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(2) 年齢 3 区分別人口割合の推移 年齢 3 区分別人口構成比の推移をみると 15 歳未満及び 15~64 歳がともに減少しており 一方 65 歳以上は増加しています 2016( 平成 28) 年では 15 歳未満が 11.8% 15~64 歳が 59.3% 65 歳以上が 28.9% となって

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(1)

松原市の高齢化の現状

1 人口・世帯の状況

(1)現在の人口構造

松原市の人口は、2011(平成 23)年から年々減少し、2016(平成 28)年では 121,642 人となっています。世帯数はほぼ横ばいで、2016(平成 28)年では 55,454 世帯となっています。1世帯あたり人員数は減少しており、2016(平成 28)年では 2.19 人となっています。 人口・世帯の推移 資料:住民基本台帳及び外国人登録人口/市民生活部窓口課(各年9月末) 資料:住民基本台帳及び外国人登録人口/市民生活部窓口課(各年9月末) 125,421 124,498 123,753 123,024 122,139 121,642 54,554 54,341 54,543 54,828 55,032 55,454 2.30 2.29 2.27 2.24 2.22 2.19 2.10 2.12 2.14 2.16 2.18 2.20 2.22 2.24 2.26 2.28 2.30 0 50,000 100,000 150,000 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 (人/世帯) (人) 人口 世帯数 1世帯あたり人員数

(2)

(2)年齢3区分別人口割合の推移

年齢3区分別人口構成比の推移をみると、15 歳未満及び 15~64 歳がともに減少 しており、一方、65 歳以上は増加しています。2016(平成 28)年では、15 歳未 満が 11.8%、15~64 歳が 59.3%、65 歳以上が 28.9%となっています。 年齢3区分別人口構成比の推移 資料:住民基本台帳及び外国人登録人口/市民生活部窓口課(各年9月末)

(3)世帯数の推移

住民基本台帳による世帯数の推移をみると、2011(平成23)年以降ほぼ横ばい であり 2016(平成 28)年で 55,454 世帯となっています。また、平均世帯人員は、 減少しており 2016(平成 28)年では 2.19 人となっています。 世帯数の推移 資料:住民基本台帳及び外国人登録人口/市民生活部窓口課(各年9月末) 54,554 54,341 54,543 54,828 55,032 55,454 2.30 2.29 2.27 2.24 2.22 2.19 2.16 2.18 2.20 2.22 2.24 2.26 2.28 2.30 50,000 100,000 150,000 (人/世帯) (人) 15歳未満 15~64歳 65歳以上 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 13.5 13.1 12.8 12.5 12.1 11.8 62.2 61.5 60.7 60.0 59.5 59.3 24.3 25.4 26.5 27.5 28.3 28.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2

(3)

(4)高齢者世帯の推移

国勢調査による高齢者世帯数の推移をみると、1995(平成7)年以降増加してお り、2015(平成 27)年では 20,625 世帯となっています。また、夫婦のみの世帯 の割合は 2005(平成 17)年以降減少していますが、一人暮らし世帯の割合は増加 しています。 高齢者世帯数の推移 資料:国勢調査(各年 10 月1日現在) 世帯主が65歳以上の一人暮らし世帯数 世帯主が65歳以上の夫婦のみの世帯数 世帯主が65歳以上のその他の世帯数 世帯主が65歳以上の世帯のうち一人暮らし世帯の割合 世帯主が65歳以上の世帯のうち夫婦のみの世帯の割合 2,297 3,202 4,229 5,516 6,986 2,800 3,929 5,124 6,204 6,900 2,562 3,464 4,694 6,025 6,739 30.0 30.2 30.1 31.1 33.9 36.6 37.1 36.5 35.0 33.5 7,659 10,595 14,047 17,745 20,625 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成27年 (%) (世帯)

(4)

2 高齢者の状況

(1)高齢者人口

高齢者人口の推移をみると、2011(平成 23)年以降、65 歳以上、75 歳以上は 増加しており、2016(平成 28)年では 65 歳以上が 35,167 人、うち、75 歳以 上が 16,504 人となっています。一方、65~74 歳は、2014(平成 26)年以降減 少しており、2016(平成 28)年では 18,663 人となっています。 高齢者人口の推移 資料:住民基本台帳及び外国人登録人口/市民生活部窓口課(各年9月末)

(2)高齢化率

高齢化率の推移をみると、65 歳以上では、2011(平成 23)年の 24.2%から、 2016(平成 28)年の 28.9%へと割合が増加しています。また、全国、大阪府に比 べ高い値で推移しています。 高齢化率の推移 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 松原市 24.2 25.4 26.5 27.5 28.3 28.9 大阪府 22.7 23.9 24.8 25.7 26.6 27.0 全 国 23.5 24.4 25.2 26.0 26.8 27.2 資料:住民基本台帳及び外国人登録人口/市民生活部窓口課(各年9月末) 平成 23 年の全国は人口動態調査、大阪府は総務省「国勢調査報告」、「人口推計年報」 平成 24 年以降の全国、大阪府は見える化システム 65~74歳 75~84歳 85歳以上 65歳以上 資料:住民基本台帳及び外国人登録人口/市民生活部窓口課(各年9月末) 17,861 18,385 18,848 19,278 19,267 18,663 9,609 10,197 10,687 11,164 11,746 12,675 2,911 3,066 3,256 3,395 3,599 3,829 30,381 31,648 32,791 33,837 34,612 35,167 0 10,000 20,000 30,000 40,000 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 (人)

(5)

(3)日常生活圏域ごとの概況

日常生活圏域とは、拠点施設や各種サービスの提供の基本単位であり、本市では、 市域を4つの地域に区分しています。 圏域ごとの人口状況をみると、総人口では西北が 52,954 人と最も多く、次いで、 東北が 31,647 人、東南が 24,679 人、西南が 11,845 人となっています。また、 高齢化率では、西南が 32.8%と最も高く、東南が 27.8%と最も低くなっています。 認定率では、西南が 20.1%と最も高く、東南が 17.2%と最も低くなっています。 圏域ごとの人口状況 東南 東北 西南 西北 合計 総人口 24,679 人 31,647 人 11,845 人 52,954 人 121,125 人 第1号被保険者数 6,871 人 8,952 人 3,882 人 15,667 人 35,372 人 要介護等認定者数 1,180 人 1,645 人 782 人 2,984 人 6,591 人 高齢化率 27.8% 28.3% 32.8% 29.6% 29.2% 認定率 17.2% 18.4% 20.1% 19.1% 18.6% 資料:庁内資料(平成 29 年3月末現在)

(6)

日常生活圏域

圏域ごとの施設の状況 東南 東北 西南 西北 施設数 定員 施設数 定員 施設数 定員 施設数 定員 介護老人福祉施設 3 228 1 96 介護老人保健施設 1 150 介護療養型医療施設 1 240 軽費老人ホーム (ケアハウス) 1 15 養護老人ホーム 認知症対応型共同生活介護 1 18 1 18 1 18 2 27 地域密着型介護老人福祉施設 1 29 特定施設入居者生活介護 2 111 1 50 1 27 小規模多機能型居宅介護 1 15 (平成 29 年3月末現在) 天美北・天美南・天美西・天美東・天美我堂 若林・小川・一津屋・西野々 田井城・三宅西 別所・大堀・松ヶ丘・阿保 高見の里1~2・南新町1,5,6 三宅中・三宅東・上田1~2 北新町・東新町1~4 東新町5・南新町2~4 西大塚・立部・丹南2~6 高見の里3~6・河合・新堂5 岡1~6・新堂1~4 丹南1・岡7 上田3~8・柴垣

松 原 市 地 区 別 地 図

【西北圏域】

【東北圏域】

【西南圏域】

【東南圏域】

松原市地域包括支援センター社会福祉協議会 松原市地域包括支援センター徳洲会 市役所 松原なごみ 布忍駅 河 内 天 美 駅 高見の里駅 河内松原駅 田井城の里 地 域 密 着 型 特養きら き ら 華まつばら マーヤの家柴垣 コープの 多機能ホー ム 松原 徳洲会病院 松原徳洲苑 明治橋病院 阪南中央病院 大阪老人ホーム 大阪老人ホームうえだ 遊づる 寿里苑サラ 和み庵 寺下病院 吉 村 病院 松原中央 病院 吉村内科 病院

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3 介護の状況

(1)要介護等認定者

要介護認定者数の推移をみると、2011(平成 23)年度の 5,356 人に対し、2016 (平成 28)年度では 6,640 人と、1,284 人増加しています。要介護度別にみると、 特に要支援1、要介護1で大きく増加しています。 要介護度別構成比の推移をみると、要支援1は 2011(平成 23)年度の 17.3% から 2016(平成 28)年度の 20.3%と 3.0 ポイントの増加、要介護1は 2011(平 成 23)年度の 20.6%から 2016(平成 28)年度の 21.6%と 1.0 ポイントの増加 となっています。一方、要介護2は、2011(平成 23)年度の 15.4%から 2016 (平成 28)年度の 13.2%と 2.2 ポイントの減少となっています。 要介護認定者数の推移 要介護度別構成比の推移 平成28年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 17.3 17.4 18.1 19.9 18.9 20.3 15.0 15.4 16.0 15.3 15.5 14.5 20.6 20.3 20.2 20.7 21.8 21.6 15.4 14.3 13.6 13.1 13.2 13.2 11.8 12.2 12.0 11.5 10.8 10.8 11.4 12.3 12.2 11.7 11.5 12.0 8.5 8.1 7.9 7.7 8.2 7.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資料:介護保険事業状況報告(各年9月末) 927 978 1,081 1,242 1,224 1,348 804 864 952 956 1,008 962 1,101 1,137 1,206 1,292 1,411 1,437 824 801 810 821 858 875 633 682 718 720 703 716 610 688 729 733 746 799 457 456 471 480 535 503 5,356 5,606 5,967 6,244 6,485 6,640 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 (人) 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 資料:介護保険事業状況報告(各年9月末) 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 要介護5 要介護4 要介護3 要介護2 要介護1 要支援2 要支援1 認定者合計 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 要介護5 要介護4 要介護3 要介護2 要介護1 要支援2 要支援1 認定者合計

(8)

2.6 4.2 3.8 2.5 3.2 2.7 3.6 3.4 4.1 3.2 3.6 2.5 2.4 2.5 2.0 2.2 2.3 2.3 1.8 1.9 1.4 18.4 21.1 18.9 全国 大阪府 松原市 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 22.0 (%) 2016(平成 28)年 9 月末の要介護度別構成比をみると、軽度認定者(要支援、 要介護1)の割合が全国よりも 8.7 ポイント高く、大阪府よりも 5.2ポイント高い 56.4%となっています。 要介護度別構成比の比較(平成 28 年 9 月末) 資料:介護保険事業状況報告(平成 28 年9月末) 2016(平成 28)年 9 月末の認定率は、全国平均よりも 0.5 ポイント高く、大阪 府平均よりも 2.2 ポイント低い 18.9%となっています。 要介護度別割合と認定率の比較(平成 28 年 9 月末) 資料:介護保険事業状況報告 月報/厚生労働省 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 松原市 大阪府 全 国 20.3 20.0 14.2 14.5 15.1 13.8 21.6 16.1 19.7 13.2 17.2 17.4 10.8 11.8 13.1 12.0 10.9 12.1 7.6 8.9 9.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5

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(2)サービス受給者

サービスの利用状況をみると、地域密着型サービス受給率は、大阪府平均、全国平 均より低くなっています。また、施設サービス受給率は大阪府平均より高く、全国平 均よりもやや低くなっています。 ※サービス受給率=受給者/要介護認定者 資料:介護保険事業状況報告 月報/厚生労働省 居宅サービス受給率(平成 28 年 9 月) 地域密着型サービス受給率(平成 28 年 9 月) 松原市 大阪府 全国 施設サービス受給率(平成 28 年 9 月) % 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 全体 55.9 73.8 81.8 83.1 67.7 49.1 41.9 67.1 52.6 69.0 72.5 76.4 61.2 44.1 39.2 61.1 51.2 64.9 68.6 69.6 52.3 37.1 29.8 56.0 0 20 40 60 80 100 % 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 全体 0.0 0.1 12.9 11.2 12.0 9.0 7.2 7.2 0.2 0.3 18.0 18.4 19.4 13.4 12.0 10.9 0.5 0.8 17.1 18.5 19.4 14.4 12.0 12.2 0 10 20 30 40 50 松原市 大阪府 全国 % 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 全体 5.1 9.0 27.8 43.7 47.1 14.1 3.1 6.5 19.7 32.1 33.3 10.4 4.1 9.1 25.3 39.3 43.9 14.7 0 10 20 30 40 50 松原市 大阪府 全国

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(3)給付費の推移

給付費の推移をみると、2009(平成 21)年以降増加しており、2016(平成 28) 年では約 89 億 7 千万円になっています。 また、2016(平成 28)年の地域密着型サービスの給付費は、認知症対応型共同 生活介護を始めとしたサービスの充実や、定員 19 人未満の通所介護サービスの編入 によって、2009(平成 21)年に比べ約3倍となっています。 介護保険給付費の推移 資料:介護保険事業状況報告 3,382 3,650 3,915 4,129 4,483 4,930 5,249 5,247 220 200 216 284 288 308 366 612 3,016 3,059 3,061 3,098 3,102 3,080 3,060 3,107 6,618 6,908 7,191 7,511 7,873 8,318 8,675 8,966 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 (百万円) 居宅サービス 地域密着型サービス 施設サービス

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(4)計画値との比較

① 要介護認定率等

第 1 号被保険者数、要介護認定者数、要介護認定率は、2015(平成 27)年度は 概ね計画値どおりとなっています。要介護認定者数、要介護認定率は、2016(平成 28)年度は計画値を下回っています。 計画値 実績値 対計画比 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 第 1 号被保険 者数(人) 34,483 34,830 34,974 34,664 35,223 100.5% 101.1% 要 介 護 認 定 者数(人) 6,327 6,668 7,045 6,337 6,506 100.2% 97.6% 要介護認定率 18.3% 19.1% 20.1% 18.3% 18.5% 100.0% 96.9% 資料:「見える化システム」

② 総給付費、施設サービス、居住系サービス、在宅サービス、第 1 号被保険者

1 人あたり給付費

総給付費は、計画値より 2015(平成 27)年度で 2.4 ポイント、2016(平成 28)年度で 4.8 ポイント下回っています。第 1 号被保険者 1 人あたり給付費は、計 画値より 2015(平成 27)年度で 2.9 ポイント、2016(平成 28)年度で 5.8 ポ イント下回っています。在宅サービスは、2016(平成 28)年度で計画値より 7.3 ポイント下回っています。 単位:千円 計画値 実績値 対計画比(%) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 総給付費 8,842,888 9,353,915 9,778,933 8,669,742 8,966,095 97.6% 95.2% 施設 サービス 3,200,640 3,202,005 3,214,336 3,090,297 3,144,068 96.6% 98.2% 居住系 サービス 580,159 592,521 665,031 601,887 613,787 103.7% 103.6% 在宅 サービス 5,062,089 5,559,389 5,899,566 4,977,559 5,208,240 97.6% 92.7% 第1号被保険者 1 人あたり給 付費 256 269 280 250 255 97.1% 94.2% 資料:「見える化システム」、「介護保険事業状況報告」

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4 第6期計画の進捗状況

(1)安心して暮らせる地域づくり

①日常生活への支援

【地域支え合い推進員(第 1 層コーディネーター)の配置】

2017(平成29)年度より松原市全域を活動範囲とする第1層生活支援コーディネ ーターを配置し、モデル地区の設定を行い、①多職種・住民参加型地域診断、②新たな 担い手の養成、③元希者カフェなどの地域の居場所・集いの場づくり、を重点とした生 活支援体制の整備を進めています。今後は、日常生活圏域で活動する第2層生活支援コ ーディネーターを配置し、活動の中から多様な主体による生活支援サービス、NPO 等 との連携の推進、フォーマル・インフォーマル資源の情報提供を進めていきます。

②高齢者にやさしい住環境づくりの推進

【安全なサービス提供のための指導】

サービス付き高齢者向け住宅が 11 ヶ所(2017(平成 29)年 10 月時点)あり、 入居者の中には重度の要介護者もいるため、同住宅における高齢者の重度化が問題とな っており、大阪府・福祉指導課・高齢介護課において実地指導を実施しています。

【ユニバーサルデザインに基づく生活環境づくり】

まちづくり推進課において、市内の公共施設や道路等のバリアフリー化を進めていま す。

③認知症高齢者支援体制の整備

【認知症ケアパスの普及・活用】

2017(平成 29)年度より、認知症サポートブックに認知症ケアパスを掲載してお り、認知症サポーター養成講座にて配布しています。今後は幅広く市民にも普及啓発し ていきます。

【認知症初期集中支援チーム設置】

2017(平成 29)年度末までに認知症初期集中支援チームの設置を予定しています。 認知症の初期段階で症状を発見することで治療を促す等適切な対応を施し、必要に応じ

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④高齢者虐待防止と権利擁護の推進

【成年後見・日常生活への支援及び市長申立】

自己の判断能力が不十分であると見込まれる認知症高齢者が、成年後見制度による保 護を受けることにより、自立した地域生活を送ることができるように支援しています。 市長申立から就任までに数ヶ月を要していることから、期間の短縮について、今後の 検討を要します。

【市民後見人の体制整備】

認知症や知的障害などで判断能力が不十分になった人に親族がいない場合、同じ地域 に住む市民が家庭裁判所から選任されることで、本人に代わって財産管理や介護契約な ど法律行為を行うものです。市民後見制度については、現在、事業実績がなく、今後、 検討が必要です。

⑤防災・防犯対策や消費者施策の推進

【介護・福祉サービスの要提供者に対する災害時の介護保険事業者との連携】

危機管理課にて、洪水リスクが高い区域にある要配慮者施設等の管理者が避難確保計 画を作成するにあたり情報提供など支援しています。 気象庁・大阪府・危機管理課にて、介護事業者へ洪水・災害対策への説明会を開催し、 市内の老人福祉施設等に災害発生時における福祉避難所の指定及び設置運営に関する協 定書を締結し協力を求めています。

【避難行動要支援者名簿の作成】

危機管理課と協働にて要介護3以上の要支援者の名簿を作成し、随時更新しています。 また、町会、自治会など地域の支援者へ提供し、災害発生時に適切な支援が行えるよ う取り組んでいます。

(2)生きがいづくりと健康づくり・介護予防の推進

①高齢者の多様な生きがい活動への支援

【高齢者の生きがいづくりと社会参加を促進】

高齢者が生きがいを持って社会参加できるように、まつばらテラス(輝)での運動・ 文化プログラムの実施やなごみの教室・サークル活動の支援を行っています。

【介護予防支援きらり活動事業】

高齢者の社会参加を促進し介護予防に努めるとともに生きがいづくりに寄与してい ます。活発な活動につなげていくためには、受け入れ機関の工夫が必要です。

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②高齢者の就労支援・担い手づくりの推進

【生活支援サービスの担い手づくりの推進】

高齢者が培ってきた経験や能力を活用できるように、シルバー人材センターの役割は 大きくなっています。 また、地域での活動の担い手として、元希者カフェスタッフや棒体操リーダーや生活 支援サービス従事者養成のための研修を実施し、新たな担い手の養成に取り組んでいま す。

③健康づくりの推進

【ロコモティブシンドローム(運動機能の障害による要介護度のリスクの高い状態)

予防などの健康づくり】

「自分の健康は自分で守る」という意識をもち、健康づくりの講座を実施しています。 また、健康ステーションなど、地域に出向いての情報発信を行うとともに「通いの場」 にリハビリ専門職の活用を考えていきます。

④介護予防の推進

介護が必要とならないよう、転倒・骨折の予防や運動機能の向上のため、転倒予防教 室や元希者うた体操などの各種介護予防事業に取り組んでいます。また、2017(平成 29)年4月からは、市独自の基準緩和型サービスを設定し、介護予防・日常生活支援 総合事業を開始しています。 2013(平成 25)年に大阪府下で初めて認証を取得したセーフコミュニティにおけ る「高齢者の安全対策委員会」で「転倒予防」の課題として身体機能低下予防のために、 「元希者エクササイズ」を推奨して取組を進めています。

(3)介護保険事業の適正・円滑な運営

①介護サービスの質の確保・向上

【介護サービス従事者に対する各種研修の実施】

地域包括支援センターを中心に各事業所連絡会を通して、研修の機会を設けています。 2016(平成 28)年度は認知症施策、介護予防・日常生活支援総合事業開始に向けて の事業所説明会を実施するとともに、制度改正等の新着情報を提供しています。

(15)

ホーム連絡会、2017(平成 29)年度からサービス付高齢者向け住宅連絡会を立ち上 げ、各種連絡会を通して連携するとともに人材確保及び資質向上を図っています。

【小規模型通所介護の円滑な移行】

2016(平成 28)年度より定員が 19 人未満の通所介護が地域密着型サービスに 制度変更となったことから、市内では 14 ヶ所の通所介護が地域密着型通所介護となり ました。利用者は原則市内在住の方で、6ケ月に1度の運営推進会議が必要となってい ます。

②介護保険事業の適正な実施

【介護給付費適正化事業の実施】

介護保険サービスを必要とする高齢者が、サービスを利用する上でいつまでも自立し た生活を送ることができるように、また、利用者が真に必要とする適切なサービスを提 供するために、介護給付の適正化事業に取り組んでいます。介護給付適正化計画では重 要事業として、「要介護認定の適正化」「ケアプランの点検」「住宅改修の適正化」「医療 情報との突合」「縦覧点検」「介護給付費通知」「福祉用具購入・貸与」「給付実績の活用」 の8事業に取り組みました。要介護認定では、不整合性がないように、認定調査員・審 査会委員に対しての研修を開催しました。ケアプラン点検では、サービス付高齢者向け 住宅等の過剰なサービスについても指導しています。国保連合会のデータのみだけでな く、適正化ソフトを導入し、効率的に点検をして、不適切な給付に関しては返還を求め ています。

③利用者本位のサービスの提供

【介護相談員事業】

施設等を訪ね、サービスを利用している方の話を聞き相談に応じる等、利用者の疑問 や不満、不安の解消を図るとともに、介護サービスの質的向上を図ることを目的とした 事業であり、2017(平成 29)年度時点では、実施していませんが、今後、検討して いきます。

【点字・外国語など多様性に配慮した広報】

手話・点字については、障害福祉課にて点字対応のソフトプリンターにて対応し手話 通訳についても職員が対応しています。外国語での対応が必要な方については、市民協 働課にて対応しています。また、元希者の集いでは、聴覚障がいの方等に対して意思疎 通支援事業として手話通訳・要約筆記の対応をしています。

(16)

(4)地域で支える総合的な支援体制の構築

①地域包括支援センターの充実

【地域包括支援センターの機能強化】

高齢者の総合相談窓口として、地域包括支援センターを2ヶ所設置しています。市は 地域包括支援センターに対して、包括的支援事業に係る方針を示し、それに基づいた活 動計画を設定し活動の充実に努めています。相談件数は年々増加し、相談内容について も複雑・多様化し、認知症や虐待等の困難事例も多く、社会福祉士・看護師・主任介護 支援専門員が専門性を生かした活動ができるよう支援が必要です。

②医療と介護の連携強化

【医療関係者と保健・福祉関係者の情報共有・連携強化】

医師会にて月に1回、地域医療介護連携推進会議を開催しており、医療・介護・福祉 の関係機関が連携できる体制づくりをしています。2016(平成 28)年度には在宅医 療介護に従事している多職種が連携できるシステムとしてICTシステムを導入し、今 後の活用ができる体制へと準備をしています。また、医師会に在宅医療コーディネータ ーを配置しています。

③地域ケア会議の機能強化

【新たな体系での地域ケア会議の推進】

松原市の附属機関として地域ケア推進会議を規則(2015(平成 27)年4月1日施 行)に基づき体系を整備し取り組んでいます。個別ケース検討会議や各会議体から報告 された地域課題について審議しています。

④地域での相談・見守り体制の充実

【身近な居場所づくりの充実】

2017(平成 29)年度より市全域を活動とする地域支え合い推進員(第1層コーデ ィネーター)を配置し、社会資源の見える化や担い手の養成、集いの場として公共施設 等を活用し整備を進めています。地域での見守り活動においては、地域包括支援センタ ーと連携し、相談できる体制となっていますが、今後は、事業所等と連携し、重層化し た見守り体制の充実が求められています。見守りツールとして、「もしもキット・もし

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地域の諸団体と福祉専門職が連携する「高齢者等見守りチーム」では、高齢者等の実 態の把握に努めていますが、地域のつながりの強化が必要です。そのためにも、身近な 場所で出かけて行ける集いの場を増やしていくことが必要です。

⑤高齢者の孤立の防止

【ひとり暮らし高齢者の把握】

ひとり暮らし高齢者の把握をし、高齢者等が地域で安心して生活できるよう支援する ことが重要であり、本市では配食サービス時に安否確認を行っています。 また、老人クラブでは、ひとり暮らしや寝たきりの高齢者の方の友愛訪問を行ってい ます。老人クラブの加入者が年々減少していますが、元希者の集い等の事業において、 老人クラブへの加入を勧めています。

(18)

5 アンケート調査結果から見た現状

(1)調査概要

松原市では、本計画の策定に向け市内の高齢者を対象にアンケート調査を実施しま した。 ① 介護予防・日常生活圏域ニーズ調査 調査地域 松原市内 調査対象者 松原市に住所のある 65 歳以上の方を無作為抽出 調査期間 平成 29 年 3 月 24 日から平成 29 年 4 月 24 日 調査方法 郵便配布・郵便回収による郵送調査方法 送付件数 3,000 通 回収数 1,940 通(回収率 64.7%) ② 在宅介護実態調査 調査地域 松原市内 調査対象者 松原市に住所のある要介護認定者のうち更新及び変更申請者 調査期間 平成 29 年 4 月1日から平成 29 年 7 月 21 日 調査方法 認定調査員による聞き取り調査 送付件数 380 通 回収数 380 通

(2)調査結果の概要

① 介護予防・日常生活圏域ニーズ調査

○生活状況について

家族構成は、「1 人暮らし」の割合が 28.6%と最も高く、次いで「夫婦 2 人暮らし (配偶者 65 歳以上)」の割合が 26.8%、「息子・娘との 2 世帯」の割合が 16.2% となっています。 家族構成 回答者数 = 1,940 28.6 26.8 5.5 16.2 18.9 4.1 0% 20% 40% 60% 80% 100%

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普段の生活での介護・介助の必要性については、「介護・介助は必要ない」の割合が 78.0%と最も高くなっています。 普段の生活での介護・介助の必要性 介護・介助が必要になった主な原因としては、「骨折・転倒」の割合が 21.5%と最 も高く、次いで「高齢による衰弱」の割合が 19.5%、「関節の病気(リウマチ等)」、 「糖尿病」の割合が 13.6%となっています。 介護・介助が必要になった主な原因 回答者数 = 1,940 78.0 9.0 8.5 4.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 回答者数 = 339 % 骨折・転倒 高齢による衰弱 関節の病気(リウマチ等) 糖尿病 心臓病 視覚・聴覚障害 脳卒中(脳出血・ 脳梗塞等) 脊椎損傷 がん(悪性新生物) 呼吸器の病気(肺気腫・肺炎 等) 認知症( アルツハイマー病等) パーキンソン病 腎疾患(透析) その他 不明 無回答 21.5 19.5 13.6 13.6 12.1 11.5 10.6 8.8 7.4 6.5 3.8 2.7 2.1 12.4 1.5 18.0 0 5 10 15 20 25 30 介護・介助は必要ない 何らかの介護・介助は必要だが、現在は受けていない 現在、何らかの介護を受けている(介護認定を受けずに家族などの介護を受けている場合も含む) 無回答

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○からだを動かすことについて

過去1年間に転んだ経験について、「ない」の割合が 64.6%と最も高く、次いで「1 度ある」の割合が 22.2%、「何度もある」の割合が 11.4%となっています。 過去1年間に転んだ経験の有無 外出を控えている理由としては、「足腰などの痛み」の割合が 68.7%と最も高く、 次いで「トイレの心配(失禁など)」の割合が 20.5%、「病気」の割合が 17.3%とな っています。 外出を控えている理由 何度もある 1度ある ない 無回答 回答者数 = 1,940 11.4 22.2 64.6 1.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 回答者数 = 479 % 足腰などの痛み トイレの心配( 失禁など) 病気 外での楽しみがない 経済的に出られない 目の障害 交通手段がない 耳の障害(聞こえの問題など) 障害( 脳卒中の後遺症など) その他 無回答 68.7 20.5 17.3 15.7 13.8 13.2 12.1 11.5 4.4 10.4 2.7 0 10 20 30 40 50 60 70 80

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○毎日の生活について

趣味の有無については、「趣味あり」の割合が 64.1%、「思いつかない」の割合が 26.2%となっています。 趣味の有無 生きがいの有無については、「生きがいあり」の割合が 52.4%、「思いつかない」 の割合が 34.3%となっています。 生きがいの有無

○地域での活動について

健康づくり活動や趣味等のグループ活動に参加者としての参加意向としては、「参加 してもよい」の割合が 44.6%と最も高く、次いで「参加したくない」の割合が 39.0% となっています。 健康づくり活動や趣味等のグループ活動に参加者としての参加意向 健康づくり活動や趣味等のグループ活動に企画・運営(お世話役)としての参加意 向としては、「参加したくない」の割合が 60.4%と最も高く、次いで「参加してもよ い」の割合が 27.6%となっています。 健康づくり活動や趣味等のグループ活動に企画・運営(お世話役)としての参加意向 回答者数 = 1,940 6.9 44.6 39.0 9.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 生きがいあり 思いつかない 無回答 回答者数 = 1,940 64.1 26.2 9.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 是非参加したい 参加してもよい 参加したくない 無回答 趣味あり 思いつかない 無回答 回答者数 = 1,940 52.4 34.3 13.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 是非参加したい 参加してもよい 参加したくない 無回答 回答者数 = 1,940 2.0 27.6 60.4 10.1 0% 20% 40% 60% 80% 100%

(22)

○健康について

現在治療中、または後遺症のある病気としては、「高血圧」の割合が 40.3%と最も 高く、次いで「目の病気」の割合が 19.4%、「筋骨格の病気(骨粗しょう症、関節症 等)」の割合が 17.2%となっています。 現在治療中、または後遺症のある病気 回答者数 = 1,940 % ない 高血圧 目の病気 筋骨格の病気 (骨粗しょう症、関節症等) 糖尿病 高脂血症(脂質異常) 心臓病 耳の病気 腎臓・前立腺の病気 胃腸・肝臓・胆のうの病気 外傷(転倒・骨折等) 呼吸器の病気 (肺炎や気管支炎等) がん(悪性新生物) 脳卒中(脳出血・ 脳梗塞等) うつ病 血液・免疫の病気 認知症( アルツハイマー病等) パーキンソン病 その他 無回答 14.2 40.3 19.4 17.2 13.1 12.6 8.2 8.2 7.7 6.9 5.4 4.9 4.7 4.0 1.9 1.3 0.9 0.5 10.4 6.6 0 10 20 30 40 50

(23)

○生活機能評価について

一般高齢者における機能別リスク該当者割合をみると、「認知機能低下のリスク」「う つのリスク」で4割を超え高くなっています。 機能別リスク該当者割合(一般高齢者) 該当者 非該当者 回答者数 = 運動器の機能低下 のリスク 1,506 閉じこもりのリスク 1,587 転倒のリスク 1,594 低栄養のリスク 1,510 口腔機能低下 のリスク 1,569 認知機能低下のリ スク 1,579 うつのリスク 1,522 13.3 13.4 31.6 1.1 26.4 44.1 41.9 86.7 86.6 68.4 98.9 73.6 55.9 58.1 0% 20% 40% 60% 80% 100%

(24)

② 在宅介護実態調査

○主な介護者の方の年齢について

主な介護者の方の年齢をみると、「50 代」の割合が 29.8%と最も高く、次いで「60 代」の割合が 23.2%、「70 代」の割合が 19.9%となっています。 主な介護者の方の年齢

【介護度別】

主な介護者の方の年齢を介護度別でみると、要介護1以上で 60 代以上の割合が高 くなっています。 回答者数 = 336 0.6 0.9 2.7 9.2 29.8 23.2 19.9 11.6 0.3 1.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 20歳未満 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳以上 わからない 無回答 回答者数 = 要支援1・2 166 要介護1・2 121 要介護3~5 48 1.2 1.2 0.8 3.0 3.3 12.0 5.8 8.3 32.5 27.3 25.0 21.7 22.3 31.3 17.5 24.8 16.7 9.0 13.2 16.7 2.1 1.8 2.5 0% 20% 40% 60% 80% 100%

(25)

○主な介護者の現在の勤務形態について

主な介護者の方の現在の勤務形態をみると、「働いていない」の割合が 54.5%と最 も高く、次いで「フルタイムで働いている」の割合が 26.5%、「パートタイムで働い ている」の割合が 13.7%となっています。 主な介護者の現在の勤務形態

【介護度別】

主な介護者の方の現在の勤務形態を介護度別でみると、介護度が高くなるにつれ働 いていない人の割合が増加しています。 回答者数 = 336 26.5 13.7 54.5 1.5 3.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% フルタイムで働いている パートタイムで働いている 働いていない 主な介護者に確認しないと、わからない 無回答 回答者数 = 要支援1・2 166 要介護1・2 121 要介護3~5 48 26.5 27.3 25.0 16.9 10.7 10.4 49.4 59.5 60.4 1.2 1.7 2.1 6.0 0.8 2.1 0% 20% 40% 60% 80% 100%

(26)

○介護をするにあたって、働き方の調整等について

介護をするにあたって、働き方の調整等の状況をみると、「特に行っていない」の割 合が 39.3%と最も高く、次いで「介護のために、「労働時間を調整(残業免除、短時 間勤務、遅出・早帰・中抜け等)」しながら、働いている」の割合が 23.7%、「介護 のために、「休暇(年休や介護休暇等)」を取りながら、働いている」の割合が 17.0% となっています。 介護をするにあたって、働き方の調整等について

【介護度別】

介護をするにあたって、働き方の調整等の状況を介護度別でみると、要介護3~5 で「介護のために、「労働時間を調整(残業免除、短時間勤務、遅出・早帰・中抜け等)」 しながら、働いている」の割合が高くなっています。 単位:% 区分 有 効 回 答 数 ( 件 ) 特 に 行 っ て い な い 介 護 の た め に 、 「 労 働 時 間 を 調 整 ( 業 免 除 、 短 時 間 勤 務 、 遅 出 ・ 早 帰 ・ 抜 け 等 ) 」 し な が ら 、 働 い て い る 介 護 の た め に 、 「 休 暇 ( 年 休 や 介 護 暇 等 ) 」 を 取 り な が ら 、 働 い て い る 介 護 の た め に 、 「 在 宅 勤 務 」 を 利 用 な が ら 、 働 い て い る 介 護 の た め に 、 2 ~ 4 以 外 の 調 整 を な が ら 、 働 い て い る 主 な 介 護 者 に 確 認 し な い と 、 わ か ら い 無 回 答 回答者数 = 135 % 特に行っていない 介護のために、「労働時間を調整(残 業免除、短時間勤務、遅出・早帰・中 抜け等)」しながら、働いている 介護のために、「休暇(年休や介護 休暇等)」を取りながら、働いている 介護のために、「在宅勤務」を利用し ながら、働いている 介護のために、2~4以外の調整を しながら、働いている 主な介護者に確認しないと、わから ない 無回答 39.3 23.7 17.0 0.7 14.1 8.9 1.5 0 10 20 30 40 50

(27)

○主な介護者の働きながら介護の継続について

主な介護者の働きながら介護を継続することについて「問題はあるが、何とか続け ていける」の割合が 41.5%と最も高く、次いで「問題なく、続けていける」の割合 が 20.0%、「主な介護者に確認しないと、わからない」の割合が 14.1%となってい ます。 主な介護者の働きながら介護の継続について

【介護度別】

主な介護者の働きながら介護を継続することについて介護度別でみると、要介護3 ~5で「続けていくのは、やや難しい」「続けていくのは、かなり難しい」の割合が高 くなっています。 回答者数 = 135 20.0 41.5 3.7 3.0 14.1 17.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 問題なく、続けていける 問題はあるが、何とか続けていける 続けていくのは、やや難しい 続けていくのは、かなり難しい 主な介護者に確認しないと、わからない 無回答 回答者数 = 要支援1・2 72 要介護1・2 46 要介護3~5 17 20.8 21.7 11.8 40.3 41.3 47.1 1.4 4.3 11.8 4.3 11.8 20.8 6.5 5.9 16.7 21.7 11.8 0% 20% 40% 60% 80% 100%

(28)

○現在の生活の継続にあたって、主な介護者が不安に感じる介護等について

現在の生活の継続にあたって、主な介護者が不安に感じる介護等をみると、「外出の 付き添い、送迎等」の割合が 34.2%と最も高く、次いで「その他の家事(掃除、洗 濯、買い物 等)」の割合が 25.9%、「認知症状への対応」の割合が 14.0%となって います。 現在の生活の継続にあたって、主な介護者が不安に感じる介護等について 回答者数 = 336 % 日中の排泄 夜間の排泄 食事の介助(食べる時) 入浴・洗身 身だしなみ(洗顔・歯磨き等) 衣服の着脱 屋内の移乗・移動 外出の付き添い、送迎等 服薬 認知症状への対応 医療面での対応(経管栄養、ス トーマ 等) 食事の準備(調理等) その他の家事(掃除、洗濯、買 い物 等) 金銭管理や生活面に必要な諸 手続き その他 不安に感じていることは、特に ない 主な介護者に確認しないと、わ からない 無回答 6.8 6.8 4.5 13.7 0.6 0.9 8.3 34.2 3.9 14.0 1.2 7.7 25.9 3.6 3.6 6.5 6.5 20.5 0 10 20 30 40 50

(29)

【介護度別】

現在の生活の継続にあたって、主な介護者が不安に感じる介護等を介護度別でみる と、介護度が軽くなるにつれ「外出の付き添い、送迎等」の割合が高くなっています。 また、要支援1・2で「その他の家事(掃除、洗濯、買い物 等)」の割合が、要介護 1・2、要介護3~5で「認知症状への対応」の割合が、要介護3~5で「日中の排 泄」「夜間の排泄」の割合が高くなっています。 単位:% 区分 有 効 回 答 数 ( 件 ) 日 中 の 排 泄 夜 間 の 排 泄 食 事 の 介 助 ( 食 べ る 時 ) 入 浴 ・ 洗 身 身 だ し な み ( 洗 顔 ・ 歯 磨 き 等 ) 衣 服 の 着 脱 屋 内 の 移 乗 ・ 移 動 外 出 の 付 き 添 い 、 送 迎 等 服 薬 要支援1・2 166 1.8 2.4 4.8 13.3 0.6 0.6 5.4 41.6 3.0 要介護1・2 121 7.4 9.1 2.5 15.7 - 1.7 14.0 33.1 6.6 要介護3~5 48 22.9 16.7 8.3 10.4 2.1 - 4.2 12.5 - 区分 認 知 症 状 へ の 対 応 医 療 面 で の 対 応 ( 経 管 栄 養 、 ス ト ー マ 等 ) 食 事 の 準 備 ( 調 理 等 ) そ の 他 の 家 事 ( 掃 除 、 洗 濯 、 買 い 物 等 ) 金 銭 管 理 や 生 活 面 に 必 要 な 諸 手 続 き そ の 他 不 安 に 感 じ て い る こ と は 、 特 に な い 主 な 介 護 者 に 確 認 し な い と 、 わ か ら な い 無 回 答 要支援1・2 8.4 0.6 8.4 39.2 1.8 3.6 7.2 10.8 13.3 要介護1・2 19.0 1.7 6.6 13.2 7.4 2.5 5.0 3.3 25.6 要介護3~5 20.8 2.1 8.3 12.5 - 6.3 8.3 - 31.3

(30)

6 第6期計画の取組と課題のまとめ

課題1 地域包括ケアシステムの深化・推進

年々、高齢者人口が増加し、要介護等認定者や認知症高齢者も増加する中、住み慣 れた地域で在宅生活をしていくため、医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的 に提供する地域包括ケアシステムを深化・推進していくことが重要です。

課題2 在宅生活への支援

安心して在宅での生活を送ることができるよう、高度急性期医療から在宅医療・介 護までの一連のサービス提供体制を一体的に確保していく必要があります。

課題3 介護離職の防止

介護者の不安を解消して介護離職とならないよう効果的なサービス提供、介護に取 り組む家族等への支援の充実を図ることが重要です。

課題4 介護予防と健康寿命の延伸

現在治療中、または後遺症のある病気は高血圧が最も高く約4割となっており、高 血圧が重症化すると脳卒中等の生活習慣病や介護を必要とする状態になる場合があり ます。 介護・介助が必要になった主な原因は「骨折・転倒」の割合が最も高く、健康寿命 の延伸に向け、健康づくりを促進するとともに、介護予防・重度化防止を推進してい く必要があります。

(31)

課題5 認知症施策等の充実

今後も認知症高齢者が増加することが予測される中、認知症予防や認知症の早期発 見・早期治療、認知症高齢者とその家族への支援体制を強化することが重要です。 また、高齢者の虐待防止対策や成年後見制度等の権利擁護の充実を図る必要があり ます。

課題6 見守り・支援体制の強化

一人暮らし高齢者、高齢者のみ世帯や認知症高齢者等、地域で支援を必要とする人 が増える中、今後も地域で安心して暮らしていくために、必要な支援のニーズを把握 するとともに見守り・支援体制を強化していく必要があります。 また、健康づくり活動や趣味等のグループ活動に参加者として参加したい人は5割 を超え、企画・運営として参加したい人は約3割となっており、地域でのサロン活動 や介護予防・日常生活支援総合事業において、高齢者が担い手として活躍できる仕組 みづくりを行うことが重要です。

参照

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