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順天堂だより第287号.indd

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Academic year: 2021

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法 人 だ よ り

■【巻頭言】Medical Technology & Simulation Center の現状と今後/学長 新井 一

■2016 リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックに向けて/スポーツ健康科学研究科教授 佐久間 和彦 ■2020 年東京オリンピック競技大会における米国陸上チームの事前キャンプ誘致について/            スポーツ健康科学部教授 青木 和浩 ■新体操競技場(OGAWA GYMNASTICS ARENA)地鎮祭/

        大学キャンパス・ホスピタル再編事業事務局長 小林 忠彦 ■順天堂の発展に携わって/元 病院事務部長 黒田 稔 ■小川秀興先生と私との交誼/四川大学華西医院皮膚科 冉 玉平 ■【熊本地震関連】被災地への支援活動報告/総務部長事務取扱者 帯金 克巳 ■G7伊勢志摩サミット救護・災害班派遣報告書/浦安病院 救急診療科 助教 福本 祐一 医学部救急・災害医学研究室 非常勤講師 角 由佳 ■箱根駅伝に向けて(使途指定寄付金にご協力を!)/箱根駅伝強化担当理事 宮野 武 ■瑞宝双光章を受章して/順天堂医院看護部長補佐 照沼 則子 ■平成28年度 文部科学省『若手科学者賞』の表彰を受けて/老人性疾患病態・治療研究センター 特任准教授 竹田 真己 ■教授就任にあたって ■国際交流センター(JUIC)の近況と教育文化活動/国際交流センター特任教授 大北 葉子 ■永年勤続者表彰/人事部長補佐 岩﨑 幸雄  永年勤続者表彰にあたって/静岡病院看護部長 堀江 みどり ■主なる人事異動 ■訃  報   ■主要行事予定

法人だより

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1 3 5 6 7 10 13 19 20 21 22 23 24 24 26 28 30 31 ■佐倉・成田・香取・銚子の北総4都市が『日本遺産』に選ばれました!/佐倉順天堂医院院長 佐藤 仁 ■第 38 回都民公開講座『女性アスリートの可能性』開催報告 ■本学学生対象セミナー『イマドキ“ 妊活 ”と明日へのキャリアデザイン』開催報告 ■第 69 回啓心寮寮祭を終えて/第 69 回啓心寮寮祭実行委員長 竪谷 凌 58 59 60 61

大学だより

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同窓会だより

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保護者会だより

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後援会だより

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ひろば

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7

2016

287

【連載】順天堂人のためのメンタルヘルス講座 第34回 獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授 井原 裕

巻 頭 言

Medical Technology &

Simulation Center の現状と今後

昨年 10 月 7 日、医療スキルや多職種間でのチーム医療能力をトレーニングすることで、 医療の質と患者安全を向上させることを目的として Medical Technology & Simulation Center が 開所されました。現在、成人用患者シミュレータ(ALS simulator Advanced®; Laerdal 社製)

2 台、乳児用患者シミュレータ(SimBaby®; Laerdal 社製)1 台以外に、血管治療シミュレータ 2 台、 腹腔鏡シミュレータ 2 台、子宮鏡シミュレータ 1 台を 常設していますが、本年中に、上部消化管内視鏡 シミュレータ、下部消化管内視鏡シミュレータ、集中 治療用高機能患者シミュレータ等の計 7 台のシミュ レータ機器が新たに導⼊される予定です。これらの 手術シミュレータは、順天堂⼤学−理化学研究所− カザン連邦⼤学間で取り交わされた包括協定に 基づき順天堂に導⼊されたものです。三者が協力して シミュレーション機器ソフトや教育プログラムの 共同開発を進め、順天堂⼤学医学部附属 6 病院の 医療スタッフおよび順天堂⼤学の学⽣に対して 恒常的にシミュレーショントレーニングの場を 提供し、さらに国内だけでなくアジアをはじめとする 諸外国の医療機関に対してもシミュレーション トレーニングの機会を積極的に提供することを 目指します。 昨年の開所以降、本年 6 月末日までに延べ 1,000 名を超す多くの人々(医師・看護師 893 名、 学⽣ 341 名、合計 1,234 名)が、本 center を利用しました。その内容は、順天堂医院に勤務する 医師および看護師を対象とする一次/二次救命処置講習、産婦人科主催の腹腔鏡/鉗子分娩 セミナー(写真 1)、放射線科主催のアナフィラキシー対応講習、看護部主催のクリニカルラダー(※) 集合研修(写真 2)をはじめ、医学部学⽣ BSL 実習やスポーツ健康科学部学⽣を対象とする 養護教諭のための救急蘇⽣法実習(写真 3)など多岐に亘っています。 学長

新井 一

(写真 2)クリニカルラダー集合研修 (写真 1)腹腔鏡/鉗子分娩セミナー (写真 4)ハワイ大学ファシリテーター育成講習 (写真 3)養護教諭のための救急蘇生法実習

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また、臨床実習のみならずハワイ⼤学医学部シミュレーションセンター Ben Berg 教授による シミュレーションファシリテーター育成講習(写真 4)や STARBUCKS Japan®とのコラボレー ションによるホスピタリティセミナー(写真 5)、麻酔科との共同による気管挿管スキルの 調査研究(写真 6)など、教育・研究における活動も積極的に実施されています。 今後は、腹腔鏡手術を実施するすべての診療科に配属された学⽣及び研修医を対象とする 共通シミュレーション実習プログラムの開発導⼊や、他の附属病院との合同シミュレーション実習、 医療看護学部学⽣に対する集中治療看護実習、近隣の救急隊との救護活動スキルアップ講習、 理研ならびに MedVision 社との血管治療シミュレータソフト共同開発などの事業を進め、 当センター設立目的である「リアリティを追及したシミュレーションソフトや将来を見据えた 教育プログラムを開発し、医療スキルや多職種間でのチーム医療能力をトレーニングすることで、 医療の質と患者安全を向上する」ことに邁進したいと考えています。 尚、当センターのご利用を希望される場合や、シミュレーション教育プログラム開発を ご検討される際には、遠慮なく内線 2813 までご相談下さい。

Medical Technology & Simulation Center センター長    新井  一(学長) 副センター長   代田 浩之(医学部長) 副センター長   福永  哲(消化器・低侵襲外科 教授) センター長補佐  山田 京志(救急科 助教) ※クリニカルラダーとは、看護師としての専門知識や技術を段階的に身につけられるよう計画された、キャリア 開発プランのことである。看護実践能力開発プログラムなどとも呼ばれ、病院ごとに設けられる。ラダーとは 梯子(はしご)のことである。 出典:看護 roo! クリニカルラダー〔www.kango-roo.com/word/5049〕 (写真 6)気管挿管スキルの調査研究 (写真 5)ホスピタリティセミナー

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4 年に一度のスポーツの祭典、南米初の開催となる『第 31 回夏季リオデジャネイロ・オリン ピック⼤会』が 8 月 5 日に、パラリンピックは 9 月 7 日に開幕となります。今⼤会は IOC より 過去最悪と酷評された競技施設建設の遅れ、高犯罪率、ジカ熱、テロなど問題点は山積ですが、 平穏無事な⼤会運営が期待されます。 世界トップレベルに位置する日本の体操競技は、伝統の美しい技で 2004 アテネ五輪以来の 総合優勝を狙える位置に来ています。5 月初旬の NHK 杯最終日、別次元 8 連覇の内村航平 選手に⼤差を許しながらも、OB の田中佑典選手と加藤凌平選手のどちらか上位になった者が 代表権を得る熾烈な 2 位争いは、見るに値するデッドヒートでありました。加藤に「今までで 一番しびれる着地だった」と言わしめた最終種目の鉄棒は、先に演技が終わった田中が加藤に ⼤きなプレッシャーをかけた好演技でしたが、加藤は強心臓ぶりを発揮し、総合 0.1 差で田中を 振り切って連続五輪の切符を手中に収めました。 さらに、残り 3 つの代表枠をめぐって 6 月初旬に個人選手権が行われ、田中選手が見事に 代表の座を勝ち取りました。なお、萱 和磨選手(2 年)は補欠選手として選考され、正選手が 怪我や調子が上がらない場合において交代出場の可能性があります。 ・本学関係代表選手(2 名):加藤 凌平(H28 卒、コナミスポーツクラブ)              田中 佑典(H24 卒、コナミスポーツクラブ) ・ア デ ィ シ ョ ナ ル コ ー チ:原田 睦巳(H12 院卒、スポ健、先任准教授) ・技術員(国際体操競技連盟派遣):冨田 洋之(H12 院卒、スポ健、助教) スポーツ健康科学研究科  教授 

佐久間 和彦

2016リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックに向けて

田中佑典選手 加藤凌平選手 写真:フォートキシモト 写真:フォートキシモト さて⼤会の華、陸上競技は、6 月末に開催された日本選手権が終了し代表選手が決定しました (森岡選手は既に内定済み)。前回のロンドン五輪、そして過去 3 回の世界選手権に出場経験のある 髙瀬選手が 200 mで 2 位、また⼤学時代は King of Athlete と称される十種競技のチャンピオンで あった松下選手が 400 m H で 2 位に⼊り代表の座を見事に射止めました。今回史上最強と 特に注目される 4 ×100 mリレーは北京⼤会以来のメダル圏内にあり髙瀬の力走が期待されます。

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森岡紘一朗選手 高瀬 慧選手 松下祐樹選手 ・本学関係代表選手(3 名):髙瀬  慧(H23 卒、富士通、200 m)              松下 祐樹(H26 卒、ミズノ、400 m H)              森岡紘一朗(H20 卒、富士通、50km 競歩)     7/14 現在未決定:北川 貴理(2 年、4 × 400 mリレー)       ・競歩コーチ:小坂 忠広(S57 卒、鶴来高校)              今村 文男(H16 院卒、富士通)       ・混成コーチ:松田 克彦(S63 卒、名古屋学院⼤学)    ・女子長距離コーチ:野口 英盛(H14 卒、積水化学) 誰もが憧れるオリンピック⼤会でありますが、その出場方法は選手だけの特権ではありません。 過去にも本学からは医学部よりドクターとして、スポーツ健康科学部からは⼤会役員(含む コーチ)やトレーナーとして参加しています。 ・本 部 役 員      鈴木 ⼤地(H 1 卒、スポーツ庁長官) ・日本選手団同行スタッフ    競泳コーチ      奥野 景介(H 2 院卒、早稲田⼤学スポーツ科学学術院)   女子バレーコーチ   川北  元(H10 卒、日本バレーボール協会)   本部役員(医務担当) 中嶋 耕平(H 3 医卒、国立スポーツ科学センター)   本部員        ⼤越 光介(H24 卒、日本オリンピック委員会)   本部員(輸送担当)   加村真理子(H20 卒、近畿日本ツーリスト) ・パラリンピック   陸上ガイドランナー  木之下 仁(H13 卒、日本盲人マラソン協会)   ボッチャコーチ    村上 光輝(H10 卒、日本ボッチャ協会) 2020 に巡ってくる東京五輪は我が⼤学にとっては絶好のチャンスであり、過去最高のス タッフ・選手の布陣をもってアピールしていきたいものです。 また、2020 東京五輪には世界最強のアメリカ陸上チームが事前合宿地として千葉県で行う ことが決定いたしました。これも偏に 2015 世界陸上北京⼤会の事前合宿で「施設設備面・ 安全面・アクセス面そして All Juntendo のおもてなし」が高く評価されたことの証明であります。 日本にとって地球の真裏でのリオ五輪に順天堂関係である勇士たちの活躍を心から祈念いたして 結びとします。 提供:富士通 提供:月刊陸上 提供:月刊陸上

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米国陸上競技連盟と千葉県及び本学は、2020 年に行われる東京オリンピック競技⼤会に 参加する米国陸上チームの事前キャンプを、千葉県において行うことで合意しました。米国 チームの事前キャンプは、昨年 8 月に行われた世界陸上競技選手権⼤会北京⼤会(世界陸上) 事前キャンプに続く誘致となります。2020 年においても、スポーツ健康科学部や国際教養 学部を中心とした学⽣たちが国際化を学ぶ機会を持つことができることを⼤変うれしく思って おります。 今回の誘致活動も昨年の世界陸上と同様に、千葉県主導のもと、本学及び印西市、佐倉市、 成田市がコンソーシアムを組み進めてきました。2020 年の事前キャンプ決定にあたっては、 昨年の実績から、施設・設備面、安全面に関して同チームの信頼を得られたことに加え、 キャンプ期間中にトレーニング補助、運営や通訳ボランティアを務めた学⽣たちと教職員の 「オール順天堂による『仁の精神』でのおもてなし」も高く評価されました。事前キャンプ 終了時には、米国の選手やスタッフから「過去の諸外国を含めた事前キャンプの中でベストで あった」「自身のホームグラウンドでトレーニングを積んでいる気分になった」「スタッフの 対応が素晴らしかった」などの感想を頂き、信頼関係を築くことが出来ました。 現在、多くの県・市町村では、2020 年の事前キャンプに向け、熾烈な誘致活動が展開されています。 2016 リオデジャネイロ・オリンピック後には、更に誘致合戦が加速すると言われております。 そのような中、現時点で誘致が成功したことは、極めて異例の早さであります。この最⼤の 要因は、先見性を見据えた陸上競技場の改修に尽きます。この改修を契機として、世界陸上の事前 キャンプの誘致が決定し、さらにキャンプの成功により、2020 年の事前キャンプを導くことが 出来ました。ここに改めて小川秀興理事長のご指導とお力添えに深く感謝を申し上げます。また、 世界陸上事前キャンプ誘致と運営にご支援をいただきました宮野 武さくらキャンパス担当理事、 木南英紀国際教養学部長、加納 實前学部長、澤木啓祐特任教授、そしてご協力を頂いた 順天堂の教職員・学⽣の皆様へ御礼を申し上げます。 事前キャンプの具体的な内容については、リオデジャネイロ・オリンピック終了後に米国陸上 競技連盟と協議されます。2020 年の事前キャンプでも、本学の学⽣と教職員が地元自治体と 連携しながら「オール順天堂」で選手たちを全力でサポートをしたいと思います。今回の誘致 成功をステップとして「順天堂スポーツのグローバル化」を目指して、2020 年に向けた取り組みを 展開したいと考えております。 スポーツ健康科学部 教授 

青木 和浩

2020 年東京オリンピック競技大会における

米国陸上チームの事前キャンプ誘致について

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長い間の悲願となっていたさくらキャンパスの 新しい体操競技場建設がいよいよ実現の運びとなり、 5 月 27 日(金)、建設予定地において地鎮祭が 執り行われました。 地鎮祭には、小川秀興理事長をはじめ、(株) INA 新建築研究所片桐浩明社長(設計担当)、JFE シビル(株)藤井善英社長(施工担当)など学外、 学内の多くの関係者が参集し、工事の安全を祈願 いたしました。 神事の後、啓友会館 2 階において直会が開催されました。直会では、小川秀興理事長が、 新体操競技場建設に至るこれまでの経緯を詳しくご紹介され、順天堂の数多くのオリンピアン、 トップアスリートが示した競技に対するひたむきな姿勢と努力が今日の礎を築いてきたこと、 今回建設する新体操競技場は世界のトップレベルの選手の育成と海外チームのキャンプが可能な 施設となり、国際交流の拠点として世界のメディアから注目を浴びるような誇れる施設になる ことを期待していること、そのための努力をして欲しいこと、などのご挨拶がありました。 片桐裕明社長からは、設計者、施工者が協力し合い、学⽣の競技力向上と海外のトップ アスリートを誘致できる立派な施設の完成を目指すことを力強く約束されました。 藤井善英社長からは、得意の技術と経験を十二分に発揮して世界の体操界で活躍ができる 選手育成のための最新鋭の施設を建設し満足していただけるよう努力をしていくことを約束され ました。閉会にあたり、新体操競技場の実現に一方ならぬ努力をされた島内憲夫 元スポーツ 健康科学部学部長から新体操競技場建設実現にあたった関係者の苦労談が披露され、和やかな 中に会が閉じられました。 大学キャンパス・ホスピタル再編事業事務局 事務局長 

小林 忠彦

新体操競技場(OGAWA GYMNASTICS ARENA)地鎮祭

小川理事長による鍬入の儀

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私は、1962 年に順天堂⼤学医学部附属順天堂医院(文京区本郷)に ⼊職しました。医史学の酒井シヅ特任教授によると「病院は欧州の 言葉の直訳で『病人の館』、医院は中国語で『いやす場』の意味」だ そうです。 2 年後、東京オリンピックが開催され日本中が興奮のるつぼと 化した 1964 年に竣工した 3 号館(佐藤達次郎記念病棟)には、日本で 初めての ICU が設置され、東京都が「施設基準に適用するか検討し たい」と訪れたほどの最新設備でした。翌年には病院組織の改革が始まり、従来の講座ごとの 診療科から 1968 年には内科、外科の専門外来、続いて臓器別の専門講座が誕⽣しました。 このような改革が進み順天堂医院は⼤学附属病院として十分な機能を持つ病院となりました。 その後、新館(後の 2 号館)建設構想が上がり、私は新館建設事務局に配属され、1970 年には 新館の建設が始まりました。 新館は 1 ~ 2 階を消化器・神経系の内科と外科、3 階を中央臨床検査室、4 階を ICU・IOU、 5 階~ 12 階を 400 床の病棟とするセンター的建物で、1972 年に竣工しました。外来・⼊院受付・ 薬剤部の待合いをロビー形式にしたことから「ホテルのようだ」と当時話題になりました。 また、新館の竣工により本郷通りを挟んで病院が二分されたため、患者の利便性を考慮した 「歩道橋構想」が持ち上がりました。職員が昼夜、雨風、暑さ寒さを問わず歩行者数を調査し、 そのデータを基に文京区や警視庁等と交渉した結果、歩道橋を造ることが出来ました。更に順天堂 創立 150 周年記念事業として本館(後の 1 号館)の建設が決まり、1986 年に本館建設本部を結成、 1990 年には本病棟が取り壊され 1 号館の建設に着手し、1993 年 9 月、地下 4 階、地上 14 階、 屋上にヘリポートを備えた新病院(1 号館)が竣工しました。1 号館には診療の事務処理、 カルテの管理、処方箋の発行、投薬、薬剤の管理は全てコンピューターによる最新のシステムが 取り⼊れられました。 その後、1997 年・98 年の 2 年間、私は病院から離れ理事会事務室(現 企画調査室)へ 配属され法人業務に携わりました。1999 年、浦安病院へ異動となり、再び病院業務を行って いたところ、2000 年に順天堂医院へ異動の命を受けました。 3 月 31 日の業務を終え、「明日から本郷」と思いきや、深夜、当時の内閣総理⼤臣が⼊院 されるので即、病院まで来るようにとの指示がありました。その後、1 ヶ月半病院に常駐し報道、 警察、消防関係との対応を行い、院内においては小川学長(現 理事長)の陣頭指揮のもと 庶務的事項の対応を行いました。3 月 31 日まで医学部長、4 月 1 日からは学長職に就かれた 小川先⽣の指示は明確で、医の倫理、ヒポクラテスの医の誓いを説かれ、「医療業務上得られた 患者情報の漏洩防止の徹底」を厳命されました。各種メディアを含む各方面、友人・知己に 至るまで、これは順天堂に於いて見事に守られました。小川先⽣は、個人情報保護法など話題に 元 病院事務部長

黒田 稔

順天堂の発展に携わって

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ならなかった時からその重要性を持論として説かれ、「国家枢要(元首)の職にある方は 特別中の特別である」と厳命されました。後日、内閣官房の方にのみ病状をお伝えになって いたことを知りました。とにかく、激動の日々でした。 その他の業務としては、2 年毎の診療報酬改正時の諸官庁との交渉や、病院・診療所との 医療連携、外来・⼊院患者への対応等様々な業務を行っていましたが 2007・2008 年総務局 (総務局長、事務部長、栄養部長兼務)へ異動となり、曲りなりに法人業務と病院業務を 遂行してきました。 ところが 2003 年頃、小川学長から「今まで数年、数人にしか伝えていなかったが、1号館建設 当時の借⼊金が多く、1996 年頃には借⼊金負債が 450 億円、1 日の利息が 700 万円だった」と 聞かされ、言葉にもならず愕然としました。しかし小川先⽣は順天堂を放っておくわけにはいかないと 強い決意で改革に望まれ「学長室委員会・20 のプロジェクト(現 ⼤学運営連絡協議会)」(下表)を 発足させ、職種を問わず全学をあげて知力を尽くしてこの問題に取り組むよう説かれました。 第 16 代順天堂医院長に就任した宮野 武先⽣は、小川先⽣の意を強く重視し、このプロジェクトの 意義を病院木曜部会、診療委員会、医局長会他において、教職員へ熱く説得、実行されました。 また、この時期、医療に関する患者・家族への対応に時間を多くとられたことを重くみて、 危機管理を周知徹底させ、接遇の改善と、安心・安全な医療を十分に行き渡らせる基盤を 作られました。このことが今日の順天堂の発展の要因の一つとなったと思われますが、この間、 事務部長として鋭意尽力させていただきました。 学長室委員会「20 のプロジェクト」(発足:平成 12 年 12 月 15 日) ○医療の質向上   ○マネジメントのパワーアップ 1. 手術室の有効利用 2. 内視鏡室の有効利用 3. ICDによるコーディングシステムの確立 4. 外来診療問題の検討 5. 看護部現状分析と将来への対応 6. 薬剤部の現状と将来への対応 7. インターネット網の整備 8. 経営情報インフラの早期確立 9. 薬剤・医療材料等の共同購⼊ 10. 消耗品購⼊形態の見直し 11. 設備投資評価基準の設定 12. 高額医療機器の効率的運用 13. 資金コストの削減 14. 光熱水費の削減 15. 廃棄物の削減 16. 業務委託費の削減 17. 栄養部の現状分析と将来への対応 18. 広報のあり方検討 19. 医療業務の改善 20. ボランティア 定年退職した 2009 年、小川理事長、宮野名誉院長のご厚意により練馬病院へ嘱託で勤務させて いただき、2010 年に東京都認定がん病院、2011 年に東京都地域医療支援病院、2012 年に練馬区 西北部地域救急医療幹事病院、病院機能評価 3rdG・ver1.0 施設認定等の申請業務や新病棟 建設に伴う東京都、練馬区や地権者との交渉を行ってきました。 以上、私が主に病院事務業務に携わっていた時代の歩みをご紹介いたしました。これからも 小川理事長の卓越したリーダーシップの下、順天堂の更なる発展を願っております。誠に 有難うございました。深く感謝申し上げます。

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順天堂大学医学部附属病院 病床数の推移 年 順天堂の歩み 理事長 医院 静岡 浦安 越谷 高齢 練馬 合計 黒田職歴 1962 S37   第 2 代 有山 登 525       525  入職 1963 S38 創立 125 年   517       517   1964 S39 達次郎記念病棟 竣工   601       601   1965 S40     585       585   1966 S41     600       600   1967 S42 静岡病院 開院   608 80         688   1968 S43     606 137         743   1969 S44     604 137         741   1970 S45     607 137         744  新館建設  事務局出向 1971 S46     581 137         718 1972 S47 新館(2 号館)竣工   717 210         927 1973 S48     937 210         1,147   1974 S49     935 210         1,145   1975 S50     933 210         1,143   1976 S51     937 159         1,096   1977 S52     937 187         1,124   1978 S53     937 187         1,124   1979 S54     966 187         1,153   1980 S55     936 214         1,150   1981 S56   (小川秀興 教授) 934 270         1,204   1982 S57     901 270         1,171   1983 S58     940 270         1,210   1984 S59 浦安病院 開院 第 3 代 東 武彦 940 270 283       1,493   1985 S60     940 355 402       1,697   1986 S61     940 355 402       1,697   1987 S62   第 4 代 懸田克躬 940 355 402       1,697   1988 S63 創立 150 年   915 355 402       1,672   1989 H1 越谷病院 開院   869 355 469 221     1,914   1990 H2     869 355 469 226     1,919   1991 H3     869 355 469 226     1,919   1992 H4   第 5 代 石井昌三 869 355 469 226     1,919   1993 H5 本館(1 号館)竣工   874 355 469 226     1,924   1994 H6   (小川秀興 院長補佐) 985 355 469 226     2,035   1995 H7     1,020 355 469 226     2,070   1996 H8   (小川秀興 医学部長) 1,020 355 469 226     2,070   1997 H9     1,020 355 500 226     2,101  理事会事務室  (部長) 1998 H10     1,020 447 500 226     2,193 1999 H11     1,020 479 500 226     2,225 浦安病院(事務部長) 2000 H12   (小川秀興 学長~ 2007) 1,020 479 500 226     2,225  順天堂医院  (事務部長) 2001 H13     1,020 479 500 226     2,225 2002 H14 高齢者センター 運営受託   1,020 512 500 226 180   2,438 2003 H15     1,020 512 500 226 348   2,606 2004 H16 高齢者センター 開院 第 6 代 小川秀興 1,020 512 653 226 348   2,759 2005 H17 練馬病院 開院   1,020 512 653 226 348 253 3,012 2006 H18     1,020 552 653 226 348 400 3,199 2007 H19     1,020 552 653 226 348 400 3,199  総務局(総務局長、兼  事務部長、栄養部長) 2008 H20     1,020 552 653 226 348 400 3,199 2009 H21     1,020 552 653 226 348 400 3,199  練馬病院  (事務部長)  〔嘱託〕 2010 H22     1,020 552 653 226 348 400 3,199 2011 H23     1,020 552 653 226 348 400 3,199 2012 H24     1,020 552 653 226 348 400 3,199 2013 H25     1,020 552 653 226 348 400 3,199 2014 H26     1,020 552 656 226 348 400 3,202 2015 H27 創立 175 年   1,020 562 656 226 348 400 3,212 内部監事

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1989 年、私は幸運にも第 4 期日本・笹川医学奨学金の選抜試験を通過し、当時私の修士課程 指導教授であった羅 漢超先⽣の推薦により、小川秀興先⽣が教授として勤務されていた 順天堂⼤学医学部皮膚科学教室に協力研究員として来日しました。それ以来、27 年間、 小川先⽣からいろいろとご指導とご鞭撻を頂き、深く脳に刻まれましたので、ここで私の感想を 皆さんと分かち合いたいと思います。 【「脳図(マインドマップ)方式」の研究計画設計方法】 初めて小川先⽣にお目にかかったのは 1989 年 4 月初旬でした。韓国料理店にご招待くださり、 桜の美しさと壮麗さの話の後で、手持ちの紙に書きながら私の研究課題について、研究計画の 設計方法を教えてくださいました。当時、私が研究していた「癜風」は、皮膚の損傷が背部と 胸部のような皮質腺が多い場所なので、その病原菌である「マラセジア」菌には脂質を分解する 酵素が含まれているはずだ、と小川先⽣は指摘されました。小川先⽣のご指導通りに、私は 「マラセジア」菌の細胞壁に「酵素の存在」を初めて証明し、国際学会で発表いたしました。 順天堂⼤学での留学を終えて帰国した後、「マラセジア」菌がプロテイナーゼ(proteinase)を 分泌することを証明し、更にこの菌の菌種鑑別および各疾病での分布についてシリーズ論文の 発表ができました。私にとって一番の宝物は、先⽣から教えていただいたこの「マインド マップ方式」の研究計画の設計方法で、今では私が学⽣指導に良く使う「秘訣」となっています。 【教授室の名前ボード】 順天堂⼤学医学部皮膚科学教室を訪れた人は皆さんご存知だと思いますが、教授室の⼊口に ボードがあり、海外からの皮膚科研修医の名前が羅列されています。そこには、靳 培英、 陳 集舟、庄 文康、宋 玉如、陳 德利、雷 鵬程、冉 玉平、白 艶萍、劉 強、石 重明、陳 学軍、 鄭 焱、樊 平申等、中国からの先⽣が数十名⼊っています。このボートを見てもわかるように、 小川先⽣は日中の国交が回復して以来、両国の皮膚科学交流の先駆者であり、提唱者でも あります。小川先⽣は、わが華西病院の名誉教授であると同時に、北京⼤学などの有名校の 名誉教授であり、中国の皮膚科医の人材養成に素晴らしい貢献をなさっています。 【新年の「SUKIYAKI」】 小川先⽣は、自国を離れた留学⽣の⽣活にとても関心を寄せておられ、お正月には留学⽣を ご自宅に招き、一家団欒の雰囲気を体験させてくださいました。この時に必ず出てくるメニューは 四川大学華西医院皮膚科 教授 

冉 玉平

~ 海外同窓生の思い出と近況報告 ~

小川秀興先生と私との交誼

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「すき焼き」で、材料の準備を始めテーブルに並べるまで、全て先⽣ご自身がなさいます。牛肉、白菜、 豆腐、キノコ、春菊等々、調理されながら作り方の要点をご説明されます。そして、中国の 他に、タイ、ベトナム、韓国、パキスタンなど各国からの留学⽣に、勉強の状況、家族の安否、 留学⽣活の感想など一人ひとりに聞きます。留学⽣たちは、美味たる料理で口の満足だけでは なく、和やかな家庭的な雰囲気に心が温まり、留学⽣活における共通の素晴らしい記憶として 覚えています。そして、この体験を通じて留学⽣同士がお互いを励ますきっかけとなり、 共に学問を深めるための精神的な財産となりました。 【3 秒以内で病気の弁別診断】 皮膚病疾患の種類は 2,000 を超えるため、病名を覚えるだけでも難しく、特に若い医師にとっては その弁別は一苦労です。小川先⽣は私に《皮膚病疾患名専門用語集》をくださり、小川先⽣の 外来に同席させ、新しい患者が来ると 3 秒以内に病名を診断する練習をさせてくださいました。 正しく診断ができた場合は、患者の病気をよく把握したことを示す一方、3 秒以内に診断が できない、または正しく診断できない場合は、まだこの病気についての知識が足りないことが判り、 素早い診断と治療原則が言えるようにもっと勉強する必要があることが解ります。この方法で 練習した結果、私の臨床診断能力がますます高くなり、今ではこの方法で私の教え子達を よく指導しています。 【研究棟(9 号館)の光】 地下鉄の御茶ノ水駅を出ると順天堂⼤学の研究棟(9 号館)が遠くから見え、夜になると 各フロアーの窓から光が見えています。小川先⽣は、ほとんど毎日⼤学近くの食堂で夕飯を 食べた後、遅くまで研究室でお仕事をなさり、実験室で研究し、研究者同士の議論を行いました。 夜遅い時間帯に⼤学へ来て、9 号館で電気がついているのはだいたい皮膚科学教室でした。 小川先⽣はとても強い研究意識を持っておられ、私も影響されて週末や祭日を使って研究に 没頭するようになりました。中国に帰った後でも環境が変わったときでも、患者のために、 科学のためにという初心を忘れず、どんなに困難な条件下でも研究を続けてきました。このような 臨床観察に励んだ結果、『乳幼児血管瘤の新しい治療法』という研究は中国の国家自然基金の 助成金を得られました。また、《Journal of Dermatology》で First report in the world となった 病例シリーズの発表、及び世界皮膚科学⼤会、国際医学真菌学会、ヨーロッパ皮膚病性病学会、 日本研究皮膚科学会、アメリカ皮膚科病年会などで Late Breaking Research として報告できた だけではなく、優秀な研究チームの養成もできました。

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【中国四川省の「汶ウェンチュアン川大地震」への関心】 小川先⽣は四川料理がとてもお好きです。麻婆豆腐や、ザーサイなどは好物のようですし、 三国時代の歴史にも⼤変興味をお持ちのようです。2008 年に「汶川⼤地震」が発⽣した後、 私は災害状況及び所属している病院の現地での救済活動について小川先⽣にメールで報告い たしました。小川先⽣は非常に心配してくださり、学校法人順天堂の理事長として全教職員と 学⽣に呼びかけられ、また先⽣ご自身の支援金寄付も含めて、中国⼤使館へ 100 万円以上の ご寄付をなさいました。中国⼤使館からは感謝状を授与され、寄付金は四川省の災害救助に 使用されました。皆様方からの「愛の心」が良く伝わりました。有難うございました。 【学術交流で共に進歩】 2009 年、小川先⽣が会長を務められた 第17回 国際医真菌学会(ISHAM2009)が 東京で開催されました。東京での学会終了後、 すぐに北京での「Satellite Symposium」が 開催されることとなり、私は北京の学会 秘書長として、日中両国共同開催を皆さんと 共に成功させました。そして私は 2012 年の 日本医真菌学会総会(東京)と 2012 年の 第 28 回日本臨床皮膚科医会総会(福岡)に 参加し、2013 年中国の成都で開催された第 4 回アジア太平洋医真菌学会では会長として 300 名 あまりの海外学者を招請し、学会の成功に貢献できました。また 2015 年、岡山での日本研究 皮膚科学会第 40 回学術⼤会総会の際には、最近発見された『イトラコナゾールによる乳幼児 血管瘤の治療経験とメカニズム研究』を発表し、小川先⽣から高く評価していただきました。 このような、日中間の皮膚科医専門家同士の交流を通して、医学の進歩を促進し、両国国民の 健康に寄与しています。 <和訳:国際交流センター 李 梨> 冉 玉平 (ラン ユーピン)先⽣   1989 年 4 月 1 日~ 1990 年 4 月 30 日  順天堂⼤学医学部皮膚科 協力研究員   1993 年 11 月 1 日~ 1995 年 11 月 30 日  順天堂⼤学医学部皮膚科 協力研究員   1995 年 10 月 20 日       医学博士(順天堂⼤学 乙 1235 号) 日本研究皮膚科学会(岡山)にて

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【熊本地震関連】被災地への支援活動報告

順天堂からのメッセージ 「平成 28 年熊本地震」において地震災害で亡くなられた方、そのご遺族に衷心からお悔 やみを申し上げます。また被災され避難⽣活を送られている皆様に深くお見舞い申し上げ ます。被災された地域の一日も早い復興をお祈りいたしております。 震災直後より、被災地に医療支援隊の派遣、患者の治療、搬送等について本学の附属 6 病院 全体で積極的に対応しております。熊本地方を支えるべく、特に難病、重症、手術、高度専門 医療を要する方々については診療・⼊院を受け⼊れ、また後方支援を積極的に行っております。 医師・看護師などの各被災地域への派遣、医薬品・医療材料等の被災地への支援も引き続き 力一杯、続けていきます。 ◆これまでの医療支援活動(ホームページでも公開中です。) ■練馬病院(東京都)DMAT チーム(4/17 ~ 21) 東京都と連携し、活動拠点である熊本赤十字病院 ER において外来支援。 【スタッフ】 医 師:野村智久、看護師:中村麻衣子、坂本良子、事務員:安部 健 ■練馬病院(東京都) 救急・集中治療科(4/27 ~ 5/3) 日本集団災害医学会と連携し、熊本県医療救護調整本部および被災地域の保健所等にお いて、救護班の派遣調整や亜急性期以降の地域保健医療体制を構築・維持するため、災害 医療コーディネーターおよび被災地域の保健所等を支援。 【スタッフ】医 師:近藤彰彦 総務部長事務取扱者

帯金 克巳

被災された方々の診療に当たりました。 日本各地からの DMAT チームが集結

順天堂 6 附属病院の被災地救援活動

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■静岡病院(静岡県) 救急診療科(5/5 ~ 5/9) 静岡県と連携し、阿蘇医療センターに設置された阿蘇災害復興団体〔ADRO 事務局〕にて 本部運営活動および救護所における避難住民の一般・慢性期医療の提供、活動拠点周辺の 避難所等の巡回視察。 【スタッフ】医 師:⼤坂裕通、看護師:野澤陽子、森島克明      薬剤師:川口 亮、事務員:石橋基弘 ■練馬病院(東京都) 救急・集中治療科(5/9 ~ 15) 日本集団災害医学会と連携し、熊本県医療救護調整本部および被災地域の保健所等にお いて、救護班の派遣調整や亜急性期以降の地域保健医療体制を構築・維持するため、災害 医療コーディネーターおよび被災地域の保健所等を支援。 【スタッフ】医 師:高見浩樹 順天堂⼤学では震災直後より医療支援隊の派遣をはじめとした被災地救援活動を附属 6 病院 全体で積極的に行っています。このたび、こうした医療支援に加え、⼤学で義援金の募集を 行ったところ、合計 1,100 万円の義援金が本学関係者より寄せられ、7 月 6 日に、木南英紀学長 特別補佐が熊本県庁を訪れて、蒲島郁夫知事に義援金目録を贈呈しました。 木南学長特別補佐は、「熊本県民の皆さまに少しでもお力添えできれば幸いです。順天堂⼤学の 関係者一同、被災された地域の一日も早い復旧と復興を 願っております。」とお見舞いの言葉をお伝えし、 蒲島知事から「順天堂⼤学の皆様に心から感謝します。 県では被災者の痛みの最小化と創造的復興を進め、 熊本の更なる発展を目指しており、被災者の支援など 今後の取り組みに有効に活用させていただきます。」と 謝辞が述べられました。 左から佐久間先生、蒲島知事、木南先生

「平成 28 年熊本地震」への義援金を熊本県に贈呈しました

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なお、知事との面談には、益城町在のご親戚が被災されたスポーツ健康科学部の佐久間和彦 学部長補佐も同席されました。 順天堂⼤学では、引き続き被災地の皆さまの力になれるよう、支援活動を続けてまいります。 本学では、全順天堂人が一丸となって学是である「仁」の心、「共⽣・共助」の心を被災者・ 被災地に届けるために、一致協力して最⼤限の支援を行うべく義援金を募り、多くの皆様から あたたかい善意とご協力をお寄せいただきました。 皆さまからのご厚志の義援金 1,100 万円を 7 月 6 日、熊本県庁にて木南英紀学長特別補佐より 蒲島郁夫県知事に贈呈いたしました。残額については今後の救援医療団の活動資金等に充当 させていただく予定です。 格別のご理解とご支援を賜りました皆様お一人おひとりに厚くお礼を申し上げますと共に、 被災地の皆様のご健康と一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

義援金総額:11,327,540 円

※義援金にご協力いただいた方々のご芳名は下記よりご紹介いたします。 芳名帳の掲載基準について ①平成 28 年熊本地震義援金についてご協力いただいた団体及び個人の方々を掲載いたします。 ②芳名帳へは氏名、義援金額(希望されない方を除く)を掲載いたします。 ③ご芳名の掲載を希望されない方については、匿名として掲載しております。

平成 28 年 熊本地震義援金へのお礼とご報告

義援金ご協力者ご芳名

(地区別、団体・個人別、順不同、敬称略)

本郷キャンパス ■団 体       順天堂大学医学部保護者会 1,000,000 円 順天堂大学医学部同窓会 500,000 円 順天堂大学医学部後援会 500,000 円 小児科学講座 267,777 円 順天堂大学国際教養学部保護者会 100,000 円 膠原病内科学講座 100,000 円 循環器内科学講座 100,000 円 消化器画像診断・治療研究室 100,000 円 神経学講座 100,000 円 腎臓内科学講座 100,000 円 代謝内分泌学講座 100,000 円 内科学血液学講座 100,000 円 企画調査室 60,000 円 総務部 57,000 円 大学キャンパス・ホスピタル 再編事業事務局 35,000 円

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本郷地区情報センター 29,000 円 人事部 20,000 円 臨床研修センター 20,000 円 公衆衛生学講座 10,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった団体(19件)、五十音順 医学教育研究室 医史学研究室 学術メディアセンター 下部消化管外科学 救急・災害医学研究室 呼吸器内科学講座 財務部 施設部 消化器内科学講座 心臓血管外科学講座 人体病理病態学講座 認知症診断・予防・治療学講座 脳神経外科学講座 微生物学・感染制御科学 プロバイオティクス研究講座 放射線診断学講座 放射線治療学講座 免疫学講座 臨床検査医学講座 ▶匿名を希望された団体(3 件) 総額:142,000 円 ■個 人       小 川 秀 興 250,000 円 鵜 田 正 博 50,000 円 佐 藤 信 紘 30,000 円 小 橋 丹 青 10,000 円 鶴 井 博 理 10,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった方(27名)、五十音順 阿 部 雅 明 新 井   一 稲 冨   誠 大 江   進 小 川 靖 男 落 合 公 子 折 茂   彰 金 光 陽 子 木 南 英 紀 齊 藤 麻 子 齋 藤 貴 幸 笹 井 啓 資 佐 藤   潔 清 水 和 敏 菅 原 剛 彦 代 田 浩 之 馬 場   理 樋 野 興 夫 弘 田 博 子 深 井 達 夫 北 條 麻 理 子 枡 岡 セ ツ 子 山 本 宗 孝 楊   印 杰 雪 下 岳 彦 吉 武 正 和 渡 辺 浩 介 ▶匿名を希望された方(8 名) 総額:111,000 円 さくらキャンパス ■団 体       順天堂大学啓友会 500,000 円 スポーツ健康科学部 スポーツ科学科 257,000 円 スポーツ健康科学部 健康学科 85,000 円 スポーツ健康科学部 スポーツマネジメント学科 80,000 円 スポーツ健康科学部 水泳部 2,341 円 ▶匿名を希望された団体(1 件) 総額:1,000 円 ■個 人       山 崎 一 彦 50,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった方(11 名)、五十音順 小 那 木 真 恵 加 納   實 北 川 翔 也 齋 藤 文 乃 齊 藤 早 苗 鈴 木 裕 美 早 川 明 子 濱 野 光 之 藤 本 幸 雄 松 本 清 美 松 本 健 志 ▶匿名を希望された方(4 名) 総額:45,000 円 浦安キャンパス ■団 体       医療看護学部保護者会 200,000 円 浦安キャンパス事務室一同 28,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった団体(1 件) 順天堂大学看護学部同窓会

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■個 人       ▶金額掲載を希望されなかった方(1 名) 朱   銀 妹 ▶匿名を希望された方(1 名) 総額:3,000 円 三島キャンパス ■団 体       保健看護学部保護者会 120,000 円 保健看護学部 学生教職員一同 17,831 円 ■個 人       ▶金額掲載を希望されなかった方(3名)、五十音順 阿 部 弘 明 稲 冨 惠 子 小 川   薫 順天堂医院 ■団 体       総合診療科 100,000 円 放射線部 76,000 円 地域医療連携室 5,800 円 ▶金額掲載を希望されなかった団体(14件)、五十音順 医事課 医療安全推進部 医療福祉相談室 栄養部 看護部 がん治療センター 管理課 健康スポーツ室 サービス課 順天堂大学教職員会議 診療録管理室 病院機能管理室 臨床検査部 臨床工学室 ▶匿名を希望された団体(2 件) 総額:71,000 円 ■個 人       佐 藤   旭 10,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった方(1 名) 竹 本 諭 有 樹 静岡病院 ■団 体       麻酔科医局 100,000 円 脳神経外科医局 100,000 円 メンタルクリニック医局 30,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった団体(7件)、五十音順 栄養科 看護部 検査室 事務部 薬剤科 リハビリテーション室 臨床工学室 ■個 人       山 本 拓 史 50,000 円 大 熊 泰 之 30,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった方(4名)、五十音順 岩 尾 憲 明 岩 神 真 一 郎 三 橋 直 樹 和 田   了 ■個 人       ▶匿名を希望された方(1 名) 総額:5,000 円 浦安病院 ■団 体       産婦人科 50,000 円 病理診断科 20,000 円 糖尿病実務者会議 10,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった団体(32件)、五十音順 医事課 医療安全推進センター 医療福祉相談室 会計課 眼科(視能訓練士) 看護部 管財課 患者・看護相談室 救急診療科 外科 膠原病・リウマチ内科 耳鼻咽喉科 循環器内科 消化器・低侵襲外科 小児科 小児外科 情報管理室 職員課

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心臓血管外科 診療録管理室 整形外科 総務課 地域医療連携室 脳神経外科 脳神経内科 放射線科 麻酔科 メンタルクリニック 薬剤科 臨床検査医学科(技師) リハビリテーション科(技師) 臨床検査医学科医局 ▶匿名を希望された団体(3 件) 総額:8,000 円 ■個 人       ▶金額掲載を希望されなかった方(3名)、五十音順 髙 森 建 二 森 本 真 司 吉 田 幸 洋 ▶匿名を希望された方(1 名) 総額:1,000 円 順天堂越谷病院 ■団 体       ▶金額掲載を希望されなかった団体(6件)、五十音順 看護部 検査科 総務課 内科・皮膚科 メンタルクリニック 薬剤科 ▶匿名を希望された団体(1 件) 総額:5,000 円 ■個 人       ▶金額掲載を希望されなかった方(4名)、五十音順 小 林 茂 人 鈴 木 利 人 髙 崎 芳 成 山 方   進 順天堂東京江東高齢者医療センター ■団 体       ▶金額掲載を希望されなかった団体(6件)、五十音順 医局 医事課 看護部 経理課 電算機室 放射線科 ▶匿名を希望された団体(5 件) 総額:47,100 円 ■個 人       梁   広 石 20,000 円 ▶金額掲載を希望されなかった方(6名)、五十音順 石 川 早 苗 石 田 英 俊 一 宮 洋 介 屋 田   修 船 曳 和 彦 古 川 芳 明 ▶匿名を希望された方(2 名) 総額:150,000 円 練馬病院 ■団 体       ▶金額掲載を希望されなかった団体(8件)、五十音順 看護部 総合外科 総合診療科 事務部 循環器内科 消化器内科 放射線科 臨床検査科 ▶匿名を希望された団体(2 件) 総額:30,000 円 ■個 人       ▶金額掲載を希望されなかった方(4名)、五十音順 尾 﨑   裕 小 澤 淳 子 児 島 邦 明 野 沢 雅 彦 ▶匿名を希望された方(2 名) 総額:20,000 円

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平成 28 年 5 月 26 日(木)~ 27 日(金)に伊勢志摩で行われた G7 伊勢志摩サミットに、 救護・災害班として、順天堂⼤学浦安病院より派遣されましたので、活動内容について 報告いたします。 【期  間】平成 28 年 5 月 25 日から 28 日 【場  所】三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)に設けられた国際メディアセンター(IMC) 【活動内容】 ●要人および要人関係者の急病時の救急医療体制の構築 ●メディア等関係者の救護対応 ●テロ・多数傷病者事案発⽣時の災害対応体制の構築 ●医療過疎地域の救急医療ニーズの増加への医療支援 【派遣人員】 角  由佳 (救急診療科医師) 福本 祐一 (救急診療科医師・日本 DMAT) 黒澤 由紀子(放射線科看護師・日本 DMAT) 関根 佳祐 (薬剤科薬剤師・日本 DMAT) 【活動実績】 順天堂⼤学医学部附属浦安病院チームは、厚⽣労働省・救急医療財団・日本救急医学会の 要請で、全国 17 チームと共に派遣され、IMC 担当となった(その他首脳対応班・近隣病院 救急災害班など)。 事前に救急医療体制と災害対応体制を構築し、期間中は IMC 内に診療所(保険診療対応、 ただし無償)を開設し、24 時間態勢(12 時間シフト勤務)で診療を行った。期間中、数十名の 患者の診療を行ったが、幸い災害対応は不要であり、いずれも軽症から中等症であった。 浦安病院 救急診療科 助教 福本 祐一 医学部救急・災害医学研究室 非常勤講師 角 由佳

G7伊勢志摩サミット救護・災害班派遣報告書

国際メディアセンター(IMC)前で 皆さんと協力して対応しました 左から角先生、福本先生

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ご承知の通り、本年は往路 7 位、復路 8 位の総合 6 位で 3 年振りにシード権を獲得、来年の箱根 路への出場権を得るとともに出雲駅伝(10 月)への出場権を獲得することが出来ました。此れ偏に 順天堂人の熱いご支援、特に使途指定寄付金を頂いた皆様のお蔭様と深く感謝致しております。 本年度は、指導陣として近年の超高速化近代駅伝に対応すべく昨年より指揮をとっている、 箱根出場チーム中、最も若い 32 才の長門俊介ヘッドを監督に起用し、黒田政夫ヘッド、 仲村 明コーチが支える体制でスタートしました。 近況としては昨年⼊学し 2 区を快走した⼤物新人:塩尻和也(2 年)が新年早々世界学⽣ クロスカントリー・イタリア⼤会の代表として日本人トップの 5 位、さらに関東インカレ 3000 m SC で優勝する活躍をしております。また、6 月末に開催される日本選手権でリオ五輪への 代表獲得を目指しております。 なお、チームとしては、現在は一般⼊試で⼊学し、本年 10 区で予想をはるかに上回る区間 2 位の驚異的活躍を示した主力の作田直也(4年)を筆頭に、全体の底上げを図っているところです。 また、元気のよい新⼊⽣が⼊学してきたことで、選手間の競争意識がこれまでになく高まって おり、聞谷賢人主将(4 年)を中心に来年の箱根路ではさらなる躍進が期待されます。 つきましては今後の選手の強化合宿費や新人獲得のスカウト費用等、諸費用の補助を目的に 本年も使途指定寄付金を募金させて頂きますので、諸事御多端の折、誠に恐縮ですが何卒 よろしくお願い申し上げる次第であります。 想えば 10 年前、箱根山登りの王者 今井正人や現監督の長門俊介をコアとする順天堂連が総合 優勝を果たしました。その夢の再現を賭けたロマンの挑戦を続けます。皆様の応援をお願い 申し上げます。  なお個人の寄付のみならず、法人の方からの利便性を考慮し「受配者指定寄付金」制度を 導⼊しております。これを利用されますと法人組織や企業では寄付金を全額損金に算⼊する ことが可能になりますので皆様には個人のみならず法人としてのご寄付を何卒よろしく お願い申し上げます。 (詳細は順天堂のホームページ「順天堂⼤学へご支援をお考えの皆様へ」 http://www.juntendo.ac.jp/kifu/kifu_seido.html をご覧ください。 箱根駅伝強化担当理事

宮野 武

箱根駅伝へのご支援

~使途指定寄付金のお願い~

塩尻 和也(2 年) 作田 直也(4 年) 聞谷 賢人(4 年)

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このたび、平成 28 年度春の叙勲に際しまして、 はからずも瑞宝双光章を受章いたしました。 学校法人順天堂理事長 小川秀興先⽣をはじめ、 ⼤学及び病院関係者の皆様に深謝申し上げます。 5 月 12 日(木)の伝達式当日は晴天に恵まれ、 国立劇場において叙勲を受け、引き続き皇居に 参内し、天皇陛下に拝謁の栄誉とともにお言葉を 賜り感激の極みでございました。 受章者は、935 人でうち女性は 68 人の方々が参列されました。琴の伴奏による国歌斉唱に 続き、馳文部科学⼤臣から代表者が勲記と勲章を戴きました。馳⼤臣は 「国家として、教育・ 科学技術・学術・スポーツ・文化の役割はきわめて重要であり、皆様のご功績はこれらの発展に ⼤いに貢献するものと存じます」 と挨拶されました。 旭日章は「功労の内容に着目し、顕著な 功績を挙げた者」、瑞宝章は「公務などに長年にわたり従事して功績を重ね、成績を挙げた者」 として、各 6 段階に区分されており、私は「看護業務功労」の対象となりました。 私は昭和 47 年に順天堂医院に就職し、定年退職までの 44 年間、順天堂に勤務して参りました。 その間、厚⽣省看護研究研修センター教員養成コースの研修を受講し、順天堂看護専門学校で 6 年間専任教員として勤務しました。その後、看護短⼤として本郷から浦安への移転が決まった為、 病院に戻りました。特別病棟や内科病棟での患者さんとの出会いや看護実践から、「糖尿病患者の 合併症予防が健康寿命を高める上で重要であり、看護の役割は⼤きい」ことに関心を持ちました。 そこで、合併症の予防に関する患者教育や経済効果について学ぶため、専修⼤学経済学部で 学び、⼤学院で研究テーマとして纏めました。看護部長としては 7 年 10 か月務めました。 組織づくりや人員配置、病院体制づくりなど、経済学で学んだことは、看護マネジメントを する上で役立ちました。その間の歴代の院長でありました新井先⽣、髙崎先⽣、代田先⽣のリー ダーシップの下、病院運営にも関わり、示唆をいただきました。外部活動では、日本看護協会の データベース構築事業の委員、東京都看護協会の財政担当理事の依頼を受け活動を続けて おります。これもひとえに、先輩諸氏の皆様の長年に亘る温かいご指導、ご支援の賜物と思って おります。家庭では、2 人の息子の母となり、子育て中は職場の上司の理解はもとより、とりわけ義母、 母、夫の協力のおかげで、育児休暇のない時代、産前・産後休暇以外は休まず勤務いたしました。 家族にも感謝しております。今後は健康に留意し、僅かなりともご芳情に報いたいと存じます。 何卒今後ともご指導ご鞭撻を賜りたく、お願い申し上げます。 (順天堂医院 元看護部長) 内部監事 

照沼 則子

瑞宝双光章を受章して

小川理事長に受章のご報告

(22)

この度、平成 28 年度科学技術分野の文部科学⼤臣表彰若手科学者賞を受賞いたしました。 これまで研究に対し真摯にご指導下さいました宮下保司先⽣をはじめ、共同研究などでサポートして 下さいました諸先⽣方に厚く御礼申し上げます。今回の受賞は、サルを用いた長期記憶の脳内 メカニズムの研究成果が評価されてのことですが、サルを用いた神経科学研究は日本が世界を リードしている研究分野の一つと言えます。先人たちが積み重ねてきた経験・知見が無ければ、 我々若手の研究が進むことはないことを改めて噛み締めています。 記憶の脳内メカニズムは、古くから脳損傷患者を対象とした神経心理学により研究が進められて きました。神経心理学がもたらすマクロスコピックな知見に対して、個々の記憶関連細胞の はたらきといったミクロスコピックな知見は、主に電気⽣理学や分子細胞⽣物学を用いた 研究により蓄積されてきました。私自身も、⼤学院に⼊った当初は脳機能イメージング法を 用いたマクロスコピックな記憶回路の研究に携わり、その後に電気⽣理学的手法を用いた ミクロスコピックな記憶回路の研究に携わりました。しかし、スケールの異なる脳のはたらきが どのように関連しているのかは、ほとんど明らかにされていませんでした(これは記憶だけで なく他の脳機能でも同様だと思います)。そこで、記憶課題遂行中のサルの複数の記憶関連 領域から同時に神経活動を計測し、領域間を伝達する神経活動が長期記憶の想起にどのように 関与しているかを調べることにしました。また、神経活動を皮質層レベルで計測・解析する 手法を開発しました。その結果、高次記憶関連領域からのトップダウン信号が低次記憶関連 領域に皮質層特異的に伝達することが、記憶想起成功に必要であることを見出しました。 こうした研究成果は、メゾスコピックな記憶 回路の解明に向けた小さな一歩に過ぎません。 どのような種類の神経細胞が関与しているのか、 この回路が障害されるとどうなるのか、また治療は 可能なのか、研究すべきことはまだまだあります。 今後も諸先⽣方と連携しながら、記憶神経回路の 全容解明に向けて邁進していきたいと思って います。 老人性疾患病態治療研究センター 特任准教授 

竹田 真己

平成28年度 文部科学省『若手科学者賞』の

表彰を受けて

賞状授与の瞬間

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教授就任にあたって

大学院医学研究科産婦人科学教授 医学部産婦人科学講座教授(併任)

北出 真理

この度、平成 28 年 5 月 1 日付けで順天堂⼤学医学部産婦人科学の 講座内教授を拝命いたしました。臨床や教育では主に婦人科分野を 担当しておりますが、この重責には本当に身の引き締まる思いです。 小川秀興理事長、新井 一学長、代田浩之医学部長、天野 篤院長を はじめ、理事会、教授会、同窓会の諸先⽣方には多⼤なるご支援、 ご尽力を賜り、心より深謝申し上げます。特に産婦人科学講座主任教授の竹田 省先⽣、 名誉教授の高田道夫先⽣にはこの度の就任に際して様々なご支援を頂きました。この場を お借りして御礼申し上げます。 私は平成 3 年に順天堂⼤学医学部を卒業し、その後 25 年間に渡り産婦人科医として本学を 中心に勤務して参りました。⼊局当初は新しい手技である腹腔鏡が検査から手術へと変遷する 時期であり、腹腔鏡手術の第一人者である故武内裕之教授に師事しながらその分野に深く傾 倒致しました。腹腔鏡が時代と共に目覚ましく発展する過程を目の当たりにしながら多くの 症例数を経験できた事が、現在の自分の礎になっていると感じております。当科における腹腔鏡 手術件数や内視鏡技術認定医数は現在でも国内トップクラスを維持し、2015 年には竹田 省教授の 指揮の下、日本産科婦人科内視鏡学会学術講演会の主幹校責任者も務めさせて頂き、皆様の ご支援のお蔭で⼤盛況の内に終えることができました。今後は世界に通用する安全で確実な 手術手技を後進に広く伝承し、腹腔鏡手術のさらなる普及や発展に努めたいと考えております。 また 2014 年には、院内に女性アスリート外来を開設するに至りました。これは女性スポーツ 研究センターが関与する私立⼤学戦略的研究基盤形成支援事業の一つですが、学部や診療科を 超えた連携のもとに、女性アスリートが長期的に高い競技力を継続できるよう総合的に支援 する事がコンセプトです。2020 年東京オリンピックに向けて、この分野にもさらに力を⼊れて いきたいと考えております。 産婦人科分野では女性医師の割合が年々増加 傾向にありますが、妊娠・出産に伴う離職率の 増加が全国的な医師不足に拍車をかけているのも 事実です。今後は、出産後の女性医師が無理なく 復職できるシステムの整備や人材育成にも、尽力 させて頂ければ幸いです。 浅学菲才の身ではございますが、微力ながら 順天堂⼤学のさらなる発展に少しでも貢献できるよう、 誠心誠意努力してまいります。皆様には今後とも ご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

教授就任

北 きた 出で 真ま理り 【学歴及び職歴】 平成 3 年 3 月 順天堂大学医学部卒業 平成 3 年 6 月 順天堂大学医学部産婦人科学講座入局(専攻生) 平成 5 年 5 月 国際親善総合病院産婦人科医員(産科研修) 平成 6 年 7 月 順天堂大学医学部産婦人科学講座 助手 平成12年 4 月 医学博士取得(順天堂大学) 平成15年 1 月 順天堂大学医学部産婦人科学講座 臨床講師 平成19年 4 月 順天堂大学医学部産婦人科学講座 准教授 平成26年 9 月 順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科         女性スポーツ研究センター 副センター長(併任) 平成28年5月1日より現職 北出 真理 教授

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順天堂⼤学では海外から臨床見学の医学部短期研修⽣を受け⼊れており、2015 年度は 196 名を受け⼊れました。研修期間は1週間から 6 ヶ月に及びます。

JUIC では 2016 年 3 月から、⼤北葉子特任教授が月曜日の午前中に短期研修⽣に対して、 英語で「日本⼊門(Introduction to Japan)」と「日本語(Japanese Language)」の授業を 始めました。3 月からの 7 週間で、のべ 74 人が受講しています。 「日本⼊門」では、地理、気候、動植物、宗教、人口、 地方自治体、教育制度、社会保障、歴史など日本に ついての基礎的な知識の他に地震についてそのメカニズム (海溝型と内陸型、津波など)、緊急地震速報、地震への 対処方法などを説明しています。夏にかけては梅雨や 台風などの情報も加える予定です。 「日本語」の授業は簡単な挨拶から始まり、婉曲的な 表現など社会言語的な知識も教えています。基本的に 来日直後の第 1 週に授業を行っていますが、第 2 週以降も 授業を希望する学⽣には学⽣の希望に応じて、授業を 行っています。短期研修⽣の日本に対する知識を深め、 また日本での⽣活がより安全で円滑になるように支援 していきたいと思っています。 今後とも皆様のご支援とご指導を賜りますようお願い 申し上げます。 5 月 31 日(火)、16 時から本郷・お茶の水キャンパス センチュリータワー地下ホールにおいて、本法人所属の 永年勤続者 305 名の表彰式が執り行われました。表彰は、 創立記念日の 5 月 15 日現在で満 10 年、20 年、30 年、 40 年勤続の教職員を対象にして行われました。 国際交流センター(JUIC) 特任教授 

大北 葉子

人事部長補佐

岩﨑 幸雄

国際交流センター(JUIC)の近況と教育文化活動

永年勤続者表彰

2016 年 3 月の学生 2016 年 5 月の学生 陽光の降り注ぐ地下ホール

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当日は小川秀興理事長より永年勤続者に向けて各年のトピックスを交えて労いの言葉が 述べられ、表彰状並びに記念品の贈呈が行われました。 そして永年勤続者を代表して、静岡病院看護部の堀江みどり部長より本学の躍進的な発展を 遂げた 40 年を振り返って謝辞が述べられました。 【永年勤続者】(順不同、敬称略) 勤続 40 年 松沢 久子、金木  茂、松本 清美、堀江みどり、稲村 義男、山田 邦光、 増田  稔、柴田昭三郎、安部 勝美 勤続 30 年 桒原 京子、佐藤 裕之、廣瀬 伸良、小川  薫、三宅 一德、一宮 洋介、 横山 利幸、新島 新一、山口 良子、松田 浩則、山﨑 淳子、宮永  弥、 横山 晶子、馬場 喜弓、堀口 園子、園上 浩司、福地みどり、臼井 典子、 今田 春子、阿部 幸雄、⼤木美枝子、黒崎 郁子、横山由香利、北林 浩光、 平池 康子、池田 理香、小林 弘美、石田 利江 勤続 20 年 松岡 周二、鈴木  勉、冨木 裕一、⽣木 光代、永原 章仁、⼤林  治、 最上 敦彦、須賀  康、卜部 貴夫、丸山祐一郎、石井 尚登、岩沼 佳見、 植木 理恵、田邉  豊、手塚さつき、神山美千代、植松 由紀、岡  美穂、 篠崎 暁子、伊藤  忍、坂井由紀江、廣田 則子、佐藤  旭、近嵐 昌子、 中本 淳一、宮原  克、村田 直美、羽田 容子、村山 哲史、今井 和子、 板垣 嘉弘、高橋 佐江、加藤和歌子、鈴木 美佐、佐川 幸子、樋口とも子、 勝又 博司、藤原 昌子、今田 綾子、堀内 奈美、佐藤 真希、島守 洋子、 斉藤 健司、⼤山  実、新井 苗子、河野留美湖、林  英範、肥田  徹、 金澤 好江、松林 澄人、宗  村盛、塚田 直樹、⼤橋久美子、海老名 幸 勤続 10 年 佐瀬 一洋、齊藤 光江、石島 旨章、中野 信浩、谷田 以誠、橋本 良太、 坂本 直人、松本 健史、浅岡 ⼤介、今  一義、合田 朋仁、野澤 和久、 松下 雅和、小笠原倫⼤、池田 富貴、髙橋  健、久田  研、國安 哲史、 五藤 倫敏、松永 健志、近藤 聡英、髙木 辰哉、川崎 隆之、⼤熊 慶湖、 林  礼人、古川 正幸、川越いづみ、原  厚子、田村 好史、奥澤 淳司、 廣津 信義、寺岡三左子、仁科 聖子、片桐  彰、佐藤 文彦、岩崎 友弘、 湯浅 崇仁、横山  健、小谷野 肇、志村 秀樹、小笠原有紀、野中 宣秀、 ⼤沢 亜紀、木下 綾子、鈴木千賀子、神山 具也、前嶋  仁、齋藤 朝子、 木戸 健治、平間未知⼤、有髙奈々絵、林 健太郎、前田 公一、蒲谷 尚子、 吉田 舞子、笹野 幸春、渡辺千恵子、横山麻友美、齋藤 身和、中澤 杏那、

参照

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廃棄物処理責任者 廃棄物処理責任者 廃棄物処理責任者 廃棄物処理責任者 第1事業部 事業部長 第2事業部 事業部長

管理 ……… 友廣 現場責任者及び会計責任者、 研修、ボランティア窓口 …… 是永 利用調整、シフト調整 ……… 大塚 小口現金 ……… 保田

現場責任者及び会計責任者、 研修、ボランティア窓口 …… 是永 利用調整、シフト調整 ……… 園山 小口現金 ……… 保田

管理者:小関 責任者 :中島 補佐:竹本