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日本環境教育フォーラム (JEEF) は Vision JEEF は 自然体験を通した環境教育 をベースにした多様なアプローチによって 自ら課題を見つけ 学び 考えて行動することができる人を育てることで持続可能な社会の実現を目指します そのために 環境教育を実践する団体や個人と協働しながら 環境教育

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【ロゴについて】 黒く太いのは樹木の幹であり、人類の意思を表しています。 緑の葉は子どもたちであり、新しい時代に向けての希望で す。ロゴマーク製作:浅葉克己(アートディレクター)

活動報告書

2017

ACTIVIT Y REPORT

2017

(本報告書は原則として2016 年4月1日より2017年3月31日までの活動について報告しています)

(2)

沿革

1987 年 各分野の環境教育実践者が集まり「第 1 回清里フォーラム」を開催 1992 年 日本環境教育フォーラム発足 1997 年 環境省所管 社団法人となる 2010 年 公益社団法人に認定される

日本環境教育フォーラム(JEEF)は

Vision

JEEF は『自然体験を通した環境教育』をベー スにした多様なアプローチによって、自ら課題 を見つけ、学び、考えて行動することができる 人を育てることで持続可能な社会の実現を目指 します。そのために、環境教育を実践する団体 や個人と協働しながら「環境教育の普及・啓発」 「環境教育を推進する指導者の養成」「途上国へ の環境教育支援」を行います。

Mission

1 環境教育の普及啓発

2 環境教育を推進する指導者の養成

3 途上国への環境教育支援

JEEF 憲章

 私たちが大切にしている『自然体験を通した環境教育』は、「人と自然」「人と人」「人と社会」を つなぎ、地域に根ざした生き方、暮らし方を深め、新しい社会のライフスタイルやビジョンを描き、 創造します。私たちは、より広い分野との交流や協力を進め、広範な環境教育の実践や推進のため に仕組みづくりを通して世界の課題である持続可能な社会づくりに貢献します。

(3)

 公益社団法人日本環境教育フォーラム(Japan Environmental Education  Forum:JEEF)へのご支援に心より感謝申し上げます。またこの冊子でJEEF に初めて接点を持たれる方、どうぞよろしくお願いいたします。  環境教育は、私たちが直面している様々な環境に関する問題解決を「教育」のチ カラによって図っていこうというものです。「規制」「技術」による解決の試みが比 較的即効性のある方法なのに対して「教育」による試み、つまり私たちの意識や価 値観を変えることによる方法は、効果がすぐには見えない、根源的な働きかけで す。しかし私はこの教育による意識改革こそが、持続可能な未来を描き作っていく 原動力になるものと信じています。  JEEFの本拠地は東京の西日暮里にあります。またインドネシア、ブータンに は職員が駐在、バングラデシュやタイでも現地NGOと共にJEEF職員が活動し ています。国内外で、環境教育の普及を目指し「持続可能な未来」に向けた私たちの 2016年度の活動を報告いたします。ぜひご一読下さい。  本年はJEEF設立25周年です。1987年から環境教育のネットワーク集 会、清里環境教育フォーラム(現在は清里ミーティングと改称)を5回にわたり開催 し、その成果として『日本型環境教育の提案』を1992年に出版しました。この間 の活動を基礎にJEEFができてから25年になるのです。清里ミーティングは今 秋31回目を迎えます。また、12月2日には東京の立教大学に会場をお借りして 設立25周年記念シンポジウムを開催します。いずれのイベントにもどうぞご参 加ください。 JEEFは皆様とご一緒に「持続可能な未来をつくる協働作業」を模索し、進めて いきたいと考えております。今後ともJEEFの活動へのご理解とご支援をお願い 申し上げます。 2017年6月

理事長ご挨拶

目 次 日本環境教育フォーラムは 1 理事長ご挨拶 2

活動の広がり 3

2016 年度活動ハイライト 5

2020 年に実現したいこと 7

人づくり 8

ネットワークづくり 13

自然環境の保全・再生 15

自然体験 16

地域づくり 17

(調査・研究)その他 (普及・啓発) 19

情報提供 21

役員一覧 22

会員制度について 24

沿革概要 25 公益社団法人 日本環境教育フォーラム 理事長

川嶋 直

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活動の広がり

国内での取り組み

行政 企業・団体 地域住民 社会人 シニア 一般 青年 学生・生徒・児童 大学院 大学 高校 中学校 小学校 高学年 中学年 低学年 幼児 ファミリー 教員 対象(受益者)

海外での取り組み

︵環境省︶ 東京都内における国立公園に関する戦略的な情報発信方策等検討業務︵環境省︶   S A V E J A P A N 東京シニア 自然大学 西 全プ 西 バングラデシュ初等教育課程における 生物多様性教材の導入へ向けた国民普及啓発活動 (トヨタ自動車環境活動助成プログラム) NEC 世界子ども自然クラブ (キープ協会) 日中韓環境教育 ネットワーク (TEEN) (環境省) 課題別研修「生物多様性保全のため の環境教育技能向上」 (JICA) 途上国持続可能な森林経営推進事業 事業化可能性調査業務 (国際緑化推進センター) バングラデシュ・スンダルバンスの里山保全アクションプラン 創出とそのモデルケース構築事業 (IGES) マレーシア国別研修「自然共生社会に向けた 環境コミュニケーション強化研修」 (JICA) J I C A (J I C A 沿 CSR 評価 連続セミナー 明電舎 120 周年 記念事業 GEMS ニッスイ 「海とさかな」 明治 きのこ・たけのこ里山学校 環境教育×ESD カリキュラム デザイン研修(環境省) アサヒビール 若武者育成塾 自主事業 企業コラボ 行政 ︵環境省︶ 日米の国立公園に おける自然解説ガ イド等の比較検討 等業務(環境省) 「国立公園満喫 プロジェクト」 サイト制作 (環境省) 漁師と小中学校のエコクラブによる適切な自然資源利用を通じたバング ラデシュ・スンダルバンス地域の沿岸流域保全活動 (イオン環境財団) バングラデシュの小学生とその父兄を対象とした 生物多様性保全の教材普及実証事業 (トヨタ自動車環境活動助成プログラム) タイ生物多様性教材開発・教員育成事業 (トヨタ自動車環境活動助成プログラム) カンボジア・オオヅル生息地保全環境教育教材開発(三井物産環境基金) 「つなげよう、支えよう森里川海」 プロジェクト(環境省)

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国内での取り組み

行政 企業・団体 地域住民 社会人 シニア 一般 青年 学生・生徒・児童 大学院 大学 高校 中学校 小学校 高学年 中学年 低学年 幼児 ファミリー 教員 対象(受益者)

海外での取り組み

︵環境省︶ 東京都内における国立公園に関する戦略的な情報発信方策等検討業務︵環境省︶   S A V E J A P A N 東京シニア 自然大学 西 全プ 西 バングラデシュ初等教育課程における 生物多様性教材の導入へ向けた国民普及啓発活動 (トヨタ自動車環境活動助成プログラム) NEC 世界子ども自然クラブ (キープ協会) 日中韓環境教育 ネットワーク (TEEN) (環境省) 課題別研修「生物多様性保全のため の環境教育技能向上」 (JICA) 途上国持続可能な森林経営推進事業 事業化可能性調査業務 (国際緑化推進センター) バングラデシュ・スンダルバンスの里山保全アクションプラン 創出とそのモデルケース構築事業 (IGES) マレーシア国別研修「自然共生社会に向けた 環境コミュニケーション強化研修」 (JICA) J I C A (J I C A 沿 CSR 評価 連続セミナー 明電舎 120 周年 記念事業 GEMS ニッスイ 「海とさかな」 明治 きのこ・たけのこ里山学校 環境教育×ESD カリキュラム デザイン研修(環境省) アサヒビール 若武者育成塾 自主事業 企業コラボ 行政 ︵環境省︶ 日米の国立公園に おける自然解説ガ イド等の比較検討 等業務(環境省) 「国立公園満喫 プロジェクト」 サイト制作 (環境省) 漁師と小中学校のエコクラブによる適切な自然資源利用を通じたバング ラデシュ・スンダルバンス地域の沿岸流域保全活動 (イオン環境財団) バングラデシュの小学生とその父兄を対象とした 生物多様性保全の教材普及実証事業 (トヨタ自動車環境活動助成プログラム) タイ生物多様性教材開発・教員育成事業 (トヨタ自動車環境活動助成プログラム) カンボジア・オオヅル生息地保全環境教育教材開発(三井物産環境基金) 「つなげよう、支えよう森里川海」 プロジェクト(環境省)

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2016 年度 活動ハイライト

 日本環境教育フォーラム(以下、JEEFと言います)にとっ て、2016年度(平成28年度)は清里ミーティングが第30 回目となることや、2017年の団体設立25周年を翌年に 控えるなど、節目の年となるため、ここ数年の不振からの 脱却を図る転換点の年度とするべく取り組みました。  収入は前年度に引き続き2億円を確保しましたが、事業 費の圧縮ができず、2016年5月の事務所移転に伴う一時 的な支出もあり、黒字達成の目的を達成することはできま せんでした。 【第 30 回目の清里ミーティング】  2016年11月5日(土)から7日(月)まで山梨県清里で 1987年の清里フォーラムから数えて第30回目となる清 里ミーティングを開催しました。  第1日目の全体会の「これまでの環境教育を振り返 る」ではJEEF理事長の川嶋直の進行で、これまでの清里 ミーティングをスライドショーで振り返るとともに、その 間に行われてきたネットワーク構築、人材育成などの各 種事業、発刊された書籍などが紹介されました。  第2日目の全体会では「日中韓スウェーデンの環境教育 比較研究」をテーマに立教大学教授でJEEF専務理事の阿 部治さん、駒澤大学教授李妍焱さん、日中韓環境教育協 力会元鍾彬さん、Link & Learn International代表 Lena Lindahlさんをパネリストに興味深い討論が行われました。  第3日目の全体会は「環境教育の未来を考える!あなた の次の一歩は?」をテーマにディスカッションしました。  その他、例年通り、10分プレゼンテーションや各種 ワークショップが行われ、記念すべき30回目の清里ミー ティングは非常に充実したものとなりました。 【大阪マラソンのオフィシャル寄付先団体に】  JEEFは大阪マラソンのオフィシャル寄付先団体に指 定され、参加したランナーのみなさんから寄付金を頂戴 しました。中でも21人の方々はチャリティーランナーと してJEEFのために走ってくださいました。本当にありが とうございました。寄付金は清里ミーティングに大阪の 学生を招待したり、東北地方の子どもたちを対象にした GEMS(米国カリフォルニア大学で開発された科学的考 え方を育む教育手法)を使った講座の開催などに有効に 活用させていただきました。 【その他の自主事業】  2013年にスタートした「東京シニア自然大学」は第4期 目を終了し、本年4月には第5期が開始されました。また、 修了生を対象にしたプログラムも4年目に入っています。  ジャパンGEMSセンターとして取り組んできたインストラ クターの育成やテキストの販売などの事業はようやく世の 中の認知が進み、発展の第一歩を踏み出せたと思います。  また、2015年度に実施した「企業のCSRプログラム の評価研究会」の成果を活かして、7回にわたり「企業 のCSRプログラムの評価連続セミナー」を東京青山の GEOCセミナースペースで実施し、好評を博しました。  こうした自主事業を展開することにより、JEEFが直接 関わる方の数が増加し、JEEFの「ファン」が増えることに よって、JEEFの会員数も前年度に引き続き増加させるこ とができました。 【国内事業】  国内事業については、環境省入札案件は相変わらず競

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ありましたが、「森里川海プロジェクトの普及啓発推進事 業」や「国立公園情報の発信方策検討事業」を新規受託 するとともに、「教職員カリキュラムデザイン研修事業」や 「自然ふれあい全国ネットワーク事業」などを引き続き 受託することができました。  企業との協働では、「市民のための環境公開講座」(損 害保険ジャパン日本興亜、損保ジャパン日本興亜環境財 団)、「王子の森自然学校」(王子ホールディングス)、「日 本の環境を守る若武者育成塾」(アサヒビール)、「きのこ・ たけのこ里山学校」(明治)、「SAVE JAPANプロジェクト」 (損害保険ジャパン日本興亜、日本NPOセンター)など の事業を引き続き実施しました。 【国際事業】  国際事業については、バングラデシュのスンダルバンス地 方のハチミツ収集人の環境教育による生計向上と環境保 全の両立を図る事業について外務省のNGO連携資金協力 から昨年度に引き続き資金提供を受けることができました。  また、環 境 省より「 日 中 韓 環 境 教 育 ネットワーク (TEEN)事業」を引き続き受託しています。 さらに、JICA関係では、インドネシア、ブータンにおけるエコ ツーリズム事業、途上国の環境関係人材の育成を目的とし た研修事業を引き続き受託しました。  企業関係では、経団連自然保護基金の助成によるインド ネシアにおける環境教育事業、タイにおける教材開発事業 等、トヨタ自動車の助成によるバングラデシュの生物多様性 教材開発プロジェクトやインドネシアのヤシ砂糖生産による ジャワ島西部里山保全プロジェクト、三井物産の助成による バングラデシュの廃棄物管理改善事業やカンボジアのオオ ヅル保全プロジェクト、イオン財団の助成によるバングラデ シュのスンダルバンス地方沿岸流域保全事業、さらにNEC の世界自然子どもクラブ事業などが実施されました。  新規事業としては、国際緑化推進センターから「インド ネシアにおける持続可能な森林経営推進事業化可能性 調査業務」を受託することができました。 【その他】  JEEFの会員拡大や寄付金の増収を図るための広報戦 略を再検討するため、Panasonic NPOサポートファン ドから助成を受け、広報PTを中心にして検討を進めまし た。  また、本年1月からは引き続き上記NPOサポートファ ンドの助成により、職員の企画提案力などの能力開発・向 上を目指した各種研修をスタートしています。 【平成 29 年度に向けて】  今年9月には団体設立25周年という節目を迎えます。 しかしながら、JEEFの財務基盤はまさに危機に瀕してい ます。これ以上こうした状況が続けばJEEFの存続自体が 危うくなります。  2017年度は黒字を達成するため、背水の陣で事業を 進めて参ります。物件費はもとより人件費も見直し、徹底 的に経費の削減を図るとともに、官民を問わず、ニーズ 把握に努め、新規事業の開発を行い、事業収益の増大を 図ります。そのためには事務局内でのコミュニケーション をさらに深め、危機感を共有して、赤字解消という目標に 向けてベクトルを合わせて取り組んで参ります。  ご支援をいただいているみなさまには、引き続き、ご 支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 理事・事務局長 瀬尾隆史

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2020 年に実現したいこと

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GEMSプログラムの様子 GEMSリーダー資格取得ワークショップ

人づくり

ジャパンGEMS(ジェムズ)センター

 GEMS(Great Explorations in Math and Science)は、 カリフォルニア大学バークレー校で開発されている、子 どもを対象とした科学と数学の参加体験型プログラム です。GEMS では、子どもたちが自分の想像力と創造 力を使って、自ら実験をデザインし、話し合い、結論を 導き出していきます。その姿は好奇心と探究心をたっぷ り持った科学者そのもの。五感を使って実際に体験する ことで、子どもたちの豊かな学びへとつなげていきます。  日本においては、JEEF がライセンスを取得し、ジャ パン GEMS センターとして普及を行っています。環 境問題にアプローチするために必要な「疑問を持つチ カラ」や「課題を設定するチカラ」を育て、将来の持 続可能な社会に貢献できる人材をつくります。 (JEEF 自主事業) 指導者養成  GEMSリーダー資格取得ワークショップを7回(主 催3回/共催4回)行い、合計110名のGEMSリーダー を養成しました。また、上級資格であるGEMSアソシ エイトを5名養成しました。これでGEMSリーダーは およそ1,500名、アソシエイトは82名となっています。 GEMSを使った研修 アクティブラーニングの流れを受けて、各地から研修 の依頼が増えています。昨年に引き続き、大学での講 義(麻布大学/東京学芸大学/早稲田大学)、幼~高 校の各教育機関での研修(明星幼稚園@東京/アサ ンプション国際小学校@大阪/山梨英和中学高等学 校@山梨など)、科学館でのスタッフ研修(がすてなー にガスの科学館@東京/釧路市こども遊学館@北海 道)などを行いました。 子ども・親子講座  小学生の親子を対象とした「はじめてのサイエン ス」、絵本の読み聞かせを取り入れた「おはなしサイ エンス」などの講座を開催し、およそ100組の親子 にGEMSを提供しました。また、夏休みには3日間の 科学教室(共催:早稲田大学エクステンションセン ター)を開催し、およそ60名が参加しました。  GEMSを使った親子環境講座(共催:(公財)損保 ジャパン日本興亜環境財団・損害保険ジャパン日本 興亜(株)/主催:中野区環境部)や、小学生の親子に 算数の魅力を伝える200人規模の講演会(主催:中 部科学技術センター)など、これまでになかったコ ラボレーションも生まれました。 地方出張ワークショップ  東京以外の学習施設(はこだてみらい館@北海 道など)や、教育機関(かなや幼稚園@福島県など) で、その地域の自然環境や生きものを盛り込んだ GEMSワークショップを行いました。11の道府県で 計19回のワークショップを開催しました。

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人づくり

松栄堂 自己啓発プログラム マレーシア研修

松栄堂 自己啓発プログラム2016

「環境問題を学ぶ −KES活動開始に向けて−」

 お香の老舗 松栄堂では全社を挙げて環境経営に 取り組もうと KES(京都・環境マネジメントシス テム・スタンダード)を取り入れ活動しています。 今回は、社員の仕事を相互理解し、松栄堂ならで はの取り組みを社員全員で考える研修の企画進行 を JEEF が担当。KP 法による講義、えんたくんミー ティングによる意見交換等を行いました。 (受託:松栄堂)

日本の環境を守る 若武者育成塾

 地元地域の自然環境や食の課題と向き合い、さ まざまな関係者と連携して課題解決に向けて行動 する、地域のリーダー = “若武者” を育成します。 対象は高校生。3 泊 4 日の夏合宿で作成した活動 計画に沿ってそれぞれの地元で実践し、12 月の成 果発表会で報告する、半年間にわたる長期実践型 の環境教育事業です。  2016 年度(第 11 期)の夏合宿では、神奈川県・ 相模湾をとりまく森里川海のつながりから、「自然 の恵み」と「環境保全の知恵」について学び、自 然と人間生活のバランスについて考えていきまし た。 (共催:アサヒグループホールディングス株式会社)

ニッスイ「海とさかな」自由研究・作品コンクール

体験学習ツアー

 「海とさかな」自由研究・作品コンクールの作品募 集に向けた「葉山・長者ヶ崎体験学習ツアー」の企画 運営に関わりました。参加した子ども達は 30 名。葉 山の海でシュノーケリング、生き物観察、作品の制作 を行いました。 (主催:朝日新聞社、朝日学生新聞社)

ニッスイ社員研修

 「環境教育 生物多様性体験プログラム」は、社 員とその親子向けに開催される研修です。毎年、海 の生物多様性をテーマに開催しており、JEEF は企 画・運営を担当しています。本年度は多摩川河口域 をフィールドに、生き物調査に取り組み、干潟の生 物多様性について、学びました。 (主催:日本水産)

マレーシア国別特設研修「地域の環境資源を生

かした生計向上のための環境教育研修」

 マレーシアで実施中の「生物多様性・生態系保 全のための持続可能な開発プロジェクト」の関係 者を対象とした研修事業(11 月 7 日~ 25 日)です。 平成 28 年度は 10 名が参加し、ホールアース自然 学校や千葉自然学校等の協力のもと、日本におけ

(11)

バングラデシュでの教材開発 平成28年度課題別研修 るエコツーリズムや有機農業の事例について学び ました。 (受託:JICA 東京国際センター)

平成28年度課題別研修

「生物多様性保全のための環境教育技能向上」

 開発途上国の自然環境保全に取り組む行政関係 者を対象とした研修事業(9 月 23 日~ 10 月 21 日) です。平成 28 年度は、イランやコスタリカ、チュ ニジア、ウガンダ、東ティモールから 9 名が参加し、 蕪栗ぬまっこくらぶや霧多布湿原ナショナルトラ スト、ピッキオの協力のもと、インタープリテー ションやファシリテーション等の環境教育手法や 地域住民との合意形成の図りかたについて学びま した。 (受託:JICA 北海道国際センター(帯広))

タイ生物多様性教材開発・教員育成事業

  昨年度までの事業のフェーズ 2 として、タイ 北部のチェンマイ近郊で新たに実施することにな りました。チェンマイ近郊のドイ・スセップ国立 公園はタイ最古の国立公園のひとつですが、焼き 畑や観光地化の影響により、その生態系の維持が 危惧されています。経団連自然保護基金の支援に より、2017 年 1 月から、チェンマイ大学と共同 で、学校の先生が授業で使う生物多様性保全を主 なテーマとした教材の作成を開始しました。2016 年度はチェンマイ近郊で協働する学校を、国立公 園隣接部、チェンマイ都市部に分けて選定し、教 材の作成を開始した他、スクールキャンプを 8 校 対象に合計 4 回実施しました。 (助成:経団連自然保護基金)

バングラデシュの小学生とその父兄を対象と

した生物多様性保全の教材普及実証事業

 本助成事業では 2015 年 1 月から 2 年間にわた り、バングラデシュ全国の公立小学校 (82 校 ) に てスンダルバンス ( 世界自然遺産 ) の生物多様性保 全を学ぶための教材普及実証を実施してきました。 小学 3、4、5 年生の各学年を対象とした「読本」 の開発に加え、スンダルバンスの規則や利用方法 を学ぶ「すごろくゲーム」、同地域の自然や人間活 動のつながりについてストーリーをつくりながら 学ぶ「カードゲーム」、父兄を対象として同地域の 自然をテーマとした歌やストーリー等を盛り込ん だ普及啓発教材「DVD」の最終版が完成しました。 ( 助成 : トヨタ自動車環境活動助成プログラム )

(12)

バングラデシュ初等教育課程における生物多

様性教材の導入へ向けた国民普及啓発活動

 本助成事業は 2017 年 1 月から 2 年間に渡っ て、これまでバングラデシュ全国の 82 の公立小学 校 (3,4,5 年生 ) や父兄を対象に開発・普及啓発活 動を行ってきたスンダルバンス地域の生物多様性 保全の教材が、同国の公立小学校 ( バングラデシュ 国統計 2014: 小学 108,537 校の小学生 (3,4,5 年 生 )11,731,787 人、教員 482,884 人 ) で補助教 材として認可され、学校で規則的に活用できる仕 組みを構築することを目指して実施しています。 82 校での生物多様性保全教育を継続させながら、 教育省のキーパーソン、国会議員や有識者による 政策レベルでの検討を行って、バングラデシュ全 国の公式な小学校で同教育を導入するための方針 を明確にしていきます。 ( 助成 : トヨタ自動車環境活動助成プログラム )

カンボジア・オオヅル生息地保全

環境教育教材開発

 オオヅルは IUCN のレッドデータブックで絶滅 危惧 II 類に指定されています。本事業は、三井物 産環境基金の支援を受け、2013 年 10 月から、本 種の重要な生息地の一つ、カンボジアのカンポッ ト州コンポントラッチ地域の湿地を活動対象地と し、オオヅルの保護及び生息地の保全を推進する ため、対象地域内にある3つの小学校で環境教育・ 普及啓発活動を推進しています。2016 年度は配 布した教材を使った授業を対象の3つの学校で実 施した他、オオヅルの生息地を学校内にいながら にして学べるミニ生息地を建設しました。 (助成:三井物産環境基金)

日中韓環境大臣会合(TEMM)

ユースフォーラム開催支援業務

 TEMM の開催に併せて三カ国のユース代表に よる意見交換・討議を行うユースフォーラムが TEMM 関連イベントとして静岡市(4 月 25 日~ 27 日)で開催されました。本業務では、ユース代 表による事例紹介や意見交換、宣言文の作成等を 通じて、お互いの取り組みや考え方の違いを理解 するとともに、持続可能な社会を構築するうえで 三カ国が協力しあって未来につながる機会となる ように、ユースフォーラムの準備から開催に係る 様々な業務を支援しました。 (受託:環境省 環境教育推進室)

NEC世界子ども自然クラブ

 NEC とキープ協会による人材育成プログラム。

人づくり

カンボジア・オオヅル生息地保全 環境教育教材開発 TEMMユースフォーラム

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2008 年よりアジア 5 地域で開催されてきた環境 教育事業に 2015 年から対象地域として加わった インドネシアでのプログラムを JEEF が担当してい ます。2016 年度もジャカルタの小学生に自然豊 かな農村での体験を提供し、子どもたちの環境意 識を啓発するプログラムを実施しました。 (受託:キープ協会)

修学旅行の訪問学習受入れ

 岩手県・盛岡の未来を担う下橋中学校 2 年生の 5 名が、修学旅行を活用した NGO への班別訪問 学習で JEEF を訪れてくれました。中学生 5 名に は学校紹介のプレゼンをしてもらい、JEEF からは GEMS プログラムの「浮く?沈む?」を体験して もらいました。 (JEEF 自主事業)

アサヒ・J - POWER 風の子塾

 熊本県阿蘇外輪山西側に位置する“阿蘇にしはら ウィンドファーム” を舞台に、地元の小学校を対象 に実施する環境教育事業です。2016 年度は残念な がら熊本地震による影響で実施に至りませんでし た。 (受託:電源開発株式会社)

環境教育・ESD カリキュラムデザイン研修会

 学校の授業や地域の活動において相互が連携し、 ESD の視点を踏まえた環境教育のカリキュラムデ ザイン力・実践力を向上させるための研修会です。 対象は、教員や地域で環境活動を実践している 方々。2016 年度は、東京会場 2 か所と福岡、大 阪会場の 4 会場で開催し、約 220 名超の受講者が 講義と ESD カレンダー作成のワークショップを通 じて、学びを深めていきました。また、受講者の 取り組み事例をとりまとめた実践事例集も作成し ました。 (受託:環境省 環境教育推進室) 環境教育・ESD カリキュラムデザイン研修会 NEC世界子ども自然クラブ

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ネットワークづくり

ナチュフェス東京ミーティング 清里ミーティング2016

清里ミーティング2016

 参加者同士のネットワークの構築と、参加者自身の 環境教育活動を再確認し、お互いの理念や意識を分か ち合うことを目的とした環境教育全国ミーティングで す。1987年に「清里フォーラム」(当時)の第1回を開催 し、1992年にこの事務局が母体となってJEEFが設立 されました。以来、毎年11月にキープ協会清泉寮を主 会場に2泊3日で開催しています。  2016年は記念すべき30回目の開催となりました。 「環境教育の未来を考える!~あなたの次の一歩は?」 をテーマとして、清里ミーティングの30回を振りかえり つつ、参加者それぞれが未来に向けて何ができるかを 考える3日間となりました。  全体会では、30年をふりかえるスライドショーと当時 を知る参加者によるコメントや、海外の視点から日本の 環境教育を見つめ直すために中国・韓国・スウェーデン で活動するゲストをお呼びし、日本の環境教育との比 較を行いました。最後は、全体で感じたことや学んだこ とを共有しながら3日間をふりかえり、これから自分が できることを考え「次の一歩」として宣言を行いました。  また、ワークショップはこれまでの3時間ではなく80 分・160分の2種類を用意し、計30本のワークショップ を参加者主体で実施した他、新しくポスターセッション の時間を設け、より活発な議論が行われました。 (JEEF自主事業)

ナチュフェス東京ミーティング

 清里ミーティング2014内で産声を上げ、アース デイ東京2015のブース出展をスタート点に、「野 外フェスティバル×環境教育」の新たな可能性を探 る、ナチュフェス東京ミーティング。有志のネット ワークで企画運営しています。  アースデイ東京2016へのブース出展、後夜祭 FESling、焚火メインのファイアリングフェスを実 施しました。 (JEEF自主事業)

自然ふれあい全国ネットワーク

(自然大好きクラブ)事業

「自然大好きクラブ(NATS)」は、自然とのふれあい を推進するため、1997年7月に環境省が設立した自 然とふれあう機会と場を提供するための情報ネット ワークです。NATS(ナッツ)とは、「NATURES=自然 がいっぱい」を意味する同クラブの愛称です。2016年 はサイトの更新業務の他、環境省の新たなウェブアク セシビリティガイドラインに合わせて、配色コントラ ストの調整、音声の追加等特定のコンテンツの改良も 行いました。 http://www.env.go.jp/nature/nats/ (受託:環境省 国立公園利用推進室)

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日中韓環境教育ネットワーク(TEEN)

 第 17 回目となる TEEN は、中国・深圳(9 月 23 日~ 25 日)において開催されました。シンポ ジウムでは、「環境教育及び ESD の公的支援の強化」 をテーマに、三カ国の代表者から発表が行われま した。また、ワークショップでは、深圳湾公園自 然学校で、自然学校(ビジターセンター)の運営 やインタープリテーションに関する講義を自然学 校職員及びボランティアを対象に日本側代表者が 行った他、小学校を訪問し、韓国側が作成した環 境教育読本「伝統的な知恵」から三ケ国の伝統的 な衣服をテーマに、蚕の繭の糸引きや染色を体験 し、伝統的な衣服の生産方法についての授業を韓 国側代表者が行いました。 (受託:環境省 環境教育推進室)

「国立公園満喫プロジェクト」サイト制作

 政府全体として観光政策を推進する「明日の日本 を支える観光ビジョン」が平成28年3月30日に策定 され、現在2000万人の訪日外国人年間旅行者数を 2020年までに4000万人にする目標が新たに立てら れました。  この観光ビジョンの取り組みのなかで国立公園を 世界水準のナショナルパークとしてブランド化する 「国立公園満喫プロジェクト」がスタートし、このプロ ジェクトは2020年までに国立公園の利用者を1000 万人にすることが目標として掲げられています。 本業務はこのプロジェクトをPRするため、ホームペー ジの作成を行いました。 http://www.env.go.jp/nature/mankitsu-project/ (受託:環境省 国立公園利用推進室)

国立公園適正利用推進クリアファイル作成

 「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、 日本の国立公園を世界水準のナショナルパークと してのブランド化を図ることを目標に「国立公園 満喫プロジェクト」として、多くの訪日外国人を 惹きつけるための取り組みが展開されています。  その一方で増加する外国人利用者によるゴミの ポイ捨て、登山道からの踏み出し、野生鳥獣への 餌付けマナー違反が多く報告されています。この ような状況をふまえ、国立公園の適正な利用の推 進を図るため外国人利用者等に対する公園利用マ ナーの周知を図るためのツールとしてクリアファ イルを作成しました。 (受託:環境省 国立公園課)

自然から学ぶ場と人の全国フォーラム

 「持続可能な社会へ、自然から学んで活かせるこ とは。」と題して、これまで自然学校や自然体験活 動がしてきたことを、どんな形で社会に役立てら れるのか、「自然から学ぶこと」のこれからの可能 性を探ることを目的に、実行委員会形式で実施し ました。  これまで第一線でリードしてきた 6 人のパイオ ニアたちを囲んでの全体会、「自然体験×〇〇」を テーマとした分科会で、自然体験の「これまで」 と「これから」を語り合いました。 (助成:子どもゆめ基金) 日中韓環境教育ネットワーク(TEEN)

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SAVE JAPANプロジェクト ジャカルタ湾岸マングローブ林再生プロジェクト

自然環境の保全・再生

SAVE JAPANプロジェクト

 全国47都道府県で「いきものが住みやすい環境づ くり」を行うプロジェクトです。地域に住む皆さんが環 境保全活動に参加するきっかけを提供することを目 的に展開しています。日本NPOセンターが全国事務 局を担い、JEEFは各地域の環境団体との間を調整す る役割で、山梨・東京・島根・佐賀・長崎の5地域を担当。 2016年度は長崎で「ながさきホタルの会」の協力を得 て、イベントの開催を行いました。地元の小学校8校が 学校で行っている取り組みを発表する発表会形式のイ ベントでしたが、子どもたちの一生懸命な様子に、発表 を聞きに来た大人たちもとても感動した様子でした。 (受託:損保ジャパン日本興亜、日本 NPO センター)

漁師と小中学校のエコクラブによる適切な自然資

源利用を通じたバングラデシュ・スンダルバンス地

域の沿岸流域保全活動

 本助成事業は、漁師関係者等250人および沿岸流 域小中学校10校における教員10名および生徒500 名を対象としています。活動内容としては、漁業協同 組合や小中学校10校のエコクラブが「植林」や「絵画 コンテスト」等の環境教育活動および「マングローブ ピクルス」等の非木材林産物の開発を通じてスンダ ルバンス地域沿岸流域の里海保全に対する意識を向 上させ、里海の持続的な保全および同地域資源の有 効利用の両立を図るモデル構築を目指した取組みを 実施しました。(助成:イオン環境財団)

ジャカルタ湾岸マングローブ林再生プロジェクト

 ジャカルタ西部湾岸地域における放棄されたエビ 養殖池跡地の森林再生を目的とした事業です。マング ローブ20,000本の植林を通じて、自然生態系の回復と 同時に、天然のエビやカニ等の漁業資源の回復が期待 できることから、森林保全と地域住民の生計向上の両 立を目指しています。 (受託:公益社団法人国土緑化推進機構)

バングラデシュ・スンダルバンスの里山保全アク

ションプラン創出とそのモデルケース構築事業

 本事業は、2016 年 10 月から 2 年間の予定で、バ ングラデシュ・スンダルバンス地域周辺農村部の里山・ 里海を保全するため、同地域を支援する機関・団体の プラットフォーム構築や里山保全アクションプラン作成、 マングローブ植林、エビの伝統的加工技術の習得やそ の生計向上を図るための活動を実施しています。本事 業では、スンダルバンスの象徴であるマングローブ林 の持続的な利用やその里海保全を図りながら、地域住 民の経済的側面と自然環境保全を両立させるための支 援事業を効果的且つ効率的に行うためのネットワーク形 成を図っていきます。( 助成:地球環境戦略研究機関 )

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自然体験

東京シニア自然大学本科コース 王子の森自然学校

東京シニア自然大学(本科)

 シニア対象の、自然や環境について改めて学びた いという方向けの年間を通した入門講座です。今年度 は37講座を行いました。この他、オプション企画で宝 永山でのフィールド学習も実施しました。本講座の特 徴は何と言っても一流の講師陣による、幅広い視点・ 切り口からの充実した講義・実習です。自然好きの仲 間づくりの機会にもなっています。4期生は28人。こ の内26人が修了し、継続して自主活動等の新たな場 で自然とのふれあいを楽しんでいます。 (JEEF自主事業)

東京シニア自然大学(専科)

 東京シニア自然大学「専科」は、入門コースである 「本科」修了生のアドバンスコースとして開講した 年間講座です。本科の後、更に学びを深めたいと47 名のアクティブシニアが参加しました。専科1「里 山を守る」、専科2「地球・宇宙を学ぶ」、専科3「自然を 親しむ」と3コースを用意し、全体で29講座を開催 しました。座学、フィールド学習と知識と体験が組 み合わさるように、カリキュラムをそろえているの が特徴です。 (JEEF自主事業)

王子の森自然学校

 王子の森自然学校は、子ども達の夏休み期間に、 北海道、栃木県、静岡県、広島県と全国4か所5校(静 岡県は2校で開催)で取り組んでいます。日程は2泊 3日、定員は各校20名、合計100名の子ども達が参 加しました。王子グループが所有する社有林で森林 体験、工場ではモノづくりの見学、そして自然体験、 生き物観察、野外料理作りと盛りだくさんな3日間。 体験を通して「森・人・産業のつながり」が学べるプ ログラムです。 (共催:王子ホールディングス)

明治きのこ・たけのこ里山学校

 明治が実施している「チョコレートで応援します」 活動の一環として、国内の子どもたちに「笑顔の思い 出」をつくるために実施する、親子対象の日帰り自然 体験プログラムです。  2016年度は4月に東京都八王子市にある「高尾の 森わくわくビレッジ」(協力:京王電鉄)、10月に宮城県 仙台市にある「泉岳自然ふれあい館」(協力:くりこま 高原自然学校)で開催しました。明治のお菓子をたく さん使ったデザートトッピングや自然体験を通して、 親子の絆が深まった様子でした。 (主催:明治)

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地域づくり

ブータン・ハ地域における住民主体のエコツーリズム促進事業 バングラデシュ・クルナ市のウエイスト・ピッカー(廃棄物回収人)を対象とした地域社会内廃棄物管理改善プロジェクト

ブータン・ハ地域における住民主体の

エコツーリズム促進事業

 ポブジカの事業の成功をもとに、ブータン王立自 然保護協会と共同で、2015年1月から3年間の予定 で開始した地域住民主体のエコツーリズム開発事 業第2弾です。ハ県はパロ国際空港から車で2時間 半の距離にあるにも関わらず、観光客のほとんど訪 れない地で、森林資源に依存する地域住民の代替収 入源として、エコツーリズム開発が期待されていま す。2016年度はホームステイ研修、ローカルガイ ドの育成、お土産品開発研修などが実施され、すで にホームステイの受け入れやローカルガイドによ る観光案内が始まりました。また、中央大学杉並高 校の生徒さんの受け入れや、エイチ・アイ・エスの食 べられるお土産(そば粉のかりんとう)を作るスタ ディ・ツアーも行われました。さらに、ボランティア グループが結成され、道の駅のデザインについて、 ブータン側にインプットを行いました。2017年度 は運営チームの結成、ビジネス計画の作成、ブータ ン初の道の駅の竣工などを実施します。 (受託:JICA 東京国際センター)

バングラデシュ・クルナ市のウエイスト・ピッカー(廃棄物

回収人)を対象とした地域社会内廃棄物管理改善プ

ロジェクト~南アジアにおける社会配慮的視点から環

境共生型社会の構築を目指して

 本助成事業は、2015 年 10 月から 3 年間に渡り、 クルナ市のウエイスト・ピッカー ( 有価廃棄物回収 人 ) を行政、住民が行う廃棄物管理の活動に巻き込 んで、彼らの社会的排除を緩和させながら地域社 会内の廃棄物管理を改善するモデルケース構築を 目指して実施しています。これらの目標を達成す るために、本年度は、「ウエイスト・ピッカー 40 世帯の協同組合化」、「衛生教育教材の開催や研修 会」、「識字教育研修」、「他都市の廃棄物管理を学 ぶスタディツアー」、「ごみ教育教材案の開発」等 を行いました。 ( 助成:三井物産環境基金 )

バングラデシュ・スンダルバンスの沿岸流域保全を

通じた零細蜂蜜収集人の生計向上プロジェクト

 本事業は、2016年2月から1年間に渡り、スンダ ルバンス地域周辺の零細蜂蜜収集人(50世帯)を対 象として、同地域沿岸流域の森や生物多様性を守り ながら天然蜂蜜収集量を増加させ、蜂蜜の保存、加 工技術の習得や蜂蜜製品の販売促進のための流通 網の開発を行い、蜂蜜収集人の持続的な生計の向上 を目的として実施されました。第1年次では、「天然 蜂蜜収集人の協同組合の設立とその強化」、「適正な 蜂蜜採取や商品開発の技能向上」、「住民参加型の植

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林と環境教育の実施」等、能力開発を中心とした取 組みを行いました。 ( 日本 NGO 連携無償資金協力:外務省 )

バングラデシュ・スンダルバンス地域における漁師

の持続的なマングローブ林の利用と生物多様性

保全を通じた生計向上プロジェクト(フェーズ3)

 本事業は、漁師がスンダルバンス地域における自然 資源の適切な利用を図りながら生活改善へ向けた取 組みを促進することを目的とし、2014年4月から継続し て実施されました。JEEFは実施主体であるバングラデ シュ環境開発協会に協力しました。本年度は、スンダル バンスと対岸に位置する村の75世帯を対象に、昨年度 から実施してきた「マングローブ植林」、「家庭菜園」、「カ ニ養殖」等の活動を継続しながら、「マングローブの生 物多様性保全に関するコミュニティ教材の開発」や「環 境絵画コンテスト等の普及啓発活動」、マングローブ林 の伐採を減らす「改良がま」の導入等を行いました。 ( 助成:経団連自然保護基金 )

インドネシア・グヌン・ハリムン・サラック国立

公園における持続可能な観光開発を軸とした

住民参加型環境保全活動プロジェクト

 ジャカルタから最も近い国立公園のひとつである グヌン・ハリムン・サラック国立公園において、ジャワ 島に残存する希少な熱帯雨林と地域の伝統文化とを 生かした、地域住民実施によるエコツーリズム事業の 運営体制の確立を目的とした事業です。2016年度 は、JEEFインドネシア事務所職員や専門家の指導の もと、ホームステイ運営やインタープリテーション、 ツアーパッケージ開発のトレーニングやスタディツ アーを実施し、地域住民が主体となって持続可能な 観光事業を実施していくための体制を構築しました。 また、観光客の受け入れも本格的に始まり、昨年度は 2000人がツアーに参加しました。 (受託:JICA 東京国際センター)

ヤシ砂糖生産体制確立を通したインドネシア・

ジャワ島西部の里山保全プロジェクト

 ジャワ島西部の里山地域を対象に、林産物のヤシ 砂糖の生産・販売支援をすることで森林保全と地域 住民の生計向上の両立を目的とした事業です。持続 可能な林産物の生産・販売体制の構築を目指し、昨 年度はヤシ砂糖生産工程の技術トレーニングや魅力 的な商品開発、販売促進のためのプロモーション等 を実施しました。 (助成:トヨタ自動車環境活動助成プログラム)

天然はちみつの生産・販売を通した

持続可能な自然資源管理プロジェクト

 世界自然遺産に認定されているウジュン・クーロン 国立公園において、天然はちみつの加工技術トレー ニングの実施を通じたに商品品質向上と、プロモー ションツールの作成による販売促進を目的に実施し ています。これまでは違法な木材伐採などで生計を 立てていた地域住民にとって、森林資源を持続可能 な形で利用する収入源が確保され、環境保全と地域 住民の生計向上の両立を目指しています。 (受託:経団連自然保護基金) インドネシア・グヌン・ハリムン・サラック国立公園における 持続可能な観光開発を軸とした住民参加型環境保全活動プロジェクト

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その他(調査・研究)(普及・啓発)

企業のCSRプログラムの評価連続セミナー 市民のための環境公開講座

企業のCSRプログラムの評価連続セミナー

 2015年度に実施した「J-POWER社会貢献活動プ ログラムの評価に関する検討会」の成果を踏まえ、 2016年度は7月から12月まで7回にわたり「企業の社 会貢献プログラムの評価」をテーマに連続セミナーを 実施しました。J-POWER、損保ジャパン日本興亜、サ ントリーホールディングス、NECの各社から事例紹 介をいただくとともに、NGO、マスコミ、CSRコンサ ルタントなどの有識者をコメンテータとして迎え、セ ミナー参加者と活発な質疑応答を行い、評価につい ての理解を深めることができました。  12月には上記セミナーの発表者、コメンテータを パネリストに迎え、住友化学の事例報告を材料にまと めのシンポジウムを行いました。 (JEEF自主事業)

市民のための環境公開講座

 市民が環境問題を正しく理解し、それぞれができ る行動を考えられるようにと、「認識から行動へ」を キャッチフレーズとして毎年開催している連続講座 です。企業とNGOが協働で事業を行う先駆けとして、 1993年に開始されました。  2016年度は「食・学び・暮らし」「自然の魅力と脅威」 「環境問題を見つめなおす」の3つのテーマで全9回の 連続講座を実施しました。また、講座を受講した方が “行動”するため、「オープニング講座」としてJEEFが運 営するジャパンGEMSセンターの野外プログラムを、 「エンディング講座」として環七地下調節池の見学会 を行いました。 (共催:損保ジャパン日本興亜、損保ジャパン日本 興亜環境財団)

「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクト普及

啓発等推進業務

 私たちのくらしは、森・里・川・海に代表され る自然からの恵み(生態系サービス)によって支 えられていますが、様々な開発や都市部への人口 集中などが原因で、このままでは生態系サービス が低下したり受けられなくなる恐れが出ています。  環境省では平成 26 年度から「つなげよう、支え よう森里川海」プロジェクトを展開し、ライフス タイルの転換や、子どもの自然とのつながりの再 生に向けた取り組みを進めていますが、JEEF では このプロジェクトの普及啓発業務を受託して、普 及パンフレットの企画制作、小学校での活用を想 定した読本の編集委員会の運営、都市と農村をつ なぐワークショップなどのイベント運営に協力し ました。 (受託:環境省 生物多様性施策推進室)

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東京都内における国立公園に関する戦略的な情報発

信方策等検討業務

 国立公園は日本を代表する大自然が保全された 場所であるとともに、年間3億5千万人が訪れる 観光地にもなっています。近年は訪日外国人の人 気も高く、その動向が注目されています。環境省 では「国立公園満喫プロジェクト」として国立公 園を訪問する外国人旅行者数が 2020 年に 1000 万人(2015 年は 490 万人)を目標に、世界水準 のサービスを提供する「ナショナルパーク」の実 現を目指しています。この業務では新宿御苑の展 示コーナーに約1か月間、主に訪日外国人向けに 国立公園を紹介するブースを開設し、国立公園に 関するヒアリングやアンケート調査により、国立 公園へのニーズに関する調査を行いました。 (受託:環境省 国立公園利用推進室)

日米の国立公園における自然解説ガイド等の

比較検討等業務

 日本では様々な主体により自然解説(インター プリテーション)が実施されていますが、自然解 説を主眼としたガイドの育成や質を保証する登録・ 認定等の仕組みがありません。一方、米国の国立 公園局ではインタープリテーションの専門部署に おいて、ガイドプログラムの作成や人材育成が組 織的、計画的に実施され、インタープリターによ るガイドプログラムが国立公園の魅力の一角を成 し、来訪者の満足度を向上させる重要な手段となっ ています。今後「国立公園満喫プロジェクト」を 進展させるに当たり、来訪者向けのアクティビ ティの充実が急務であるため、インタープリテー ションに関わる様々な立場の有識者によるワーク ショップを開催し、日米の制度等の比較や今後の 人材育成などについて検討する業務を行いました。 (受託: 環境省 国立公園利用推進室)

途上国持続可能な森林経営推進事業 

事業化可能性調査業務

 ヤシ砂糖の生産・販売体制の強化を目的に、イ ンドネシア国内におけるヤシ砂糖の生産体制にお ける現状と課題について文献及び現地調査を実施 した他、ヤシ砂糖の成分分析調査を実施しました。  また、調査結果をもとに、日本への輸入を想定 したビジネスモデルの提案を行いました。 (受託:公益財団法人国際緑化推進センター) 東京都内における国立公園に関する戦略的な 情報発信方策等検討業務 途上国持続可能な森林経営推進事業事業化可能性調査業務

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機関誌『地球のこども』

 JEEF会員向けに年6回発行している機関誌です。 活動報告を中心に、各号のテーマによる特集、環境分 野で活躍されている方のエッセイやインタビュー、 自然学校や教育現場からのレポート、海外の環境教 育事情など、環境教育に関する幅広い情報を紹介し ています。

メールマガジン

 JEEFでは、無料で登録できるメールマガジン「身近 メール」を発行しています。環境教育のイベント情報、 自然学校の職員募集情報など、JEEF、JEEF会員及び 環境省などからの環境教育に関する耳寄りな情報を お届けしています。月3回定期的に発行しています。

公式ウェブサイト

http://www.jeef.or.jp/

 JEEFウェブサイトでは団体概要や各事業紹介、各 種参加申し込み受付けを行っています。また、機関誌 「地球のこども」の記事を一部ご覧いただけます。ど なたでも無料で登録・検索できる「全国自然体験イベ ントデータベース」や助成金で作成した教材を公開 しています。

公式Facebookページ

http://www.facebook.com/NGO.JEEF

JEEFの関わるイベント情報や、会員団体の活動情報 を発信しています。

情報提供

▲機関誌『地球のこども』

参照

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