• 検索結果がありません。

当科顔面神経外来における最近の臨床統計

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "当科顔面神経外来における最近の臨床統計"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

(歯科口腔外科〉

O

藤 井 俊 治 ・ 阿 部 慶 主 主 ・ 真 中 信 之 ・ 河 奈 文 彦 ・ 北 代 俊 二 ・ 扇 内 秀 樹 ・ 河 西 一 秀 最近,生体の臓器や組織の修復・置換のために種々 の生体用材料を用いて人工臓器が開発され,広く臨床 に使用されている.歯科口腔外科領域でも顎骨組織, 歯牙などの欠損に生体用材料を応用して形態・機能の 回復を試みる基礎的,臨床的研究が報告されている. 当科においても種々の生体用材料を用いてReplac -ment Surgeryを行なっているが,今回は Dental1m-plantの臨床について術後I年以上経過した症例の概 要を報告する. 対象は当科を受診した患者のうち全身疾患を持たな いもので,比較的Dental1Qが高く,治療に協力的な 24歳から63歳までの男性15名,女性15名の計30名であ る. Dental 1mpleant材料は京都セラミック社製酸化ア ルミナセラミッグ (AI2

0

3),USA Park Dental社製化 チタニウム, USA Oratronics社製酸化チタニウム (Ti)を用いた. 方法は骸植が予定される部位のX線撮影像に試用さ れた1mplant材料を,局麻下に口腔粘膜を切開,骨を 歯科用エンジンにてdrillingおよびchannelingを行 ない,付属の専用器具を用いて埋入した.一部の症例 には審美的および固定的見地より temporarycrown を装着した.その後通法にしたカ1いImplantに適した 暁合機能を有するCrownBridgeを装着した. 症例の平均年齢は男性46.5歳,女性43.9歳で,部位 別では下顎臼歯部17例,上顎臼歯部7例,上顎前歯部 6例であった.Implant材料ではAl2

0

3-screwtypeが 19例, AI2

0

3-T typeが6例, Ti-blade typeが5例で あった.Implant術後上部構造物補綴日数は最短8白. 最長618日で,平均78日であった.この上部構造物の材 質はporcelain,gold, paIIadiumなど多種にわたって おり,隣在歯との Bridgeとなっていた.Implantを撤 去しなければならないような症例はなし術後最長経 過症例は3年 5カ月を経過しており 2年以上経過し た症例が17例を占めていた. 質問 (糖尿病センター〕大森安恵 耐久性, infectionの問題について? 応答 (口腔外科〉藤井俊治 3年半が最長, 10年以上の例はある.感染は抜歯と 同程度の率と考えて良いと思う. 61 追加 (口腔外科〉河西一秀 1)骨膜下インプラントの大きな症例ですが,インプ ラント後1年で l部炎症が起って除去をする必要にせ まられています.力学的又術後の清掃がうまく L、かな いとこのようになります.

2

)

歯内インプラン卜の例でもともと動揺のある歯 をインプラントでとめようと試みてもともと炎症で揺 れている歯をただとめただけではだめで消炎が十分に 行なわれていなければ,たちまち除去する運命にあり ます. 3) 4) 5) 自分の歯芽がしっかりとしていれば必ずしもインプ ラントでなくとも固定ブリフヂを装着することが出来 る例を出しました.

8

.

当科顔面神経外来における最近の臨床統計 (耳鼻咽喉科〉 O永末裕子・久喜まき子・鬼沢真由美・ 代 田 文 彦 ・ 石 井 哲 夫 当科顔面神経外来において,昭和57年4月より昭和 60年

3

月末までの過去

3

年間に経過観察を行なった 164例の治癒傾向について比較検討した. 症例はBeII麻痔95例, Hunt症候群28例外傷性麻痔 12例,聴神経腫蕩術後麻痔12i列U,慢性中耳炎および中 耳炎術後麻庫7例,耳下腺腫蕩術後麻薄3例,その他 7例で,それぞれの疾患につき,完全治癒のものと, 6カ月以上の観察期間で不完全治癒のものとを比較 し予後を左右する因子を考察した. BeII麻痔と Hunt症候群は完全治癒率が90%以上で あり,完全治癒した症例のうち80%の者が2カ月以内 に治癒しており, 88%の者は, 3カ月以内に治癒した. 外傷,手術等の神経の直接損傷によるものや,Nerve Excitability Test (NET)で異常を認めるものは,治 癒率が悪く, NETは予後早期診断に重要な検査であ ることが確認された. また当科で、は, ATP,ステロイド剤, ビタミン剤等 の薬物療法の他に,難治例に対して通電針治療を併用 しているが,かなりの好成績をあげている. 質問 (口腔外科〉 発症後 4~5 カ月以上たって治りの悪い症例に対し て何か治療を行なっているのか針治療と針麻酔のメカ ニズムの違い. 応答 〔耳鼻科〉 1.発症後 1年くらいまでは針治療を行なってい る

(2)

-891-62

2

.

当科では電気で顔面筋を他動的に動かすことを 目的に,その治療点として東洋医学の“ツボ"を使用 しているので,針麻酔と当科で行なっている針治療の 意味は全く異なる. 9.前頭j同結石のl症例 (第二病院耳鼻咽喉科〉 。 宮 野 良 隆 ・ 相 津 晴 子 ・ 荒 牧 元 今団,我々は比較的マレとされる前頭洞結石症を経 験したので若干の考察と共に報告したレ. 症例は

4

7

歳男性で前頭部頭重感を主訴に来院した患 者である. 現病歴として昭和59年2月初旬より前頭部痛,咽頭 痛が出現し,特に臥床時に増強した.又,同時に両眼 がかすむ感じがあった. 耳鼻科学的所見としては左鼻内にポリープが存在す る以外,病的所見は認められなかったが同時に撮影さ れた

x-p

にて前頭洞内に結石様陰影がみられた. 既往歴としては,慢性肝炎,糖尿病がみられた他, 昭和55年当科にて前頭洞手術の既往が認められた. CT撮影にて左前頭洞内にhighdensity massが存 在し, osteomaに相当する像を得た. これらにより,我々は前頭洞内結石症の診断下に手 術を施行した. 手術は前頭

i

向オギノ式手術により行なわれ,前頭洞 内に2X1.5cmの結石を認め,摘出した.又,同時に鼻 ポリープ摘出術および節骨蜂巣開放術を行なった. 前頭洞結石症は比較的マレな疾患であり, 自覚症も 少なく,発育も緩慢であるため,発見される事が

d

な い疾患である. 今回,我々は手術時所見と共に摘出した結石を呈示 し報告したい. 質問 (耳鼻科〉石井哲夫 耳鼻咽喉科領域でも好酸球増多例をみますが, cationic proteinは問題となるのでしょうか? 応答 (循環器内科〉関口 守衛 好酸球増多があると心臓病が必発するとは限らない のですが,好酸球がある不明の原因によって脱穎粒を 生じた場合に血液中にcationicproteinが増大しt心臓 毒になると考えられています. この方面は未知の領域 が多いのです. 質問 (糖尿病センター〕大森安恵 本疾患の場合にみられる心電図変化の特徴は? 応答 (循環器内科)関口 守衛 好酸球増多症ないし好酸球よりの脱穎粒が増加した 一-892 結果おこる心疾患の場合の心電図変化はほとんどあら ゆるものが出るといってよいと思います〔関口ら-臨 床科学, 20: 832, 1984). 10.上室性頻拍を主徴とし好酸球増多症を合併した 23歳男性例 。関口 守衛・鴨川由美子・岳 マチ子・ 小笠原定雄・大西 哲 ・ 青 崎 正 彦 (心研内科〉広沢弘七郎 23歳男性, 12歳時に偶然、学校で脈を測ったら心拍数 が多いのに気付いたことがある.17歳時に感冒擢患時 に近医受診し,心拍数180/分と心陰影拡大を指摘され て某院に入院,好酸球増多症(2.500-4,000/mmりを 指摘された.同年東京女子医大心研受診.心拍138/分 で上室性頻拍が認められ入院した.プロカインアミド, プロプラノロール,キニジン,ジソピラミドや電気除 細動などおこなうも奏効せずジゴキシン投与20日頃か ら徐々に心拍数が正常化した.当時の心カテ所見では 心内圧正常,電気生理学的検査でも著変をみなかった. そこで右室からの心内膜心筋生検が行なわれ,心筋細 胞の配列の乱れ,断裂の他に心筋間質の線維化が認め られ心筋炎後変化かと考えられた.然しむ内膜肥厚や 好酸球浸j閏は認められなかった.その翌年再度某院に 5日間入院したことがある.22歳時に頻拍による動停 が強くなり,心電図では2 1の心房粗動,一過性心 房細動を,ホノレター心電図では心拍数230/分 の 狭 い QRS幅の上室性頻拍と一見心室頻拍を思わせる幅広 いQRS波の心室内変形伝導の上室性頻拍の混在を認 めた.基本的心電図はし、わゆる左房調律型の異常性心 房調律では実肥大所見を伴っていた.心カテ所見では 左 右 心 内 圧 正 常 で , 心 係 数3_6l/分

/

m

'

,左室駆血率 53%,冠状動脈像は正常であった.電気生理学的検査 でのoverdrivesuppressionでは著変なく洞機能障害 は認められなかったが異所性自動能克進が示唆され た.なお頻拍当時の心胸比は58%であったが,それが 改善した4週後では50%であった.そこで右房,右室 の心内膜心筋生検を施行した.右房では心内膜肥厚と 心筋間質線維化を,右室では僅かに間質線維化をみた. 本例は好酸球性心疾患と考えられ,心房にも病変が 波及したと思われ,上室性不整脈の一因に好酸球の免 疫学的異常反応による心毒性変化を考える必要性を示 唆する症例である. 11.感染性心内膜炎に擢患後, Bentall法と僧帽弁 置換術を同時に施行し,順調に経過し得たマル

参照

関連したドキュメント

単変量解析の結果,組織型が境界域ではあった

健学科の基礎を築いた。医療短大部の4年制 大学への昇格は文部省の方針により,医学部

 CTD-ILDの臨床経過,治療反応性や予後は極 めて多様である.無治療でも長期に亘って進行 しない慢性から,抗MDA5(melanoma differen- tiation-associated gene 5) 抗 体( か

 スルファミン剤や種々の抗生物質の治療界へ の出現は化学療法の分野に著しい発達を促して

 神経内科の臨床医として10年以上あちこちの病院を まわり,次もどこか関連病院に赴任することになるだろ

therapy後のような抵抗力が減弱したいわゆる lmuno‑compromisedhostに対しても胸部外科手術を

単に,南北を指す磁石くらいはあったのではないかと思

増田・前掲注 1)9 頁以下、28