To motivate the reader to make the most of Bangkok living.
[
ム ー ブ ]
B A N G K O K
008
AUG|2004
F R E E
008
Interview『アピチャーポン・ウィーラセータグン』 Cover
Feature 2『タイ深南部でなにが起きているのか?後
編』Spa『Take Care Beauty & Spa』Restaurant『江戸屋』Music『二
兎追うものは一兎をも得ず』BizInterview『バンコク・エアウェイズ』
米、タイの心を知る
250B
Vol.01
T
HAI
P
OPS
S
TATION+J
タイポップス―新曲、 ヒット曲、 懐かしい曲など、 歌ってみたい 52 曲を収録。
●フリカナ付き、 タイ語歌詞&日本語訳。
●うち 2 曲はメロディーにのせて歌える日本語歌詞付。
●これ 1 冊ですぐに歌えるタイポップスが満載!お楽しみに。
●フリカナ付き、 タイ語歌詞&日本語訳。
●うち 2 曲はメロディーにのせて歌える日本語歌詞付。
●これ 1 冊ですぐに歌えるタイポップスが満載!お楽しみに。
近日発売予定
予価 250 バーツ A判変形 (move サイズ)
古代ラームカムヘン大王の言葉であると伝えられている言葉、「ในน้ำมีปลา ในนามีข้าว
(水に魚あり、田に米あり)」。太古の昔から豊かに実る『米』に恵まれたタイの大地。人々
の生活は、米を中心に営まれてきたと言っても過言ではありません。
現在も、タイは世界で有数の稲作地帯です。95 年の統計によると、総輸出量約 550
万トン、26.1%というシェアを誇る世界一の米輸出国。細長く粘りの少ない食感を持つ
タイ米は、日本でも比較的知られるようになってきました。
辛くて酸っぱい、でも最高に美味しいタイ料理。私たちの大好きなタイ料理に、
『タイ米』
は欠かせない存在です。今回の特集は、タイ人の胃袋、しいてはタイという国を支える『米』
をテーマに、タイの心に迫ってみたいと思います。
タイの稲作
米、タイの心を知る
企画・編集/ムーブ編集部 Planed & Edited by move team 写真/田村篤 Photograph by Atsushi Tamura
協力/泉裕さん ( カメラマン )、トゥムさんとご家族のみなさん Special thanks!! Yu Izumi (Photograper), P' Tum and her family
田植えを始める前。 田植え終了後。 タイ米の苗。50 センチ程度 に育ったものを苗と呼ぶ。一 見、稲穂がなってもおかしく ないほどの大きさ。 苗床から一本一本、苗を引き抜き揃え る。機械化された今日の日本では、ま ず見られない光景。 イサーン出身、ムーブ配達人のケア が見せる職人技。引き抜いた苗の土 を、足の裏ではたいて落とす。 地元のおばあちゃん。水の少な い田の土は思いのほか硬いが、 苗を植えるおばあちゃんの指は もっと硬い。 田植えの基本は親指。水分 の少ない硬い土へ、苗の根 っこを親指の腹でグイッと 押し込むように植える。 収穫した米を納めておく倉庫。高床式 の倉庫下には、水牛や鶏、豚などの家 畜が飼われている。
イサーンの大地に稲を育てる
■土を知る ―ムーブ編集部 田植え 体験取材記―
去る
6
月末日、ムーブ編集部スタッフ一同を乗せたミ
ニバンは一路、タイ東北部ローイエット県へ。我々の任
務は﹁タイ米﹂を特集するに当たり、スタッフ一同の団
結をはかるため、タイの米作りを肌身で感じること。
ならば﹁実際に稲作を体験するしかない﹂ということ
で、裸足で田んぼに入り、苗を揃え、田を耕し、全身泥
だらけになりながら、一枚の田んぼを稲でいっぱいにし
てきました。バンコクでも稀な肉体派編集部の雄姿、と
くとご覧下さいませ。
タイで行われている稲作は、大きく以下の3つに分
かれます。
ローイエット県「バーン・ゴーク」村。今回お世話になったPトゥムの故 郷です。優しいトゥムさん一家は、寝る場所の提供だけでなく、田んぼの 一枚を手をつけずに残しておいてくれたんです。ありがとう、Pトゥム。 さて、最初の仕事は ถอนกล้า / トーン・グラー。苗を引っこ抜く作業です。 単純なように見えて奥が深い。これはもう芸術の域ですね。苗を引っこ抜 く「จ๋อมๆ / ジョムッ」という音、根の土を落とす時の「ป้าบๆ / パープッ」 という響き、吹き抜ける風、飛び交う野鳥、姿の見えない様々な虫たち、 みんな大合唱です。 さあ、いよいよ田植えという頃は、すでに手も顔も泥だらけ。こうなると、 汚いと思っていた『โคลน / クローン:泥』にも愛着が湧きます。踏みつける たびに感じる泥の感触。コンクリートが持つ冷たさと硬さとは、まさに対極 にあるもの。泥の中には生き物がいっぱい。土地の人々の心そのものとも言 える「田んぼの泥」。ミミズがいるから嫌だ、なんて言ってたら、この温か さは分かりませんね。 今回の特集が「お米」に決まり、誰が言い出したか、米ならば田植え。 この一言で瓢箪から駒。決して強制ではないが編集部有志一同でローイエ ットに向かう羽目になった。ヤレヤレである。しかも貴重な土日をつぶし ての肉体労働とは。ムーブ編集部は取り敢えず体育会系、頭より体を使う、 これモットーです。 金曜深夜に出発。途中寄り道をしながら2時にローイエット着。まずは 地元のお寺でタンブン。これから一休みと思いきや然に非ず、早速田圃に むかい明日の田植えの準備です。田圃のひと隅に一団となり植えられてい る苗を摘み取り、束を作る作業から。泥田に素足で入るとなんともいえぬ 心地よさ。子供の頃の泥遊びの記憶が甦ってきます。初めははしゃいでい たものの2時間ほどの作業を終える頃には顎が上がってしまいました。翌 日の作業は7時から、しかし心地よい疲労とバンコクでは見ることのでき ない星空を肴にこの夜のビールと絶品のサトーの美味しかったこと、この 上もありません。 翌日眠い目を擦りながら、田圃にむかい今日植える広さにみなで絶句。 しかし地元の人にも助けられ何とか4時間ほどで作業終了。本当にお疲れ 様。しかし汗も清々しく、みなの笑顔はオフィイスではみられない素晴ら しいものでした。4ヵ月後の稲刈り、また皆で行くぞ。 ใครเคยทำนาบ้างยกมือขึ้น...สำหรับคนเมืองแล้วคิดว่าหลายคนคง ส่ายหน้าอยู่แน่ๆ บ้านกอก หมู่บ้านเล็กๆในจังหวัดร้อยเอ็ดคือสถานที่ที่เราไป ทำนากัน ขอขอบคุณครอบครัวพี่ตุ่ม ที่ใจดีให้เราพักที่บ้าน และยังใจถึงแบ่งที่ แปลงเบ้อเริ่มให้คนที่ไม่มีประสบการณ์อย่างเรามาทำนา อีกด้วย เอาล่ะ.. เปลี่ยน เสื้อผ้า ถอดรองเท้า โยนความวุ่นวายในกรุงเทพฯทิ้งไป สูดอากาศบริสุทธิ์ของ ท้องนาให้เต็มปอด กระโดดลงโคลนแล้วเริ่มกันเลย งานแรกของเราคือ ถอนกล้า เพียงแค่งานแรกนี้เท่านั้นเราก็ได้รู้ว่า ทำนาไม่ใช่ แค่เพียงการใช้กำลังกายเท่านั้น แต่มันเป็นศิลปะอย่างหนึ่งอีกด้วย เสียงดึงต้น กล้าดังเป็นจังหวะจ๋อมๆ เสียงตีโคลนออกจากรากกล้าด้วยเท้าดังป้าบๆ เสียงลมพัดต้นกล้า เสียงนก เสียงแมลง ผสานกันราวกับวงดนตรีชั้นดีกำลัง บรรเลง ภาพมือ เท้า เสื้อผ้า แม้แต่หน้าตาทุกคนเต็มไปด้วยโคลนนั้นประทับใจ เรามาก....โคลน ที่เราเคยมองว่าเป็นสิ่งสกปรก แต่ในวันนี้เรากลับย่ำมันด้วย ความรู้สึกที่เปลี่ยนไป เมื่อได้ลองย่ำโคลนด้วยเท้าเปล่าดู เรากลับพบว่า โคลน นั้นอ่อนนุ่มอ่อนโยนกว่าคอนกรีตมากมายนัก เรายังเห็นไส้เดือน แมลง สิ่งมีชีวิต ต่างๆอาศัยอยู่ในโคลน แต่บนแผ่นคอนกรีตที่แข็งกระด้าง สิ่งเหล่านี้กลับหาได้ ยากเหลือเกิน อย่ารังเกียจโคลนที่อ่อนโยนเหมือนจิตใจของชาวนานักเลย อย่า รังเกียจ ก่อนที่ท่านจะได้สัมผัสมัน■時を知る
5 月∼
田んぼを耕す。(苗を育てる一画は耕さないでおく)
↓
2 週間後
籾を撒き、苗床を作る。
↓
1ヵ月後
田に肥料をやり、苗床が約 50 センチほどになったら田植え。
↓
2週間後∼
カニが苗を切り倒さないように、注意。
稲が倒れてしまった場所、空きスペースに苗を植えなおす。
雑草をとり、水漏れ箇所などを点検。適宜、肥料を与える。
↓
10 月∼ 11 月
稲刈り。一日土手で干したら、束にして縛る。
牛糞などを擦りつけ地面の水分を取り除いたスペースに、刈った
稲を干す。
↓
脱穀。食用と来年の苗用に分けて麻袋に入れ、高床式の倉庫に保存。
肉体派編集部とは…/日本人スタッフ
ローイエットの泥と共に生きる/タイ・スタッフ
【การปลูกข้าวไร่】
ガーン・プルーク・カーオ・ライ陸稲 ( おかぼ )、乾燥した山岳地帯・高地での稲作
【 การปลูกข้าวนาหว่าน 】
ガーン・プルーク・カーオ・ワーン水を張った田に籾を撒くだけの稲作
【การปลูกข้าวนาดำ】
ガーン・プルーク・カーオ・ナーダム水田に一本一本、苗を植える稲作
タイ/水田耕作カレンダー
ชีวิตเปื้อนโคลนที่ร้อยเอ็ด
タイ米ができるまで
世界には何千、何万という品種・銘柄のお米があります。大きく分けると「アジア稲」、「アフリカ稲」と分けられ、アジア稲は
「ジャポニカ種」、「インディカ種」、「ジャバニカ種」の3種類に分けられます。
タイ米は、砕けやすく、粘りが少ない、細長い形をしている「インディカ種」のひとつです。そのタイ米も、さらに多くの品種、
銘柄に分けられます。ここでは街角のお米屋さんで手軽に手に入るものをご紹介いたします。
ข้าวเจ้า กข. นาปี / カオ・ジャオ ゴー・コーナーピー กิโลละ 13 บ. ถังละ 190 บ.■名を知る
注)『 กิโลละ 14 บ. / キロー・ラ・ 14 パーツ』= 1 キロ当たり 14 バーツ 『 ถังละ 210 บ. / タン・ラ・ 210 バーツ』= 1 タン ( 約 15 キロ/ 20 リットル ) 当たり 210 バーツ ข้าวหอมมะลิ / カーオ・ホーム・マリ : 香り米 กิโลละ 22 บ. ถังละ 330 บ. ข้าวเหนียวใหม่ (ข้าวเขี้ยวงู) / カオ・ニャオ・マイ ( カーオ・ キヤオ・グー ): もち米の新米 กิโลละ 15 บ. ถังละ 225 บ. ข้าวเหนียว / カオ・ニャオ : もち米 กิโลละ 14 บ. ถังละ 210 บ. ข้าวเสาไห้ / カーオ・サオ・ハイ กิโลละ 15 บ. ถังละ 225 บ. ข้าวเจ้า กข. นาปรัง / カオ・ジャオ ゴー・コー ナープラン กิโลละ 12 บ. ถังละ 180 บ. ข้าวหอมมะลิอย่างดี (งูงาน) / カーオ・ホーム・マリ・ヤーン・デ ィー ( グー・ガーム ) กิโลละ 25 บ. ถังละ 370 บ. ข้าวหอมมะลิ / カーオ・ホーム・マリ : 香り米 กิโลละ 23 บ. ถังละ 350 บ.﹃
おいしいお米の
炊き方
・ 蒸かし方﹄
﹃
おいしいお米の
選び方
﹄
︻もち米︼
■
普
通
の
米
の
場
合
⋮
8∼
9時
間
ほ
ど
水
に
漬
け
る。竹製の蒸し器に入れ、強火で
30∼
40分ほど
蒸す。
■
新米の場合
⋮
30分ほど水に漬け、強火で
20分
ほど蒸す。
︻うるち米︼
■普通の米の場合⋮炊く時の水の量は、人差し指
の第一関節くらいの高さが適量
■
香
り米の場合
⋮
お米
1に対し、
水は
1.5が適量
︵普
通の米より若干少なめ︶
■
玄米の場合
⋮
米を磨いだ後、水に
30ほど漬けて
から炊く。米
1に対し、水
2が適量。
色
が
白
く
、
粒
の
長
い
米
を
選
び
ま
し
ょ
う
。﹁
見
た
目
が
美
し
け
れ
ば
、
た
い
て
い
の
お
米
は
お
い
し
い
﹂、
と
タ
イ
人
は
口
を
そ
ろ
え
て
言
っ
て
い
ま
し
た
。
●ワンポイント
・ アドバイス
水が多かったために炊き上がりがやわらかすぎ
るような場合、清潔な白いフキンをご飯の上に
かぶせ、蓋をしておく。このまま適度に休ませ
ると、水分がとんで食べやすくなる。
●
ワンポイント
・ アドバイス
もち米を水に漬ける時間のない場合、適量のお
湯と塩を少々加えるとうまく蒸かすことができ
る。
タイ米の種類と銘柄
品種/銘柄 種類 ( キロ/1ライ )生産高 主な特徴 <灌漑用水を使用する地域> กข 7 / ゴーコー 7 もち米 672 酸度の強い土でも育つ。稲の葉が乾燥する病気などに比較的強い。 สุพรรณบุรี 90 / スパンブリー 90 うるち米 600 プリヤガドート・シー・ナムターンという葉を食む虫や、葉の病気に強い。 คลองหลวง 1 / クローンルアン 1 うるち米 650 カーオ・カーオ・ドックマリ 105 よりも 25%ほど多く収穫できる。一年 中育てることが可能。 <自然水 ( 雨水 ) を利用する種> ข้าวขาวดอกมะลิ / カーオ・カーオ・ドーック・マリ うるち米 363 タイ全土で作られる。水の少ない土地、酸度の強い土地でも育つ。豊穣 な香りを放つ香り米。 <自然水 ( 雨水 ) を利用する種:北部、東北部> เหนียวอุบล 2 / ニヤオ・ウボン 2 もち米 463 田んぼを休耕させず、刈り取り後に豆などを植えるというような耕作に 適している。 เหลืองประทิว 123 / ルアン・プラティウ 123 うるち米 414 酸度の強い土でも元気に育つ。刈り取り後の藁が非常に丈夫。 กข 15 / ゴーコー 15 うるち米 560 香りとやわらかさは、カーオ・カーオ・ドックマリ 105 と良く似ている。 <自然水 ( 雨水 ) を利用する種:南部> พัทลุง 60 / パッタルン 60 うるち米 457 長い稲穂が特徴。また、一苗になる米粒の数も他と比べて多いとされる。 เฉี้ยงพัทลุง / チヤン・パッタルン うるち米 470 台地の高低差と水量にあまり影響されることなく育てることが可能。比 較的、適応能力は高い。 <浮稲(深水部でも育つ種)> ปิ่นแก้ว 56 / ピン・ゲーオ 56 うるち米 362 深水部でも生育可能。最深で約 5 メートルの水深まで耐えられるといわ れる。 เล็บมือนาง 111 / レップ・ムー・ナーン 111 うるち米 328 水がない場合、また深水でも生育可能。最深で約 4 メートル程度の水深 でも育つ。 ปราจีนบุรี 1 / プラージンブリー 1 うるち米 450 水が少ない気候、酸度の強い土でも育成可能。7 ∼ 10 日程度なら、水 中でも枯れずに育つ。 <陸稲(畑で育てる種)> อาร์ 258 / アー 258 もち米 252 北部、および東北部の気候に適応。雨の少ない、乾燥しやすい地域に順 応。標高 1000 m程度が生育の限界。 ดอกพะยอม ドーク・パヨーム うるち米 250 ゴムの木の傍に植えるという育成方法に適す。おもに南部。
一説には、何百銘柄もあるといわれるタイ米。今回はその中から 14 銘柄をご紹介します。
■種を知る
お
米
の
国
、
タ
イ
ラ
ン
ド
。
太
古
の
昔
か
ら
米
を
食
べ
て
き
た
タ
イ
民
族
に
は
、
米
に
ま
つ
わ
る
さ
ま
ざ
ま
な
伝
承
・ 民
話
な
ど
が
語
り
継
が
れ
て
き
ま
し
た
。
た
と
え
ば
⋮
⋮
﹁
食
べ
る
者
の
望
む
ど
ん
な
味
に
も
な
る
お
米
﹂
と
い
う
伝
説
が
あ
り
ま
す
。
え
も
い
わ
れ
ぬ
豊
潤
な
香
り
、
籾
殻
が
付
い
ていないので採ったらすぐに食べられ
る
、
そ
し
て
食
べ
る
者
の
望
む
ど
ん
な
味
に
も
な
っ
て
し
ま
う
と
い
う
こ
の
お
米
、
と
っ
て
も
便
利
な
代
物
な
の
で
す
。
夕
方
、
採
っ
て
き
て
食
べ
る
と
、
次
の
日
の
朝
に
は
新
し
い
実
が
な
っ
て
い
る
。
し
か
も
、﹁
あ
ぁ
、
ご
飯
が
食
べ
た
い
な
﹂
と
思
う
だ
け
で
、
い
つ
の
間
に
か
炊
け
て
い
る
、
と
い
う
ん
で
す
か
ら
、
夢
の
よ
う
な
ご
飯
で
す
。
そ
こ
で
出
て
く
る
の
が
お
米
の
神
様
、 แ
ม่โ
พ
สพ
/
メ
ー
・ ポ
ー
ソ
ッ
プ
。
あ
ま
り
に
便
利
な
お
米
で
あ
る
が
為
に
、
人
々
は
怠
け
て
働
か
な
く
な
り
、
お
米
を
粗
末
に
扱
う
よ
う
に
な
り
ま
し
た
。
怒
っ
た
メ
ー
・ ポ
ー
ソ
ッ
プ
は
、
お
米
に
籾
殻
を
つ
け
、
一
度
刈
り
取
っ
た
ら
二
度
と
芽
が
出
な
い
よ
う
に
し
て
し
ま
っ
た
の
で
す
。
そ
の
た
め
、
人
々
は
苦
労
し
て
稲
を
育
て
、
あ
り
が
た
く
お
米
を
戴
く
よ
う
に
な
っ
た
と
い
う
こ
と
で
す
。
め
で
た
し
め
で
た
し
(!?)、
な
お
話
で
す
ね
。
お米にまつわる
伝承
・ 民話
タイ米銘柄図鑑
สาโท サートー/タイのもち
米から作られるお酒。アルコ
ール度数 15 度以下。蒸した
もち米と水、酵母を混ぜ発酵
させる。製造期間は約 2 週間
程度。
ขนมจาก カノム・ジャーク/も
ち米の粉から作られるタイの
お菓子。もち米、砂糖、塩を
混ぜて ต้นจาก トン・ジャーク
という葉に包んで焼く。
ข้าวหลาม カーオ・ラーム/チ
ョンブリー県の特産物として
有名。もち米、ココナッツ・
ミルク、砂糖、塩、豆を混ぜ、
竹筒の中に詰めて焼く。
บ้านดิน バーン・ディン/粘土
と籾殻を混ぜて作られる土壁。
バーン・ディンは、コンクリー
トよりも強いと言われる。夏
は涼しく、冬暖かい。
イサーンでは、土は毒を抜
くものと信じられている。
สบู่รำข้าว サブー・ラム・カーオ
/米ぬか石けん。ビタミン A、
B、E が素肌を若返らせる効果
があるといわれる。天然素材
から作られた石けん。
น้ำซาวข้าว ナーム・サーオ・カー
オ/タイ伝統舞踊の踊り子は、
手の指を柔らかくするため、
米のとぎ汁に手をつけて揉み
ほぐすという。また、カフィ
ール・ライムの果汁を混ぜて髪
を洗うと、柔らかくサラサラ
の髪の毛になる。
■産を知る
食べて美味しいタイ米ですが、食べるだけと思ったら大間違い。ここタイでは、様々な用途に使われます。ここに取り上げたの
はごく一部ですが、お米の使われている製品、使用用途を調べてゆくと、中には驚くような使われ方もたくさんあります。みなさ
んも街で探してみてください。
お米の成分は8割近くがでんぷんです。でんぷんの種類とし
て「かたさ」を決めるでんぷん(アミロース)と、「粘り」を決
めるでんぷん(アミロペクチン)があります。かたさを決める
でんぷん(アミロース)が多いほどお米はかたく、パサパサに
なります。タイや中国などのお米の多くは、かたさを決めるで
んぷん(アミロース)を日本の米より多く含んでいます。逆に
粘りを決めるでんぷん(アミロペクチン)は少なくなっています。
アミロースが含まれる比率はインディカ種で 27 ∼ 31%、ジャポ
ニカ種で 17 ∼ 22% です。
世界のお米の生産量の80%はインディカ種が占めています。
FAOもみ生産量 1998 年(平成 10 年)見込み量による
中
国
インド
インドネシア
ベトナム
バングラデシュ
タイ
ミャンマー
日本
■お米の生産量(もみ)の多い国
25000
20000
15000
10000
5000
0
米から作られるもの、あれこれ
―タイでも水害などの自然災害は多いと思いますがこの対策につ
いてはどのように考えていますか。
「浮稲の籾の遺伝子をバイオテクノロジーの技術を使い他の稲に
交配し、水害などにも強い稲を成育するように取り組んでいま
す。」
―浮稲の成育方法を教えてください。
「モンスーンのシーズンが到来し最初も雨で田は潤い、土が軟ら
かくなります。このとき籾を直播します。その後は雨と水の増水
にともない稲は成長してゆきます。水が田に 20 センチほどはっ
たところで一度肥料(牛糞など)を少しだけ入れます。もともと
川からの水などは養分を含んでいるのでそれほどの肥料はいりま
せん。仮に水が少なくなったとしても、普通の稲ならば枯れてし
まいますが浮稲はこの環境でも成育します。10 月になると水は
徐々に減って行き、茎は倒れてしまいますが穂から先の部分は倒
れることがありません。そして 1 月 2 月を待ち収穫します。」
―農業、とくに稲作の今後はどうなるでしょうか。
「タイにはたくさんの品種がありますから、この中から先ほど話し
たようにバイオテクノロジーの技術を使い、水害に強いもの収穫
量の多いもの、消費者により好まれるものなどを作っていく必要
があります。最近の農業は化学肥料に頼っていますがこれは地球
環境にも決して好ましいものではなく、また土地をもやせ衰えさ
せてしまいます。そのことはマスコミを通じても訴え続けていま
す。やはりもっと環境のことを考えなければならないと思います。」
(注―タイ国の米生産高は約 2,300 万トン。世界第 6 位の生産量で
あり、輸出量は世界第 1 位である。)
―浮稲の特徴は何でしょうか。
「浮稲は水嵩が増えるにしたがい、茎と葉を伸ばしていきます。
普通の稲ではありえませんね。」
(注―浮稲はインドから東南アジアの主にデルタ地帯を中心に行
われている自然農法の一つ。水の増水によっては一日に数センチ
成長することもある。背の高いものでは 5 メートルを超えること
もある。)
―耕作の盛んな地域はどこですか。
「川を中心とした平地や盆地ですが、これらの地域はまた水害も
起こりやすい地域です。」
「具体的には中央部の、アントン、シンブリ、アユタヤ、パトンタニ、
ノンタブリ、東部のプラチンブリ、ナコンナヨック、北部のピサヌロ
ーク、ピチット、東北部のノーンカイ、ナコンパノムなどです。」
―耕作面積はどのくらいでしょうか。
「タイ国の稲作面積は 600 万から 650 万ライです。年によって作
付面積は変化しますが、およそ全体の 4 から 5 パーセントといっ
たところでしょうか。年々作付面積は減ってきています。」
―収穫量はどのくらいでしょうか。
「浮稲は 1 ライ当り 400 から 600 キロくらいでしょうか。」
(注―一ライ当り全国平均 400 キロ(タイ国では籾重量換算)、と
するとこれを 10 アール当たりに換算すると約 250 キロ。日本の
収穫量は水稲は 10 アール当り約 500 キロ上(玄米換算)。タイの
単位面積当り米の収穫量は日本の約 2 分の 1 以下となる。)
―浮稲の将来はどうでしょうか。
「浮稲は伝統的な農法で、しかも地球に優しい。環境保護にも役立
ちますからぜひこれからも育成していきたいと思います。」
リッサナポン・シーポンパンクン博士
ファンタラ農業試験場−アユタヤ
■自然を知る
スペシャル・インタビュー
ジュイ|アピチャーポン・ウィーラセータグン
I
nterview
﹃
ト
ロ
ピ
カ
ル
・ マ
ラ
デ
ィ
ー
﹄に
関
し
て
は
、
な
ん
と
い
う
か
暗
鬱
と
し
て
い
る
部
分
が
随
所
に
見
ら
れ
ま
す
。
世
の
中
の
ネ
ガ
テ
ィ
ブ
な
部
分
を
見
つ
め
た
映
画
だ
か
ら
。
テ
ー
マ
は
、
幸
せ
す
ぎ
る
く
ら
い
幸
せ
な
人
間
、
つ
ま
り
愛
に
取
り
込
ま
れ
て
し
ま
っ
た
人
間
の
思
い
出
、
み
た
い
な
こ
と
で
し
ょ
う
か
。
本
当
に
こ
こ
ろ
か
ら
幸
せ
で
、
で
も
い
ず
れ
は
そ
の
幸
せ
が
不
幸
を
呼
び
寄
せ
て
し
ま
う
。
表
題
の
﹁
マ
ラ
デ
ィ
ー
﹂
と
い
う
言
葉
に
は
、
そ
う
い
う
意
味
が
込
め
ら
れ
て
い
ま
す
。
僕
は
、
人
間
だ
れ
で
も
﹁
マ
ラ
デ
ィ
ー
﹂
を
持
っ
て
い
る
と
思
う
ん
で
す
。
自
分
の
な
か
に
内
在
す
る
闇
の
部
分
を
見
つ
め
直
す
き
っ
か
け
と
も
な
る
存
在
。
映
画
の
最
初
の
部
分
で
、
ス
ク
リ
ー
ン
に
登
場
す
る
日
本
人
作
家
の
言
葉
が
あ
り
ま
す
。﹃
ト
ロ
ピ
カ
ル
・ ∼
﹄
の
脚
本
を
書
き
上
げ
た
時
、
日
本
に
い
る
友
人
に
読
ん
で
も
ら
っ
た
ん
で
す
よ
。
そ
う
し
た
ら
、
﹁これはまるで中島敦の小説だな﹂
っ
て
。
さ
あ
撮
り
始
め
る
ぞ
と
い
う
時
、
た
ま
た
ま
出
会
っ
た
そ
の
言
葉
が
、
中
島
敦
の
小
説
﹃
山
月
記
﹄
の
一
節
だ
っ
た
。
実
際
、
内
容
は
と
て
も
似
て
い
ま
す
ね
、
人
間
が
虎
に
な
っ
て
し
ま
う
部
分
と
か
。
論
点
は
明
ら
か
に
別
物
で
す
け
ど
、
僕
の
脚
本
と
非
常
に
深
い
関
連
性
が
あ
る
こ
と
が
分
か
っ
た
。
自
身
の
内
に
あ
る
本
性
、
と
い
う
よ
う
な
モ
チ
ー
フ
と
か
ね
。
だ
か
映
画
と
い
う
映
像
芸
術
を
鑑
賞
す
る
際
、
ど
こ
を
ど
の
よ
う
に
観
る
か
。
世
に
は
数
え
切
れ
な
い
ほ
ど
の
映
画
が
あ
り
、
観
客
は
そ
の
数
を
圧
倒
的
に
上
回
る
の
だ
か
ら
、
各
人
各
様
、
注
目
す
る
部
分
は
さ
ま
ざ
ま
あ
る
だ
ろ
う
。
主
題
、
俳
優
、
音
楽
、
数
限
り
な
い
要
素
か
ら
成
り
立
つ
映
画
の
見
所
は
、
ま
さ
に
十
人
十
色
だ
と
い
え
る
。
か
り
に
﹃
監
督
﹄
と
い
う
人
間
に
注
目
し
た
場
合
、
そ
の
映
画
は
ど
の
よ
う
に
違
っ
て
見
え
る
だ
ろ
う
か
。
今
年
2
0
0
4
年
の
カ
ン
ヌ
映
画
祭
で
、
審
査
員
賞
﹁
J
u
ly
P
r
i
z
e
﹂
に
輝
い
た
映
画
﹃
ト
ロ
ピ
カ
ル
・ マ
ラ
デ
ィ
ー
﹄。
今
回
の
ム
ー
ブ
・ イ
ン
タ
ビ
ュ
ー
は
、
タ
イ
初
の
カ
ン
ヌ
映
画
祭
・ 審
査
員
賞
を
受
賞
し
た
映
画
監
督
、
ア
ピ
チ
ャ
ー
ポ
ン
氏
の
素
顔
に
迫
る
。
―
―
カ
ン
ヌ
受
賞
、
お
め
で
と
う
ご
ざ
い
ま
す
。
今
日
は
他
に
も
映
画
雑
誌
の
取
材
を
受
け
て
い
た
と
い
う
こ
と
で
、﹃
ト
ロ
ピ
カ
ル
・
マ
ラ
デ
ィ
ー
﹄
の
製
作
に
関
し
て
は
何
度
も
質
問
を
受
け
た
と
思
い
ま
す
が
、
ど
ん
な
気
持
ち
で
映
画
を
撮
ら
れ
た
の
で
す
か
?
﹁
な
ん
と
い
う
か
、
悲
し
か
っ
た
で
す
。
悪
夢
の
よ
う
な
日
々
で
⋮
⋮
だ
か
ら
、
僕
の
気
持
ち
や
精
神
状
態
と
い
っ
た
も
の
が
映
像
の
中
に
染
み
込
ん
で
い
る
、
と
も
言
え
ま
す
ね
。
僕
の
映
画
作
り
は
﹃
日
記
﹄
を
書
く
作
業
と
同
じ
な
ん
で
す
。
そ
の
時
そ
の
時
の
自
分
の
﹁
生
き
方
﹂
が
反
映
し
て
し
ま
う
。
เจ้ย อภิชาติพงศ์ วีระเศรษฐกุล
映画『TROPICAL MALADY』監督
ภายในตัวเราทุกคนมีสัตว์ป่าแฝงอยู่ มนุษย์มีหน้าที่เป็นผู้คุมสัตว์เหล่า
นี้ให้เชื่อง แม้แต่สอนมันให้ทำในสิ่งที่ขัดกับสันดานดิบของตนเอง
จาก สัตว์ดงดิบ ของ ทอน นาคาจิมา (1909-1942)
中島敦 (1909-1942)『山月記』
……人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に當るのが、各人
の性情だといふ。……
映
画
は
映
像
だ
け
で
充
分
に
通
じ
る
部
分
を
持
っ
て
い
る
、
と
い
う
こ
と
で
し
ょ
う
。
言
葉
で
は
な
い
ん
で
す
。
そ
れ
か
ら
、
ア
ン
ダ
ー
グ
ラ
ウ
ン
ド
な
映
画
に
も
興
味
が
あ
り
ま
す
。
バ
ン
コ
ク
で
も
日
本
映
画
は
観
れ
る
よ
う
に
な
っ
て
き
た
で
し
ょ
う
。
少
し
ず
つ
注
目
さ
れ
始
め
て
い
ま
す
よ
ね
。
確
か
、
白
川
幸
司
と
い
う
名
前
の
監
督
だ
っ
た
と
思
う
ん
で
す
が
、
彼
の
映
画
を
観
た
こ
と
が
あ
る
ん
で
す
、
カ
ナ
ダ
で
。
す
ご
か
っ
た
で
す
ね
。
僕
の
撮
る
映
画
よ
り
何
倍
も
私
的
な
描
写
に
満
ち
て
て
⋮
⋮
。
よ
く
覚
え
て
い
な
い
ん
で
す
が
、
3
∼
5
時
間
く
ら
い
の
長
さ
が
あ
っ
た
ん
じ
ゃ
な
い
か
な
。
日
本
社
会
、
と
い
う
も
の
が
良
く
表
現
さ
れ
て
い
た
と
思
い
ま
す
。
彼
自
身
の
苦
し
み
と
か
、
周
り
の
社
会
、
環
境
と
の
軋
轢
み
た
い
な
部
分
が
、
映
画
の
な
か
へ
充
分
に
反
映
さ
れ
て
た
ん
で
す
よ
﹂
―
―
日
本
の
俳
優
で
﹁
一
緒
に
仕
事
を
し
た
い
﹂
と
い
う
人
は
い
ま
す
か
?
﹁
伊
丹
十
三
監
督
の
作
品
に
よ
く
出
て
く
る
女
優
さ
ん
、
何
と
言
う
ん
で
す
か
?
宮
本
信
子
さ
ん
?
彼
女
、
大
好
き
で
す
ね
。
だ
っ
て
、
と
く
べ
つ
美
人
な
女
優
と
い
う
訳
で
は
な
い
で
し
ょ
う
。
で
も
、
何
か
い
つ
も
新
鮮
さ
を
漂
わ
せ
て
い
る
不
思
議
な
人
。
勇
敢
で
、
日
本
人
の
女
性
と
い
う
の
は
こ
う
い
う
も
の
か
、
と
思
わ
せ
る
。
よ
く
観
る
と
、
彼
女
は
目
に
特
別
な
輝
き
を
持
っ
て
ま
す
ね
。
顔
の
表
情
も
、
と
ら
、
使
用
許
可
を
得
よ
う
と
思
っ
て
日
本
へ
フ
ァ
ッ
ク
ス
し
ま
し
た
よ
﹂
―
―
普
段
、
映
画
の
核
と
な
る
よ
う
な
ア
イ
デ
ィ
ア
は
、
ど
こ
か
ら
得
て
い
る
の
で
す
か
?
﹁
そ
の
時
々
の
環
境
に
影
響
さ
れ
ま
す
。
自
分
が
現
在
い
る
場
所
、
と
い
う
ベ
ー
シ
ッ
ク
な
要
素
か
ら
の
影
響
は
大
き
い
で
す
ね
。
た
と
え
ば
、
森
や
川
。
自
然
は
と
て
も
重
要
で
す
。
僕
に
と
っ
て
自
然
は
、
何
か
を
繋
げ
る
接
点
な
ん
で
す
よ
。
そ
う
い
う
意
味
で
、﹃
ト
ロ
ピ
カ
ル
・ ∼
﹄
は
と
て
も
簡
単
な
映
画
で
す
ね
。﹁
森
﹂
と
﹁
人
﹂
し
か
出
て
こ
な
い
。
目
で
森
を
見
る
人
間
の
状
況
っ
て
い
う
こ
と
が
、
ひ
と
つ
大
事
な
要
素
に
な
っ
て
い
ま
す
。
人
間
は
目
で
森
を
見
る
で
し
ょ
う
。
で
も
日
が
暮
れ
て
し
ま
う
と
、
目
を
使
っ
て
は
何
も
見
え
な
い
。
盲
目
と
同
じ
で
す
。
す
る
と
、
自
分
自
身
の
内
面
に
視
線
が
向
か
っ
て
行
く
、
と
い
う
動
き
が
次
ぎ
に
起
こ
る
。
そ
の
結
果
と
し
て
、
状
況
が
人
間
を
内
か
ら
外
へ
引
き
出
す
と
い
う
作
用
を
す
る
ん
で
す
ね
﹂
―
―
ジ
ュ
イ
さ
ん
は
、
過
去
に
何
度
か
日
本
の
映
画
祭
に
も
参
加
さ
れ
て
い
ま
す
ね
。
日
本
映
画
に
つ
い
て
、ど
う
思
い
ま
す
か
?
﹁
最
近
、
観
た
映
画
で
一
番
新
し
い
も
の
は
日
本
映
画
で
す
、
北
野
監
督
の
。
ス
ロ
ベ
ニ
ア
の
屋
外
劇
場
で
観
た
ん
だ
っ
た
か
な
。
字
幕
も
何
も
な
か
っ
た
ん
で
す
が
、
み
ん
な
面
白
い
っ
て
言
っ
て
い
ま
し
た
ね
。
インタビュー/ミヤオ、土橋正樹 Interview by MEAW, Masaki Dobashi 文・写真/田村篤Text & Photos by Atsushi Tamura 写真提供/ tifa / GMM GRAMMY
紀伊国屋
I
nterview
て
も
素
晴
ら
し
い
。
も
し
一
緒
に
仕
事
が
で
き
る
な
ら
、
ぜ
ひ
彼
女
の
人
生
を
題
材
と
し
た
ド
キ
ュ
メ
ン
タ
リ
ー
を
作
っ
て
み
た
い
で
す
﹂
―
―
あ
く
ま
で
﹁
自
己
﹂
や
﹁
内
面
﹂
と
い
っ
た
部
分
に
焦
点
を
当
て
た
映
画
作
り
を
し
て
い
る
訳
で
す
が
、
そ
う
い
っ
た
視
点
か
ら
見
て
、
タ
イ
人
と
は
ど
ん
な
民
族
で
し
ょ
う
か
?
﹁
ん
ー
、あ
ら
ゆ
る
面
に
お
い
て﹃
外
部
﹄を
受
け
入
れ
や
す
い
、
と
い
う
民
族
的
特
質
が
あ
り
ま
す
ね
。
僕
は
あ
ま
り
好
き
じ
ゃ
な
い
で
す
が
。
と
に
か
く
、
異
質
な
も
の
を
受
け
入
れ
る
こ
と
に
関
し
て
は
、
非
常
に
柔
軟
性
が
高
い
。
む
し
ろ
簡
単
に
受
け
入
れ
す
ぎ
る
と
思
い
ま
す
。
そ
う
い
っ
た
環
境
で
育
っ
た
結
果
が
、
現
在
の
僕
で
も
あ
る
ん
で
す
が
。
僕
、
バ
ス
を
待
つ
の
が
本
当
に
嫌
い
な
ん
で
す
。
僕
が
バ
ス
を
待
っ
て
い
る
の
に
、
バ
ス
は
停
留
所
に
停
ま
ら
な
い
。
停
留
所
に
停
ま
っ
た
は
い
い
け
れ
ど
、
運
転
は
本
当
に
荒
い
⋮
⋮
そ
ん
な
状
況
で
も
、
み
ん
な
何
も
言
わ
な
い
。
こ
れ
じ
ゃ
、
社
会
が
良
く
な
る
筈
は
な
い
で
す
。
何
か
を
変
え
よ
う
と
い
う
勇
気
の
あ
る
人
は
、
い
つ
ま
で
た
っ
て
も
出
て
こ
な
い
。
た
だ
黙
っ
て
受
け
入
れ
る
だ
け
で
、
そ
れ
に
慣
れ
て
し
ま
っ
て
い
る
か
ら
。
仏
教
と
い
う
社
会
的
要
因
も
無
関
係
で
は
な
い
。
仏
教
を
通
し
て
、
起
こ
っ
た
こ
と
は
素
直
に
受
け
入
れ
る
、
と
い
う
風
に
教
え
ら
れ
ま
す
。
で
も
、時
と
場
合
に
よ
る
で
し
ょ
う
?
個
人
の
権
利
、
と
い
う
も
の
も
存
在
す
る
ん
で
す
か
ら
。
政
治
も
同
じ
で
す
。
既
得
権
益
に
す
が
り
付
い
て
、
国
民
の
こ
と
な
ん
か
本
当
は
考
え
て
い
な
い
。
で
も
、
み
ん
な
何
も
言
わ
な
い
。
こ
れ
で
は
何
に
も
変
わ
ら
な
い
し
、
ど
ん
ど
ん
悪
く
な
る
だ
け
で
す
。
水
と
同
じ
で
す
よ
。
か
き
混
ぜ
ず
、
た
だ
置
い
て
お
く
だ
け
じ
ゃ
、
そ
の
水
は
腐
っ
て
し
ま
う
ん
で
す
﹂
―ความไม่สมบูรณ์คือความสมบูรณ์― "มันคือความจริงไง คือเราไม่เชื่อว่าทุกอย่างจะเพอร์เฟ็ค อย่างรอยที่โต๊ะเนี่ยมัน
เกิดจากการใช้งาน มันคือความไม่สมบูรณ์ แต่ว่ามันแสดงให้เห็นความจริง ไม่ใช่โชว์รูม เพราะงั้นการทำหนังของเราเนี่ย
เทียบกับเรื่องอื่น มันจะเหมือนให้เด็กทำ มันจะไม่สมบูรณ์ การถ่ายทำเนี่ยเทคนิคจะไม่ร้อยเปอร์เซ็นต์ การแสดงก็เหมือน
กัน บางทีมันร้อย แต่เราบอกคัทแล้วเอาใหม่ มันต้องมีความที่ผิดนิดนึง มันอธิบายยาก” อภิชาติพงศ์ วีระเศรษฐกุล”
ジュイ|アピチャーポン・ウィーラセータグン
1972年7月16日生まれ。コンケーン大学建築学部を首席で卒業。その後、アメリカへ留学、
The School of the Art Institute of Chicago にて映画制作を学ぶ。
1990 年よりビデオ制作を始め、2000 年にはドキュメンタリー・フィルム『Mysterious
Object of Noon』を発表、海外の映画祭にて高い評価を受ける。
その後、『Blissfully Yours』(2002 年 ) がカンヌ映画祭で Un Certain Regards Prize を受
賞。また同映画は、ギリシャの Thessaloniki Film Festival、日本の Tokyo FILMex 、アルゼ
ンチンやシンガポールの映画祭などでも高い人気を博した。
Vol.008 / AUGUST 2004 PUBLISHER: S.S.Global co.,ltd. ADDRESS: 1521/3 Sukhumvit Rd. Prakhanong-Nua, Wattana, BANGKOK 10110 THAILAND TEL: 0-2714-3605-6 FAX: 0-2714-3690 EDITORIAL DIRECTOR: Yoshihisa Sugiyama 杉山佳久 EDITORS: Jariyawat Sawangdee [GINA] Suthida Hongboonserm [NOSE] Ketdarin Thepmaneechai [MOOK] Watchara Suyara [MEAW] Nilrat Chutiwetku [NIN] Chutipol Malawan [CARE] DIRECTOR OF ADVERTISING SALES: Khanitha Sundarapakshin PRINTING: KAMPAI IMAGING CO.,LTD.
MAIL: P.O.BOX 383 Prakhanong Post Office Bangkok 10110 Thailand EMAIL: [email protected]
008
C
ontents
Information&Tool 54 45 60 59[INDEX] 探しモノは何ですか?
[MAP] ムーブを持って街に出よう
[CALENDAR] タイ・日の祝日がひと目で分かる
[BKK INFO] スパ、レストランなどお得情報満載 !!
03 10 14 18 20 24 Special Feature 24BizInterview『バンコク・エアウェイズ』
14Cover Feature 2『タイ深南部でなにが起きているのか?後編』
10move Interview『アピチャーポン・ウィーラセータグン』
03Cover Feature 1『田植え&米』
Spa『Take Care Beauty & Spa』
18Restaurant『江戸屋』
20Music『二兎追うものは一兎をも得ず』
22 17泰人的コラム『あっ!そうなんだ』
Regular Contents 30コラム『バンコクこぼれ歯なし』
27将来設計のための『Money Talks』
43タイ文化のすすめ『スミカルツーシン』
32東北タイからの手紙『イサーンを歩く』
31泰日比較論『ASIAN PATROL』
33注目のグッズ紹介『MOVIN GOODS』
36心のエッセイ『ひとときの癒し』
39食を知る『タイ国食べある記』
26move selection『クロコダイル・サプリメント』
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今が旬『move brand street 』
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