表面保護材を施した流動化処理土の暴露試験 東海旅客鉄道株式会社
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(2) VI-002. 土木学会中部支部研究発表会 (2010.3). 場所での施工などがあり、これらの制約条件を満たす有効. 基準供試体. な表面保護材として、バラストマット、バラスト、コンク リートの 3 種類を選定した。 バラストマット. (2) 試験概要. バラスト. 屋外暴露試験は、100cm×100cm×50cm の流動化処理土. コンクリート. の供試体を屋外で製作し、屋外ヤードで 495 日間(約 1 年半) 気中暴露を行った。暴露期間中に各供試体からテストピー 図2. ス(φ5cm×10cm)を定期的に採取し、乾燥試験と同様に、 9,000. 実施した。供試体は、表面保護を施さない基準供試体と、. 8,000. 表面保護材として、バラストマット(t=25mm)、バラスト (t=200mm)、コンクリート(t=150mm)を用いた 3 種類の比 較供試体である。各供試体に用いた流動化処理土は 1 台の 流動化処理機で製作し、 ブルーシートで 24 時間養生した後、 表面保護材で被覆して、暴露試験を開始した(図 2)。. 一軸圧縮強度(kN/㎡). 土の一軸圧縮試験および土の含水比試験をそれぞれ計 6 回. 暴露試験状況. 7,000 基準試験体 コンクリート バラストマット バラスト. 6,000 5,000 4,000 28. 63. (3) 試験結果. 141. 333. 428. 495. 経 過 日 数 ( 日). 一軸圧縮強度と経過日数との関係を図 3、含水比と経過. 図3. 日数との関係を図 4 に示す。一軸圧縮強度は、表面保護の. 一軸圧縮強度と経過日数との関係. 50. 有無や種類に係わらず、暴露期間を通じて全てのテストピ いても、暴露期間を通じて全てのテストピースが 35%以上 を保持しており、このため一軸圧縮強度が低下しなかった ものと考えられる。表面保護を施していない基準供試体は、. 40 含水比(%). ースが目標強度の 6,000kN/m2 を確保していた。含水比につ. 30 基準試験体 コンクリート バラストマット バラスト. 20 10. 含水比が低下すると想定していたが、ほとんど低下しなか 0. った。これは、降雨の影響により含水比が保持されたため. 28. 63. 141. 333. 428. 495. 経過日数(日). と考えられる。. 図4. 5.まとめ. 含水比と経過日数との関係. (1) 流動化処理土の含水比が 12%を保持していれば、一軸圧縮強度は低下しない。 (2) 四季を通して 1 年半程度暴露させても、表面保護の有無に係わらず、流動化処理土の含水比は 35%以上 保持しており、一軸圧縮強度も、6,000kN/m2 以上を確保している。 6.今後の課題と展望 本研究結果から、流動化処理土は通常の環境下において安定的に強度を保持できるため、線路下の埋戻し 材に適用可能と考えるが、列車荷重の繰返し載荷による変形抵抗性能が確認出来ていないことや墳泥の発生 が懸念されるため、実用化にあたってはコンクリートによる表面保護を実施することが望ましい。しかし、 表面保護を施工せずに流動化処理土を路盤材として利用できれば、経済性や施工性はさらに合理的となる。 そのため、今後は試験施工を行い、モニタリングによりデータを採取・蓄積し、実検証を行う必要がある。 ≪参考文献≫ 1) (財)鉄道総合技術研究所:鉄道構造物に用いる流動化処理土の設計施工法マニュアル、参考資料 5、2005.6. 2) 久野悟郎、市原道三、二見浩二:流動化処理土の強度における密度の影響、第 35 回地盤工学研究発表会、pp.1179-1180、 2006.6. 3) (社)日本建設業経営協会中央技術研究所:土の流動化処理工法−建設発生土・泥土の再生利用技術、p.39、1997.5.. -530-.
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