中越地震による長岡高専3号館の被災原因の検討
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(2) 3-160. 土木学会第60回年次学術講演会(平成17年9月). 400. 200. 加速度(gal). 3-2. EW NS UD. 300. 図-5 に示す 3 号館南側は、旧地山が東から西に下る 斜面を成している。図中に示した要素 1〜6 の旧地山西. 100. 向き斜面について、図-7 でせん断応力と粘着力を比較. 0 -100. 旧地山西向き斜面. 0. 5. 10. 15. 20. する。すべての要素で地震時のせん断応力は粘着力を. -200. 上回っている。この斜面のドライブ力は 2.3MN、抵抗. -300. 力は 866KNであり、地震時の安全率は 0.374 である。. -400. 西側斜面の自重解析結果も図-7 に併記したが、全て. -500. の要素で粘着力がせん断応力を大きく上回っている。. 時間(sec). 図-4 表-1. 入力地震波. この斜面のドライブ力は 63KN、抵抗力は 866KN であ. 層序と地盤物性値 3. 盛土 盛土 (地下水以下) 旧表土 御山層 御山層 (地下水以下) 魚沼層 魚沼層 (地下水以下). り、常時の安全率は約 14 である。 2. γt(KN/m ) E(KN/m ) 16.17 43894. 4.まとめ. ν 0.33. 16.17. 83114. 0.49. 13.72 16.66. 15023 101744. 0.49 0.33. 16.66. 113984. 0.49. 17.64. 430916. 0.33. 17.64. 482758. 0.49. 長岡高専3号館立地地盤の地震時挙動を三次元動的弾性応 答解析で調べた結果、校舎の南西付近で有機質粘性土から成 る旧表土に沿って、南西向きの地すべりが生じたと考えられ る。校舎が反時計回りに変位し、打ち継目で破断したのは、 このような地盤の地すべりによるものであることが分かった。 V1. 3.解析結果 3-1. 旧地山南向き斜面(Y軸負の方向). y. モデル全体の要素のうち、旧地山表面の深さにおけ る要素の平面図を図-5 に示す。座標原点から、Y 軸の. 1. 1. 負の方向に敷地境界まで達する旧地山南向き斜面に取 った図中1〜17 までの連続する要素について、旧表土. 17. 各要素の下面の勾配と平行な向きのせん断応力τθと、 粘着力を比較した。ここに粘着力はCu=0.33σ’z0で 求まる非排水強度、σ’z0は有効土被り圧力である。図. 3号館. x. 6. 旧地山西向き斜面. 旧地山南向き斜面 Y Z. X. -6 で、常時と地震時のせん断応力と粘着力を比較した。. 図-5. 横軸は、図−5 に示した要素の番号である。同図による. 72kN/m2 と大きく、 粘着力 30kN/m2 の 2.4 倍に達する。 谷部分にあたる要素 17 では、粘着力と同程度の値に留. 80. 応力(KN/m2). と、旧地山の勾配が大きい要素3でせん断応力は. 解析要素番号配置場所 せん断応力 粘着力 自重のみ. 60 40 20 0. まっている。各要素のせん断応力と粘着力に、それぞ. 0. 5. れ要素の幅1mあたりの面積を掛け、旧地山南向き斜 面全長に亘って加えた幅 1m あたりのドライブ力と抵. 図-6 応力(KN/m2). 旧表土で地すべりが発生したと考えられる。図中には、 常時の自重のみによるせん断応力も示したが、全ての. →南. せん断応力 粘着力 自重のみ. 80 60 40 20 0. 図-7 -320-. 20. 0. 要素で粘着力がせん断応力を大きく、ドライブ力は 484kN、安全率は 2.8 であり、当然安定している。. 15. 南北方向のせん断応力と粘着力 100. 抗力を求めた。ドライブ力は 2.7MN、抵抗力は 1.3MN であり、ドライブ力は抵抗力の 2.1 倍に達することから、. 10 要素番号. 2. 4 要素番号. 6. 8. →東. 東西方向のせん断応力と粘着力.
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