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子育て中の精神障害をもつ利用者への訪問看護導入継続に向けた看護

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Academic year: 2021

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子育て中の精神障がいをもつ利用者への訪問看護導入継続に

向けた看護

~交流会で語られた看護内容の分析~

研究期間:平成 29 年度~平成 31 年度 研究代表者名:堂下陽子 共同研究者名:高比良祥子 【目的】研究者は以下の 2 点を目的として 2017 年 7 月より精神科訪問看護交流会(以下交 流会)を実施している。交流会の目的は精神障がいをもちながら子育てをする利用者に対す る訪問看護師の交流の場の設定と多重課題を抱える利用者への訪問看護の技術の共有と蓄 積である。本研究の目的は、交流会で参加者より語られた内容の記録から、子育て中の精神 障がいをもつ利用者への訪問看護を導入し継続するために必要な看護を明らかにすること である。 【方法】データ収集期間は 2017 年 7 月~2018 年 2 月、研究対象は 4 回の交流会に参加した 参加者 39 名(延べ数)である。データ収集分析方法は研究対象となった交流会参加者の発 言の記録から、子育て中の精神障がいをもつ利用者への訪問看護を導入し継続するために 必要な看護内容を抽出し、意味内容の類似点と相違点よりカテゴリ化し共同研究者で検討 した。倫理的配慮は研究者の所属する大学の一般研究倫理委員会の承認を得て実施した。参 加者に対し研究目的、方法、内容、参加への自由意志、プライバシーの保護、データの保管、 結果の取り扱い、学会での発表方法等について書面及び口頭にて説明し同意を得た。なお交 流会時は訪問看護利用者については個人が特定されることがないよう匿名化した表現を依 頼し、記号化して記録している。利益相反にあたる事項はない。 【結果】必要な看護として、【利用者の立場に立つ支援】【支援体制を整える】の 2 つのカ テゴリと 13 のサブカテゴリが抽出された。【利用者の立場に立つ支援】は〈気遣う〉〈否 定せず受け止める〉〈困り感を引き出す〉〈困り事や希望に合わせる〉〈共に行動する〉〈頑 張りを認める〉〈尊重し忍耐強く関わる〉の 7 つのサブカテゴリがあり、利用者が訪問看護 師を受け入れて信頼できるように看護師が様々な配慮をしながら直接利用者を看護するこ とであった。 【支援体制を整える】は〈関係者へのあいさつ〉〈関係者からの情報収集と情報共有〉〈協 力を依頼する〉〈支援者と利用者の相性をあわせる〉〈支援者同士の頻回なミーティング〉 〈役割分担をする〉の 6 つのサブカテゴリがあり、利用者に関係する様々な機関や人に働き かけて相談支援体制を整えることであった。 【考察】子育て中の精神障がいをもつ利用者は、精神疾患を抱えているだけでなく経済的な 問題や社会的な孤立、不衛生な生活環境など子どもの成長にとって好ましくない課題を抱

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えている場合が多い。さらに利用者に困り感がみられない場合や支援者と利用者の常識や 価値観の相違があり、訪問看護師は【利用者の立場に立つ支援】で直接ケアを行いながら、 多重課題を抱える利用者への【支援体制を整える】ことで訪問看護の導入継続に向けた看護 を実施していた。

参照

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