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FUJITSU Storage ETERNUS DX, ETERNUS AF 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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(1)

FUJITSU Storage

ETERNUS DX, ETERNUS AF

構築ガイド(サーバ接続編)

(2)
(3)

はじめに

本書は、ETERNUS DX/AF を、Windows®が動作する他社製ファイバチャネルカードを搭載するサー

バにファイバチャネル接続して使用するために必要な作業について説明しています。 本書は、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用』に記載されている作業工程の うち、「ドライバのインストールとサーバの環境設定」の作業を行う場合に使用します。 本書は、ETERNUS DX/AF、サーバ、OS、ファイバチャネルカード、およびドライバソフトウェアの 説明書と併せてご使用ください。 本書では、BIOS モードを例に設定方法を説明します。 UEFI モードの場合、パラメーター名や手順が異なることがありますが、ご使用のファイバチャネル カードおよびサーバのマニュアルを参照し、UEFI モードの設定値に読み替えて設定してください。 なお、本書に記載している製品の商標、製品名などの表記については、『構築ガイド(サーバ接続編) 表記について』を参照してください。OS がサポートするストレージシステムについては、ETERNUS DX/AF のサポート組み合わせ表を参照してください。 第21 版 2018 年 12 月

本書の内容と構成

本書は以下に示す3 章と付録から構成されています。 •「第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業」(6 ページ) Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用してサーバに接続する場合の、ドライバ設定作業につい て説明しています。 •「第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業」(19 ページ) QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用してサーバに接続する場合の、ドライバ設定作業につい て説明しています。 •「第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業」(35 ページ) Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用してサーバに接続する場合の、ドライバ設定作業につい て説明しています。 付録として、「ファイバチャネルカードのインストール」で使用する管理表、およびQueue Depth 値 の計算例について掲載しています。

(4)

目次

1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業

6

1.1 作業の流れ...6

1.2 ファイバチャネルカードの確認 ...7

1.3 SAN Boot の設定 ...10

1.4 Windows

®

のインストール...11

1.5 ドライバのインストール ...11

1.6 ドライバ版数の確認 ...11

1.7 ファイバチャネルカードのパラメーター設定...11

1.8 ドライバパラメーターの設定...12

1.8.1 32Gbit/s / 16Gbit/s / 8Gbit/s / 4Gbit/s 対応ファイバチャネルカードの場合 ... 12

1.9 Target ID の固定...15

1.10 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール ...18

2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業

19

2.1 作業の流れ...19

2.2 ファイバチャネルカードの確認 ...21

2.2.1 Itanium-based Systems 以外の場合... 21 2.2.2 Itanium-based Systems の場合 ... 25

2.3 SAN Boot の設定 ...28

2.4 Windows

®

のインストール...30

2.5 ドライバのインストール ...30

2.6 ドライバ版数の確認 ...30

2.7 ドライバパラメーターの設定...31

2.8 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール ...34

3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業

35

3.1 作業の流れ...35

3.2 ファイバチャネルカードの確認 ...36

3.3 ドライバのインストール ...39

(5)

3.4 ドライバ版数の確認 ...39

3.5 ドライバパラメーターの設定...40

3.5.1 Configured Speed、Port Topology、Frame Data Field Size の設定 ... 40

3.5.2 QueueDepth、msix 機能の設定 ... 42

3.6 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール ...43

付録

A サーバ側 WWN インスタンス管理表(記入用)

44

付録

B Queue Depth 値の計算例

45

(6)

1 章

Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用す

る場合の作業

本章では、Emulex 社製のファイバチャネルカードを使用する場合の、ファイバチャネルカードのイン ストール(装着)から、設定までを記載しています。

1.1

作業の流れ

作業の流れ ファイバチャネルカードの確認 ファイバチャネルカードの装着、ドライバのインストール・設定などを行います。 •「1.2 ファイバチャネルカードの確認」(7 ページ) SAN Boot の設定 SAN Boot 構成にする場合の設定を行います。 •「1.3 SAN Boot の設定」(10 ページ) Windows®のインストール Windows®のインストールを行います。「1.4 Windows®のインストール」(11 ページ)

(7)

ドライバのインストール ファイバチャネルカードのドライバをインストールします。 •「1.5 ドライバのインストール」(11 ページ) •「1.6 ドライバ版数の確認」(11 ページ) -『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用』 ファイバチャネルカードドライバパラメーターの設定

HBAnyware をインストールして、Topology や Queue Depth などのパラメーターを設定します。 •「1.8 ドライバパラメーターの設定」(12 ページ) ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール 必要に応じて、ETERNUS DX/AF 対応ドライバをインストールします。 • ドライバに関する留意事項を確認 -「1.10 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール」(18 ページ) 本書を使用した作業が終わったら、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows® 用』の作業手順に従い、作業を行ってください。

1.2

ファイバチャネルカードの確認

サーバにファイバチャネルカードを装着して、ファイバチャネルカードの物理アドレスとWWN を取 得、およびTopology と LinkSpeed を設定します。 • ファイバチャネルカードの物理アドレスとWWN は、システムに障害が発生した場合、ETERNUS DX/AF でアクセスするサーバを制限する場合(セキュリティ機能やホストアフィニティ機能など)、 またはサーバとETERNUS DX/AF をファイバチャネルスイッチを使用して接続する場合に必要とな る情報です。 第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.2 ファイバチャネルカードの確認

(8)

作業の流れは以下のとおりです。 (1) ファイバチャネルカードの装着 (2) サーバの電源投入 (3) ファイバチャネルカードの物理アドレスと WWN の取得 (4) サーバ側 WWN インスタンス情報の取得 (5) Topology と LinkSpeed の設定 ファイバチャネルカードをサーバに2 枚以上装着する場合は、サーバの電源を切断したあと、上記(1) から(5)の作業を、カードの枚数分繰り返してください。 手順を以下に示します。 1 ファイバチャネルカードをサーバに装着します。 ファイバチャネルカードの装着方法、装着するスロットの位置、搭載スロットの有効化、および 装着時の注意事項については、ファイバチャネルカードの製品マニュアル、およびサーバの取扱 説明書を参照してください。 2 サーバの電源を投入し、以下のメッセージが表示されている間に、[Alt]+[E]キーまたは[Ctrl]+[E] キーを押します。

!!! Emulex LightPulse x86 BIOS !!!, Version xxxxxx Copyright (c) 1997-2010 Emulex. All rights reserved. Press <Alt E> or <Ctrl E> to enter Emulex BIOS configuration utility. Press <s> to skip Emulex BIOS

「Emulex LightPulse FC BIOS Utility」が起動します。

3 情報を取得するファイバチャネルカードのポートを選択して、[Enter]キーを押します。

4 「Mem Base」と「Port Name」の値を確認します。

「Mem Base」の値が物理アドレス、「Port Name」の値が WWN となります。

≀⌮࢔ࢻࣞࢫ

ࣇ࢓࢖ࣂࢳࣕࢿ࣮ࣝ࢝ࢻࡢWWN

Emulex LightPulse FC BIOS Utility, KA6.00a13

---01: LPe16002-M6: Bus#: 02 Dev#: 00 Func#: 00

Mem Base: CE000000 Firmware Version: 1.1.8.0 BIOS: Disabled Port Name: 10000090FA02097E Node Name: 20000090FA02097E Link Status: Link Down

Enable/Disable Boot from SAN Scan for Target Devices Reset Adapter Defaults Configure Boot Devices

Configure Advanced Adapter Parameters

Enter <Esc> to Previous Menu <Ќ/Ў> to Highlight, <Enter> to Select

第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.2 ファイバチャネルカードの確認

(9)

物理アドレスは、HBA BIOS バージョンにより、「I/O Base」、「I/O Address」、「Mem Base」な ど名称が異なります。物理アドレスの確認方法の詳細は、HBA の製品マニュアルを参照してく ださい。 5 サーバ側WWN インスタンス管理表に、物理アドレスと WWN を記入します。 (表は「付録A サーバ側 WWN インスタンス管理表(記入用)」(44 ページ)にあります。) 以下に記入例を示します。 サーバ側WWN インスタンス管理表 Host name IP Address 物理スロット名 ファイバチャネルカードの WWN インスタンス名 物理アドレス ケーブルタグ表示

slot0 10000090FA02097E CE000000

記入内容の詳細 以下に、サーバ側WWN インスタンス管理表の記入内容の詳細を示します。 Host name: サーバのホスト名を記入します。 IP Address: サーバのIP アドレスを記入します。 物理スロット名: ファイバチャネルカードが装着されているスロット位置を記入します。 装着位置については、各サーバの取扱説明書を参照してください。 ファイバチャネルカードのWWN:

「Port Name」または「Adapter Port Name」の値を記入します。 インスタンス名:

記入する必要はありません。 物理アドレス:

「I/O Base」、「I/O Address」、または「Mem Base」の値を記入します。 ケーブルタグ表示:

第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.2 ファイバチャネルカードの確認

(10)

LPe3xxxx シリーズのファイバチャネルカードの場合は設定不要です。

9 [Esc]キーを押して、手順. 7の画面に戻ります。

10 「Link Speed Selection」を選択して、[Enter]キーを押します。

11 以下のLinkSpeed 設定一覧に従って、該当する転送速度を選択し、[Enter]キーを押します。 LinkSpeed 設定一覧 接続する ファイバ チャネル カードの 最大転送 速度 スイッチ接続 ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 直結 最大CA 転送速度

32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s 32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s

32Gbit/s 32 16 8 — — 32 16 8 —

16Gbit/s 16 16 8 4 — 16 16 8 4

8Gbit/s 8 8 8 4 2 8 8 8 4

4Gbit/s — 4 4 4 2 — 4 4 4

12 [Esc]キーを押して、「Emulex LightPulse FC BIOS Utility」を終了します。

装着したファイバチャネルカードの合計ポート数が2 つ以上ある場合は、手順. 3から手順. 11 の

作業を繰り返し、すべてのポートを設定してから、[Esc]キーを押して「Emulex LightPulse FC

BIOS Utility」を終了します。

複数のファイバチャネルカードが購入時にサーバに装着済みの場合は、WWN とファイバチャ

ネルカードの1 対 1 の対応を確認することができません。そのため、本章で取得した WWN を

ETERNUS DX/AF に対して登録し設定する場合に、サーバから ETERNUS DX/AF の論理ディ

スクを認識可能となるまで、ETERNUS DX/AF に対する設定を繰り返し行う必要が生じること

があります。

ETERNUS DX/AF に対する設定の詳細については、接続する ETERNUS DX/AF に対応する『構 築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定用』を参照してください。

1.3

SAN Boot の設定

SAN Boot 環境を構築する場合には、『サポート組み合わせ表』でサポート状況を確認し、使用するサー

バ、OS、ファイバチャネルカードのマニュアルなどを参照して作業を行ってください。

ETERNUS DX/AF の論理ユニット(LUN)をブートディスクとして使用する場合は、OS のインストール

に十分な容量のLUN を ETERNUS DX/AF に準備する必要があります。

第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.3 SAN Boot の設定

(11)

1.4

Windows

®

のインストール

Windows®のインストール方法については、製品マニュアルを参照してください。

1.5

ドライバのインストール

ドライバの入手方法やインストール方法は、各ファイバチャネルカードの製品マニュアルを参照して ください。

1.6

ドライバ版数の確認

デバイスマネージャーを表示して、ドライバの版数を確認してください。 1 [ 記憶域コントローラー]を表示して、対象となるファイバチャネルカードの[プロパティ]を表示し ます。 2 [ドライバ]タブを選択して、[ドライバの詳細]を表示します。 3 ドライバファイルを選択して、「ファイルバージョン」欄を確認します。 表示されているドライバ版数が、『サポート組み合わせ表』のドライバ版数と異なる場合は、 ドライバをインストールし直してください。

1.7

ファイバチャネルカードのパラメーター設定

ファイバチャネルカードのパラメーター設定を行ってください。 第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.4 Windows®のインストール

(12)

1.8

ドライバパラメーターの設定

ご使用のファイバチャネルカードの最大転送速度については、製品マニュアルやEmulex 社の Web

サイトで確認してください。

Emulex 社 Web サイトアドレス:https://www.broadcom.com/

1.8.1

32Gbit/s / 16Gbit/s / 8Gbit/s / 4Gbit/s 対応ファイバチャネルカードの場

1 HBAnyware をインストールします。

インストール方法については、ファイバチャネルカードの製品マニュアルを参照してください。

2 「HBAnyware Utility」を起動します。

3 設定対象ファイバチャネルカードのポートを選択して、[Driver Parameters]タブを選択します。

4 各Adapter Parameter の設定値(Value)を確認します。

以下の表に記載されている設定値を確認して修正してください。

第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.8 ドライバパラメーターの設定

(13)

Adapter Parameter を選択すると、「Modify Adapter Parameter」で設定値(Value)を修正できま す。

• Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server®

2012, Windows Server® 2008 R2 の場合 ファイバチャネル

カードの転送速度

設定値

Topology(*1) QueueDepth QueueTarget LinkSpeed

32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 0(直結) 1(スイッチ接続) ただし、直結で LinkSpeed が 16Gbit/s の場合は 「1」を選択してくだ さい。 任意(*2) (ETERNUS DX/AF 側FC ポートあたり 最大1024) Queue Depth 値の 計算例については、 「付録B Queue Depth 値の計算例」 (45 ページ)を参照 してください。 0 (*3) *1: LPe3xxxx シリーズのファイバチャネルカードの場合は設定不要です。 *2: 使用するホストおよび仮想マシンの中で、認識している LUN 数が最大のノードに対し、 以下の計算式で推奨値を算出して、ホストに設定するQueue Depth 値としてください。 推奨値=1024¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート WWN 数¸LUN 数 (小数点以下は切り捨て) - ファイバチャネルポートWWN 数は、物理 WWN および vFC 機能を使用した場合の仮 想WWN の合計です。 - 仮 想 WWN は 、 vFC 機 能 の 1 つ の ポ ー ト に 割 り 当 て ら れ た AddressSetA と AddressSetB を合わせて 1 つとします。 - 算出された値が「8」より小さくなる場合は、「8」を設定してください。また、算出さ れた値がOS またはドライバの最大値を超える場合は、最大値を設定してください。 - サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し、この値の配分を変更してください。 - ETERNUS DX/AF の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は、1024 個で制限 されています。共用するサーバで分割し、1024 個のコマンド処理を行います。 *3: LinkSpeed 設定値一覧 接続する ファイバ チャネル カードの 最大転送 速度 スイッチ接続 ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 直結 最大CA 転送速度

32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s 1Gbit/s 32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s

32Gbit/s 32 16 8 — — — 32 16 8 — 16Gbit/s 16 16 8 4 — — 16 16 8 4 8Gbit/s 8 8 8 4 2 — 8 8 8 4 4Gbit/s — 4 4 4 2 1 — 4 4 4 第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.8 ドライバパラメーターの設定

(14)

• Windows Server® 2008 の場合 ファイバチャネル

カードの転送速度

設定値

Topology QueueDepth QueueTarget LinkSpeed

16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 0(直結) 1(スイッチ接続) ただし、直結で LinkSpeed が 16Gbit/s の場合は 「1」を選択してくだ さい。 任意(*1) (ETERNUS DX/AF 側FC ポートあたり 最大1024) 0 (*2) *1: 推奨値=1024¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート数¸LUN 数 (小数点以下は切り捨て) - 算出された値が「8」より小さくなる場合は、「8」を設定してください。また、算出さ れた値がOS またはドライバの最大値を超える場合は、最大値を設定してください。 - サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し、この値の配分を変更してください。 - ETERNUS DX/AF の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は、1024 個で制限 されています。共用するサーバで分割し、1024 個のコマンド処理を行います。 *2: LinkSpeed 設定値一覧 接続する ファイバ チャネル カードの 最大転送 速度 スイッチ接続 ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 直結 最大CA 転送速度

32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s 1Gbit/s 32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s

16Gbit/s 16 16 8 4 — — 16 16 8 4 8Gbit/s 8 8 8 4 2 — 8 8 8 4 4Gbit/s — 4 4 4 2 1 — 4 4 4 ここで説明していないパラメーターは設定を変更しないでください。 設定するパラメーターの意味は次のとおりです。 •「Topology」 サーバとETERNUS DX/AF の接続形態を設定します。 •「QueueDepth」 コマンドキュー数を設定します。 •「QueueTarget」 コマンドキュー数の設定をLUN に対して行うか、またはターゲットに対して行うかを設定しま す。 •「LinkSpeed」 LinkSpeed を設定します。 5 設定値を修正したら、[Apply]ボタンをクリックします。 Adapter Parameter で赤色で表示されているパラメーターは、変更した設定値が反映されていな いので、[Apply]ボタンをクリックしてください。 6 複数のカードごとに設定を変更する場合は、手順. 2から手順. 5の操作を繰り返し行ってくださ い。 第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.8 ドライバパラメーターの設定

(15)

7 すべてのカードの設定が完了したら[File]メニューから[Exit]を選択して、「HBAnyware Utility」を 終了します。

1.9

Target ID の固定

ファイバチャネルカードと接続するデバイスに対して、1 つずつ番号(Target ID)が割り当てられます。 デフォルトでは、接続されたデバイスのWWPN の若い順に Target ID が割り当てられるように設定さ れています。そのため、デバイスの増設/減設時や認識状態などによりデバイスに割り当てられた Target ID が変わる場合があります。サーバの再起動の前後で Target ID が変わっていると、OS やアプ リケーションによってはデバイスがオフラインとなり、デバイスが使用できなくなることがあります。 これを回避するために、デバイスのTarget ID をデバイスごとに固定に設定することを推奨します。 この設定は必要に応じて行ってください。 • Target ID を固定に設定すると、デバイスを追加しても自動認識されません。追加したデバイスに 対して、手動でTarget ID を設定してください。 • Target ID の設定は、接続するポート、デバイスごとに必要です。 • マルチパス構成の場合は、両方のポートで設定が必要です。両方のポートから接続する同一のデ バイスには、両方のポートで同じTarget ID を設定してください。 • Target ID の設定はデバイスを接続した状態で行ってください。 以下の手順内で使用しているHBAnyware の画面は表示例です。実際の表示とは異なる場合があり ます。 1 「HBAnyware」を起動します。 2 設定対象のファイバチャネルカードを選択して、[Target Mapping]タブを選択します。 第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.9 Target ID の固定

(16)

3 「Persistent Binding Configuration 」 で 、 設 定 対 象 デ バ イ ス の Target WWPN を 選 択 し て 、 [Add Binding]をクリックします。

「Add Persistent Binding」ダイアログボックスが表示されます。

4 「Target ID」をリストから選択します。

なお、問題がなければ「Bind Type Selection」は「WWPN」、「Bus ID」は「0」のまま変更する 必要はありません。

5 [OK]をクリックします。

確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックしてください。

第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.9 Target ID の固定

(17)

6 「SCSI ID」に指定した Target ID が表示されていることを確認します。

すべてのデバイスに対してTarget ID を指定します。

マルチパス構成の場合は、両方のファイバチャネルカードでTarget ID を設定してください。

7 「Current Settings」で[Change Settings]をクリックします。

「Mapped Target Settings」ダイアログボックスが表示されます。

第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.9 Target ID の固定

(18)

8 「Auto-Mapping」に「Disabled」を選択します。 9 [OK]をクリックします。 確認メッセージが表示されたら、[OK]をクリックしてください。 10 サーバのOS を再起動します。

1.10

ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール

必要に応じて、ETERNUS DX/AF 対応ドライバをインストールしてください。 • 各ドライバに関する留意事項については、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ Windows®用』の「ドライバに関する留意事項」を参照してください。 例えば、サーバとETERNUS DX/AF をマルチパス構成で接続しパス冗長制御(パスフェイルオーバ) 機能を使用する場合や、サーバとETERNUS DX/AF をシングルパス構成で接続する場合に参照が必 要です。 • ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(またはアンインストール)方法、セットアップ方 法、および利用方法については、ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください。 第1 章 Emulex 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 1.10 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール

(19)

2 章

QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用す

る場合の作業

本章では、QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用してサーバに接続する場合の、ファイバチャネ ルカードのインストール(装着)から、設定までを記載しています。

2.1

作業の流れ

作業の流れ

Itanium-based Systems 以外の場合 Itanium-based Systems の場合

ファイバチャネルカードの確認 ファイバチャネルカードの装着、物理アドレス の取得、BIOS 設定などを行います。 •「2.2.1 Itanium-based Systems 以外の場合」 (21 ページ) EFI Code のインストール・設定 EFI Code のインストール、設定を行います。 •「2.2.2 Itanium-based Systems の場合」(25 ページ) SAN Boot の設定 SAN Boot 構成にする場合の設定を行います。 •「2.3 SAN Boot の設定」(28 ページ) Windows®のインストール Windows®のインストールを行います。「2.4 Windows®のインストール」(30 ページ)

(20)

ドライバのインストール

ファイバチャネルカードのドライバをインストールします。 •「2.5 ドライバのインストール」(30 ページ)

•「2.6 ドライバ版数の確認」(30 ページ)

Itanium-based Systems 以外の場合 Itanium-based Systems の場合

ファイバチャネルカードドライバの設定 ファイバチャネルカードドライバの設定を行 います。 •「2.7 ドライバパラメーターの設定」(31 ページ) ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストールを行います。 •「2.8 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール」(34 ページ) • ドライバに関する留意事項を確認 -『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用』 本書を使用した作業が終わったら、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows® 用』の作業手順に従い、作業を行ってください。 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.1 作業の流れ

(21)

2.2

ファイバチャネルカードの確認

2.2.1

Itanium-based Systems 以外の場合

サーバにファイバチャネルカードを装着して、ファイバチャネルカードの物理アドレスとWWN を取 得します。 • ファイバチャネルカードの物理アドレスとWWN は、システムに障害が発生した場合、ETERNUS DX/AF でアクセスするサーバを制限する場合(セキュリティ機能やホストアフィニティ機能など)、 またはサーバとETERNUS DX/AF をファイバチャネルスイッチを使用して接続する場合に必要とな る情報です。 • 物理アドレスとWWN は、BIOS や OS から判断することができないため、必ずファイバチャネル カード装着時に取得します。取得した物理アドレスとWWN の情報は、必ず「サーバ側 WWN イン スタンス管理表」に記入してください。 作業の流れは以下のとおりです。 (1) ファイバチャネルカードの装着 (2) サーバの電源投入 (3) ファイバチャネルカードの物理アドレスと WWN の取得 (4) サーバ側 WWN インスタンス情報の取得 (5) ファイバチャネルカードの BIOS 設定 ファイバチャネルカードをサーバに2 枚以上装着する場合は、サーバの電源を切断したあと、上記(1) から(5)の作業を、カードの枚数分繰り返してください。 手順を以下に示します。 1 ファイバチャネルカードをサーバに装着します。 ファイバチャネルカードの装着方法、装着するスロットの位置、搭載スロットの有効化、および 装着時の注意事項については、ファイバチャネルカードの製品マニュアル、およびサーバの取扱 説明書を参照してください。 2 サーバの電源を投入し、以下のメッセージが表示されている間に、[Ctrl]+[Q]キーを押します。 QLogic Corporation

QLA23xx PCI Fibre Channel ROM BIOS Version *.**

Copyright(C) QLogic Corporation 2000. All rights reserved www.qlogic.com

Press <CTRL-Q> for Fast!UTIL

「Fast!UTIL」が起動します(起動まで少し時間がかかります)。

第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.2 ファイバチャネルカードの確認

(22)

3 Select Host Adapter 画面の「I/O Address」の値を確認します。 「I/O Address」の値が物理アドレスになります。 Adapter Type QLA2xxx I/O Address 3400 Select Host Adapter

≀⌮࢔ࢻࣞࢫ

4 Fast!UTIL Options メニューの[Configuration Settings]を選択して、[Enter]キーを押します。 Configuration Settings メニューが表示されます。

Host Adapter Settings

Selectable Boot Settings Restore Default Settings Raw Nvram Data

Advanced Adapter Settings Extended Firmware Settings

Configuration Settings

5 Configuration Settings メニューの[Host Adapter Settings]を選択して、[Enter]キーを押します。 Host Adapter Settings の画面が表示されます。

BIOS Address BIOS Revision Adapter Serial Number Interrupt Level Adapter Port Name Host Adapter BIOS Frame Size Loop Reset Delay Adapter Hard Loop ID Hard Loop ID Spinup Delay Connection Options

Fibre Channel Tape Support Data Rate :xxxxx :x.xx :xxxxxx :xx :200000E08B0214D0 :Disabled :2048 :5 :Disabled :0 :Disabled :2 :Enabled :2 Host Adapter Settings

6 「Adapter Port Name」の設定値を確認します。

「Adapter Port Name」の設定値が、ファイバチャネルカードの WWN になります。

Host Adapter Settings BIOS Address

BIOS Revision Adapter Serial Number Interrupt Level Adapter Port Name Host Adapter BIOS

:xxxxx :x.xx :xxxxxx :xx :200000E08B0214D0 :Disabled 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.2 ファイバチャネルカードの確認

(23)

7 サーバ側WWN インスタンス管理表に、物理アドレスと WWN を記入します。

(表は「付録A サーバ側 WWN インスタンス管理表(記入用)」(44 ページ)にあります。)

以下に記入例を示します。

サーバ側WWN インスタンス管理表

Host name Server#1 IP Address 192.168.0.10

物理スロット名 ファイバチャネルカードの

WWN インスタンス名 物理アドレス ケーブルタグ表示

slot0 20 00 00 E0 8B 02 14 D0 3400 SERV1_SLOT0 to SN200_1_port0

8 ファイバチャネルカードの設定を行います。

以下の表を参考に、「Host Adapter Settings」の画面で、設定値を確認してください。設定方法の

詳細は、BIOS の Readme ファイルや、ファイバチャネルカードのユーザーズガイドなどを参照 してください。

記述のない項目については、初期値を使用してください。

項目 Host Adapter Settings 設定値 備考

BIOS Address カードごとの固有値 設定は変更できません。 BIOS Revision (*1)

Adapter Serial Number Interrupt Level Adapter Port Name

Host Adapter BIOS Enabled または Disabled • SAN Boot する場合は「Enabled」

• SAN Boot しない場合は「Disabled」 Frame Size 2048 異なる値が設定されている場合は設

定を変更してください。 Loop Reset Delay 5

Adapter Hard Loop ID Disabled Hard Loop ID 0 Spinup Delay Disabled

Connection Options 0 または 1 • 直結の場合は「0」(*2)

• スイッチ接続の場合は「1」(*3) Fibre Channel Tape Support Disabled 「Enabled」になっていた場合は

「Disabled」に設定を変更してくださ い。

第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.2 ファイバチャネルカードの確認

(24)

*2: ETERNUS DX/AF との接続形態が、ファイバチャネルパススルーブレードを使用して直結す

る場合の設定値。

ただし、16Gbit/s または 32Gbit/s 対応のファイバチャネルカードで最大転送速度が 16Gbit/s

以上のCA と直結する場合は、「1」を選択してください。 *3: ETERNUS DX/AF との接続形態が、ファイバチャネルパススルーブレードを使用してファイ バチャネルスイッチに接続する場合、またはファイバチャネルスイッチブレードを使用して 接続する場合の設定値。 ただし、16Gbit/s または 32Gbit/s 対応のファイバチャネルカードで直結する場合は、「1」を 選択してください。 *4: Data Rate 設定値一覧 接続する ファイバ チャネル カードの 最大転送 速度 スイッチ接続 ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 直結 最大CA 転送速度

32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s 32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s

32Gbit/s 6 5 4 — — 6 5 4 —

16Gbit/s 5 5 4 3 — 5 5 4 3

8Gbit/s 4 4 4 3 1 4 4 4 3

4Gbit/s — 3 3 3 1 — 3 3 3

9 [Esc]キーを押して、Configuration Setting メニューに戻ります。

10 [Esc]キーを 2 回押して、Fast!UTIL Options メニューに戻ります。

BIOS 設定を変更した場合は、[Save xxxxxx]で設定を保存します。ファイバチャネルカードを 2

枚以上装着している場合は、以下の手順で2 枚目以降のファイバチャネルカードを選択して、選

択したカードのBIOS 設定を行ってください。

(1) Fast!UTIL Options メニューで[Select Host Adapter]を選択して、[Enter]キーを押します。

Fast!UTIL Options

Configuration Settings Scan Fibre Devices Fibre Disk Utility

Select Host Adapter

Exit Fast!UTIL Fast!UTIL Options

Select Host Adapter 画面が表示されます。

(2) Select Host Adapter 画面で、BIOS 設定を行うファイバチャネルカードを選択します。

Adapter Type I/O Address QLA2xxx

QLA2xxx

3400 3800 Select Host Adapter

Fast!UTIL Options メニューが表示されるので、 手順. 3から手順. 10の作業を行います。

第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.2 ファイバチャネルカードの確認

(25)

11 [Exit Fast!UTIL]を選択して、[Enter]キーを押します。 以下の画面が表示されます。 Reboot System Return to Fast!UTIL Exit Fast!UTIL 12 [Reboot System]を選択して、[Enter]キーを押します。 Reboot System Return to Fast!UTIL Exit Fast!UTIL サーバが再起動します。

Fast!UTIL のメニュー画面に戻る場合は、「Return to Fast!UTIL」を選択します。

2.2.2

Itanium-based Systems の場合

1 EFI ドライバを導入します。

(1) QLogic 社の Web サイトから EFI ドライバをダウンロードします。

(2) ダウンロードしたファイルを展開して、フロッピィディスクにコピーします。

例: qlx24xx-qle2x0cf1.56risc4.00.26.zip を 展 開 し た 中 か ら Q24CF156.BIN, update.nsh, efiutil.efi をフロッピィディスクにコピーします。 (3) 作成したフロッピィディスクをサーバにセットして、サーバを起動します。 (4) EFI shell を選択して、装置マップからフロッピィディスクを探し、移動します。 日本語キーボードでは[Shift] + [ ; ]キーが「:」となります。 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.2 ファイバチャネルカードの確認

(26)

QLA2462 の場合は、2 ポートの情報が表示されます。 blk0>efiutil all info

(6) ドライバイメージをROM に書き込みます。

EFI shell から以下のコマンドを実行してください。

日本語キーボードでは[ ^ ]キーが「=」となります。

blk0>efiutil adapter=0 efi_write=Q24CF156.BIN blk0>efiutil adapter=1 efi_write=Q24CF156.BIN

(7) exit コマンドを実行して EFI shell に戻ります。

2 EFI Code を設定します。

(1) 以下のコマンドを実行します。

Shell>drivers-b

最も左にDRV カラムが表示されるので、QLogic Fibre Channel Driver の値(DRVNUM)を見

つけます。

(2) 以下のコマンドを実行します。

Shell>drvcfg DRVNUM CTRLNUM が表示されます。

(3) DRVNUM, CTRLNUM を指定して以下のコマンドを実行します。

Shell>drvcfg -s DRVNUM CTRLNUM

実行するとEdit Adapter Settings, Edit Advanced Settings を行う画面が表示されます。

(i) Edit Adapter Settings を選択

以下の表を参照し、設定値を確認してください。

4Gbit/s 対応ファイバチャネルカードでの EFI 設定では、各項目の設定値を以下のとお りに設定してください。

パラメーター 設定値 備考

Enable Hard Loop ID n 変更不可 Hard Loop ID 0 Reset Delay 5 Enable FC Type n Frame Size 2048 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.2 ファイバチャネルカードの確認

(27)

パラメーター 設定値 備考 Connection Options • Loop Only(直結)

• Point To Point(スイッチ接 続)

Data Rate 4Gb/s(4Gbit/s 固定) 2Gb/s(2Gbit/s 固定) 1Gb/s(1Gbit/s 固定) • 直結の場合は「4Gb/s」を 設定してください。 • スイッチ接続で 16Gbit/s に対応した FC ス イッチに接続する場合は 「4Gb/s」 8Gbit/s に対応した FC ス イッチに接続する場合は 「4Gb/s」 4Gbit/s に対応した FC ス イッチに接続する場合は 「4Gb/s」 2Gbit/s に対応した FC ス イッチに接続する場合は 「2Gb/s」 1Gbit/s に対応した FC ス イッチに接続する場合は 「1Gb/s」 をそれぞれ設定してくださ い。

(ii) Edit Advanced Settings を選択

以下の表を参照し、設定値を確認してください。

4Gbit/s 対応ファイバチャネルカードでの EFI 設定では、各項目の設定値を以下のとお りに設定してください。

パラメーター 設定値

Operation Mode Interrupt for every I/O completion Interrupt Delay Timer (dec) 0

Execution Throttle (dec) 任意(*1)

(ETERNUS DX/AF 側 FC ポートあたり最大 1024) Login Retry Count (dec) 8

Port Down Retry Count (dec) 30 Link Down Timeout (dec) 30 Luns Per Target (dec) 128 Enable Extended Logging n Enable LIP Reset n Enable LIP Full Login y Enable Target reset y 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業

(28)

• サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し、この値の配分を変更してくださ い。 • ETERNUS DX/AF の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は、1024 個で制限されています。共用するサーバで分割し、1024 個のコマンド処理を 行います。 (iii) Write を選択して設定を保存します。 各ファイバチャネルカードの設定値を参照し、設定値が正しいことを確認します。

(iv) Quit を選択して EFI shell に戻ります。

3 ほかのアダプターのドライバパラメーターを設定する場合は、そのアダプターのDRVNUM,

CTRLNUM を指定して手順. (3)の操作を繰り返してください。

2.3

SAN Boot の設定

SAN Boot 環境を構築する場合には、『サポート組み合わせ表』でサポート状況を確認し、使用するサー

バ、OS、ファイバチャネルカードのマニュアルなどを参照して作業を行ってください。

ETERNUS DX/AF の論理ユニット(LUN)をブートディスクとして使用する場合は、OS のインストール

に十分な容量のLUN を ETERNUS DX/AF に準備する必要があります。

1 Fast!UTIL の Configuration Settings メニューの「Selectable Boot Settings」を選択して、[Enter] キーを押します。

2 「Selectable Boot」を「Enabled」に設定します。

3 ブートパス(ETERNUS DX/AF のポートの WWN)とブート LUN#を選択します。

選択画面は「SAN Boot」の設定で、「Host Adapter BIOS」を「Enabled」に設定している場合 のみ表示されます。

「Disabled」設定の場合は、「Selectable Boot Settings」を選択すると、選択画面は表示されず、

次の手順. 4の画面が表示されます。

第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.3 SAN Boot の設定

(29)

4 各項目の設定値を確認します。

Selectable Boot Boot Port Name, Lun

:Disabled

:0000000000000000,0 Selectable Boot Settings

項目 設定値 備考

Selectable Boot Enabled または Disabled • SAN Boot する場合は、「Enabled」を設 定してください。

• SAN Boot しない場合は、「Disabled」を 設定してください。

Boot Port Name, Lun ETERNUS DX/AF の WWN, LUN# または0000000000000000,0 • SAN Boot する場合は、ブートパスとし て接続するETERNUS DX/AF のポート のWWN とブート LUN#がカンマで区 切られて表示されます。 • SAN Boot しない場合は、 「0000000000000000, 0」が表示されま す。 5 [Esc]キーを押して、Configuration Settings メニューに戻ります。

6 [Esc]キーを 2 回押して、Fast!UTIL Options メニューに戻ります。

設定を変更した場合は、[Save xxxxxx]で設定を保存します。

ファイバチャネルカードを2 枚以上装着している場合は、以下の手順で 2 枚目以降のファイバ

チャネルカードを選択して、選択したカードの設定確認を行ってください。

(1) Fast!UTIL Options メニューで[Select Host Adapter]を選択して、[Enter]キーを押します。 Fast!UTIL Options

Configuration Settings Scan Fibre Devices Fibre Disk Utility Select Host Adapter Exit Fast!UTIL

Fast!UTIL Options

(2) BIOS 設定を行うファイバチャネルカードを選択します。

Adapter Type I/O Address Select Host Adapter

第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.3 SAN Boot の設定

(30)

8 [Reboot System]を選択して、[Enter]キーを押します。

Reboot System

Return to Fast!UTIL Exit Fast!UTIL

サーバが再起動します。

Fast!UTIL のメニュー画面に戻る場合は、[Return to Fast!UTIL]を選択します。

2.4

Windows

®

のインストール

Windows®のインストール方法については、製品マニュアルを参照してください。

2.5

ドライバのインストール

ドライバの入手方法やインストール方法は、各ファイバチャネルカードの製品マニュアルを参照して ください。

2.6

ドライバ版数の確認

デバイスマネージャーを表示して、ドライバの版数を確認してください。 1 [記憶域コントローラー]を表示して、対象となるファイバチャネルカードの[プロパティ]を表示し ます。 2 [ドライバ]タブを選択して、[ドライバの詳細]を表示します。 3 ドライバファイルを選択して、「ファイルバージョン」欄を確認します。 表示されているドライバ版数が、『サポート組み合わせ表』のドライバ版数と異なる場合は、 ドライバをインストールし直してください。 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.4 Windows®のインストール

(31)

2.7

ドライバパラメーターの設定

ドライバパラメーターの設定は、Itanium-based Systems 以外の場合に必要です。

Itanium-based Systems の場合は、「2.8 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール」(34 ペー

ジ)に進んでください。 以下の手順で、ドライバパラメーターの設定を行います。 ここでは、QConvergeConsole を使用した設定方法を説明していますが、Fast!UTIL などを使用して 設定しても問題ありません。 1 QConvergeConsole をインストールします。 インストール方法については、ファイバチャネルカードの製品マニュアルを参照してください。 2 QConvergeConsole を起動します。 3 設定対象ファイバチャネルカードのポートを選択します。 4 「Parameter」の[HBA Parameter]タブを選択します。 以下の表に記載されている設定値を確認し、修正してください。 項目 Host Parameter 設定値 備考

Connection Options 0 — Loop Only または

1 — Point to Point Only

• 直結の場合は「0」(*1)

• スイッチ接続の場合は「1」(*2) Data Rate (*3) 1: 2Gbit/s 固定

2: Auto-negotiated 3: 4Gbit/s 固定 4: 8Gbit/s 固定 5: 16Gbit/s 固定 6: 32Gbit/s 固定 Frame Size 2048 異なる値が設定されている場合は設 定を変更してください。 Enable HBA Port Hard Loop ID チェックしない(Disabled)

Loop Reset Delay 5

Enable HBA Port BIOS チェックする(Enabled) • SAN Boot する場合は「チェック 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業

(32)

ただし、16Gbit/s または 32Gbit/s 対応のファイバチャネルカードで最大転送速度が 16Gbit/s 以上のCA と直結する場合は、「1」を選択してください。 *2: ETERNUS DX/AF との接続形態が、ファイバチャネルパススルーブレードを使用してファイ バチャネルスイッチに接続する場合、またはファイバチャネルスイッチブレードを使用して 接続する場合の設定値。 *3: Data Rate 設定値一覧 接続する ファイバ チャネル カードの 最大転送 速度 スイッチ接続 ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 直結 最大CA 転送速度

32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s 32Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s

32Gbit/s 6 5 4 — — 6 5 4 —

16Gbit/s 5 5 4 3 — 5 5 4 3

8Gbit/s 4 4 4 3 1 4 4 4 3

4Gbit/s — 3 3 3 1 — 3 3 3

5 「Parameter」の[Advanced HBA Parameter]タブを選択します。

以下の表に記載されている設定値を確認し、修正してください。

項目 Advanced HBA Parameter 設定値 備考

Execution Throttle 任意(*1) (ETERNUS DX/AF 側 FC ポートあ たり最大1024) Queue Depth 値の計算例について は、「付録B Queue Depth 値の計算 例」(45 ページ)を参照してくださ い。 8Gbit/s 対応ファイバチャネルカー ド用の設定です。 16Gbit/s または 32Gbit/s 対応ファ イバチャネルカードの場合、手順. 8 のQueue Depth 値(qd="推奨値") に設定してください。

Operation Mode 0 — Interrupt for every I/O completion

異なる値が設定されている場合は、 設定を変更してください。

Interrupt Delay Timer (100μs) 0 Login Retry Count 8 Port Down Retry Count 30

Enable LIP Full Login チェックする(Yes) Link Down Timeout (seconds) 30

Enable Target Reset チェックする(Yes) LUNs per Target 128

Enable Receiver Out Of Order Frame

チェックしない(Disabled)

Enable LR チェックしない(Disabled) Enable Fabric Assigned WWN チェックしない(Disabled)

*1: 使用するホストおよび仮想マシンの中で、認識している LUN 数が最大のノードに対し、以 下の計算式で推奨値を算出して、ホストに設定するQueue Depth 値としてください。 推奨値=1024¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート WWN 数¸LUN 数 (小数点以下は切り捨て) • ファイバチャネルポートWWN 数は、物理 WWN および vFC 機能を使用した場合の仮想 WWN の合計です。 • 仮想WWN は、vFC 機能の 1 つのポートに割り当てられた AddressSetA と AddressSetB を合わせて1 つとします。 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.7 ドライバパラメーターの設定

(33)

• 算出された値が「8」より小さくなる場合は、「8」を設定してください。 • 算出された値が「254」より大きくなる場合は、「254」を設定してください。 • サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し、この値の配分を変更してください。 • ETERNUS DX/AF の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は、1024 個で制限さ れています。共用するサーバで分割し、1024 個のコマンド処理を行います。 6 すべてのポートの設定が完了したら、[Save]をクリックして設定変更します。 7 QConvergeConsole を終了します。 8 Queue Depth を設定します。 16Gbit/s または 32Gbit/s 対応ファイバチャネルカードを使用する場合のみ設定してください。 レジストリの編集方法の詳細については、レジストリエディタ(Regedit.exe) のヘルプトピッ ク「キーと値の変更」を参照してください。レジストリを編集する前に、レジストリファイル (System.dat と User.dat)のバックアップコピーを必ず作成してください。 (1) [スタート]ボタンをクリックして、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。 (2) [名前] に「regedit」を入力して、[OK]をクリックします。 レジストリエディタが起動されます。 (3) 以下のパスに移動します。 HKEY_LOCAL_MACHINE ¥SYSTEM ¥CurrentControlSet ¥Services ¥ql2300 ¥Parameters ¥Device (4) 「DriverParameter」をダブルクリックします。 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.7 ドライバパラメーターの設定

(34)

(5) 「値のデータ」にQueue Depth 値(qd="推奨値")を入力し、[OK]をクリックします。 使用するホストおよび仮想マシンの中で、認識しているLUN 数が最大のノードに対し、以 下の計算式で推奨値を算出して、ホストに設定するQueue Depth 値としてください。 推奨値=1024¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート WWN 数¸LUN 数 (小数点以下は切り捨て) • ファイバチャネルポートWWN 数は、物理 WWN および vFC 機能を使用した場合の仮想 WWN の合計です。 • 仮想WWN は、vFC 機能の 1 つのポートに割り当てられた AddressSetA と AddressSetB を合わせて1 つとします。 • 算出された値が「8」より小さくなる場合は、「8」を設定してください。 • 算出された値が「254」より大きくなる場合は、「254」を設定してください。 • サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し、この値の配分を変更してください。 • ETERNUS DX/AF の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は、1024 個で制限さ れています。共用するサーバで分割し、1024 個のコマンド処理を行います。

Queue Depth 値の計算例については、「付録B Queue Depth 値の計算例」(45 ページ)を参

照してください。 (6) レジストリエディタを閉じます。 9 サーバを再起動します。

2.8

ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール

必要に応じて、ETERNUS DX/AF 対応ドライバをインストールしてください。 • 各ドライバに関する留意事項については、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ Windows®用』の「ドライバに関する留意事項」を参照してください。 例えば、サーバとETERNUS DX/AF をマルチパス構成で接続しパス冗長制御(パスフェイルオーバ) 機能を使用する場合や、サーバとETERNUS DX/AF をシングルパス構成で接続する場合に参照が必 要です。 • ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(またはアンインストール)方法、セットアップ方 法、および利用方法については、ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください。 第2 章 QLogic 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 2.8 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール

(35)

3 章

Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用

する場合の作業

本章では、Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用してサーバに接続する場合の、ファイバチャ ネルカードのインストール(装着)から、設定までを記載しています。

3.1

作業の流れ

作業の流れ ファイバチャネルカードの確認 ファイバチャネルカードの装着、ドライバのインストール・設定などを行います。 •「3.2 ファイバチャネルカードの確認」(36 ページ) •「3.3 ドライバのインストール」(39 ページ) •「3.4 ドライバ版数の確認」(39 ページ) •「付録A サーバ側 WWN インスタンス管理表(記入用)」(44 ページ) • ドライバの版数確認に使用 -『サポート組み合わせ表』 ファイバチャネルカードドライバパラメーターの設定 ファイバチャネルカードのドライバパラメーターを設定します。 •「3.5 ドライバパラメーターの設定」(40 ページ)

(36)

ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール 必要に応じて、ETERNUS DX/AF 対応ドライバをインストールします。 •「3.6 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール」(43 ページ) • ドライバに関する留意事項を確認 -『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用』 本書を使用した作業が終わったら、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows® 用』の作業手順に従い、作業を行ってください。

3.2

ファイバチャネルカードの確認

サーバにファイバチャネルカードを装着して、ファイバチャネルカードの物理アドレスとWWN を取 得します。 • ファイバチャネルカードの物理アドレスとWWN は、システムに障害が発生した場合、ETERNUS DX/AF でアクセスするサーバを制限する場合(セキュリティ機能やホストアフィニティ機能など)、 またはサーバとETERNUS DX/AF をファイバチャネルスイッチを使用して接続する場合に必要とな る情報です。 • 物理アドレスとWWN は、BIOS や OS から判断することができないため、必ずファイバチャネル カード装着時に取得します。取得した物理アドレスとWWN の情報は、必ず「サーバ側 WWN イン スタンス管理表」に記入してください。 作業の流れは以下のとおりです。 (1) ファイバチャネルカードの装着 (2) サーバの電源投入 (3) ファイバチャネルカードの物理アドレスと WWN の取得 (4) サーバ側 WWN インスタンス情報の取得 (5) ファイバチャネルカードの設定 ファイバチャネルカードをサーバに2 枚以上装着する場合は、サーバの電源を切断したあと、上記(1) から(5)の作業を、カードの枚数分繰り返してください。 手順を以下に示します。 1 ファイバチャネルカードをサーバに装着します。 ファイバチャネルカードの装着方法、装着するスロットの位置、搭載スロットの有効化、および 装着時の注意事項については、ファイバチャネルカードの製品マニュアル、およびサーバの取扱 説明書を参照してください。 第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.2 ファイバチャネルカードの確認

(37)

2 サーバの電源を投入し、以下のメッセージが表示されている間に、[Ctrl]+[B]キーまたは[Alt]+[B] キーを押します。

Brocade BIOS Copyright 2008-09 All rights reserved! Version: FCHBAx.x.x.x

Press <CTL-B> or <ALT-B> to enter config menu, <x> to skip 「Brocade BIOS configuration utility」が起動します。

3 Select Host Bus Adapter 画面で BIOS を設定するポートを選択して、[Enter]キーを押します。

Select Host Bus Adapter

HBA No Model No PCI Bus/Dev/Fn PWWN

1/0 Brocade-xxx 09/00/xx 10:00:00:05:1E:D6:5E:C3 1/1 Brocade-xxx 09/00/xx 10:00:00:05:1E:D6:5E:C4

4 選択したポートの「PCI Bus/Dev/Fn」と「PWWN」を確認します。

「PCI Bus/Dev/Fn」の値が物理アドレス、「PWWN」の値が WWN になります。 Brocade BIOS Config Menu

Adapter Selected

Adapter Model PCI Bus/Dev/Fn PWWN

Brocade-xxx 09/00/xx 10:00:00:05:1E:D6:5E:C3 Adapter Configuration

Adapter Settings Boot Device Settings

5 「サーバ側WWN インスタンス管理表」に、物理アドレスと WWN を記入します。 (表は「付録A サーバ側 WWN インスタンス管理表(記入用)」(44 ページ)にあります。) 以下に記入例を示します。 WWN サーバ側 WWN インスタンス管理表 Host name IP Address 物理スロット名 ファイバチャネルカードの WWN インスタンス名 物理アドレス ケーブルタグ表示 slot0 10:00:00:05:1E:D6:5E:C3 09/00/xx 第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.2 ファイバチャネルカードの確認

(38)

物理スロット名: ファイバチャネルカードが装着されているスロット位置を記入します。 装着位置については、各サーバの取扱説明書を参照してください。 ファイバチャネルカードのWWN: 「PWWN」の値を記入します。 インスタンス名: 記入する必要はありません。 物理アドレス: 「PCI Bus/Dev/Fn」の値を記入します。 ケーブルタグ表示: 接続経路(接続デバイスと接続ポートの関係)が判断しやすいタグ名を記入してください。

6 Adapter Configuration メニューの「Adapter Settings」を選択して、[Enter]キーを押します。

ポートの設定画面で、設定値を確認してください。 各設定値は、以下の表を参照してください。

設定方法の詳細は、ファイバチャネルカードのユーザーガイドなどを参照してください。 記述のない項目については、初期値を使用してください。

項目名 設定値

SAN Boot する場合 SAN Boot しない場合

BIOS Enabled Disabled

Port Speed (*1)

Boot LUN Flash Values Fabric Discovered Boot Delay 0min

Topology P2P *1: 設定値一覧 接続するファイ バチャネルカー ドの最大転送速 度 スイッチ接続 ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 ファイバチャネ ルカードと直結

16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s

最大16Gbit/s

の転送速度対応 のCA

16Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s — 16Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s — 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s —

7 手順. 6でBIOS の設定を変更した場合は、[Alt]+[S]キーで設定を保存します。

8 「Exit Brocade Config Menu」を選択して、[Enter]キーを押します。

Brocade BIOS Config Menu Exit Brocade Config Menu Return to Brocade Config Menu

第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.2 ファイバチャネルカードの確認

(39)

サーバが再起動します。

複数のポートに対して設定を行う場合は、「Return to Brocade Config Menu」を選択します。

複数のファイバチャネルカードが購入時にサーバに装着済みの場合は、WWN とファイバチャ

ネルカードの1 対 1 の対応を確認することができません。そのため、本章で取得した WWN を

ETERNUS DX/AF に対して登録し設定する場合に、サーバから ETERNUS DX/AF の論理ディ

スクを認識可能となるまで、ETERNUS DX/AF に対する設定を繰り返し行う必要が生じること

があります。

ETERNUS DX/AF に対する設定の詳細については、接続する ETERNUS DX/AF に対応する『構

築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定用』を参照してください。

3.3

ドライバのインストール

ドライバの入手方法やインストール方法は、各ファイバチャネルカードの製品マニュアルを参照して ください。

3.4

ドライバ版数の確認

デバイスマネージャーを表示して、ドライバの版数を確認してください。 1 [記憶域コントローラー]を表示して、対象となるファイバチャネルカードの[プロパティ]を表示し ます。 2 [ドライバ]タブを選択して、[ドライバの詳細]を表示します。 3 ドライバファイルを選択して、「ファイルバージョン」欄を確認します。 表示されているドライバ版数が、『サポート組み合わせ表』のドライバ版数と異なる場合は、 ドライバをインストールし直してください。 第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.3 ドライバのインストール

(40)

3.5

ドライバパラメーターの設定

ファイバチャネルカードのパラメーター設定を行ってください。

3.5.1

Configured Speed、Port Topology、Frame Data Field Size の設定

Host Connectivity Manager(HCM)で Configured Speed、Port Topology、および Frame Data Field Size を設定します。

Host Connectivity Manager のインストールおよび設定方法の詳細については、ファイバチャネルカー ドの製品マニュアルを参照してください。

1 Host Connectivity Manager をインストールします。

2 「Host Connectivity Manager Utility」を起動します。

3 ドライバパラメーターの設定を行います。

(1) 設定対象のファイバチャネルカードのポートを右クリックして、[Basic Port Configuration]

を選択します。

第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.5 ドライバパラメーターの設定

(41)

(2) 「Basic Port Configuration」画面で「Configured Speed」、「Port Topology」、「Frame data field size」を設定します。

•「Port Topology」は「P2P」を設定してください。

•「Frame data field size」は「2048」を設定してください。

•「Configured Speed」は以下の設定値一覧に従って、設定してください。 設定値一覧 接続するファイ バチャネルカー ドの最大転送速 度 スイッチ接続 ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 ファイバチャネ ルカードと直結

16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s

最大16Gbit/s

の転送速度対応 のCA

16Gbit/s 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s — 16Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s — 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s —

4 設定値を修正したら、[OK]ボタンをクリックします。 5 複数のカードに設定を変更する場合や2 ポートを持つカードに設定を変更する場合は、ポートご とに手順. 2から手順. 4の操作を繰り返し行ってください。 6 すべてのカードの設定が完了したら[File]メニューから[Exit]を選択して、「Host Connectivity Manager Utility」を終了します。 第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.5 ドライバパラメーターの設定

(42)

3.5.2

QueueDepth、msix 機能の設定

Brocade Command-line Utility (BCU)で Queue Depth 値および msix 機能を設定します。 設定方法の詳細については、ファイバチャネルカードの製品マニュアルを参照してください。

1 「Brocade Command-line Utility (BCU)」を起動します。

2 起動されたBCU 画面で以下のコマンドを入力し「bfa_lun_queue_depth」を設定します。

bcu drvconf --key bfa_lun_queue_depth --val <queue depth> 設定値は、以下の表を参照してください。 ドライバパラメーター 設定値 bfa_lun_queue_depth 任意(*1) (ETERNUS DX/AF 側 FC ポートあたり最大 1024) *1: 推奨値=1024¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート数¸LUN 数 (小数点以下は切り捨て) • 算出された値が「8」より小さくなる場合は、「8」を設定してください。また、算出され た値がOS またはドライバの最大値を超える場合は、最大値を設定してください。 • サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し、この値の配分を変更してください。 • ETERNUS DX/AF の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は、1024 個で制限さ れています。共用するサーバで分割し、1024 個のコマンド処理を行います。 以下に、QueueDepth 設定例を示します。

C:¥> bcu drvconf --key bfa_lun_queue_depth --val 20

3 BCU 画面で以下のコマンドを入力し、「msix_disable」を設定します。

bcu drvconf --key msix_disable --val <value> 設定値は、以下の表を参照してください。

ドライバパラメーター 設定値

msix_disable 0

以下に、msix_disable 設定例を示します。

C:¥> bcu drvconf --key msix_disable --val 0

4 サーバを再起動します。

再起動すると、変更した設定が有効になります。

第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.5 ドライバパラメーターの設定

(43)

ここで説明していないパラメーターは設定を変更しないでください。

3.6

ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール

必要に応じて、ETERNUS DX/AF 対応ドライバをインストールしてください。 • 各ドライバに関する留意事項については、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ Windows®用』の「ドライバに関する留意事項」を参照してください。 例えば、サーバとETERNUS DX/AF をマルチパス構成で接続しパス冗長制御(パスフェイルオーバ) 機能を使用する場合や、サーバとETERNUS DX/AF をシングルパス構成で接続する場合に参照が必 要です。 • ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール(またはアンインストール)方法、セットアップ方 法、および利用方法については、ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください。 第3 章 Brocade 社製ファイバチャネルカードを使用する場合の作業 3.6 ETERNUS DX/AF 対応ドライバのインストール

(44)

付録

A

サーバ側

WWN インスタンス管理表(記入用)

「ファイバチャネルカードの確認」作業で使用する管理表です。 必要に応じてご使用ください。 Host name IP Address 物理スロット名 ファイバチャネルカードの WWN インスタンス名 物理アドレス ケーブルタグ表示

参照

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