サービスの事業を行う事業所 (カ)定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所 (キ)認知症対応型通所介護事業所 (ク)介護老人福祉施設又は介護老人保健施設 エ 介護従業者は以下の4種類の併設施設等の職務に従事すること ができる(各施設の人員に関する基準を満たす従業者に限る) (ア)認知症対応型共同生活介護事業所 (イ)地域密着型特定施設 (ウ)地域密着型介護老人福祉施設 (エ)介護療養型医療施設(療養病床を有する診療所であるものに限る) 改正により追加され ています。 介 護 支 援 専 門 員 ア 専ら、登録者に係る居宅サービス計画及び小規模多機能型居宅 介護計画の作成に従事すること ただし、次の場合は、兼務が可能(利用者の処遇に支障がない場 合に限る) (ア)当該事業所の他の職務に従事する場合 (イ)以下の4種類の併設施設等の職務に従事する場合 ①認知症対応型共同生活介護事業所 ②地域密着型特定施設 ③地域密着型介護老人福祉施設 ④介護療養型医療施設(療養病床を有する診療所であるものに限 る) イ 厚生労働大臣が定める以下の研修を修了していること 「小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修」 (注意)上記研修を受講するには「実践者研修」又は「基礎課程」を修 了(又は修了予定)していることが必要です。 条例83条 予防条例45条

3 利用定員

登録定員 ア 29人以下とする(要介護度による制限はなし) ・登録者を一定の要介護度以上の者に限定することはできません ・登録者を併設(又は同一建物)の有料老人ホーム等の入居者に限定 することはできません ・利用者は1か所の指定小規模多機能型居宅介護事業所に限って利用 者登録を行うことができます 条例86条 予防条例48条 部分はH27.4月 改正により変更され ています。 通いサービス ア 利用定員は次の表の範囲内 登録定員 利用定員 25人以下 登録定員の2分の1から15人まで 26人又は27人 登録定員の2分の1から16人まで 28人 登録定員の2分の1から17人まで 29人 登録定員の2分の1から18人まで イ 登録者のみ利用可能 宿泊サービス ア 利用定員は、通いサービスの利用定員の3分の1から9人の範 囲内 イ 登録者のみ利用可能 訪問サービス ア 登録者の居宅を訪問し、当該居宅においてサービスを行う 条例83条 予防条例45条

(8)

4 設備基準

立地 ア 住宅地の中又は住宅地と同程度に家族や地域住民との交流の機 会が確保される地域の中にあること 条例87条 予防条例49条 ①居間 ②食堂 ア 機能を十分に発揮しうる適当な広さを有すること (横浜市では通いサービスの利用定員×3㎡≦居間+食堂を適 用。なお、通いサービスの利用定員について15人を超えて定め る場合は、1人あたり3㎡以上確保することが必須。) イ 居間と食堂は同一の場所とすることができる 条例87条 予防条例49条 部分はH27.4月 改正により追加され ています。 ③宿泊室 【個室】 ア 宿泊室の定員は、1人とする。 ただし、利用者の希望等により一時的に2人とすることもでき る イ 宿泊室の床面積は、7.43㎡以上であること ウ 面積は有効面積(内法)で測るものとし、壁心で測ることは認 められない ・収納設備の確保 収納設備は別途確保するなど、利用者の私物等も置くことができる十 分な広さとしてください。 【個室以外】 エ 上記ア及びイを満たす宿泊室の設置が建物の構造上困難な場合 は、個室以外の宿泊室を設けることができる。個室以外の宿泊室 は7.43㎡に宿泊室の定員を乗じて得た面積以上、かつプライ バシーが確保されたものでなければならない オ プライバシーが確保された居間については、個室以外の宿泊室 として利用することができる カ 面積は有効面積(内法)で測るものとし、壁心で測ることは認 められない ・民家等の既存施設を活用した効率的なサービス提供等を可能とする 観点から、宿泊専用の個室がない場合であっても、宿泊室についてプ ライバシーが確保されたしつらえになっていれば差し支えありません。 ・プライバシーの確保とはパーティションや家具などにより利用者同士の 視線が遮断されること。家具やふすまのような建具までは要しません が、カーテンはプライバシーの確保がされているとは言えません。 条例87条 予防条例49条 の部分は本市 独自基準です。 ④台所 ⑤便所 ⑥洗面設備 ⑦浴室 ⑧事務室 ⑨消火設備その 他の非常災害 に 際 し て 必 要 な設備 ⑩その他必要な 設備及び備品 等 ア 左の①~⑩を設けること イ 設備は、専ら当該指定小規模多機能型居宅介護の事業の用に供 するものでなければならないが、利用者に対する指定小規模多機 能型居宅介護の提供に支障がない場合は共有することもできる ・指定小規模多機能型居宅介護の居間及び食堂を指定通所介護等 の機能訓練室、食堂及び介護予防・日常生活支援総合事業の交流 スペースとして共用することは認められません。 ウ 便所及び洗面設備は、高齢者が使用するのに適したものとす ること エ 事務室は、居間その他の共用の部分から分離されたものでな ければならない ・例えば、居間の一部を仕切ることで事務スペースとすることは、 個人情報保護の観点等から認められない ※消防設備その他の非常災害に際して必要な設備とは、消防法その 他の法令等に規定された設備を指します。

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5 運営基準(主なもの)

心 身 の 状 況 等の把握 ア 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、介 護支援専門員が開催するサービス担当者会議等を通じて、利用者の 心身の状況、その置かれている環境、他の保健医療サービス又は福 祉サービスの利用状況等の把握に努めなければならない。 条例88条 予防条例 50条 居 宅 サ ー ビ ス 事 業 者 等 との連携 ア 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護を提供するに当たって は、居宅サービス事業者その他保健医療サービス又は福祉サービス を提供する者との密接な連携に努めなければならない。 イ 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護を提供するに当たって は、利用者の健康管理を適切に行うため、主治の医師との密接な連 携に努めなければならない。 ウ 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護の提供の終了に際しては、 利用者又はその家族に対して適切な指導を行うとともに、当該利用者 に係る居宅介護支援事業者に対する情報の提供及び保健医療サービス 又は福祉サービスを提供する者との密接な連携に努めなければならな い。 条例89条 予防条例 51条 身 分 を 証 す る 書 類 の 携 行 ア 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護従業者のうち訪問サービ スの提供に当たるものに身分を証する書類を携行させ、初回訪問時 及び利用者又はその家族から求められたときは、これを提示すべき 旨を指導しなければならない。 条例90条 予防条例 52条 利 用 料 等 の 受領 ア 事業者は、法定代理受領サービスに該当する指定小規模多機能型 居宅介護を提供した際には、その利用者から利用料の一部として、 当該指定小規模多機能型居宅介護に係る地域密着型介護サービス費 用基準額から当該事業者に支払われる地域密着型介護サービス費の 額を控除して得た額の支払を受けるものとする。 イ 事業者は、法定代理受領サービスに該当しない指定小規模多機能 型居宅介護を提供した際にその利用者から支払を受ける利用料の額 と、指定小規模多機能型居宅介護に係る地域密着型介護サービス費 用基準額との間に、不合理な差額が生じないようにしなければなら ない。 ウ 事業者は、上記の支払を受ける額のほか、次に掲げる費用の額の 支払を利用者から受けることができる。 (ア) 利用者の選定により通常の事業の実施地域以外の地域に居住す る利用者に対して行う送迎に要する費用 (イ) 利用者の選択により通常の事業の実施地域以外の地域の居宅に おいて訪問サービスを提供する場合は、それに要した交通費の額 (ウ) 食事の提供に要する費用 (エ) 宿泊に要する費用 (オ) おむつ代 (カ) 上に掲げるもののほか、指定小規模多機能居宅介護の提供にお いて提供される便宜のうち、日常生活においても通常必要となる ものに係る費用であって、その利用者に負担させることが適当と 認められる費用 エ 食事及び宿泊の費用は、厚生労働大臣の定めるところによるもの とする。 【食事提供費、宿泊費について】 ①食事の提供に要する費用は食材料費及び調理にかかる費用に 相当する額を基本に設定します。 ②宿泊費は室料及び光熱水費に相当する額を基本に設定します。 なお、宿泊費の設定に当たっては次の事項を勘案すること。 条例91条 予防条例 53条

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ア 建設費用、修繕・維持費用、公的助成の有無 イ 近隣地域に所在する類似施設の家賃・光熱水費 オ 事業者は、上記の費用の額に係るサービスの提供に当たっては、あ らかじめ、利用者又はその家族に対し、当該サービスの内容及び費用 について説明を行い、利用者の同意を文書により得なければならな い。 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 基 本取扱方針 ア 指定小規模多機能型居宅介護は、利用者の要介護状態の軽減又は 悪化の防止に資するよう、その目標を設定し、計画的に行われなけ ればならない。 イ 事業者は、自らその提供する指定小規模多機能型居宅介護の質の 評価を行い、それらの結果を公表し、常にその改善を図らなければ ならない。 ・事業者は、各都道府県の定める基準に基づき、まず自ら評価を行った上で、運 営推進会議に報告し、その意見を反映させることで、常に提供するサービスの 質の改善を図らなければならない。 ・自己評価は、各事業所が、自ら提供するサービスを評価・点検することにより、 サービスの改善及び質の向上を目的として実施するものであり、新規事業所の 自己評価は事業所の指定年月日が属する年度の翌年度までに実施するもの である。 ・自己評価結果の公表については、利用者並びに利用者の家族へ提供するほ か、事業所内の外部の者にも確認しやすい場所に掲示する方法や、市町村窓 口、地域包括支援センターに置いておく方法、インターネットを活用する方法な どが考えられる。 条例92条 部分は H27.4月改 正により変 更されてい ます。 指 定 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 基 本 取扱方針 介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準 ア 指定介護予防小規模多機能型居宅介護は、利用者の介護予防に資 するよう、その目標を設定し、計画的に行わなければならない。 イ 事業者は、自らその提供する指定介護予防小規模多機能型居宅介 護の質の評価を行い、それらの結果を公表し、常にその改善を図ら なければならない。 ウ 事業者は、指定介護予防小規模多機能型居宅介護の提供に当た り、利用者ができる限り要介護状態とならないで自立した日常生活 を営むことができるよう支援することを目的とするものであること を常に意識してサービスの提供に当たらなければならない。 エ 事業者は、利用者がその有する能力を最大限活用することができ るような方法によるサービスの提供に努めることとし、利用者が有 する能力を阻害する等の不適切なサービスの提供を行わないよう配 慮しなければならない。 オ 事業者は、指定介護予防小規模多機能型居宅介護の提供に当たり、 利用者とのコミュニケーションを十分に図ることその他の様々な方法 により、利用者が主体的に事業に参加するよう適切な働きかけに努め なければならない。 予防条例 68条 部分は H27.4月改 正により変 更されてい ます。 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 具 体 的 取 扱 方 針 ア 指定小規模多機能型居宅介護は、利用者が住み慣れた地域での生 活を継続することができるよう、地域住民との交流や地域活動への 参加を図りつつ、利用者の心身の状況、希望及びその置かれている 環境を踏まえて、通いサービス、訪問サービス及び宿泊サービスを 柔軟に組み合わせることにより、妥当適切に行う。 制度上は週1回程度の利用でも所定点数の算定は可能ですが、利用者 負担等も勘案すれば、このような利用は必ずしも合理的ではなく、運営推 進会議に通いサービスの回数等を報告し、適切なサービス提供であるか どうかの評価を受けることが必要となるものです。 条例93条 予防条例 54条 (一部のみ 該当)

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指定小規模多機能型居宅介護は、通いサービスを中心として、利用者の様 態や希望に応じて、訪問サービスや宿泊サービスを組み合わせてサービス を提供するという弾力的なサービス提供が基本であり、宿泊サービスの上 限は設けず、重度の者であれば、運営推進会議に対し報告し、評価を受け ることを前提として、ほぼ毎日宿泊する形態も考えられます。 しかしながら、ほぼ毎日宿泊するような者が増え、他の利用者の宿泊に対 応できないような状況になれば、他の利用者にとって適切にサービス利用 ができるよう調整を行うことが必要となるものです。 イ 指定小規模多機能型居宅介護は、利用者一人一人の人格を尊重し、 利用者がそれぞれの役割を持って家庭的な環境の下で日常生活を送る ことができるよう配慮して行う。 ウ 指定小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、小規模多機能型 居宅介護計画に基づき、漫然かつ画一的にならないように、利用者の 機能訓練及びその者が日常生活を営むことができるよう心要な援助を 行う。 エ 小規模多機能型居宅介護従業者は、指定小規模多機能型居宅介護の 提供に当たっては、懇切丁寧に行うことを旨とし、利用者又はその家 族に対し、サービスの提供等について、理解しやすいように説明を行 う。 オ 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、当該 利用者又は他の利用者等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得 ない場合を除き、身体的拘束等を行ってはならない。 カ 事業者は、身体的拘束等を行う場合には、その態様及び時間、その 際の利用者の心身の状況並びに緊急やむを得ない理由を記録しなけれ ばならない。 キ 事業者は、身体的拘束等を行う場合には、事前に、当該利用者又は 家族に、身体的拘束等の態様等を説明しなければならない。ただし、 やむを得ない事情により事前に当該説明をすることが困難な場合は、 この限りではない ク 事業者は、前項ただし書の規定により事前に説明を行わなかった場 合には、当該身体的拘束等を行った後速やかに、当該利用者又はその 家族に、身体的拘束等の態様等を説明しなければならない ケ 指定小規模多機能型居宅介護は、通いサービスの利用者が登録の数 に比べて著しく少ない状態が続いてはならない 「通いサービスの利用者が登録定員に比べて著しく少ない」とは、登録定員 のおおむね3分の1以下が目安です。 コ 登録者が通いサービスを利用していない日においては、可能な限 り、訪問サービスの提供、電話による見守り等を行う等登録者の在宅 生活を支えるために適切なサービスを提供しなければならない ・「適切なサービス」とは、一の利用者に対して、通いサービス、宿泊サービ ス及び訪問サービスを合わせて概ね週4回以上行うことが目安となるもの です。 ・事業者は、通いサービス、宿泊サービス及び訪問サービスを提供しない日 であっても、電話による見守りを含め、利用者に何らかの形で関わることが 望ましい。 ・なお、指定小規模多機能型居宅介護の訪問サービスは身体介護に限られ ないため、利用者宅を適宜訪問し、見守りの意味で声かけ等を行った場合 でも訪問サービスの回数に含めて差し支えありません。 の部分は 本市独自基 準です。

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指 定 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 具 体 的取扱方針 介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準 ア 指定介護予防小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、主事の 医師又は歯科医師からの情報伝達を通じる等の適切な方法により、利 用者の心身の状況、その置かれている環境等利用者の日常生活全般の 状況の的確な把握を行う。 イ 介護支援専門員は、アの利用者の利用者の日常生活全般の状況及び 希望を踏まえて、介護予防支援等基準に掲げる具体的取組方針及び留 意事項に沿って、指定介護予防サービス等の利用に係る計画を作成す る。 ウ 介護支援専門員は、利用者の日常生活全般の状況及び希望を踏まえ て、他の従事者と協議の上、サービスの目標、内容、期間等を記載し た介護予防小規模多機能型居宅介護計画(以下「計画」という。)を 作成するとともに、これを基本としつつ、利用者の日々の様態、希望 等を勘案し、随時適切に通いサービス、訪問サービス及び宿泊サービ スを組み合わせた介護を行わなくてはならない。 エ 介護支援専門員は、計画作成に当たっては、地域における活動への 参加の機会の提供により、利用者の多様な活動の確保に努めなければ ならない。 オ 介護支援専門員は、計画作成に当たっては、その内容について、利 用者又はその家族間に対して説明し、利用者の同意を得なければなら ない。 カ 介護支援専門員は、計画を作成した際には、当該計画を利用者に交 付しなければならない。 キ 指定介護予防小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、利用者 が住みなれた地域での生活を継続することができるよう、地域住民と の交流や地域活動への参加を図りつつ、利用者の心身の状況、希望及 びその置かれている環境を踏まえて、通いサービス、訪問サービス及 び宿泊サービスを柔軟に組み合わせることにより、妥当適切に行うも のとする。 ク 指定介護予防小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、利用者 一人一人の人格を尊重し、利用者がそれぞれの役割を持って家庭的な 環境の下で日常生活を送ることができるよう配慮して行う。 ケ 指定介護予防小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、懇切丁 寧に行うことを旨とし、利用者又はその家族に対し、サービスの提供 方法等について、理解しやすいように説明を行う。 コ 指定介護予防小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、通いサ ービスの利用者が登録者の数に比べて著しく少ない状態が続いてはな らない。 サ 登録者が通いサービスを利用していない日においては、可能な限 り、訪問サービスの提供、電話連絡による見守り等を行う等登録者の 居宅における生活を支えるために適切なサービスを提供しなければな らない。 予防条例69 条 シ 介護支援専門員は、計画に基づくサービス提供の開始時から、計画 に記載したサービス提供期間が終了するまでに、少なくとも1回は、 計画の実施状況の把握(「モニタリング」という。)を行うととも に、利用者の様態の変化等の把握を行うものとする。 ス 介護支援専門員は、モニタリングの結果を踏まえ、必要に応じて計 画の変更を行う。 介護支援専門員は、介護予防小規模多機能型居宅介護計画に定 める計画期間が終了するまでに1回はモニタリングを行い、利用者 の介護予防小規模多機能型居宅介護計画に定める目標の達成状

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況の把握等を行うこととしており、当該モニタリングの結果により、 解決すべき課題の変化が認められる場合等については、必要に応 じて当該介護予防小規模多機能型居宅介護計画の変更を行うこと としたものです。 居 宅 サ ー ビ ス 計 画 の 作 成 ア 事業所の管理者は、介護支援専門員に、登録者の居宅サービス計画 の作成に関する業務を担当させるものとする。 ・登録者(要支援者含む)の居宅サービス計画は、指定小規模多機 能型居宅介護事業所の介護支援専門員に作成させることとしたも のです。 ・このため、指定小規模多機能型居宅介護の利用を開始した場合 には、介護支援専門員は当該指定小規模多機能型居宅介護事業 所の介護支援専門員に変更することとなります。 イ 介護支援専門員は、登録者の居宅サービス計画の作成に当たって は、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準の具体的 取組方針に沿って行うものとする。 条例94条 法 定 代 理 受 領 サ ー ビ ス に係る報告 ア 事業者は、毎月、市町村に対し、居宅サービス計画において位置付 けられている指定居宅サービス等のうち法定代理受領サービスとして 位置付けたものに関する情報を記載した文書を提出しなければならな い。 条例95条 予防条例55 条 利 用 者 に 対 す る 居 宅 サ ー ビ ス 計 画 等 の 書 類 の 交付 ア 事業者は、登録者が他の指定小規模多機能型居宅介護事業者の利用 を希望する場合その他登録者からの申出があった場合には、当該登録 者に対し、直近の居宅サービス計画及びその実施状況に関する書類を 交付しなければならない。 条例96条 予防条例56 条 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 計 画 の 作 成 ア 事業所の管理者は、介護支援専門員に、小規模多機能型居宅介護計 画の作成に関する業務を担当させるものとする。 イ 小規模多機能型居宅介護計画の作成に当たっては、地域における活 動への参加の機会の提供等により、利用者の多様な活動の確保に努め なければならない。 「多様な活動」とは、地域の特性や利用者の生活環境に応じたレク リエーション、行事、園芸、農作業などの利用者の趣味又は嗜好に 応じた活動等をいうものです。 ウ 介護支援専門員は、利用者の心身の状況、希望及びその置かれてい る環境を踏まえて、他の小規模多機能型居宅介護従業者と協議の上、 援助の目標、当該目標を達成するための具体的なサービスの内容等を 記載した小規模多機能型居宅介護計画を作成するとともに、これを基 本としつつ、利用者の日々の様態、希望等を勘案し、随時適切に通い サービス、訪問サービス又は宿泊サービスを組み合わせた介護を行わ なくてはならない。 エ 介護支援専門員は、小規模多機能型居宅介護計画の作成に当たって は、その内容について利用者又はその家族に対して説明し、利用者の 同意を文書により得なければならない。 オ 介護支援専門員は、小規模多機能型居宅介護計画を作成した際に は、当該小規模多機能型居宅介護計画を利用者に交付しなければなら ない。 カ 介護支援専門員は、小規模多機能型居宅介護計画の作成後において も、常に小規模多機能型居宅介護計画の実施状況及び利用者の様態の 変化等の把握を行うとともに、必要に応じて小規模多機能型居宅介護 計画の変更を行う。 キ 小規模多機能型居宅介護計画の作成に係る規定は、小規模多機能型

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居宅介護計画の変更について準用する。 介護等 ア 介護は、利用者の心身の状況に応じ、利用者の自立の支援と日常生 活の充実に資するよう、適切な技術をもって行わなければならない。 イ 事業者は、その利用者に対して、利用者の負担により、利用者の居 宅又は当該サービスの拠点における小規模多機能型居宅介護従業者以 外の者による介護を受けさせてはならない。 ウ 指定小規模多機能型居宅介護事業所における利用者の食事その他 の家事等は、可能な限り利用者と小規模多機能型居宅介護従業者が共 同で行うよう努めるものとする。 利用者が小規模多機能型居宅介護従業者と食事や清掃、洗濯、買 物、園芸、農作業、レクリエーション、行事等を可能な限り共同で行 うことによって良好な人間関係に基づく家庭的な生活環境の中で日 常生活が送れるようにすることに配慮したものです。 条例98条 予防条例70 条 社 会 生 活 上 の 便 宜 の 提 供等 ア 事業者は、利用者の外出の機会の確保その他の利用者の意向を踏ま えた社会生活の継続のための支援に努めなければならない。 イ 事業者は、利用者が日常生活を営む上で必要な行政機関に対する手 続等について、その者又はその家族が行うことが困難である場合は、 その者の同意を得て、代わって行わなければならない。 ウ 事業者は、常に利用者の家族との連携を図るとともに利用者とその 家族との交流等の機会を確保するよう努めなければならない。 条例99条 予防条例71 条 緊 急 時 等 の 対応 ア 小規模多機能型居宅介護従業者は、現に指定小規模多機能型居宅介 護の提供を行っているときに利用者に病状の急変が生じた場合その他 必要な場合は、速やかに主治の医師又はあらかじめ当該小規模多機能 型居宅介護事業者が定めた協力医療機関への連絡を行う等の必要な措 置を講じなければならない。 条例100条 予防条例57 条 運営規程 ア 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護事業所ごとに、運営につい ての重要事項に関する規程を定めておかなければならない。 (ア) 事業の目的及び運営の方針 (イ) 従業者の職種、員数及び職務の内容 (ウ) 営業日及び営業時間 (エ) 指定小規模多機能型居宅介護の登録定員並びに通いサービス及び 宿泊サービスの利用定員 (オ) 指定小規模多機能型居宅介護の内容及び利用料その他の費用の額 (カ) 通常の事業の実施地域 (キ) サービス利用に当たっての留意事項 (ク) 緊急時等における対応方法 (ケ) 非常災害対策 (コ) その他運営に関する重要事項 条例101条 予防条例58 条 定員の遵守 ア 事業者は、登録定員並びに通いサービス及び宿泊サービスの利用定 員を超えて指定小規模多機能型居宅介護の提供を行ってはならない。 ただし、通いサービス及び宿泊サービスの利用は、利用者の様態や希 望等により特に必要と認められる場合は、一時的にその利用定員を超 えることはやむを得ないものとする。 条例102条 予防条例59 条 非 常 災 害 対 策 ア 事業者は、非常災害に関する具体的計画を立て、非常災害時の関係 機関への通報及び連携体制を整備し、それらを定期的に従業者に周知 するとともに、定期的に避難、救出その他必要な訓練を行わなければ ならない。 イ 事業者は、前項に規定する訓練の実施に当たって、地域住民の参加 が得られるよう連携に努めなければならない。 条例103条 予防条例60 条

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衛生管理等 ア 事業者は、利用者の使用する食器その他の設備及び使用に供する水 について、衛生的な管理に努め、かつ、衛生上必要な措置を講じなけ ればならない イ 事業者は、事業所において感染症及び食中毒が発生し、及びまん延 しないように、次に掲げる措置を講じなければならない (ア) 事業所における感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のため の指針を整備すること (イ) 事業所において、介護職員その他の従業者に対し、感染症及び食 中毒の予防及びまん延の防止のための研修を定期的に実施するこ と (ウ) 前2号に掲げるもののほか、市長が別に定める感染症又は食中毒 の発生が疑われる際の対処等に関する手順に沿った対応を行うこ と ・市長が別に定める手順が通知されるまでは、引き続き従来の基準省令通りの対 応を行うことで足ります 条例104条 予防条例61 条 協 力 医 療 機 関等 ア 事業者は、主治の医師との連携を基本としつつ、利用者の病状の急 変等に備えるため、あらかじめ、協力医療機関を定めておかねばなら ない。 イ 事業者は、あらかじめ、協力歯科医療機関を定めておかねばならな い ウ 事業者は、サービスの提供体制の確保、夜間における緊急時の対応 等のため、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、病院等との間の連 携及び支援の体制を整えなければならない。 条例105条 予防条例62 条 の部分は 本市独自基 準です。 調 査 へ の 協 力等 ア 利用者の心身の状況を踏まえ、妥当適切な指定小規模多機能型居宅 介護が行われているかどうかを確認するために市町村が行う調査に協 力するとともに、市町村から指導又は助言を受けた場合においては、 当該指導又は助言に従って必要な改善を行わなければならない。 条例106条 予防条例63 条 地 域 と の 連 携等 ア 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、利用 者、利用者の家族、地域住民の代表、事業所が所在する市町村の職員 又は当該事業所が所在する区域を管轄する地域包括支援センターの職 員、小規模多機能型居宅介護について知見を有する者等により構成さ れる協議会(運営推進会議)を設置し、おおむね2月に1回以上、運 営推進会議に対し通いサービス及び宿泊サービスの提供回数等の活動 状況を報告し、運営推進会議による評価を受けるとともに、運営推進 会議から必要な要望、助言等を聞く機会を設けなければならない。 イ 事業者は、報告、評価、要望、助言等について記録を作成するとと もに、それを公表するものとする。 ウ 事業者は、その事業の運営に当たっては、地域住民又はその自発的 な活動等との連携及び協力を行う等の地域との交流を図らなければな らない。 エ 事業者は、その事業の運営に当たっては、提供した指定小規模多機 能型居宅介護に関する利用者からの苦情に関して、市町村等が派遣す る者が相談及び援助を行う事業その他の市町村が実施する事業に協力 するよう努めなければならない。 条例107条 予防条例64 条 居 住 機 能 を 担 う 併 設 施 設 等 へ の 入 居 ア 事業者は、可能な限り利用者の在宅生活の継続支援を前提としつ つ、利用者が施設への入所等を希望した場合は、円滑に入所等が行え るよう必要な措置を講ずるよう努めるものとする。 条例108条 予防条例65 条

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記録の整備 ア 事業者は、従業者、設備、備品及び会計に関する諸記録を整備し、 当該記録のうち次に掲げる記録について、その完結の日から5年間保 存しなければならない (ア) 勤務の体制に係る記録 (イ) 請求に関して国保連合会に提出したものの写し イ 事業者は、利用者に対する指定小規模多機能型居宅介護の提供に関 する次の各号に掲げる記録を整備し、(ア)、(イ)及び(エ)から(ク)までの 記録はその完結の日から2年間、(ウ)の記録はその完結の日から5年 間保存しなければならない (ア) 小規模多機能型居宅介護計画 (イ) 居宅サービス計画 (ウ) 提供した具体的なサービスの内容等の記録 (エ) 身体的拘束等の態様等の記録 (オ) 報告、評価、要望、助言等の記録 (カ) 市町村への通知に係る記録 (キ) 苦情の内容等の記録 (ク) 事故の状況及び事故に際して採った処置についての記録 条例109条 予防条例66 条 の部分は 本市独自基 準です。 サ ー ビ ス の 提供の記録 ア 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護を提供した際には、提供日 及び内容、介護について利用者に代わって支払を受ける地域密着型介 護サービス費の額その他必要な事項を、利用者の居宅サービス計画を 記載した書面又はこれに準ずる書面に記載しなければならない。 イ 事業者は、指定小規模多機能型居宅介護を提供した際には、提供し た具体的なサービスの内容等を記録するとともに、利用者からの申出 があった場合には、文書の交付その他適切な方法により、その情報を 利用者に対して提供しなければならない。 条例21条 (準用) 予防条例22 条(準用) 苦情処理 ア 事業者は、提供した指定小規模多機能型居宅介護に係る利用者及び その家族からの苦情に迅速かつ適切に対応するために、苦情を受け付 けるための窓口を設置する等の必要な措置を講じなければならない。 イ 事業者は、苦情の内容等を記録しなければならない。 ウ 事業者は、提供した小規模多機能型居宅介護に関し、市町村が行う 文書その他の物件の提出若しくは提示の求め又は当該市町村の職員か らの質問若しくは照会に応じ、及び利用者からの苦情に関して市町村 が行う調査に協力するとともに、市町村から指導又は助言を受けた場 合においては、当該指導又は助言に従って必要な改善を行わなければ ならない。 エ 事業者は、市町村からの求めがあった場合には、改善の内容を市町 村に報告しなければならない。 オ 事業者は、提供した指定小規模多機能型居宅介護に係る利用者から の苦情に関して国民健康保険団体連合会が行う調査に協力するととも に、国民健康保険団体連合会から指導又は助言を受けた場合において は、当該指導又は助言に従って必要な改善を行わなければならない。 カ 事業者は、国民健康保険団体連合会からの求めがあった場合には、 改善の内容を国民健康保険団体連合会に報告しなければならない。 条例39条 (準用) 予防条例37 条(準用) 事 故 発 生 時 の対応 ア 事業者は、利用者に対する指定小規模多機能型居宅介護の提供によ り事故が発生した場合は、市町村、当該利用者の家族に連絡を行うと ともに、必要な措置を講じなければならない。 イ 事業者は、事故の状況及び事故に際して採った処置について記録し なければならない。 ウ 事業者は、利用者に対する指定小規模多機能型居宅介護の提供によ り賠償すべき事故が発生した場合は、損害賠償を速やかに行わなけれ ばならない。 条例41条 (準用) 予防条例38 条(準用)

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( 介 護 予 防 ) 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 ( 短 期利用型) ※実施する場合には、事前の届出が必要です。 ○7日(やむを得ない事情がある場合は14日)だけ限定的に利用し、そ の後は居宅等に戻ることを想定したサービスです。 ○事業所の登録定員に空きがある場合であって、緊急やむを得ない場合 など一定の要件を満たした場合などの限定的な取扱いとなります。 ○短期利用の利用者の給付管理は居宅介護支援事業者(介護予防支援事 業者)が行い、居宅介護支援費(介護予防支援費)を算定します。 ※詳細は、129ページをご参照ください。 部分は H27.4月改正 により追加さ れています。 「法」…介護保険法 「条例」…横浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備、運営等の基準等に関する条例 (平成24年12月28日横浜市条例第77号) 「予防条例」…横浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営、指定地域密着型介護予防 サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法等の基準に関する条例 (平成25年12月28日横浜市条例第79号) 「基準省令」…指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準 (平成18年3月14日厚生労働省令第34号) 「予防基準省令」…指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サ ービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準 (平成18年3月14日厚生労働省令第36号) ※小規模多機能型居宅介護と介護予防小規模多機能型居宅介護の指定を併せて受け、一体的に運営される場合にはい ずれかの指定基準を満たしていれば、もう一方の指定基準を満たしているとみなされます。

*上記の一覧は指定・運営基準の一部を整理したものです。基準の全文は次ページ以降に掲

載していますので、必ず確認していただくようお願いします。

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横浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設 備、運営等の基準に関する条例 指定地域密着型サービスの事業の人員、設備、運営等 の基準に関する基準について(解釈通知) 第 6 章 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護

第1節 基本方針

基本方針

第 82 条 指 定 地 域 密 着 型 サ ー ビ ス に 該 当 す る 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 ( 以 下 「 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 」 と い う 。) の 事 業 は 、 要 介 護 者 に つ い て 、 そ の 居 宅 に お い て 、 又 は サ ー ビ ス の 拠 点 に 通 わ せ 、 若 し く は 短 期 間 宿 泊 さ せ 、 当 該 拠 点 に お い て 、 家 庭 的 な 環 境 と 地 域 住 民 と の 交 流 の 下 で 、 入 浴 、 排 せ つ 、 食 事 等 の 介 護 そ の 他 の 日 常 生 活 上 の 世 話 及 び 機 能 訓 練 を 行 う こ と に よ り 、 利 用 者 が そ の 有 す る 能 力 に 応 じ そ の 居 宅 に お い て 自 立 し た 日 常 生 活 を 営 む こ と が で き る よ う に す る も の で な け れ ば な ら な い 。 1 基本方針 (1) 指定小規模多機能型居宅介護は、通いを中心と して、利用者の様態や希望に応じて、随時訪問や宿 泊を組み合わせてサービスを提供することにより、 利用者の居宅における生活の継続を支援するもの である。 (2) 指定通所介護事業所又は指定認知症対応型通所 介護事業所が自主事業で宿泊サービスも行うよう なサービス形態については、小規模多機能型居宅介 護の創設に伴い、行うことができなくなることはな いものであり、こうしたサービス形態は引き続き可 能であることに留意すること。 (3) 既存の指定通所介護事業所又は指定認知症対応 型通所介護事業所が小規模多機能型居宅介護事業 所となる場合に、これまで指定通所介護事業所又は 指定認知症対応型通所介護事業所を利用していた 他市町村の被保険者が小規模多機能型居宅介護を 利用し続けることができるようにするためには、他 市町村からも小規模多機能型居宅介護事業所の指 定を受ける必要があるが、従来からの利用者のため に継続的なサービス利用を確保する観点から、従来 の利用者からの希望に基づき、当該他市町村から指 定の同意の申し出があった場合には、原則として、 事業所所在の市町村は、他市町村の従来からの利用 者の利用について、法第78条の2第4項第四号に係 る同意を行うこととし、当該同意に基づき他市町村 は指定を行うこと又は同条第9条に係る同意をあ らかじめ行うことが求められる。 なお、他市町村が指定を行う際には、既に事業所 所在の市町村において事業所が遵守すべき基準の 適合性について審査していることから、地域密着型 サービス運営委員会において、事前に「他市町村に 所在する事業所の指定に限り、運営委員会を開催す

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第2節 人員に関する基準

従業者の員数

第8 3条 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 事 業 を 行 う 者 (以 下「 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 者 」と い う 。)が 当 該 事 業 を 行 う 事 業 所 ( 以 下 「 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 」 と い う 。)ご と に 置 く べ き 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 提 供 に 当 た る 従 業 者 (以 下「 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 」 と い う 。 ) の 員 数 は 、 夜 間 及 び 深 夜 の 時 間 帯 以 外 の 時 間 帯 に 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 提 供 に 当 た る 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 に つ い て は 、 常 勤 換 算 方 法 で 、 通 い サ ー ビ ス (登 録 者 (指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 を 利 用 す る た め に 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に 登 録 を 受 け た 者 を い う 。 以 下 こ の 章 に お い て 同 じ 。)を 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に 通 わ せ て 行 う 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 を い う 。 以 下 こ の 章 に お い て 同 じ 。 )の 提 供 に 当 た る 者 を そ の 利 用 者 (当 該 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 者 が 指 定 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 者 (指 定 地 域 密 着 型 介 護 予 防 サ ー ビ ス 等 基 準 条 例 第 45 条 第 1 項 に 規 定 す る 指 定 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 者 を い う 。 以 ることなく指定することができる」といったことを 決めておくことにより、円滑に事業所指定が行われ るように工夫することは可能である。 (4) 障害者を受け入れる共生型の指定小規模多機能 型居宅介護事業所は、障害者自立支援法に基づく基 準該当サービス及び構造改革特区として認めてお り、受け入れの形態に応じて各制度の規定に従うこ とが必要となる。 ※構造改革特別区域における「指定小規模多機能型居 宅介護事業所における障害児(者)の受入事業」の 一部全国展開等について(平成22年6月1日 社援 発0601第7号・老発0601第2号) 2 人員に関する基準 (1) 従業者の員数等 ① サテライト型指定小規模多機能型居宅介護事業 所の実施要件基準第63条第7項の規定によるサテ ライト型小規模多機能型居宅介護事業所(以下「サ テライト事業所」という。)の実施に当たっては、 次の要件を満たす必要があること。 イ サテライト型小規模多機能型居宅介護事業所 に係る指定小規模多機能型居宅介護事業者は、指 定居宅サービス事業等その他の保健医療又は福 祉に関する事業について3年以上の経験を有す るものである必要があるが、この場合、指定小規 模多機能型居宅介護以外の事業の経験について も当該経験に参入できることに留意すること。ま た、「3年以上の経験」については、当該指定日 において満たしている必要があり、休止等、事業 を運営していない期間は除いて計算すること。 ロ サテライト事業所は、本体事業所(指定小規模 多機能型居宅介護事業所又は指定看護小規模多 機能型居宅介護事業所であって、当該事業所に対 する支援機能を有する事業所をいう。以下、この 号において同じ。)を有する必要があるが、ここ でいう「支援機能を有する事業所」については、 当該本体事業所が次のいずれかに該当すること を指すものであること。 a 事業開始以降1年以上の実績を有すること

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下 こ の 章 に お い て 同 じ 。)の 指 定 を 併 せ て 受 け 、 か つ 、 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 事 業 と 指 定 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 (指 定 地 域 密 着 型 介 護 予 防 サ ー ビ ス 等 基 準 条 例 第 44 条 に 規 定 す る 指 定 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 を い う 。 以 下 こ の 章 に お い て 同 じ 。)の 事 業 と が 同 一 の 事 業 所 に お い て 一 体 的 に 運 営 さ れ て い る 場 合 に あ っ て は 、 当 該 事 業 所 に お け る 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 又 は 指 定 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 利 用 者 。 以 下 こ の 節 及 び 次 節 に お い て 同 じ 。)の 数 が 3 又 は そ の 端 数 を 増 す ご と に 1 以 上 及 び 訪 問 サ ー ビ ス (小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 が 登 録 者 の 居 宅 を 訪 問 し 、 当 該 居 宅 に お い て 行 う 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 ( 第 7 項 に 規 定 す る 本 体 事 業 所 で あ る 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に あ っ て は 当 該 本 体 事 業 所 に 係 る 同 項 に 規 定 す る サ テ ラ イ ト 型 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 の 登 録 者 の 居 宅 に お い て 行 う 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 を 、 同 項 に 規 定 す る サ テ ラ イ ト 型 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に あ っ て は 当 該 サ テ ラ イ ト 型 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に 係 る 同 項 に 規 定 す る 本 体 事 業 所 及 び 当 該 本 体 事 業 所 に 係 る 他 の 同 項 に 規 定 す る サ テ ラ イ ト 型 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 の 登 録 者 の 居 宅 に お い て 行 う 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 を 含 む 。)を い う 。以 下 こ の 章 に お い て 同 じ 。)の 提 供 に 当 た る 者 を 1 以 上 と し 、 夜 間 及 び 深 夜 の 時 間 帯 を 通 じ て 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 提 供 に 当 た る 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 に つ い て は 、夜 間 及 び 深 夜 の 勤 務 (夜 間 及 び 深 夜 の 時 間 帯 に 行 わ れ る 勤 務 ( 宿 直 勤 務 を 除 く 。 ) を い う 。第 5 項 に お い て 同 じ 。)に 当 た る 者 を 1 以 上 及 び 宿 直 勤 務 に 当 た る 者 を 当 該 宿 直 勤 務 に 必 要 な 数 以 上 と す る 。 2 前 項 の 利 用 者 の 数 は 、 当 該 年 度 の 前 年 度 の 平 均 値 と す る 。 た だ し 、 新 規 に 指 定 を 受 け る 場 合 は 、 推 定 数 に よ る 。 b 当該本体事業所の登録者数が、当該本体事業 所において定められた登録定員の100分の70を 超えたことがあること ハ サテライト事業所は、本体事業所との密接な連 携を確保しつつ、運営するものであるため、次に 掲げる要件をいずれも満たす必要があること。 a 本体事業所とサテライト事業所の距離は、 自動車等による移動に要する時間が概ね20分 以内の近距離であること b 1の本体事業所に係るサテライト事業所の 数は2箇所までとすること ニ 本体事業所とサテライト事業所は、同ーの日常 生活圏域内に所在することが望ましいが、隣接す る市町村における指定小規模多機能型居宅介護 事業所又は指定看護小規模多機能型居宅介護事 業所を本体事業所とすることも差し支えないも のである。 ホ なお、市町村長は、サテライト事業所の指定に 当たっては、他の地域密着型サービスの指定の場 合と同様、あらかじめ市町村に設置される地域密 着型サービス運営委員会等の意見を聴き、必要が あると認められる場合は、指定の際に条件を付す 等により、事業の適正な運営に当たっての措置を 講ずること。 ② 小規模多機能型居宅介護従業者 イ 小規模多機能型居宅介護従業者については、 介護福祉士や訪問介護員の資格等は必ずしも必 要としないが、介護等に対する知識、経験を有す る者であることを原則とする。なお、 これ以外 の小規模多機能型居宅介護従業者にあっても研 修の機会を確保することなどにより質の向上を 図るものとする。 ロ 夜間及び深夜の時間帯は、それぞれの事業所ご とに、宿泊サービスの利用者の生活サイクル等に 応じて設定するものとし、これに対応して、夜間 及び深夜の時間帯以外の指定小規模多機能型居 宅介護の提供に必要な小規模多機能型居宅介護 従業者及び宿直勤務又は夜間及び深夜の勤務(夜 間及び深夜の時間帯に行われる勤務(宿直勤務を 除く。)をいう。以下同じ。)を行わせるために 必要な小規模多機能型居宅介護従業者を確保す

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3 第 1 項 の 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 の う ち 1 以 上 の 者 は 、 常 勤 で な け れ ば な ら な い 。 4 第 1 項 の 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 の う ち 1 以 上 の 者 は 、 看 護 師 又 は 准 看 護 師 で な け れ ば な ら な い 。 5 宿 泊 サ ー ビ ス ( 登 録 者 を 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に 宿 泊 さ せ て 行 う 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 (第 7 項 に 規 定 す る 本 体 事 業 所 で あ る 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に あ っ て は 、 当 該 本 体 事 業 所 に 係 る 同 項 に 規 定 す る サ テ ラ イ ト 型 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 の 登 録 者 の 心 身 の 状 況 を 勘 案 し 、 そ の 処 遇 に 支 障 が な い 場 合 に 、 当 該 登 録 者 を 当 該 本 体 事 業 所 に 宿 泊 さ せ て 行 う 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 を 含 む 。 )を い う 。 以 下 こ の 章 に お い て 同 じ 。)の 利 用 者 が い な い 場 合 で あ っ て 、夜 間 及 び 深 夜 の 時 間 帯 を 通 じ て 利 用 者 に 対 し て 訪 問 サ ー ビ ス を 提 供 す る た め に 必 要 な 連 絡 体 制 を 整 備 し て い る と き は 、 第 1 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 夜 間 及 び 深 夜 の 時 間 帯 を 通 じ て 夜 間 及 び 深 夜 の 勤 務 並 び に 宿 直 勤 務 に 当 た る 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 を 置 か な い こ と が で き る 。 6 次 の 表 の 左 欄 に 掲 げ る 場 合 に お い て 、 前 各 項 に 定 め る 人 員 に 関 す る 基 準 を 満 た す 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 を 置 く ほ か 、 同 表 の 中 欄 に 掲 げ る 施 設 等 の 人 員 に 関 す る 基 準 を 満 た す 従 業 者 を 置 い て い る と き は 、 同 表 の 右 欄 に 掲 げ る 当 該 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 従 業 者 は 、 同 表 の 中 欄 に 掲 げ る 施 設 等 の 職 務 に 従 事 す る こ と が で き る 。 当 該 指 定 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に 中 欄 に 掲 げ る 施 設 等 指 定 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 事 業 所 、 指 定 地 域 密 着 型 特 定 施 設 、 指 定 地 域 密 着 型 介 護 老 人 福 祉 施 設 又 は 指 定 介 護 介 護 職 員 るものとする。 例えば、通いサービスの利用定員を15名とし、 日中の勤務帯を午前6時から午後9時までの15 時間、常勤の職員の勤務時間を8時間とした場 合、常勤換算方法で通いの利用者3人に対して1 名の小規模多機能型居宅介護従業者を配置すれ ばよいことから、通いの利用者が15名の場合、日 中の常勤の小規模多機能型居宅介護従業者は5 名となり、日中の15時間の間に、8時間×5人= 延べ40時間分のサービスが提供されていること が必要である。 それに加え、日中については、常勤換算方法で1 名以上に訪問サービスの提供を行わせ、夜間につ いては、夜勤1名+宿直1名に宿泊サービス及び 夜間の訪問サービスに当たらせるために必要な 小規模多機能型居宅介護従業者を、指定小規模多 機能型居宅介護事業所全体として確保すること が必要となる。 具体的には、通いサービスに要する時間(延べ 40時間)、日中の訪問サービスに要する時間(8 時間)、夜勤及び宿直職員の勤務時間を合計した 指定小規模多機能型居宅介護において必要とな る延ベサービス時間を確保することができるよ う、有給休暇、研修1時間、常勤・非常勤の別、 サービス提供のあり方など各事業所で定める諸 条件を踏まえた上で、実際に配置しなければなら ない職員数を確保することが必要である。 夜間及び深夜の時間帯の設定に当たっては、 「社会福祉施設における宿直勤務の取扱いにつ いて」(昭和49年8月20日社施第160号社会局施 設課長、児童家庭局企画課長連名通知)に準じて 適切に行うこと。 なお、基準第63条第1項は小規模多機能型居宅 介護従事者の必要数の算出基準を示したもので あるので、日中であれば通いサービスを行うため に3:1以上、訪問サービスを行うために1以上 をそれぞれのサービスに固定しなければならな いという趣旨ではなく、日中勤務している小規模 多機能型居宅介護従事者全体で通いサービス及 び訪問サービスを行うこととなるものである。 ハ 日々の通いサービスの実際の職員配置につい

参照

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