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馬鈴薯の光合成作用に関するニ,三の特性

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(1)

馬鈴薯の光合成作用 に関する二

,二

の特性

津 野幸人

* 昭和51年 7月 7日 受付

Some Characteristics of the Photosynthesis of the Potato Plant

Yukindo TsuNO*

Ihe net photOsynhetic rates of leaves and the whOle pottto plant,cultured in pots from March tO July, were measured with the assimilation_chamber _mehod.

The maximun rate of net photosynthesis was 25 ngC02/dm2/hr and it Was measured in yOung leaves during the periOd of vigorOus grolwth. The minimum rate of net photOsynthsis was about 5 mgC02/dm2/hr in old green leaves.

The light saturation pOint of a light_photOsynthetic curve under arificial light existed at 30 Klux but was 10tter in ai out_。 f_doOrs conditiOn,hereby re― ceiving some diffused light,abOut 20 Klux.

The Optinlum temperature of the net phOtOsynhesis was 30℃ in May. During the late grOwth stages in 」une and July, the Optimam tertterature was reduced tO a 10wer degree,and the rate of photOsynthesis decreased considerably un_ der the high temperature condition above 30℃ .A late wariety,for example, the Hokkai No.42,decreased shghtly in he photOsynhetic rate under hを h temper_

ature conditiOns. 緒

言 馬鈴善は世界的にみて重要 な作物であるにもかかわら ず,そ の光合成作用に関す る研究 は極めて少ない。言 う までもなく光合成作用は物質生産の原動力であって,そ の生理・生態学的特性 を明らかにすることは

,作

物栽培 に関す る基本的な知見を提供す ることになり

,学

術的に みても,ま た実用的見地からしても有意義 なことである と考えられる。そこで著者は1碍鈴薯葉の光合成作用を簡 便に測定で きる同化箱 (第1図 )を 考案 し,これを用い て光合成作用を室内および戸外で測定 した。また

,植

木 鉢で栽培 した個体についても戸外において別の同化箱働 を使用 して個体光合成 を測陀 し,個 葉つ測定値と文‖ヒして 馬鈴薯の光合成作用に関する一般的特性 を明らかにしよ うとした。なお実験は1965年および1966年に農林省農業 技術研究所生理第2科 (埼玉県北本町)において実施 さ れたものである。当時の研究室長

,現

岩手大学教授 藤 瀬一馬博士より有益 な御助言をいただいた。 ここに深甚 なる謝意を表する次第である。 材料および方法 供試材料の種いもはウスプルン消毒を行 なったのち項 芽のみをえらんでペーパーポ ットに植 え

,苗

床 に伏せ こ み

,被

覆 をしないままで

,地

温のみを電熱線で加温 し, 斉― に発芽させた。 4月22日から25日の間に生育の均一 なものを選んで

,径

24cmの素焼 き植木鉢 に定植 した。鉢 には肥沃な土をつめ

,基

肥 として化成肥料

(3-10-10)

を15g施した。 さらに5月29日に硫安

5gを

追月巴した。 *鳥 取大学農学部砂丘 利用研究施設 Sα,, Dv″ ¢ R9sθαTci r2sを,励ιθ, 乾地生態部門 FTc2′効 οF 4=″ 102カ2″?,駒 けιο″J y2Jυθrs,?

(2)

個葉の光合成測定には第 1図 のごとき同化箱 を用いた。 正方形の 2枚 のアクリル樹脂板で外径15mmの軟質 ビニー ル管をはさみ,そ れで測定葉 を囲んだのち

,紙

ばさみで 図のようにアクリル板 を固定 した。 ビニール管 には3カ 所の空気採取孔があ り

,管

の一端 より小型ポンプで空気 を誘引して,そ れを赤外線炭酸 ガス計へ導いた。 したが って,空気は葉柄基部から葉の先端方向へ流れることに なる。同化箱を通過 した空気のC02濃度が外気のそれよ りも30∼40ppm低 下す るように通気量を調節 した。 同化箱温度の調節は通水可能なビニールの袋 を箱の上 下にお し当て,そ れに温度調節 した水槽より所定温度 の 水を送 って

,加

温または冷去「 をおこなった。そして

,同

化箱の中心位置にある葉の裏面に熱電対 をセロテープで はり付 けて葉温 を測定 した。 個体光合成の測定には植木鉢 を収容で きるブリキ製の 箱 を作 り,そ れにアクリル樹脂製の箱 (50cm× 50cm× 60 cm高さ)を かぶせて材料 を密閉 し,これに外部より送風 機でもって通気 した。箱内には小型ファンを 2個 設置 し て箱内の空気を攪拌 した。測定は戸外で快晴の日をえら んでおこなったため

,放

置すれば同化箱の温度は上昇す る。これを防ぐために冷水を同化箱周囲にかけ流 し

,外

気温 とほぼ等 しく箱内温度を保 った。葉温の測定は4枚 の葉 についておこなった。 C02Analyzer

Fig. l Assimilation chamber using for potato leaf. NOte. Temperature in the chamber was cOn―

#咀

謎ぎ

ψ需モ

h!継

Fttih歳

perature―contrOled―water circulated from a water bath tO the plastic bags.

実 験 結果 お よび考察 〔光一光合成関係〕 光の強 さと光合成速度との関係 を明らかにすることは当該作物の光合成特性 ならびに群 落光合成を解析す る上で最も基本的な事項である。本実 験で得 られた多くの資料より

,結

論的な部分 を示す数例 をあげれば次のとお りである。第 2図 左図は成熟個体に ついて

,同

図右図は幼植物 について戸外の測定で得られ た光一光合成曲線である。個体光合成の光飽利点を照度 で示せば30 Klux附近に認められ,ly/minで示す と約0.4 である。いづれも水稲などのイネ科作物°に比 して低い 値であることが注 目される。 さらに

,個

葉の光飩和点を第 3図 左図でみると

,人

工 光源 (投光機用自熱燈

)で

は第 2図 左図と同様に30 Klux 附近に存在す る。 この葉 を戸外に出 して太陽光で光一光 合成曲線 を求めてみると

,戸

外では光飽利点はさらに低 下 し,と くに20 Klux以下では人工光よりも太陽 光の 方 が同一照度 で高 い光合成速度 を示す。また,こ れとは 別 に鉢裁培の個体から光合成速度の最高値のほぼ等 しい 2葉 をえらんで,圃場群落のなかに持 ちこみ, 1つ は群 落上部で

,他

は群落下層で光―光合成曲線 を求めた。そ の結果は第 3図 右図に示 したとおりであって

,群

落上部 よりも下部の葉の方が光飽利点が低下 している。 第 3図 において戸外で光―光合成曲線を求める手続は 光合成の 日変化を追跡 したものであって, 日中から夕刻 にかけて 日射強度の低下にともなう光合成速度の低下を 対応 させたものである。それ故に弱光域では散乱光成分 の増加 していることが推測で きる。とくに群落内部は散 乱光成分が多くなるので光飽和点は第 3図 右図にみられ るとおり15 Klux程度 になる。また,馬 鈴薯葉はスプー ン 状であるので

,水

平方向か らの散乱光成分の利用効率が す ぐれているとみなすこともで きる。人工光源では光の 照射方向が一方向に固定 され葉の裏面での受光量が戸外 よりも少ないために,たとえ葉の表面での照度は戸外の ものと同一であっても全受光量 が劣 るために光合成速度 は戸外よりも低い値をとるものと考えられる。これらの結果 か らして Monsi und Sacki)の 方法を適用 して馬 鈴 薯 群落の光合成量を測定するとき

,人

工光で得 られた光一 光合成曲線 を用いると大 きな課差 を招来することが予測 で きる。 〔温度―光合成関係〕 光飽和点以上の照度を与 えて おいて

,同

化箱 を外部よ り加温 または冷却 して, 3∼4 時間にわたってゆるやかに葉温 を変化 させ

,温

度―光合 成曲線 を得た。その結果を第 4図 に示 した。まず男爵薯 についてみると5月25日では光 合成の道温が30℃附近に 認め られる。 ところが 6月 中

,下

旬 になると

,上

から第 2葉 を除いて他の葉は15℃で最高値 を示 し,これより高 温側では光合成速度が低下 して いる。光合成速度 の高 い第 2葉 においても適温は22℃附近であり

,明

らかに5 月下旬の傾向とは異 なっている。

(3)

00 50 00 50 0 涙 \ , g r o ヽ o o m 日   ^ υ や ヽ 憮 υ ‘ 。 F ゛ E ム 切 。 ゃ 0 装 儀 May 12 (Young plant) o: Var N5rin N0 1 ●:Var, Danshakuimo 6 0.8 ly/nin 20 30 40 50

Light intensity,K lux

北海42号においては6月下旬でも光合成の適温は25∼ 30℃にあり

,著

しい品種間差異 が認め られるようである。 5月10日に測定 した男爵薯の個体光合成の温度曲線 を第 5図 でみると,30℃ に適温があ り, さきにあげた第 4図 左図の傾向とよく一致 している。著者は別報1〕で作物の 温度―光合成曲線は一定のものではなく

,生

育時期また は作物の生育状態によって変 わることを指摘 したが,こ れらの傾向はこれと合致 している。 男爵薯 と極晩生種の北海42号とで温度 と純光合成の関 係 について第 6図 で検討 してみよう。同図に示 した 2例 は測定時期が異 なる。 とくに北海42号は農林 1号 よりも 時期がおくれているので,適温が低温側 に移動 している ことが考えられるにもかかわらず,20℃ と35℃の純光合 成のひらきは

,高

温イ貝」で 3 mgC02/dm2/hrの 低下 にしか 02 Light 00 80 60 40 20 0 浪 . ︵ 留 篤 > 宴 一 電 巧 館 ︶ り 、 特 ! も 編 E か 〓 。 〓 は

Fig. 2 Light―phOtosynthetic rate curves of plant at two growth stagesunder out― door condition.

o:Upper

e: LOwer

10 20 30 40 50 60 Light intensity at leaF surface, K lux Fig。 3 Compraison with light― photosynthetic curves of leaf under sun light and

artificial light(left), and upper leaf and lower leaf existing in potato

pOpulation. す ぎない。他方

,男

爵薯で同様のことをみれば6理gC02 /dm2/hrの 低下である。暗所で測定 した呼吸速度は第6 図にみ られるとおりで

,両

品種 には大差 がなく,ま た呼 吸の温度係数(Q10)も約2.1とほぼ等 しい。純光合成に呼 吸 を加えたところの総光合成の温度曲線 をみると両品種 で大 きなちがいがあ り,】ヒ海42号はかなり高温 になって も総光合成は低下 しない傾向がうかがえる。 純光合成の温度曲線の品種間差異 を明 らかにす る目的 で5月27日に測定 した個体光合成を比較 したのが第 7図 である。葉面積に差異 があるので光合成の絶文・ffaには品 種間で大 きな差 があるが

,温

度曲線の傾向から判断すれ ば,男爵善

,農

林 1号1島系471号は類似 した温度反応 を 示すが

,エ

ニワと】ヒ海42号は前記 3品 種 とは異 なった傾 向を示 している。す なわち

,エ

ニワは純光合成の高温低 」une 22 (Ada h

(4)

25           20           15 Var: HOkkai N0 42 20 15 Ю 5 F 洋 日 “ ヽ 〇 〇 範 唐 . o , ヽ 営 υ ‘ o F , E 、 ∽ o 一 O F 戯   ︶ o Z 200 150 ・00 50

O、

m饗

May 25 Var: Danshakuimo June 22 (2) 」une 16-22 Var: DanshakuinO

0と

0・・ 10 Fig.4 20 80 Leaf temperature, °C

Lcaf temperature― photosynthetic rate curves of leaf in relatiOn position and growth times.

Note. Lcaf positiOn was numbered frOm tOp― expanded ―leaf and numeric in parenthesis in the figure.

F \ や E 、 ︻ ヽ 〇 〇 \ ] 日   . ち O F や g 、 ∽ o 一 O F 盛   ゛ O Z Fig.5 Var: Danshakuimo Lcaf area : 1105d■2 醜 y 10 Leaf temperature, °C

Leaf temperature― photosynthetic rate curves Of whOle plant.

下現象が著 しく,】ヒ海42号は27℃か ら34℃までは変化が なく,そ れ以上の高温域では じめて光合成の低下 をみて いる。北海42号が供試 5品 種のなかで最も極晩生であり, 初夏の高温期でも葉の枯れ上がりが少ない。この点とあ わせて考えれば大変興味深い特性である。をお第 7図 は 光合成の 日変化曲線から

,光

飽和に達 した値 を選んで作 成 したものであって,午前 と午後 とで光合成速度には差 異がみ られなかった。快晴 日における個体光合成の日変 化曲線は,高温による低下がなければ台形状 を示すもの June 30/°

Mi13'0…

30 40 10 20 30 40 Lcar temperature, Oc to leaf as shown の と考えられる。 〔光合成速度に関与する要因〕 すでに明らかとなっ たが

,馬

鈴薯の純光合成速度の最高値 は20∼25mgC02/ dmつ/hr程 度である。この値 をすべての葉 が示すものでは なく

,生

育時期により,ま た同一時期 においても個体内 の葉位で異なっている。その実態 を示すために第 8図 を あげた。第 8図

(A)は

男爵薯 の 5月26日における葉位 別光合成速度である。上位葉は20mgC02/dm2/hr以 上の 値 を示すが下位葉 になるにつれて光合成速度は低下 し, 第12葉では4 mgC02/dmつ/hrで ぁる。さらに6月29日と なると 〔第 8図 (B)〕 下位葉の値 は前回と変わらない が

,上

位葉の値が10mg/dm2/hr程度 まで低下 している。 6月29日の農林 1号 においても上位葉の値は15mgC02/ dm2/hrで あり

,下

位葉は5 mgC02/dmつ /hrとなっ て い る。馬鈴薯葉の純光合成速度は全体に緑色 を保 っている 老化 した葉では他の作物働のそれと同様 に5 ngC02/hr 程度であると指摘で きる。 一般 に純光合成速度は生 育初期 に高 く後期 に低下す る傾向であるが

,早

生種である男爵薯の光合成速度の低 下は農林 1号 よりも早い時期におこっている。 この純光 合成速度の時期的変化 と関連す る要因を探 るために

,葉

身内 3要 素成分の変化 を関連づ けてみたが

,葉

身内の3 要素濃度の変化 と光合成速度のそれとの間には相関は認 められなかった。イネ, トウモロコシ, ソルガム葉身で は葉 身の

N濃

度 に高 い相 関 を持つ ことが指摘 されてい

(5)

Leaf temperature,° C Leaf temperature,° C

10 20 30 40 10 20 30 40

R争

6::耀

鴇隷鷲

ilユ

ず熾

p息

a絲

.and

る6,8)が

,馬

鈴薯ではその様 な関係 は見出 し難 たい。 各生育時期の純光合成速 度 と葉身呼吸速度 との相関 を 調べてみ ると

,第

9図の ごとき傾 向が得 られた。葉身呼

a HOkkai NO.42 ``徽 Way 27 28 30 32 34 36 Lenf temperature, °C

Fig. 7 ComparisOn of varietal difference leaf

temperature―photOsynthetic rate curves

Of whOle plant. 吸 速 度の時 期的 変化の巾は3∼ 9 mgC02/dm?プhrで ぁ り,その範囲 においては純光合成速 度 と高 い正 の相関関 係 がある。一般 に若 い葉身で は呼吸速 度 が大で あ って, また光合成速 度 も大で あることは他 の作物働において も 認 め られてい る。 しか し呼吸 と光合成 とが どの よ うな因

leaves Of potato plant,

NO.1. 25 20 15 ・0 5 F 洋 日 “ ヽ O O “ 唐   . の t o F , 、 り o , 療 儀

秦 詳 日 ” ヽ O O m 日   卜 0 や ヽ 隣 0 ‘ 0 工 一 自 、 り o ↓ 0 一 a , o Z Var: Danshakuimo 」une l Var.: HOkkai N。 .42 」ulle 23 目 0 ‘ ヽ H ︻ 盛 り o 館 02 磁 。 静   → 0 10 20 o lo 20 o Net photOsynthetic rate

Fig. 8 Changes Of phOtOsynthetic rates as shown successive NOte.(A)and(B):Var. DanshakuimO。 (C):Var. N5rin

(6)

F 洋 日 “ ヽ 0 0 ∞ 日   . , に 脂 O r O r や に 、 ∽ 0 ︺ 0 遷 缶 一 O Z rate, 果関係で本質的 に結 ばれているかは現 在の ところ不明で ある。植物 におけるAgingの進行 と生理活性 の低下 との 関係 が本質的 に究 明 されてい ない現状 で は

,第

9図の関 係 につ いて立 ちい った考察 がなされないので あるが

,同

図の ごとく呼吸 と光合成 との間に頭著 な相関の認 め られ る点は現象 的ではあるにせ よ注 目に値 す ることが らで あ る。 度が大である場合が多い。葉面積 を拡大 しつつある葉で は

,光

合成産物は当該葉身の造成に利用され,そ の葉 自 体がSinlt(光合成産物の受容体)と なっている。津野1 藤瀬°は甘語 において

,塊

根肥大を良好ならしめる条件 が

,光

合成速度を高 く維持す る条件であることを指摘 し た。また,N6sLrger and Hlulapllries猾 は馬鈴薯の塊茎 を 除去すると純同化率が低下することを報告 している。こ れは馬鈴藩 においても,いわゆるSink_SOurce関 係が光 合成速度に影響することを示唆 している。 そこで

,彼

等 と同 じ塊茎除去操作7)をおこなった,弱鈴 薯 の個体光合成を測定 し

,平

均光合成速度を算出 してみ ると第 1表 のとおりである。同表のNo.1における塊茎除 去株 は

,除

去処理後に再び塊茎が形成 されたものである が (第2表 参照),対照株 と比べて光合成速度は低下 して はいない。 ところが

,同

表No.2での塊茎除去株では著 し く光合成速度が低下 している。 また同様に蒸散速度も低 下 している。測定例 が少ないため断言はさけなければな らぬが

,馬

鈴薯 においてもSink_Sburce関係が光 合 成速 度 に影響を及ぼすようである。 論

議 すでに述べたとおり馬銘薯 の光合成作用に関す る成績 は極めて少 ない。しかし,Lundettrdh中 の研究 によって基 ●:Var Danshakui mo O:Var_ N6rin N0 1 Respiratory rate, Fig。 9 Relation between

leaf at 25 ℃ and

6 8 10 1ngC02/g/h

respiratory rate of net photOsynthetic

Table l. The influence Of removing tubers on mean net photosynhetic rate of whole plant (mg COノ dm2/hr)and rate of transpiration per unit leaf area(gH20/dm2/hr)

No 2 No.1

Treatment PhOtOsynthesis TranspiratiOn

Cont Remo. tuber Remo tuber

24,3 2.46 23.1 2.51 23.1 2.00 14.5 1.35

NOte. NO.1l June 13, 30- 32 °C. No.2; June 14, 28- 30 °C The values in the table are averages of four measurments during am 9:30 - 12:00,

Table 2. Dry weight(g)of material plant at immediady after Of measuring for phtosynthesis Series Treatment Stem Whole plant Lcaf area(clTll

No.1 No.2

26

2.4 1,7 2.0 │【:鷺 │【:監 tuber 16.4 16.0 22.8 25.7 7.3 10.0 12.5 26.9 2854 2784 3967 4472 17.7 44.0 4.6 33.0 18.9 55,9 54.6

陥te.RemtJving tubers was applied with the methOd Of N6sberger,」 and E C.Humphx・ies(1965)

光合成速度 の律 速要 因 につ いては

,明

確 に指摘する ことはで きなかったが,ただ

,葉

身の呼吸速度と光合成 速度 との間に高い相関が認 められた。一般 に作物体各部 位 において呼吸速度が大である場合はその部位の生長速 本的な特性はある程度 うかが うことがで きる。す なわち, 馬鈴薯葉の光合成速度は20mgC02/dmワ /hr程 度であり, 通常大気のC02濃度のもとでは20℃附近に適温がある。 また,ChapHan and loomis 2に よって圃場条件下で測定

(7)

された純光合成速度にしても上記の成績 を裏付 けるもの である。ただ彼等は光合成速度の温度係数 (Q10)は 広 い範囲で1.0であるとい う前提で実 験 をおこなった。 本報告の結果からしても馬鈴善の光合成速度の最高値 は20∼25mgC02/dm2/hrで あ り

,過

去の成績 と大差がな い。また,そ の値に大 きな品種問差のないこともChap― man l)の指摘するとお りであった。 本報告は光合成速度 の時期的変化 をとらえた点と葉位別に詳細 に光合成速度 を明らかにした点が新知見 を加えたと言えよう。 光飽和点は人工光源のもとでは30 Klux附近にあるが, 戸外で太陽光のもとで得 られた光―光合成曲線での光飽 和点はさらに低下 し

,散

乱光成分の増加にしたがって, 比較的弱い照度 の もとで も高 い光合成速度を示す点を 強調 したい。これは馬鈴藩 葉の形態 と関連 をもち,本 作 物の葉は散乱光成分 を利用 しやすい形態 をとっていると 考えられる。 温度―光合成曲線は生育時期 により異 なり

,関

東平野 部では6月よりも5月において

,適

温 がより高温域 に存 在すると推察で きる。生育がすすむにつれて光合成の適 温が低温イ貝」に移動する現象 についてはすでに著者 によっ て報告耐されている。この現象 が夏期から秋にかけて起 るのならば気温が低下するので問題は少ないが

,春

植え 夏収穫 といった作型では気温 が上昇す るので問題は深刻 である。夏期高温になると馬鈴薯生育 が急速 に衰 える一 つの原因は,温度―光合成関係の変化により,耐暑性 が低 下する点にあると考えられる。 しか し,】ヒ海42号のよう な極晩生種は高温域で光合成の低下の少ないのが特徴的 であった。このことは馬鈴薯の生態反応 として極めて注 目される現像である。栗原 ら9は栽植時期を変 えた試験 より馬鈴薯の萌芽期腫温 を12-16℃

,茎

葉伸長期腫温 を 19-21℃ ,23℃ 以上では茎葉伸長不適温 としていること からわかるように,この作物の生育適温は一般に低温域 にある。暖地 において初夏の昇温 とともに急速 に葉身が 枯れ上がる現象は

,本

作物の生育後期 における光合成適 温の低下現象 とも密核 に関連 していると考えられる。北 海42号のごとき品種の存在は将来において優良 な極晩生 種育成の可能性 を光合成作用特性の面から示唆で きる。 摘

(1)植

木鉢に栽培 した春作,焉鈴薯 における個葉 ならび に個体の光合成作用を流気法で測定 した。 (2)純光合成速度の最大値 は25mgC02/dmつ/hrであり, 最低値は 5 mgC02/dm2/hrで ぁった。一般 に先端附近の 若い葉ほど光合成速度は大であつた。 (3)人工光源の下 での光一光合成曲線 は30 Klux附 近 で光飽和 を示 したが,その葉 を戸外の散乱光成分の多い 条件下で測定す ると

,光

飽和 点は さらに20 Klux程 度 ま で低下 した。

(4)温

度―光合成曲線 は6月よりも 5月 において高温 域 に適温 があ り

,生

育後期 になると高温域での低下 が著 しくなった。極晩生種 の北海42号 は高温域での光合成の 低下 が少 なかつた。 文

(1)Chapmn,■ W.:Absorption of C02 by leaves of he potato.ス靱?T,Pο ォ.Jοv″。,28 602(1951) (2)Chapman.H,WV.and W.E.LoomisI Photosynh_

esis in the potato under field conditions. Pど,″ι

PL7s'οJ.,28703(1953) (3)栗原浩・西川広来 ・田畑健 司 。大久保隆弘 :馬 鈴薯 の栽培条件 と生育 との関係 に関す る解析的研究

.東

北 農試報,28 143(1967) (4)ЬmdeEttrdh,■ :κJJ盟, v2J BOJ9■ J″ ヴん″¢T

vJr醜

力s FTJ効盟,ど 9う効(植物 実験生態学, 門司, 山根,宝月訳

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波書店)。 (1957)p.42,125

(5) MonsI′ M.und ll Sacki :Lber den LichtFactung

fur in den Pflanzengesellshaften und seine Be― dutung fur die StOffprOduktion.」oP. Boι , 14 22

(1953)

(6)村田吉男:水稲 の光合成作用 とその栽培学的意義 に 関す る研究 、農技研 報

,D91(1961)

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tion and net assimilation rate of potato plants,

A,2.島ι.肛 S.,29:579(1965) (8)佐藤 亨・津野幸人 :作 物体各部位 のC02収支に関 す る研究 、第3報

,水

稲, トウモ ロコシ,ソルガム葉 身の部分別光合成速 度.日作紀 “ 389(1975) (9)津野幸人・稲葉伸 由・清水 強:主要作物 の収量予 測 に関す る研究

.V,水

稲乾物生産 と体 内室素並びに 日射量 との関係,日作紀,28 188(1959)

10

津野幸人・藤 瀬―,焉 :甘語 の乾物生産 に関す る作物 学的研究

.農

技研 報告

,D 131(1965)

0

津野幸人:数種作物 に おける光合成作用 と蒸散作用 との関連 につ いて,日作紀

,“

43(1975)

Fig。  3 Compraison with light― photosynthetic curves of leaf under sun light and artificial light(left), and upper leaf and lower leaf existing in potato pOpulation
Table 2. Dry weight(g)of material plant at immediady after Of measuring for phtosynthesis Series   Treatment Stem Whole plant  Lcaf area(clTll No.1 No.2 26 2.41,7 2.0│【:鷺│【:監tuber16.416.022.825.77.310.012.526.9 285427843967447217.7    44.04.6      33.018.9

参照

関連したドキュメント

期に治療されたものである.これらの場合には

する愛情である。父に対しても九首目の一首だけ思いのたけを(詠っているものの、母に対しては三十一首中十三首を占めるほ

1.4.2 流れの条件を変えるもの

び3の光学活`性体を合成したところ,2は光学異`性体間でほとんど活'性差が認め

を高値で売り抜けたいというAの思惑に合致するものであり、B社にとって

〔付記〕

度が採用されている︒ の三都市は都市州である︒また︑ ロンドン及びパリも特別の制

それらのデータについて作成した散布図を図 15.16 に、マルチビームソナー測深を基準に した場合の精度に関する統計量を表 15.2 に示した。決定係数は 0.977