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新幹線トンネルにおける桁構造化杭の応力挙動

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Academic year: 2022

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(1)VI‑159. 土木学会第58回年次学術講演会(平成15年9月). 新幹線トンネルにおける桁構造化杭の応力挙動 東日本旅客鉄道㈱. 正会員○佐藤. 治*. 東日本旅客鉄道㈱. 平間. 靖夫*. 東日本旅客鉄道㈱. 土井. 啓二*. 表−1ファイバーコンクリートの品質と配合(1m3当たり). 1.はじめに 新幹線トンネルにおいて、インバート構造となってい ないりょう盤構造のスラブ軌道箇所(地山は主として未 固結の凝灰岩箇所)において、路盤・りょう盤下に分布. 品 質 規 格. する凝灰岩の噴泥および噴泥に伴う路盤の沈下や軌道狂 い等の変状が発生し、路盤注入等の補修が繰り返されて きた。これは、路盤スレーキングによりスラブ軌道下面. 配. が空洞化するという事象である。比較的剛性があるスラ ブマットは、長期間に渡り変形すると軌道管理に莫大な 経費を要していた。このため、対策工としてスラブマッ. 合. ト下部の路盤を桁構造化で支持する杭、 (以下、拡径杭と. fek(N/㎜2) セメントの種類 スランプフロー(cm) 空気量(%) 鋼繊維量(Vol.%) Gmax(㎜) W/C(%) s/a(%) セメント(㎏/m3) 水(㎏/m3) 細骨材(㎏/m3) 粗骨材(㎏/m3) 鋼繊維(㎏/m3) 流動化材(C×%) 水中不分離性混和剤(㎏/m3) 消泡材(㎏/m3). 24 早強 55±5 4.0±1.5 1 20 55 60 484 242 866 595 78.5 2 2.22 0.2. 称す)による対策工を実施している。本報告は、活荷重 による作用応力変動が大きい拡径杭の応力変動の推移か ら対策工の効果を検証したので紹介する。. 光ファイバーケーブル. 図−1応力測定個所. 写真―1路盤噴泥及び締結装置 2.拡径杭の概要 拡径杭は、専用の掘削機械を用い既設スラブ軌道のコ ンクリートの路盤下に杭頭部を拡径し小口径の場所打ち 杭を構築する工法である。 また、拡径杭は杭体全長に渡り配筋できないこと、お よび水中施工となることから、杭体に水中不分離性鋼繊 維補強早強コンクリート(ファイバーコンクリート表− 1)を採用している。. 図−2杭及び計測断面図. Key Words:スレーキング、スラブ軌道、光ファイバー、ファイバーコンクリート、拡径杭 連 絡 先:* 〒983‑0853 宮城県仙台市宮城野区東六番丁 31‑2 ‑317‑. Tel.022‑266‑2397 Fax.022‑227‑6605.

(2) VI‑159. 土木学会第58回年次学術講演会(平成15年9月). 3.拡径杭の支持力計算 許容鉛直支持力Qa は列車荷重 8.5tf(輪重)を周面支 持力で確保する条件で設計されているが、一般基礎構造 物と比較すると列車荷重の変動を大きく受ける構造とな っている。 支持力計算 杭における許容鉛直支持力:Qa=αfQf+αpQp 周面支持力:Qf=UΣfiLi=0.18π×C×L 円形の直接基礎:Qp=A’{6.1・Ic・C} 鉛直支持力に対する安全係数. αf=0.5. 場所打杭:一時. αp=0.8. 図−4動的歪経時変化. 4.杭内の静歪. 6.まとめ. 拡径杭の長期耐久性を確認するために、杭内に歪計を 設置し測定を実施している。. 測定開始から2年以上経過したが、コンクリートの自 己変動以外大きな変化はみられなかった。季節変動とし. 従来ひずみ計においては、長期間の絶縁保持が困難で. ての気温による影響も考えられるが、湧水の多いトンネ. 計測継続ができないこと、また、測定個所がトンネル入. ルであるため、りょう盤下地山の飽和度の変化も推定さ. り口から 160m程度あり、インバーター制御であるVV. れる。動的な挙動は、膨張率の相違による支持機構の変. VFモーターの電車通過に伴うノイズ発生が著しいため. 化は考えにくく、地山の飽和度の上昇に伴い列車荷重が. ファブリー・ペロー型ひずみ計による光ファイバー式計. 過剰間隙水圧を発生させ有効応力の減少により杭に対す. 測を行った。. る荷重が少なくなっている可能性がある。. 杭内の静的歪は、杭施工時直後に 150μ程度の収縮が. 歪の傾向としては、杭上部が杭下端より大きな歪が発. 発生しているが、自己収縮範囲である。施工2年後は、. 生している。これは、当初の構想の通り、杭が路盤の荷. 100μの膨張が生じている。これは水中保存による膨張と. 重を周辺摩擦により支持していることが示されている。. 推定する。経時変化では大きな変動は見られず若干では あるが引張り側に推移し安定している。. 図−3静的歪経時変化 図−5動的歪振幅分布図. 5.列車荷重載荷時の応力 静的及び動的軸力の測定を3ヶ月おきに行い、各歪 計毎の時系列変化を把握監視した。. 【参考文献】 1) 清水 満:鉄道トンネルにおける路盤噴泥対策工の開発. 動的軸力測定は、サンプリング周波数 500Hz、収録. 第33回地盤工学研究発表会 1999.10. 時間 40 秒とし、列車が杭体上を通過している区間を抽出、. 2)中村 宏:トンネル内噴泥・路盤沈下対策に場所打ち杭を採用. 列車通過に伴う杭体歪みの変化を捉えた。. トンネルと地下 2002.10. 最大歪量 35μ程度の 1Mpa相当の応力度から摩擦杭 としての機能を保持している。 ‑318‑.

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