固化処理土と硬化コンクリートの力学特性の比較
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(2) III-B173. とが多く、最近になって軽量材の混合による軽量化や有害物質の固定化. 30 熊本港粘土. などが行われており、その適用域が模索されている。硬化コンクリート. 養 生 日 数 28日. 25. 較的低強度なコンクリートを用いて再掘削が可能な充填材・埋め戻し材 として利用されその適応範囲の拡大がなされている 1)。 今後、固化処理土の適用範囲の拡大を行うには、強度の支配的因子を. 一 軸 圧 縮 強 度 (MPa). は、その高強度を生かして幅の広い適応がなされている。その中で、比 20. 15. 10. 載 荷 圧 (MP a). 明確にした上で、固化処理土の強度の上限値を把握し、発現する強度を. 20M Pa 15M Pa 10M Pa 5MPa. 5. コントロールしていくことが重要である。 0. 3.高圧脱水による高強度化. 5. 10. 15. 高強度な固化処理土を作成するために、固化材を混合した直後に機械 的に載荷を行い、固化処理土中の余分な水分を脱水させ固化処理土の高. 20. 25. 30. 35. セ メ ン ト 添 加 率 ( %). 図 1 セメント添加率と一軸圧縮強度の関係. 強度化を試みた。用いた試料は、熊本港で浚渫された有明粘土である。 30. 作成手順は試料の乾燥重量に対して 10〜30%の高炉スラグセメントB. セ メ ン ト 添 加 率( %). 25. 一定の圧力で脱水が完全に終了するまで載荷をおこなった。ここで、載. 20. 荷圧力として 5〜20MPa を採用した。詳しい供試体作成法や実験条件は、 参考文献 2)に詳しい。 図 1 は、一軸圧縮強度とセメント添加率との関係である。図 1 より. 一 軸 圧縮 強 度 (MPa). 種を混合し十分に攪拌する。攪拌した試料を締め固めモールドに充填し、. 30% 20% 15% 10%. 15. 10. セメント添加率の増加にしたがって一軸圧縮強度も増加している。また、. 5. セメント添加率一定の下では、載荷圧の増加とともに一軸圧縮強度は増. 0. 熊本港粘土 0. 加しているが、その増加傾向に関しては一義的な関係は見られない。. 5. 養 生 日 数 28日. 10. 15. 20. 25. 載 荷 圧 (MPa). 図 2 は載荷圧と一軸圧縮強度の関係である。これをみると載荷圧の増. 図 2 載荷圧と一軸圧縮強度の関係. 加にしたがって一軸圧縮強度が増加している。ただし、載荷圧 10MPa. 30. より大きい載荷圧では一軸圧縮強度が頭打ちの様相を呈しており、高強. 熊本港 粘土 25. 度化の効果がほぼ同等である。今回作成した固化処理土の中では、セメ する高強度供試体を作製した。なお、セメント添加率 30%で載荷圧 10MPa,15MPa,20MPa の一軸圧縮強度は 20MPa を超える高強度を有して いる。このように、高圧脱水による固化処理土の高強度化は非常に有効 であることがわかる。. セ メ ン ト 添 加 率 (%) 30%. 一 軸 圧 縮 強 度 (MPa). ント添加率 30%載荷圧 10MPa において 24.75MPa もの一軸圧縮強度を有. 養 生 日 数 28日. 20% 15%. 20. 10%. 15. 10. 5. 図 3 は、乾燥密度と一軸圧縮強度の関係である。乾燥密度の増加とと もに一軸圧縮強度も増加する。ただし、セメント添加率 20%と 30%にお いては、一軸圧縮強度はほぼ同じ分布を示しており、セメント処理およ. 0. 1. 1.1. 1.2. 1.3. 1.4. 1.5. 1.6. 乾 燥 密 度 (g/cm 3 ). 図 3 乾燥密度と一軸圧縮強度の関係. び高圧脱水による高強度化の効果はほぼ等しい。 4.まとめ 本文では、固化処理土と硬化コンクリートの力学特性を比較し、その比較結果をもとに高強度を有する 固化処理土の作成法を考察した。なお、本研究は、前田記念工学振興財団の援助を受けたものである。ここ に記して感謝の意を示す。 【参考文献】1) 平田隆祥: 規格外フライアッシュを活用する低強度制御材料の米国における現状. ―. CLSM(Controlled Low-Strength Materials)―, コンクリート工学, Vol.36, No.6, pp.22-26, 1998. 2) 田畑陽丞,善功 企,陳光斉,笠間清伸: 定圧載荷による浚渫粘土の高強度セメント処理化, 平成 12 年度土木学会西部支部研究 発表会講演概要集第 1 分冊, pp.A-358-359, 2001.. -347-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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