麻疹並びにジステンパーウイルス感染細胞の細胞化学的研究
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(2) 708. 柴. 12と 略 記)及. び コ クサ ッキ ーB5型. 下Gox.. 略 記)を 使 用 した.. B5と. 2)培 養 細 胞: MDCK細 (豚腎 細 胞),. 3)細. ウ イル ス(以. 胞(犬 腎 細 胞), PS細 胞. HeLa‑S3細. して い る犬 腎細 胞(以. 田. 胞及び 当教室 で 分離継代. 下CSと. 略記)を 使 用 した.. 胞培 養 液: Earleの 塩 類 溶 液 に0.5%ラ. ア ル ブ ミン水解 物 及 び0.1%イ た 溶 液(以 下YLEと. クト. ー ス ト抽 出物 を加 え. 略記)に20%仔. え た もの を 増 殖 用 と し, 5%仔. 牛 血 清 を加. 牛血 清加YLE溶. 液. を 維 持 用 と して 用 い た.. 醇. 間 固 定 して, McIlvaineのpH4.0の. 緩 衝 液 に1分. 間 浸 した後,上 記 緩 衝 液 に0.01%の. 割 に とか した. AO染. 色 液 で3分 な い し7分 間 染 色 し,最 後 に 上 記. 緩 衝 液 で3回 洗 つ た 後 観 察 した.尚,. model AHL‑250)を Y1の た. RNaeeに. よ る 消化 試 験 に は, RNaseはWorth を 用 い,こ. 液(pH4.0)及. のRNaseをMcllvaine緩. び蒸 溜 水 に0.01%の. リプ シン に よ り分 散 した細 胞 を 増 殖 用 培. 使 用 した.即. 養 液 に105. cell/ccに な る よ う に 浮 游 し,こ の1cc. ス リ ップ を 上記RNase溶. で 静 置培 養 した.こ の細 胞. が 試 験 管 内 に 予 め 挿 入 して あ つ た カバ ー ス リップ 上 に 単 層 に な つ た 時,即. ち,細 胞 が1.5〜2.0×105. (Lamp. 使 用 し, blue violetで 励 起 し. び0.25%ト. を 試 験 管 内 に入 れ37℃. 色 の場. フ ィル ター を用 いて 紫 外 線 部 を 遮 断 し観 察 し. ington製. 4)細 胞 培 養 及 び ウ イ ル ス接 種: 0.02%EDTA及. AO染. 合,顕 微 鏡 は,光 源 と してTiyoda‑Permaray. ち, Carnoy液. 作 用 させ た後, AO染. 衝. 割 に と か して. に よ り 固 定 した カバ ー 液 に 浸 し37℃. 色 及 びMgP染. に1時 間. 色 を行 ない 観. 察 した. 尚,対 照 と して は, HE染. 色, MgP染. 色, Gi染. cell/ccに 増加 した 時,培 養 液 を す て燐 酸 緩 衝 液(以. 色 及 びAO染. 下PBSと. を, F反 応 の 場 合 に は塩 酸加 水 分解 を行 な わ な い ウ. 略 記)に て3回 洗 つ た 後,維. 1ccを 加 え 同 時 に103. TCID50の. 持培 養液. ウ イル ス 液 を0.1. cc接 種 し,以 後3な い し4日 目毎 に維 持培 養 液 を 交 換 しな が ら培 養 を 続 け た.. り出 し下 記 の染 色 を 行 なつ た.ヘ マ トキ シ リン ・エ. (以下Gi染. 下MgP染. 色 と略 記),ギ. 色 と 略 記),フ. F反 応 と略記),メ. び ア ク リジ ン ・オ レ ンジ 染. aseと 略記)に. よ る 消化試. 験 を も行 な つ た. HE染. 色 及 びGi染. で1時 間 処 理 した もの. に, F反 応, MgP染. 色 標 本 に は,そ れ ぞれHE染. F反 応 は,試 料 を95%ア. ル コー ル と飽 和 昇汞 水 と. 間 浸 し,次 い で56℃. 色及 び. 色 で 後 染 色 して. 封 入体 で あ る ことを 確 認 した. 第2章. 実. 験. 結. 果. 麻 疹 ウ イル ス感染 細 胞 に み ら れ る 細 胞 変 性効 果 (以 下CPEと. 略記)は,. EndereとPeebles1)の. に 温 め た1N・HCl. 報. 告 以 来,多 数 の報 告 が あ り(Black25), blilovanovic 26), Toyoshima27), Oddo28)及 びKohn29)ら),こ の 実 験 に お い て も これ らの 報 告 と同 様 のCPE,即. 色 は 常 法 に 従 つ て行 つ た.. を 等 量 加 え た溶 液 で24時 間 固定 し,水 洗 後 冷1N・H‑ Clに1分. AO染. ィ ル ゲ ン 反 応(以 下. 色 と 略記)を 行 な い,更 に,リ ボ ヌ. ク レア ー ゼ(以 下RN. を 含 まな い 蒸 溜 水 中 に37℃. 理 の 場 合 に はRNase. ー ムザ 染 色. チ ル グ リー ン ・ピ ロニ ン染 色(以. 色 と略 記)及. 色(以 下AO染. イル ス接 種 細 胞 を, RNase処. を染 色 し観 察 した.更. 5)染 色 方 法:試 験 管 内 カバ ー ス リ ップ を 適宜 と. オ ジ ン染 色(以 下HE染. 色 の場 合 に は ウ イ ル ス 無 接 種 の 細 胞. ち,. 線 維 芽 細 胞 様 変 化,多 核 巨大 細 胞 形 成,細 胞 質 内封 入 体 及 び核 内 封 入体 形 成 な ど が観 察 され た.以 下, 各 染 色 法 に よ り得 た結 果 を詳 述 す る. 1) HE染. 色: CS‑Edmの. 系 に お い て は,ご. く早 い. 中 で10分 な い し15分 間 加 水 分 解 し,再 度 冷1N・HCl. もの で は ウ イル ス接 種 後2日. に1分 間 浸 して加 水 分 解 を 停 止 させ た 後, Schiff氏. た エ オ ジ ン好 性 の 細 胞 質 内 封 入体 が 散見 され た.し. 染 色 液(Stowell22)に. か し,通 常細 胞 質 内 封 入 体 が観 察 され る よ うに なつ. 従 い 調 製)中. に て2時 間 染 色. 目頃 よ りハ ローを持 つ. 後,亜 硫 酸 水 に て脱 色 して メチ ル グ リー ンに よ り共. た の は ウ イル ス接 種 後3な い し4日 目頃 か らで あ り,. 染 色 を行 つ た.. 多核 巨大 細 胞 及 び個 々の 細胞 に い ず れ もハ ロー を も. MgP染. 色 は,試 料 をCarnoy液. で 固 定 し水 洗 後,. つ た小 さ い 円形 の エ オ ジ ン好 性 の 封 入体 と して 出現. 色液. し,感 染 の進 行 と と もに 細 胞 質 内封 入 体 自身 もそ の. (メ チ ル グ リー ン及 び ピ ロニ ンは 柴 谷23) 24)に よ り. 数 及 び大 き さを 増 して ゆ き,極 期 の10日 目頃に は細. 精 製 後 調 製)に て5分 間 染 色 しブ タ ノー ル で脱 色 し. 胞 質 の半 分 を 占 め る よ うな 巨 大 な 封 入体 も観 察 され. た.. た.. 酢 酸緩 衝 液 に よ りpH4.7に. AO染. 調 整 したMgP染. 色 は,試 料 をCarnoy液. で5分 な い し10分. 多 核 巨大 細 胞 は,ウ イル ス接種 後2な い し3日 目.
(3) 麻 疹 並 び に ジ ス テ ンパ ー ウ イル ス感 染 細 胞 の細 胞 化学 的研 究. 709. 頃 よ り4な い し5核 の もの が形 成 され 始 め,核 の数. を 呈 し, DNAを. は4な い し5個 の もの か ら40な い し50個 に 及ぶ もの. 即 ち,加 水分解 を 行 な わ な い対 照 細 胞 で は一 様 に メ. もつ核 の 濃 紫 色 と よ く対 比 され た.. まで あ り,核 は細 胞 周 辺 部 に偏 在 す る もの か ら 巨大. チル グ リー ンの 緑 色 を呈 し, F反 応 が 正確 に行 な わ. 細 胞 全体 に 均等 に分 布 す る もの まで 多 彩 な 様 相 を 呈. れ た こ とを 示 して お り細 胞 質 内 及 び 核 内封 入 体 はい. した.典 型 的 な 多 核 巨大 細 胞 は,エ オ ジ ン好 性 にな. ず れ もDNAを. つ た 細胞 中心 部 を 囲 む よ う に して10な い し20個 の 核. は, Reissig4)及 び俵30)の 報 告 と一 致 す る.. が 存 在 し,細 胞 質 内封 入 体 が そ の外 周 部 を 占 め る よ. 4) MgP染. もつ こ とが 否 定 さ れ た.こ の結 果. 色:ウ. イル ス接 種 後3,. 6,. 9,. 12,. うな もの で あつ た.ウ イ ル ス未 接 種 の対 照 細 胞 に お. 15, 18及 び21日 目 の もの を 染 色 し観 察 した.そ の結. い て も時 に4な い し5個 の核 を もつ た多 核 巨大 細 胞. 果 は,ウ イ ル ス接 種 後 の 経過 日数 の多 少 に か か わ ら. が 認 め られ る こ と が あ つ た け れ ど も,細 胞 質 内封 入. ず 核 は メチル グ リー ン好 性 で緑 色を 呈 し,核 小体,. 体,核 内 封 入体 及 び線 維 芽細 胞 様変 化 は認 め られ な. 両 封 入体 及 び細 胞 質 は ピ ロニ ン好 性 で 赤 色 を呈 し,. かつ た.. 細 胞 質 内及 び核 内 封入 体 に はRNAの. 核 内封 入 体 は,ウ イ ル ス接 種 後5な い し7日 目頃 よ り観 察 され る よ う にな つ た.円 形 な い し楕 円形 の. 存在すること. が推 定 され た. 5) AO染. 色:ウ. イル ス 接 種 後2,. 4,. 6,. 8,. ハ ロー を持 つ た小 さ い核 内封 入 体 は,感 染 の 進 行 と. 10, 12, 18, 24, 36及 び48時 間 目の もの と,そ れ 以. と もに そ の大 き さ及 び数 を ま して ゆ き核 小 体 を 除 い. 後 は26日 目 まで の ものを 連 日的 に観 察 した.. た核 全体 を 占 め る よ う な も の も少 数 な が ら観 察 され た.. ウ イル ス接 種 後10時 間 目 まで の もの に は著 しい変 化 は認 め られ な か つ た.ウ イル ス接 種 後12時 間 目の. 線 維芽 細 胞 様 変 化 の形 成 は,ウ イル ス接 種 後1な. 感 染 細 胞 は,対 照 と比 較 して 細 胞質 は赤 味 を 増 し,. い し2日 目頃 よ り観 察 され る よ う にな り感 染 が進 む. 核 小 体 はそ の大 き さ及 び赤 色 の輝 きを 増 し同 時 に核. に従 い著 明 に な つ て行 な つ た.こ れ ら の感 染 細胞 は,. 自身 も大 き くな り黄 色 の 螢 光 を 強 く発 す る よ うに な. 10な い し25日 の 間 で封 入 体 を もつ た細 胞 は 封 入体 を. つ た.更 に,核 の 中で は ク ロマ チ ン の集 積 と思 われ. もつ た ま ま 次第 に 円形 化 し,多 核 巨大 細 胞 も又次 第. るDNAに. に円形 化,縮 小 化 しカバ ー ス リ ップ よ り脱 落 して行. 様 に感 染 細 胞 は,DNAの. つ た.. 或 い は,淡 緑色 の一 様 な 核 内 に あ ざや か な 赤 色 の螢. MDCK‑, は, CPEの. PS‑及. びHeLa‑S3‑Edmの. 富ん だ強 い 黄 緑 色 の螢 光 を 認 め た.こ の 集 積 の あ る 核 を もつ細 胞,. 系 において. 光 を 発 す る大小 様 々な 核 小 体 を もつ 細 胞 な ど 多様 な. 発 現 の 時 期 が ウ イル ス 接 種 後5な い し. 細 胞 が 混 在 して お り,対 照 細胞 に み られ る如 き変 化. 7日 と遅 れ る点 を 除 い て, CS‑Edmの. 系 と 同 じよ う. に 乏 しい 単調 な細 胞 とよ く対 比 す る こ とが で き た.. な 経 過 を た ど り管 壁 よ り脱 落 して ゆ くの が観 察 され. 感 染 細胞 の この様 な 多 様性 につ い て は,殆 ん どの 細. た.. 胞 が カバ ー ス リ ップ よ り脱 落 して しま う25日 目頃 の. 2) Gi染 色:細 胞 質 内封 入 体 は,ま ず 非 染 色 性 部. もの に お いて も観 察 され た.又,感. 染 初 期 に おい て. 分 と して 出現 し感 染 の進 行 と と もに次 第 に赤 紫 色 を. ク ロマ チ ン の集 塊 に 伴 い核 内 に一 見 核 内封 入 体 と間. 帯 び る よ う にな り,完 成 され た もの は赤 色 を 呈 した.. 違 うよ うな 小 さい 円 形 の非 染 色 性 部 分 が 出現 した け. 核 内封 入 体 は,非 染 色 の ま ま で カバ ー ス リ ップ よ り. れ ど も,同 様 な非 染 色性 部 分 は 対 照 の細 胞 にお い て. 脱 落 して ゆ くの が大 多 数 で あ つ たが,少 数 の もの は. も観 察 され,ウ イ ル ス の増 殖 とは 関係 がな か つ た.. 赤紫 色 な い し青 紫 色 を呈 した.細 胞 質 内封 入 体 の 出. ウ ィル ス接 種 後18時 間 目に な る と上 述 の変 化 は 対 照. 現 の様 相 に つ い て はToyoshima2)の. に比 較 して 明 らか な差 異 と して 認 め られ た.ウ イル. 観 察 と異 な る け. れ ど も,非 染色 性 の核 内封 入 体 を もつ点 に お い て は. ス接 種 後24時 間 目に は, 4な い し5核 の多 核 巨 大 細. 一 致 す る.多 核 巨大 細 胞 は,淡 青 色 な い し青紫 色 の. 胞 が 観 察 され るよ うにな つ たが, HE染. 細 胞 中心 部 の周 囲 に核 が 環 状 に 配 列 し,更 に そ の外. い て 述 べ た よ う に4な い し5核 の細 胞 は対 照 に お い. 周部 に細 胞 質 内封 入 体 が 観 察 され た.. て も認 め られ る こ とが あ り,必 ず し もウ イル ス感 染. 3) F反 応:ウ 18, 24及 び26日. イル ス接 種 後3,. 6,. 9,. 目 の 細 胞 に つ い てF反. 12, 15, 応を行な. に よ るCPEと. 色 の項 に お. は 断定 で きな か つ た.し か し,多 核. 巨大 細 胞 は,細 胞 融 合 に よつ て 形成 され る もの で あ. つ た結 果 は,感 染 後 の 時 期 に 拘 わ らず細 胞 質 内及 び. り,従 つ で,細 胞 質 の量 が 多 い た め に赤 色 の 螢 光 が. 核 内封 入体 は共 染 色 に 用 い た メチ ル グ リー ン の緑 色. 他 の 細 胞 に比 較 して 著 しか つ た.ウ イル ス接 種 後48.
(4) 710. 柴. 時 間 目に は,ご. 田. く少 数 で あ る けれ ど も細 胞 質 内封 入. 体 を もつ た 細 胞 も観 察 され る よ うに な り,又,線. 維. 芽 細 胞 様 変 化 も散 見 され る よ うに な つ た.. 醇. 白色 の細 胞 質 内封 入 体 が 依 然 と して 認 あ られ,そ の 内側 に赤 い細 胞 質 が 同 心 円 状 に層 状 に 位 置 し,最 内 側 に強 い 黄 色 の 螢 光 を もつ 核 が 存 在 した.こ れ らの. 感 染 細 胞 の あ る もの にお い て は,細 胞 質 が 粒子 状. 細 胞 は,最 後 に は赤 い 無 構 造 な もの の 中 に 黄 色 の螢. で あ り,し か も,そ の 粒 子 が 細 胞質 内 に局 在 す る も. 光 が顆 粒状 にな つ て観 察 され,更 に は 青 白 色 の細 胞. の,或 い は,細 胞 質 膜 上 に 点 状 に 散 在 す る もの な ど. 破 片 と して カバ ー ス リ ップ よ り脱 落 して行 つ た.. が 認 め られ た け れ ど も,細 胞 質 の この 様 な変 化 は対 照 の細 胞 に お い て も観 察 され ウ イル ス増殖 と関 係 の な い こ と は 明 らかで あ る.又,感. 染の時期を問わず. 線 維 芽 細 胞 様 変 化 を 起 した 細 胞 に お い て も,赤 い 螢 光 が 局 在 す る よ うな 傾 向 は 認 め られ な か つ た. 対 照 に観 察 したHeLa‑S3‑Cox. B5の 系 に お いて は,. 細 胞 質 内 に帽 針 頭 大 ま で の赤 い小 さい 顆 粒 が 認 め ら. 甲野32)及 び 前 田33)ら が 報告 して い る よ うな エ オ ジ. れ た.対 照 細 胞 に も同様 な 顆 粒 は観 察 され 感 染 細胞. ン好 性 の 細 胞 質 内 封入 体 と一 致 す る よ うな 赤 色 な い. に特 異 的 な変 化 とは云 えな か つ た.な お,こ の赤 い. し黄 色 の 螢 光 は 認 め られ な か つ た.細 胞 質 に おい て. 顆 粒 は, Toyoshims2)の. は核 の 一 側 端 に 細 胞質 が著 し く乏 し く殆 ん ど赤 色 の. 報 告 して い る細 胞 質 内封 入. 体 と間 違 が わ れ易 い け れ ど も, HE染. 色 に て 後染 色. 螢 光 を 認 め 得 な い よ うな 円形 な い し楕 円形 の 部 分 が. を 行 な う とヘ マ トキ シ リン好 性 で あ り好酸 性 のハ ロ ー を 持 つ た細 胞 質 内封 入 体 と は異 な る もの で あ る .. で 確 認 は で きな か つ た け れ ど も,局 在 場 所 か ら考 え. 細 胞 質 内封 入 体 が 観 察 され は じめ るの は, HE染. て 細 胞 質 内 封入 体 と推 定 され た.感 染 の進 行 過程 に. 色 の場 合 と同 様 に ウ イル ス接 種 後3な い し4日 目以. お い て 細 胞 質 に赤 い小 さい 粒 子 が 弥 漫 性 に,或 い は,. 後 で あ り,周 囲 を非 染 色 性 の ハ ロー で 囲 ま れ た小 さ. 細 胞 質 内 に 局在 して多 数 認 め られ た けれ ど も,ウ イ. い 円形 な い し楕 円形 の 一 様 な 青 白 色 な い し青 緑 色 の. ル ス 未接 種 の対 照 細 胞 に お い て は この 様 な 変 化 は認. 色 調 を もつ よ うな もの で あ つ た.こ れ らの封 入 体 は,. め られ ず,ウ イ ル ス増 殖 と関 係 す る もの と考 え てい. 細 胞 質 内 の不 定 の場 所 に1な い し2個 出現 し,培 養. る.. を 続 け る に従 い その 大 き さ及 び 数 を 増 して行 つ た.. あつ た. HE染. 6) RNaseに. 色 に よ る後染 色 を 行 な つ て い な い の. よ る消 化 試 験:. RNase処. 理 後MgP. 細 胞 質 内封 入 体 は,一 部 緑 色 を 示 す もの も観 察 され. 染 色 を行 な つ た もので は,細 胞 質 内 及 び核 内 封入 体. た けれ ど も多 くの もの は終 始 青 緑 色 な い し青 白色 で. は と もに対 照 と 同様 に ピ ロニ ン好 性 で あ り,全 く相. あ り, RNAと. 違 を 認 め るこ とが で きな か つ た. RNase処. 推 定 され る よ うな 赤 色 な い し橙 赤 色. 理 後AO. を 示 す も の は全 く認 め られ な か つ た.対 照 に観 察 し. 染 色 を行 な つ た場 合 細 胞 全 体 に被 染 色 性 の低 下 が 認. たHeLa‑S3‑Adeno. め られ た.即 ち,核 小 体 及 び 細 胞質 の 赤 色 の螢 光 は. 12の 系 に お い て は, Mayor31)が. 報 告 して い る よ う に核 内 に 一 過 性 の赤 色 の螢 光 を 認. あ る程 度 低 下 した けれ ど も,な お,淡 い赤 色 の螢光. め,以 後 強 く輝 や く黄 緑 色 の 螢 光 の集 塊が 出現 し,. が 観 察 され た.一 方,核 の 黄 色 の螢 光 は,や や 鈍 る. AO染. 程 度 で あ つ た.従 つ て,細 胞 質 内 封 入 体 はRNase. 色 が 正 確 に 実施 されて い る こ とを 確 認 した.. 核 内 封 入 体 が 出現 す るの は,ウ イ ル ス接 種 後5な. 抵 抗 性 で あつ た.核 内 封 入 体 は, RNase処. い し7日 目以 後 で あ り, Gi染 色 と 同 様 に 小 さ い 円. 非 染 色 の ま ま で あ り,又,青. 形 な い し楕 円 形 の 非 染 色 の 部 分 で あ ると同 定 され た.. は り青緑 色 の螢 光 を 発 した.. この 核 内 封 入 体 が 出 現 す る場 所 に 関 して は一 定 の 規 則 的 な こ とは 認 め られ な か つ た.末 期 に は一 部 青 白. こ こでRNaseの. 理後 も. 緑 色 の 色 調 の ものはや. 有 効 性 を しらべ る た め に次 の2. つ の 実験 を行 な つ た. 1つ は,感 染 極 期 の培 養 細胞. 色 を呈 す る もの もあ つ た け れ ど も,多 くの 核 内封 入. を培 養液 とと も に5回 凍 結 融解 し, 1,000rpmで10. 体 は非 染 色 の ま ま で カバ ー ス リ ップ よ り脱 落 して い. 分 間遠 心 沈 澱 を 行 な い 細 胞 破 片 を お と し,上 清 の ウ. つ た.. イ ル ス浮 游 液1ccにMoIlvaineの. CPEが. 著 明 にな るに 従 い 円形 化 し脱 落 して ゆ く. 細 胞 が多 くなつ た.即 ち,核 は黄 色 の 色調 を,そ. し. に0.01%の 37℃. 濃 度 に 溶 か したRNaee溶. 緩 衝 液(pH4.0) 液1ccを. で1時 間 作用 させ た.こ の 混 合 液0.1ccを. 加え 単. て 細 胞 質 は赤 色 の螢 光 を 強 め て い つ た.多 核 巨大 細. 層 培 養 した 細 胞 に 常 法 に 従 い接 種 した.他 の1つ の. 胞 で は,細 胞 の 中 心 部 は 明 るい 黄 色 な い し橙 黄色 を. 実 験 は,常 法 に従 い103TCID50の. 呈 し,そ の周 辺 に核,更. を 接 種 した 後,. に外 側 に青 緑 色の 封 入体 が. 存 在 した,単 独 の 感 染 細 胞 に お い て は,最 外 側 に 青. ウ イル ス液0.1cc. 1時 間 目に 培 養 液 をす てPBSに. て. 3回 洗 い 未 吸着 ウ イル ス を除 き,次 いで ウ イル ス吸.
(5) 麻 疹 並 び に ジ ス テ ンパ ー ウ イル ス感 染 細 胞 の 細 胞 化学 的研 究 着 細 胞 に上 記RNase溶. 液1ccを. 間 作 用 させ た後,再 度PBSに い 落 し常 法 に従 い1ccの. 加 え37℃. で1時. て このRNaseを. 洗. 維持培養液を 加 え 培養を. 711. 織 化学 的な 有 力 な 手 段 と して使 用 され る よ うに な つ た.即 ち,適 当なpH及. び染 色液 濃 度 で あ れ ば,肥. 胖 細 胞 の 顆 粒 並 び に軟 骨 基 質 の 赤 色 螢光 及 び血 管 壁. 続 行 した.そ の 結 果 は,麻 疹 ウ イル ス感 染 細 胞 に形. 弾 性 板 の 黄 色螢 光 な ど少数 の 例 外 を 除 い て, RNA. 成 され るCPEと. は 赤 色 な い し橙 赤 色 の 螢 光 と して, DNAは. 全 く同 じCPEが. 観 察 され ウ イル. 黄色な. ス の増 殖 が あ つ た もの と推 定 され た .従 つ て,封 入. い し黄 緑 色 の 螢 光 と して 観 察 さ れ る. Schummelfe. 体 が 真 にRNase抵. der40)は,酸. 抗性 で あ るの か,或 い は, RNase. が 失 効 して い るの か,こ の点 に つ い て は 後 で検 討 し たい.. 因 で あ る と述 べ,従 つ て, DNase及. びRNaseを. 作. 用 させ る こ とに よ つ て 核酸 の存 否 を 判 定 で き る と述 第3章. べ て い る. 総括並 びに考按. 一 方, AO染. 表Iに み られ るよ う に実 験 結 果 は,染 色 法 に よ り 異 な り封入 体 の 性状 はDNAで RNAで. 性 粘 液 多糖 質 が この 偽 陽 性 の 結 果 の原. あ るの か,或. い は,. あ るの か 速 断 で きな い.従 つ て,ま ず各 染. 色 法 につ い て 検 討 した い.. , Schumme. lfeder40)は 高 重 合DNAは. 核 を赤 色 に染 め な い け れ. ど も 酸 加 水 分 解 に よ つ て生 じる低 重 合DNAは. びRNAの. 染 別 に 重 要 な 働 きを. して い る と報 告 して い る.又,. Mayor41)は,. る適 当 な 時 間 内 で の加 水 分解 後染 色 を 行 なつ た結 果. DNAを. 得 られ るDNAに. 色 に よ り赤 色 の 螢 光 を発 し,し か もDNaseに. 対 す る特 異 的 な染 色性 は き わめ て. 高 い もの で あ り, DNAの. 決 定 に対 して 有 力 な 組 織. 化 学 的 な手 段 で あ る(Lison34), 2) MgP染. 色: DNAに. 劣 るけ れ ど も, RNaseを. Pearse35),柴 谷36)).. 対 す る特 異 性 はF反. 応に. 併 用 す る こ と に よ りRNase. に対 す る選 択 的染 色 性 は高 上 す る(Lison34)) . Kur nick37)及 びPollister38)ら は, RNase処 合DNAは. 理 後 も低 重. ピ ロ ニ ン好 性 で あ る と報 告 して い る.し. か し,細 胞 質 内 及 び核 内 封入 体 は, RNase処. 理のい. 核. を赤 色 に染 め る と述 べ,核 酸 分 子 の 重 合度 及 び染 色 液 濃 度 がDNA及. 1) F反 応:染 色 理 論 は 不 問 に して も,塩 酸 に よ. 色 の染 色 理 論 に つ い て は. 1本 鎖. もつ φ ×174バ クテ リオ フ ァー ジ は, AO染. て 感受 性 で あ る と述べ て い る.同. 対 し. じ くMayor42)は,. ポ リオ ウイ ル ス及 び タバ コモザ イ ク ウ イル ス につ い て行 つ たAO染. 色 の 結 果, DNAが. 黄 色 にRNA. が赤 色 に染 別 され る原 因 は核 酸 分 子 の立 体 構 造 及 び 染 色 液 の 濃 度 が 帰 因 して い る と結 論 して い る. Gomatos43)44)は, Reoウ. イ ル ス3型 に感染 した L. 細 胞 に形 成 され る細 胞 質 内 封入 体 は,淡 緑色 を呈 し あ た か もDNAが. 存 在 す るか の よ う に観 察 され る.. かん を 問 わ ず ピ ロニ ン 好 性 を 示 す こ と,し か も,. 更 に,こ の緑 色 の 封 入体 はRNaseに. DNAに. で あ りウ イル スの 増殖 の場 と一 致 す る と述 べ て い る.. 対 して は よ り特 異 性 の 高 いF反. あ る こ とよ りDNAは 3) AO染. 存 在 しな い と考 え られ る.. 色: Armstrong39)が,. の 染 別 にAO染. 応が陰性で. DNA及. びRNA. 色 を 使 用 して 以 来,核 酸 に対 す る組. 表1. そ して, Reoウ. イル ス3型. の 核 酸 組 成 を しらべ た. 結 果, 2本 鎖構 造 を もつRNAで た.他 方, Rhim45)は,. Reoウ. 各 種 核 酸 染 色 法 に よる麻 疹 ウ イ ル ス封 入 体 の性 状. 対 して 抵 抗 性. あ る こ とを 明 に し イル スI型 感 染 細胞.
(6) 712. 柴. 田. に形 成 され る細 胞 質 内 封入 体 は初 期 に は緑 色 を 示 す. 醇. ① につ い て は, AO染. 色 の結 果 か ら の 推 定 で あ る.. けれ ど も感 染 の進 行 と と もに次 第 に赤 色 調 を 増 して. しか し, F反 応 が 陰性 で あ る こ とよ りま ず 否 定 され. ゆ き,未 期 に は赤 色 の螢 光 の み観 察 され る と述 べ て. よ う.. い る.そ. して,こ の初 期 の 緑 色 の封 入 体 は, Pepsin. に対 して は感 受 性 で あ るけ れ ど も, RNase及 Naseに. びD. 対 して は 抵 抗 性 で あ る と述 べ て い る.. 更 に, AO染. 使 つ たAR法. 色 の 鋭 敏 度 に つ い て し らべ て み る と,. Andersom46)は, μgのDNAは. 1個 のT2フ. ァ ー ジ の もつ2×10‑10. 針 の 先 くらい の大 き さに 認 め られ る. と述 べ, Mayor41)は,ア. ② につ い て は, MgP染 Takahashi19)は,. ク リジ ン ・オ レン ジが 核 酸. 色 の結 果 よ り推 定 され る.. H3‑uridine及. びH3‑thymidineを. の 結 果 銀 顆 粒 は主 と して 核 内 に 認 め. られ 細 胞 質 内 封 入 体 の 中 に は殆 ん ど認 め られ なか つ た.従 つ て,細 胞 質 内 封入 体 はDNA及. びRNA合. 成 の場 で は な い の で あ ろ うと判 断 して い る. Levy49) は, Hela細. 胞 を 用 い た ポ リオ ウイ ル ス の 増 殖 実 験. に結 合 す る の は主 と して 核酸 の燐 酸 基 で あ り,こ れ. にお い て 感 染 後 の細 胞 をAR法. に 弱 いVan. 追 求 した.そ の 結 果,ウ イ ル ス接 種 後1時 間 目 よ り. der Waal力. が 加 わ つているのであろ. う と述 べ,ポ. リオ ウ イル スの10個 が 集 塊 を な して い. 核 小 体 にH3‑uridine及. るか,又 は,. 3×10‑11μgのRNAが. 観 察 され 約3時 間続 い た.そ. 存 在 す る場. 及 びFA法. びH3‑cytidineの. により. 取 込 みが. して,ウ イル ス接 種 後. 合 に は 赤 色 の 螢 光 と して 観 察 可 能 で あ る と述 べて い. 1.5時 間 目頃 よ り細 胞 全 体 の 蛋 白合 成 が増 加 して 来. る.. た. FA法. 4) RNaseに. よ る消 化 試 験:細. 核 内 封入 体 は と もにRNaseに. は,ウ イ ル ス 接 種 後3時. 間 目頃 よ り核 内. 胞 質 内 封入 体 及 び. に特 異 螢 光 を 認 め るよ う に な り, 4時 間 目丁 度 再 生. 対 して 抵抗 性 で あつ. ウ イル スが 出現 す る頃 よ り細 胞 質 内 に特 異 螢 光 を 認. た.こ の 結 果 及 び 細 胞 質 内封 入 体 が 青 緑 色 で あ る こ. め た.従 つ て,ウ イ ル スRNAが. とは,細 胞 質 内 封 入 体 にDNAが. ゾ ー ムの 産 生 を 促 し,一 部 リボ ゾ ー ム は細 胞 質 内 に. 存 在 す る こ とが 第. 1に 考 え られ る.し か し,唐 木12)は,細 胞 質 内封 入 体 はDNaseに. 対 して抵 抗 性 で あ る と 述 べ て い る.. 又,前 述 した よ うにRNase処. 理 後 のAO染. 色にお. 核 小 体 に入 り リボ. 入 りウ イル ス蛋 白 を 作 り,又,一. 部 の リボ ゾー ムは. 核 の 中で ウ イル ス 蛋 白 を 作 る の で あ ろ う と述 べ て い る.又,. Goodheart50)は,. Cytomegaloウ. イル ズの 増. い て 細 胞 質 及 び 核 小 体 の 赤 色 の 螢光 の 低下 は観 察 さ. 殖 実 験 にAR法. れ た け れ ど も,吸 着 ウ イル ス にRNaseを. dineは まず 核 内 に取 込 ま れ るが,そ の場 所 は核 内 封. 作用 させ. を 用 い た.そ の結 果 は, H3‑thymi. た 場 合 に も対 照 の ウ イル ス接 種 の細 胞 と同 じよ う に. 入 体 と一 致 す る.そ して,新. CPEが. は細 胞 質 内 に 移 動 し細 胞 質 内封 入 体 と一 致 して 観察. 起 る こ とよ りRNaseの. しか し,Gomatos43)の (Reoウ. 前 述 の 報告, Kudo47)の. イル ス3型 感 染L細. ス 特 異 的 なRNAは2種 抵 抗 性 でReoウ 及 びMg++存 RNAで. 有効 性 も疑 が わ れ た. 報告. さ れ る と述 べ て い る.従 つて,麻 疹 ウ イル スの 場合. 胞 に 形 成 され る ウイル. に は,核 小 体 に お け る核 酸 代 謝 が高 まつ て い る と考. 類 あ り, 1つ はRNase. イ ル ス と同 じ沈 降定 数 を 持 つ こと 在 下 で の 溶 解 性 に よ り 再 生 ウイ ル ス. あ ろ う.他 の1つ はRNase感. 1本 鎖RNAで の 報 告(ポ. 受 性 であ り. あ ろ う と述 べ て い る),及 びPons48) リオ ウ イル スの 感 染 性RNAは2本. 造 を も ち相 対 的 にRNase抵 る)な ど よ りRNase抵. 鎖構. 抗性 であ ると述べてい. 抗 性 のRNAが. 存在する こ. え られ るか ら,こ こでtemplateで. 色 の 結 果 は,細 胞質 内. あ るRNAを. 合. 成 し,そ れ が 細 胞 質 の任 意 の場 所 に 情 報 を 伝 えて RNA及 たRNAが. び ウ イル ス蛋 白 の 合 成 を 促 し,合 成 され 封 入 体 の 中 に観 察 され る と い う推 論 は許. され るで あ ろ う. ③ は, AO染. 色 の結 果 を 偽 陽性 と解 釈 し, RNese. 抵 抗 性 に主 眼 を おい た 解 釈 で あ る. DNAウ. イルス. で は あ る けれ ど も 同 じよ う に エ ン ベ ロ ップ を 持 つ Cytomegaloウ. とは 証 明 され て い る. この 実 験 にお け るAO染. し く合 成 さ れ たDNA. に は, DNA,ウ. イル ス が つ くる細 胞 質 内 封 入 体 の中 イル ス蛋 白,脂 質 及 び 粘 液 多 糖質. 封 入 体 は 青 緑 色 な い し青 白色 を 示 し,核 内 封 入体 は. な どが 含 ま れて い る とMcAllister51)は. 非 染 色 の も のが 大 部 分 で あつ た.そ. る.酸 性 粘 液 多 糖 質 を 証 明 す るAlcianblue染. して,細 胞質 内. 封入 体 に つ い て は3つ の こ とが 考 え られ よ う. ① D NAが. 存 在 す る. ② 2本 鎖 構 造 を もつRNAが. 存在. 報 告 して い 色. (Pearse35)に よ る)を 行 な つ て い な い の で この 点 に つ い て は断 定 で きな い. RNaseの. 効 果 は 判 定 が難. す る. ③ 酸 性 粘 液 多 糖 質 その 他 の もの が 存 在 す る と. しい の で今 後 過 塩 素 酸 な どに よ り核 酸 除 去 を 行 なつ. い う こ とで あ る.. て 判定 した い.そ の外,塩 基 性 蛋 白 の存 在 も尚 否定.
(7) 麻疹並 びにジステンパー ウイルス感染細胞 の細胞化学的研究 で きな い. MgP染. 713. 成 され る細 胞変 性 は,従 来 の 多 くの 報 告 と一 致 して 色 に お い て ピ ロニ ン好 性 を 示 した 核 内封. 入 体 はAO染. 色 に お い て は大 部 分が 非 染 色 性 で あつ. た. Toyoshima2)は,淡. 緑 色 に染 ま る核 内封 入 体 の. 多 核 巨大 細 胞,細 胞 質 内封 入 体,核 内封 入 体 及 び 線 維 芽 細 胞 様 変 化 で あつ た. 2)感 染 細 胞 に形 成 され る細 胞質 内封 入 体 は, F. 存 在 を 報 告 して い るけ れ ど も,こ の実 験 に お いて も. 反 応 陰 性, MgP染. 明 らか に青 緑 色 を 示 す少 数 の核 内封 入 体 以 外 に淡 黄. よ り青 緑 色 な い し青 白色 の螢 光 を もち, RNaseの. 色 な い し淡 黄 緑 色 の 螢 光 を 核 内 封入 体 に一 致 して 認. 抗 性 で あ つ た.酸 性 粘 液 多 糖 質 な ど の存 在 も否 定 で. め た.こ れ は核 の 黄 緑 色 の螢 光 の 反 映 で あ り, AO. きな い け れ ど も, MgP染. 染 色 が 極 めて 鋭 敏 な もの で あ る点 か ら考 え て も核 内. 在 が 考 え られ た.. 封 入体 の 中 に は核 酸 は存 在 しな い と考 え る.し か し, Tawara15) 17)は, EM法. に よ り核 内 封 入 体 と一致 し. 色 で ピロ ニ ン 好 性, AO染. 色に. 色 の 結 果 よ りRNAの. 3)感 染 細 胞 の細 胞 質 内 に はAO染. 抵. 存. 色 に よ り帽針. 頭 大 まで の 赤 い顆 粒 が 出現 した が, HE染. 色 によ り. て 細胞 質 内封 入 体 の 中 に観 察 され る糸 状 構 造物 と全. 後 染 色 した 場 合 この顆 粒 はヘ マ トキ シ リン好 性 で あ. く同 じ構 造 物 を 認 め る と報 告 して い る.従 つ て,単. り封 入 体 とは考 え られ な か つ た.. に核 内封 入 体 の 中 に核 酸 が 存 在 しな い と考 え て い い. 4)核 内 封入 体 は, F反 応 陰性, MgP染. 色 にお い. のか,こ の点 に つい て は明 らか で な い.同 様 な こ と. て ピロニ ン好 性 を 示 した けれ ど も, AO染. 色におい. は酸性 粘 液多 糖 質 につ いて も云 え よ う.. て は大 部 分 の もの が非 染 色 性 で あ り核 酸 の 存 在 が疑. 最 後 に麻 疹 ウイル ス感 染 細 胞 に お け る核 酸 代 謝 に つい て検 討 した い. Palacios13)は,. HeLa細. 胞 を用. が わ れ た. 5) AO染. 色 にお い て 感染 細 胞 は,核. 小 体 が 大き. い た実験 に お い て ウ イ ル ス接 種 後2時 間 目の 感染 細. くな り赤 色 の 輝 きを増 し,細 胞 質 も赤 色の 螢 光 を 強. 胞 の細 胞質 で は橙 赤 色 の色 調 が 消 失 し, 6時 間 目に. め た.又,強. は回 復 した と述 べ て い る.こ の 実 験 に お い て は,. と も考 え合 せ る と明 らか に核 酸 代 謝 が 高 まつ て い る. CS‑, MDCK‑,. こ とが 分 つ た.し か し,ウ イル ス粒子 の集 合 と判 断. PS‑及. びHeLa‑S3‑Edmの. い ず れの. 系 にお い て も何 ら変 化 を 認 め るこ と はで きな か つ た. この結 果 は,用 い た細 胞 の細 胞 質 の量 に よ り細 胞 質. い 黄 色 の螢 光 を 発 す る大 きい 核 の 存在. で き る よ うな変 化 は認 め られ な か つ た. 6)細 胞 質 内 封入 体 及 び 核 内封 入 体 が,ウ. イル ス. の変 化 の 観 察 に 難 易 が あ る こ とを 考 え合 せ れ ば に わ. 増 殖 の場 で あ るか 否 か は 決定 す る こ とは で きな か つ. か には 判 断 が 下 せ な い.ウ イ ル ス接 種 後12時 間 目以. た が,ウ イル ス素 材 の形 成 と関 係 す る こと は想 像 で. 後 に は核,核 小 体 及 び細 胞 質 に お い て著 しい 螢 光 の. き た.. 増 強が 認 あ られ, Toyoshima2)及. びPalacios13)の 報. 告 と一 致 す る.し か し, CoxB5ウ. イ ル ス感 染HeLa‑. S3細 胞 に み られ る よ うな 細 胞 質 の 特 異 的 な 粒 子状 の変 化 は認 め る こ とが で き な かつ た. 以 上,主. 本 論 文 の 要 旨は,第17回. 及 び 第18回 日本 細 菌 学 会. 中 国四 国支 部 総 会 に お い て発 表 した.. と して麻 疹 ウイル ス に感 染 した 細 胞 に形. 成 され る封 入 体 に つ い て種 々検 討 を 加 え た わ け で あ るが,更 に,一 部 は ウイル ス素 材 の1つ で あ る核 酸. 稿 を終 るに あ た り,こ の実 験 に終 始 御懇 篤 な る御. 代 謝 につ い て 論 じた.し か し,こ の 種 の ウ イル ス に. 指 導 を賜 つ た 村 上. 関 す る限 り他 の一 般 ウ イル ス と は大 い に 異 な り,そ. に深 甚 の 感 謝 を捧 げ,本 研 究 に 対 し 麻 疹 ウ イル ス. 栄教授並びに俵. 寿太郎助教授. の形 成 過 程 及 び 組成 は複 雑 で あつ て,解 決 の た め に. (Edmonston株)を. は将 来 更 に多 くの時 間 を要 す る もの と思 わ れ る.. 本 稔 教 授 及 び ア ク リ ジ ン ・オ レン ジ染 色 につ いて 御. 御 分 与 下 さつ た 伝 染病 研 究 所 松. 助 言 い た だ い た 信 州大 学 田波 洋 助 教 授 に心 よ り感 謝 第4章. 結. 1)麻 疹 ウイル ス(Edmonston株)感. 語. い た し ます. 染細 胞 に形.
(8) 714. 柴. 田. 醇. 文 1) Enders, J. F. and Peebles, T. C.:. 献. Proc. Soc.. Exp. Biol. Med. 85, 277, 1954. 2) Toyoshima, K.,. Hats,. S.,. Takahashi,. 23). 柴 谷 篤 弘:科. 学 . 19,. 24). 柴 谷 篤 弘:核. 酸 及 び 核 蛋 白 質.下. 出 版,東. 1951.. M.,. Miki, T. and Okuno, Y.: Biken's J. 3, 241,. 47,共. 立. 26) Milovanovic, M. V., Endera, J. F. and Mitus,. 4) Reissig, M.: Fedration Proc. 17, 532, 1958. 5) Hamparian,. V. V., Hileman,. lter, A.:. Proc. Soc. Exp.. A.:. M. R. and Ke Biol. Med. 112,. 1957. 28) Oddo, F. G., Flaccomio, R. and Sinatra,. J. G. and Lam, K. S. K. : Arch.. Virusforach.. 15, 413, 1964.. L. G. and Gronberg, M.:. 29) Kohn, A. and Yaasky, D.:. 30). 俵 寿 太 郎,藤. 9) Cohen, S. M., Gordon, I., Rapp, F., Macaulay,. 31). May‑er,. 32). 甲 野 礼 作,芦. 14, 462, 1964. Proc. Soc. Exp.. Biol. Med. 590, 118, 1955. J.. Biophysic. Biochem. Cytol. 7, 43, 1960. 1956.. 日本 ウ イル. 38,. 445,. Cytol. 6, 379. 1959. Na. ture 185, 790, 1960.. イ ル ス11,. 244,. 1961.. 34). Lison,. 泉 正 訳:組. 織 化 学 及 び 細 胞 化 学,. 36). L.今. 322,白. 水 社,東. Pearse,. A. G. E.:. Churchill,. 京,. 575,. 1960.. Histochemistry London,. 酸 及 び 核 蛋 白 質,下. 出 版,東. 1951.. 37) Kurnick, N, B.:. 2nd , Edition. 1960.. 柴 谷 篤 弘:核 京,. 1964.. 巻,. 47,共. 立. J. Gen. Physiol. 33, 243,. 38) Pollister, A. W. and Leuchtenberger, C.: Proc. Nat. Acad. Sci. 35, 111, 1949.. 16) Tawara, J. T., Goodman, J. R., Imagawa, D. T. and Adams, J. M.: Virology 14, 410, 1960. Virology 25, 322, 1965.. 18) Waterson, A. P. and Cruickshank, J. G.:. 39) Armstrong, J. A.: Exp.. Vi. rology 15, 379, 1961.. Cell Research 11, 640,. 1956. 40) Schummelferder, N.:. J. Histochem. Cytochem.. 6, 392. 1958. 41) Mayer, H. D. and Hill, N. O.:. 19) Takahashi, 'M., Miyamoto, H. and Kato, S.: Biken a J. 6, 215, 1963. J. Nation.. 井 良 知,川 村 明 義,川 島豊. 日本 ウイ ル ス学 会 総 会 記 録. 22) Stowell, R. E.: Stain Technol. 20, 45, 1945.. Virology 14,. 264, 1961. 42) Mayer, H, D. and Diwan, A. R.:. 28. 35, 1962.. 21) 長 浜斉,中 村 健,藤. 木 信 博:ウ. 1964.. 元 元 宜,川. 1950.. 15) Baker, R. F., Gordon, I. and Rapp, F.:. 20) Roizman, B. and Schuderberg, E.:. 119 433,. 76,. 196,. Arch. Virusforsch. 16, 83,1965.. Med.. 田 忠 弥,古. 山 医 会 誌.. 1965.. F., Adams, J. M., Williams, R. C.. J. Exp.. 原 義 守,浜. 前 田 正 利:岡. 35). and Imagawa, D. T.: J. Biophysic. Biochem.. Cancer Inst.. 上 栄:第11回. 33). Amer. J. Med. Sci. 231, 622,. 伝 染 会 誌,. H. D.:. 上 勝 郎,赤. 10) Rapp, F., Gordon, I. and Baker, R. F.:. 17) Tawara, J.:. 原 清,村. ス 学 会 総 会記 録. J. C. and Buckley, S. M.:. 14) Kallman,. Virology 17, 157,. 1962,. Arch. Viruaforach.. 11) Enders, J. F.:. A.:. Virology 13, 550, 1961.. 8) Norrby, E. C. J., Magnusson, P., Folksveden,. 13) Palacios, O.:. Med. 95, 120,. 1957.. Proc. Soc. Exp.. Biol. Med. 113, 630, 1963.. 唐 木 利 朗:日. Biol.. nits, N. and Okuno, Y.: Biken's J. 2, 305,. S. and Olson, W.:. 7) Atherton,. Proc. Soc. Exp.. 27) Toyoehima, K., Takahashi, M., Hats, S., Ku. 1040, 1963.. 作:第11回. 巻,. Proc. Soc. Exp. Biol. Med. 93, 107, 1956.. 3) Cooper, P. D.: Nature 190, 302, 1961.. 12). 1959.. 25) Black, F. L., Reiesig, M. and Melnick, J. L.. 1960.. 6) Levine,. 京,. 519,. Virology 14,. 74, 1961. 43) Gomatos, P. G., Tamm, I., Dales, S. and Fran klin, R, M.: Virology 17, 441, 1962. 44) Gomatos, P. G. and Tamm, I.: Acad. Sci. 49, 707, 1963.. Proc. Nat..
(9) 麻 疹 並 び に ジ ステ ンパ ー ウ イル ス 感染 細 胞 の細 胞 化学 的 研究. 715. 45) Rhim, J. S., Jordon, L. E. and Mayer, H. D.: Virology 17, 342, 1962.. 48) Pons, M.: Virology 24, 467, 1964.. 46) Anderson, E. S., Armstrong, J. A. and Niven,. 50) Goodheart, C. R.,. J. S. F.:. Symp.. 49) Levy, H. B.: Virology 15, 173, 1961.. Soc. Gen. Microbiology 9th,. McAllister, R. M. and Fil. bert, J. E.: Virology 23, 603, 1964.. 224, 1959.. 51) McAllister, R. M., Straw, R. M., Filbert, J. E.. 47) Kudo, H. and Graham, A. F.:. J. Bact. 90,. and Goodheart, C. R.: Virology 19, 521, 1963.. 936, 1965. 写 図1.培. 養 後4日. 図2.ウ. イル ス 接 種後8日. 真. 目 ウイ ル ス未 接 種 の対 照CS細 目のPS細. 胞.ハ. イ ル ス接 種 後16日 目のCS細. 明. 胞. HE染. 色. ×800.. ロー を持 つ た エ オ ジ ン好性 の細 胞 質 内 封 入 体(白 矢 印)及 び核. 内 封 入 体(黒 矢 印)が 認 め られ る. HE染 図3.ウ. 説. 色. ×800.. 胞.典 型 的 な 多核 巨 大 細 胞 で あ り,淡 赤 色 の 細 胞 中心 部 を囲 ん で 環状. に 核 が 配 列 し,そ の 外 側 に 細 胞 質 内 封 入体 が認 め られ る.又,核. も 多 数 の 封 入 体 を もつ. HE染. 色. ×400. 図4.図3.の. 拡 大 写 真.細 胞 質 内 封 入体(白 矢 印)及. び 核 内 封 入 体(黒 矢 印)が. 明瞭 で あ る. HE染. 色. ×800. 図5.ウ. イ ル ス接 種 後9日. 目のCS細. 胞. Gi染 色 に よれ ば 核 内封 入体 は 非 染 色性 の もの が 多 く,線 維 芽 細 胞. 様 変 化 も認 め られ る. Gi染 色 図6.ウ. ×400.. イ ル ス接 種 後21日 目HeLa‑S3細 印)は. 図7.ウ. 胞.細 胞 質 内 封 入 体(黒 矢印)は 赤 紫 色 で あ り,核 内 封 入体(白 矢. この場 合 青 紫色 に 染 つ て い る. Gi染 色. イル ス接 種後9日. 目のCS細. ×800.. 胞. F反 応 を 行 な う と核 は 濃 紫 色 を 呈 し,細 胞 質 内 及 び 核 内封 入 体 は. 共 染 色 に 用 い た メ チ ル グ リー ンの緑 色 を示 す.從 つ て, F反 応 陰 性 で あ る. F反 応 図8.図7の. 細 胞 をHE染. る. HE染 図9.ウ. 色. 目 のMDGK細. 胞. F反 応 を 行 な う と核 内 に 緑 色 に 染 ま る部 分 が 認 め られ る. F反. ×800.. 図10.図9の. 細 胞 をHE染. 色 に よ り後 染 色 した もの.核 内 の緑 色 の部 分(図9及. 封 入 体 と同 定 で き る. HE染 図11.ウ. ×800.. び 図8の 白矢 印)と 同定 で き. ×800.. イル ス 接 種後9日 応. 色 に よ り後 染 色 した も の.細 胞 質 内 封 入体(図7及. イル ス 接 種後9日. 色. 目 のF反. び 図10の. 白矢 印)は 核 内. ×800.. 応 の対 照 細 胞.細 胞 は 一 様 に メチ ル グ リー ン の 緑 色 を 示 す. F反 応. ×800. 図12.ウ. イル ス 接 種後12日 目のCS細. 胞. MgP染. 色 を行 な う と核 は 緑 色 を 呈 し,細 胞 質 内封 入 体(白 矢 印),. 核 内 封 入 体(黒 矢 印),核 小 体 及 び 細 胞 質 は ピ ロニ ンの赤 色 を呈 す. MgP染 図13.ウ. イル ス 接 種 後12日. 目のCS細. 胞. RNase処. 理 後MgP染. (白 矢 印)及 び 核 内封 入 体(黒 矢 印)はRNase抵 図14.図13の HE染 図15.培 図16.ウ. 細 胞 をHE染 色. 養 後3日. 抗 性 で あ る. RNase処. 理後MgP染. 色. ×800.. 色 に よ り後 染色 した もの.そ れ ぞ れ エ オ ジ ン 好 性 で あ り封 入体 と 同定 で きる.. 目の ウイ ル ス未 接 種 の対 照CS細. ィル ス接 種後3日 色. イル ス接 種後7日. 目のCS細. 胞. AO染. ×600.. 胞.核 小 体 は 大 き く赤 色 の螢 光 を増 す.核. 目のMDCK細. も 又 大 き くな り黄色 の 螢 光. 胞.非 常 に 大 き な 核 が 認 め られ る.細 胞 質 内 に 帽 針 頭大 までの 赤. あ り封 入 体 とは 同 定で き ない. AO染 イル ス接種 後10同. 色. ×600.. 色 の 顆 粒(白 矢 印)が 認 め られ るけ れ ど も, HE染. 図18.ウ. ×800.. ×800.. が 強 い. AO染 図17.ウ. 色. 色 を 行 な つ た もの で,細 胞 質 内 封入 体. 目のCS細. 色. 色 に よ り 後 染 色 を 行 な う とヘ マ トキ シ リ ン好性 で. ×800.. 胞.多 核 巨大 細 胞 で あ り,細 胞 質 の 黄 色 な い し橙 黄 色 の 螢 光 及 び核 の. 黄色 の 螢 光 が著 し い.封 入 体 は 明 で な い. AO染. 色. ×400..
(10) 716. 図19.ウ. 柴. イ ル ス 接 種 後13日 目のCS細 入 体(黒 矢 印)は. 図20.図19の. 田. 醇. 胞.細 胞 質 内 封 入 体(白 矢 印)は 青 緑 色 な い し 青 白色 を呈 し,核 内封. この写 真 で は青 白色 を示 す. AO染. 細 胞 をHE染. 色. ×800.. 色 に よ り後 染 色 した もの で,そ れ ぞ れ 封 入 体 と同 定 す る こ とが で き る. HE染. 色. ×800. 図21.ウ. イ ル ス接 種 後17日 AO染. 図22.ウ. 色. 目のMDCK細. 胞. RNase処. 理 の 対 照 細 胞.淡 緑 色 の 核 内 封 入 体 が 認 め られ る.. 目のMDCK細. 胞. RNase処. 理 後Ao染. ×800.. イ ル ス接 種後17日. 印)及 び 核 内封 入 体(黒 矢 印)はRNase抵. The. cytochemical with Part. I.. studies measles. Study culture. on. cells. the. virus. of the of. 色 を 行 つ た もの で細 胞 質 内 封 入 体(白 矢. 抗 性 で あ る. RNase処. and. tissue. 理 後AO染. culture. cells. distemper. virus. bodies. in the. inclusion measles. virus. 色. ×800.. infected. tissue. infection. By Jun SHIBATA Departmet of Microbiology, Okayama University Medical School, Okayama, (Chief: Prof. S. Murakami) (Director: Ass. Prof. J. Tawara) Author's. Japan. abstract. The tissue culture cells, dog kidney, Hela-S3 and PS cells infected with measles virus (Edmonston strain) were studied with the staining methods of Feulgen reaction, methylgreen pyronine and acridine orange, and with RNase digetion test. The results were as follows. 1) The CPE of the cultured cells inoculating measles virus was observed as many authors reported to be consisted of the multinucleated giants cells, cytoplasmic inclusion bodies, int ranuclear inclusion bodies and spindel like cells, 2) The cytoplasmic inclusion bodies showed Feulgen negative, red staining with methyl green pyronine, pale blue to pale green with acridine orange and RNase resistent. As a result presumably they had RNA, but did not always neglect the presence of acid mucopolysacchri des. 3) The intranuclear inclusion bodies had no nucleic acids because no fluorescence was detected corresponding to most of them. 4) With acridine orange staining, the nucleoli of the infected cells became enlarged and showed brilliant red fluorescence, and there was an increase in the size and yellow fluorescence in the nuclei. Cytoplasmic red fluorescence also increased. It seemed to be an accerated meta bolism of nucleic acids in the infected cells. 5) The small brilliant red fluorescent particles with halo in the cytoplasm were baso phylic when restained with hematoxylin eosin. cytoplasmic inclusion bodies. 6) It was not determined whether the inclusion bodies were the sites of the synthesis of nucleic acid staining. But they presumably. Therefore they were not identified with the cytoplasmic inclusion bodies and intranuclear of viral component or not with the methods related to the synthesis of viral components..
(11) 麻 疹 並 び に ジ ス テ ンパ ー ウ イル ス感 染 細 胞 の 細 胞 化学 的研 究. 柴. 田. 論. 文. 附. 図. 717.
(12) 718. 柴. 柴. 田. 田. 論. 醇. 文. 附. 図.
(13) 麻 疹 並 び に ジ ス テ ンパ ー ウ イル ス感 染 細 胞 の細 胞 化学 的研 究. 柴. 田. 論. 文. 附. 図. 719.
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