大学生の進路に対する目標・目的意識に関する研究―大学生活不安と曖昧さへの態度に着目して― [ PDF
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(2) Ⅱ.方法. ⅰ)目標の有無と大学生活不安,曖昧さへの態度との関連. ⅰ)予備調査 “ 進路への目的意識尺度” の項目作成のため,. 目標の有無によって大学生活不安尺度得点に違いがあるか. 2008 年 11 月,大学生 15 名に対し予備調査を行った。「 大学. どうかを見るため,分析対象者を目標意識尺度得点が平均値. 卒業後の進路についてお尋ねします。あなたが卒業後に希望. より高い群と低い群に分け,それぞれ「 目標あり」 群(128 名),. する進路を思い浮かべて下さい。なぜあなたはその進路を目. 「 目標なし」 群(113 名)とした。まず,大学生活不安尺度の下位. 指すのですか?以下に,思いつくだけ記入して下さい。自由. 学業不安」 「 成績・ 評 尺度得点についてt 検定を行ったところ,「. に答えていただいて構いません。」 という教示のもと,自由記述. 価不安」 「 大学不適応」 にそれぞれ有意差が見られた。いずれ. による回答を求めた。得られた記述と先行研究の尺度項目を. の得点においても「 目標なし」 群の方が有意に得点が高かった. 31 項目を作成した。 参考に,“ 進路への目的意識尺度”. 目標なし」 群は,「 学業不安」 と「 大学不適応」 の (Table2)。また「. 2008 年 12 月,大学 1∼4 年生 273 名 ⅱ)本調査 時期・対象:. 間に有意な正の相関が見られた(r=.27,p<.01)。. (男性 74 名,女性 198 名,不明 1 名)に質問紙調査を行った。 質問紙: ①フェイスシート(学部・ 学年・ 性別・ 年齢・ 卒業後の進 路・ 就職活動中かどうか),②目標意識尺度(都筑,1999; 「 将来 10 項目・5 件法),③進路への 目標の有無」 「 将来目標の渇望」 目的意識尺度(31 項目・4 件法),④大学生活不安尺度(藤 井,1998; 29 項目・4 件法),⑤曖昧さへの態度尺度(西村,2007; 26 項目・6 件法)を用いた。. Table2 各群における「大学生活不安」得点の平均値とSD,t 検定の結果 あり群 なし群 t値 平均値 SD 平均値 SD 緊張の高さ 1.89 2.31 0.57 2.44 0.52 学業不安 2.07 0.58 2.34 0.58 3.61* * * 成績・評価不安 2.77 0.54 2.97 0.45 3.15* * 大学不適応 1.80 0.59 2.10 0.58 3.96* * * * * p<.01 * * * p<.001. 次に,曖昧さへの態度尺度の下位尺度得点について t 検定 を行ったところ,「享受」「統制」については「目標あり」群が, 「 不安」 については「 目標なし」 群の方が有意に得点が高かっ た(Table3)。. Ⅲ.結果 分析対象者は,記入漏れのあった11 名を除いた262 名であ った(男性 69 名,女性 193 名; 平均年齢 19.53 歳,SD=1.43)。 女性と文系学部に所属する者の割合が高く,1 年生が最も多か (明確に決まっている, った。「 卒業後の進路」 が「 決まっている」 進みたい分野や領域,職種が決まっている)と答えた者が 54.6%と全体の半数近くいることがわかった。その中でも“ 進み たい分野や領域,職種が決まっている” と答えた者が 46.2%と. Table3 各群における「 曖昧さへの態度」 得点の平均値とSD,t 検定の結果. あり群 平均値 SD 享受 4.49 0.84 不安 3.85 0.87 受容 3.90 0.90 排除 3.74 0.97 統制 4.47 0.71 * p<.05 * * p<.01 * * * p<.001. なし群 平均値 SD 4.07 0.78 4.19 0.67 4.02 0.71 3.67 0.90 4.24 0.69. t値 4.03* * * 3.40* * 1.14 0.58 2.56*. ⅱ)進路への目的意識による群分けと群ごとの検討. 最も多く,“ 漠然と考えている” 者は 32.8%,“ まだ考えていな. 進路への目的意識尺度の各下位尺度得点を標準得点に変. い” 者は 12.6%であった。学年別では,1,3 年生の半数が“ 進. 換し,Ward 法によるクラスター分析を行った結果,4 つの解釈. みたい分野や領域,職種が決まっている” のに対し,2 年生は. 可能なクラスターが得られた(Figure1)。. 6 割が“ 漠然と考えている” と回答し,割合が逆転していた。. ︵. 点 1.00. ︶. 尺度の検討を行った結果,目的意識尺度は「 将来目標の渇 望」因子に相当する項目全てにフロア項目が見られたため, 1 因子構造となった。また,進路への目的意 「 将来目標の有無」. 平 0.00 均 値. 識尺度は,主因子法・ プロマックス回転による因子分析を行っ. ︵. 19 項目が得られた(Table1)。 た結果,4 因子・ Table1 進路への目的意識尺度の因子分析結果(主因子法・プロマックス回転) 項 目 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 第Ⅰ因子:仕事への関心(6項目、α=.84) 21. 好きだから .81 - .03 - .15 .00 24. 好きなことにつながっているから .76 - .05 - .04 - .03 30. 憧れているから .67 .03 - .01 .06 10. 働くこと自体が面白いから .64 .07 .08 - .05 14. 自分の力を試したいから .54 .04 .03 .06 26. やりがいがありそうだから .47 .03 .32 .12 第Ⅱ因子:経済的自立(5項目、α=.82) 28. 安定した生活のため - .11 .84 .14 - .08 22. 生計を立てるため - .04 .77 .05 .01 3. 高収入だから .11 .69 - .28 .14 13. 勤務条件がよいから .05 .67 - .16 .04 29. 自立するため .07 .53 .29 - .12 第Ⅲ因子:貢献・向上(5項目、α=.78) 20. 社会の役に立っていると実感できることがしたいから - .07 .08 .84 - .10 1. 人の役に立ちたいから - .18 - .11 .59 .27 8. その仕事が必要とされているから .03 .04 .50 .22 31. 一生懸命働いて成長したいから .27 .01 .49 .08 19. 学んだことを生かしたいから .30 - .15 .45 - .15 第Ⅳ因子:対人希求(3項目、α=.84) 25. 人と接するのが好きだから - .05 .04 .05 .87 15. 人と関わる仕事がしたいから .01 - .01 .09 .81 6. 様々な人と出会いたいから .17 - .03 - .08 .60 因子間相関 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ ‐ - .09 .51 .57 Ⅱ ‐ - .04 - .17 Ⅲ ‐ .50. 仕事への関心 経済的自立 貢献・向上 対人希求. 0.50. z 得 - 0.50 点. ︶. - 1.00. - 1.50. 第1クラスター (102名). 第2クラスター (62名). 第3クラスター 第4クラスター (47名) (51名). クラスター Figure1 各クラスターの特徴. 各クラスターの特徴を踏まえ,1.「 目的意識高」 群,2.「 経済的 自立優位」 群,3.「 仕事・経験重視」 群,4.「 目的意識低」 群と命 名した。 まず,群ごとに大学生活不安尺度の得点が異なるかどうかを.
(3) 検討するため,群を独立変数,大学生活不安尺度の下位尺度. 目標がない場合,これらの不安がさらに高まる可能性があるこ. 得点を従属変数とする分散分析を行ったところ,「 大学不適応」. とが示されたと言えるだろう。群ごとに下位尺度間の相関にお. において有意な群間差が見られた(F(3,258)=3.66,p<.05)。. いて,「 目標なし」 群は,「 学業不安」 と「 大学不適応」 の間に有. Tukey の HSD 法による多重比較の結果,「 経済的自立優位」. 意な正の相関があり,この点において「 目標あり」 群と結果が異. 群は「 仕事・ 経験重視」 群よりも有意に得点が高かった(Table4)。. なっている。すなわち,「 目標なし」 群は学業不安や成績・ 評価. また,群ごとに各下位尺度得点の相関係数を求めたところ,各. 不安が高いだけでなく,学業に関する不安が大学への所属感. 群において,下位尺度間に異なる相関関係が見られた。. と関連しているようである。この結果を,社会人になった場合に. Table4 各群の大学生活不安下位尺度得点( 平均値) 1.目的意識 2.経済的自 3.仕事・経験 4.目的意識低 高 立優位 重視 緊張の高さ 2.39 2.26 2.45 2.43 2.12 2.19 2.18 2.33 学業不安 成績・ 評価不安 2.90 2.77 2.84 2.90 大学不適応 1.92 2.10 1.74 2.01. 置き換えてみると,将来目標がないまま入社しても,そこでうま. F値. 多重比較 ( Tukey). 1.38 1.48 1.00 3.66 p< .001. く業績が残せない場合,会社不適応に陥り入社したことを後悔. n.s. n.s. n.s.. してしまうという可能性も考えられる。もちろん,今回の結果を. 2>3 p< .05. 一概に適用することはできないが,ある程度将来への目標をク. 次に,群ごとに曖昧さへの態度尺度の得点が異なるかどうか. リアにしておくことが,学業関連の不安感を低減し,仮に不安. を検討するため,群を独立変数,曖昧さへの態度尺度の下位. が高くなってもそれによって大学不適応を起こすまでには至ら. 尺度得点を従属変数とした分散分析を行ったところ,「 曖昧さ. ないのではないかと考えられる。. の享受」「曖昧さの統制」において有意差が見られた(享受:. また,曖昧さへの態度については,「 目標あり」 群が曖昧さを. F(3,258)=10.24;統制:F(3,258)=8.82,共に p<.001)。Tukey. 享受する態度や統制しようとする態度を強く持つこと,一方「 目. の HSD 法による多重比較を行った結果,「 享受」 において「 目. 標なし」 群は曖昧さに対して不安などの情緒的な否定的態度を. 的意識高」 群は「 経済的自立優位」 群,「 目的意識低」 群より有. 強く持つことが分かった。曖昧さを享受する態度とは,“ 曖昧で. 意に得点が高く,「 仕事・ 経験重視」 群は「 経済的自立優位」 群. ある” ということを,あらゆる可能性が試せる好機であるとポジテ. より有意に得点が高かった。また,「 統制」 において「 目的意識. ィブに捉えようとする態度であり,予想外の出来事が起こったり,. 高」 群は他の 3 群よりも有意に得点が高かった(Table5)。. 状況がはっきりしないときでも前向きに考え対応しようとする。. Table5 各群の曖昧さへの態度下位尺度得点(平均値) 2.経済的自立 3.仕事・ 経験 1.目的意識高 4.目的意識低 優位 重視 享受 4.56 3.89 4.39 4.18 不安 4.09 3.97 3.89 4.01 受容 3.96 3.81 4.07 3.92 排除 3.77 3.69 3.50 3.80 統制 4.62 4.22 4.30 4.08. また,曖昧さを統制しようとする態度は,曖昧な状態をそのまま 多重比較 F値 (Tukey) 10.24 1,3>2 ; 1>4 0.75 n.s. 0.96 n.s. 1.18 n.s. 8.82 1>2,3,4 p< .001 p< .05. Ⅳ.考察 本研究の分析対象者は,大学(大学院)を卒業した後の進路. にせず,情報を集めたりあらゆる場合を想定したりと,自分にで きることをやって曖昧な状況を少しでもクリアにしようとする態度 である。これらの態度を強く持つということは,漠然とした状況 で生じる不安を低減し,積極的に関わっていこうとすることで事 態を好転させる効果を生じるのではないだろうか。一方,曖昧 さに対して不安や恐怖などを感じやすいということは,大学で. について 8 割近くの者が何らかの形で考えていた。また,5 割. の本業である勉学(学業)に不安を感じると,どうにかしようと思う. 近くの者が進みたい領域や分野までは決めているなど,ある. 前に情緒的な混乱を生じ,不安感が高まり,そもそも大学自体. 程度進路の方向性を定め始めており,今回調査に協力してく. が自分に合った選択だったのかと悩みがちになってしまうと考. れた大学生は卒業後のことを見据えて進路について真剣に考. えられる。. えている者が多かったと思われる。. 以上のことより,将来目標がある者は大学生活における不安. 「 卒業後の進路」 は,2 年生よりも1,3 年生の方が分野や領域. があっても不適応的なレベルにまでは至らないこと,それには. などを決めている割合が高い。これは,大学に入ることを目指. 曖昧さに対する積極的関与の態度が関連する可能性が示唆さ. して受験勉強に励み,晴れて大学入学を果たした 1 年生が将. れた。将来目標がない場合,目下の大学生活に高い不安を感. 来に対する期待や希望を大きく持っているのに対し,2 年生は. じることが多く,同時に大学への不適応感を感じやすいと考え. 大学生活にある程度慣れ,少し冷静な目で将来を捉えるように. られる。. なるためであると思われる。そして 3 年生になると就職活動を. 目的意識による検討では,「 経済的自立優位」 群が「 仕事・ 経. 意識し始めるために再び進路についての考えが具体化し始め. 験重視」 群よりも大学不適応を強く感じていることが分かった。. るのだろう。. 自分で収入を得て自活することは大学生にはまだ難しい。また,. 目標の有無による検討では,「 目標なし」 群は「 目標あり」 群と. 大学在学中に就職に有利な情報が得られるかどうか,この大. 比べ,「 学業不安」 「 成績・ 評価不安」 「 大学不適応」 が有意に高. 学にいて希望する職に就けるのかなど,経済的側面に着目し. かった。これらの不安は,目標の有無に関わらず誰にでもある. た就職への懸念も生じやすいのかもしれない。一方,「 仕事・. 程度存在する不安であると思われる。今回の結果からは,将来. 経験重視」 群は仕事そのものや仕事を通して得られる体験を.
(4) 重視する。その意識によって,今現在の大学生活を楽しむこと. い場面に出会っても,その事態をポジティブに捉え,何とかし. に目を向けることができ,大学に対する不適応感はあまり感じ. ようとすることで不安を回避できるのと考えられる。逆に全ての. ずに済んでいるのかもしれない。群ごとの下位尺度間相関を. 目的意識が低い場合,行動に対する動機づけは弱まり,現状. 見ても,「 仕事・ 経験重視」 群は「 大学不適応」 と他の不安との有. に対する不安が喚起されやすいようである。. 意な相関がみられなかった。すなわち,彼らが大学に不適応. また,進路への目的意識の中でも,将来進みたいと思う進路. 感を抱くことがあっても,それは大学や学業より,大学生活を通. に対して進路そのものに肯定的な感情をもっていたり,その進. して得られる様々な経験に起因するものである可能性がある。. 路に進むことで多くの経験をしたいと思っている場合は,不安. 曖昧さへの態度については,「 目的意識高」 群と「 仕事・ 経験. が生じても不適応状態までは至りにくいと考えられる。就職の. 重視」群は曖昧さを享受する態度を強くもつこと,「目的意識. 際にどれくらいの給与がもらえるのか,待遇や勤務条件はどう. 高」 群においては曖昧さを統制する態度も同様にもっているこ. なっているのかなどが気になるのは当然の心情である。本来な. とがわかった。本来,「享受」は曖昧さに対する肯定的態度,. らばそのような点も青年の自立にとって重要な役割を果たすは. 「 統制」 は否定的態度であるが,「 目的意識高」 群においてはこ. ずであるが,本研究では経済的側面に意識を向けすぎるとか. れらが正の相関を示していた。このことから,両者に共通する. えって不安が高まる可能性が示唆された。進路決定の際に. 曖昧なものへ積極的に関与する態度が当群に特徴的であると. 様々な側面から目的意識をもつことと,そのバランスが大切で. 考えられる。. あると思われる。. また,「経済的自立優位」群と「仕事・経験重視」群は,「統. 青年期の中でも社会とのかかわり方に最も変化が現れる時. 制」 しようとする態度に差はないが,その「 統制」と関連する態. 期にあるのが大学生であるが,彼らが卒業後の進路決定の際. 度がそれぞれ異なっている。前者は「 享受」 ,後者は「 排除」 で. に「 なぜその進路に進むのか」という問いに直面することは重. ある。「 統制」 が低いと「 享受」 する態度もあまり見られなくなり,. 要であると思われる。大学生活の中で,自分が近い将来どのよ. 曖昧なものに対して積極的に対処しようとしなくなることになる。. うな仕事に就くのか,就きたいのか,そもそもうまく就職できる. その結果,ストレスが増し不安も高まりやすくなるのではないだ. のかなど進路について曖昧な状況に置かれることは幾度となく. ろうか。「 仕事・ 経験重視」 群は,「 統制」 と「 排除」 が正の相関を. あるだろう。そのようなとき,雑誌やインターネット,大学から得. もっており,「 受容」 する態度が「 不安」 や「 排除」 を低減すると考. られる各職種や企業についての情報から自分に適した職業を. えられる。「 目的意識低」 群は,曖昧さに対する不安が高まると. 探すだけでなく,「なぜそれがしたいのか」を常に自分に対し. それを排除しようとするという特徴があるようである。. て問いかけることで,本当にやりたいことを適度な柔軟性をもち. Ⅴ.総合考察. ながら取捨選択することへとつなげていけるのではないだろう. 本研究では,大学生の進路への目的意識が大学生活不安, 曖昧さへの態度とどのように関連しているかについて探索的に 検討した。その結果,将来目標がある者とない者が存在し,両. か。 Ⅵ.今後の課題 今回の研究では質問紙調査により,目標・ 目的意識と不安,. 者には学業や成績・ 評価に関する不安,大学不適応感の高さ. 曖昧さへの態度の関連について検討を行ったが,将来に関す. に違いが見られた。将来目標がない者は,学業に関する不安. る意識や目標は非常に多様性があるため,その多様性を十分. が大学への所属感と関連しており,曖昧な状況に対して不安. に捉えることができなかった点は課題として挙げられる。今後. などの情緒的混乱を生じやすいことも示された。一方,将来目. は面接調査などにより,詳細に検討していくことが望まれる。不. 標がある者は曖昧な状況に対して前向き且つ積極的にアプロ. 安についても,今回は大学生活に関する不安のみを取りあげ. ーチする態度を強くもっており,漠然とした状況に積極的に関. ており,将来に対する目標や目的意識と不安との関連の一部. わっていこうとすることで事態を好転させることが可能になるの. を検討したに過ぎないと思われる。また,本研究では関連を検. ではないかと考えられる。目標が明確にある者は,仕事への関. 討するに留まり,概念間の因果関係については検討を行って. 心や社会への貢献,人と関わることを求めるなど,仕事に対し. いない。この点についても,仮説を設定して検証していく必要. て何らかの意味づけや価値を見出しやすい。また,目標がな. があるだろう。. い者は進路への目的意識も低くなることが示された。. Ⅶ.主要引用文献. 進路への目的意識は 4 タイプが抽出された。「 なぜその進路. 西村佐彩子 (2007). 曖昧さへの態度の多次元構造の検討―. に進みたいのか」という目的意識は,程度の差はあるものの,. 曖昧性耐性との比較を通して パーソナリティ研究, 15(2),. 個人の中で複数存在すると考えられる。全ての目的意識が高. 183-194.. いことは,物事に対する積極的な態度と関連していると思われ る。どうしたらよいか分からない場面や今後どうなるか分からな. 都筑 学 (1999). 大学生の時間的展望―構造モデルの心理 学的検討― 中央大学出版部.
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