皿 1. 教員養成センター・ホームページ報告 月刊別アクセス件数推移 教員養成センターHPアクセス推移2010年度前期 教員養成センターHPアクセス推移2010年度後期 教員養成センター.top 醐習案内 OJO教職;ネット.top メシ’{一 括助内容 英語教育文献紹介 英語教育リレー随想 教古ニュース 英語教育掲示板 平成22年度免酔状更新講習 811 796 758 474 304 265 234 212 182 129 0:00150 0=01=31 0100143 0=OO:32 0=OO:24 0=01=33 0=01=09 0=OO=55 0:02=15 0:01:28 教員免酔状更新議習 教員養成センター一TOP 講習案内 OJC教晒;ネット 教育=ユース 教室1二時裏英言書を 英語教育指導アイテァ鼻 文献紹介 NOWSlO吐O『 4月アクセス解析 O=01=11 0:01109 0:01=10 0=OO:10 0=01:59 0=OO=27 0=01=32 0=01=36 0:O口:44 教員養成センター 教員免許状更新講習 講習案内 OJO教職ネット 教員養成センター.TOP 講習案内 教員免許状更新講習 OJC教晴;ネット 教育=ユース 英語教育指韓アイデア集 教室1:時事英語を 文献紹介 NOWSlOtt6r 教員喜成センター.TOP 講習案内 教員免許状更新調習 〇一〇教職ネット 英醒教育掲示板 英語教育指箏アイデア業 教育ニュース 教室1=時事英語を 文献紹介 NOW雪10趾日r 教員養成センター一丁0P 講習案内 NeWSIO杜Or 教員免酢状更新調習 OJC教月饒ネット 教育=ユース 教室1=時章英語を 英語教育指導アイデア集 文献紹介 教員養成センター一TOP 講習案内 教員免許状更新講習 OJC教職ネット 教育ニュース 教室1こ時事英語を 英語教育指導アイデア集 文献紹介 Now;lottor 11月アクセス解析 教員養成センター一TOP OJC教嗜;ネット 教育ニュース 教室1=時事英語を 英語教育指導アイデア祭 文献紹介 Now彗I8廿8r 講習案内 教員免許状更新議習 1姜 O=01=17 0:OO:21 0=06=49 0=OO=55 0=05=21 0=02=46 0=01=08 0=01=17 0100147 教員養成センター.TOP 講習案内 教員免!午状更新記習 N日W目10ttOr OJC教時8ネット 教育ニュース 教室1こ時事英語を 英語教育指導アイチァ美 文献紹介 254 223 1舶 143 101 51 22 10 τ3 教員養成センター一TOP OJC教昭;ネット 教育ニュース 教室1=時裏英語を 英語教育指韓アイデア集 文献紹介 NowsIoせ自r 講習案内 教員免許状更新講習 O=OO=57 0=OO=15 0=02=54 0:00:1個 O=02156 0=01=51 0=01=23 010111目 O:01:50
1角γクセス擁砺 66 麟 45 鎌 酬 艶 鎚 銅 42.3^ 50.oo警 83一⑥㏄ εo.oo} 雛一3眺 ?1.4銚 一100.舳 ?8.3眺 鈍.?㎝ 2010年1月から教員養成センターHPを起ち上げた。トップにセンター教員スタッフによるリレー巻頭エッセイを毎月綴ることと した。また、新聞などの教育間題記事の要旨紹介の「教育ニュース」、BBCの時事配信を活用した「時事英語教材紹介」、教 育関係の「書籍紹介」、「Newsletter」、勉強会の紹介や簡易報告をまとめた「講習案内」、「教員免許状講習案内」を小見出 しに教育情報の提供を図った。2011年1月のアクセス件数は上記のとおりである。やはり、学校現場の教員にとってチェックし たい項目は、講習関係の案内やまどめ、そして教育ニュースの動向である。今後もこの分野の充実を図りたい。 2.英語教育巻頭リレー・エッセイ ■1月 一デザインカの大切さ一 中井弘一 20IO年を迎えました。皆様もご健勝のこととお慶び申し上げます。 昨年文科省に申請いたしました本学4年制教職課程設置の認可は現在待機中でありますが、認可内定を受けましたら、できる だけ早急に皆様にご連絡申し上げます。よろしくお願い申し上げます。 さて、教育にはデザインが必要です。全体を傭敵し、様々な課題を整理して考え、どのような構想でどのように着手していくの かをはっきりさせておかないと、やみくもにエネルギーを使うだけで成果が得られず、徒労感だけが残ります。 本学の設置予定の教職課程では、r授業デザインカ」の育成に重点を置いています。これにはr考える力」が必要です。あ る現象があれば、その要因となる背景や直接的な原因がどうからんで、そのような結果を生み出しているのかを考え、何がその 対処に当たって効果的であるのかを考察し、その対処方法を具体的に工夫していく必要があります。こうした、全体構造を論理 的に把握し、それをわかりやすく生徒に説明し、学ぶ生徒がなるほどと思って学習できるようにする指導力、これが教員に求めら れる「考えるカ」でしょう。 たとえば、本学でも入学時の学生にテキストを読ませたり、英語で対話をしたりすると、一語一語を区切っでゆっくりと、しかも その発音はカタカナ英語で言葉が返ってきます。コミュニケーションが大切と言われていますが、こうしたたどたどしさで、中身の ある対話ができるのだろうかと思います。 この1月5目の朝目新聞朝刊3面に、来日35年のブロードキャスターの英国人ピーター・バラカン(Peter Barakan)さんとの インタビュー記事「2010年代どんな時代に国際化と日本」が掲載されていて、その中で、バラカンさんは、「内向きなカタカ ナ英語」について所見を述べておられました。「僕の番組に出演する日本人ゲストが話す英語が文法的に正しくても発音が極端 に分かりづらかったり、英語のカタカナ表記が間違ったりしていることが多い。たとえば『マネー(金)』は『マニ』、『モンキー(サ ル)』は『マンキ』と書くのが実際の発音に近い。日本が会話よりも文字で西洋文明を吸収してきたのは事実だし、カタカナがそ れに貢献したのも理解する。それならもっと近い表記に柔軟にすぐに変えればいい。だけど、もっと気になるのが、僕が間違い を指摘しても、『日本ではこれで通じるから』と軽くいなされること。特に固有名詞の発音には無頓着だ。…(中略)…『日本人 同士でわかるのだから、間違ってどこが悪い』という論理は少し高慢でないかとすら思う。つまり英語が世界とコミュニケイションを とる言葉でなく、日本人の内輪の世界でしか通用しない記号と化している。…後略…」とありました。 その昔、Americanを「メリケン」としていた時は、聞こえるとおりにカタカナ表記していたのでしょう。それが、時代とともに「ア メリカン」となってしまいました。単語ひとつを覚えるときにも、このカタカナ英語的な音声が日本人学習者にはどうもついて回るよ うです。日本人学生の英文朗読のまずさの根本的な原因はここにあるように思えます。学習者には、語彙力がスペルという呪縛 を第一とした単語暗記になっていて、ことばとして発音できることより、そのスペルやルールにばかり気が向いているようです。こう なると聞き取りにまで影響します。 「英語が聞き取れない」理由には様々なものが考えられます。
1.英語を正しい音声で覚えていない。 2.速度についていけない 3.語彙不足 4.英語のリダクションに慣れていない 5.背景的知識が不足している この中の、1のr英語を正しい音声で覚えていない」が根本的な課題ではないでしょうか。 英語が聞き取れるということは、まず何よりも頭の中に記憶されている英語の音声と耳で聞く英語の音声が一致していることです。 それは、人間の脳は記憶したとおりに判断するからです。だから、個々の単語の発音を適当に覚えるのでなく、しっかり発音し て正しく記憶しておくことがとても大切なことになります。ですから、単語力・語彙力をつけるにはスペルだけを注意するのではなく、 聞き取りにつながるようしっかりと発音力をつけることが授業デザインに望まれるということがわかると思います。 音声理解を目的・目標とする授業デザインには、「発音力」が嘆語の楽しさの(再)発見」「リスニングカのアップ」「単語カのアッ プ」「英語の感性の磨き」につながるという理念を押さえた言語活動や学習活動をデザインすることが必要になります。 授業デザインとは学ぶよろこびを抱かせ生徒を幸せにすることです。ともに、授業デザインカを考えていきましょう。 ■2月 _世界を読み解く英語のカ_ 東條加寿子 1月に文科省から4年生教職課程設置の認可を受け、本学教員養成センターは本格的活動を開始しました。地域社会の教 育に貢献できる人材育成を目指して、本センターの活動を一つ一つ積み上げていきたいと思います。 「英語教育リレー随想」は、本教員養成センターの担当者がつないでいくリレーエッセイのぺ一ジです。今回は、「世界を読み 解く英語の力」と題して、私たち日本人にとって英語とは何かについて(しばし「教室」を離れて)脩廠してみたいと思います。 言うまでもなく、英語は言語でありコミュニケーションのツールです。英語でコミュニケーションできたときの喜びはだれにとっても とても大きいものですが、文化を超えて世界の様々な人を相手にしたコミュニケーションには、日本人にとって思わぬ落とし穴が 待っていることも知っておかなければなりません。昨今、日本の政界・財界のトップが発した英語のフレーズが意図せぬ誤解を 招いてしまった事例が相次ぎ、国内外で論評が繰り広げられています。 昨年11月の日米首脳会談で普天間基地移設問題に関して日米の言い分は大きく隔たっていました。米国側が2006年に日 米で合意した辺野古への移設の迅速な実行を求めたのに対して、日本側は政権交代を盾に新たな移転先の検討を提案しまし た。その場で鳩山首相が英語で発したのが“Trust me.”この“Trust me.”はその場の事態収拾には貢献したものの、日米 間の考え方の隔たりを温存し、やがては言葉の意味とは裏腹に米国の不信感を招く原因になりました。米国は、日本の総理大 臣が責任をもって(辺野古への移設を)行うから信じてほしいと言っていると理解。一方目本側は、総理大臣が責任もって(今 後辺野古の代替地を探す)努力をするから信じてほしいと伝えたはず、と考えています。
この行き違いの原因は言うまでもなく文化の違いにあります。日本文化はコンテクスト(文脈)に大きく依存する文化ですが、 欧米の文化は言語化されたメッセージに大きく依存する文化です。エドワードTホールは、前者を高文脈文化(High Context Culture)、後者を低文脈文化(Low Context Cu1ture)と呼んでいます。本事例において、米側にとってはすでに合意された辺野 古移設案こそがtruStの対象。一方、日本側は代替案に漕ぎ着けられるよう努力するから信じてほしいと、いわば暗黙案の了解 を求めたと考えられます。
同じような出来事がつい最近もありました。2月、リコール問題についての英語会見でトヨタ社長が述べた“P1ease be1ieve me、” がそれで、これも“Trust me、”と同種の誤解を招く発言といわざるを得ません。曽野綾子氏は産経新聞のコラム(2010年2月 10日朝刊13面)で「多分目本人とは違う文化と意識が存在することを認識すること」が大切であるとし、両者にはこの認識が 欠けていたことを指摘しています。英語を学ぶことは、「日本人とは違う文化と意識」を学ぶことに他なりません。このことを学ぶ ことができれば世界の出来事を正しく読み解くことができ、社会とかかわりを持ちながら効果的にコミュニケーションをしていくこと ができます。“Trust me.”や“Believe me.”が与えられたコンテクストの中でどのような意味を持つのかについては、直訳や和訳 を超えた理解が必要であることは言うまでもありません。このあたりに、生徒たちが英語を学ぶ喜びと、教師が英語を教える醍醐 味があるのではないかと私は考えています。
■3月 一外国語学習における語集学習一 失明美 文部科学省からの正式な認可を受け、去る3月13目には教職課程開設記念研修を開催しました。多様な教育環境にお勤め の方々の積極的なご参加を受け、よきスタートを切れました。今後も本学から様々な情報を発信し、有機的なネットワーク形成に 役割を果たして行きたいと思います。 今回のリレー随想では第二言語または外国語学習における語彙の学習についてふれてみたいと思います。何かを読んでいる ときに見覚えのない単語に出くわすと、「意味」を調べようとして辞書を引くという方法は最も頻繁にとられる手だてだと思います。 ここでいう「意味」とはどのような「意味」でしょうか?おそらくは知りたい単語が「日本語ではどのような語に相当するか?」とい う字面での意味ではないかと思います。古典的な単語学習法(単語暗記法)でポピュラーな「豆単語帳」の表裏に英語の単語 と日本語の単語訳を記入するという方法もこれに則っているかと思います。基本的な語彙を増やすのにはある程度有益な学習 法ですが、語彙の深さや文法,百科事典的な知識との結びつきも語彙力の大きな一部です。 読者の皆さんの多くは日本語を第一言語としていると思いますので、以下の文章の空所補充を例にとって情味」について考 えて頂く機会を持ちたいと思います。少し考えてみてください。 近くの公園をめざして歩いていた保育園児の行列にワゴン車がつっこみ、17人が(1)した。埼玉県川口市で起きた事故は幼い子を持 つ親たちに大きな(2)を与えている。園児たちは(3)さかりだ。家族の悲しみ、怒りは、いかばかりだろう。付き添っていた保育士も無 念さをかみしめているにちがいない。 現場は、自動車がようやくすれ違えるほどの細い道路である。そこで時速50キロ以上のスピードを出していたと、警察は見ている。重さ1.2 トンの鉄の(4)が、そんな速度で園児たちの行列にぶつかり、なぎ倒したのだ。 運転していた男は「カセットテープを入れ替えようとして脇見運転をした」と話している。時速50キロの自動車は1秒間で14メートルも 進む。わずかな脇見で車は「走る凶器」と(5)しまう。この男には運転する資格など、まったくない。 (朝目新聞2006年10月1目より抜粋) ほとんど「直感的」に補充することができたのではないでしょうか。(オリジナル原稿での語彙は,1死傷2衝撃3かわいい4 塊5化してが入っていました。)では、この「直感」を少し客観的に分析してみると、345はイディオム的に補充されること、つ まり連語関係がキーになっていることが垣間見えます。また、12は文脈,事故という好ましくない事象が起こり、人々に対して心 身のショックをもたらしているという「事態把握」がキーになっていることも感じ取れるのではないでしょうか。(同じ「与える」でも、 十の要素の場合は,どのような名詞が「一を」に入るかも合わせて考えると、私たちの脳内辞書がどのように整理されているか、 より知る機会になるかと思います。)非常に短い例文ですが,このように第一言語では「ぽぽ自動的」に出来ることも,そのプロ セスからヒントを得て、少なからず第二言語・外国語学習へ応用することが出来るかと思います。 (注)本エッセイで紹介している記事内容について、HPに例としてあげるには教育的配慮が欠けているのではないかという問い合わせをいた だきました。ご指摘のとおりで、他の記事を使って伝えたい同じ内容をまとめることはできました。ご指摘有り難うございました。 (夫) ■4月 一書棚の宝物一 中垣芳隆 これまで高等学校を中心に7つの職場で多くの人と出会い、時には先輩から、時には同僚から、それぞれの人なりの英語へ の取り組み方に刺激と感銘を受けてきました。 例えば、教育委員会に勤めていた時には、朝のラッシュを避けて早朝出勤、英語教員の衿持とばかりに、お茶を飲みながらゆっ たりと自分の研究を続けることを日課にされてた先輩の指導主事、ある高等学校では1年間でPaperbackを100冊読むと年の 初めに誓い、見事に達成された先生、また別の高校では夢の中でも英語で喋るほどに英語の好きな先生がおられました。この 方は歌詠みをはじめなかなかの粋人で、淀川水系を守る会というNPO団体の作成された淀川カルタを見事な英語に訳されまし た。それぞれの方から、記念にと、サイン入りの著書、読後感想文、英訳カルタをプレゼントされたのですが、非才な小生は 頂く一方で、それらを書棚の宝物として扱うことしか出来ないのが少々気恥ずかしい思いがあります。 最近、宝物が一つ増えました。最初の赴任校でご一緒させていただいた家庭科を教えておられた方から分厚い郵便物が届き ました。開封すると丁寧なごあいさっと書籍、Tit1eは”My memory l”とあります。読み進むと、先生がこれまでに感動された事 柄やCha11e㎎eされたことについての記述と、それらについての感想などが明るいタッチの英語で記されていることにビックリ。早
速にお電話を差し上げて再びビックリです。彼女のお話では、中学校時代は戦時下で英語は敵性語ということでほとんど学ぶこと ができず悔しい思いをされたこと。そのことが定年退職後もtraumaのようにつきまとい、思い切って70歳の時からYMCAに通 い始めたこと。75才の時にNew Zea1andに数ヶ月間homestayして得難い体験をされたこと、喜寿を迎えたときにこれまで書き 記した日記を紐解き、伝えたいことを英語に直そうと思い立ち、親しい方々に送られたこと。そして80歳を目途に”n”を完成 させるべく日々楽しく机に向かっておられること。 お送り頂いたご本の底に流れる先生の気持ちを感じながら再度読ませていただき、皆さまよくご存じのSamuel U11manの次の詩 を挟み込み書棚に戻しました。
Youth is not a time of1脆一一it is a state of mind;it is a temper of the wi11,a quahty of imagimtion,a vigor of the emotions,a predominance of courage over timidity,of the appetite br adventure over1ove ease.
No body grows only by mere1y living a number ofyears;peoples grow old only by deseれing their idea1s.…
■6月 一教員免許制度の見直しと教員の資質向上一
中井弘一
現政権の教員養成制度構想、「教員の資質向上のため、教員免許制度を抜本的に見直し、教員の養成課程は6年制(修士) とし、養成と研修の充実を図る」に対し、この構想が現状の具体的な検証がなく論題のみの草案が報道されているせいか、世 間では賛否両論が巻き起こっている。 現政権が主張する6年制(修士)にすることによって教員の資質能力は確実に向上するのであろうか。現政権が求める資質能 力を備えた教員とはどのような教員であろうか。どのようなレベルの熟達を求めているのだろうか、その資質能力の基準(到達目標) は言葉で言いあらわせるものだろうか。 そもそも、職務を遂行するのに必要な資質能力はその職務内容に基づく。日本における教員の職務内容は、欧米の教員の 職務内容とは異なり、授業だけでなく、生徒指導、進路指導、クラブ指導、保護者対応まで広範な教育活動が含まれている。 そうした職務は役所や一般的な業務のように単純に仕分けをすることができない。教員の職務には職務分担では解決できないこ とがあり、教員が目の前に起こる職務に臨機応変に対応していくことが多い。生徒」人ひとりも様々であり、神原(2010)は「働 きかける対象である生徒はその日やその時間の気分・感情によって多様な顔を見せ、さらに彼らが一人ひとりではなく集合的に いることから、捉えにくいものの確実に存在する場の雰囲気や『空気』が、教員の業務に影響を及ぼしている。」と述べている。 このような教員の職務内容ゆえ明確な定量的な基準を設定できず、定性的な基準も、指導場面によってそのウエイトが異なる 場合があり、同様に明確な基準を持ちえない現状がある。たとえば、教員にとっては専門教科知識が一番必要である。当然、 この知識には事実や理論に関する知識、言語的には表現しにくい指導方法やスキルといったものが含まれる。しかしながら、こう した教科指導の知識も生徒指導上の様々な知識と連携してこそ効力を持つものである。しかも、授業実践の中で瞬時に判断し「意 志決定」する必要がある。 そうすると、定量的・定性的な基準を明確に設定するのが難しい包括的な教員の資質能力はどうすれば身につくのであろう。 座学の学習だけでこうした力が養成されるとは考えられない。いわゆる「経験からの学習」がプロフェッショナルヘと成長させるの であろう。 煎榊{oo 物め者 表1熟達の5段階プロセス Dre沌s(1983)は表1のようにビジネスの管理者における熟達のプロセス5つの段階に分類したモデルを提示している。「初心者」は具体的な経験を積んでいないため、知識は文脈や状況と切り離されている。そのため初心者のパフォーマンス・スピード は遅い。現実場面での経験を積むと、直面している状況に関する微妙な特徴に気づくようになる。「上級ビギナー」の段階で、 こうした違いを考慮して意思決定をしてゆく。「一人前」になると、様々な選択肢から、目標を設定し、計画を立て、アクション をとることができるようになる。「上級者」になると、状況を個別要素に分けた上で、分析的な思考方法をとる段階から、豊富な 経験を通して典型的な状況についての知識を獲得し、状況を「包括的・全体的」に見ることが出来る段階へ移る。「熟達者」 の特徴は、「直感的に意思決定」することができることだ。 この熟達のプロセスに必要な知識は、どのような指導法を活用して生徒の学習の課題を解決できるかを考える「方略知識」、ど の指導に取り組むことが易しいか難しいかを判断する「タスク知識」、教員自身の得意不得意を含めた自分の強みや弱みを知っ ている「自己知識」と言われている。この総合体が個人の教育観という信念のようなアイデンティティを形成し、それがどのように 教育活動を進めるのかを意思決定させていく大きな要素となっているように思われる。 こうした経験に基づく学習・習得を進めるには、共同体のような実践コミュニティがあることが望ましい。共同体のメンバーが情 報や洞察を共有し、アドバイスを与え合い、協力して問題を解決していくことによって経験はより豊かなものとなる。日本の初等 中等教育においては、二十数年前までは徒弟制度的な先輩教員・後輩教員の同僚性がその実践コミュニティを形成していたよ うに思われるが、現在ではその同僚性がやや薄れがちである。それでも他国の教育現場と比べて、教員の職務の広範性から同 僚性が日本の教育では非常に大切とされている。それを活かすことで経験からより豊かに学ぶことができる。ただ、実践コミュニティ が持つ限界として、学校現場での知識が固定化し、新たな概念や環境への適応を生み出しにくい場合があったり、その場に応 じた適切な指導を受けられるとは限らなかったりすることを念頭に入れておくことも必要である。 英国の教員免許制度では、教育実習時間の最低基準として、学士課程での養成で 4年制プログラム 32週間 (160日) 2−3年制プログラム 24週間 (120目) と学校現場での実習が極めて長い。
教育修士MTLMasters in Teaching and Leamingの導入も検討されており、教員養成一導入教育induction初任者の現職教 育につなげるものとして、
第一期:発展developi㎎ 40単位
第二期:拡張と埋め込みBroading and embedding 80単位
第三期:深化Deepi㎎ 60単位
が検討されている。教職がそれほど魅力的な仕事と思われていない英国と日本とでは環境が異なる。さて、日本の教員養成制 度はどうあるべきなのだろうか。外国の制度の考え方を善として日本に導入するのは早計である。日本の教育事情や日本の教 員養成制度のよさを活かした方略をもとに検討してもらいたいと願う。
Dr町∼ミ,S.H.(1993)How巨xport M且mg直r宮Tendto Letthe Gut Le乱dth邊B〃虹月.〃3n3解皿目所Roview.S即tember=56−51
神原禎宏(2010)r校長・馴校長の役割とリーダーシップ」『教育展望2010−5』教育調査研究所 ■7月 一英語カの構造を考える一 東條加寿子 今年4月に本学の4年制大学教職課程はスタートを切り、授業のデザインカ養成を主眼において様々な活動を開始しました。 目下、本学教職課程の「基礎」構築中といったところです。何においても「基礎」は肝要です。しっかりとした礎があってこそ、 その上に一つ一つ積み上げ発展・展開していくことが可能になるからです。 さて、近年、大学の英語教育では基本的文法事項を取り扱うリメディアル科目を設置する大学の増加が見られます。英語の基 本構造についての知識の欠如が、残念ながら、大学で本来実践すべき発展的・専門的英語教育を阻害している状況があるか らです。 一方、2011年度から「コミュニケーション能力の素地を養う」べく小学校で英語必修化が開始されます。小学校から大学まで の英語教育は系統だった一環したもので、段階的に確実に英語力を積み上げていくものでなければなりません。そのためには小・ 中・高・大の連携が不可欠で、とりわけ中学、高校の果たす役割が今後益々重要になってくるものと思われます。 ここで、英語カについて、言語能力の構成要素を説明したDua11cebergの概念に沿って考えてみたいと思います。Dua1 1cebergは1980年にJames Cummins注1がバイリンガル教育研究の中で示したのが初めてですが、日本の英語教育論の中 でも山田注2が独自の解釈を加えて使用しています。Cumminsは、言語能力にはB1CS(Basic1nterpersonal Communication
Skills)とCALP(Cognitive/Academic Language Pro丘。iency)があるとし、BICSは“man脆station oflanguage in interpersonal
1n decontextuallzed academc sltuatlons”即ち認知や抽象的概念把握に関わる言語能力であるとしています。そして大変興味
深いことに、第」言語(L1)と第二言語(L2)が関わる場合、二言語間でCALPは共有されるというのです。この“common
underlying pro冊。iency’’を山田は「共通基底能力」と呼んでいます。 Surfa〔e Features of Ll Surrace Features of L2
(BICSL1) (BICSL2)
十
Cognitive/acミ■den寸。 language Proficiεncy Figur直=The“du且Hceberg’’rep肥昌。ntatio口 。f bilingu目1Proiciency(Cummin宮.19呂O〕 (‡矢印は筆者による) L1,L2をそれぞれ日本語、英語としてこの図を眺めてみると、英語力に関わるいくつかの側面が見えてきます。英語オーラル コミュニケーションは表層部BlCS(L2)の部分にあたりますが、これは共通基底能力の上に築かれていますから、コミュニケーショ ン能力を育むためには当然のことながら言語の構造に対するしっかりとした知識が必要であることがわかります。また、二言語間 で基底能力が共有されていることは、日本語力が英語力に寄与するという説を裏付けています。 ここで考えてみたいのは、この構造から読みとれる英語の和訳に関する示唆です。本学の教職課程では中高の先生方と英語 の教え方の勉強会を開催していますが、先日その中で生徒の和訳の問題に議論が及びました。例えば、“1t made him empty.” という英文に対して生徒は「それは彼を空っぽにした」という和訳をしてしまう、「(心にぽっかりと穴があいて)空虚な気持ちになっ た」という状況が果たして理解できているかどうかこの訳からは確認するすべもない、ということでした。この例をDua11cebergに 当てはめてみると、BlCS(L2)(英語)をBlCS(L1)(日本語)へ移し変えるいわゆる直訳では不十分であり、それは共通基底能 力が稼動されていないことに起因していることがわかります。和訳においては、まず構文や単語の意味を理解した上で、英文は どのような状況を伝えているのかを自分の経験に照らし合わせたり一度概念を抽象化して考え、それから日本語ではどのような表 現になるのかを考えてみるというプロセスを踏むことが必要です。 小学校から大学まで効果的に英語力を積み上げていくためには言語の表層部にのみ捕らわれるのではなく、共通基底能力を 稼働していくこと、即ち思考を呼び起こす言語活動を実践することが求められているのではないでしょうか。 注1Cummin呂.」.(19呂O)、ThoCon雪tmotofL丑㎎u且goPro冊d㎝oyinBiH㎎u且1Edu03ti㎝.lnCurr㎝t1舳舖inBi1i㎎u訂1Eduo丑tion.」固me宮A1且ti雪ed.G帥雌亡。㎜u〃ル丘㎝η伽〃e, 注2山田雄」郎(2006)『英語力とは何か』大修館書店 ■8月 一大舞台を経験することと、さらに大きな目標へ向けて準備すること一夫明美
少し古い話になりますが、6月のサッカーW杯における日本チームの活躍は日本中を熱狂させました。にわかファンの私も明 け方に起きてゲームを観戦しましたし、徹夜で試合の行方を見守った学生も多かったようです。ニュース画像によれば、大阪の 繁華街にもブルーのユニフォーム姿の人々が目立ちました。その中で、教員養成にも大切な2つのことを学びました。ひとつは、 大きな舞台を経験すること、もう一つはさらに向上するために日ごろからの準備を怠らないことです。 W杯という大舞台における結果そのものも素晴らしかったですが、大会前の合宿や本大会、その中でのさまざまなtria1s and errOrSを乗り越えて、チームワークがより強固になったこと、そのことにより個々のカが伸びたことが、大変印象的でした。試合 後のインタビューでも各選手が異口同音に「チームワーク(ここには選手だけでなく、スタッフ全員が含まれています)の成果が 出せた」とはっきりと明言していました。 大舞台で力を発揮するチャンスを得た選手は、その重みを感じながら自分のベストを尽くす。試合に出場するチャンスを逃した 選手も、くさらずに「今、チームのために自分ができること」を自発的に考えて、積極的に行動する。指揮者は個々の力、方 向性を理解しながら、全体としてまとまった力をより良き方向で発揮できるように指導する。それぞれが「与えられた立場で、全 体のバランスを考えながら自分のベストを尽くす」姿勢にもっとも感銘を受けました。 大会後は、海外のチームに移籍して、さらなる飛躍を遂げようとする選手も多くいました。その中で特に印象的だったのは、日 本代表ゴールキーパーの川島選手が、ベルギーのチームヘの移籍会見を時にはドイツ語を交えながら英語で行っていたことで す。サッカーというスキルの向上だけでなく、ゴールキーパーという立場=他のフィールドプレイヤーとの意思疎通が重要な立 場ということを自覚し、これまでに語学の勉強も重ねてこられた姿には、教えられるものが多かったように思います。「今、ここで」 のベストを尽くしながら、次のチャンスヘ向けて着実に準備を積んでこられたのだろうと推察しました。 W杯が行われていたころ、大阪女学院短期大学の教員志望の学生たちもそれぞれの教育実習先という大舞台で奮闘しておりました。お力添えいただいた実習校でのtria1s and errorsを経て、彼女らはたくましくなったように見えますし、実習後の模擬授 業や、互いに与えるフィードバックにもその成果が表れているように思えます。貴重な経験を得たことを経て、次の目標設定へ もつながっているようです。学生を指導する立場にある身としては、日本代表を例に挙げながら、以下の2点を一層心がけようと 思いました。 1.r日頃からの準備を怠らなければ、大舞台にもいどめる」 2.「大舞台だけが最終ゴールではなく、そこからまた次の目標が生まれることを見据えて、準備を継続する」 ■9月 一心に沁みる「ごとは」一 中垣芳隆 例年にない酷暑の中で小・中・高等学校では2学期がスタートしました。厳しい残暑に早く秋風が取って代わってくれるのを 心待ちに、先生方のご自愛を願います。 かつて大学生のころに、デルフォイのアポロ神殿に刻まれていたという「汝自らを知れ」という格言を教わりました。授業では、 「かの毒杯をあおったソクラテスは、この格言に導かれ、当時のアテナイの人々が金銭や名声を求めることばかりに気を配り、「魂」 をすぐれたものにすることに気を配らないでいることを問題にし、そのことを徹底的に批判した。「魂」への気遣いを忘れるなら、 何のために生きているのかという生の意味自身が不明になると考えたからである。」と講義いただいたように記憶しています。 ここ最近の、いたいけない子どもがあいついで犠牲になる事件、不在高齢者に関わっての年金不正受給などなど、謹厳、実直 といわれた日本人の特性が溶けていくのではとの危惧を禁じ得ません。 さて、この夏は教職課程の集中講義でr大村はま氏のことば」を扱う機会を得ました。著書r灯し続けることは」を通しての、 同氏の思想、考え、大切にされていたこと、生き様に学生達はそれぞれに感銘を受けたようですが、彼らが一様に感動したのは「優 劣のかなた」と題する同氏の最後の詩でした。この詩を作るに当たって、同氏が人生の最後に」番大事にされた「ひたすら」 という「ことば」は次の一節にあります。 学びひたり教えひたる、それは、優劣のかなた。本当に持っているもの授かっているものを出し切って、打ち込んで学ぶ。 優劣を論じあい気にしあう世界ではない、優劣を忘れてひたすらな心で、ひたすらに励む。 学生たちは、これまでの学校生活への振り返りからそれぞれに感ずるところがあったのでしょうが、この一節を読むと、かつて 勤務した高等学校で出会った高齢の生徒、在目のKさんの「ことば」がオーバーラップします。 そこでは一つのキャンパス空間の中に時間差で2つの異なる全目制と定時制の学校がお互いの文化を尊重しつつ、お互いの 存在を主張していました。 定時制課程に学ぶ生徒たちは背景もさまざまなら、年齢も10代から70代までとまるで社会の縮図でしたが、高齢の生徒さん 達が」人の例外もなく、校門をくぐるときに「今日もよろしくお願いします。」下校時には「ありがとうございました。」と立ち番の 先生に挨拶をされるのは驚きでもありました。 当時70歳手前だったでしょうか、Kさんと心やすくなりました。クニに帰るたびに「校長先生おみやげ持ってきた。食べて。」 とキムチを差し入れてくれたものですが、ある時、彼女に「Kさんもそうだけど、年齢の高い人が、暑い日も寒い日も休むことが ないのはなぜ?」と問いかけましたら、「私はな。戦争中は学校に行きとても行けんかったので、頭が栄養失調やね。若い子ら には簡単なことでもこの歳になると難しいわ。せやけど、今日一つ勉強して、ちょっとでもかしこなれることが嬉しいね。それに、 私らにわからせよ思うて先生らが」生懸命教えてくれはるのに休むことはできんよ。」 時代の流れの中で、昨年、72年の歴史に幕を下ろしましたが、定時制課程では教育に関わる者が忘れてはならないことを、 生徒さんを通して随分と学ばせてもらいました。その余のことについては機会をいただければ、またお伝えしようと思います。 ■10月 一朝日新聞連載「これでいいのか学校英語」1こ思う一
中井弘一
今夏、朝日新聞朝刊に8月4日の「争論」を皮切りに9月3日の「異議あり」にいたるまで、「これでいいのか学校英語」をテー マとしたオピニオン記事が連載された。社内公用語を英語で行うという会社の掲載記事も賑わい、英語教育関係者の注目だけで なく一般読者にも、新学習指導要領の施行を控えてこれからの英語教育のあり方について再考する機会となった。 オピニオンの出発点は「文部科学省が進めているように、英語で教えれば、今度こそ英語が身につくのか」である。 最初に「争論」で、松本茂立教大学教授が「英語で表現してこそ身につく」、それに対して大津由紀雄慶応大学教授が「文法・解釈・作文が能力を築く」との発言で始まる。 以降、「リレーおぴにおん一これでいいのか学校英語」という連載記事が組まれ、①杉山愛(プロテニス選手)「恋愛映画を 100回会話学んだ」、②アウターブ・セット(元駐目インド大使、現インターナショナルスクール理事長)「国策として学校の英語 教育に重点を置いた」、③直山木綿子(文部科学省教科調査官)「小学校英語、ことば交わす楽しさ知ろう」、④竹岡広信(カ リスマ英語教師)「入試改革なくして改革なし」、⑤押切もえ(英語でしゃべらナイトにレギュラー出演モデル)「中高時代の基礎 は大きい」、⑥テビット・H・サダーホワイト(日米教育委員会事務局長)「英語への熱が冷めている」、⑦三船美佳(ハイリソカ ル子育て中の女優)「ネーティブの先生をもっと雇ったら」、⑧李陽(中国で人気爆発の「クレージー・イングリッシュ教室」を 運営)r外国語の習得は頭脳労働でなく、肉体労働。発音まねて朗読・暗唱すること」、⑨中島和子(バイリンガル教育に詳し いトロント大名誉教授)「英語が使える人材を増やしたいのなら、公教育で積極的にイマージョン教育を採り入れるべき」、⑩千田 潤一(TOE1Cの伝道師)「公開テストから推測すると、平均して中学校教員が560点、高校教員が620点前後です」と続いた。 最後に「オピニオン異議あり」と言う特集記事で、津田幸男筑波大学教授の「幸せの奴隷」になってはいけないと「英語支 配の危険性」で連載は締めくくられた。 このトピックに対する発言者の中には学校教育に直接携わらない方もあり、深みのあるご意見でないものもあるが、英語教育関 係者でないだけに率直な思いの発言と受け取った。 さて、この「リレーおぴにおん」連載記事の中からいくつか考えさせられた観点をいくつか拾ってみたい。まず、杉山愛さんと 押切もえさんが共通して述べたことは、「学校でなぜ英語を学ぶのか。どう生かすのか。英語教育では単に習得技術を教えるだ けでなく、そういう目的意識を持てる助言も必要ではないでしょうか」「英語は目的ではなく手段。なぜ学ぶのか。ゴールを子ど もたちと一緒に考えてあげてください」これは、英語教育の根本に関わることである。英語教育の哲学として、教育者が有してお かねばならない識見であろう。「こうすることができる」「このような考え方が身につく」したがって、将来こういう場面で役に立つと わかりやすく説明できるかどうかである。サダーホワイトさんは、「韓国には英語カを高めようというスピリットが国全体に満ちている。 日本ではそうしたスピリットが足りない」と発言している。つまり、日本人の学習者には英語学習の目的意識が希薄であると論評 しているのである。モチベーションは言語習得の大きな条件である。r英語で行う」という議論には、そのことを十分に踏まえて活 力ある指導が求められる。 「癒狂英語」(クレージー・イングリッシュ)の李陽さんは、「外国語の習得は、自転車に乗ったり、ピアノを弾いたりするのと同 じ。頭で考えるのではなく、口から自然と言葉が出てくるまで、繰り返し声に出して覚えるのです。…私が教える場合は、どうやっ たらネーティブのように発音できるかに重点を置きます。例えばrHow are you doi㎎?」。大げさすぎるくらいに1話ずつ正しい発 音をやってみせます。口を大きく開き、腹筋を使って声を出します。正しい発音で暗唱できる英文を増やしていくと、自然とごい 語彙も増え、文法も頭に入ってきます。やがて自信がつき、ネーティブの前でも堂々と話せるようになる」と発言している。国弘 正雄の只管朗読を思い起こさせた。只管朗読とは英文をただひたすら音読すること(500回∼1000回)と提唱されていたと思う。
Practice makes pe曲。t.という発想である。
これに呼応するかのように、千田さんは、「何を、どう、どれだけやれば、どこまで伸びるのか。生徒に目安を見せてあげて下さい。 私たちの企業研修では必ず見せます。音読は5回、音読しながら書き写す「音読筆写」は20回、リスニングは約300時間ご とに体に変化が起きる。合計2千時間ほどで劇的な変化が来る。それを最初に見せて、目安と希望を持ってもらいます」と述べ ている。 いずれにしても、「練習」がキーワードである。英語をスキルの面から捉え、練習こそ全てという感がある。教育における思考 力の育成という観点は、考慮されていないように思われる。 また、小学校英語については直山さんが、「いま、私たちの生活は便利になり、話さなくてもコンビニで買い物ができ、自動券 売機で切符も買える。これでは言葉によるコミュニケーションのカは弱くなる。人の目をあまり気にせず、間違うことも恥ずかしがら ない小学生のうちに、あえて母語ではない外国語に触れ、人と言葉をやり取りする楽しさを味わう。外国語を話す相手に一生懸 命耳を傾け、片言でも自分の思いを伝えようと努力する。相手の言うことが分かり、自分の話が通じたとき、子どもの喜びはとても 大きい。そんな体験がコミュニケーション能力の素地となります。外国語を知ることで日本語や日本文化の理解も深まる。文法な どの知識は、中学校へ進んでから、きちんと学べばええんです」と言葉を交わすこと始めることの大切さを京都弁で柔らかく述べ ている。とにかく話せばいいのだろうか。指導者の英語力の課題もある。シラバスもなく、小中高大と一貫した視点が確立されて いない英語教育で果たしてうまくいくのだろうか。考えるカをいかに養うのだろうか。 争論として、やや表面的に流れているのは、新聞記事としての限界だと思う。しかし、多くの発言で見られた、目的、目標が 明確であることの必要性はとても大切な検討事項である。というのも、「なぜ英語を学ぶの」という根源的な問いが、どのような英 語教育を求めていくかを答える方向を示すものになると思われる。g1obishという新しい英語のタイプや日本語能力の低下、内向 き志向の学生の増加等様々な課題や検討事項がある。「英語の授業を英語で行う」を行うには、字面にとらわれるのでなくもう少
し踏み込んだ議論が必要であろう。 ■11月 _「若者よ、海外1二出よ」_ 東條加寿子 2010年のノーベル化学賞を日本人研究者二人が受賞した。このうち、アメリカバデュー大学で研究生活を続ける根岸英一さん が受賞記念の座談会の中で、r若者よ、海外に出よ」と述べたことは記憶に新しい。根岸さんは、rたとえ海外で成功しなくとも、 一定期間目本を外側からみるという体験は、何にもまして重要なはず」と続けて、若者の奮起を促している。 根岸さんが若者に送る工一ルに反して、最近の若者は内向きである。文部科学劣等によると、日本から海外に留学する学生 (高校生以下を除く)は、1983年の18,066人から2004年にピークの82,945人を記録したが、その後は減少が続き2007年は 75,156人に留まっている。産経新聞(2010年7月22目、朝刊)は、スイスの国際経営開発研究所(1MD)による海外留学学生 数の調査結果(2009年)を紹介し、日本は調査対象57カ国・地域中、41位に低迷していること述べている。また、米国の国 際教育研究所がまとめた2008∼2009年の米国への留学者数は、日本が前年比14%減の29,264人だったのに対し、中国は 21%増の98,510人、韓国は9%増の75,065人だったことを報じ、中国や韓国の米国留学者数の躍進に比べて、日本の米国留 学者数が著しい減少傾向にあるとしている。同紙は続いて、海外赴任を希望する若手社員・職員の激減を嘆く大手簡杜の役員 や外務省幹部の声を紹介し、若者の内向き志向は社会のグローバル化が進む中で日本の将来にかかわる深刻な問題であると述 べている。 なぜ、日本の若者は内向きなのか。根岸氏も指摘しているように「日本はすごく居心地がいい社会」であるのかもしれない。 日本では、企業活動にしても学術研究にしても一定レベルは国内で完結できる環境があり、わざわざ海外に出なくてもという考 えになってしまう。海外に出る必然性が低い上に、海外で必要となる英語力も十分でないというわけである。 一方、今年になって楽天やファーストリーテーリングが相次いで社内の英語公用語化を発表し、最も新しいところでは10月27 目にシャープが研究開発部門で英語を社内公用語化する方針を固めたことを発表した。経済のグローバル化の中、国際競争力 をもって事業を国際展開するためには共通語は「英語」でなければならないという判断である。 ここで社内英語公用化の動向と若者の内向き志向傾向を突き合わせてみると、両者はあまりにも不整合である。若者は志にお いて外に向かっていないにもかかわらず、時代は世界を活動の場としなければ勝ち抜けないと叫んでいる。大いなる皮肉、大い なる矛盾である。その一方で両者はいずれも「日本人の英語」の問題が大きく関わっており、そのことはとりもなおさず、英語教 育の現場にいる私たちの問題である。 昨今の英語教育の議論ではコミュニケーション能力の育成が叫ばれているが、授業の中でコミュニケーションをプラグマティック に扱いすぎていないか。英語でコミュニケーションすることができれば、いろんな国の人との議論によっていろんな考え方が学べる、 日本を外から見ることができる、自分のカを最大限に試してみることができる。英語でコミュニケーションすることの一歩先への想 像力を溜養する授業をしたいものである。ボーダレスな情報化時代では時空を超えて膨大な情報が行き交い、国境を越えなくて も情報を取得して擬似体験をすることができる。しかしその利便性によって、実際に自分で体験したいという憧れや志が希薄になっ てはならない。r若者よ、海外に出よ。」その志に資する英語教育であれ。 ■12月
_絆_ 失明美
昨年12月10日、清水寺を舞台にして、2010年「今年の漢字」が発表されました。2010年は野菜を高騰させた記録的な猛 暑の影響か、「暑」が選ばれました。全国学生グループアンケートで学生に選ばれた一字は「迷」、就活に迷う学生の姿が目 に浮かびます。ちなみに菅総理が選んだ一字はr行」でした。 さて、国内・国外での大きな出来事を振り返ると、私には「絆」という一字に象徴されるものが強く印象に残ったように思います。 初夏の日本をサムライブルーに染めた日本代表選手、チリの鉱山で2ヶ月あまりも地下に閉じ込められたあと無事生還された作 業員の方々。いずれもチームの固い結束、それを取り囲む人々との間の強い結びつきを感じずにはおれませんでした。その反面、 「無縁社会」や「すべり台社会」という言葉に象徴されるように、人と人との結びつきや人問と社会の結びつきが弱くて薄いもの になりつつある厳しい社会状況も現代の日本を取り巻いている様子です。「絆」を少し異なる観点から考えてみましょう。 少し前の話になりますが、夏休みの間に古い本棚を整理していた時、数年前に何度も読み返した一冊の本を再び手にするこ とがありました。気に入った箇所をメモ書きしていたものも残っていたので、再び読み返してみました。過去に心に響いた箇所は 依然として強い感動をもたらすものでしたが、以前とは異なる解釈を持ったり、昔は気づかなかった箇所が心に響いてくるものがありました。「不思議だな」と思うと同時に、自分の中に「変わる部分と変わらない部分」があるのも面白いことだと思いました。 同じようなことが、10年ぶりに訪れた美術館で、以前興味をもって眺めた絵画を再び見たときにも起こりました。学生時代の私 にはロマンチックな印象だけが鮮やかにうっったので、今回も気分の高揚があるのではないかと胸を高ぶらせながら、展示室へと 足を速めました。再びその絵を目の前にした時に、再会を喜ぶ気持ちもありましたが、以前は全く思いもしなかった一抹の寂しさ や薄い倦怠のようなものが、絵の中に描かれているようにうつりました。その時にも、年齢や経験を経るにつれて変わる部分と変 わらない部分があることが面白いものだと思いました。そこには時間を越えて過去の自分とコミュニケーションしているような興味深 さがありました。次にその絵を日にするときはどのような印象を持つのかも興味深いところです。 絆というものは人と人の間だけに限られるものでも、時間軸上のある一点だけに限られるものではないのかもしれない、と書物 や芸術作品に改めて教えられた2010年でした。
2011年
■1月一恩送り一中垣芳隆
新しい年が明けました。今年は卯年、平成に入っての沈滞したムードを」撮するような、心が跳ねる年であればと願います。 ここ数日ピーターラビットならぬタイガーマスクさん遠の慈善行為が報道されています。新聞各紙の社説にも、中には政治家批 判の道具に利用しているものも見受けられますが、おおむね好意的に取り上げられています。一つの小さな火がつぎつぎと分火 し、あたかも瞭原の炎の様相を呈し、旬日を待たず、昔懐かしい矢吹錠さんや伊達政宗さん、坂本龍馬さん、果ては肝っ玉が あさんまでが登場とは何となくおかしく心温まり、思いがけず新年のお年玉をいただいた気持ちがします。ふと、高校生の時に読 んだ「春宵十話」の著者で数学者の岡潔先生の次の言葉が頭をよぎります。「人の人たるゆえんはどこにあるか。わたしは一に これは人問の思いやりの感情にあるとおもう。」 タイガーマスクさんのメッセージの一つに「君たちが20年後に世の恵まれない子供たちにお返しをしてくれれば… 」とあっ たようです。思いやりの気持ちが次々と世代を越えて繋がれていく、「恩送り」という言葉、今日では瞼爽されることはありません が江戸の時代にはよく使用されていたとか。 ひるがえって私たちの教職という仕事に引き寄せてみれば、労働者か聖職かという議論を離れて、授業の中で、また授業外に おいても、次のまたその次の世代に「生きる上で欠かすことができない何か」を一人一人が送り伝える責を負うているように思い ます。 本学の教職課程を履修している学生達に、今まで教えを受けた先生で記憶に残る先生はと問うと、「親身になって相談に乗っ てくれた先生」、「授業のわかりやすかった先生」等々、中にはエピソードを交えて、いかに彼女たちの考え方、生き方に影響を 与えているかを話してくれます。 同じ問いを我が身に問いかけますと小学校の1,2年生時の担任の先生が心に浮かびます。高等学校卒業まで自然豊かな牧 歌的な奈良市で育ったのですが、夏の暑いある日、友達と二人で佐保川の辺りのたんぼでおたまじゃくし集めをして遊び、バケ ツに随分と集め、それを先生にプレゼントしようと旧家のご自宅に持って行ったことがありました。 腕白坊主二人の始末におえないプレゼントにきっと戸惑われたことと思うのですが、先生は冷蔵庫からアイスキャンデーを二人 にくださり、「暑いのに、沢山集めでた持ってきてくれたのね。ありがとうね。もうじきカエルになりそうな子たちは大丈夫ね。でも 残りの小さい子たちのお母さんは心配してないかしらね。」と言って、大きめの数匹を庭の池に放ち「あなたたちが持ってきてく れたこの子達は先生が大事に大きくするね。」 その後、二人を伴い、先ほどのたんぽで「さ一、お母さんのところに気をつけて帰るのよ。」と残りのおたまじゃくしをバケツか ら放たれました。 もう亡くなられて随分の歳月が経ちますが、天国でもやはり教鞭を取って腕自坊主に教えを伝えておられるのでしょう。3.書籍紹介 HP起ち上げ当初は、表に整理しリストとして書籍紹介を行っていたが、7月からは時宜に応じた書籍、新刊書などを取り上げ て紹介するぺ一ジ構成とした。 ○夏休み書籍紹介 教員にとっての夏休みはほとんどない。夏季休業目は、生徒にとっては休みだが、教員にとっては勤務目と変わりなく、特別 休暇が5目あるだけである。しかしながら、暑い夏の日々、これまで猛烈に働いてきた自分を少しいたわり、秋学期からのエネルギー をしっかり蓄えるためにも、少し休養して心を癒し、明目への活力となる本でも読んでみませんか。英語教育や教養としておすす めの本を紹介します。解説は目次や書籍の帯、内容紹介などを参考にまとめました。 英語教育 卯城祐司(編)『英語リーディングの科学:読めたつもりの謎を解く』研究社2009年2,200円 わかりやすく語った英語リーディング指導理論の入門書。r授業はすべて英語で」など新学習指導要 領導入によって混沌としている英語教育現場の理論と実践を検証し、実践の新しい切り口を提示してい る。日頃の指導において、現場の勘として常識と思われていることについて、データに基づいて検証し、 理論がじつは現場ですでに活かされている例などについて解き明かし、実践のさらなる改善を提案する。 **************************** 安木真一(著)『目指せ!英語授業の達人10英語カがぐんぐん身につく!驚異の音読指導法54』
明治図書2010年2,OOO円
音読やその他の指導について先行研究を織り交ぜながら、著者が考えている指導法の理論を述べ、 それに基づく指導法を紹介。r効果的に音読を行う!指導のポイント14」r活動別で生徒熱中!音読ア イデアベスト54」「これは便利!音読で使えるワークシート6」の3部構成。資期,榊湊
刻 **************************** 東後勝明(監修)御園和夫(編)『必携英語発音指導マニュアル』北星堂2009年3,500円 年配の教員には懐かしい東後勝明先生の監修の書籍。現場の英語教員がネイティブスピーカーに 頼ることなく、一定の理論と具体的な手順をもって体系的に発音指導ができる方法を提示、事例別の 便利な「使い方ナビ」を採用し、発音指導の勘所をわかりやすく解説。CALL(コールラボ)やnarrow transcrlptlon(精密表記)などの専門的内容から、palr work(ペア・ワーク)などの実際の授業に直結す る内容まで幅広く取り上げている。教室での発音指導に役立つ東後勝明先生ナレーションのCD付き。 **************************** 寺島隆吉(著)『英語教育が亡びるとき一r英語で授業」のイデオロギー一』明石書店(2009/9/28) 2,940円 英語で授業を行う指針を打ち出した高等学校の新学習指導要領はどこがまちがっているのか?英語一 辺倒を続ける日本の外国語教育の危険性とはなにか?国際理解、メディアリテラシー、教育政策など幅 広い視点から警鐘を鳴らす著者の英語教育論の新たな展開。高校の外国語(英語)の学習指導要領 解説はこうした批判を受け、修正が見られる。併せて読んでみることが大切である。英奪 重
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大学英語教育学会(監修),山岸信義(編集),鈴木政浩(編集),高橋貞雄(編集)『英語授業デザイ ンー学習空間づくりの教授法と実践(英語教育学大系)』大修館書店(2010/07)3,360円 英語教育学の研究成果を積み上げ、日本の英語教育の将来を考えるとともに、明日の授業の改善を目 指すシリーズ(全13巻)の第11巻。やる気を生み出す学習空間を作り出すために、理論と実践の両面 から英語授業のあり方を考える。 英語授業デザイン 苦側理固一火1I帥蜆岨趾と鴉誠 **************************** 英語学習 デビッド・バーカー(著)『英語と仲直りできる本一ネイティブ講師が教える英語上手の秘訣』アルク (2003/4/4)1,470円 本書は日本人に英語を教えて10年以上(その間に1万人以上の生徒に教えた!)という英国出身のネ≡ イティブ英語講師が自ら日本語で書き下ろしたもの。 「26歳で日本語の勉強をはじめて、英語と日本語の違いには本当に苦しめられた」という著者の失敗談や、 著者が教室で実際に出会った間違いの例など、親しみやすい解説を読むうちに自然にネイティブの発想 が身につきます。 **************************** 関谷英里子(著)『カリスマ同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳』ディスカヴァー・トウェ ンテイワン(2009/12/20)1,575円 実業磨標ビジネスパ■ソン。
ビジネス必須60単語「Sayではなく、Share」「Make Moneyではなく、Generate pro趾」「Chanceでは なく、Opportmity」……大きな成果を生み出す厳選単語知らないと恥をかく!NG単語&態度・・・…やっ てはいけないNG集。NG1What’s your problem?なんか文句あんのか?NG2That is nice.たいしたこと ないですねえ。NG31nteresti㎎.この人、ヘン! 時にはビジネスの観点から、語彙を考えてみるのも新鮮である。 そ⑳翼鰯で綴じて濠婚んか?
○萎鰯鰻:乱
**************************** くどうなおこ著ウィリアム・1.エリオット(翻訳),にuまらかつまさ(翻訳)『えいご・のはらうた』 童話屋(2010/04)1,313円 童心の詩人、工藤直子の「のはらうた」の英語版。1935年台湾生まれ。詩集「のはらうた」はシリー ズ80万冊のロングセラー。たんぽぽはるかの「あいたくてあいたくてあいたくて」は“L㎝ging,longi㎎, lo㎎i㎎tO See you,…”というぐあい一。英語の授業の潤滑油として一つずつ紹介してみよう。、騒
まる高とおぼえてあそふ幽σ畑らうだ
***.************************* 久野すすむ(著),高見健一(著)『謎解きの英文法冠詞と名詞』くろしお出版(2004/06)1,470円 久野すすむ(著),高見健一(著)『謎解きの英文法文の意味』くろしお出版(2005/03)1,575円 久野すすむ(著),高見健一(著)『謎解きの英文法否定』くろしお出版(2007/12/10)1,575円 英語の文法について平易な文章で、例文や図なども豊富にとり込まれているので、気軽に読みすすめ いくことができる。各章末の「まとめ」をチェックすると、自分が「しっかり理解できたか」確認することが できる。*No shoes are allowed.とNo shoe is not a11owed.はそれぞれどんな意味 教育
森信三(著)r教師のための口語』致知出版社(2006/O1)1000円森
続線機幾i幾幾幾田竺
篶業1箏黒菩浅黒烹篶蕊
点の出来映えでよいから、とにかく所定の期目内提出することが大切」 **************************** 辰野干書(著)『科学的根拠で示す学習忌欲を高める12の方法』図書文化社(2009/05)2,100円 欄書碗瀬機で示す .、学習意欲概鯉ケ“を高鵠法
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^’ ……1山一一 仙■…… 旧…’川^… ●…一… 由… 研究成果で根拠を示す、図表・イラストで示す。学習意欲を高め学力向上を図る12のストラテジー●興味●知的好奇心●目的・目標●達成動機●不安動機●成功感●学習の結果●賞罰
●競争●自己動機づけ●学級の雰囲気●授業と評価
**************************** 佐々木勝男〈編著〉『学校の先生が選んだr子どもを伸ばす」1OOの言葉』(知的生きかた文庫) 二笠書房(2010/5/20) 600円 一つの言葉が、「子どもの能力を変える」一1本書では、5人の小学校教師たちが、学校の授業・ ホームルームなどで実際に効果を上げた「ベスト100の言葉」を紹介します。小学3年から中学1年ま での5年間は、児童から少年、そして大人へと成長していく大切な時期。この5年間に、親が子どもに「何 を教え、何を学ばせるか」 。それによって、子ともの将来は大きく変わっていくのです。お子さんの 可能性を引き出し、上手に伸ばしてあげるのはr親の役目」。編著者他5人の教師たちが、学校で絶大 な効果をあげた言葉を100個選び抜いた決定版。舳選んだ
子どもを伸ばす
100④言葉
佐々木■男□‘ 紬爾 *************************** 一般教養成美堂出版編集部『今がわかる時代がわかる日本地図2010年版(SElBlDOMOOK)』成美堂出版
(2009/12/2)1,680円 「雇用情勢」「公務員」「公共事業」「ハンデミック」など、今最も関心の高い新テーマを収録。政治、社会、 産業経済、環境、スポーツなど各ジャンルの最新データをビジュアル化したテーマ図満載。 *************************** 成美堂出版編集部『今がわかる時代がわかる世界地図2010年版(SE旧1DO MOOK)』成美堂出版 (2009/12/2)1,680円 ニュースを見て気になった事をさっと調べるのに重宝。「世界の核兵器」「エネルギー自給率」「世界の 企業売上高」など、今最も関心の高いテーマを収録。政治、社会、経済、環境、スポーツなど各シャソルの最新データをビジュアル化したテーマ図満載。 9月以降 NHK大河ドラマ番組、「龍馬伝」が話題を呼んでいる。日本人は龍馬が好きだ。困難を切り妬いていく彼の若々しいエネルギー と日本国を見据えた龍馬の行動規範に、多くの人は共感と憧れを抱いている。しかしながら、龍馬以前に、自分をa Japaneseと 意識した人がいた。読み書きもできなかった少年が漂流の末助けられ遠く異国で暮らしたジョン万次郎である。万次郎こそ、まさ に丘rst」apaneseなのかもしれない。万次郎の生涯・語学書をもう一度見つめ直してみることで、英語教室に何か「学びのいのち」 を与えられるのではないだろうか。2冊紹介する。 中濱武彦(著)『ファースト・ジャパニースジョン万次郎』講談社(2007/9/14)222ぺ一ジ1575円 父を亡くして一家を支えるために懸命に働く万次郎。14歳にして初めて炊事係として漁に出る船に乗る ことができた。しかし運命がな、その初めての漁で、天候の偶然により土佐から流されアホウドリの生息地、 鳥島に漂着。そこで半年近く過ごした後、偶然アメリカの捕鯨船に助けられた少年万次郎。日本を離れ、 民主主義の勃興する当時のアメリカで教育をうけた。10年に亘る日本を離れた生活の中で、お世話になっ たホイットフィールド船長宛へのお礼の手紙の末に、ジョン万、」apaneseと記した。薩摩、長州、土佐などと、 日本国という概念のいまだ確立していない幕藩体制において、初めて「日本人」として、そしてグローバルな考えを持った者と して幕末維新を生きた彼の人生を、曾孫に当たる著者がやさしい言葉遣いで万次郎の心情に焦点を当てまとめた。 *************************** 乾隆(著)『ジョン万次郎の英会話』出版社:ジェイ・リサーチ出版(2010/2/2)224ぺ一ジ1890円 幕末の1859年、本邦初の本格的な英会話教本が生まれた。幕命を受けた中浜万次郎によって編まれ た『英米対話捷径』である。アルファベット・ABCの歌・数のかぞえ方を前述として、日常英会話フレー ズ213がカタカナ発音表記と訳文付きでっづられており、威臨丸の乗組員も携行したといわれる。今から 見れば、中学校1年のテキストのようなものだが、これを当時の多くの日本人が学んだのだと思うと不思議 な思いがする。「寺子屋にも行けず読み書きができなかった万次郎が実用の英語教本をまとめんだよ」と 話しながら紹介すると、中学生に学ぶ意欲とやる気を起こさせるのではないだろうか。巻末に「『英米対 話捷径』復刻版」が原典全ぺ一ジをカラー写真で収録している。想いは幕末へ飛んでいくようである。 善(よ)き日でござる。グーリデイシャアーGoodday,Sir、 *************************** 今井むつみ(著)『ことばと思考』岩波書店(2010/10/21)240べ一ジ800円十税 私たちは、ことばを通して世界を見たり、ものごとを考えたりする。では、異なる言語を話す日本人と外 国人では、認識や思考のあり方は異なるのだろうか。この疑問に新たな視点で解説したものが本書である。 たとえば、日本語の「歩く」と「走る」と英語とではどう認識が違うのかについて、「一言で「歩く」「走 る」といっても、実際の動作は実に多彩である。歩き始めたばかりの赤ちゃんの歩く様子、ウォーキング をしている人の歩く様子、話に夢中になって歩いている女子学生の歩き方、ファッションモデルの歩き方。 それらがみなr歩く」という動詞でひとくくりにされている。 「走る」も同様である。普通の人がジョギングするときの走り方、短距離の選手の走り方、ハイヒールの 女性が電車に遅れそうなときに必死に走るときの走り方は、ずいぶん違う。実は、英語ではこの三つの走り方は、runとは別の動 詞で区別する。最初はjog、次はsprit、最後はdashである。これらの語がrunに含まれるより狭い意味を持つ動詞なのかは、 あまりはっきりしない。それぞれのシーンを英語話者に見せて”1s he ruming?”と聞いたときに、はっきりと、”No,he is joggi㎎.” などと全員が否定するわけではなく、Yesという人もけっこういるかもしれない。しかし、ほとんどの英語話者がrunというよりは jog,sprit,dashを好んで使うのは間違いないし、それぞれの語が「OO走り」のような複合語ではなく、それ以上分解できない