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目 次

調査の概要……… 1

Ⅰ 体の健康……… 5

1 運動 2 食事 3 生活習慣 4 体型とダイエット 5 健康意識

Ⅱ 心の健康………29

1 心情 2 ストレス 3 自己肯定感 4 親や他者との関わり 5 自己肯定感と親や他者との関わりとの関係

Ⅲ インターネットの利用と健康………42

1 インターネットの利用時間 2 インターネットの利用と健康

Ⅳ 経年比較でみる高校生の心と体の健康………47

高校生の心と体の健康に関する意識調査の結果を読み解く

青少年教育研究センター長 明石 要一

……60

資 料

質問票(和文)………63

質問票(英文)………71

単純集計結果………79

男女別集計結果……… 101

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調査の概要

1 調査の目的 この調査は、運動、生活習慣、食生活、ストレスや人間関係のあり方などを通して、高校生の 心と体の健康の実態を把握するために実施した。また、米国、中国、韓国と比較することで、日 本の特徴や課題を分析し、青少年の健康づくりに資する基礎データを提示する。 2 調査方法等 調査の実施時期、調査対象などは次のとおりである。 日本 米国 中国 韓国 調査機関 国立青少年教育 振興機構 BuzzHunter(委託) 中国青少年研究 センター 韓国青少年活動 振興院 調査時期 2017 年 9 月~11 月 2017 年 9 月~11 月 2017 年 9 月~11 月 2017 年 9 月~11 月 学校数 17 16 24 38 調査地域 北海道 Uncasville,Conneticut 北京市 ソウル 青森県 Middletown,Conneticut 江蘇省南京市 京畿 宮城県 Charlotte, North Carolina 四川省成都市 仁川 茨城県 Princeton,Kentucky 湖南省常德市 江原 埼玉県 Fortville,Indiana 遼寧省遼陽市 大田 東京都 Oxford,Mississippi 陝西省宝鶏市 世宗 神奈川県 Fort Wayne, Indiana (各地域で都市部と 忠清 長野県 Indianapolis, Indiana 郊外から2校ずつ 大邱

岐阜県 Burlington,Iowa 抽出) 釜山

静岡県 Victoria,Minnesota 蔚山

愛知県 Lafayette,Louisiana 慶北

大阪府 Chicago, Illinois 慶南

岡山県 Thousand Oaks, California 光州

徳島県 Spring Creek, Nevada 全羅

福岡県 Waipahu, Hawaii 済州 Eugene, Oregon 調査方法 集団質問紙法 集団質問紙法 集団質問紙法 集団質問紙法 有効回答者 数(票) 1706 1519 3240 2015 3 調査内容 運動、食事と睡眠、体型とダイエット、健康意識、心情とストレス、自分の性格への評価、親 や他者との関係、インターネットの利用など。

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4 調査対象者の基本属性 (%) 日本 米国 中国 韓国 性別 男 48.9 48.1 49.0 51.6 女 51.0 51.9 51.0 48.4 無回答 0.1 0.0 0.1 0.0 学年 高1 33.4 31.5 40.7 48.9 高2 33.2 34.3 31.0 51.1 高3 33.4 34.2 27.6 0.0 無回答 0.0 0.0 0.7 0.0 学校 種別 普通科 70.3 93.7 75.0 73.9 職業科 29.7 6.3 25.0 26.1 実数(人) 1706 1519 3240 2015 5 調査結果からみる日本の高校生の特徴 ●体の健康 1 運動系のクラブや野外活動への参加は低調 日本の高校生の8割は、運動やスポーツをするのが好きと回答したが、学校や地域の運動系の クラブに参加している者は4割強であり、米・中に比べて低い(P5~6)。また、この一年間、キ ャンプ、山登りやハイキングなどの野外活動をしたことが「1度もない」と回答した者の割合が 6割強で、4か国の中で最も高い(P7)。 「ふだんから運動すること」が小中学生時代に7割強は「できていた」が、高校生になると、 5割まで減少している(P17)。 2 健康的な食生活 日本の高校生の7割強は、朝ごはんを「毎日食べる」と回答しており、米・中・韓の3か国を 大きく上回っている(P9)。食事の内容については「最近一週間、3回以上とったもの」として、 9割以上の者が「肉や魚」「野菜」を選択し、4か国の中では最も高い割合となっている。(P11)。 「食べ物の好き嫌いをしないこと」が「現在できている」と回答した割合が7割弱とほかの3 か国より高い(P18)。 また、「家族と一緒に食事するときには、いつも会話をしている」の割合が6割強と高く、「ご 飯を食べながら、いつも携帯電話やスマートフォンを操作している」が1割弱となっていて、4 か国の中で最も低くなっている(P12)。 3 遅い起床時間と就寝時間 日本の高校生の5割弱が「0 時以降」に寝ると回答し、韓国に次いで就寝時間が遅い(P16)。

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「夜更しをしないこと」について9割弱が「小学生の時にできていた」が、高校生になった「現 在できている」のは3割弱となっている(P17)。 4 体型への不満が高い 日本の高校生は、BMI(体格指数)の判定で「普通体重」の割合が7割を超え、4か国の中で最 も高い(P20)。しかし、女子は自分の体型を「少し太っている」「太っている」と感じている者の 割合が5割を超え、ほかの3か国より高い。また、普通体重と判定された者であっても、自分は 「少し太っている」「太っている」と回答した者が4割強となっている(P21)。 さらに、日本の女子高校生は自分の体型に「満足している」「まあ満足している」と回答した者 の割合が2割強にとどまり、4か国の中で最も低い(P22)。 5 二極化する裸眼視力 日本の高校生は、「1.0 以上」と回答した者が約3割で、米国に次いで高い。しかし、「0.3 以下」 と回答した者が4割弱となっていて韓国に次いで高い(P28)。

心の健康 1 日常的な心情や感情は比較的安定 日本の高校生は、最近「落ち込む」と感じたことが「よくある」「ときどきある」と回答した者 の割合が5割強とほかの3か国に比べて高い。しかし、「寂しい」「神経がたかぶり、心が安定し ない」「眠れない」「ものごとに集中できない」「物を投げたり、壊したくなる」と感じたことが「よ くある」「ときどきある」と回答した者の割合はいずれも4か国の中で最も低い(P29)。 2 多いストレス 日本の高校生は、最近一年間にストレスを感じたことが「よくある」と回答した者が3割強と、 米国に次いで高い。ストレスを感じる要因は、4か国ともに「勉強のこと」「進学や進路のこと」 「友だちとのこと」が上位を占めている(P33~34)。 3 低い自己肯定感 日本の高校生は、「私は人とうまく協力できるほうだと思う」「私は辛いことがあっても乗り越 えられると思う」「私は怒った時や興奮している時でも自分をコントロールできるほうだ」「私は 努力すれば大体のことができると思う」「私は価値のある人間だと思う」「私はいまの自分に満足 している」「体力に自信がある」といった自己肯定的な項目に対し、「そうだ」「まあそうだ」と回 答した者の割合が米中韓に比べて低く、かつその差が大きい(P37)。 4 比較的濃密な親子関係と友人関係 日本の高校生は、「親(保護者)は、私のことを分かってくれる」「親(保護者)は、私の悩み を聞いてくれる」に対し、「そうだ」「まあそうだ」と回答した者の割合がいずれも約8割と、韓 国に次いで高くなっている(P39)。 また、親や他者との関係について、「友だちといっしょにいる時は、楽しい」「つらい時、助け 4 調査対象者の基本属性 (%) 日本 米国 中国 韓国 性別 男 48.9 48.1 49.0 51.6 女 51.0 51.9 51.0 48.4 無回答 0.1 0.0 0.1 0.0 学年 高1 33.4 31.5 40.7 48.9 高2 33.2 34.3 31.0 51.1 高3 33.4 34.2 27.6 0.0 無回答 0.0 0.0 0.7 0.0 学校 種別 普通科 70.3 93.7 75.0 73.9 職業科 29.7 6.3 25.0 26.1 実数(人) 1706 1519 3240 2015 5 調査結果からみる日本の高校生の特徴 ●体の健康 1 運動系のクラブや野外活動への参加は低調 日本の高校生の8割は、運動やスポーツをするのが好きと回答したが、学校や地域の運動系の クラブに参加している者は4割強であり、米・中に比べて低い(P5~6)。また、この一年間、キ ャンプ、山登りやハイキングなどの野外活動をしたことが「1度もない」と回答した者の割合が 6割強で、4か国の中で最も高い(P7)。 「ふだんから運動すること」が小中学生時代に7割強は「できていた」が、高校生になると、 5割まで減少している(P17)。 2 健康的な食生活 日本の高校生の7割強は、朝ごはんを「毎日食べる」と回答しており、米・中・韓の3か国を 大きく上回っている(P9)。食事の内容については「最近一週間、3回以上とったもの」として、 9割以上の者が「肉や魚」「野菜」を選択し、4か国の中では最も高い割合となっている。(P11)。 「食べ物の好き嫌いをしないこと」が「現在できている」と回答した割合が7割弱とほかの3 か国より高い(P18)。 また、「家族と一緒に食事するときには、いつも会話をしている」の割合が6割強と高く、「ご 飯を食べながら、いつも携帯電話やスマートフォンを操作している」が1割弱となっていて、4 か国の中で最も低くなっている(P12)。 3 遅い起床時間と就寝時間 日本の高校生の5割弱が「0 時以降」に寝ると回答し、韓国に次いで就寝時間が遅い(P16)。

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てくれる人がいる」の肯定率(「そうだ」「まあそうだ」の割合)が4か国とも約8割となってい る。その一方で、日本の高校生は、「学校には私を理解し、認めてくれる先生がいる」が6割強、 「学校には何でも相談できる先生がいる」が3割強となっていて、米・中・韓に比べて低くなっ ている(P40)。 ●インターネットの利用と健康 日本の高校生は、平日のインターネットの利用時間が「4時間以上」「3~4時間未満」「2~ 3時間未満」「1~2時間未満」にそれぞれ2割程度で分散している。休日は、中韓と大きな差が なく、「5~10 時間未満」「3~5時間未満」「1~3時間未満」に、2~3割程度で分散してい る(P42)。 また、日本の高校生は、「インターネットに夢中になって寝不足になることがある」の肯定率が 5割弱で米国に次いで高いが、「ゲームやアプリで、お金を使いすぎたことがある」が1割未満で、 4か国の中で最も低くなっている(P43~44)。 ●経年比較でみる日本の高校生の心と体の健康 1 睡眠と飲食 日本の高校生は、就寝時刻が9年前より早くなっている(P47)。また、食べる物について、7 年前と比較して、「野菜類」や「果物」が多くなり、「ハンバーガーなどのファストフード」、「イ ンスタントラーメン」が少なくなっている(P49~51)。 2 体型とダイエット 2010 年調査と比較して、日本の高校生は、自分の体型について「太っている」「少し太ってい る」と感じている者が、男女とも少なくなっており、特に女子の減少率が顕著である(P52)。 また、自分の体型に「満足している」「まあ満足している」と回答した割合は、男女とも高くな っており、最近一年間、体重を減らす努力をしたことが「ある」の割合も高くなっている(P53)。 3 ストレス 日本の高校生は、ストレスを感じたことが7年前より若干少なくなっている。ストレスを感じ る要因は、「勉強のこと」「進学や進路のこと」が高くなっている(P54)。 4 自己肯定感 日本の高校生が、「私は価値のある人間だと思う」「私はいまの自分に満足している」などの自 己肯定的な項目に対し、「そうだ」「まあそうだ」と回答した割合は、いずれも7年前より高くな っている(P55~56)。 5 親や他者との関係 日本の高校生は、親や教師との関係が7年前より親密になっている(P57~58)。

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Ⅰ 体の健康

1 運動

「運動やスポーツをするのが好きか」という設問に対し、「とても好き」と回答した者の割合は、 米国が 54.8%と最も高く、次いで日本 37.7%、韓国 28.8%、中国 15.2%となっている。「まあ好 き」を合わせると、4か国とも7割を超えている(図 1-1)。 「とても好き」と回答した者の割合を男女別でみると、4か国とも男子が女子より高く、その 差は大きい(図 1-2)。 図 1-1 運動やスポーツをするのが好きか (「無回答」の割合を表記していない。以下同様。) 図 1-2 (男女別)運動やスポーツをするのが好きか 37.7 54.8 15.2 28.8 42.3 31.7 56.4 43.1 14.7 9.8 23.3 24.0 5.0 3.3 4.2 4.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 とても好き まあ好き あまり好きではない 嫌い 44.1 31.6 61.0 49.0 23.2 7.6 40.7 16.1 41.2 43.3 27.5 35.5 56.6 56.2 41.0 45.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 日本 米国 中国 韓国 とても好き まあ好き 米 国 中 国 韓 国 日 本 てくれる人がいる」の肯定率(「そうだ」「まあそうだ」の割合)が4か国とも約8割となってい る。その一方で、日本の高校生は、「学校には私を理解し、認めてくれる先生がいる」が6割強、 「学校には何でも相談できる先生がいる」が3割強となっていて、米・中・韓に比べて低くなっ ている(P40)。 ●インターネットの利用と健康 日本の高校生は、平日のインターネットの利用時間が「4時間以上」「3~4時間未満」「2~ 3時間未満」「1~2時間未満」にそれぞれ2割程度で分散している。休日は、中韓と大きな差が なく、「5~10 時間未満」「3~5時間未満」「1~3時間未満」に、2~3割程度で分散してい る(P42)。 また、日本の高校生は、「インターネットに夢中になって寝不足になることがある」の肯定率が 5割弱で米国に次いで高いが、「ゲームやアプリで、お金を使いすぎたことがある」が1割未満で、 4か国の中で最も低くなっている(P43~44)。 ●経年比較でみる日本の高校生の心と体の健康 1 睡眠と飲食 日本の高校生は、就寝時刻が9年前より早くなっている(P47)。また、食べる物について、7 年前と比較して、「野菜類」や「果物」が多くなり、「ハンバーガーなどのファストフード」、「イ ンスタントラーメン」が少なくなっている(P49~51)。 2 体型とダイエット 2010 年調査と比較して、日本の高校生は、自分の体型について「太っている」「少し太ってい る」と感じている者が、男女とも少なくなっており、特に女子の減少率が顕著である(P52)。 また、自分の体型に「満足している」「まあ満足している」と回答した割合は、男女とも高くな っており、最近一年間、体重を減らす努力をしたことが「ある」の割合も高くなっている(P53)。 3 ストレス 日本の高校生は、ストレスを感じたことが7年前より若干少なくなっている。ストレスを感じ る要因は、「勉強のこと」「進学や進路のこと」が高くなっている(P54)。 4 自己肯定感 日本の高校生が、「私は価値のある人間だと思う」「私はいまの自分に満足している」などの自 己肯定的な項目に対し、「そうだ」「まあそうだ」と回答した割合は、いずれも7年前より高くな っている(P55~56)。 5 親や他者との関係 日本の高校生は、親や教師との関係が7年前より親密になっている(P57~58)。

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「学校や地域の運動系のクラブに参加しているか」について、「参加している」と回答した者の 割合は、米国 63.4%、中国 51.5%、日本 43.0%、韓国 17.1%の順となっている(図 1-3)。 男女別でみると、日本と韓国は男子が女子より多く参加しているが、米国と中国は男女の差が あまりなかった(図 1-4)。 図 1-3 学校や地域の運動系のクラブに参加しているか 図 1-4 (男女別)学校や地域の運動系のクラブに「参加している」 「この一年間、キャンプ、山登りやハイキングなどの野外活動をしたことがあるか」について、 「5回以上あった」と回答した者の割合は、米国が 34.2%とほかの3か国に比べると特段に高く なっている。一方、日本は 2.7%に過ぎず、4か国の中で最も低かった。さらに、「一度もない」 と回答した者の割合は6割を超え、ほかの3か国との差が大きかった(図 1-5)。 男女別でみると、日本の女子の7割弱が「一度もない」と回答し、米・中・韓との差がさらに 大きくなっている(図 1-6)。 43.0 63.4 51.5 17.1 56.7 36.3 47.6 82.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 参加している 参加していない 52.2 61.7 51.6 24.2 34.3 65.0 51.4 9.5 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 日本 米国 中国 韓国 男子 女子

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「学校や地域の運動系のクラブに参加しているか」について、「参加している」と回答した者の 割合は、米国 63.4%、中国 51.5%、日本 43.0%、韓国 17.1%の順となっている(図 1-3)。 男女別でみると、日本と韓国は男子が女子より多く参加しているが、米国と中国は男女の差が あまりなかった(図 1-4)。 図 1-3 学校や地域の運動系のクラブに参加しているか 図 1-4 (男女別)学校や地域の運動系のクラブに「参加している」 「この一年間、キャンプ、山登りやハイキングなどの野外活動をしたことがあるか」について、 「5回以上あった」と回答した者の割合は、米国が 34.2%とほかの3か国に比べると特段に高く なっている。一方、日本は 2.7%に過ぎず、4か国の中で最も低かった。さらに、「一度もない」 と回答した者の割合は6割を超え、ほかの3か国との差が大きかった(図 1-5)。 男女別でみると、日本の女子の7割弱が「一度もない」と回答し、米・中・韓との差がさらに 大きくなっている(図 1-6)。 43.0 63.4 51.5 17.1 56.7 36.3 47.6 82.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 参加している 参加していない 52.2 61.7 51.6 24.2 34.3 65.0 51.4 9.5 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 日本 米国 中国 韓国 男子 女子 図 1-5 この一年間、キャンプ、山登りやハイキングなどの野外活動をしたことがあるか 図 1-6 (男女別)この一年間、キャンプ、山登りやハイキングなどの野外活動をしたことが「一度もない」 「この一週間の間に、学校の体育の時間を除いて、汗をかくような運動を 30 分以上した日はど のくらいあったか」という設問に対し、「7日」と回答した者の割合は、日・米とも1割強と、中・ 韓より高くなっている。「5~6日」では米国が3割弱で、日・中・韓の割合を大きく上回ってい る。一方、「ない」と回答した者の割合は、日・中・韓の約4割に対し、米国が2割弱と低い(図 1-7)。 男女別でみると、日・中・韓3か国とも男子に比べ、女子は「ない」と回答した者の割合が高 く、しかも男子との差が大きい。米国では男女の差があまりなかった(図 1-8)。 2.7 34.2 6.5 13.0 35.1 48.0 55.8 63.8 62.0 17.6 36.9 22.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 5回以上あった 1~4回あった 一度もない 55.7 16.4 35.9 20.2 68.0 18.7 37.8 25.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 日本 米国 中国 韓国 男子 女子

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図 1-7 この一週間の間に、学校の体育の時間を除いて、汗をかくような運動を 30 分以上した日はどのくらいあったか 図 1-8 (男女別)この一週間の間に、学校の体育の時間を除いて、汗をかくような運動を 30 分以上した日は「ない」

2 食事

(1)朝食の摂取 「ふだん、朝食を食べているか」について、「毎日食べる」「だいたい毎日食べる」「ときどき食 べないことがある」「ほとんど食べない」の4肢選択でたずねた。日本は、「毎日食べる」と回答 した者の割合が最も高く、73.5%となっている。次いで、中国 44.5%、韓国 37.6%、米国 31.2% の順となっている。「ほとんど食べない」と回答した者の割合では、韓国が最も高く 36.1%で、 日本の 6.5%と中国の 7.5%を大きく上回っている(図 1-9)。 「時々食べないことがある」「ほとんど食べない」と回答した者に、「朝食を食べない最も大き な理由」を聞いたところ、日本は「朝起きるのが遅くて、食べる時間がない」(45.0%)が最も多 14.2 15.4 11.1 20.3 38.2 14.2 27.3 19.6 14.4 19.4 6.5 11.8 13.2 24.2 42.7 4.9 8.2 16.1 29.1 39.9 0% 10% 20% 30% 40% 50% 7日 5~6日 3~4日 1~2日 ない 日本 米国 中国 韓国 27.7 18.3 35.4 28.2 48.4 20.3 49.6 52.4 0% 20% 40% 60% 日本 米国 中国 韓国 男子 女子

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図 1-7 この一週間の間に、学校の体育の時間を除いて、汗をかくような運動を 30 分以上した日はどのくらいあったか 図 1-8 (男女別)この一週間の間に、学校の体育の時間を除いて、汗をかくような運動を 30 分以上した日は「ない」

2 食事

(1)朝食の摂取 「ふだん、朝食を食べているか」について、「毎日食べる」「だいたい毎日食べる」「ときどき食 べないことがある」「ほとんど食べない」の4肢選択でたずねた。日本は、「毎日食べる」と回答 した者の割合が最も高く、73.5%となっている。次いで、中国 44.5%、韓国 37.6%、米国 31.2% の順となっている。「ほとんど食べない」と回答した者の割合では、韓国が最も高く 36.1%で、 日本の 6.5%と中国の 7.5%を大きく上回っている(図 1-9)。 「時々食べないことがある」「ほとんど食べない」と回答した者に、「朝食を食べない最も大き な理由」を聞いたところ、日本は「朝起きるのが遅くて、食べる時間がない」(45.0%)が最も多 14.2 15.4 11.1 20.3 38.2 14.2 27.3 19.6 14.4 19.4 6.5 11.8 13.2 24.2 42.7 4.9 8.2 16.1 29.1 39.9 0% 10% 20% 30% 40% 50% 7日 5~6日 3~4日 1~2日 ない 日本 米国 中国 韓国 27.7 18.3 35.4 28.2 48.4 20.3 49.6 52.4 0% 20% 40% 60% 日本 米国 中国 韓国 男子 女子 い回答で、次いで「朝は食べたくない(食欲がない)」(33.6%)だった。韓国も同じ傾向がみら れた。米・中は「朝は食べたくない(食欲がない)」が最も多く、5割を超えている(図 1-10)。 図 1-9 ふだん、朝食を食べているか 図 1-10 朝食を食べない最も大きな理由 (2)食事の場所と相手 平日の食事の場所をみると、朝食を「自宅」で食べていると回答した者の割合は、日本が4か 国の中で最も高く、91.1%となっている。これに対し、中国は 35.6%と最も低くなっている。中 国が最も高いのは「学校の食堂」(43.5%)だった。ただし、今回の中国の調査対象者のうち、学 校の寮に住んでいると回答した者が 28.4%いることはここで特筆すべきである(図 1-11)。 昼食については、「学校」(食堂や家のお弁当)で食べていると回答した者の割合が4か国とも、 最も高くなっている(図 1-12)。 73.5 31.2 44.5 37.6 13.6 19.1 28.0 14.1 6.4 25.0 19.3 12.2 6.5 24.7 7.5 36.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 毎日食べる だいたい毎日食べる ときどき食べないことがある ほとんど食べない 45.0 33.6 10.5 0.5 7.7 28.4 54.2 6.9 0.8 8.1 22.7 52.2 4.8 3.7 14.9 48.7 34.2 10.2 1.5 4.0 0% 20% 40% 60% 朝起きるのが遅くて、食べる時間がない 朝は食べたくない(食欲がない) 食事の用意がされていない (用意されていれば食べる) ダイエットのために食べない その他 日本(N=220人) 米国(N=754人) 中国(N=868人) 韓国(N=974人)

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夕食を「自宅」で食べていると回答した者の割合は、日本が 96.2%と4か国の中で最も高い。 次いで米国の 88.0%である。これに対し、韓国 41.5%、中国 25.7%と低くなっている。一方、「学 校や塾」で食べていると回答した者の割合が最も高いのは中国(58.0%)で、次いで韓国(39.7%) となっている(図 1-13)。その背景には中国と韓国の高校の多くに「夜間自習」があるという事 情が考えられる。 また、食事の相手を見てみると、朝食は「一人で食べる」と回答した割合が日・米とも 47%で、 最も高かった。「家族のだれか」が日本で 45.5%と、米・中・韓より高かった。「友だち」が中国 で 45.4%と突出して高い(図 1-14)。 昼食は「友だちと」一緒に食べていると回答した者の割合が4か国とも 75%以上となっている (図 1-15)。 夕食は日・米の 8 割前後が「家族のだれか」と食べているのに対し、中・韓では「友だち」と 食べているのが多い(図 1-16)。 図 1-11 朝食は主にどこで食べているか 91.1 0.8 0.6 63.0 3.8 6.6 35.6 12.6 43.5 57.5 3.1 12.2 自宅 外食(街のレストラ ンや食堂、コンビニ など) 学校の食堂 日本 米国 中国 韓国 図 1-12 昼食は主にどこで食べているか 3.3 0.6 95.8 13.5 5.6 73.1 17.1 10.8 69.7 1.8 1.6 95.9 自宅 外食(街のレ ストランや食 堂、コンビニ など) 学校(食堂や 家のお弁当) 日本 米国 中国 韓国 図 1-13 夕食は主にどこで食べているか 96.2 1.7 1.2 88.0 6.9 0.0 25.7 7.5 58.0 41.5 14.1 39.7 自宅 外食(街のレスト ランや食堂、コン ビニなど) 学校や塾(食堂、 家のお弁当) 日本 米国 中国 韓国 図 1-14 朝食は誰と一緒に食べているか 45.5 47.4 1.3 21.7 47.7 6.0 28.0 19.4 45.4 35.5 24.0 14.6 家族の だれか 一人で 友だちと 日本 米国 中国 韓国

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夕食を「自宅」で食べていると回答した者の割合は、日本が 96.2%と4か国の中で最も高い。 次いで米国の 88.0%である。これに対し、韓国 41.5%、中国 25.7%と低くなっている。一方、「学 校や塾」で食べていると回答した者の割合が最も高いのは中国(58.0%)で、次いで韓国(39.7%) となっている(図 1-13)。その背景には中国と韓国の高校の多くに「夜間自習」があるという事 情が考えられる。 また、食事の相手を見てみると、朝食は「一人で食べる」と回答した割合が日・米とも 47%で、 最も高かった。「家族のだれか」が日本で 45.5%と、米・中・韓より高かった。「友だち」が中国 で 45.4%と突出して高い(図 1-14)。 昼食は「友だちと」一緒に食べていると回答した者の割合が4か国とも 75%以上となっている (図 1-15)。 夕食は日・米の 8 割前後が「家族のだれか」と食べているのに対し、中・韓では「友だち」と 食べているのが多い(図 1-16)。 図 1-11 朝食は主にどこで食べているか 91.1 0.8 0.6 63.0 3.8 6.6 35.6 12.6 43.5 57.5 3.1 12.2 自宅 外食(街のレストラ ンや食堂、コンビニ など) 学校の食堂 日本 米国 中国 韓国 図 1-12 昼食は主にどこで食べているか 3.3 0.6 95.8 13.5 5.6 73.1 17.1 10.8 69.7 1.8 1.6 95.9 自宅 外食(街のレ ストランや食 堂、コンビニ など) 学校(食堂や 家のお弁当) 日本 米国 中国 韓国 図 1-13 夕食は主にどこで食べているか 96.2 1.7 1.2 88.0 6.9 0.0 25.7 7.5 58.0 41.5 14.1 39.7 自宅 外食(街のレスト ランや食堂、コン ビニなど) 学校や塾(食堂、 家のお弁当) 日本 米国 中国 韓国 図 1-14 朝食は誰と一緒に食べているか 45.5 47.4 1.3 21.7 47.7 6.0 28.0 19.4 45.4 35.5 24.0 14.6 家族の だれか 一人で 友だちと 日本 米国 中国 韓国 (3)食べている物 最近一週間に食べたり、飲んだりしている物について、8品目を挙げ、それぞれ「毎日」「3~ 5回」「1~2回」「とらなかった」の4段階でたずねた。日本の高校生が最も多く摂ったのは「肉 や魚」「野菜類」であり、「3回以上とった」と回答した者の割合がいずれも9割を超え、4か国 の中で最も高かった。一方、「インスタントラーメンやカップラーメン」「ハンバーガーなどのフ ァストフード」を「3回以上とった」と回答した日本の高校生は5%を下回り、米・中・韓に比 べてその割合が低かった(図 1-17)。 図 1-17 最近一週間、3回以上とったもの 93.0 90.4 66.6 54.2 53.3 21.5 4.8 2.9 84.5 66.5 77.8 55.8 75.0 23.9 8.1 17.2 68.4 82.6 67.8 38.2 62.8 12.5 10.4 5.1 71.5 67.2 58.0 40.0 56.5 23.9 17.5 8.2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 肉や魚 野菜類 牛乳や乳製品(ヨーグルト、チーズなど) お菓子(スナック菓子、チョコレート、飴など) 果物類 炭酸飲料(サイダー、コーラなど) インスタントラーメンやカップラーメン ハンバーガーなどのファストフード 日本 米国 中国 韓国 図 1-16 夕食は誰と一緒に食べているか 80.9 16.9 1.1 76.6 15.5 3.0 24.4 6.1 62.4 30.0 14.0 49.4 家族の だれか 一人で 友だちと 日本 米国 中国 韓国 図 1-15 昼食は誰と一緒に食べているか 3.6 8.6 87.0 6.6 10.5 76.8 15.8 5.7 76.0 1.2 1.5 95.5 家族の だれか 一人で 友だちと 日本 米国 中国 韓国

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(4)食事の時の様子 「家族と一緒に食事するときには、会話をしている」との設問に対し、「いつもそうだ」と回答 した者の割合が最も高いのは、日本であり、最も低いのは中国である(図 1-18)。 「ご飯を食べながら、携帯電話やスマートフォンを操作している」について、「いつもそうだ」 と回答した者の割合は日・中・韓3か国とも1割未満だが、米国が 15.3%とすこし高かった。「と きどきそうだ」を合わせると、米国が 57.2%と4か国の中で最も高く、日本が 36.4%と最も低く なっている(図 1-19)。 「食事をとるときは、栄養バランスを意識している」について、「いつもそうだ」「ときどきそ うだ」と回答した者の割合は、中国 81.7%、米国 75.7%、日本 71.0%に対し、韓国は 49.9%に とどまり、最も低くなっている(図 1-20)。 また、「よく噛んで食べる」に対し、「いつもそうだ」と回答した者の割合は、米国が7割を超 え、日・中・韓の4割前後を大きく上回っている(図 1-21)。 「間食をする」について、「いつもそうだ」と回答した者の割合は、米国と韓国で3割台、日本 と中国で2割台となっている(図 1-22)。 「欠食をする」について、「いつもそうだ」「ときどきそうだ」と回答した者の割合が、中国 68.5%、 米国 58.4%、韓国 57.5%に対し、日本は 32.1%と4か国の中で最も低くなっている(図 1-23)。 図 1-18 家族と一緒に食事するときには、会話をしている 図 1-19 ご飯を食べながら、携帯電話やスマートフォンを操作している 65.8 58.7 34.8 56.2 25.6 28.7 49.7 34.7 8.4 12.3 14.9 8.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない 6.4 15.3 7.7 9.9 30.0 41.9 35.9 40.6 63.2 42.5 55.5 49.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない

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(4)食事の時の様子 「家族と一緒に食事するときには、会話をしている」との設問に対し、「いつもそうだ」と回答 した者の割合が最も高いのは、日本であり、最も低いのは中国である(図 1-18)。 「ご飯を食べながら、携帯電話やスマートフォンを操作している」について、「いつもそうだ」 と回答した者の割合は日・中・韓3か国とも1割未満だが、米国が 15.3%とすこし高かった。「と きどきそうだ」を合わせると、米国が 57.2%と4か国の中で最も高く、日本が 36.4%と最も低く なっている(図 1-19)。 「食事をとるときは、栄養バランスを意識している」について、「いつもそうだ」「ときどきそ うだ」と回答した者の割合は、中国 81.7%、米国 75.7%、日本 71.0%に対し、韓国は 49.9%に とどまり、最も低くなっている(図 1-20)。 また、「よく噛んで食べる」に対し、「いつもそうだ」と回答した者の割合は、米国が7割を超 え、日・中・韓の4割前後を大きく上回っている(図 1-21)。 「間食をする」について、「いつもそうだ」と回答した者の割合は、米国と韓国で3割台、日本 と中国で2割台となっている(図 1-22)。 「欠食をする」について、「いつもそうだ」「ときどきそうだ」と回答した者の割合が、中国 68.5%、 米国 58.4%、韓国 57.5%に対し、日本は 32.1%と4か国の中で最も低くなっている(図 1-23)。 図 1-18 家族と一緒に食事するときには、会話をしている 図 1-19 ご飯を食べながら、携帯電話やスマートフォンを操作している 65.8 58.7 34.8 56.2 25.6 28.7 49.7 34.7 8.4 12.3 14.9 8.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない 6.4 15.3 7.7 9.9 30.0 41.9 35.9 40.6 63.2 42.5 55.5 49.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない 図 1-20 食事をとるときは、栄養バランスを意識している 図 1-21 よく噛んで食べる 図 1-22 間食をする 図 1-23 欠食をする 26.7 28.8 31.7 10.5 44.3 46.9 50.0 39.4 28.5 23.9 17.6 49.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない 39.1 71.8 31.2 46.1 48.7 24.2 49.0 43.5 11.9 3.6 19.1 10.2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない 29.4 38.8 24.6 34.5 55.0 48.3 57.7 51.6 15.3 12.4 17.0 13.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない 2.6 9.3 18.7 4.5 29.5 49.1 49.8 53.0 67.4 41.3 31.0 42.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 いつもそうだ ときどきそうだ ほとんどそうではない

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(5)食への不安 食についての悩みや不安をたずねたところ、「特にない」と回答した者の割合は、日本が 47.1% と最も高く、次いで米国 36.7%、韓国 33.5%、中国 22.3%となっており、中国が最も低くなっ ている。悩みや不安の中身をみると、「不規則な食事」「偏食」「食品の安全性」「食に関する情報 が多すぎて、どれを信じればいいかわからない」「拒食」「家に帰っても食事が出ない」の割合は、 中国がいずれも4か国の中で最も高く、日本が最も低くなっている。「食べ過ぎ」では韓国が3割 を超え、日・米・中の2割台より高くなっている(図 1-24)。 図 1-24 食について、悩みや不安があるか(複数回答) 47.1 24.4 17.8 16.5 6.5 4.3 1.6 1.6 2.5 36.7 20.9 26.7 30.7 7.5 7.7 1.5 4.1 6.3 22.3 24.8 36.1 32.1 25.4 16.8 14.2 7.0 6.0 33.5 30.8 28.4 21.9 10.1 3.7 4.5 3.5 1.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 特にない 食べ過ぎ 不規則な食事 偏食 食品の安全性 食に関する情報が多すぎて、ど れを信じればいいかわからない 拒食 家に帰っても食事が出ない その他 日本 米国 中国 韓国

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(5)食への不安 食についての悩みや不安をたずねたところ、「特にない」と回答した者の割合は、日本が 47.1% と最も高く、次いで米国 36.7%、韓国 33.5%、中国 22.3%となっており、中国が最も低くなっ ている。悩みや不安の中身をみると、「不規則な食事」「偏食」「食品の安全性」「食に関する情報 が多すぎて、どれを信じればいいかわからない」「拒食」「家に帰っても食事が出ない」の割合は、 中国がいずれも4か国の中で最も高く、日本が最も低くなっている。「食べ過ぎ」では韓国が3割 を超え、日・米・中の2割台より高くなっている(図 1-24)。 図 1-24 食について、悩みや不安があるか(複数回答) 47.1 24.4 17.8 16.5 6.5 4.3 1.6 1.6 2.5 36.7 20.9 26.7 30.7 7.5 7.7 1.5 4.1 6.3 22.3 24.8 36.1 32.1 25.4 16.8 14.2 7.0 6.0 33.5 30.8 28.4 21.9 10.1 3.7 4.5 3.5 1.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 特にない 食べ過ぎ 不規則な食事 偏食 食品の安全性 食に関する情報が多すぎて、ど れを信じればいいかわからない 拒食 家に帰っても食事が出ない その他 日本 米国 中国 韓国 また、栄養剤などの栄養補助品の利用について、「よく利用している」「ときどき利用している」 と回答した者の割合が最も高いのは韓国(31.3%)で、最も低いのは中国(13.3%)である。し かし、「利用していない」の割合は、中・韓とも5割強で、ほとんど差がなかった。日本と米国で は、利用者(「よく利用している」「ときどき利用している」と回答した者)が2割程度で、「利用 していない」が約 65%と、中・韓より高くなっている(図 1-25)。 図 1-25 日常の食事とは別に、栄養剤などの栄養補助品を利用しているか

3 生活習慣

(1)起床と睡眠 平日の起床時刻が最も早いのは中国の高校生で、最も遅いのは韓国の高校生である。「6時半前」 に起きると回答した者の割合は、中国で 85.5%に達し、ほかの3か国に比べて突出して高い。こ れに対し、米国 57.7%、日本 49.1%、韓国 21.1%と、韓国が最も低い。一方、「6時半~7時前」 「7時~7時半前」と回答した者の割合は、韓国でいずれも3割を超え、4か国の中で最も高く なっている(図 1-26)。 また、平日の就寝時刻をみると、最も早く寝るのは中国の高校生で、最も遅いのは韓国の高校 生である。「0時前」に寝ると回答した中国の高校生が 88.1%いるのに対し、「0時以降」に寝る と回答した韓国の高校生は 69.5%となっている。日本の高校生は「23 時~0時前」が 38.7%、「0 時~1時前」が 33.3%となっており、韓国に次いで遅く寝ることがわかる(図 1-27)。 図 1-26 平日の朝、あなたはだいたい何時頃に起きるか 8.4 9.8 2.5 11.2 14.1 10.7 10.8 20.1 12.2 9.4 33.3 8.8 64.7 66.0 51.6 50.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 よく利用している ときどき利用している あまり利用していない 利用していない 19.3 29.8 27.1 16.7 7.1 25.2 32.5 19.4 7.8 14.9 43.5 42.0 11.0 1.7 1.3 4.3 16.8 36.0 30.0 12.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 6時前 6時~6時半前 6時半~7時前 7時~7時半前 7時半以降 日本 米国 中国 韓国

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図 1-27 平日の夜、あなたはだいたい何時頃に寝るか 睡眠時間が足りていると思うかについて、「足りている」「だいたい足りている」と回答した者 の割合は、米国 52.4%、日本 50.3%、中国 45.3%、韓国 31.1%の順となっており、韓国が最も 低くなっている(図 1-28)。 図 1-28 自分の睡眠時間が足りていると思うか (2)生活習慣 生活習慣について5項目を挙げ、それぞれについて小学生や中学生の頃及び現在、「できていた か」(「できているか」)をたずねた。「毎朝、朝食を食べること」に対し、小学生の時に「できて いた」と回答した者の割合は、日本 92.7%、米国 81.0%、中国 81.5%、韓国 76.5%と4か国と も大多数だった。中高生になると、4か国とも低下しているが、日本の減少率が最も低くなって いる(図 1-29)。 「夜更しをしないこと」に対し、小学生の時に「できていた」と回答した者の割合は、日・中・ 韓3か国とも8割を超えているが、学年が上がるにつれて、大きく減少している。特に日本と中 1.3 14.8 38.7 33.3 11.8 11.0 40.3 30.5 11.8 6.1 7.3 40.2 40.6 9.0 2.7 1.7 5.6 23.0 41.6 27.9 0% 10% 20% 30% 40% 50% 22時前 22時~23時前 23時~0時前 0時~1時前 1時以降 日本 米国 中国 韓国 10.9 11.7 6.2 6.5 39.4 40.7 39.1 24.6 36.0 27.6 36.0 46.5 13.5 19.7 18.5 22.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 足りている だいたい足りている あまり足りていない 足りない

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図 1-27 平日の夜、あなたはだいたい何時頃に寝るか 睡眠時間が足りていると思うかについて、「足りている」「だいたい足りている」と回答した者 の割合は、米国 52.4%、日本 50.3%、中国 45.3%、韓国 31.1%の順となっており、韓国が最も 低くなっている(図 1-28)。 図 1-28 自分の睡眠時間が足りていると思うか (2)生活習慣 生活習慣について5項目を挙げ、それぞれについて小学生や中学生の頃及び現在、「できていた か」(「できているか」)をたずねた。「毎朝、朝食を食べること」に対し、小学生の時に「できて いた」と回答した者の割合は、日本 92.7%、米国 81.0%、中国 81.5%、韓国 76.5%と4か国と も大多数だった。中高生になると、4か国とも低下しているが、日本の減少率が最も低くなって いる(図 1-29)。 「夜更しをしないこと」に対し、小学生の時に「できていた」と回答した者の割合は、日・中・ 韓3か国とも8割を超えているが、学年が上がるにつれて、大きく減少している。特に日本と中 1.3 14.8 38.7 33.3 11.8 11.0 40.3 30.5 11.8 6.1 7.3 40.2 40.6 9.0 2.7 1.7 5.6 23.0 41.6 27.9 0% 10% 20% 30% 40% 50% 22時前 22時~23時前 23時~0時前 0時~1時前 1時以降 日本 米国 中国 韓国 10.9 11.7 6.2 6.5 39.4 40.7 39.1 24.6 36.0 27.6 36.0 46.5 13.5 19.7 18.5 22.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 足りている だいたい足りている あまり足りていない 足りない 国は、「現在できている」が3割にも満たない。米国は、小学生の時に「できていた」が6割強と、 日・中・韓より低くなっているが、中高生になってからも4割台にとどまっている(図 1-30)。 「ふだんから運動すること」について、日本の高校生の 7 割強は小学生や中学生の時に「でき ていた」と回答したが、高校生になると、5割強まで減少している。中国も学年が上がるにつれ て、運動をしなくなっている。これに対し、米国では小学生の時より中学生や高校生になってか らのほうが運動している割合が高い。韓国では学年の間で顕著な違いがなかった(図 1-31)。 図 1-29 毎朝、朝食を食べること 図 1-30 夜更かしをしないこと 図 1-31 ふだんから運動すること 92.7 81.0 81.5 76.5 85.4 55.4 64.4 57.2 84.1 47.7 67.2 53.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 小学生の時にできていた 中学生の時にできていた 現在できている 88.0 62.6 85.8 84.6 40.0 48.3 39.9 57.7 28.9 43.1 27.3 45.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 小学生の時にできていた 中学生の時にできていた 現在できている 77.2 58.7 70.7 63.3 74.0 67.1 61.4 57.7 51.5 67.5 49.7 64.2 0% 20% 40% 60% 80% 日本 米国 中国 韓国 小学生の時にできていた 中学生の時にできていた 現在できている

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「食事の前に、手を洗うこと」について、「小学生の時にできていた」と回答した者の割合は、 日本が 80.1%と最も高く、米・中・韓も7割を超えた。中学生や高校生になると、日本と韓国は 若干減少しているが、米国と中国はあまり変わらなかった(図 1-32)。 「食べ物の好き嫌いをしないこと」について、日本の高校生の 66.6%が「現在できている」と 回答し、米・中・韓の5割台より高い。また、日・米・韓3か国とも学年が上がるにつれて「で きていた」(「できている」)の割合が高くなっており、特に日本はその増加率が顕著である。これ に対し、中国は各学年とも5割台にとどまり、あまり変わらなかった(図 1-33)。 図 1-32 食事の前に、手を洗うこと 図 1-33 食べ物の好き嫌いをしないこと 80.1 72.4 77.5 75.1 72.8 70.4 73.4 69.7 68.8 71.8 72.8 68.3 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 日本 米国 中国 韓国 小学生の時にできていた 中学生の時にできていた 現在できている 48.3 45.9 54.4 50.7 60.2 50.7 53.8 56.6 66.6 54.5 57.4 59.8 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 日本 米国 中国 韓国 小学生の時にできていた 中学生の時にできていた 現在できている

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「食事の前に、手を洗うこと」について、「小学生の時にできていた」と回答した者の割合は、 日本が 80.1%と最も高く、米・中・韓も7割を超えた。中学生や高校生になると、日本と韓国は 若干減少しているが、米国と中国はあまり変わらなかった(図 1-32)。 「食べ物の好き嫌いをしないこと」について、日本の高校生の 66.6%が「現在できている」と 回答し、米・中・韓の5割台より高い。また、日・米・韓3か国とも学年が上がるにつれて「で きていた」(「できている」)の割合が高くなっており、特に日本はその増加率が顕著である。これ に対し、中国は各学年とも5割台にとどまり、あまり変わらなかった(図 1-33)。 図 1-32 食事の前に、手を洗うこと 図 1-33 食べ物の好き嫌いをしないこと 80.1 72.4 77.5 75.1 72.8 70.4 73.4 69.7 68.8 71.8 72.8 68.3 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 日本 米国 中国 韓国 小学生の時にできていた 中学生の時にできていた 現在できている 48.3 45.9 54.4 50.7 60.2 50.7 53.8 56.6 66.6 54.5 57.4 59.8 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 日本 米国 中国 韓国 小学生の時にできていた 中学生の時にできていた 現在できている

4 体型とダイエット

(1) 体型 4か国の高校生に身長と体重をたずねた。平均身長と平均体重は表 1-1、男女別の身長と体重 の平均は表 1-2 のとおりである。体重と身長から算出した体格指数、いわゆる BMI(体重[kg]÷ 身長[m]²)で肥満度をみると、日本は「普通体重」(BMI:18.5~25 未満)が 71.2%と、4か国 の中で最も多く、次いで韓国 65.6%、米国 59.0%、中国 50.2%の順となっている。「肥満(1 度以上)」(BMI: 25 以上)の割合は、日本が5%で、最も低くなっている。「低体重」(BMI: 18.5 未満)の割合が最も高いのは中国だが、「肥満(2 度以上)」(BMI:30 以上)の割合も1 割を超え、4か国の中で最も高かった(図 1-34)。 表 1-1 身長、体重、BMI の平均値 日本 米国 中国 韓国 身長(cm) 163.7 170.1 168.3 168.1 n=1686 人 n=1466 人 n=3217 人 n=1980 人 体重(kg) 55.2 67.7 62.0 61.6 n=1650 人 n=1425 人 n=3192 人 n=1920 人 BMI(肥満度) 20.5 23.2 21.8 21.6 n=1644 人 n=1415 人 n=3192 人 n=1914 人 表 1-2 (男女別)身長、体重、BMI の平均値 日本 米国 中国 韓国 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 身長(cm) 170.2 157.4 177.3 163.5 173.9 162.9 174.4 161.3 体重(kg) 60.3 50.1 75.0 60.8 66.8 57.4 68.5 53.7 BMI(肥満度) 20.8 20.2 23.7 22.7 22.0 21.6 22.5 20.6 <参考> BMI 判定 BMI 指数 判 定 18.5 未満 低体重 18.5~25 未満 普通体重 25~30 未満 肥満(1度) 30~35 未満 肥満(2度) 35~40 未満 肥満(3度) 40 以上 肥満(4度) 日本肥満学会 2011 年より

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図 1-34 BMI(体重[kg]÷身長[m]²)判定 また、「自分の体型をどう思うか」という設問に対し、「ふつう」と回答した者の割合は、米国 が 44.2%と最も高く、日・中・韓3か国がいずれも3割台となっている。「痩せている」「少し痩 せている」の割合も米国が 35.7%と、日・中・韓の2割台を上回っている。一方、「少し太って いる」「太っている」の割合は、日・中・韓とも4割弱となっているのに対し、米国が2割を下回 っている(図 1-35)。 男女別でみると、日・中・韓3か国とも女子よりも男子のほうが「痩せている」「少し痩せてい る」と自己評価し、男子よりも女子のほうが「すこし太っている」「太っている」と自己評価する 傾向がある(図 1-36)。 BMI 判定別でみると、日本と中国では、「低体重」群に、自分が「少し太っている」「太ってい る」と回答した者が1割程度いた。また、「普通体重」群で自分が「少し太っている」「太ってい る」と回答した者の割合は中国 49.5%、日本 41.6%、韓国 34.7%だった(表 1-3)。 図 1-35 自分の体型をどう思うか 20.2 9.5 31.4 15.4 71.2 59.0 50.2 65.6 3.7 16.0 6.3 11.3 1.3 8.6 10.7 2.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 低体重 (18.5未満) 普通体重 (18.5~25未満) 肥満(1度) (25~30未満) 肥満(2度以上) (30以上) 12.1 8.2 10.9 11.0 12.0 27.5 15.1 12.5 37.9 44.2 34.4 36.4 24.9 15.9 29.2 27.7 13.0 2.9 10.1 12.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 痩せている 少し痩せている ふつう 少し太っている 太っている

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図 1-34 BMI(体重[kg]÷身長[m]²)判定 また、「自分の体型をどう思うか」という設問に対し、「ふつう」と回答した者の割合は、米国 が 44.2%と最も高く、日・中・韓3か国がいずれも3割台となっている。「痩せている」「少し痩 せている」の割合も米国が 35.7%と、日・中・韓の2割台を上回っている。一方、「少し太って いる」「太っている」の割合は、日・中・韓とも4割弱となっているのに対し、米国が2割を下回 っている(図 1-35)。 男女別でみると、日・中・韓3か国とも女子よりも男子のほうが「痩せている」「少し痩せてい る」と自己評価し、男子よりも女子のほうが「すこし太っている」「太っている」と自己評価する 傾向がある(図 1-36)。 BMI 判定別でみると、日本と中国では、「低体重」群に、自分が「少し太っている」「太ってい る」と回答した者が1割程度いた。また、「普通体重」群で自分が「少し太っている」「太ってい る」と回答した者の割合は中国 49.5%、日本 41.6%、韓国 34.7%だった(表 1-3)。 図 1-35 自分の体型をどう思うか 20.2 9.5 31.4 15.4 71.2 59.0 50.2 65.6 3.7 16.0 6.3 11.3 1.3 8.6 10.7 2.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 低体重 (18.5未満) 普通体重 (18.5~25未満) 肥満(1度) (25~30未満) 肥満(2度以上) (30以上) 12.1 8.2 10.9 11.0 12.0 27.5 15.1 12.5 37.9 44.2 34.4 36.4 24.9 15.9 29.2 27.7 13.0 2.9 10.1 12.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 痩せている 少し痩せている ふつう 少し太っている 太っている 図 1-36 (男女別)自分の体型をどう思うか 表 1-3 BMI×体型の自己評価 日本 米国 中国 韓国 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 痩せているほうだ 39.0 5.8 0.0 42.1 6.0 0.3 24.7 3.3 8.0 41.6 6.7 0.0 少し痩せているほうだ 21.2 10.5 1.2 46.9 36.9 2.9 27.3 8.8 10.7 25.8 12.9 0.0 ふつうなほうだ 30.5 42.0 9.3 9.0 50.4 45.2 37.0 38.3 19.5 27.7 45.4 7.1 少し太っているほうだ 7.3 30.6 15.1 2.1 6.3 40.9 9.1 41.0 32.2 4.2 28.9 44.5 太っているほうだ 2.0 11.0 74.4 0.0 0.0 10.2 1.7 8.5 28.6 0.6 5.8 47.7 実数(人) 344 1214 86 145 896 374 1017 1626 549 310 1321 283 「自分の体型にどのくらい満足しているか」について、「満足している」「まあ満足している」 と回答した者の割合は、米国 67.0%、中国 47.5%、韓国 41.8%に対し、日本が 34.4%と最も低 くなっている(図 1-37)。 男女別では、4か国とも女子の満足度が男子より低く、特に日本の女子の肯定率が低い(図 1 -38)。BMI 判定別でみると、日本では「普通体重」群のうち、「満足していない」「あまり満足し ていない」と回答した者の割合が 68.2%と、ほかの3か国に比べて高くなっている(表 1-4)。 38.7 10.1 39.3 32.3 35.7 16.4 31.2 15.4 38.0 37.8 41.3 47.0 33.9 34.9 34.5 38.4 23.4 51.9 17.8 19.7 30.0 48.2 34.0 45.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 日 本 米 国 中 国 韓 国 「痩せている」「少し痩せている」 ふつう 「少し太っている」「太っている」 日 本 米 国 中 国 韓 国

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図 1-37 自分の体型にどのくらい満足しているか 図 1-38 (男女別)自分の体型にどのくらい満足しているか 表 1-4 BMI×自分の体型への満足度 日本 米国 中国 韓国 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 満足している 9.6 5.4 5.8 32.4 28.0 13.1 15.1 7.7 9.5 24.8 21.9 10.6 まあ満足している 37.8 26.3 24.4 44.1 46.0 37.7 45.5 35.4 27.7 24.2 22.8 18.0 あまり満足していない 38.4 46.5 30.2 15.2 19.1 28.1 34.5 45.1 39.5 35.5 35.7 36.7 満足していない 14.2 21.7 38.4 8.3 6.5 20.1 4.8 11.7 23.0 15.5 19.4 34.3 実数(人) 344 1214 86 145 896 374 1017 1626 549 310 1321 283 (2)ダイエット 最近一年間、体重を減らす努力をしたことがあると回答した者の割合は、米国 57.4%、韓国 53.5%、日本 41.7%、中国 41.3%の順となっている(図 1-39)。男女別でみると、4か国とも 女子の肯定率が高く、特に日米韓では6割を超えている(図 1-40)。 BMI 判定別でみると、米国と韓国では肥満群の8割弱が体重を減らす努力をしたことがあると 6.2 24.0 10.4 19.9 28.2 43.0 37.1 21.9 43.8 21.1 40.6 35.9 21.5 10.3 11.8 21.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 満足している まあ満足している あまり満足していない 満足していない 10.4 2.2 30.0 18.5 12.4 8.4 27.8 11.5 35.8 20.8 44.0 42.0 42.4 32.1 23.6 20.1 0% 20% 40% 60% 80% 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 日 本 米 国 中 国 韓 国 満足している まあ満足している 日 本 米 国 中 国 韓 国

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図 1-37 自分の体型にどのくらい満足しているか 図 1-38 (男女別)自分の体型にどのくらい満足しているか 表 1-4 BMI×自分の体型への満足度 日本 米国 中国 韓国 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 低 体重 普通 体重 肥満 満足している 9.6 5.4 5.8 32.4 28.0 13.1 15.1 7.7 9.5 24.8 21.9 10.6 まあ満足している 37.8 26.3 24.4 44.1 46.0 37.7 45.5 35.4 27.7 24.2 22.8 18.0 あまり満足していない 38.4 46.5 30.2 15.2 19.1 28.1 34.5 45.1 39.5 35.5 35.7 36.7 満足していない 14.2 21.7 38.4 8.3 6.5 20.1 4.8 11.7 23.0 15.5 19.4 34.3 実数(人) 344 1214 86 145 896 374 1017 1626 549 310 1321 283 (2)ダイエット 最近一年間、体重を減らす努力をしたことがあると回答した者の割合は、米国 57.4%、韓国 53.5%、日本 41.7%、中国 41.3%の順となっている(図 1-39)。男女別でみると、4か国とも 女子の肯定率が高く、特に日米韓では6割を超えている(図 1-40)。 BMI 判定別でみると、米国と韓国では肥満群の8割弱が体重を減らす努力をしたことがあると 6.2 24.0 10.4 19.9 28.2 43.0 37.1 21.9 43.8 21.1 40.6 35.9 21.5 10.3 11.8 21.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 満足している まあ満足している あまり満足していない 満足していない 10.4 2.2 30.0 18.5 12.4 8.4 27.8 11.5 35.8 20.8 44.0 42.0 42.4 32.1 23.6 20.1 0% 20% 40% 60% 80% 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 日 本 米 国 中 国 韓 国 満足している まあ満足している 日 本 米 国 中 国 韓 国 回答しているのに対し、日本が 59.3%、中国が 53.9%と低くなっている。また、普通体重群では、 「ある」と回答した者の割合が4か国とも約5割となっており、低体重群では、4か国とも2割 台となっている(図 1-41)。 図 1-39 最近一年間、体重を減らす努力をしたことがあるか 図 1-40 (男女別)最近一年間、体重を減らす努力をしたことが「ある」 図 1-41 (BMI 判定別)最近一年間、体重を減らす努力をしたことが「ある」 41.7 57.4 41.3 53.5 58.1 41.4 57.5 46.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 はい いいえ 20.6 46.1 30.8 39.1 62.0 67.9 51.3 68.9 0% 20% 40% 60% 80% 日本 米国 中国 韓国 男子 女子 22.4 45.0 59.3 26.2 52.8 79.9 22.2 49.1 53.9 27.7 53.4 75.6 0% 20% 40% 60% 80% 低 体 重 普 通 体 重 肥 満 低体 重 普 通 体 重 肥 満 低体 重 普 通 体 重 肥 満 低体 重 普 通 体 重 肥 満 日本 米国 中国 韓国

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ダイエットの方法をみると、4か国とも「運動をする」「食事量を減らす」が主となっている。 また、米国では「一種類の食べ物だけを食べる」が3割弱とほかの3か国に比べて高かった(図 1-42)。男女別でみると、4か国とも「運動をする」の割合は男子のほうが高く、「食事量を減ら す」の割合は、女子のほうが高くなっている(図 1-43~44)。 図 1-42 ダイエットの方法(複数回答) 73.8 66.0 4.8 4.5 4.1 1.0 6.5 75.2 58.1 10.8 29.7 5.5 4.0 11.6 72.7 68.3 3.7 9.0 3.6 0.8 4.6 77.9 73.8 7.4 3.8 5.5 1.0 2.0 0% 20% 40% 60% 80% 運動をする 食事量を減らす 断食する(24時間以上 何も食べない) 一種類の食べ物だけを食べる サプリメントや薬を飲む 食事後、全部吐き出す その他 日本(N=711人) 米国(N=872人) 中国(N=1338人) 韓国(N=1079人) 図 1-43 (男女別)運動をする 86.0 76.3 83.0 88.5 69.9 74.6 67.0 71.6 日本 米国 中国 韓国 男子 女子 図 1-44 (男女別)食事量を減らす 45.9 52.5 58.0 55.5 72.4 61.7 74.2 84.8 日本 米国 中国 韓国 男子 女子

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ダイエットの方法をみると、4か国とも「運動をする」「食事量を減らす」が主となっている。 また、米国では「一種類の食べ物だけを食べる」が3割弱とほかの3か国に比べて高かった(図 1-42)。男女別でみると、4か国とも「運動をする」の割合は男子のほうが高く、「食事量を減ら す」の割合は、女子のほうが高くなっている(図 1-43~44)。 図 1-42 ダイエットの方法(複数回答) 73.8 66.0 4.8 4.5 4.1 1.0 6.5 75.2 58.1 10.8 29.7 5.5 4.0 11.6 72.7 68.3 3.7 9.0 3.6 0.8 4.6 77.9 73.8 7.4 3.8 5.5 1.0 2.0 0% 20% 40% 60% 80% 運動をする 食事量を減らす 断食する(24時間以上 何も食べない) 一種類の食べ物だけを食べる サプリメントや薬を飲む 食事後、全部吐き出す その他 日本(N=711人) 米国(N=872人) 中国(N=1338人) 韓国(N=1079人) 図 1-43 (男女別)運動をする 86.0 76.3 83.0 88.5 69.9 74.6 67.0 71.6 日本 米国 中国 韓国 男子 女子 図 1-44 (男女別)食事量を減らす 45.9 52.5 58.0 55.5 72.4 61.7 74.2 84.8 日本 米国 中国 韓国 男子 女子

5 健康意識

(1)健康意識 ふだん、自分の健康に注意しているかについて、「注意している」と回答した者の割合は、米国 が 69.4%と高く、日中韓の1割台との差が大きい。「まあ注意している」を合わせると、米国の 割合が 94.4%に達し、次いで、中国 76.2%、日本 66.3%、韓国 61.2%の順となっている(図 1 -45)。 また、「保護者は、あなたの健康についてどのくらい関心を持っていると思うか」という設問に 対し、「関心が強い」と回答した者の割合は、米国が 55.0%と最も高く、日本が 27.6%と最も低 くなっている(図 1-46)。 図 1-45 ふだん、自分の健康に注意しているか 図 1-46 保護者は、あなたの健康についてどのくらい関心を持っていると思うか 14.7 69.4 17.1 17.2 51.6 25.0 59.1 44.0 27.1 3.6 21.0 35.3 6.3 1.3 2.1 3.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 注意している まあ注意している あまり注意していない 注意していない 27.6 55.0 50.7 45.4 53.2 31.9 40.2 40.0 13.4 7.0 5.9 10.4 2.8 3.0 1.4 2.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 関心が強い まあ関心がある あまり関心がない 関心がない

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健康診断を受けている頻度について、「1年に1回」と回答した者の割合は、日本が 81.6%と 最も高く、米・中・韓がいずれも7割前後となっている。反面、「受けたことがない」の割合も日 本が 11.8%で、ほかの3か国に比べて高くなっている(図 1-47)。 図 1-47 どのくらいの頻度で健康診断を受けているか(学校で受ける健康診断を含む) (2)健康状態 健康状態の自己評価をみると、「健康である」と回答した者の割合は、米国 37.7%、韓国 31.8%、 日本 25.6%、中国 16.1%の順となっている。「健康ではない」「あまり健康ではない」の割合が最 も高いのは韓国の 25.4%であり、次いで日本 18.1%、中国 16.3%、米国 11.1%である(図 1- 48)。 また、最近一年間の病気などによる欠席状況をみると、「全くない」の割合が最も高いのは韓国 で、72.9%に達し、最も低いのは米国で、28.0%にとどまっている。日本と中国はいずれも 55% 程度となっている。欠席した日数が「1 週間程度」「10 日間以上」と回答した者の割合は、米国で 2割を超えているのに対し、日・中・韓では7%前後と低くなっている(図 1-49)。 「特に運動やスポーツもしないのに疲れていると感じることがあるか」との設問に対して、「よ くある」「ときどきある」と回答した者の割合は、日・米・中3か国とも約 66%となっており、 韓国が 73.9%とやや高くなっている(図 1-50)。 図 1-48 自分の健康状態についてどう思うか 81.6 74.0 69.7 69.3 2.3 12.4 12.9 12.3 3.9 7.7 9.2 14.1 11.8 3.9 6.8 3.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 1年に1回 2年に1回 3年間あるいはそれ以上で1回 受けたことがない 25.6 37.7 16.1 31.8 56.2 49.8 65.9 42.5 15.8 9.9 15.0 22.3 2.3 1.2 1.3 3.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 健康である まあ健康である あまり健康ではない 健康ではない

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健康診断を受けている頻度について、「1年に1回」と回答した者の割合は、日本が 81.6%と 最も高く、米・中・韓がいずれも7割前後となっている。反面、「受けたことがない」の割合も日 本が 11.8%で、ほかの3か国に比べて高くなっている(図 1-47)。 図 1-47 どのくらいの頻度で健康診断を受けているか(学校で受ける健康診断を含む) (2)健康状態 健康状態の自己評価をみると、「健康である」と回答した者の割合は、米国 37.7%、韓国 31.8%、 日本 25.6%、中国 16.1%の順となっている。「健康ではない」「あまり健康ではない」の割合が最 も高いのは韓国の 25.4%であり、次いで日本 18.1%、中国 16.3%、米国 11.1%である(図 1- 48)。 また、最近一年間の病気などによる欠席状況をみると、「全くない」の割合が最も高いのは韓国 で、72.9%に達し、最も低いのは米国で、28.0%にとどまっている。日本と中国はいずれも 55% 程度となっている。欠席した日数が「1 週間程度」「10 日間以上」と回答した者の割合は、米国で 2割を超えているのに対し、日・中・韓では7%前後と低くなっている(図 1-49)。 「特に運動やスポーツもしないのに疲れていると感じることがあるか」との設問に対して、「よ くある」「ときどきある」と回答した者の割合は、日・米・中3か国とも約 66%となっており、 韓国が 73.9%とやや高くなっている(図 1-50)。 図 1-48 自分の健康状態についてどう思うか 81.6 74.0 69.7 69.3 2.3 12.4 12.9 12.3 3.9 7.7 9.2 14.1 11.8 3.9 6.8 3.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 1年に1回 2年に1回 3年間あるいはそれ以上で1回 受けたことがない 25.6 37.7 16.1 31.8 56.2 49.8 65.9 42.5 15.8 9.9 15.0 22.3 2.3 1.2 1.3 3.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 健康である まあ健康である あまり健康ではない 健康ではない 図 1-49 最近一年間、病気などで何日くらい欠席したか 図 1-50 特に運動やスポーツもしないのに疲れていると感じることがあるか 視力について見てみると、裸眼視力が「1.0 以上」と回答した者の割合は、米国 38.2%、日本 29.5%、韓国 21.7%、中国 20.9%の順となっている。「0.3 以下」が、韓国で 44.4%と最も高く、 日本も 38.1%となっており、米・中の約1割との差が顕著である(図 1-51)。 また、視力が低下しないように注意していることについて、「特にない」と回答した者の割合は 日・米・韓が5割前後だったのに対し、中国は1割にとどまっている。中国では「暗いところで 本やスマートフォンを見ない」「目が疲れたときに遠いところや緑などを眺める」「目薬をつかう」 「目の体操をする」「スマートフォンやパソコンを長時間使わない」と回答した割合がほかの3か 国に比べて高く、しかもその差も大きい(図 1-52)。 55.2 28.0 57.5 72.9 36.8 47.0 34.1 21.5 4.5 11.6 3.6 2.6 3.3 12.1 3.7 2.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 全くない 1~5日 1週間程度 10日間以上 19.7 21.1 16.9 28.9 46.1 44.1 49.9 45.0 24.6 25.5 22.1 19.7 9.3 7.5 7.3 5.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 中国 韓国 よくある ときどきある あまりない ない

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図 1-51 裸眼視力 図 1-52 視力が低下しないようにするためしていること(複数回答) 29.5 11.7 20.3 38.1 38.2 32.3 16.5 9.1 20.9 29.2 35.7 11.3 21.7 11.0 21.9 44.4 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1.0以上 0.7~0.9 0.3~0.6 0.3以下 日本 米国 中国 韓国 50.8 23.7 21.2 15.0 10.0 7.3 1.3 57.6 11.7 18.3 8.6 4.7 12.2 5.9 10.6 44.5 59.0 22.8 38.9 39.8 5.8 49.3 15.3 22.3 10.3 21.6 10.2 1.6 0% 20% 40% 60% 80% 特にない 暗いところで本やスマートフォンを見ない 目が疲れたときに遠いところや緑などを眺める 目薬をつかう 目の体操をする スマートフォンやパソコンを長時間使わない その他 日本 米国 中国 韓国

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図 1-51 裸眼視力 図 1-52 視力が低下しないようにするためしていること(複数回答) 29.5 11.7 20.3 38.1 38.2 32.3 16.5 9.1 20.9 29.2 35.7 11.3 21.7 11.0 21.9 44.4 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1.0以上 0.7~0.9 0.3~0.6 0.3以下 日本 米国 中国 韓国 50.8 23.7 21.2 15.0 10.0 7.3 1.3 57.6 11.7 18.3 8.6 4.7 12.2 5.9 10.6 44.5 59.0 22.8 38.9 39.8 5.8 49.3 15.3 22.3 10.3 21.6 10.2 1.6 0% 20% 40% 60% 80% 特にない 暗いところで本やスマートフォンを見ない 目が疲れたときに遠いところや緑などを眺める 目薬をつかう 目の体操をする スマートフォンやパソコンを長時間使わない その他 日本 米国 中国 韓国

Ⅱ 心の健康

1 心情

日常的な心情や感情の安定性について、「寂しい」「落ち込む」など9項目を示し、「よくある」 「ときどきある」「たまにある」「ない」の4段階でたずねた。日本の高校生の割合が最も高かっ たのは「落ち込む」であり、「よくある」「ときどきある」と回答した者の割合が 54.8%と過半数 となっている。次いで「ものごとに集中できない」「なんとなくいらいらする」で、いずれも約 45%となっている。米・中・韓に比べて、日本は「寂しい」「神経がたかぶり、心が安定しない」 「眠れない」「物を投げたり、壊したくなる」と感じたことが最も少なかった。 米国は「なんとなくいらいらする」「眠れない」「物を投げたり、壊したくなる」「誰かを殴った り、傷つけたりしたくなる」と感じたことが「よくある」「ときどきある」と回答した者の割合が 日・中・韓に比べて突出して高い。 図 2-1 最近、感じたこと(「よくある」「ときどきある」と回答した者の割合) 54.8 45.6 45.4 37.7 32.0 26.5 14.7 13.5 9.6 39.5 57.9 69.7 46.1 36.1 59.2 28.6 23.1 26.4 49.9 47.6 43.7 42.3 39.5 37.2 17.7 23.1 17.8 38.6 57.5 31.6 46.5 36.0 35.9 17.8 9.0 10.6 0% 20% 40% 60% 80% 落ち込む ものごとに集中できない なんとなくいらいらする 寂しい 神経がたかぶり、心が安定しない 眠れない 物を投げたり、壊したくなる 人を責めたり、叫んだりしたくなる 誰かを殴ったり、傷つけたりしたくなる 日本 米国 中国 韓国

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